JPH1069555A - 車両運行情報収集装置、車両運行情報解析装置、車両運行情報収集方法及び車両運行情報解析方法 - Google Patents

車両運行情報収集装置、車両運行情報解析装置、車両運行情報収集方法及び車両運行情報解析方法

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JPH1069555A
JPH1069555A JP22690196A JP22690196A JPH1069555A JP H1069555 A JPH1069555 A JP H1069555A JP 22690196 A JP22690196 A JP 22690196A JP 22690196 A JP22690196 A JP 22690196A JP H1069555 A JPH1069555 A JP H1069555A
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JP
Japan
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data
operation information
fuel consumption
vehicle
vehicle operation
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JP22690196A
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English (en)
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Tadashi Ozeki
忠 大関
Atsushi Sakano
淳 坂野
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Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 運行状況をより細かい内容で解析、評価し正
確な運転指導管理を行う。 【解決手段】 生成された高燃費発生−運行状況グラフ
データにより高燃費発生−運行状況グラフをディスプレ
イ上に表示あるいはプリントアウトすることにより、高
燃費発生状況と運行状況(車両走行状況)を関連づけて
視覚的に把握することができ、容易に適切な乗務員指導
及び運行管理を行うことができる。また、生成された燃
費−運行状況グラフデータにより燃費−運行状況グラフ
をディスプレイ上に表示あるいはプリントアウトするこ
とにより、燃費と運行状況との関係を関連づけて把握す
ることができ、容易に適切な乗務員指導及び運行管理が
行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両運行情報収集
装置、車両運行情報解析装置、車両運行情報収集方法及
び車両運行情報解析方法に係り、特に時々刻々変化する
トラック等の車両の速度及び車両の運行状態を示す情報
を含む車両運行情報をディジタルデータの形で収集、記
録し、この記録されたディジタルデータである車両運行
情報データを解析する車両運行情報収集解析システムに
用いられる車両運行情報収集装置、車両運行情報解析装
置、車両運行情報収集方法及び車両運行情報解析方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】第1従来例 図18に車両運行情報収集解析システムの概要構成図を
示す。車両運行情報収集解析システム80は、大別する
と、車両81に搭載され、時々刻々変化する速度、運行
状態等を監視し、得られた信号をディジタルデータであ
る運行記録データに変換して不揮発性の記録媒体である
ICメモリカード82に記録する、いわゆる、ディジタ
ルタコグラフと呼ばれる車載装置83と、車両81を管
理するための事務所等に配置され、車載装置83によっ
て収集、記録された運行記録データをICメモリカード
82から読み取り、車両管理に必要な車両運行情報を解
析する解析装置84と、を備えて構成されている。
【0003】車載装置83には、車両81のトランスミ
ッション85に取り付けられた回転センサにより車軸の
回転数に比例した周波数のパルス信号が入力される。車
載装置83は、入力されたパルス信号をサンプリングし
て演算を行なって、瞬時速度データ及び走行距離データ
を算出するとともに、瞬時速度データ及び走行距離デー
タに所定のデータ圧縮処理を行なって装着されたICメ
モリカード82にディジタルデータである運行記録デー
タとして記録する。
【0004】解析装置84は、車載装置3から取り外し
たICメモリカード82が装着されると、ICメモリカ
ード82から運行記録データを読み取って、フレキシブ
ルディスクドライブ、光ディスクドライブ、ハードディ
スクドライブ等の外部記憶装置87を介してフレキシブ
ルディスク、光ディスク、ハードディスク等の記録媒体
に保存すべく登録(記録)するとともに、登録した運行
記録データに基づいて車両情報を解析し、プリントアウ
トや表示を行なう。
【0005】さらに解析装置84は、ICメモリカード
82の初期化や各種設定データの記録等を行なう。上記
従来の車両運行情報収集解析システムにおいては、車載
装置83にICメモリカードが装着されたことを検出し
て、運行開始(出庫)であると認識し、次に車載装置か
らICメモリカード82が取り外されたことを検出して
運行終了(入庫)であると認識し、当該運行開始から運
行終了までを一運行期間と定義し、当該一運行期間中の
運行記録データを作成する。
【0006】しかしながら、上記従来の車両運行情報収
集解析システムにおいては、運行状況を車速、走行距離
等で評価していたため、例えば、必要以上に長いアイド
リングや無用な空ぶかし等、より細かい内容で運行状況
を解析、評価することができないという問題点があっ
た。第2従来例 これを解決すべく、特開昭59−119494には、少
なくともエンジンのクランク軸の回転数を検出する回転
センサ及びエンジンの燃料の流量を検出する燃料流量セ
ンサを設け、これらのセンサの出力に基づいてエンジン
の総回転数と燃料消費量とを算出して、総回転数及び燃
料消費量を記録するという発明が開示されており、車両
の運行状況に対応するエンジンの総回転数及び燃料消費
量に基づいて運行管理及び運転者間の比較をすることに
よって効率的な運転指導管理を行える旨、並びに部品の
消耗状態などをより正確に把握できる旨が記載されてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記第
2従来例においては、燃料消費量の増加時の情報を記録
し、表示しあるいは警報する等の使用に止まり、車両の
運行状況との関連については全く分からないという問題
点があった。
【0008】従って、走行速度及び急加減速などに起因
して燃料消費率が高くなる明確な理由などを指摘するこ
とはできず、例えば、必要以上に長い暖機運転や無用の
空ぶかしなど、運行状況をより細かい内容で解析、評価
して正確な運転指導管理を行うことはできないという問
題点があった。
【0009】そこで、本発明の目的は、運行状況をより
細かい内容で解析、評価して正確な運転指導管理を行う
ことが可能な車両運行情報収集装置、車両運行情報解析
装置、車両運行情報収集方法及び車両運行情報解析方法
を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
車両に搭載され、当該車両の運行情報データを記録媒体
に収集、記録する車両運行情報収集装置において、外部
より入力される燃料消費データ及び前記車両の速度に相
当する速度データに基づいて前記車両の燃料消費率を演
算し、燃費データとして出力する燃費演算手段と、前記
演算した燃料消費率が所定の基準燃料消費率よりも高い
か否かを判別する判別手段と、前記判別により前記演算
した燃料消費率が前記基準燃料消費率よりも高い場合に
前記燃費データに基づいて高燃費発生データを生成し、
前記高燃費発生データを前記運行情報データに含ませて
前記記録媒体に記録する高燃費データ記録手段と、を備
えて構成する。
【0011】請求項1記載の発明によれば、燃費演算手
段は、外部より入力される燃料消費データ及び前記車両
の速度に相当する速度データに基づいて前記車両の燃料
消費率を演算し、燃費データとして判別手段に出力す
る。判別手段は、演算した燃料消費率が所定の基準燃料
消費率よりも高いか否かを判別し、高燃費データ記録手
段は、判別により演算した燃料消費率が基準燃料消費率
よりも高い場合に燃費データに基づいて高燃費発生デー
タを生成し、高燃費発生データを運行情報データに含ま
せて記録媒体に記録する。
【0012】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記運行情報データは、前記燃費データを
含むように構成する。請求項2記載の発明によれば、請
求項1記載の発明の作用に加えて、運行情報データは、
燃費データを含んで記録媒体に記録される。
【0013】請求項3記載の発明は、請求項1または請
求項2記載の発明において、前記高燃費発生データは、
高燃費状態が発生した時刻を表す高燃費時刻データを含
むように構成する。請求項3記載の発明によれば、請求
項1または請求項2記載の発明の作用に加えて、高燃費
発生データは、高燃費状態が発生した時刻を表す高燃費
時刻データを含んで記録媒体に記録される。
【0014】請求項4記載の発明は、請求項1乃至請求
項3のいずれかに記載の車両運行情報収集装置におい
て、前記運行情報データは、車両の走行状態を表す走行
状態データを含むように構成する。請求項4記載の発明
によれば、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の車
両運行情報収集装置において、運行情報データは、車両
の走行状態を表す走行状態データを含んで記録媒体に記
録される。
【0015】請求項5記載の発明は、請求項4記載の発
明において、前記走行状態データは、急加減速発生デー
タ、速度データ及びエンジン回転数データを含むように
構成する。請求項5記載の発明によれば、請求項4記載
の発明の作用に加えて、走行状態データは、急加減速発
生データ、速度データ及びエンジン回転数データを含ん
で記録媒体に記録される。
【0016】請求項6記載の発明は、請求項1乃至請求
項5のいずれかに記載の発明において、前記演算した燃
料消費率が所定の基準燃料消費率よりも高い場合に当該
旨をユーザに告知する告知手段を備えて構成する。請求
項6記載の発明によれば、請求項1乃至請求項5のいず
れかに記載の発明の作用に加えて、告知手段は、演算し
た燃料消費率が所定の基準燃料消費率よりも高い場合に
当該旨をユーザに告知する。
【0017】請求項7記載の発明は、請求項1乃至請求
項6のいずれかに記載の車両運行情報収集装置の前記記
録媒体から前記運行情報データを読み出して運行情報の
解析を行う車両運行情報解析装置であって、前記記録媒
体から前記高燃費発生データを読み出す高燃費データ読
出手段と、読み出した前記高燃費発生データに基づいて
高燃費発生−運行状況グラフデータを生成する高燃費グ
ラフデータ生成手段と、を備えて構成する。
【0018】請求項7記載の発明によれば、高燃費デー
タ読出手段は、記録媒体から高燃費発生データを読み出
し、高燃費グラフデータ生成手段は、読み出した高燃費
発生データに基づいて高燃費発生−運行状況グラフデー
タを生成する。請求項8記載の発明は、請求項7記載の
発明において、前記高燃費発生−運行状況グラフデータ
に基づいて高燃費発生−運行状況グラフを出力する高燃
費グラフ出力手段を備えて構成する。
【0019】請求項8記載の発明によれば、請求項7記
載の発明の作用に加えて、高燃費グラフ出力手段は、高
燃費発生−運行状況グラフデータに基づいて高燃費発生
−運行状況グラフを出力する。請求項9記載の発明は、
請求項2乃至請求項5のいずれかに記載の車両運行情報
収集装置の前記記録媒体から前記運行情報データを読み
出して運行情報の解析を行う車両運行情報解析装置であ
って、前記記録媒体から前記燃費データを読み出す燃費
データ読出手段と、読み出した前記燃費データに基づい
て燃費−運行状況グラフデータを生成する燃費グラフデ
ータ生成手段と、を備えて構成する。
【0020】請求項9記載の発明によれば、燃費グラフ
データ生成手段は、記録媒体から燃費データを読み出す
燃費データ読出手段と、読み出した燃費データに基づい
て燃費−運行状況グラフデータを生成する。請求項10
記載の発明は、請求項9記載の発明において、前記燃費
−運行状況グラフデータに基づいて燃費−運行状況グラ
フを出力する燃費グラフ出力手段を備えて構成する。
【0021】請求項10記載の発明によれば、請求項9
記載の発明の作用に加えて、燃費グラフ出力手段は、燃
費−運行状況グラフデータに基づいて燃費−運行状況グ
ラフを出力する。請求項11記載の発明は、車両の運行
情報を記録媒体に収集、記録する車両運行情報収集方法
において、外部より入力される燃料消費量及び前記車両
の速度に基づいて前記車両の燃料消費率を演算する燃費
演算工程と、前記演算した燃料消費率が所定の基準燃料
消費率よりも高いか否かを判別する判別工程と、前記判
別により前記演算した燃料消費率が前記基準燃料消費率
よりも高い場合に高燃費状態が発生した旨を表す高燃費
情報を前記運行情報に含ませて前記記録媒体に記録する
高燃費発生記録工程と、を備えて構成する。
【0022】請求項11記載の発明によれば、燃費演算
工程は、外部より入力される燃料消費量及び車両の速度
に基づいて車両の燃料消費率を演算する。判別工程は、
演算した燃料消費率が所定の基準燃料消費率よりも高い
か否かを判別し、高燃費発生記録工程は、判別工程の判
別により演算した燃料消費率が基準燃料消費率よりも高
い場合に高燃費状態が発生した旨を表す高燃費情報を運
行情報に含ませて記録媒体に記録する。
【0023】請求項12記載の発明は、請求項11記載
の発明において、前記運行情報は、前記燃料消費率に相
当する燃費情報を含むように構成する。請求項12記載
の発明によれば、請求項11記載の発明の作用に加え
て、運行情報は、燃料消費率に相当する燃費情報を含ん
で記録媒体に記録される。
【0024】請求項13記載の発明は、請求項11又は
請求項12記載の発明において、前記高燃費情報は、前
記高燃費状態が発生した時刻に対応する時刻情報を含む
ように構成する。請求項13記載の発明によれば、請求
項11又は請求項12記載の発明の作用に加えて、高燃
費情報は、高燃費状態が発生した時刻に対応する時刻情
報を含んで記録媒体に記録される。
【0025】請求項14記載の発明は、請求項11乃至
請求項13記載の発明において、前記運行情報は、車両
の走行状態を表す走行状態情報を含むように構成する。
請求項14記載の発明によれば、請求項11乃至請求項
13記載の発明の作用に加えて、運行情報は、車両の走
行状態を表す走行状態情報を含んで記録媒体に記録され
る。
【0026】請求項15記載の発明は、請求項14記載
の発明において、前記走行状態情報は、急加減速発生情
報、速度情報及びエンジン回転数情報を含むように構成
する。請求項15記載の発明によれば、請求項14記載
の発明の作用に加えて、走行状態情報は、急加減速発生
情報、速度情報及びエンジン回転数情報を含んで記録媒
体に記録される。
【0027】請求項16記載の発明は、請求項11乃至
請求項15のいずれかに記載の発明において、前記演算
した燃料消費率が所定の基準燃料消費率よりも高い場合
に当該旨をユーザに告知する告知工程を備えて構成す
る。請求項16記載の発明によれば、請求項11乃至請
求項15のいずれかに記載の発明の作用に加えて、告知
工程は、演算した燃料消費率が所定の基準燃料消費率よ
りも高い場合に当該旨をユーザに告知する。
【0028】請求項17記載の発明は、請求項11乃至
請求項16のいずれかに記載の車両運行情報収集方法に
用いられる前記記録媒体から前記運行情報を読み出して
運行情報の解析を行う車両運行情報解析方法において、
前記記録媒体から前記高燃費発生情報を読み出す高燃費
情報読出工程と、読み出した前記高燃費発生情報に基づ
いて高燃費発生−運行状況グラフを生成し、出力する高
燃費グラフ生成出力工程と、を備えて構成する。
【0029】請求項17記載の発明によれば、請求項1
1乃至請求項16のいずれかに記載の車両運行情報収集
方法に用いられる記録媒体から運行情報を読み出して運
行情報の解析を行う車両運行情報解析方法において、高
燃費情報読出工程は、記録媒体から高燃費発生情報を読
み出す。高燃費グラフ生成出力工程は、読み出した高燃
費発生情報に基づいて高燃費発生−運行状況グラフを生
成し、出力する。
【0030】請求項18記載の発明は、請求項12乃至
請求項16のいずれかに記載の車両運行情報収集方法に
用いられる前記記録媒体から前記運行情報を読み出して
運行情報の解析を行う車両運行情報解析方法において、
前記記録媒体から前記燃費情報を読み出す燃費情報読出
工程と、読み出した前記燃費情報に基づいて燃費−運行
状況グラフを生成し、出力する燃費グラフ生成出力工程
と、を備えて構成する。
【0031】請求項18記載の発明によれば、請求項1
2乃至請求項16のいずれかに記載の車両運行情報収集
方法に用いられる記録媒体から運行情報を読み出して運
行情報の解析を行う車両運行情報解析方法において、燃
費情報読出工程は、記録媒体から燃費情報を読み出す。
燃費グラフ生成出力工程は、読み出した燃費情報に基づ
いて燃費−運行状況グラフを生成し、出力する。
【0032】
【発明の実施の形態】次に図面を参照して本発明の好適
な実施形態を説明する。1) 車両運行情報収集解析システムの構成 図1に車両運行情報収集解析システムの概要構成ブロッ
ク図を示す。
【0033】車両運行情報収集解析システム10は、大
別すると、車両に搭載され、時々刻々変化する速度、運
行状態等を監視し、得られた信号をディジタルデータに
変換して不揮発性の記録媒体であるICメモリカード1
1に記録する車載装置12と、車両81を管理するため
の事務所等に配置され、車載装置12によって収集、記
録されたディジタルデータをICメモリカード11から
読み取り、車両管理に必要な車両運行情報を解析する解
析装置13と、を備えて構成されている。
【0034】図2に車載装置の構成ブロック図を示す。
車載装置12は、大別すると、車載装置12全体を制御
するコントローラ15と、図示しない車速センサから出
力される車両速度に応じた周期を有する走行パルス信
号、ブレーキの踏込みに応じて発生されるブレーキ信
号、イグニション(IGN)スイッチがオンの場合に入
力されるIGNオン信号をコントローラ15に入力すべ
くインターフェース動作を行なうインターフェース(I
/F)部16と、時計表示や、各種の警告表示を行なう
ディジタル表示器17と、を備えて構成されている。
【0035】コントローラ15は、制御用プログラムが
格納されたROM18と、信号処理のための各種データ
を格納するRAM19と、図示しないディスプレイイン
ターフェース及び図示しないコネクタを介してICメモ
リカード11が着脱自在に装着されるメモリカードイン
ターフェース(メモリI/F)部20と、実車/空車切
換スイッチ、高速道路走行/一般道路走行切換スイッ
チ、荷積み/荷下ろし設定スイッチ、時計合せスイッチ
等の各種スイッチが設けられ設定入力を行なう操作入力
部21と、燃料消費量及び走行距離から燃料消費率(以
下、燃費という。)を演算し燃費データFPを出力する
燃費計22と、エンジンの回転数を検出しエンジン回転
数信号ERを出力するエンジン回転数センサ23と、を
備えている。
【0036】図3に解析装置の構成ブロック図を示す。
解析装置13は、解析装置全体を制御するコントロール
部25と、コントロール部25へ各種データを入力する
ための入力装置26と、解析結果、運行管理表等を表示
する各種情報を表示するディスプレイ装置27と、フレ
キシブルディスク(FD)29に各種データを保存する
外部記憶装置としてのフレキシブルディスクドライブ
(FDドライブ)28と、コントロール部25に内蔵さ
れ、制御プログラム等を格納する外部記憶装置としての
ハードディスクドライブ30と、コントロール部25に
接続され各種データをプリントアウトするプリンタ31
と、ICメモリカード11にデータを書込みあるいはI
Cメモリカード11のデータを読み取るカードリーダラ
イタ(カードR/W)32と、を備えて構成されてい
る。
【0037】次に上記構成を利用した第1実施形態につ
いて説明する。2) 第1実施形態のICメモリカードのデータ格納状
図4にICメモリカード内のデータ格納概念図を示す。
ICメモリカード11内には、大別すると、カード管理
を行うためのカードIDエリア40と、車両運行情報記
録エリア41と、が設けられている。
【0038】カードIDエリア40は、当該ICメモリ
カード11を特定するためのカードIDデータ、当該I
Cメモリカードの初期化日時データ、運行回数データ、
チェックコードデータ、後述する運行データエリア44
の最終データの記録アドレスAnを記録する最終運行デ
ータアドレス記録データ、後述する車速データエリア4
6の最終データの記録アドレスBmを記録する最終車速
データアドレス記録データ、メーカコードデータ等が記
録されている。
【0039】車両運行情報記録エリア41は、車両運行
情報記録エリアの最も低アドレスであるアドレスA0 か
ら高アドレス側(最終運行データアドレス=An)に向
って運行データが順次記録される運行データエリア44
と、運行データエリア44に連続するアドレスを有し未
だ情報が書込まれていない未記録エリア45と、未記録
エリア45に連続するアドレスを有し、車両運行情報記
録エリア41の最も高アドレスであるアドレスB0 から
低アドレス側(最終車速データアドレス=Bm)に向っ
て速度圧縮データが順次記録される車速データエリア4
6と、を備えて構成されている。
【0040】運行データエリア44に記録される運行デ
ータは、固定長の運行IDデータ44Aと、不定長の発
生データ44Bと、を備えて構成されている。運行ID
データ44Aは、速度設定値等の設定値データ、営業所
データ、車両コードデータ、アドレス情報データ、ヒス
トグラムデータ等を備えて構成されている。
【0041】発生データ44Bは、速度オーバーデー
タ、急発進発生時刻データ、高速道路/一般道路切換時
刻データ、1分ごとに車両速度及びエンジン回転数を時
系列で記録した1分時系列データ及び高燃費状態が発生
した時刻を表す高燃費発生データDHFR を備えて構成さ
れている。3) 第1実施形態の車載装置の動作 次に、第1実施形態の車載装置の動作について図5のフ
ローチャートを参照して説明する。
【0042】車載装置12のコントローラ15は、電源
が投入されると、各種イニシャライズ(初期化)処理を
行う(ステップS1)。次にコントローラ15は、IC
メモリカード11が装着されているか否かを判別し(ス
テップS2)、ICメモリカード11が装着されていな
い場合には待機状態となる(ステップS2;No)。
【0043】ステップS2の判別において、ICメモリ
カード11が装着されている場合には、データ収集開始
処理を行う(ステップS3)。より詳細には、メモリカ
ードインターフェース部20を介してICメモリカード
11のメモリカード管理エリア40の内容を読み込み、
IDコードデータが書込まれているか否かを判別し、I
Dコードデータが書込まれている場合には、ICメモリ
カード11が装着されてから取り外されるまでの期間を
一運行期間として定義し、各運行期間毎の運行データを
運行データエリア44に書込み、各運行期間毎の速度圧
縮データを車速データエリア46に書き込むこととな
る。
【0044】次に内部時計から時刻データの読出を行う
時計処理(ステップS4)を行い、前回の速度算出−圧
縮処理(ステップS6、S7)から0.5秒が経過した
か否かを判別し(ステップS5)、0.5秒が経過して
いない場合には処理をステップS8に移行する。
【0045】ステップS5の判別において、前回の速度
算出−圧縮処理(ステップS6、S7)から0.5秒が
経過している場合には(ステップS5;Yes)、走行
パルス信号から速度を算出して、速度データを生成する
(ステップS6)。次に得られた速度データを圧縮して
圧縮速度データとしてICメモリカードの車速データエ
リア46に書き込む(ステップS7)。
【0046】次に燃費計22は、距離カウントを行い
(ステップS8)、燃費算出を行って(ステップS
9)、その結果を燃費データFPとしてインターフェー
ス部16を介してコントローラ15に出力する。ここ
で、燃費算出の方法について、図6を参照して説明す
る。この場合において、燃費計22は二つの流量センサ
を有しており、正常動作時には交互に流量パルスを出力
するように構成されており、連続して一方の流量センサ
が流量パルスを出力した場合には無効パルスとして取り
扱うものとする。
【0047】また、各流量センサの出力1パルス当たり
の燃料の流量は0.002(litter)であるものとし、
流量センサからのパルスの周期を1[msec]単位で計測
するものとする。1時間当たりの燃料消費量をPtと
し、測定対象パルスPP1、PP2 のパルス間隔(周
期)が図6に示すようにt1 +t2 だとすると、 Pt[litter/h]=0.002/(t1 +t2 )×1000×3600 =7200/(t1 +t2 ) で求めることができる。
【0048】同様にして、時刻T1 に求めた燃料消費量
Pt1 及び車速V1 並びに時刻T2に求めた燃料消費量
Pt2 及び車速V2 に基づいて、燃費データDFRは、 FP=(V1 +V2 )/(P1+P2 ) により求められる。
【0049】燃費データFPが出力されると、コントロ
ーラ15は、燃費データFPに対応する燃費が予め設定
した基準燃費データFPREFに対応する燃費を越えてい
るか否か、すなわち、燃費データFPに対応する燃費が
基準燃費データFPREFに対応する燃費より高燃費か否
かを判別し(ステップS10)、燃費データFPに対応
する燃費が基準燃費データFPREFに対応する燃費より
低燃費である場合には(ステップS10;No)、処理
をステップS11に移行する。
【0050】ステップS10の判別により燃費データF
Pに対応する燃費が基準燃費データFPREFに対応する
燃費より高燃費である場合には(ステップS10;Ye
s)、発生データ44Bを作成し、図7に示すような高
燃費状態が発生した時刻を表す高燃費発生データDHFR
(ヘッダ+秒データ+分データ+時データ+日データ+
月データ)を運行データエリア44に記録する(ステッ
プS14)。
【0051】そして高燃費状態が発生した旨をユーザに
告知すべくディジタル表示器17に表示するとともに、
ユーザに当該表示が行われている旨の注意を喚起すべく
図示しないブザーを鳴動させる(BZ処理)を行う(ス
テップS15)。次にコントローラ15は、操作入力部
21の図示しない終了キーが押されたか否かを判別し
(ステップS11)、終了キーが押されている場合に
は、終了処理を行って(ステップS13)、処理をステ
ップS2に移行し、以下、同様の処理を行う。
【0052】ステップS11の判別において終了キーが
押されていない場合には、ディジタル表示器17に通常
表示(時刻表示等)を行い(ステップS12)、処理を
ステップS4に移行して、以下、同様の処理を行う。4) 第1実施形態の解析装置の動作 次に図8の動作処理フローチャートを参照して解析装置
の動作を説明する。
【0053】まず、コントロール部25は、ハードディ
スクドライブ30を駆動することにより制御プログラム
を起動し、この制御プログラムの制御下で処理メニュー
画面をディスプレイ装置27に表示し(ステップS2
1)、入力装置26による選択を待つ(ステップS2
2)。
【0054】入力装置26により行なうべき処理が選択
され(ステップS22)、かつ、カード読み取りが選択
された場合には、カードリーダライタに装着されている
ICメモリカードから車両運行情報を読み取り(ステッ
プS23)、車両運行データの保存を行なう(ステップ
S24)。
【0055】ここで車両運行データの保存処理について
説明する。この場合において、車両運行データの保存
(運行登録)はフレキシブルディスク29に行なわれる
ものとする。まずコントロール部25は、カードリーダ
ライタに装着されているICメモリカードのメモリカー
ド管理エリア40の最終運行データアドレス記録データ
である最終データの記録アドレスAnを読み出す。
【0056】同様にしてコントロール部25は、メモリ
カード管理エリア40の最終速度データアドレス記録デ
ータである最終データの記録アドレスBmを読み出す。
つづいてコントロール部25は、次式により未記録エリ
アの容量である未記録エリア容量データMを求める。
【0057】M=Bm−An−1 次にコントロール部25は、ICメモリカード11のカ
ードIDエリア40、運行データエリア44及び速度デ
ータエリア46から記録データを順次読み取る(ステッ
プS23)。
【0058】そして読み込んだ記録データを、フレキシ
ブルディスク29に記録する。より詳細には、図9に示
すように、求めた未記録エリア容量データMをフレキシ
ブルディスク29の未記録エリア容量データエリア50
に保存(複写)し、メモリカード管理エリア40の記録
データをメモリカード管理保存エリア51に保存し、車
速データエリア44の記録データである車速データを車
速データ保存エリア52に保存し、運行データエリア4
6の記録データである運行データを運行データ保存エリ
ア53に保存する。
【0059】次にコントロール部25は、ICメモリカ
ードの初期化を行ない(ステップS25)、処理をステ
ップS26に移行する。ステップS22の選択によりF
D読み取り処理が選択された場合には、FDドライブに
装着されているデータフレキシブルディスクから運行デ
ータを読み取り(ステップS27)、処理をステップS
26に移行する。
【0060】ステップS22の選択によりカード確認処
理が選択された場合には、カードリーダライタに装着さ
れているICメモリカードを確認するカード確認処理
(ステップS28)、記録されているフリーワード(F
W)の変更処理(ステップS29)及びカード再利用処
理を行なって(ステップS30)、再び処理メニュー画
面をディスプレイ装置に表示して(ステップS21)、
待機状態となる。
【0061】ステップS22の選択により終了処理が選
択された場合には、各種データの退避等の終了処理を行
ない(ステップS31)、処理を終了する。ステップS
25(カード初期化)あるいはステップS27(FD読
取処理)の処理終了後、ステップS26に移行すると、
予め設定された処理設定データファイルの内容を読込
み、運行データの一覧表を作成し表示する運行データ一
覧作成表示処理(ステップS32)、安全管理・車両管
理データ一覧を作成し表示する安全管理・車両管理デー
タ一覧作成表示処理(ステップS33)、所定データに
基づいてグラフを作成し表示するグラフ作成表示処理
(ステップS34)あるいは労務管理データ一覧を作成
し表示する労務管理一覧作成表示処理(ステップS3
5)のうちいずれか一の処理を自動的に選択して処理
し、ステップS36に移行する。
【0062】次にコントロール部は、入力装置の図示し
ないファンクションキーによる選択によって(ステップ
S36)、運行データの一覧表を作成し表示する運行デ
ータ一覧作成表示処理(ステップS37)、安全管理・
車両管理データ一覧を作成し表示する安全管理・車両管
理一覧を作成し表示する運行管理表作成表示処理(ステ
ップS38)、労務管理データ一覧を作成し表示する労
務管理一覧作成表示処理(ステップS39)、所定デー
タに基づいてグラフを作成し表示するグラフ作成表示処
理(ステップS40)、あるいはプリンタによる各種デ
ータのプリントアウトを行なう印刷処理(ステップS4
1)、処理メニュー画面表示(ステップS21)のうち
いずれか一の処理を行ない、以下同様の処理を繰り返す
こととなる。
【0063】ここで、グラフ作成表示処理(ステップS
40)について、図10の処理フローチャート及び図1
1を参照して説明する。先ずコントロール部25は、フ
レキシブルディスク29あるいはハードディスク30に
記録した速度データである圧縮速度データを伸長し、元
の速度データとする(ステップS51)。
【0064】そして得られた速度データに基づいてディ
スプレイ装置27に、図11中に実線で示すように、速
度グラフを表示する(ステップS52)。次に1分時系
列データに基づいてディスプレイ装置27に、図11中
に波線で示すように、エンジン回転数グラフを表示する
(ステップS53)。
【0065】さらに急加減速データに基づいてディスプ
レイ装置27の表示画面下部に、図11に示すように、
急加減速を行った時刻に縦バーを表示する(ステップS
54)。さらにまた、コントロール部25は、高燃費発
生データに基づいて、ディスプレイ装置27の表示画面
下部に、図11に示すように、高燃費状態が発生した時
刻縦バーを表示する(ステップS55)。
【0066】以上の説明のように本第1実施形態によれ
ば、高燃費状態が発生した時刻と当該時刻における走行
状態(車両速度、エンジン回転数及び急加減速状態)と
の関連性を容易に視覚的に把握できるため、乗務員は適
切な走行状態を認識できるとともに、乗務員指導を適切
に行うことができる。
【0067】次に本発明の第2実施形態について説明す
る。5) 第2実施形態のICメモリカードのデータ格納状
図12に第2実施形態のICメモリカード内のデータ格
納概念図を示す。ICメモリカード61内には、大別す
ると、カード管理を行うためのカードIDエリア62
と、車両運行情報記録エリア63と、が設けられてい
る。
【0068】カードIDエリア62は、当該ICメモリ
カード61を特定するためのカードIDデータ、当該I
Cメモリカード61の初期化日時データ、運行回数デー
タ、チェックコードデータ、後述する運行データエリア
64の最終データの記録アドレスAnを記録する最終運
行データアドレス記録データ、後述する車速データエリ
ア66の最終データの記録アドレスBmを記録する最終
車速データアドレス記録データ、メーカコードデータ等
が記録されている。車両運行情報記録エリア63は、車
両運行情報記録エリア63の最も低アドレスであるアド
レスA0 から高アドレス側(最終運行データアドレス=
An)に向って運行データが順次記録される運行データ
エリア64と、運行データエリア64に連続するアドレ
スを有し未だ情報が書込まれていない第1未記録エリア
65と、第1未記録エリア65に連続するアドレスを有
し、車両運行情報記録エリア63の中間のアドレスであ
るアドレスB0 から低アドレス側(最終車速データアド
レス=Bm)に向って速度圧縮データが順次記録される
車速データエリア66と、車速データエリア66に連続
するアドレスを有し、車両運行情報記録エリア63の中
間のアドレスであるアドレスC0(=B0+1) から高
アドレス側(最終エンジン回転データアドレス=Cx)
に向って0.5秒ごとのエンジン回転データが順次記録
されるエンジン回転データエリア67と、回転データエ
リア67に連続するアドレスを有し未だ情報が書込まれ
ていない第2未記録エリア68と、第2未記録エリア6
8に連続するアドレスを有し、車両運行情報記録エリア
63の最も高アドレスであるアドレスD0 から低アドレ
ス側(最終燃費データアドレス=DY)に向って0.5
秒毎の燃費データが順次記録される燃費データエリア6
9と、を備えて構成されている。
【0069】運行データエリア64に記録される運行デ
ータは、固定長の運行IDデータ64Aと、不定長の発
生データ64Bと、を備えて構成されている。運行ID
データ64Aは、速度設定値等の設定値データ、営業所
データ、車両コードデータ、アドレス情報データ、ヒス
トグラムデータ等を備えて構成されている。
【0070】発生データ64Bは、速度オーバーデー
タ、急発進発生時刻データ、高速道路/一般道路切換時
刻データ、1分ごとに車両速度、エンジン回転数及び燃
費をそれぞれ時系列で記録した1分時系列データ(速
度、エンジン回転、燃費)を備えて構成されている。6) 第2実施形態の車載装置の動作 次に 第2実施形態の車載装置の動作について図13の
フローチャートを参照して説明する。
【0071】車載装置12のコントローラ15は、電源
が投入されると、各種イニシャライズ(初期化)処理を
行う(ステップS61)。次にコントローラ15は、I
Cメモリカード11が装着されているか否かを判別し
(ステップS62)、ICメモリカード11が装着され
ていない場合には待機状態となる(ステップS62;N
o)。
【0072】ステップS62の判別において、ICメモ
リカード11が装着されている場合には、データ収集開
始処理を行う(ステップS63)。より詳細には、メモ
リカードインターフェース部20を介してICメモリカ
ード11のメモリカード管理エリア40の内容を読み込
み、IDコードデータが書込まれているか否かを判別
し、IDコードデータが書込まれている場合には、IC
メモリカード11が装着されてから取り外されるまでの
期間を一運行期間として定義し、各運行期間毎の運行デ
ータを運行データエリア64に書込み、各運行期間毎の
速度圧縮データを車速データエリア66に書き込み、各
運行期間毎に0.5秒毎のエンジン回転データをエンジ
ン回転データエリア67に書き込み、各運行期間毎に
0.5秒毎の燃費データを燃費データエリア69に書き
込むこととなる。
【0073】次に内部時計から時刻データの読出を行う
時計処理(ステップS64)を行い、前回の速度算出−
圧縮処理(ステップS66、S67)、エンジン回転数
算出−データ作成処理(ステップS68、S69)及び
燃費算出−データ作成処理(ステップS70、S71)
から0.5秒が経過したか否かを判別し(ステップS6
5)、0.5秒が経過していない場合には処理をステッ
プS72に移行する。
【0074】ステップS5の判別において、前回の速度
算出−圧縮処理(ステップS6、S7)、エンジン回転
数算出−データ作成処理(ステップS68、S69)及
び燃費算出−データ作成処理(ステップS70、S7
1)から0.5秒が経過している場合には(ステップS
65;Yes)、走行パルス信号から速度を算出して、
速度データを生成する(ステップS66)。
【0075】次に得られた速度データを圧縮して圧縮速
度データとしてICメモリカード61の車速データエリ
ア66に書き込む(ステップS67)。次にエンジン回
転数センサ23からの回転数信号ERに基づいて、エン
ジン回転数を算出し(ステップS68)、エンジン回転
(数)データを作成してICメモリカード61のエンジ
ン回転データエリア67に書き込む(ステップS6
9)。
【0076】次に燃費計22は、距離カウントを行い燃
費を算出し(ステップS70)、燃費データ燃費データ
FPとしてICメモリカード61の燃費データエリア6
9に書き込む(ステップS71)。次に前回の速度算出
−圧縮処理(ステップS66、S67)、エンジン回転
数算出−データ作成処理(ステップS68、S69)及
び燃費算出−データ作成処理(ステップS70、S7
1)から1分が経過したか否かを判別し(ステップS7
2)、1分が経過していない場合には処理をステップS
76に移行する。
【0077】ステップS72の判別において、前回の1
分時系列データ作成処理(ステップS73、S74、S
75)から1分が経過している場合には(ステップS7
2;Yes)、走行パルス信号から速度を算出して、速
度1分時系列データを生成し、ICメモリカード61の
運行データエリア64の発生データ64Bに記録する
(ステップS73)。
【0078】さらにエンジン回転数センサ23から回転
数信号ERに基づいて、エンジン回転1分時系列データ
を生成し、ICメモリカード61の運行データエリア6
4の発生データ64Bに記録する(ステップS74)。
さらにまた、燃費計22からの燃費データFPに基づい
て、燃費1分時系列データを生成し、ICメモリカード
61の運行データエリア64の発生データ64Bに記録
する(ステップS75)。
【0079】次にコントローラ15は、距離カウントを
行い(ステップS76)、操作入力部21の図示しない
終了キーが押されたか否かを判別し(ステップS7
7)、終了キーが押されている場合には、終了処理を行
って(ステップS79)、処理をステップS62に移行
し、以下、同様の処理を行う。
【0080】ステップS77の判別において終了キーが
押されていない場合には、ディジタル表示器17に通常
表示(時刻表示等)を行い(ステップS78)、処理を
ステップS64に移行して、以下、同様の処理を行う。7) 第2実施形態の解析装置の動作 次に図8及び図13乃至図17を参照して解析装置の動
作を説明する。
【0081】まず、コントロール部25は、ハードディ
スクドライブ30を駆動することにより制御プログラム
を起動し、この制御プログラムの制御下で処理メニュー
画面をディスプレイ装置27に表示し(ステップS2
1)、入力装置26による選択を待つ(ステップS2
2)。
【0082】入力装置26により行なうべき処理が選択
され(ステップS22)、かつ、カード読み取りが選択
された場合には、カードリーダライタに装着されている
ICメモリカードから車両運行情報を読み取り(ステッ
プS23)、車両運行データの保存を行なう(ステップ
S24)。
【0083】ここで車両運行データの保存処理について
説明する。この場合において、車両運行データの保存
(運行登録)はフレキシブルディスク29に行なわれる
ものとする。まずコントロール部25は、カードリーダ
ライタに装着されているICメモリカードのメモリカー
ド管理エリア40の最終運行データアドレス記録データ
である最終データの記録アドレスAnを読み出す。
【0084】同様にしてコントロール部25は、メモリ
カード管理エリア40の最終速度データアドレス記録デ
ータである最終データの記録アドレスBmを読み出す。
つづいてコントロール部25は、次式により未記録エリ
アの容量である未記録エリア容量データMを求める。
【0085】M=Bm−An−1 次にコントロール部25は、ICメモリカード11のカ
ードIDエリア40、運行データエリア44及び速度デ
ータエリア46から記録データを順次読み取る(ステッ
プS23)。
【0086】そして読み込んだ記録データを、フレキシ
ブルディスク29に記録する。より詳細には、図9に示
すように、求めた未記録エリア容量データMをフレキシ
ブルディスク29の未記録エリア容量データエリア50
に保存(複写)し、メモリカード管理エリア40の記録
データをメモリカード管理保存エリア51に保存し、車
速データエリア44の記録データである車速データを車
速データ保存エリア52に保存し、運行データエリア4
6の記録データである運行データを運行データ保存エリ
ア53に保存する。
【0087】次にコントロール部25は、ICメモリカ
ードの初期化を行ない(ステップS25)、処理をステ
ップS26に移行する。ステップS22の選択によりF
D読み取り処理が選択された場合には、FDドライブに
装着されているデータフレキシブルディスクから運行デ
ータを読み取り(ステップS27)、処理をステップS
26に移行する。
【0088】ステップS22の選択によりカード確認処
理が選択された場合には、カードリーダライタに装着さ
れているICメモリカードを確認するカード確認処理
(ステップS28)、記録されているフリーワード(F
W)の変更処理(ステップS29)及びカード再利用処
理を行なって(ステップS30)、再び処理メニュー画
面をディスプレイ装置に表示して(ステップS21)、
待機状態となる。
【0089】ステップS22の選択により終了処理が選
択された場合には、各種データの退避等の終了処理を行
ない(ステップS31)、処理を終了する。ステップS
25(カード初期化)あるいはステップS27(FD読
取処理)の処理終了後、ステップS26に移行すると、
予め設定された処理設定データファイルの内容を読込
み、運行データの一覧表を作成し表示する運行データ一
覧作成表示処理(ステップS32)、安全管理・車両管
理データ一覧を作成し表示する安全管理・車両管理デー
タ一覧作成表示処理(ステップS33)、所定データに
基づいてグラフを作成し表示するグラフ作成表示処理
(ステップS34)あるいは労務管理データ一覧を作成
し表示する労務管理一覧作成表示処理(ステップS3
5)のうちいずれか一の処理を自動的に選択して処理
し、ステップS36に移行する。
【0090】次にコントロール部は、入力装置の図示し
ないファンクションキーによる選択によって(ステップ
S36)、運行データの一覧表を作成し表示する運行デ
ータ一覧作成表示処理(ステップS37)、安全管理・
車両管理データ一覧を作成し表示する安全管理・車両管
理一覧を作成し表示する運行管理表作成表示処理(ステ
ップS38)、労務管理データ一覧を作成し表示する労
務管理一覧作成表示処理(ステップS39)、所定デー
タに基づいてグラフを作成し表示するグラフ作成表示処
理(ステップS40)、あるいはプリンタによる各種デ
ータのプリントアウトを行なう印刷処理(ステップS4
1)、処理メニュー画面表示(ステップS21)のうち
いずれか一の処理を行ない、以下同様の処理を繰り返す
こととなる。
【0091】ここで、グラフ作成表示処理(ステップS
40)について、図14の処理フローチャート及び図1
5乃至図17を参照して説明する。先ずコントロール部
25は、フレキシブルディスク29あるいはハードディ
スク30に記録した速度データである圧縮速度データを
伸長し、元の速度データとする(ステップS81)。
【0092】ところで、図15に示すように、ディスプ
レイ装置27として640×400[ドット]のCRT
(Cathode Ray Tube)を用いる場合、表示モード(1
画面当たり何時間表示を行うか)に対応する1ドット当
たりの時間は以下のように定まる。
【0093】 ・24時間表示を行う場合:1ドット当たり3分に相当 ・16時間表示を行う場合:1ドット当たり2分に相当 ・8時間表示を行う場合 :1ドット当たり1分に相当 ・4時間表示を行う場合 :1ドット当たり30秒に相
当 ・1時間表示を行う場合 :1ドット当たり7.5秒に
相当 ・12分表示を行う場合 :1ドット当たり1.5秒に
相当 ・4分表示を行う場合 :1ドット当たり0.5秒に
相当 従って、24時間表示、16時間表示及び8時間表示を
行う場合には、1分時系列データ(速度、エンジン回
転、燃費)データを用いて表示を行い、4時間表示、1
時間表示、12分表示及び4分表示を行う場合には、速
度圧縮データ、エンジン回転データ(0.5秒毎)及び
燃費データ(0.5秒毎)を用いて表示を行うこととな
る。
【0094】そして得られた速度データに基づいてディ
スプレイ装置27に速度グラフを表示するため、図16
に示すように、表示モードに対応したデータ周期T(=
T1−T0=T2 −T1 =T3 −T2 =……)を有する表
示用速度時系列データVn(nは0以上N以下の整数)
若しくは表示用最高速度時系列データVnmax及び表示
用最低速度時系列データVnminを算出する。(ステッ
プS82)。
【0095】次にエンジン回転データに基づいてディス
プレイ装置27にエンジン回転数グラフを表示するた
め、図16に示すように、表示モードに対応したデータ
周期Tを有する表示用エンジン回転時系列データMnTY
Pを算出する(ステップS83)。
【0096】この場合において、表示用エンジン回転時
系列データMnTYPは、1分時系列データあるいはエン
ジン回転データ(0.5秒毎)のいずれかを用いて、当
該データ周期T内に含まれるデータの平均値をとる平均
化処理を行うことにより求める。
【0097】次にコントロール部25は、表示モードが
1ドット当たり1分以上に相当するか否かを判別する
(ステップS84)。ステップS84の判別において、
表示モードが1ドット当たり1分未満である場合には、
すなわち、表示モードが4時間表示、1時間表示、12
分表示及び4分表示である場合には、圧縮状態にある燃
費データ(5秒毎)を伸長し、元の燃費データ(5秒
毎)とする(ステップS85)。
【0098】そして、燃費データ(5秒毎)に基づいて
ディスプレイ装置27に燃費グラフを表示するため、図
16に示すように、表示モードに対応したデータ周期T
を有する表示用燃費時系列データNnTYPを算出する。
そして、図17に一点鎖線で示すように、燃費グラフ及
びスケールを表示し(ステップS86)、処理をステッ
プS87に移行する。
【0099】この場合において、表示用燃費時系列デー
タNnTYPは、燃費データ(0.5秒毎)を用い、当該
データ周期T内に含まれるデータの平均値をとる平均化
処理を行うことにより求める。ステップS84の判別に
おいて、表示モードが1ドット当たり1分以上である場
合には、1分時系列データに基づいてディスプレイ装置
27に燃費グラフを表示するため、図16に示すよう
に、表示モードに対応したデータ周期Tを有する表示用
燃費時系列データNnTYPを算出する。そして、図17
に一点鎖線で示すように、燃費グラフ及びスケールを表
示し(ステップS86)、処理をステップS87に移行
する。
【0100】次にコントロール部25は、カウンタn=
0とし(ステップS87)、表示用速度時系列データV
nを図17に実線で示すように表示し、表示用エンジン
回転データMnTYPを図17に鎖線で示すように表示す
る(ステップS88)。この場合において、表示用速度
時系列データVnの表示に代えて、表示用最高速度時系
列データVnmax及び対応する表示用最低速度時系列デ
ータVnminを結んだデータを表示するようにすること
も可能である。
【0101】続いてコントロール部25は、 n=n+1 として次のデータ表示を行うべくカウントアップを行う
(ステップS89)。そして、n>N、すなわち、表示
すべきデータが終了したか否かを判別し(ステップS9
0)、表示すべきデータが終了した場合にはグラフ作成
表示処理を終了する。
【0102】ステップS90の判別において、 n≦N の場合には、処理をステップS88に移行し、以下同様
の処理を行う。以上の説明のように、本第2実施形態に
よれば、速度グラフ、エンジン回転(数)グラフ及び燃
費グラフを同時にディスプレイ画面(あるいはプリント
アウト)することができるため、高燃費時の車両運行状
況(無駄な空ぶかし等)を容易に把握することができ、
乗務員の運行状況管理を適切に行うことができる。
【0103】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、燃費演算
手段は、外部より入力される燃料消費データ及び前記車
両の速度に相当する速度データに基づいて前記車両の燃
料消費率を演算し、燃費データとして判別手段に出力
し、判別手段は、演算した燃料消費率が所定の基準燃料
消費率よりも高いか否かを判別し、高燃費データ記録手
段は、判別により演算した燃料消費率が基準燃料消費率
よりも高い場合に燃費データに基づいて高燃費発生デー
タを生成し、高燃費発生データを運行情報データに含ま
せて記録媒体に記録するので、運行情報データを記録媒
体から読み出して解析を行う場合には、高燃費発生状況
と運行状況(車両走行状況)を関連づけて把握すること
ができ、適切な乗務員指導及び運行管理を行うことがで
きる。
【0104】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明の効果に加えて、運行情報データは、燃費デー
タを含んで記録媒体に記録されるので、運行情報データ
を記録媒体から読み出して解析を行う場合には、運行状
況を燃費の変化に関連づけて把握できるため、無駄な空
ぶかし等を容易に認識して、乗務員の運行状況の管理が
可能となる。
【0105】請求項3記載の発明によれば、請求項1ま
たは請求項2記載の発明の効果に加えて、高燃費発生デ
ータは、高燃費状態が発生した時刻を表す高燃費時刻デ
ータを含んで記録媒体に記録されるので、運行情報デー
タを記録媒体から読み出して解析を行う場合には、高燃
費状態が発生した時刻における運行状況(車両走行状
況)を正確に把握することができる。
【0106】請求項4記載の発明によれば、請求項1乃
至請求項3のいずれかに記載の車両運行情報収集装置に
おいて、運行情報データは、車両の走行状態を表す走行
状態データを含んで記録媒体に記録されるので、運行情
報データを記録媒体から読み出して解析を行う場合に、
車両の走行状態を正確、かつ、確実に把握することが可
能となる。
【0107】請求項5記載の発明によれば、請求項4記
載の発明の効果に加えて、走行状態データは、急加減速
発生データ、速度データ及びエンジン回転数データを含
んで記録媒体に記録されるので、急加減速、空ぶかし等
の非効率的な運行状況を容易に把握して、低燃費の効率
的な運行を行わせるように、乗務員を指導することが可
能となる。
【0108】請求項6記載の発明によれば、請求項1乃
至請求項5のいずれかに記載の発明の効果に加えて、告
知手段は、演算した燃料消費率が所定の基準燃料消費率
よりも高い場合に当該旨をユーザに告知するので、車両
が走行状態においても、効率的な走行を図ることができ
る。
【0109】請求項7記載の発明によれば、高燃費デー
タ読出手段は、記録媒体から高燃費発生データを読み出
し、高燃費グラフデータ生成手段は、読み出した高燃費
発生データに基づいて高燃費発生−運行状況グラフデー
タを生成するので、生成された高燃費発生−運行状況グ
ラフデータにより高燃費発生−運行状況グラフをディス
プレイ上に表示あるいはプリントアウトすることによ
り、高燃費発生状況と運行状況(車両走行状況)を関連
づけて視覚的に把握することができ、容易に適切な乗務
員指導及び運行管理を行うことができる。
【0110】請求項8記載の発明によれば、請求項7記
載の発明の効果に加えて、高燃費グラフ出力手段は、高
燃費発生−運行状況グラフデータに基づいて高燃費発生
−運行状況グラフを出力するので、高燃費発生状況と運
行状況(車両走行状況)を関連づけて視覚的に把握する
ことができ、適切な乗務員指導を行うことができる。
【0111】請求項9記載の発明によれば、燃費グラフ
データ生成手段は、記録媒体から燃費データを読み出す
燃費データ読出手段と、読み出した燃費データに基づい
て燃費−運行状況グラフデータを生成するので、燃費と
運行状況との関係を関連づけて把握することができ、容
易に適切な乗務員指導及び運行管理が行える。
【0112】請求項10記載の発明によれば、請求項9
記載の発明の効果に加えて、燃費グラフ出力手段は、燃
費−運行状況グラフデータに基づいて燃費−運行状況グ
ラフを出力するので、高燃費発生状況と運行状況(車両
走行状況)を関連づけて視覚的に把握することができ、
適切な乗務員指導及び運行管理を行うことができる。
【0113】請求項11記載の発明によれば、燃費演算
工程は、外部より入力される燃料消費量及び車両の速度
に基づいて車両の燃料消費率を演算し、判別工程は、演
算した燃料消費率が所定の基準燃料消費率よりも高いか
否かを判別し、高燃費発生記録工程は、判別工程の判別
により演算した燃料消費率が基準燃料消費率よりも高い
場合に高燃費状態が発生した旨を表す高燃費情報を運行
情報に含ませて記録媒体に記録するので、運行情報デー
タを記録媒体から読み出して解析を行う場合には、高燃
費発生状況と運行状況(車両走行状況)を関連づけて把
握することができ、適切な乗務員指導及び運行管理を行
うことができる。
【0114】請求項12記載の発明によれば、請求項1
1記載の発明の効果に加えて、運行情報は、燃料消費率
に相当する燃費情報を含んで記録媒体に記録されるの
で、運行情報データを記録媒体から読み出して解析を行
う場合には、運行状況を燃費の変化に関連づけて把握で
きるため、無駄な空ぶかし等を容易に認識して、乗務員
の運行状況の管理が可能となる。
【0115】請求項13記載の発明によれば、請求項1
1又は請求項12記載の発明の効果に加えて、高燃費情
報は、高燃費状態が発生した時刻に対応する時刻情報を
含んで記録媒体に記録されるので、運行情報データを記
録媒体から読み出して解析を行う場合には、高燃費状態
が発生した時刻における運行状況(車両走行状況)を正
確に把握することができる。
【0116】請求項14記載の発明によれば、請求項1
1乃至請求項13記載の発明の効果に加えて、運行情報
は、車両の走行状態を表す走行状態情報を含んで記録媒
体に記録されるので、運行情報データを記録媒体から読
み出して解析を行う場合に、車両の走行状態を正確、か
つ、確実に把握することが可能となる。
【0117】請求項15記載の発明によれば、請求項1
4記載の発明の効果に加えて、走行状態情報は、急加減
速発生情報、速度情報及びエンジン回転数情報を含んで
記録媒体に記録されるので、急加減速、空ぶかし等の非
効率的な運行状況を容易に把握して、低燃費の効率的な
運行を行わせるように、乗務員を指導することが可能と
なる。
【0118】請求項16記載の発明によれば、請求項1
1乃至請求項15のいずれかに記載の発明の効果に加え
て、告知工程は、演算した燃料消費率が所定の基準燃料
消費率よりも高い場合に当該旨をユーザに告知するの
で、車両が走行状態においても、効率的な走行を図るこ
とができる。
【0119】請求項17記載の発明によれば、請求項1
1乃至請求項16のいずれかに記載の車両運行情報収集
方法に用いられる記録媒体から運行情報を読み出して運
行情報の解析を行う車両運行情報解析方法において、高
燃費情報読出工程は、記録媒体から高燃費発生情報を読
み出す。高燃費グラフ生成出力工程は、読み出した高燃
費発生情報に基づいて高燃費発生−運行状況グラフを生
成し、出力するので、高燃費発生状況と運行状況(車両
走行状況)を関連づけて視覚的に把握することができ、
適切な乗務員指導を行うことができる。
【0120】請求項18記載の発明によれば、請求項1
2乃至請求項16のいずれかに記載の車両運行情報収集
方法に用いられる記録媒体から運行情報を読み出して運
行情報の解析を行う車両運行情報解析方法において、燃
費情報読出工程は、記録媒体から燃費情報を読み出す。
燃費グラフ生成出力工程は、読み出した燃費情報に基づ
いて燃費−運行状況グラフを生成し、出力するので、高
燃費発生状況と運行状況(車両走行状況)を関連づけて
視覚的に把握することができ、適切な乗務員指導及び運
行管理を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態の車両運行情報収集解析システムの基
本構成を示すブロック図である。
【図2】実施形態の車載装置の構成を示すブロック図で
ある。
【図3】実施形態の解析装置の構成を示すブロック図で
ある。
【図4】第1実施形態のICメモリカードのデータ記憶
状態の説明図である。
【図5】第1実施形態の車載装置の動作処理フローチャ
ートである。
【図6】燃費算出の説明図である。
【図7】高燃費発生データの構成図である。
【図8】実施形態の解析装置の動作処理フローチャート
である。
【図9】フレキシブルディスクへのデータ記録状態説明
図である。
【図10】第1実施形態のグラフ作成表示処理のフロー
チャートである。
【図11】第1実施形態の高燃費発生−運行状況グラフ
の表示例説明図である。
【図12】第2実施形態のICメモリカードのデータ記
憶状態の説明図である。
【図13】第2実施懈怠の車載装置の動作処理フローチ
ャートである。
【図14】第2実施形態のグラフ作成表示処理のフロー
チャートである。
【図15】表示モードと表示状態の関係を説明する説明
図である。
【図16】表示用データの詳細を説明する図である。
【図17】第1実施形態の高燃費発生−運行状況グラフ
の表示例説明図である。
【図18】従来の車両運行情報収集解析システムの概要
構成ブロック図を示す。
【符号の説明】
10 車両運行情報収集解析システム 11 ICメモリカード 12 車載装置 13 解析装置 15 コントローラ 16 インターフェース(I/F)部 17 ディジタル表示器 18 ROM 19 RAM 20 メモリカードインターフェース(メモリI/F)
部 21 操作入力部 22 燃費計 23 エンジン回転センサ 25 コントロール部 26 入力装置 27 ディスプレイ装置 28 フレキシブルディスクドライブ(FDドライブ) 29 フレキシブルディスク(FD) 30 ハードディスクドライブ 31 プリンタ 32 カードリーダライタ(カードR/W) 40 カードIDエリア 41 車両運行情報記録エリア 44 運行データエリア 45 未記録エリア 46 車速データエリア 50 未記録エリア容量データエリア 51 メモリカード管理保存エリア 52 車速データ保存エリア 53 運行データ保存エリア 61 ICメモリカード 62 カードIDエリア 63 車両運行情報記録エリア 64 運行データエリア 65 第1未記録エリア 66 車速データエリア 67 エンジン回転データエリア 68 第2未記録エリア 69 燃費データエリア

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に搭載され、当該車両の運行情報デ
    ータを記録媒体に収集、記録する車両運行情報収集装置
    において、 外部より入力される燃料消費データ及び前記車両の速度
    に相当する速度データに基づいて前記車両の燃料消費率
    を演算し、燃費データとして出力する燃費演算手段と、 前記演算した燃料消費率が所定の基準燃料消費率よりも
    高いか否かを判別する判別手段と、 前記判別により前記演算した燃料消費率が前記基準燃料
    消費率よりも高い場合に前記燃費データに基づいて高燃
    費発生データを生成し、前記高燃費発生データを前記運
    行情報データに含ませて前記記録媒体に記録する高燃費
    データ記録手段と、 を備えたことを特徴とする車両運行情報収集装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の車両運行情報収集装置に
    おいて、 前記運行情報データは、前記燃費データを含むことを特
    徴とする車両運行情報収集装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載の車両運行
    情報収集装置において、 前記高燃費発生データは、高燃費状態が発生した時刻を
    表す高燃費時刻データを含むことを特徴とする車両運行
    情報収集装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載
    の車両運行情報収集装置において、 前記運行情報データは、車両の走行状態を表す走行状態
    データを含むことを特徴とする車両運行情報収集装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の車両運行情報収集装置に
    おいて、 前記走行状態データは、急加減速発生データ、速度デー
    タ及びエンジン回転数データを含むことを特徴とする車
    両運行情報収集装置。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載
    の車両運行情報収集装置において、 前記演算した燃料消費率が所定の基準燃料消費率よりも
    高い場合に当該旨をユーザに告知する告知手段を備えた
    ことを特徴とする車両運行情報収集装置。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至請求項6のいずれかに記載
    の車両運行情報収集装置の前記記録媒体から前記運行情
    報データを読み出して運行情報の解析を行う車両運行情
    報解析装置であって、 前記記録媒体から前記高燃費発生データを読み出す高燃
    費データ読出手段と、 読み出した前記高燃費発生データに基づいて高燃費発生
    −運行状況グラフデータを生成する高燃費グラフデータ
    生成手段と、 を備えたことを特徴とする車両運行情報解析装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の車両運行情報解析装置に
    おいて、 前記高燃費発生−運行状況グラフデータに基づいて高燃
    費発生−運行状況グラフを出力する高燃費グラフ出力手
    段を備えたことを特徴とする車両運行情報解析装置。
  9. 【請求項9】 請求項2乃至請求項5のいずれかに記載
    の車両運行情報収集装置の前記記録媒体から前記運行情
    報データを読み出して運行情報の解析を行う車両運行情
    報解析装置において、 前記記録媒体から前記燃費データを読み出す燃費データ
    読出手段と、 読み出した前記燃費データに基づいて燃費−運行状況グ
    ラフデータを生成する燃費グラフデータ生成手段と、 を備えたことを特徴とする車両運行情報解析装置。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の車両運行情報解析装置
    において、 前記燃費−運行状況グラフデータに基づいて燃費−運行
    状況グラフを出力する燃費グラフ出力手段を備えたこと
    を特徴とする車両運行情報解析装置。
  11. 【請求項11】 車両の運行情報を記録媒体に収集、記
    録する車両運行情報収集方法において、 外部より入力される燃料消費量及び前記車両の速度に基
    づいて前記車両の燃料消費率を演算する燃費演算工程
    と、 前記演算した燃料消費率が所定の基準燃料消費率よりも
    高いか否かを判別する判別工程と、 前記判別により前記演算した燃料消費率が前記基準燃料
    消費率よりも高い場合に高燃費状態が発生した旨を表す
    高燃費情報を前記運行情報に含ませて前記記録媒体に記
    録する高燃費発生記録工程と、 を備えたことを特徴とする車両運行情報収集方法。
  12. 【請求項12】 請求項11記載の車両運行情報収集方
    法において、 前記運行情報は、前記燃料消費率に相当する燃費情報を
    含むことを特徴とする車両運行情報収集方法。
  13. 【請求項13】 請求項11又は請求項12記載の車両
    運行情報収集方法において、 前記高燃費情報は、前記高燃費状態が発生した時刻に対
    応する時刻情報を含むことを特徴とする車両運行情報収
    集方法。
  14. 【請求項14】 請求項11乃至請求項13記載の車両
    運行情報収集方法において、 前記運行情報は、車両の走行状態を表す走行状態情報を
    含むことを特徴とする車両運行情報収集方法。
  15. 【請求項15】 請求項14記載の車両運行情報収集方
    法において、 前記走行状態情報は、急加減速発生情報、速度情報及び
    エンジン回転数情報を含むことを特徴とする車両運行情
    報収集方法。
  16. 【請求項16】 請求項11乃至請求項15のいずれか
    に記載の車両運行情報収集方法において、 前記演算した燃料消費率が所定の基準燃料消費率よりも
    高い場合に当該旨をユーザに告知する告知工程を備えた
    ことを特徴とする車両運行情報収集方法。
  17. 【請求項17】 請求項11乃至請求項16のいずれか
    に記載の車両運行情報収集方法に用いられる前記記録媒
    体から前記運行情報を読み出して運行情報の解析を行う
    車両運行情報解析方法において、 前記記録媒体から前記高燃費発生情報を読み出す高燃費
    情報読出工程と、 読み出した前記高燃費発生情報に基づいて高燃費発生−
    運行状況グラフを生成し、出力する高燃費グラフ生成出
    力工程と、 を備えたことを特徴とする車両運行情報解析方法。
  18. 【請求項18】 請求項12乃至請求項16のいずれか
    に記載の車両運行情報収集方法に用いられる前記記録媒
    体から前記運行情報を読み出して運行情報の解析を行う
    車両運行情報解析方法において、 前記記録媒体から前記燃費情報を読み出す燃費情報読出
    工程と、 読み出した前記燃費情報に基づいて燃費−運行状況グラ
    フを生成し、出力する燃費グラフ生成出力工程と、 を備えたことを特徴とする車両運行情報解析方法。
JP22690196A 1996-08-28 1996-08-28 車両運行情報収集装置、車両運行情報解析装置、車両運行情報収集方法及び車両運行情報解析方法 Withdrawn JPH1069555A (ja)

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Cited By (8)

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