JPH06340090A - インクジェットプリンター - Google Patents

インクジェットプリンター

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JPH06340090A
JPH06340090A JP15417593A JP15417593A JPH06340090A JP H06340090 A JPH06340090 A JP H06340090A JP 15417593 A JP15417593 A JP 15417593A JP 15417593 A JP15417593 A JP 15417593A JP H06340090 A JPH06340090 A JP H06340090A
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JP
Japan
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ink
jet head
ink jet
bypass
bubbles
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Pending
Application number
JP15417593A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukimoto Sasaki
幸基 佐々木
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 インク噴射ヘッドと該インク噴射ヘッドにイ
ンクを供給するインクタンクとの間を連通するインク噴
射ヘッド接続パイプに開閉自在のバイパスインク流路を
併設し、気泡排出動作時、該バイパスインク流路を開路
して、インク噴射ヘッドへ流すインク流量を多くし、気
泡の排出を迅速にかつ確実に行う。 【構成】 インク噴射ヘッド10と、インクタンク12
と、該インクタンク12内のインクを前記インク噴射ヘ
ッド10へ供給するためのインク噴射ヘッド接続パイプ
13と、前記インク噴射ヘッド10内の気泡排出時、前
記インク噴射ヘッド10に密着し、該インク噴射ヘッド
10内のインクを吸引排出するためのキャップを有す
る。前記インク噴射ヘッド接続パイプ13にバイパスイ
ンク通路16を有し、気泡排出時、該バイパスインク通
路16を開路し、インクの流量を多くする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】インク滴を噴射するノズルを有す
るインクジェットヘッドを具備し、該ノズルよりインク
滴を適時噴射して印字を行うインクジェットプリンター
は、液体(インク)を使用するが故に、前記インクジェ
ットヘッドの性能を維持すること、例えば、ノズルの目
詰り、ヘッド内への気泡の混入等を防止することが重要
な課題となっている。
【0002】
【従来の技術】図4は、本発明が適用されるインクジェ
ットプリンターの一例を説明するための要部構成図で、
図中、1はインクジェットヘッド部、2は該インクジェ
ットヘッド部1を搭載し、該インクジェットヘッド部を
矢印方向に往復動させるためのキャリッジ部、3は該キ
ャリッジ2を矢印方向に往復動可能に支持するためのロ
ッド、4はインクジェットヘッド1が非印字位置にある
時に、該インクジェットヘッド1に密着して該インクジ
ェットヘッドの噴射部の乾燥を防止してノズルの目詰り
を防ぎ、更には、インクジェットヘッド内に混入した気
泡を排出するためのキャップ部である。
【0003】図5は、前記インクジェットヘッド部(図
5(a))とキャリッジ部2を分解して示す図で、イン
クジェットヘッド部1は、図5(a)に示すように、イ
ンク噴射ヘッド10、該インク噴射ヘッド10を収納す
るヘッド収納ケース11、インクタンク12等から構成
され、キャリッジ部2は、図5(b)に示すように前記
インクジェットヘッド部1を搭載するヘッドベース部2
0を有し、該ヘッドベース部20に前述のインクジェッ
トヘッド部1が搭載される。なお、このヘッドベース部
20は、前述のようにロッド3に摺動自在に取り付け、
該ロッド3に矢印方向に往復動可能に取り付けられてい
る。
【0004】図6は、前記インク噴射ヘッド10とイン
クタンク12の関係を説明するための図で、図示のよう
に、インク噴射ヘッド10とインクタンク12とは、イ
ンク噴射ヘッド接続パイプ13を介して接続され、イン
クタンク12内のインクが該インク噴射ヘッド接続パイ
プ13を通してインク噴射ヘッド10へ供給されるよう
になっている。なお、14はインクタンク12へインク
を供給するためのインク供給パイプである。
【0005】インク噴射ヘッド接続パイプ13は、イン
クタンク12内のインクをインク噴射ヘッド10に供給
する機能と、印字時にインクタンク12及びインク供給
チューブ14で発生する振動による流体(インク)の圧
力変動がインク噴射ヘッド10へ伝搬しないように圧力
変動を低減する流体抵抗としての機能とを併せ持ってい
る。従って、このインク噴射ヘッド接続パイプ13は、
インク噴射ヘッド10に十分なインクの供給をする機能
と、インクタンク12等からの圧力変動を低減する機能
を満足する形状、寸法となっている。
【0006】図7は、上述のごときインクジェトプリン
タにおけるインク噴射ヘッド10の内部状態を示す図
で、該インク噴射ヘッド10には、前述のように、イン
クタンク12よりインク噴射ヘッド接続パイプ13を通
してインクが供給されるが、該インク噴射ヘッド10内
には、インク欠乏によるインク補充時の気泡混入、或い
は、インク噴射ヘッド部にキャップを被覆せずに長期間
放置した時の気泡混入等により、気泡15が混入するこ
とがあり、この気泡15によりインク噴射特性が変化
し、印字品質を劣化させる。
【0007】図8及び図9は、インク噴射ヘッド内に混
入した気泡を排出する従来技術の一例を説明するための
図で、同図は、前記インクジェットヘッド部1とキャッ
プ部4との関係を示し、キャップ部4は、キャップ4
0、キャップスライダー41、キャップ40をキャップ
スライダー41上を矢印方向に往復動させるためのキャ
ップ移動カム42、インク吸引ポンプ43、排インクタ
ンク44等から成り、図8には、キャップ40がインク
噴射ヘッド10と離れている状態(印字時の状態)を示
し、図9には、キャップ40がインク噴射ヘッド10に
密着している状態(気泡排時の状態)を示す。
【0008】前述のようにしてインク噴射ヘッド内に混
入した気泡は、インクジェットヘッド部1を搭載したキ
ャリッジ部2をキャップ部4が配置されている位置に移
動せしめ、キャップ部4を駆動し、図9に示すように、
キャップ40をインク噴射ヘッド10に密着させ、イン
ク吸引ポンプ43を駆動させ気泡を排出させる。キャッ
プ40はキャップスライダー41を介してキャップ移動
カム42と連結しており、カム42により、キャップ4
0を移動せしめ、インク噴射ヘッド10に被覆、或い
は、開放動作を行い、キャップ40をインク噴射ヘッド
10に被覆後、インク吸引ポンプ43を駆動させ、イン
クを吸引し、排インクタンク44に排出する。気泡排出
は、インクを吸引することにより同時に気泡も吸引され
ることを利用しており、従って、気泡の排出は基本的に
はインク吸引動作と同じである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述のごときインクジ
ェットプリンターにおいては、前述のように、気泡排出
を目的にインク吸引を行うと、気泡排出の時間が長くか
かり気泡排出迄に無駄なインクを破棄せざるを得ない。
あるいは、気泡を完全に除去することができず、画像品
質を低下させる問題が生じた。その原因は、インク噴射
ヘッドとインクタンクとを接続しているインク噴射ヘッ
ド接続パイプが流体抵抗成分として作用し、気泡排出目
的のインク吸引動作時に十分な流量が確保できないこと
にある。すなわち、前記インク噴射ヘッド接続パイプ
は、印字動作を保証するインク流量を確保し、更に、イ
ンクタンク等からの圧力変動を低減する機能を満足する
ようにすると、気泡排出時に、気泡排出の十分なインク
流量を阻害する流体抵抗となる。そこで、この相反する
機能を満足する方法が熱望されていた。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、(1)インク噴射ヘッドと、インクタン
クと、該インクタンク内のインクを前記インク噴射ヘッ
ドへ供給するためのインク噴射ヘッド接続パイプと前記
インク噴射ヘッド内の気泡排出時、前記インク噴射ヘッ
ドに密着し、該インク噴射ヘッド内のインクを吸引排出
するためのキャップを有するインクジェットプリンター
において、前記インク噴射ヘッド接続パイプにバイパス
インク通路を有し、気泡排出時、該バイパスインク通路
を開路するようにしたことを特徴とするものであり、更
には、(2)前記バイパスインク流路を柔軟性のチュー
ブで構成し、印字時、該チューブを押圧してバイパス流
路を閉路し、気泡排出時、前記押圧を解除してバイパス
流路を開路するようにしたこと、或いは、(3)前記バ
イパスインク流路に弁機構を有し、印字時、該弁機構を
閉鎖し、気泡排出時、該弁機構を開放するようにしたこ
と、或いは、(4)前記バイパスインク流路の流量が前
記インク噴射ヘッド接続パイプの流量より大きいことを
特徴としたものである。
【0011】
【作用】インク噴射ヘッドと該インク噴射ヘッドにイン
クを供給するインクタンクとの間を連通するインク噴射
ヘッド接続パイプに開閉自在のバイパスインク流路を併
設し、気泡排出動作時、該バイパスインク流路を開路し
て、インク噴射ヘッドへ流すインク流量を多くし、気泡
の排出を迅速にかつ確実に行う。
【0012】
【実施例】図1は、本発明によるインクジェットプリン
ターの一実施例を説明するための要部構成図で、図中、
図4乃至図9に示した従来技術と同様の作用をする部分
には、図4乃至図9の場合と同一の参照番号が付してあ
る。而して、本発明においては、インク噴射のヘッド1
0とインクタンク12を連通するインク噴射ヘッド接続
パイプ13に併設してバイパスインク流路16が設けら
れている。このバイパスインク流路16には、該流路を
開閉自在に制御する開閉制御手段50が設けられてお
り、印字時は、該制御手段50により、該流路16が閉
鎖されており、インクジェットプリンターは、前述の従
来技術と同様に働く。しかし、気泡排出時は、該制御手
段50により該バイパスインク流路16が開放され、イ
ンク噴射ヘッド10に該バイパスインク流路16を通し
てより多くのインクが流れ、インク噴射ヘッド10内の
気泡を迅速にかつ確実に排出する。
【0013】図2は、上述の開閉制御手段50の一例を
説明するための概略構成図で、この実施例においては、
前記バイパスインク流路16は柔軟性のチューブで構成
され、印字時、該チューブ16を押圧することにより、
該バイパスインク流路内のインクの流通を止め、気泡排
出時、該チューブの押圧力を解除して、該バイパスイン
ク流路を通してインクタンク12内のインクをインク噴
射ヘッド10に供給するようにしている。
【0014】図2において、51はレバー、52は該レ
バー51を作動させるためのアクチュエータ、53は基
板、54はバネで、レバー51は支点51aを中心に上
下に回動可能に支持されている。印字動作時は、アクチ
ュエータ52は動作せず、従って、レバー51の先端5
1′はバネ53により押し下げられ、チューブ16は基
板53とレバー51とにより押圧され、図3(a)に示
すように、インクの流れを閉鎖している。従って、この
時は、インクタンク12からのインクはインク噴射ヘッ
ド接続パイプ13を通してインク噴射ヘッド10へ供給
され、インクタンク等の振動によるインクの圧力変動
は、このインク噴射ヘッド接続パイプ13の流体抵抗に
より低減される。
【0015】一方、インクジェットヘッド部に混入した
気泡を除去する時は、アクチュエータ52を駆動し、レ
バー51の先端51′を上方に移動し、図3(b)に示
すように、該レバー51の先端51′をバイパスインク
流路16から離脱し、該バイパスインク流路16を通し
てのインクの流通を可能にし、より多くのインクをイン
ク噴射ヘッド10へ供給するようにする。なお、この気
泡排出時に、キャップ40をインク噴射ヘッド10に密
着せしめ、インク吸引ポンプ43を駆動して、インク噴
射ヘッド10内のインクを吸引排出して同時に気泡をも
排出する。
【0016】以上の説明においては、バイパスインク流
路の開閉を、該バイパスインク流路を柔軟性のチューブ
で構成し、該チューブを押圧することにより、インクの
流通を止め、また、押圧を解除することにより、インク
を流通せしめるようにした例を示したが、本発明は、図
示実施例に限定されるものではなく、通常の弁機構を用
いて、電気的に、或いは、機械的に該弁機構を開閉させ
るようにしてもよいものであることは容易に理解できよ
う。また、バイパスインク流路16として、インク噴射
ヘッド接続パイプ13より十分流量の大きいものを使用
することにより、インク噴射ヘッド内に混入した気泡を
排出するのに十分なインクの流量を確保することがで
き、気泡の排出を迅速にかつ確実にできることも容易に
理解できよう。
【0017】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によると、インク噴射ヘッドとインクタンクを接続する
インク噴射ヘッド接続パイプにバイパスインク流路を付
加し、噴射ヘッド内の気泡排出時、該バイパスインク流
路を介して気泡排出を容易ならしめることにより、イン
クを無駄にすることなく迅速に気泡排出可能とし、さら
には、気泡を完全に除去する割合を高くし、インクジェ
ットヘッドの信頼性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるインクジェットプリンターの一
実施例を説明するための要部概略構成図である。
【図2】 バイパスインク流路開閉手段として、レバー
押圧機構を用いた本発明の一実施例を説明するための要
部構成図である。
【図3】 バイパスインク流路閉鎖時の状態(図
(b))及びバイパスインク流路開放時の状態(図
(a))を示す図である。
【図4】 本発明が適用されるインクジェットプリンタ
の一例を説明するための要部構成図である。
【図5】 従来のインクジェットプリンターのインクジ
ェットヘッド部(図(a))及びキャリッジ部(図
(b))の構成を説明するための図である。
【図6】 従来のインクジェットプリンターのインク噴
射ヘッド接続パイプの接続状態を説明するための図であ
る。
【図7】 インク噴射ヘッド内の気泡の状態を示す図で
ある。
【図8】 インク噴射ヘッドの気泡を排出する従来技術
の一例を説明するための図で、キャップ密着前の状態を
示す図である。
【図9】 インク噴射ヘッドの気泡を排出する従来技術
の一例を説明するための図で、キャップ密着後の状態を
示す図である。
【符号の説明】
1…インクジェットヘッド部、2…キャリッジ部、3…
ロッド、4…キャップ部、10…インク噴射ヘッド、1
1…ヘッド収納ケース、12…インクタンク、13…イ
ンク噴射ヘッド接続パイプ、14…インク供給パイプ、
15…気泡、16…バイパスインク流路、20…ヘッド
ベース部、40…キャップ、41…キャップスライダ
ー、42…カム、43…吸引ポンプ、44…排インクタ
ンク、50…弁機構、51…レバー、52…アクチュエ
ータ、53…基板、54…バネ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41J 2/185 B41J 3/04 102 R

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インク噴射ヘッドと、インクタンクと、
    該インクタンク内のインクを前記インク噴射ヘッドへ供
    給するためのインク噴射ヘッド接続パイプと、前記イン
    ク噴射ヘッド内の気泡排出時、前記インク噴射ヘッドに
    密着し、該インク噴射ヘッド内のインクを吸引排出する
    ためのキャップを有するインクジェットプリンターにお
    いて、前記インク噴射ヘッド接続パイプにバイパスイン
    ク通路を有し、気泡排出時、該バイパスインク通路を開
    路するようにしたことを特徴とするインクジェットプリ
    ンター。
  2. 【請求項2】 前記バイパスインク流路を柔軟性のチュ
    ーブで構成し、印字時、該チューブを押圧してバイパス
    流路を閉路し、気泡排出時、前記押圧を解除してバイパ
    ス流路を開路するようにしたことを特徴とする請求項1
    記載のインクジェットプリンター。
  3. 【請求項3】 前記バイパスインク流路に弁機構を有
    し、印字時、該弁機構を閉鎖し、気泡排出時、該弁機構
    を開放するようにしたことを特徴とする請求項1記載の
    インクジェットプリンター。
  4. 【請求項4】 前記バイパスインク流路の流量が前記イ
    ンク噴射ヘッド接続パイプの流量より大きいことを特徴
    とする請求項1又は2又は3に記載のインクジェットプ
    リンター。
JP15417593A 1993-06-01 1993-06-01 インクジェットプリンター Pending JPH06340090A (ja)

Priority Applications (1)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006306035A (ja) * 2005-03-31 2006-11-09 Seiko Epson Corp 液体収容体及びその液体充填方法
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JP2015066733A (ja) * 2013-09-27 2015-04-13 ブラザー工業株式会社 液体吐出装置

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