JPH0126855Y2 - - Google Patents

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JPH0126855Y2
JPH0126855Y2 JP3074180U JP3074180U JPH0126855Y2 JP H0126855 Y2 JPH0126855 Y2 JP H0126855Y2 JP 3074180 U JP3074180 U JP 3074180U JP 3074180 U JP3074180 U JP 3074180U JP H0126855 Y2 JPH0126855 Y2 JP H0126855Y2
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casing
cable
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【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案は、ケーブルの摺動を利用して被作動部
材を作動させるケーブル駆動装置に関するもの
で、車両用窓等の駆動装置として利用される。
(従来の技術) 従来のこの種のケーブル駆動装置としては、特
公昭42−6209号公報に示されるものが知られてい
る。これは、ベースと、ベースに固定され内部に
空間を形成するカバーと、空間内に回転可能に配
設されたドライブギヤと、空間内にケーシングを
介して摺動可能に配設されドライブギヤと噛合す
るケーブルとを有し、ドライブギヤに連結された
ハンドルを操作してドライブギヤを回転させるこ
とによりケーブルをケーシングに案内して摺動さ
せこのケーブルの摺動によりケーブルに連係され
た滑り窓を開閉作動させるものである。更に、ケ
ーシングには、ドライブギヤとケーブルとを噛合
させるための切欠部と、ケーシングの長手方向に
沿い切欠部より90゜位相がずれた溝と、外方へ切
り曲げられケーシングの外周より外方に突出する
舌状部とが夫々形成されており、又、カバーには
突起が形成されている。この構成により、ケーシ
ングは突起と溝が係合し且つ舌状部とカバーとが
係合することによりカバー及びベースに対する回
転及び摺動が阻止されてカバー及びベースに取付
けられるものであつた。
(考案が解決しようとする課題) しかし、上記したケーブル駆動装置であると、
カバー及びベースの小型化を計るためには突起を
できるだけ切欠部の近傍に配設しなければなら
ず、この突起は比較的機械的強度の無い溝の側壁
と係合することとなり、ケーシングのその長手方
向まわりの回転によりケーシングが変形してしま
う恐れがあつた。
故に、本考案は、ケーシングに変形を生じさせ
ずにカバー及びケースの小型課を計ることを、そ
の技術的課題とするものである。
〔考案の構成〕
(課題を解決するための手段) 上記技術的課題を解決するために本考案におい
て講じた技術的手段は、前記ケーシングに設けら
れ前記ケーシングの長手方向に沿う溝と、前記ケ
ーシングに設けられ前記溝と連続するように前記
溝の一側に形成された切欠部と、前記ベース及び
前記カバーに夫々形成され前記切欠部の上端一側
面及び前記切欠部の下端他側面と夫々係合、或い
は、前記切欠部の下端一側面、前記切欠部の下端
他側面及び前記溝と夫々係合する凸部とを有し、
前記ベース及び前記カバーに対する前記ケーシン
グの回転及び摺動を阻止したことである。
(作用) 上記技術的手段は次にように作用する。ケーシ
ングのその長手方向まわりの回転に関しては、一
つの凸部が切欠部の上端面即ち上端面と連続する
溝の側面と当接して一方向側の回転が阻止され反
対方向側の回転では別の凸部が切欠部の下端面と
当接しその回転が阻止されることとなる。このよ
うに、何れの回転方向に関しても適宜凸部がケー
シング長手方向について略一定形状を有し機械的
強度の優れた上端面と下端面とに当接するので、
ケーシングに変形を生じさせることがない。更
に、凸部を切欠部内に配置、或いは、ケーシング
に変形を生じさせないので溝と係合する凸部も切
欠部に可及的に近接して配置させられるので、カ
バー及びベースのケーシング長手方向の長さを短
くすることができ、カバー及びベースの小型化を
計ることができる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を添付図面に基づいて説
明する。
この実施例は、本考案によるケーブル駆動装置
を自動車のクオータガラスに適用したものであ
る。
第1図に於いて、10は自動車のクオータガラ
スを示し、該クオータガラス10はヒンジ11を
支点として自動車外方に回転可能とされている。
クオータガラス10の後端はリンク機構12およ
びケーブル可動端13に機能的に連結され(第2
図)、ケーブル可動端13の作動に伴いリンク機
構12を介してクオータガラス10を開閉可能と
している。14はケーシングを示し、該ケーシン
グ14は適宜複数個のブラケツト15により図示
せざる自動車の内板に固定されている。16はケ
ーブル駆動装置を示す。
第3図に於いて17はベースを示し、該ベース
17は孔18,19を有して、該孔18,19を
介して図示せざる自動車の内板に取付けられる。
ベース17には筒状のケーシング14の為の係合
凹部21、第4図に於けるドライブギヤ22を収
納する為の凹部23及びベース17を第4図に於
けるカバー24と固定する為のバーリング25,
26,27,28が夫々設けられている(第5
図)。
第4図及び第5図に於いてケーブル駆動装置1
6は以下の構成からなる。
29はシヤフトメンバを示し、該シヤフトメン
バ29には第1図示のハンドル30が固定され、
該ハンドル30の回転操作に応じてシヤフトメン
バ29が回動される。シヤフトメンバ29のコア
31はカバー24の孔32を介して筒状部33内
に収容されている。34はカバー24の筒状部3
3内に収容されるピニオンプレートを示し、該ピ
ニオンプレート34はドライブギヤ22とカシメ
により固定されている。シヤフトメンバ29のコ
ア31の外周とカバー24の筒状部33の内側と
の間にはトーシヨンスプリング35が介装され、
該トーシヨンスプリング35の各端部36,37
はコア31のピニオンプレート34との係合凹部
38の両端に係止可能となつている。従つてシヤ
フトメンバ29の回動に伴いコア31の係合凹部
38に係合するピニオンプレート34が、トーシ
ヨンスプリング35のいずれかの端部36又は3
7がコア31の係合凹部38の一方又は他方端に
係合することによりシヤフトメンバ29の回動方
向と同方向に回動されることになる。39はシヤ
フトメンバ29の軸部を示し、該軸部39の外周
にはドライブギヤ22が回転自在に設けられてい
る。ドライブギヤ22の歯部40にはケーシング
14内を駆動案内されるケーブル41が噛み合つ
ている。42はケーシング14に設けられた矩形
状の切欠部を示し、該切欠部42を介してケーシ
ング41がドライブギヤ22と噛み合つて駆動案
内される。カバー24にはベース17のバーリン
グ25,26,27,28に対応する部位に孔4
3,44,45,46が設けられ、カバー24と
ベース17とが一体的に固着される。
次に作動について説明する。
第1図に於けるハンドル30を回転操作する
と、第4図に於けるシヤフトメンバ29がハンド
ル30と同方向に回動する。シヤフトメンバ29
の回動に伴いトーシヨンスプリング35のいずれ
かの端部36又は37がコア31の係合凹部38
の一方又は他方端と係合して、該係合をしてコア
31の係合凹部38と係合したピニオンプレート
34がシヤフトメンバ29と同方向に回動され
る。従つてピニオンプレート34にカシメされた
ドライブギヤ22が回動し、ドライブギヤ22の
歯部40がケーシング14内のケーブル41と噛
み合つて該ケーブル41を駆動なす。該ケーブル
41の駆動に応じてケーブル可動端13は矢印方
向(第1図及び第2図)に移動してリンク機構1
2を介してクオータガラス10を開閉可能とす
る。
次にケーシング14の取付けについて説明す
る。
第5図に於いて、47はケーシング14の長手
方向に沿つて設けられた開孔溝を示す。この開孔
溝47の一側に同開孔溝47と連続するようにし
て切欠部42が形成されている。
カバー24には内方凸部48が設けられ、該凸
部48はケーシング14の切欠部42の上端42
c一側面42aと係合してケーシング14の回転
及び摺動を阻止している。又、ベース17には内
方凸部49が設けられ、該凸部49はケーシング
14の切欠部42の下端42d他側面42bと係
合してケーシング14の回転及び摺動を阻止して
いる。
第6図に示される本考案の第2実施例に於い
て、カバー24には内方凸部50が設けられ、該
凸部50はケーシング14の上方開孔溝47に係
合してケーシング14の回転を阻止している。
又、ベース17には内方凸部51,52が設けら
れ、該一方の内方凸部51はキーシング14の切
欠部42の下端42d一側面42aと係合し他方
の凸部52はケーシング14の切欠部42の下端
42d他側面42bと係合してケーシング14の
摺動を阻止している。
上記した構成により、ケーシング14をケーシ
ング14に何ら特別な施策を要さず、ケーシング
14の回転及び摺動を確実に阻止してベース17
およびカバー24にケーシング14を取付けるこ
とを可能としている。又、ケーシング14の何れ
の回転方向に関しても適宜内方凸部48,49,
50,51,52がケーシング長手方向について
略一定形状を有し機械的強度の優れた上端面42
cと下端面42dとに当接するので、ケーシング
14に変形を生じさせることがない。更に、内方
凸部48,49,51,52を切欠部42内に配
置、或いは、ケーシング14に変形を生じさせな
いので開孔溝47と係合する内方凸部50も切欠
部に可及的に近接して配置させられるので、カバ
ー24及びベース17のケーシング14に対する
長手方向の長さを短くすることができ、カバー2
4及びベース17の小型化を計ることができる。
又、ドライブギヤ22の配設用切欠部42を利用
しているので、ケーシング14に更なる加工を施
すことなく、ベース17及びカバー24に単に打
ち出しで凸部を設けるだけで、ケーシング14を
ベース17およびカバー24に固定することがで
きる。
〔考案の効果〕
本考案は、ベースと、該ベースに固定され内部
に空間を形成するカバーと、前記空間内に回転可
能に配設されたドライブギヤと、前記空間内にケ
ーシングを介して摺動可能に配設され前記ドライ
ブギヤと噛合するケーブルとを有し、前記ドライ
ブギヤを回転操作することにより前記ケーブルを
前記ケーシングに案内して摺動させ前記ケーブル
の摺動により前記ケーブルに連係された被作動部
材を作動させるケーブル駆動装置において、前記
ケーシングに設けられ前記ケーシングの長手方向
に沿う溝と、前記ケーシングに設けられ前記溝と
連続するように前記溝の一側に形成された切欠部
と、前記ベース及び前記カバーに夫々形成され前
記切欠部の上端一側面及び前記切欠部の下端他側
面と夫々係合、或いは、前記切欠部の下端一側
面、前記切欠部の下端他側面及び前記溝と夫々係
合する凸部とを有し、前記ベース及び前記カバー
に対する前記ケーシングの回転及び摺動を阻止し
てケーブル駆動装置を構成したので、ケーシング
のその長手方向まわりの回転に関しては、一つの
凸部が切欠部の上端面即ち上端面と連続する溝の
側面と当接して一方向側の回転が阻止され反対方
向側の回転では別の凸部が切欠部の下端面と当接
しその回転が阻止されることとなる。このよう
に、何れの回転方向に関しても適宜凸部がケーシ
ング長手方向について略一定形状を有し機械的強
度の優れた上端面と下端面とに当接するので、ケ
ーシングに変形を生じさせることがない。これに
より、ケーブルの円滑な案内を確保することがで
きる。更に、凸部を切欠部内に配置、或いは、ケ
ーシングに変形を生じさせないので溝と係合する
凸部も切欠部に可及的に近接して配置させられる
ので、カバー及びベースのケーシング長手方向の
長さを短くすることができ、カバー及びベースの
小型化を計ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるケーブル駆動装置を自動
車のクオータガラスに適用した概念図、第2図は
第1図に於ける−線に沿つた拡大断面図、第
3図は本考案によるケーブル駆動装置の正面図、
第4図は第3図に於ける−断面図、第5図は
本考案によるケーブル駆動装置の分解図、及び第
6図は本考案におるケーブル駆動装置の第2実施
例を示す分解図である。 10……クオータガラス(被作動部材)、14
……ケーシング、16……ケーブル駆動装置、1
7……ベース、22……ドライブギヤ、24……
カバー、41……ケーブル、42……切欠部、4
7……上方開孔溝(溝)、48,49,50,5
1,52……内方凸部(凸部)。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ベースと、該ベースに固定され内部に空間を形
    成するカバーと、前記空間内に回転可能に配設さ
    れたドライブギヤと、前記空間内にケーシングを
    介して摺動可能に配設され前記ドライブギヤと噛
    合するケーブルとを有し、前記ドライブギヤを回
    転操作することにより前記ケーブルを前記ケーシ
    ングに案内して摺動させ前記ケーブルの摺動によ
    り前記ケーブルに連係された被作動部材を作動さ
    せるケーブル駆動装置において、 前記ケーシングに設けられ前記ケーシングの長
    手方向に沿う溝と、前記ケーシングに設けられ前
    記溝と連続するように前記溝の一側に形成された
    切欠部と、前記ベース及び前記カバーに夫々形成
    され前記切欠部の上端一側面及び前記切欠部の下
    端他側面と夫々係合、或いは、前記切欠部の下端
    一側面、前記切欠部の下端他側面及び前記溝と
    夫々係合する凸部とを有し、 前記ベース及び前記カバーに対する前記ケーシ
    ングの回転及び摺動を阻止したことを特徴とする
    ケーブル駆動装置。
JP3074180U 1980-03-10 1980-03-10 Expired JPH0126855Y2 (ja)

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JPS56133071U JPS56133071U (ja) 1981-10-08
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