JPH0116179Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0116179Y2
JPH0116179Y2 JP1981125460U JP12546081U JPH0116179Y2 JP H0116179 Y2 JPH0116179 Y2 JP H0116179Y2 JP 1981125460 U JP1981125460 U JP 1981125460U JP 12546081 U JP12546081 U JP 12546081U JP H0116179 Y2 JPH0116179 Y2 JP H0116179Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
button
shaft
recess
engaging
width
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1981125460U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5832518U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP12546081U priority Critical patent/JPS5832518U/ja
Publication of JPS5832518U publication Critical patent/JPS5832518U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0116179Y2 publication Critical patent/JPH0116179Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は押釦装置に関し、特に軸と釦との嵌合
構造に関する。
従来からの押釦装置においては、軸と釦とが第
1図に示す圧入構造、あるいは第2図に示すスナ
ツプフツク構造によつて一体的に嵌合されてい
る。ところが第1図の圧入構造においては、軸1
は通常金属製であり、釦2は合成樹脂などによつ
て形成されている。そのため周囲の温度により軸
1と釦2との熱膨張率に差が生じ、釦2が軸1か
ら矢符3で示す方向に抜けてしまうおそれがあ
る。また第1図における軸1および釦2、ならび
に第2図における軸4および釦5は、密着して一
体化されている。そのため、機器の組立時のばら
つき、あるいは部品製作時の精度のばらつきによ
り、釦2,5が操作板6に形成されている釦孔7
の内面にひつかかるおそれがある。そのような釦
かかりが生じると、押釦操作を円滑に行なうこと
ができない。そこで先行技術では、釦かかりを防
止するために、釦孔7の内面と、釦2,5の外面
との間隔δ1を比較的大にしていた。しかし、前
記間隔δ1を大にすることは、美観上好ましくな
い。
本考案は、上述の技術的課題を解決し、釦と軸
との嵌合を確実に達成するとともに釦かかりが生
じることを防止し、しかも美観を向上した押釦装
置を提供することを目的とする。
本考案は、押圧駆動され幅d2を有する軸と、
その軸の端部に装着され操作板の釦孔に臨む釦と
から成る押釦装置において、前記軸の端部付近の
側部には前記押圧駆動方向と直交する方向に第1
の間隔l4を有して第1の係合部が形成され、前
記釦には、底面および側面に開放した凹所と、該
凹所内に前記軸と直交する方向に前記幅d2より
大きい第2の間隔l2を有しかつ該釦の側面と接
触することなく立設される一対の係合突起と、各
係合突起の端部に前記第1の間隔l4より大きい
第3の間隔l3を有して設けられ前記第1の係合
部に係合する第2の係合部と、該凹所の中央部に
前記軸の厚みd1とほぼ同一の幅を有し該軸の突
出端部と当接するよう立設される当接突起が形成
されることを特徴とする押釦装置である。
以下、図面によつて本考案の実施例を説明す
る。第3図は本考案の一実施例の断面図であり、
第4図は第3図の切断面線−から見た断面図
である。この押釦装置10は、一部を示すスイツ
チ装置11に関連して設けられ矢符12で示す方
向に変位して前記スイツチ装置11のスイツチン
グ態様を変化させる軸13と、その軸13に嵌合
され操作板14の釦孔15に臨む釦16とから成
る。
第5図は軸13および釦16の分解斜視図であ
る。軸13はその長手方向に直角な断面がたとえ
ば矩形であり、スイツチ装置11から突出され
る。この軸13の突出端部付近には、軸13の幅
方向(第3図の左右方向および第4図の紙面に垂
直な方向)両側部に一対の係合溝17,18が形
成される。これらの係合溝17,18は軸13の
前記幅方向に直角な厚み方向(第3図の紙面に垂
直な方向)に沿う全長にわたつて形成される。
釦16は合成樹脂によつて成型され、その外観
は基本的に楕円柱形状を呈する。釦16には、軸
線方向に沿う第4図および第5図の上方に臨む底
面、および短径に沿う第4図左方および第5図左
下方に臨む一方の側面に開放した凹所19が形成
される。この凹所19には軸13の突出端部に当
接する当接突起20と、その当接突起20の両側
に配置され係合溝17,18にそれぞれ係合する
一対の係合突起21,22とが形成される。
当接突起20は、凹所19の中央部において軸
13の厚みd1とほぼ同一の距離l1を有して短
径方向に延び、高さh1を有して軸線方向に立設
される。この当接突起20の遊端部は軸13の突
出端部に当接可能である。
両係合突起21,22は当接突起20の両側で
平行に配置され、高さh1よりも大なる高さh2
を有してそれぞれ立設される。これらの係合突起
21,22の相互に近接した面相互間の距離l2
は軸13の幅d2よりも大に選ばれる。(l2>
d2)。
係合突起21,22の各遊端部には相互に近接
する方向に突出した係合部分23,24がそれぞ
れ形成されており、これらの係合部分23,24
は軸13の係合溝17,18にそれぞれ係合可能
である。係合部分23,24の各遊端部間の距離
l3は、軸13における両係合溝17,18間の
距離l4よりも大に選ばれる(l3>l4)。
操作板14の押孔15を外囲してスイツチ装置
11側に延びる案内筒25が設けられており、軸
13に装着された釦16は案内筒25によつて案
内される。
釦16を軸13に装着するにあたつては、凹所
19の側部開放端から当接突起20を軸13の突
出端部に当接させるとともに、係合突起21,2
2の係合部分23,24を係合溝17,18に係
合させて、釦16を軸13の厚み方向に沿つて押
込む。そうすることにより、第3図および第4図
に示すように、軸13と釦16との嵌合による一
体化が達成される。
軸13と釦16とを嵌合した状態で、係合溝1
7,18の底部分17a,18aと両係合部分2
3,24との間には間隔δ2なる間隙が生じてい
る。また軸13と凹所19の内側面との間には間
隔δ3なる間隙が生じている。さらに、軸13の
突出端部と両係合突起21,22との間には間隔
δ4なる間隙が生じている。このように軸13と
釦16との間には、軸13の押圧変位方向12に
直角な方向に間隔が形成されており、そのため嵌
合状態において釦16は前記直角方向にわずかに
変位することが可能である。
したがつて、機器の組立時のばらつき、あるい
は部品製作精度にばらつきがあるとしても、釦孔
15と釦16との間隔δ5を極力小さくして美観
を向上することが可能となる。すなわち、釦16
を軸13と直角方向に変位させることにより、前
記ばらつきを吸収することができ、釦孔15に釦
16がひつかかることを防止することができる。
しかも軸13と釦16とは当接突起20および両
係合突起21,22の係合部分23,24によつ
て確実に嵌合されているので、釦16が軸13か
ら抜け出ることはない。
なお、釦孔15の長径がたとえば14mmであると
きに、間隔δ2,δ4はたとえば0.2mmに選ばれ、
また間隔δ5はたとえば0.15mmに選ばれる。
上述の実施例では軸13が矩形断面を有する場
合について説明したが、本考案に従えば軸を円柱
状とすることもできる。その場合には係合溝を軸
の全外周にわたつて形成し、釦には軸の半径方向
に沿つて間隔を有して係合溝に係合する係合部分
を形成すればよい。
上述のごとく本考案によれば、釦が軸と直交す
る方向に変位可能であるので、組立のばらつきや
部品の製作精度にばらつきがあるとしても釦孔と
釦との間隔を小にすることができ、美観が向上す
る。また釦の側面に開放した凹所内に係合突起を
設けているため、釦の軸への係合時、係合部を横
方向から目視することができ、しかも係合突起自
身がばね性を有しているため取付作業が向上す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は従来技術をそれぞれ示す
断面図、第3図は本考案の一実施例の断面図、第
4図は第3図の切断面線−から見た断面図、
第5図は軸13と釦16との分解斜視図である。 13……軸、15……釦孔、16……釦、1
7,18……係合溝、23,24……係合部分、
δ2,δ3,δ4,δ5……間隔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 押圧駆動され幅d2を有する軸と、その軸の端
    部に装着され操作板の釦孔に臨む釦とから成る押
    釦装置において、前記軸の端部付近の側部には前
    記押圧駆動方向と直交する方向に第1の間隔l4
    を有して第1の係合部が形成され、前記釦には、
    底面および側面に開放した凹所と、該凹所内に前
    記軸と直交する方向に前記幅d2より大きい第2
    の間隔l2を有しかつ該釦の側面と接触すること
    なく立設される一対の係合突起と、各係合突起の
    端部に前記第1の間隔l4より大きい第3の間隔
    l3を有して設けられ前記第1の係合部に係合す
    る第2の係合部と、該凹所の中央部に前記軸の厚
    みd1とほぼ同一の幅を有し該軸の突出端部と当
    接するよう立設される当接突起が形成されること
    を特徴とする押釦装置。
JP12546081U 1981-08-24 1981-08-24 押釦装置 Granted JPS5832518U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12546081U JPS5832518U (ja) 1981-08-24 1981-08-24 押釦装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12546081U JPS5832518U (ja) 1981-08-24 1981-08-24 押釦装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5832518U JPS5832518U (ja) 1983-03-03
JPH0116179Y2 true JPH0116179Y2 (ja) 1989-05-12

Family

ID=29919303

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12546081U Granted JPS5832518U (ja) 1981-08-24 1981-08-24 押釦装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5832518U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5620814U (ja) * 1979-07-24 1981-02-24

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5620814U (ja) * 1979-07-24 1981-02-24

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5832518U (ja) 1983-03-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0116179Y2 (ja)
JPS5871230U (ja) 押釦同調器のチユ−ニングシヤフト
JPH084369Y2 (ja) ワイパブレード
JP2002286004A (ja) 合成樹脂部材と板金部材との圧入固定構造
JPS5813622Y2 (ja) 押釦同調器におけるポインタ−ア−ムの取付機構
JPH081298Y2 (ja) ワンウェイクラッチ
JPS61108054U (ja)
JPH0351869Y2 (ja)
JP2003090307A (ja) 合成樹脂部材と板金部材との圧入固定構造
JPS5848714Y2 (ja) 鍵盤楽器の鍵のガイド装置
JPS6322886Y2 (ja)
JPS6448879U (ja)
JPH0729132Y2 (ja) 化粧材取付構造
JPS6239450Y2 (ja)
JPH0342591Y2 (ja)
JPH0311064Y2 (ja)
JPS599250Y2 (ja) 鍵盤楽器の鍵のガイド装置
JPS6145530Y2 (ja)
JPS62194206U (ja)
JPH10181370A (ja) 自動変速機のシフトレバー装置
JPS5829863Y2 (ja) 押ボタン装置
JPS6136030Y2 (ja)
JPH0325283U (ja)
JPS5813621Y2 (ja) 押釦同調器におけるポインタ−ア−ムの取付機構
JPS6213539Y2 (ja)