JPH0311064Y2 - - Google Patents

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JPH0311064Y2
JPH0311064Y2 JP1985057138U JP5713885U JPH0311064Y2 JP H0311064 Y2 JPH0311064 Y2 JP H0311064Y2 JP 1985057138 U JP1985057138 U JP 1985057138U JP 5713885 U JP5713885 U JP 5713885U JP H0311064 Y2 JPH0311064 Y2 JP H0311064Y2
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JP
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slider
shift lever
mark
sheet
slide cover
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、自動車のシフトレバーに固着し、
シフトレバーと連動してシフトレバー操作位置を
指示すると共に、シフトレバーが回動するハウジ
ングの開口部をカバーするスライドカバーに関す
るものである。
従来の技術 従来、この種のスライドカバーは、第6図に示
すように、長尺なカバー部1にシフトレバー取付
穴2を穿設し、その側面にマーク指示部3を突設
した形状としており、該形状のスライドカバー4
を樹脂により一体成形している。このように、成
形品であるため、厚さ及び長さに制限があり、該
スライドカバーの厚さを一定以上薄く出来ないた
め、スライド抵抗が大きく、ハウジングガイド面
との摩擦が大きく、ハウジング側面へ曲がる時に
大きな曲率となるため、ハウジング側部に設ける
カバー収納部のスペースを減少するのに制限があ
り、設計の自由度が少なくなる。また、長さも余
り長く出来ないため、ストロークが大きい場合に
は適用できない。かつ、指示部は目立つ色彩(赤
色等)とすることが好ましいが、シートカバー部
の全体を極彩色とすることは好ましくないと共
に、コスト高となる。そのため、従来はマーク指
示部のみに赤色等のマークシートを付けている
が、作業工数が増える等の問題があつた。
考案の目的 この考案は上記した従来の問題を解消せんとす
るものであり、成形では不可能な厚さの薄い、か
つ、長さの長いスライドカバーを設け、スライド
抵抗を減少し小さな曲率で曲がることを可能と
し、収納スペースの減少を図り、しかも、シフト
レバーのストロークが大きい場合にも使用出来る
ようにするものである。さらに、本考案は上記マ
ークシートを付ける工程を省略して、作業工程数
を減少することを目的とする。
考案の構成 この考案は上記した目的を達成するためになさ
れたものであり、スライドカバーを樹脂成形のマ
ークスライダとシート材を打ち抜いてもうけるシ
ートスライダとの2部材より構成し、これらを一
体に組み合わせて形成するものであり、シートス
ライダをシート材より打ち抜いてもうけることに
より、成形品では不可能な薄さおよび長さとする
ことを可能とするものである。詳しくは、シフト
レバーに取り付けて連動させ、該シフトレバーが
回動するハウジング開口をカバーすると共にシフ
トレバー操作位置を指示する指示部を有するスラ
イドカバーにおいて、該スライドカバーをマーク
スライダとシートスライダの2部材より形成し、
上記マークスライダは、樹脂を成形してなり、シ
フトレバー取付穴を穿設すると共に外周にシート
スライダ嵌込溝を形成した肉厚のボス部と、シフ
トレバー移動方向と直交する方向に矩形状に伸張
するシート受部と、該シート受部の一端より突設
したマーク指示部とを設ける一方、上記シートス
ライダは、極薄厚のシート材を打ち抜きした長尺
な矩形状とすると共に、取付穴を穿設し、上記シ
ートスライダの取付穴を上記シートスライダ嵌込
溝に嵌合して、マークスライダとシートスライダ
を固着したことを特徴とするものである。
実施例 以下、この考案を図面に示す実施例により詳細
に説明する。
第1図から第3図に示すシフトレバーアツセン
ブリの組立図において、10はシフトレバー、1
1は下部ハウジング、12は上部ハウジング、1
3はシフトレバー10に固着する本考案に係わる
スライドカバーであり、該スライドカバー13は
マークスライダ14とシートスライダ15との2
部材を組み合わせ一体として形成している。
シフトレバー10はその下端部を下部ハウジン
グ11内で回動可能に軸支され、上部ハウジング
12に穿設した長溝状の開口12aより突出し、
該開口12a内を操作に応じて回動(移動)し、
該開口12aをカバーするため、上記スライドカ
バー13をシフトレバー10に固着している。該
スライドカバー13は、シフトレバー10の回動
に応じて移動し、いずれの位置においても常時開
口12aをカバーするように、開口12aの両側
よりハウジング内のガイド16に沿つて内方に曲
がり下部ハウジング11の側壁内部に設けた収納
部17に両端部を収納するようにしている。
上記上部ハウジング12には、開口12aに隣
接してシフト位置を表示するマーク(R、N、
D、5…1)12bを設けると共に、これらの各
マーク12bと夫々対応する側方に表示窓12c
を設け、その下方に照明ランプ18を設置してい
る。
上記スライドカバー13のマークスライダ14
はポリアミド樹脂等の樹脂で成形している。該マ
ークスライダ14は、第4図に示す如く、シフト
レバー取付穴14aを穿設した厚肉(約4.5mm)
のボス部14bの外周全体にシートスライダ嵌め
込み用のシートスライダ嵌込溝14c(約0.5mm
巾)を形成すると共に、該外周より薄肉(約1mm
厚)のシート受部14dを突設している。該シー
ト受部14dはシフトレバー移動方向と直交する
方向に矩形状に伸張し、伸張させたシート受部1
4dの一端よりマーク指示部14eを突設してい
る。該マーク指示部14eの中心をシフトレバー
取付穴14aの中心と一致させると共に、上部ハ
ウジング12に突設したガイド部12dに摺動自
在に嵌合する凹部14fを設け、先端部14gが
上記表示窓12cの下方に突出するようにしてい
る。該マークスライダ14はマーク指示部14e
を目立たせるため、着色成形で赤色を付けてい
る。
シートスライダ15は第5図に示す如き長尺
(約220mm)な矩形状で、薄肉(約0.3mm)シート
材より打ち抜き加工して形成している。該シート
材として、黒色で耐熱性を有するナイロンシート
材を用いているが、耐熱性を有する薄肉のシート
であれば、必ずしも、上記シート材に限定される
ものではない。該シートスライダ15の略中央に
は、上記マークスライダ14のシートスライダ嵌
込溝14cに周縁部が嵌め込まれる取付穴15a
を同時に打ち抜き加工で形成している。
該シートスライダ15の取付穴15aを押し広
げた状態で上記マークスライダ14のボス部14
bを挿入し、取付穴15aの周縁をシートスライ
ダ嵌込溝14cに嵌め込むことにより、シートス
ライダ15とマークスライダ14を一体とし、ス
ライドカバー13を形成している。
該スライドカバー13は、マークスライダ14
のシフトレバー取付穴14aにシフトレバー10
を嵌合して取り付けられ、上部ハウジングの開口
12aを下方よりカバーし、その両側はガイド1
6にそつて曲がり、下部ハウジング11の両側の
収納部17に収納される。
シフトレバー10の移動時、連動してスライド
カバー10は一側収納部より他側収納部へと移動
し、常時、開口12aの全体をカバーしている。
かつ、シフトレバーと対応する位置に設けられた
マーク指示部14eはシフト位置に対応する表示
窓12cの下方に位置し、操作位置を指示してい
る。
効 果 以上の説明より明らかなように、この考案に係
るスライドカバーによれば、シフトレバーに固着
すると共にマーク指示部を有するマークスライダ
を樹脂成形品とする一方、長尺なシートスライダ
を薄肉のシート材を打ち抜き加工してもうけ、こ
れらを組み合わせて構成しているため、下記に列
挙する効果を有するものである。
シート部を薄肉としているため、スライド抵
抗が少なく、ガイドとの摩擦が減少し、シフト
レバーの操作性がよくなる。
シートスライダは側壁側へ曲がりやすく、小
さな曲率で曲がることが出来るため、曲率の小
さな部分にも使用できる。
シートスライダは小さい曲率で曲がることが
できるため、側壁内部に設ける収納スペースは
小さくでき、ハウジングの設計の自由度が増
す。
シートスライダはシート材を打ち抜き加工で
設けているため、長さを長くすることが簡単に
でき、ストロークの大きいものにも適用するこ
とが出来る。
2ピース化することにより、マークスライダ
のみを着色でき、マーク指示部に従来の如き赤
色マークシートを付ける必要がなくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係わるスライドカバーを取り
付けたシフトレバーアツセンブリの断面図、第2
図は第1図の−線断面図、第3図は第1図の
平面図、第4図はマークスライダを示しAは断面
図Bは底面図、第5図はシートスライダの平面
図、第6図は従来のスライドカバーの平面図であ
る。 10……シフトレバー、11……下部ハウジン
グ、12……上部ハウジング、12a……開口、
12c……表示窓、13……スライドカバー、1
4……マークスライダ、14c……シートスライ
ダ嵌込溝、14e……マーク指示部、15……シ
ートスライダ、15a……取付穴、17……収納
部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 シフトレバーに取り付けて連動させ、該シフト
    レバーが回動するハウジング開口をカバーすると
    共にシフトレバー操作位置を指示する指示部を有
    するスライドカバーにおいて、 該スライドカバーをマークスライダとシートス
    ライダの2部材より形成し、 上記マークスライダは、樹脂を成形してなり、
    シフトレバー取付穴を穿設すると共に外周にシー
    トスライダ嵌込溝を形成した肉厚のボス部と、シ
    フトレバー移動方向と直交する方向に矩形状に伸
    張するシート受部と、該シート受部の一端より突
    設したマーク指示部とを設ける一方、 上記シートスライダは、極薄厚のシート材を打
    ち抜きした長尺な矩形状とすると共に、取付穴を
    穿設し、 上記シートスライダの取付穴を上記シートスラ
    イダ嵌込溝に嵌合して、マークスライダとシート
    スライダを固着したことを特徴とするシフトレバ
    ーに取り付けるスライドカバー。
JP1985057138U 1985-04-16 1985-04-16 Expired JPH0311064Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985057138U JPH0311064Y2 (ja) 1985-04-16 1985-04-16

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JP1985057138U JPH0311064Y2 (ja) 1985-04-16 1985-04-16

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Publication Number Publication Date
JPS61172821U JPS61172821U (ja) 1986-10-27
JPH0311064Y2 true JPH0311064Y2 (ja) 1991-03-18

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985057138U Expired JPH0311064Y2 (ja) 1985-04-16 1985-04-16

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JPS6221464Y2 (ja) * 1981-03-30 1987-06-01

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JPS61172821U (ja) 1986-10-27

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