JPH0351137A - インクジェットプリンタのパージ方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 減圧することによりノズル孔からインクを吸引させ、ノ
ズル内のインクを強制排出することでノズル内の気泡等
を排除するインクジェットプリンタにおいて、インクの
強制排出動作完了比に要する時間を短縮することを可能
とするインクシエンドプリンタのパージ方法に関し、 インクジェットプリンタの印刷処理効率を高めることを
目的とし、 ・インク供給手段からインクを供給され、ノズル孔から
インクを噴射する一＼ツドと、該ヘッドのノズル面に密
着して該ノズル孔から前記インク供給手段が供給するイ
ンクを吸引する吸引手段とを備えたインクジェットプリ
ンタにおいて、該吸引手段がインクの吸引のために該吸
引手段内の圧力を低下させる動作を終了した時点から、
予め定めた時間、前記インク供給手段内のインクに圧力
を加える構成とする。

〔産業上の利用分野〕

本発明は減圧することによりノズル孔からインクを吸引
させ、ノズル内のインクを強制排出（パ−ジ）すること
でノズル内の気泡等を排除するインフジエラｉ・プリン
タに係り、特に該インクのパージ動作完了迄に要する時
間を短縮することを可能とするインクジェットプリンタ
のパージ方法に関する。

インクジェットプリンタはノズル孔からインクを噴射さ
せて印刷を行うが、ノズル孔内に気泡が混入すると、イ
ンクが噴射されず、文字等のドツトが欠けることになる
。特に、インク流路内のインクの圧力変動により、イン
クを噴出する型のプリンタでは、この影響が顕著である
。

又更に、インクがノズル面で固まったり、インクの蒸発
によりノズル孔内のインクの粘度が高くなると、インク
粒子の噴射が困難となり、印刷が出来なくなるため、パ
ージが行えるように考慮されている。

ところで、ノズル面に吸引手段を密着させ、この吸引手
段内の圧力を低下させることで、ノズル面の圧力を低下
させ、ノズル孔から吸引手段内にインクを吸引すること
で、パージを行・うと、吸引手段内の圧力が大気圧より
低下しているため、インクの吸引完了と同時に、吸引手
段をノズル面から則すと、ノズル孔内の圧力が低下した
ままであり、ノズル孔内に再び気泡が入るため、吸引手
段内の圧力が大気圧と等しくなるまで、吸引手段の引き
乱しを待つ必要がある。しかし、この待ら時間は短いこ
とが望ましい。

（従来の技術） 第６図は従来技術の一例を説明する図である。

例えば、圧電素子駆動のオンデマンド方式のシリアルプ
リンタの場合、ヘット１は電源投入前には、ホームポジ
ションに位置付けられており、インク吸引口４はヘッド
１のノズル面１２に密着している。

ヘッド１にはインク供給管３が接続されており、インク
がインクたまりマを経て、細いインク流路８を流れ、圧
電素子（図示せず）が設けられる太いインク流路９に供
給されている。そして、又細いインク流路１０を経てノ
ズル孔１１に達している。

又更にヘッド１には、前記圧電素子に電圧を印加し、圧
電素子の変形によりインク流路９内のインクを加圧し、
この圧力伝播により、インクをノズル孔１１から噴射さ
ぜるための信号！ｆｆＡ２が接続されている。

ヘッド１が移動して印刷を開始する場合、インク吸引口
４は点線で示すインク吸引口４′に示す如く、ヘッド１
のノズル面１２から離される。

ここで、ヘッドｌの振動等によりノズル孔１１から、ノ
ズル孔１１につながるインク流路１０に気泡が入ったり
、又は、インク供給管３から図示省略したインクカート
リッジの交換等により混入した気泡が、インク流路９よ
りインク流路１０側に搬送されると、インク流路９に設
けた圧電素子による圧力の伝播が混入した気泡に吸収さ
れ、インクの噴射が出来な（なる。

又、インクの蒸発により、インクがノズル孔１１で固ま
ったり、インク流路ＩＯの粘度が高くなると、インクの
噴射が困難となって、印刷が出来なくなるため、オペレ
ータは図示省略、した制御回路にパージを指示する。

パージを指示された制御回路は、へ・ンドｌをホームポ
ジションに戻し、点線の位置にあるインク吸収１１４′
をノズル面１２に密着させ、減圧ポンプ６を作動させて
インク吸収Ｄ　４内の圧力を低下させる。従って、混入
した気泡や粘度の高いインク及び固着したインク等がイ
ンク吸収口４内に吸引され、ヘッド１のインク流路１０
から排除されるパージが実行される。

このため、インク供給管３からインクたまり７とインク
流路８及び９を経て、インク流路１０にインクが流れる
が、インク流路）３か細いため、インク流路１０に急速
には、インクが供給されない。

従ゲＣ、インク吸引１コ４内の圧力は徐々に−１−デー
するため、パージ完了と同時に、インク吸収口４をノズ
ル面１２から離すと、インク流路ＩＯ内のインクの圧力
は低下したままであるため、ノズル孔１１から再び気泡
がインク流路１０に入る。従って、インク吸収口４内の
圧力が大気圧と等しくなった時に、インク吸収口４をノ
ズル面１２かビ離している。

第７図は第６図の動作を説明する図である。

第７図（ａ）において、減圧ポンプ６が動作するｎｉ間
をポンプ駆動に示し、この時のインク吸引ロイ内の圧力
変化を吸引口内圧力に示し、パージが６１始されてから
完了する迄の時間をパージ時間Ｔ。

に示す。

図示する如く、ポンプ駆動中はインク吸引口４の内部圧
力が順次低下し、ヘッド１のインクた１す７から、イン
ク流路８．９及び１０を経てノンル孔ｌＯからインクが
流出する。そして、ポンプ駆動が停止すると、インク吸
引口４内の圧力は、インク供給管３からインクたまり７
とインク流ＦＩｆ８．９及び１０を経て流れるインクの
流入に伴し図示する如く、順次上界してやがて大気圧と
同一になる。

ポンプ駆動開始から、インク吸引口４内の圧ゾが大気圧
と等しくなるまでの時間はパージ時間に示すＴ、である
。

第７図（ｂ）において、第７図（ｂ）はインク吸引口４
に減圧ポンプ６の外に解放弁５が設けられた場合を示し
、ポンプ駆動が停止した後、解放弁動作に示す如く、短
時間の間第５図の解放弁５を矢印へに示す方向に点線で
示す解放弁５°の如く開き、インク吸引口４内の圧力を
、第７図（ｂ）の吸引口圧力に示す如く、短時間の間上
昇させると、インク吸引口４内に吸い出されたインクが
ノズル孔１１から再びインク流路１０に逆流するが、イ
ンク吸引口４内の圧力は第７図（ａ）に示す場合より早
く上昇して大気圧と等しくなる。

このため、パージ時間Ｔ２は第７図（ａ）に示すパージ
時間Ｔ、より短くなる。

〔発明が解決しようとする課題〕

第７図（ａ）に示す如く、インク吸引口４内の圧力が、
ノズル孔１１からインクが供給されることで、大気圧と
等しくなるまで待つ方法では、パージ完了までの時間Ｔ
、が長く、インクシエンドプリンタの立ち上がりが遅く
なり、印刷処理効率が低下するきいう問題がある。

第７図ｂ）に示す解放弁５を設ける方法は、解放弁５を
設けるための機構や制御回路等が必要となり、装置が複
雑化して経済的では無く、更に、解放弁５の動作を適切
に制御しないと、インク吸引口４内に吸い出されたイン
クがノズル孔１１からインク流路１０に逆流する時、気
泡をまき込むという問題がある。

本発明はこのような問題点に鑑み、簡易な方法でパージ
に必要な時間を短縮し、インクシェアドプリンタの印刷
処理効率を高めることを目的としている。

〔課題を解決するための手段〕

第１図は本発明の詳細な説明する図である。

第６図と同一符号は同一機能のものを示す。ヘッドｌは
インク供給管３に接続されたインク供給手段１３からイ
ンクを供給され、ノズル孔１１からインクを噴射させて
印刷を行う。又、前記の如く、必要に応じて、インク吸
引口４と減圧ポンプ６から構成される吸引手段１４を、
ヘッド１のノズル面１２に密着させ、ノズル孔１１から
インク供給手段１３が供給するインクを吸引させる。

ここで、吸引手段Ｉ４がインクの吸引のためにインク吸
引口４内の圧力を低下させる動作を終了した時点から、
予め定めた時間、例えば、矢印Ｂに示す方向にインク供
給手段１３を圧迫して、インク供給手段１３内のインク
に圧力を加える。

〔作用］ 」―記の如く構成することにより、インク供給手段１３
内のインクの圧力が上昇するため、インク供給手段１３
内のインクはインク供給管３を経て−・ラドｌ内のイン
クたまり７からインク流路８〜１０を流れ、ノズル孔１
１からインク吸引Ｄ　４内に急速に送出される。

従って、減圧手段１４のインク吸収１コ４内の圧力は短
時間で大気圧と等しくなり、パージ時間を短縮すること
が出来る。

〔実施例〕

第２図は本発明の一実施例を説明する図である。

第２図は第１図に示すインク供給手段１３の一例であり
、第２図（ａ）は外観図である。そして、第２図（ｂ）
は第２（ａ）のｃ−ｃ’線に示す位置の断面図である。

ケース２１の内部にインクを収納したインクバック１７
が格納されており、レバー１５を矢印りの方向に押下す
ることで、支点軸２０を中心にして回転するレバー１５
により、圧迫用板１８がガイド１９に沿っ°ζ矢印Ｅの
方向に」二昇し、インクバック１７を圧迫する。

従って、インクパンク１７に格納さているインクは圧迫
され、インク供給管３が接続される接続口１６から高い
圧力で、インクが送出される。

第３図は第２図の動作を説明する図である。

第７図で説明した如く、減圧ポンプがポンプ駆動に示す
如く駆動され、減圧動作が停市した時、ブザーに示す如
く、図示しない制御回路がブザーを鳴らず。このブザー
鳴動を聞いたオペレータは、加圧動作に示す如く、第２
図のレバー１５を押下する。

従って、第１図に示すインク吸引口４内の圧力変化は、
吸引口内圧力に示す如く、ブザー鳴動の後、オペレータ
のレバー１５押下により、第１図に示すノズル孔１１か
らのインクの排出が助長されて急速に圧力が上昇する。

このため、パージ時間Ｔ、に示す如く、パージに必要な
時間は短縮される。

本実施例によれば、例えば０．０５＋ｍΦのノズルを２
４個備えたヘッドにおいて、内部容量が０．４ｃｃのイ
ンク吸引口４内の圧力を０．５気圧に減圧した場合、パ
ージ時間Ｔ、（第７図（ａ）〕が従来は１分であったが
、３秒程度レバー１５を押下するのみで、パージ時間Ｔ
、を３０秒に短縮することが出来た。

第４図は他の実施例を説明するブロック図で、第５図は
第４図の動作を説明する図である。

第６図と同一符号は同一機能のものを示す。制御回路２
２は第５図ポンプ駆動に示す時間、減圧ポンプ６を駆動
する電流を供給して、減圧ポンプ６を動作させる。制御
回路２２はソフトウェアに具わるタイマ機能により、所
定の時間減圧ポンプ６を駆動すると、例えば電磁ソレノ
イド２３に第５図加圧ｖＪ作に示す時間電流を送出し、
電磁ソレノイド２３を駆動する。

この加圧動作に示す時間は予め測定することにより決定
され、制御回路２２のソフトウェアタイマに設定される
。そして、電磁ソレノイド２３は電流を供給されると、
ケース２１内の圧迫用板１８を矢印Ｆの方向に押上げる
ため、インクバック１７内のインクが圧迫される。

従って、インク吸引口４内の圧力変化は、吸引［１内圧
力に示す如く、電磁ソレノイド２３の動作により、圧迫
されて圧力が増大したインクが、インク供給管３を経て
ヘッド１に入り、インクなまり７、インク流路８，９．
１０を通って、ノズル孔１１から排出されるため、急速
に圧力が上昇する。このため、パージ時間Ｔ、に示す如
（、パージに必要な時間は短縮される。

〔発明の効果〕

以上説明した如く、本発明はノズル孔内に気泡を進入さ
せることなく、短時間で効果的なパージを行わせること
が可能となり、インクジェットプリンタの立ち上がりを
早くして処理効率を高めることが出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の詳細な説明する図、 第２図は本発明の一実施例を説明する図、第３図は第２
図の動作を説明する図、 第４図は他の実施例を説明するブロックレｌ、第５図は
第４図の動作を説明する図、 第６図は従来技術の−・例を説明する図、第７図は第６
図の動作を説明する図である。 図において、 ｌはヘッド、　　　　　２は信号線、 ３はインク供給管、　　４はインク吸引［１，５は解放
弁、　　　　　６は減圧ポンプ、７はインクたまり、　
８．９．１０はインク流路、１２はノズル面、 １４は吸引手段、 １６は接続口、 １８は圧迫用板、 ２０は支点軸、 ２２は制１７１１回路、 ドである。 １１はノズル孔、 １３はインク供給手段、 １５はレバー １７はインクバック、 １９はガイド、 ２１はケース、 ２３は電磁ソレノイ （Ｑ） 本発明の一斑流例２説明する団 第 図 第２回のｖＪ作と款唱プる面 晃 図 第４図の動作Σ説明Ｊろ図 嘉 図 （α） （ｂ） 第６記の動イ乍Σ現明する図 第 り 口

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 インク供給手段（１３）からインクを供給され、ノズル
   孔（１１）からインクを噴射するヘッド（１）と、該ヘ
   ッド（１）のノズル面（１２）に密着して該ノズル孔（
   １１）から前記インク供給手段（１３）が供給するイン
   クを吸引する吸引手段（１４）とを備えたインクジェッ
   トプリンタにおいて、 該吸引手段（１４）がインクの吸引のために該吸引手段
   （１４）内の圧力を低下させる動作を終了した時点から
   、予め定めた時間、前記インク供給手段（１３）内のイ
   ンクに圧力を加えることを特徴とするインクジェットプ
   リンタのパージ方法。