JP2010031611A - 潜り戸付き開閉装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】通行用空間部を備えた潜り戸付き開閉装置において、通行用空間部の上端部が形成されるパネル体の上方部位および通行用空間部の下端部が形成されるパネル体の下方部位には、左右のガイドレール間に位置して補強材をそれぞれ横設した。
【選択図】 図5
Description
また、上記補強材は、離間対設する起立辺と、該起立辺の先端部同士を連結した連結辺と、起立辺の基端側をそれぞれ外方に折曲形成した取付辺とで断面略コ字状の長尺材に形成されていることを特徴とするものである。
図において、1はオーバーヘッドドアを構成する開閉体であって、該開閉体1は複数のパネル体1aを蝶番1bによって屈曲自在に上下一連状に連結して形成されており、最下端パネル1aの下端部には該パネル幅全長に亘ってボトム材1dが取り付けられている。 また開閉体1の左右両側縁部の上下方向複数箇所には取付ブラケット2が固定され、これら取付ブラケット2にガイドローラ3が軸承されるローラ軸が支持されている。
一方、4は躯体開口部に建て付けられ、前記ガイドローラ3が嵌合案内されるガイドレールであって、該ガイドレール4は開口部両側に沿う垂直レール4aと天井部に沿う水平レール4bとで側面視略L字状に構成されている。
また、開口部上部には巻装装置5が配設されており、該巻装装置5に基端部が巻装されるワイヤ6の先端部は開閉体1の最下端パネル体1aに連結され、開閉体1を吊持支持するようになっている。そして、垂直レール4aに位置して開口部を閉鎖する開閉体1を上方に向けて開放操作することでワイヤ6はワイヤドラム5aに巻き取られ、これによって開閉体1は、閉鎖姿勢から水平レール4bに移動して開口部を開放する開放姿勢に変姿するようになっている。これに対して、開閉体1を開放姿勢から閉鎖姿勢にするには開閉体1を下方に向けて閉操作することでなされ、これによってワイヤ6がワイヤドラム5aから巻き出され開閉体1は開口部を閉鎖するようになっている。
開閉体1を構成する各パネル体1aは、その幅方向略中央部分を切り欠いて人の通行可能な空間部8を形成すると共に、各パネル体1aの切欠端面部はそれぞれ塞ぎ部材9で覆うように構成されている。 塞ぎ部材9は、切欠端面に当てがって取り付けられる断面略コ字状の塞ぎ部9aと、該塞ぎ部9aの端部から空間部8側に向けて突出形成され扉体7の閉鎖時の衝撃を緩衝する緩衝材を備えた戸当たり部9bとで形成されている。また、上下隣接する各パネル体1aは空間部8側の端部位置で蝶番1bによって上下屈曲自在に連結されている。
なお、扉体7の戸先側端面にはフロント部材10が設けられ、戸尻側端部は扉体蝶番11を介して開閉体1の各パネル体1aに固定されているが、フロント部材10および扉体蝶番11は扉体7の屈曲部でそれぞれ切断されて扉体7の屈曲に支障が無いように構成されている。 また、12は扉体7の開閉用把手、13は扉体7の閉鎖時に開閉体1に設けたラッチ受け9cに係止して閉鎖状態を保持するよう出没自在に構成されたラッチである。
図4は、図1のA−A部を示す拡大図であり、図5(A)はその拡大縦断面図である。
図において、パネル体1aには通行用空間部8の上端部が形成され、該部8は閉鎖状態の扉体7の上部で塞がれている。パネル体1aは、それぞれ薄板状の鋼板を折曲形成してなる一対の内面板1bと外面板1cとを組み付けて形成される内部空間に発砲ウレタン等の断熱材Dが充填されることによって断熱効果を高めるよう構成されている。
このように構成された上部補強材14は、通行用空間部8の上端部とパネル体1aの上端との間に取付辺14a,14aを複数個のリベット15で内面板1bに固定することにより左右方向に向けて取り付けられている。
また、上部補強材14は、その長手方向両端側が、左右ガイドレール4に当接しない長さに設定されている。
上部補強材14は、図5(B)に示すようにすることができる。このものは、上述した断面略コ字状の補強材14を構成する上側の起立辺14bと連結辺14cの内面側に沿って断面略L字状の補助補強材14dを設けたものであり、この補助補強材14dによって効率的に補強効果を向上させることができる。
図において、開閉体1を構成する下端のパネル体1aには通行用空間部8の下端部が形成され、該部8は閉鎖状態の扉体7下部で塞がれている。
図7において、下端のパネル体1aは、上述のパネル体1a同様、それぞれ薄板状の鋼板を折曲形成してなる一対の内面板1bと外面板1cとを組み付けて形成される内部空間に発砲ウレタン等の断熱材Dが充填されることによって構成されており、その下端部にアルミ押し出し形材からなるボトム材1dが締結部材1eを介して連結されている。また、ボトム材1dの下端にはゴム等で形成した気密材1fが下方に向けて突成されており、開閉体1の全閉時にボトム材1dと床面との隙間を封止して気密性を確保するようになっている。
一方、図8に示すように、通行用空間部8の下端部が形成される部位ではボトム材1dの上端部にアルミ押し出し形材からなる沓摺り部材1gが扉体7の下端面と対向するよう設けられている。
19は、ボトム材1dの内部空間に取り付けられた補助補強材でり、該補助補強材19は、強度的観点に基づいて必要に応じて設けられるものである。
尚、20は、扉体7の下端と沓摺り部材1gの上端とにそれぞれ一対の検知部20aを接近対向状に取り付けた近接スイッチであり、開閉体1の閉鎖時において、扉体7が完全に閉鎖している場合には開閉体1の上方への開放動を許容するが、扉体7の開放状態では一対の検知部20a同士の信号が絶たれることにより開閉体1の移動を規制して安全性を確保するように構成されている。
1a パネル体
1d ボトム材
4 ガイドレール
7 扉体(潜り戸)
8 通行用空間部
14 上部補強材
18 下部補強材
19 補助補強材
20 近接スイッチ
Claims (2)
- 左右方向長尺のパネル体を複数枚上下方向に連結してなる開閉体を、左右に立設したガイドレールで上下昇降案内して躯体開口部を開閉するように構成すると共に、前記開閉体に設けた通行用空間部に開閉自在な扉体を設けた潜り戸付き開閉装置であって、前記通行用空間部の上端部が形成されるパネル体の上方部位および通行用空間部の下端部が形成されるパネル体の下方部位には、左右のガイドレール間に位置して補強材がそれぞれ横設されていることを特徴とする潜り戸付き開閉装置。
- 上記補強材は、離間対設する起立辺と、該起立辺の先端部同士を連結した連結辺と、起立辺の基端側をそれぞれ外方に折曲形成した取付辺とで断面略コ字状の長尺材に形成されていることを特徴とする請求項1記載の潜り戸付き開閉装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008197692A JP2010031611A (ja) | 2008-07-31 | 2008-07-31 | 潜り戸付き開閉装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008197692A JP2010031611A (ja) | 2008-07-31 | 2008-07-31 | 潜り戸付き開閉装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010031611A true JP2010031611A (ja) | 2010-02-12 |
Family
ID=41736400
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008197692A Pending JP2010031611A (ja) | 2008-07-31 | 2008-07-31 | 潜り戸付き開閉装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2010031611A (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04103980U (ja) * | 1991-02-16 | 1992-09-08 | 株式会社伊藤喜工作所 | 引戸の戸車取付構造 |
JPH08177340A (ja) * | 1994-10-14 | 1996-07-09 | Kap-Il Park | 建物用シャッタ装置 |
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JP2007032189A (ja) * | 2005-07-29 | 2007-02-08 | World Garage Door:Kk | 可動式間仕切り及び可動式間仕切り組立体 |
-
2008
- 2008-07-31 JP JP2008197692A patent/JP2010031611A/ja active Pending
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