JPH083989Y2 - ジャック - Google Patents
ジャックInfo
- Publication number
- JPH083989Y2 JPH083989Y2 JP1990012959U JP1295990U JPH083989Y2 JP H083989 Y2 JPH083989 Y2 JP H083989Y2 JP 1990012959 U JP1990012959 U JP 1990012959U JP 1295990 U JP1295990 U JP 1295990U JP H083989 Y2 JPH083989 Y2 JP H083989Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- contact piece
- piece
- plug insertion
- ring
- insulating
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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Description
【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この考案はプラグ挿抜部がボデイと一体に成形品とし
て形成され、そのプラグ挿抜部に金属製円筒体が嵌着さ
れたジャックに関する。
て形成され、そのプラグ挿抜部に金属製円筒体が嵌着さ
れたジャックに関する。
「従来の技術」 第4図及び第5図に示すようにボデイ10は高さが低い
直方体状をしており、前後方向(プラグ挿抜方向)に貫
通してプラグ挿入室11が形成され、その前面に筒状のプ
ラグ挿抜部12が前方に一体に突出している。これらボデ
イ10、プラグ挿抜部12は合成樹脂材の成形品として構成
される。プラグ挿入室11の前端の内周面に金属製円筒体
13が嵌着されている。
直方体状をしており、前後方向(プラグ挿抜方向)に貫
通してプラグ挿入室11が形成され、その前面に筒状のプ
ラグ挿抜部12が前方に一体に突出している。これらボデ
イ10、プラグ挿抜部12は合成樹脂材の成形品として構成
される。プラグ挿入室11の前端の内周面に金属製円筒体
13が嵌着されている。
ボデイ10内においては第5図に示すようにボデイ10の
背面開口から、一方の側板14に沿ってU字状のチップ接
片15が挿入され、他方の側板16に沿って可動接片17が固
定接片18、リング接片19が順次対向し、プラグ挿入室11
に沿って配列されるように挿入されている。可動接片17
と固定接片18とによりスイッチ接片が構成され、これら
は常時接触している。固定接片18は短く、可動接片17,
リング接片19の各遊端部は互に対向し、これら間に絶縁
片21が配されている。
背面開口から、一方の側板14に沿ってU字状のチップ接
片15が挿入され、他方の側板16に沿って可動接片17が固
定接片18、リング接片19が順次対向し、プラグ挿入室11
に沿って配列されるように挿入されている。可動接片17
と固定接片18とによりスイッチ接片が構成され、これら
は常時接触している。固定接片18は短く、可動接片17,
リング接片19の各遊端部は互に対向し、これら間に絶縁
片21が配されている。
絶縁片21は第7図に示すように、例えば長さ9mm、厚
さ0.2mm程度の細長いフィルム状のフレキシブルなもの
で、後端の上下の側縁に係止片21a、21bが一体に突出形
成され、それらの係止片が、ボデイ10の上下の壁面に形
成された溝に嵌合されている。
さ0.2mm程度の細長いフィルム状のフレキシブルなもの
で、後端の上下の側縁に係止片21a、21bが一体に突出形
成され、それらの係止片が、ボデイ10の上下の壁面に形
成された溝に嵌合されている。
円筒体13を通じプラグ22がプラグ挿入室11に挿入され
ると、そのチップにチップ接片15の接触部が弾性的に接
触し、リングにリング接片19の接触部が弾性的に接触す
ると共に変位されて絶縁片21を介して可動接片17を変位
させ、可動接片17、固定接片18間の接触が切断される。
ると、そのチップにチップ接片15の接触部が弾性的に接
触し、リングにリング接片19の接触部が弾性的に接触す
ると共に変位されて絶縁片21を介して可動接片17を変位
させ、可動接片17、固定接片18間の接触が切断される。
ボデイ10及びプラグ挿抜部12間にわたってボデイ10の
上板23に開口24が第4図、第6図に示すように形成さ
れ、この開口24を通じて接地用接片25がボデイ10内に挿
入固定される。接地用接片25は弾性金属板をU字状に折
曲げてあり、そのU字のなす面がプラグ挿抜方向とほぼ
直角とされ、かつ接地用接片25は円筒体13の内端部13a
と弾性的に接触される。
上板23に開口24が第4図、第6図に示すように形成さ
れ、この開口24を通じて接地用接片25がボデイ10内に挿
入固定される。接地用接片25は弾性金属板をU字状に折
曲げてあり、そのU字のなす面がプラグ挿抜方向とほぼ
直角とされ、かつ接地用接片25は円筒体13の内端部13a
と弾性的に接触される。
接地用接片25は開口24をほぼ塞ぎ、かつボデイ10に挿
入すると自動的にボデイ10に係止される。このためU字
の中間部25cの両側縁に係合片26、接触片27及び係合片2
8,29がそれぞれ突出して一体に形成され、係合片26,28,
29は内側に、接触片27は外側に僅か曲げられ、かつ係合
片26,28,29は直角三角状であり、その垂直辺が開口24側
に位置されている。
入すると自動的にボデイ10に係止される。このためU字
の中間部25cの両側縁に係合片26、接触片27及び係合片2
8,29がそれぞれ突出して一体に形成され、係合片26,28,
29は内側に、接触片27は外側に僅か曲げられ、かつ係合
片26,28,29は直角三角状であり、その垂直辺が開口24側
に位置されている。
一方、ボデイ10に係合片26、接触片27及び係合片28,2
9が挿入係合される係合溝31,32が形成され、これら係合
溝31,32に係合片、接触片が圧入され、接触片27は円筒
体13の内端部13aの外周面に圧接され、かつ係合片26,2
8,29はそれぞれ係合溝31,32と互に係合される。
9が挿入係合される係合溝31,32が形成され、これら係合
溝31,32に係合片、接触片が圧入され、接触片27は円筒
体13の内端部13aの外周面に圧接され、かつ係合片26,2
8,29はそれぞれ係合溝31,32と互に係合される。
なお挿入されたプラグのアースリングと接触するよう
に、脚部25aの後方縁中央部より接片本体33が後方に一
体に延長されている。また脚部25bの後方縁中央より端
子34が下に折曲げ延長され、端子34はボデイ10の底板に
形成した孔を通じて下方に突出している。
に、脚部25aの後方縁中央部より接片本体33が後方に一
体に延長されている。また脚部25bの後方縁中央より端
子34が下に折曲げ延長され、端子34はボデイ10の底板に
形成した孔を通じて下方に突出している。
「考案が解決しようとする課題」 従来の絶縁片21は、肉薄の小さなフィルム状のもので
あり、それを手作業でボデイ10の溝に嵌合させねばなら
ず、はなはだ作業性の悪い問題があった。また絶縁片は
フレキシブルなものであるから、取付後の前端の位置に
ずれが生じ易く、このためリング接片19の前端面が絶縁
片21を介して可動接片17の前端面に作用させるべき応力
が正しく伝達されず、なかには可動接片17が固定接片18
より開放されない不良が発生する恐れもあった。この考
案の目的は、ジャックにおける絶縁片の組立作業性の向
上とその組込み位置ずれによるスイッチの開閉不良を無
くそうとするものである。
あり、それを手作業でボデイ10の溝に嵌合させねばなら
ず、はなはだ作業性の悪い問題があった。また絶縁片は
フレキシブルなものであるから、取付後の前端の位置に
ずれが生じ易く、このためリング接片19の前端面が絶縁
片21を介して可動接片17の前端面に作用させるべき応力
が正しく伝達されず、なかには可動接片17が固定接片18
より開放されない不良が発生する恐れもあった。この考
案の目的は、ジャックにおける絶縁片の組立作業性の向
上とその組込み位置ずれによるスイッチの開閉不良を無
くそうとするものである。
「課題を解決するための手段」 (1) この考案のジャックは、絶縁材の成形品よりな
り、プラグ挿入室を有するボデイと、 上記プラグ挿入室の前端の内周面に嵌着された金属製
円筒体と、 その円筒体と接触するように上記ボデイに取付けられ
た接地用接片と、 上記プラグ挿入室のプラグ挿抜方向に沿う両側に対向
して取付けられ、挿入されたプラグのチップ又はリング
にそれぞれ当接して弾性変位されるチップ接片及びリン
グ接片と、 それらチップ接片及びリング接片の一方の上記プラグ
挿入室より遠い側に配され、可動接片と固定接片とより
なるスイッチ接片と、 そのスイッチ接片と隣接する上記チップ接片又はリン
グ接片との間に介在された可撓性の板状の絶縁片とを具
備し、 プラグを挿入したとき、上記チップ接片又はリング接
片により上記絶縁片を介して上記可動接片が駆動される
ようにされたジャックであって、上記絶縁片及びこれを
挟む上記チップ接片又はリング接片と上記可動接片と
は、それらの各基端部が上記ボデイのプラグ挿抜方向に
おける同一側に位置され、 上記絶縁片が上記ボデイと一体に成形されているもの
である。
り、プラグ挿入室を有するボデイと、 上記プラグ挿入室の前端の内周面に嵌着された金属製
円筒体と、 その円筒体と接触するように上記ボデイに取付けられ
た接地用接片と、 上記プラグ挿入室のプラグ挿抜方向に沿う両側に対向
して取付けられ、挿入されたプラグのチップ又はリング
にそれぞれ当接して弾性変位されるチップ接片及びリン
グ接片と、 それらチップ接片及びリング接片の一方の上記プラグ
挿入室より遠い側に配され、可動接片と固定接片とより
なるスイッチ接片と、 そのスイッチ接片と隣接する上記チップ接片又はリン
グ接片との間に介在された可撓性の板状の絶縁片とを具
備し、 プラグを挿入したとき、上記チップ接片又はリング接
片により上記絶縁片を介して上記可動接片が駆動される
ようにされたジャックであって、上記絶縁片及びこれを
挟む上記チップ接片又はリング接片と上記可動接片と
は、それらの各基端部が上記ボデイのプラグ挿抜方向に
おける同一側に位置され、 上記絶縁片が上記ボデイと一体に成形されているもの
である。
「実施例」 この考案の実施例を第1図及び第2図を参照して説明
する。同図には第4図、第5図と対応する部分に同じ符
号を付し、重複説明を省略する。この考案では絶縁片21
はボデイ10の成形材料の弾力性を利用するものとし、ボ
デイ10と一体に成形される。絶縁片21及びこれを挟むリ
ング接片19と可動接片17とは、それらの各基端部が共に
ボデイ10の背面開口側に位置される。絶縁片21の第1図
で長さlで示した後端部21aのみはボデイ10の上板23と
一体に連続している。その様子を第2図に斜視図で示
す。絶縁片21は特に図示しないが、ボデイの底板とは離
されている。
する。同図には第4図、第5図と対応する部分に同じ符
号を付し、重複説明を省略する。この考案では絶縁片21
はボデイ10の成形材料の弾力性を利用するものとし、ボ
デイ10と一体に成形される。絶縁片21及びこれを挟むリ
ング接片19と可動接片17とは、それらの各基端部が共に
ボデイ10の背面開口側に位置される。絶縁片21の第1図
で長さlで示した後端部21aのみはボデイ10の上板23と
一体に連続している。その様子を第2図に斜視図で示
す。絶縁片21は特に図示しないが、ボデイの底板とは離
されている。
他の実施例として第3図に示すように、チップ接片15
側に可動接片17,固定接片18を設け、絶縁片21をボデイ1
0の前壁の内面より後方に一体に突出形成させ、かつチ
ップ接片15及び可動接片17の各基端部を絶縁片21の基端
部と同一側として、チップ接片15により絶縁片21を介し
て可動接片17を駆動するようにしてもよい。
側に可動接片17,固定接片18を設け、絶縁片21をボデイ1
0の前壁の内面より後方に一体に突出形成させ、かつチ
ップ接片15及び可動接片17の各基端部を絶縁片21の基端
部と同一側として、チップ接片15により絶縁片21を介し
て可動接片17を駆動するようにしてもよい。
ボデイ10の成形材料としては絶縁片21がプラグの挿入
によって弾性変位できるようにある程度弾力のある合成
樹脂材が選ばれる。
によって弾性変位できるようにある程度弾力のある合成
樹脂材が選ばれる。
「考案の効果」 この考案によれば、リング接片19又はチップ接片15と
スイッチ接片との間に介在される絶縁片はボデイ10と一
体に成形されるので、従来の組込時間はゼロとなる。ま
た絶縁片の組込後の位置ずれによるスイッチの開閉不良
の問題も同時に解消され、歩留りの向上につながる。
スイッチ接片との間に介在される絶縁片はボデイ10と一
体に成形されるので、従来の組込時間はゼロとなる。ま
た絶縁片の組込後の位置ずれによるスイッチの開閉不良
の問題も同時に解消され、歩留りの向上につながる。
またこの考案によれば部品点数が減り、組立時間の縮
減と共にジャックの経済化が図られる。
減と共にジャックの経済化が図られる。
第1図はこの考案の実施例を示す横断面図、第2図は第
1図の絶縁片21をボデイを切り欠いて示した斜視図、第
3図はこの考案の他の実施例の要部を示す横断面図、第
4図は従来のジャックの斜視図、第5図は第4図のジャ
ックの横断面図、第6図は第4図のジャックのボデイ1
0、円筒体13、接地用接片25の分解斜視図、第7図は第
5図の絶縁片21の正面図である。
1図の絶縁片21をボデイを切り欠いて示した斜視図、第
3図はこの考案の他の実施例の要部を示す横断面図、第
4図は従来のジャックの斜視図、第5図は第4図のジャ
ックの横断面図、第6図は第4図のジャックのボデイ1
0、円筒体13、接地用接片25の分解斜視図、第7図は第
5図の絶縁片21の正面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】絶縁材の成形品よりなり、プラグ挿入室を
有するボデイと、 上記プラグ挿入室の前端の内周面に嵌着された金属製円
筒体と、 その円筒体と接触するように上記ボデイに取付けられた
接地用接片と、 上記プラグ挿入室のプラグ挿抜方向に沿う両側に対向し
て取付けられ、挿入されたプラグのチップ又はリングに
それぞれ当接して弾性変位されるチップ接片及びリング
接片と、 それらチップ接片及びリング接片の一方の上記プラグ挿
入室より遠い側に配され、可動接片と固定接片とよりな
るスイッチ接片と、 そのスイッチ接片と隣接する上記チップ接片又はリング
接片との間に介在された可撓性の板状の絶縁片とを具備
し、 プラグを挿入したとき、上記チップ接片又はリング接片
により上記絶縁片を介して上記可動接片が駆動されるよ
うにされたジャックであって、上記絶縁片及びこれを挟
む上記チップ接片又はリング接片と上記可動接片とは、
それらの各基端部が上記ボデイのプラグ挿抜方向におけ
る同一側に位置され、 上記絶縁片が上記ボデイと一体に成形されていることを
特徴とする、 ジャック。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990012959U JPH083989Y2 (ja) | 1990-02-13 | 1990-02-13 | ジャック |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990012959U JPH083989Y2 (ja) | 1990-02-13 | 1990-02-13 | ジャック |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03104977U JPH03104977U (ja) | 1991-10-30 |
JPH083989Y2 true JPH083989Y2 (ja) | 1996-01-31 |
Family
ID=31516402
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990012959U Expired - Fee Related JPH083989Y2 (ja) | 1990-02-13 | 1990-02-13 | ジャック |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH083989Y2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58169686U (ja) * | 1982-05-07 | 1983-11-12 | 株式会社ジヤルコ | ジヤツク |
JPS6046676U (ja) * | 1983-09-06 | 1985-04-02 | 飯塚電気工業株式会社 | スイッチ付ジャック |
JPH0449834Y2 (ja) * | 1988-05-16 | 1992-11-24 |
-
1990
- 1990-02-13 JP JP1990012959U patent/JPH083989Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03104977U (ja) | 1991-10-30 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |