JPH04103980U - 引戸の戸車取付構造 - Google Patents

引戸の戸車取付構造

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JPH04103980U
JPH04103980U JP1317491U JP1317491U JPH04103980U JP H04103980 U JPH04103980 U JP H04103980U JP 1317491 U JP1317491 U JP 1317491U JP 1317491 U JP1317491 U JP 1317491U JP H04103980 U JPH04103980 U JP H04103980U
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清和 福井
栄 大原
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株式会社伊藤喜工作所
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 引戸の戸車取付構造に関し、ビスを用いるこ
となく戸車を引戸に取付けるものである。 【構成】 戸車2の両側上端に係合片15,15を突設
し、引戸1の表面板の背面下縁に沿って固着する上下固
定板23,22を有し、その中間部を背面側へ突設して
なる補強部23を有し、下固定板22の適所から補強部
下面に渡って切り起こし、その切起片を表面板と略平行
となし、前記戸車2を切起片と下固定板22間若しくは
表面板間に下方から嵌入するとともに、その両係合片1
5,15を補強部下面の切欠縁26に係合する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、引戸の戸車取付構造に係わり、更に詳しくは嵌合作業のみで引戸の 下端に戸車を取付けることが可能な取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の引戸の戸車取付構造は、図10に示すように引戸aの表面板bの背面下縁 に取付部材cの上下固定板d,eを固着し、その中間部を背面側へ突設して形成 した補強部fの垂直面に戸車gをビス止め固定したものであった。
【0003】 しかし、戸車を取付部材に固定するには、少なくとも二ヶ所でビス止めする必 要があり、また戸車は一枚の引戸に複数個取付けなければならず、その取付作業 に手間がかかり、組立工程を簡略して引戸のコスト低減化を図る上で大きな問題 となっていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案が前述の状況に鑑み、解決しようとするところは、引戸に戸車を取付け るに際し、ビス止めすることなく嵌合作業のみで短時間に取付けることができる 引戸の戸車取付構造を提供する点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、前述の課題解決のために、合成樹脂で一体成形され、中央に上下に 貫通した転子収容空間を形成するとともに、薄板状となした前後面の一方中央部 に貫通孔を形成し且つ他方内面に該貫通孔に臨む位置に先端上部を傾斜切欠した 支軸を突設し、両側上端に外方へ爪を有する係合片を突設してなる本体の前記収 容空間に、中央に軸孔を形成した転子を嵌入し且つ該軸孔に前記支軸を挿通して なる戸車と、引戸の表面板の背面下縁に固着する上下固定板を有し、その中間部 を背面側へ突設してなる補強部を有し、前記下固定板の適所から補強部下面に渡 って切り起こし、その切起片を表面板と略平行となした取付部材とよりなり、前 記切起片と下固定板間若しくは表面板間に前記戸車を下方から嵌入するとともに 、その両係合片を補強部下面の切欠縁に係合してなる引戸の戸車取付構造を構成 した。
【0006】
【作用】
以上の如き内容からなる本考案の引戸の戸車取付構造は、引戸の表面板の背面 下縁に取付部材の上下固定板を固着した状態で、切起片と下固定板間若しくは表 面板間に形成される間隙に下方から戸車を嵌入すると、戸車本体の上端両側に突 設した係合片が取付部材の補強部の下面であって、前記切起片を切り起こした際 に形成された両切欠縁間に内方から嵌入し、その爪が該切欠縁に係止して下方へ の抜け止めがなされた状態で取付けるのである。
【0007】 また、戸車の本体を両側から押し縮めて前後面を広げた状態で、その広がった 収容空間に転子を上方から支軸の傾斜切欠した先端を乗り越えて嵌入し、その転 子の軸孔に支軸を挿入した後押圧力を開放して、転子を収容空間内に回動可能に 装着するのである。
【0008】
【実施例】
次に添付図面に示した実施例に基づき更に本考案の詳細を説明する。
【0009】 図1は本考案の代表的実施例を示し、図中1は引戸、2は戸車、3は取付部材 をそれぞれ示している。該戸車2は、引戸1の表面板4の背面下縁に沿って固着 した取付部材3に形成した切起片5と表面板4間に下方から嵌入装着するのであ る。
【0010】 前記戸車2は、図2〜図5に示すように、合成樹脂で一体成形された本体6と 、該本体6に回動可能に装着する転子7からなる。本体6は、中央に上下に貫通 した転子7の収容空間8を形成するとともに、薄板状となした前後面9,10の一 方、本実施例では前面9の中央部に貫通孔11を形成し、また他方の後面10の内面 に該貫通孔11に臨む位置に支軸12を突設し、該支軸12の先端上部を約45度の角度 に切欠して斜面13となし、更に両側上端に外方へ爪14を有する係合片15を突設し たものである。また、転子7は、厚肉円板状の中央に前記支軸12を回動可能に内 挿する軸孔16を形成したものである。尚、本実施例では転子7の外周はフラット となしたが、図示しないレール上に載支する場合には、外周の中央に環状溝を設 けることもできる。
【0011】 更に詳しく戸車2の本体6を説明すれば、前記前面9の両側に突条17,17を突 出形成し、該突条17と前面9とで上下に延びた凹所18を形成し、また該突条17の 外側には上下に延びた凹段部19を形成している。尚、前記後面10はフラットであ る。また、本体6の収容空間8内に転子7を内装した状態で、転子7の下端が図 示しないレールに当接するように、本体6の両側下部を切欠している。勿論、転 子7の下端が本体6より下方に突出するように設定すれば、切欠する必要はない が、本実施例のようにすれば、転子7の下端と前後面9,10の下端部間にレール を位置させることができるので、レールから外れることがない。また、前記軸孔 16の下方には突出面を前記突条17と同一平面となした突起20を一体形成している 。
【0012】 そこで、本体6と転子7を別体で製作した後、それらを組立てるには、図3に 示すように本体6の両側から指で挟んで押し縮めて、前後面9,10の中央部を互 いに外側に湾曲させて広げ、収容空間8が広がった状態で、転子7を該収容空間 8に上方から挿入すれば、転子7の下部が前記支軸12の斜面13を慴動してその先 端を乗り越え、該支軸12が軸孔16内に挿入された後、押圧力を開放すれば、前後 面9,10の弾性復元力によって元の平行状態に戻り、その組立てが完了する。こ の状態では支軸12と軸孔16とが完全に回動可能な状態に遊挿され、もはや転子7 が抜けることがない。ここで、本体6に引戸1の重量が作用した場合、本体6の 支軸12が転子7の軸孔16の下部で載支されるので、支軸12の先端上部に斜面13を 形成しても何ら問題はない。
【0013】 また、前記取付部材3は、図6〜図9に示すように引戸1の表面板4の背面下 縁に固着する上下固定板21,22を有し、その中間部を背面側へ突設して断面略コ 字形の補強部23を形成し、そして前記下固定板22の適所から補強部23の下面24に 渡って切り起こし、その切起片5を表面板4と略平行となしたものである。この 切起片5は、少なくとも引戸1の両側に対応する二ヶ所に設けている。
【0014】 図6及び図7に示した取付部材3は、切起片5と下固定板22の内間隔を前記戸 車2の後面10と凹所18の外間隔と一致若しくはやや小さく設定したものである。 この場合、該取付部材3に戸車2を取付けるには、切起片5の巾方向中央であっ て下部に下方へ開放したスリット25を形成したものとなし、該切起片5と下固定 板22間に下方から戸車2を嵌挿すると、切起片5が突条17,17間の凹所18内に位 置するとともに、突起20がスリット25内に位置し、更に嵌挿すると戸車2の上端 の両係合片15,15が切起片5を切り起こし形成した際に形成された補強部23の下 面24の両切欠縁26,26にその爪14が係止状態で係合するのである。この状態では 、戸車2の下方への変位は係合片15と切欠縁26の係合関係により規制され、また 戸車2の横方向への変位は切起片5が凹所18に嵌合することによって規制され、 従って戸車2は全く移動することなく固定される。
【0015】 図8及び図9に示した取付部材3は、切起片5と表面板4の内間隔を前記引戸 1の突条17と後面10の外間隔と一致若しくはやや小さく設定したものである。こ の場合、該取付部材3に戸車2を取付けるには、切起片5と表面板4及び下固定 板22間に下方から挿入すると、突条17の表面は表面板4に接触し、該突条17の外 側の凹段部19は下固定板22の切欠縁27を嵌合し、また後面10は切起片5の内面に 接触した状態で嵌挿され、前述の如く両係合片15,15が補強部23の下面24の切欠 縁26,26に係合する。この状態では、下固定板22の両切欠縁27,27と戸車2の両 凹段部19,19が嵌合するので、同様に横方向への変位が規制されている。
【0016】 以上のように、前記戸車2は二態様の取付けが可能である。これは、キャビネ ット等に設ける右引戸と左引戸でそれぞれ取付態様を異にする場合に便利である 。即ち、戸車2を前述の厚生となした場合、本体6に対して前後一方に転子7が 偏って装着されているので、戸車2を表裏反転させて引戸1に取付ければ、転子 7を引戸1の表面板4に接近した位置と、それよりやや離れた位置に設定するこ とができ、引違い状態に設けた前引戸と後引戸を案内する二本のレール間隔の間 隔に応じて前引戸と後引戸でその戸車2の取付態様を代えれば、前引戸の転子7 と後引戸の転子7の間隔を代えることが可能である。
【0017】
【考案の効果】
以上にしてなる本考案の引戸の戸車取付構造によれば、合成樹脂で一体成形さ れ、中央に上下に貫通した転子収容空間を形成するとともに、薄板状となした前 後面の一方中央部に貫通孔を形成し且つ他方内面に該貫通孔に臨む位置に先端上 部を傾斜切欠した支軸を突設し、両側上端に外方へ爪を有する係合片を突設して なる本体の前記収容空間に、中央に軸孔を形成した転子を嵌入し且つ該軸孔に前 記支軸を挿通してなる戸車と、引戸の表面板の背面下縁に固着する上下固定板を 有し、その中間部を背面側へ突設してなる補強部を有し、前記下固定板の適所か ら補強部下面に渡って切り起こし、その切起片を表面板と略平行となした取付部 材とよりなり、前記切起片と下固定板間若しくは表面板間に前記戸車を下方から 嵌入するとともに、その両係合片を補強部下面の切欠縁に係合してなるので、ビ ス止めすることなく嵌合作業のみで短時間に引戸に固着した取付部材に戸車を取 付けることができ、コストの低減化を図れるのである。
【0018】 また、前記構成によるので、戸車の本体と転子の組立作業も、嵌合作業のみで 簡単に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の代表的実施例を示す引戸を背面から見
た簡略斜視図である。
【図2】戸車の全体斜視図である。
【図3】戸車を組立てる状態を示した分解斜視図であ
る。
【図4】同じく組立てた状態の戸車の断面図である。
【図5】戸車の他の実施例を示す断面図である。
【図6】戸車を引戸に固着した取付部材に装着した状態
の要部の斜視図である。
【図7】同じくその断面図である。
【図8】戸車を引戸に固着した他の取付部材に装着した
状態の要部の斜視図である。
【図9】同じくその断面図である。
【図10】従来例を示す引戸を背面から見た簡略斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 引戸 2 戸車 3 取付部材 4 表面板 5 切起片 6 本体 7 転子 8 収容空間 9 前面 10 後面 11 貫通孔 12 支軸 13 斜面 14 爪 15 係合片 16 軸孔 17 突条 18 凹所 19 凹段部 20 突起 21 上固定板 22 下固定板 23 補強部 24 下面 25 スリット 26 切欠縁 27 切欠縁

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂で一体成形され、中央に上下に
    貫通した転子収容空間を形成するとともに、薄板状とな
    した前後面の一方中央部に貫通孔を形成し且つ他方内面
    に該貫通孔に臨む位置に先端上部を傾斜切欠した支軸を
    突設し、両側上端に外方へ爪を有する係合片を突設して
    なる本体の前記収容空間に、中央に軸孔を形成した転子
    を嵌入し且つ該軸孔に前記支軸を挿通してなる戸車と、
    引戸の表面板の背面下縁に固着する上下固定板を有し、
    その中間部を背面側へ突設してなる補強部を有し、前記
    下固定板の適所から補強部下面に渡って切り起こし、そ
    の切起片を表面板と略平行となした取付部材と、よりな
    り、前記切起片と下固定板間若しくは表面板間に前記戸
    車を下方から嵌入するとともに、その両係合片を補強部
    下面の切欠縁に係合してなることを特徴とする引戸の戸
    車取付構造。
JP1317491U 1991-02-16 1991-02-16 引戸の戸車取付構造 Expired - Lifetime JPH078759Y2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010031611A (ja) * 2008-07-31 2010-02-12 Sanwa Shutter Corp 潜り戸付き開閉装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010031611A (ja) * 2008-07-31 2010-02-12 Sanwa Shutter Corp 潜り戸付き開閉装置

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