JPH0351869Y2 - - Google Patents

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JPH0351869Y2
JPH0351869Y2 JP1985030047U JP3004785U JPH0351869Y2 JP H0351869 Y2 JPH0351869 Y2 JP H0351869Y2 JP 1985030047 U JP1985030047 U JP 1985030047U JP 3004785 U JP3004785 U JP 3004785U JP H0351869 Y2 JPH0351869 Y2 JP H0351869Y2
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は押ボタン式スイツチ装置に係り、特に
ボタン押圧方向に摺動する摺動接点とこれに摺接
する板状の固定接点を有する押ボタン式スイツチ
装置に関する。
[考案の背景] 第1図は押ボタン式スイツチ装置の一例である
車両搭載用リトラクタスイツチの立て断面図で、
第2図はこのスイツチの第1図における矢線−
線に沿う断面図である。図示されたリトラクタ
スイツチ1のケース2内には矢線A方向からの押
圧力とリターンスプリング3の弾発力とにより摺
動するボデイノブ4が収納され、ボデイノブ4の
先端部にはケース2外に突出するキヤツプノブ5
が固設されている。このボデイノブ4の側部には
板バネ6とピンクリツク7及びボデイノブ4に刻
設した凹溝8とからなるクリツク機構が設けら
れ、図示の状態からキヤツプノブ5を矢線A方向
に押圧すると、ピンクリツク7が突起9の上部
(キヤツプノブ5側)に係止されてボデイノブ4
が押圧位置で止まり、再度キヤツプノブ5を押圧
するとピンクリツク7の係止が解除され、図示の
状態に戻るようになつている。
ボデイノブ4の内部には摺動接点10がネジ1
1により締着され、該摺動接点10はベース材1
2に固着されている固定接点13,14,15
(第2図)に摺接するようになつている。したが
つて、図示の状態では固定接点13と15とが接
続される。
固定接点13,14,15はベース材12にカ
シメ止めされ、ケース2の底部からケース2の内
壁に挿着される。このとき、一般にガイド材1
6,17が各固定接点13,14,15とケース
2の内壁間に介装される。
第3図及び第4図は従来のガイド材の形状を示
した図で、長手の板状に形成された固定接点13
はこれに整合する平面状のガイド材16が当てら
れ、固定接点14と15とにはこれらを難間させ
るインシユレータ用凸条18が形成された平面状
のガイド材17が当てられている。このような従
来のガイド材16,17を使用して上述したリト
ラクタスイツチ1を組立てる場合、図示の例では
固定接点13の外側にガイド材16を重ね、かつ
固定接点14及び15の各外側にガイド材17を
重ねて各固定接点13,14,15を両ガイド材
16,17間に挟んだ状態で両ガイド材が脱落し
ないようそれぞれ相手方向すなわち内側へ押し付
けながら固定接点13,14,15を内側に撓ま
せてケース2内に挿入するようにしている。この
挿入を不慣れな者が行うと力を入れすぎて、固定
接点13にあつては第3図に示すように挿入後に
固定接点13が湾曲してしまい、固定接点14,
15にあつては第4図に示すように挿入後に固定
接点14,15がそれぞれ湾曲し、固定接点1
4,15の摺接面が不揃いになつてしまう。固定
接点13,14,15がこのようになると、摺動
接点10との接触状態や摺動接点10の摺動動作
に不都合を来すことになる。したがつて、スイツ
チ装置の組立てに熟練が要求され、製品のコスト
を上昇させる一因になつている。
なお、実開昭57−130926号公報には、複数の固
定接点を樹脂モールドして一体化したガイド材が
示されている。しかし、このような樹脂モールド
の場合には、成形後のバリによつて固定接点の表
面(摺動接点の摺動面)に絶縁層が形成され易い
ので、成形後の検査やバリ取りなどの工程に手間
がかかることになつた。そのうえ、固定接点の先
端等がテーパー状であれば、成形時にこのテーパ
ー部分からバリが不可避的に発生した。
[考案の目的] 本考案の目的は、未熟練者でも容易に組立てる
ことができ、しかも接点間の接触状態や摺動接点
を摺動動作に不都合を来すことがなく、かつ製造
時に余計な作業工程を増加させない押ボタン式ス
イツチ装置を提供することにある。
[目的を達成するための手段] 本考案では、上記目的を達成するため、板状の
固定接点と、この固定接点に摺接する摺動接点
と、この固定接点の反摺接面側を覆うように取付
けられたガイド材と、内壁面にガイド材を介して
固定接点を挿着するケースとを備え、前記摺動接
点を摺動させてスイツチの投入又は切換えを行う
押ボタン式スイツチ装置において、前記ガイド材
は固定接点板の縁部が嵌合可能な固定接点差し込
み溝を有し、固定接点板はその縁部を固定接点差
し込み溝内へ差し込むことにより摺接面を露出し
た状態でガイド材と脱落しないように係合一体化
するとともに、このガイド材と固定接点とが一体
化したものを前記ケース内へ挿入して組立てるこ
とを特徴とする。
[考案の作用] 上述のようにガイド材が固定接点差し込み溝を
有するので、この固定接点差し込み溝内へ固定接
点の縁部を嵌合すると、ガイド材が容易には脱落
不能に固定接点と係合一体化する。このため、ス
イツチ装置の組立てに際してガイド材の脱落防止
を図るために不必要な程の大きな力で固定接点側
へ押し付ける必要がなくなり、固定接点が変形し
にくくなる。
[考案の実施例] 以下、本考案の一実施例を第5図乃至第8図を
参照して説明する。但し、以下の実施例の説明に
記載し又は図示している構成部品の数、寸法、材
質、形状、配置、結合方法等のうち、実用新案登
録請求の範囲第1項に記載した本考案の要旨以外
のものは単なる説明例にすぎず、この考案を限定
するものではない。
なお、本実施例の特徴は、上述したような押ボ
タン式スイツチ装置にかかるガイド材の構造に変
更を加えた点にある。ゆえに、従来例として示し
たリトラクタスイツチに係る第1図、第2図のう
ち、ガイド材16,17以外の部分は本考案にお
ける実施例としての押ボタン式スイツチ装置全体
の構造と同一である。このため、共通部分には同
一符号を用いるとともに、重複を避けるため全体
構造の説明は省略する。
第5図は固定接点13に装着するための本考案
の第1実施例に係るガイド材20を示し、このガ
イド材20を固定接点13に装着したときの矢線
−断面図を第6図に示す。このガイド材20
は横断面が扁平な矩形のスリーブのうち、内壁面
21の中央部を長手方向に沿つて切欠いた開放部
22を形成したとき得られる形状に相当する。両
側部だけが残された内壁面21はガイド材20の
長手方向へ延び、第6図に明らかなように、両方
の内壁面21間の幅では開放部22の幅tでもあ
り、固定接点13の幅dよりも狭くなつている。
すなわち、内壁面21は固定接点13の摺接面1
3aの反対面を覆う外壁23と平行に中央側へ張
り出しており、内壁面21と外壁23の間に固定
接点13の長辺側をなす両方の縁部を嵌合可能な
断面コ字状のガイド溝24が形成される。このガ
イド溝24は本考案における固定接点差し込み溝
の一例であり、第5図に明らかなように、ガイド
材20の両側部に長手方向へ長く形成される。こ
のため、固定接点13を長手方向へ挿入可能にな
る。これらのガイド溝24に固定接点13の両側
部がそれぞれ長手方向に嵌合し、ガイド材20が
固定接点13から脱落しないようになつている。
なお、ガイド材20の先端部25はテーパー状に
形成してある。このため、ガイド材20を装着し
た固定接点13をケース2内に挿入するとき、摺
接接点10の先端部10aとケース2の内壁面と
の間にスムーズに挿入される(第2図参照)。
また、ガイド材20は固定接点13と別に成形
され、その後組み合わされるから、固定接点13
にガイド材20を取付けたとき、固定接点13の
表面(摺動接点10の摺動面13a)上にバリが
発生することはありえない。ゆえに、従来のよう
な樹脂モールド品と比べた場合、成形後の検査や
バリ取り工程を不要にできるので製造が容易にな
る。特に、本実施例のように固定接点13の端部
をテーパー状にした場合、樹脂モールド品ではこ
のテーパー状部分で必ずバリが発生したが、本実
施例によればこのようなことはなくなる。
第7図に固定接点14,15に装着する本考案
の第2実施例に係るガイド材30を示す。このガ
イド材30は前記第1実施例に係るガイド材20
の構成に加え、固定接点13と14とを離間する
ための凸条31と、切欠き32とを設けてる。こ
の切欠き32はガイド材30の側壁30aのう
ち、凸条31の上側に設けてある。このため、ガ
イド材30の内壁部33と外壁部34との間に通
孔35が形成される。そして、この通孔35を通
して固定接点14の屈曲腕14aを挿入し、屈曲
腕14aの端部14bを切欠き32に対向するガ
イド材30の他側部に形成された断面コ字状の係
合溝36に嵌合させる。係合溝36は本考案にお
ける固定接点差し込み溝の一例であり、この状態
の断面図を第8図に示す。このように、屈曲腕1
4aを挿入するガイド材30の上側も、先端部段
部37、凸条31、内壁部33、係合溝36によ
り、屈曲腕14aをその挿入方向にしか移動する
ことができないようになつている。符号38は屈
曲腕14a及び固定接点15の各摺接面14c,
15aを露出させるための開放部である、屈曲腕
14a及び固定接点15の各反摺接面は外壁部3
4で覆われる。なお、固定接点15側の装着状態
の断面図は第6図と同じであるため、第6図中に
対応する符号を( )内に併記してある。また、
符号39は第5,6図のガイド溝24に相当する
ガイド溝である。ガイド材20,30は電気的絶
縁体例えばアセタール樹脂等の合成樹脂を用い、
一体成形により製造するのが好ましい。
かかるガイド材20,30を固定接点13,1
4,15に装着する場合、ガイド材20は固定接
点13をベース材12(第1図参照)に固設した
後での装着が可能である。しかし、ガイド材30
はこれに固定接点14,15をそれぞれ挿入し、
しかる後に固定接点14,15をベース材12に
カシメ止め等により固設する必要がある。
このように、固定接点14,15にガイド材3
0を装着すると、ガイド材30に固定接点14の
屈曲腕14aと固定接点15とが固定され、それ
らの摺動接点10との摺接面が常に同一レベルに
保持され、第4図に示されるような不都合は回避
される。また、固定接点13からガイド材20が
脱落しないため、ガイド材20と30とを大きな
力で挟持する必要がなくなり、容易に固定接点側
をケース2に挿着することが可能となる。
[考案の効果] 本考案によれば、ガイド材に固定接点の縁部を
嵌合可能な固定接点差し込み溝を設けたので、固
定接点にガイド材を脱落しにくい状態で係合一体
化させることができる。ゆえに、この係合一体化
したものはあまりガイド材を固定接点側へ押し付
けずにケース内へ挿着できるようになるから、押
ボタン式スイツチ装置の組立時に固定接点の変形
が生じにくくなるので、作業が容易になり、非熟
練者が組立てた場合でも製品精度が良くなる。し
たがつて、製造コストも低くできる。
そのうえ、ガイド材を従来のように複数の固定
接点と一体に樹脂モールドしないので、ガイド材
へ取付けた固定接点上にバリが発生することはあ
りえない。ゆえに、従来のような成形後の検査や
バリ取りなどの工程を不用にできるので、この点
でも製造時の余計な作業工数を増加させないよう
にでき、製造が容易になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の押ボタン式スイツチ装置の一例
である車両搭載用リトラクタスイツチの縦断面図
であり、ガイド材の構造を除く部分は本実施例の
押ボタン式スイツチ装置と共通の構造になつてい
る。第2図は第1図のスイツチについて同図矢線
−線に沿う断面図、第3図及び第4図は従来
のスイツチ装置の組立説明図、第5図は本考案の
第1実施例に係るガイド材の外観図、第6図は第
5図又は第7図の矢線−線断面図、第7図は
本考案の第実施例に係るガイド材の外観図、第
8図は第7図の矢線−線断面図である。 符号の説明、1……リトラクタスイツチ、2…
…ケース、3……リターンスプリング、4……ボ
デイノブ、5……キヤツプノブ、10……摺動接
点、12……ベース材、13,14,15……固
定接点、13a,14a,15a……摺接面、2
0,30……ガイド材、24……ガイド溝(固定
接点差し込み溝)、36……係合溝(固定接点差
し込み溝)、39……ガイド溝(固定接点差し込
み溝)。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 板状の固定接点と、この固定接点に摺接する
    摺動接点と、この固定接点の反摺接面側を覆う
    ように取付けられたガイド材と、内壁面にガイ
    ド材を介して固定接点を挿着するケースとを備
    え、前記摺動接点を摺動させてスイツチの投入
    又は切換えを行う押ボタン式スイツチ装置にお
    いて、前記ガイド材は固定接点板の縁部が嵌合
    可能な固定接点差し込み溝を有し、固定接点板
    はその縁部を固定接点差し込み溝内へ差し込む
    ことにより摺接面を露出した状態でガイド材と
    脱落しないように係合一体化するとともに、こ
    のガイド材と固定接点とが一体化したものを前
    記ケース内へ挿入して組立てることを特徴とす
    る押ボタン式スイツチ装置。 2 前記固定接点は絶縁体で形成した前記ガイド
    材に前記摺動方向から挿着される第1の固定接
    点と、前記摺動方向と略直角の方向から挿着さ
    れる第2の固定接点からなり、前記ガイド材は
    第1と第2の固定接点を離間して保持しかつ前
    記摺動接点との接触面を同一に保持するように
    成形してあることを特徴とする実用新案登録請
    求の範囲第1項記載の押ボタン式スイツチ装
    置。
JP1985030047U 1985-03-01 1985-03-01 Expired JPH0351869Y2 (ja)

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JPS61146827U JPS61146827U (ja) 1986-09-10
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5926975Y2 (ja) * 1981-02-10 1984-08-06 ミサキ電子工業株式会社 プツシユスイツチ

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JPS61146827U (ja) 1986-09-10

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