JP2698419B2 - インクジェットヘッドのパージ方法 - Google Patents

インクジェットヘッドのパージ方法

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【発明の詳細な説明】 [概要] インクジェットプリンタのノズル孔からインクを強制
排出させるインクジェットヘッドのパージ方法に関し、 短時間に確実にパージを終了することができて、しか
もコストのかからないインクジェットヘッドのパージ方
法を提供することを目的とし、 インクを噴射するノズル孔に外側から吸引手段を接続
して、上記ノズル孔内からインクを強制排出するインク
ジェットヘッドのパージ方法において、上記吸引手段の
動作終了時と上記ノズル孔部の圧力が大気圧になるまで
との間に、上記ノズル孔からインクを噴射する動作を行
うように構成する。
[産業上の利用分野] この発明は、インクジェットプリンタのノズル孔から
インクを強制排出させるインクジェットヘッドのパージ
方法に関する。
インクジェットプリンタは、ノズル孔からインクを噴
射してプリントを行うものであるが、そのノズル孔の径
は非常に微細であり、ごみや空気などが詰まってインク
が噴射されなくなることがある。そのような場合には、
一般に、インクを強制排出(パージ)することによっ
て、ごみや空気などをインクと共に排出させる。
[従来の技術] パージは、インクを後方から加圧する方法と、それと
は逆にノズル孔の外側からインクを吸引する方法とに大
別されるが、前者(加圧)は、チューブの継ぎ目が外れ
るおそれがある等の欠点があるので、後者(吸引)の方
法が一般に採用されている。また、吸引をすると、イン
ク内の気泡が膨らんで排出され易くなるので、排出性能
の点でも都合がよい。
第4図は、そのような吸引によるパージを行う従来の
装置を示している。図中、40はインクジェットヘッド。
41は、インク粒子を噴射するノズル孔。42はインク供給
管である。ノズル孔41には、ゴム製カップ状の吸引口43
が着脱自在に装着され、吸引ポンプ44に連通する吸引管
45が吸引口43内に連通している。そして、吸引口43をヘ
ッド40に密着させて、ノズル孔41内からインクを吸い出
すようになっている。
[発明が解決しようとする課題] しかし、上述のような装置で吸引を行った場合には、
吸引終了後もしばらくの間は、ノズル孔41内は減圧され
た状態になっている。その状態で吸引口43をヘッド40か
ら強制的に外すと、ノズル孔41内に気泡が侵入して、そ
の後のインク粒子噴射を安定して行うことができなくな
ってしまう。
したがって、上述の第4図のような装置では、ヘッド
40に吸引口43を取り付けた状態で、内部の圧力が大気圧
まで自然上昇するのを待って、吸引口43を取り外してい
た。
第5図はその動作を示すタイムチャートであり、吸引
口43を取り外すのは、内部の圧力が大気圧に自然復帰す
るまで待たなければならないため、パージ動作に長時間
を要していた。
第6図は、上述の不都合を解消するために、吸引口43
に大気開放弁51を連通接続したものであり、吸引動作終
了後に弁を開くことによって、吸引口43内をすみやかに
大気圧に上昇させようとするものである。
しかしこの場合にも、大気開放弁51を単に開いて、吸
引口43内の圧力が急上昇したのでは、ノズル孔41内に気
泡が侵入してしまう。そこでこの種の装置では、例えば
第7図に示されるように、大気開放弁51を瞬間的に開け
てはすぐに閉じる動作を何回もくり返して、吸引口43内
の圧力がある程度徐々に上昇するようにしていた。
しかし、このように大気開放弁を設けたものは、パー
ジ時間をある程度短くすることはできるものの、大気開
放弁51の動作制御が非常に難しく、また、弁機構などが
複雑となってコストがかかる等の欠点があった。
本発明は、そのような従来の欠点を解消し、短時間に
確実にパージを終了することができて、しかもコストの
かからないインクジェットヘッドのパージ方法を提供す
ることを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記の目的を達成するために、本発明のインクジェッ
トヘッドのパージ方法は、第1図に示されるように、イ
ンクを噴射するノズル孔に外側から吸引手段を接続し
て、上記ノズル孔内からインクを強制排出するインクジ
ェットヘッドのパージ方法において、上記吸引手段の動
作終了後(s1)と上記ノズル孔部の圧力が大気圧になる
まで(s3)との間に、上記ノズル孔からインクを噴射す
る動作を行う(s2)ようにしたことを特徴とする。
[作用] インク吸引動作終了時とノズル孔圧力が大気圧になる
までとの間に、ノズル孔からインクを噴射する動作を行
うことによって、ノズル孔部の圧力がすみやかに大気圧
に上昇する。
[実施例] 図面を参照して実施例を説明する。
第2図において、1はインクジェットヘッド(以下、
単に「ヘッド1」という)であり、インクジェットプリ
ンタの印字部に設けられている。ヘッド1内には、イン
クが収容された例えば24個のインク室(図示せず)が形
成されている。その各々のインク室は、記録用紙に向っ
てインクを噴射するノズル孔2に連通している。ノズル
孔2は、例えば直径0.05mmの極細径であり、例えば12個
ずつ2列に千鳥状に配列されている。ただし、第2図に
おいては、ノズル孔2の一部を省略して図示されてい
る。
3は、電圧が印加されることによって変形して、各イ
ンク室の内容積を変動させる圧電素子である。圧電素子
3は各インク室毎に設けられていて、その内容積を変化
させることによって、インク供給管4を介してインクタ
ンク(図示せず)からインク室内に引き込まれているイ
ンクを、ノズル孔2から噴射してインク粒子を形成す
る。5は、各圧電素子へ電圧を印加する駆動回路であ
る。
11は、ゴム製カップ状の吸引口であり、すべてのノズ
ル孔2を囲むようにして、ヘッド1に着脱自在に密着し
て取り付けられる。吸引口11の内部容量は例えば0.4ml
である。12は、吸引口11に連結されたアーム。13は、そ
のアーム12を駆動するモータであり、吸引口11が、モー
タ13によってアーム12を介して矢印A方向に駆動され
る。
吸引口11には、吸引ポンプ14に連通する吸引管15が連
通している。したがって、吸引口11をヘッド1に密着さ
せて吸引ポンプ14を作動させることによって、吸引口11
内が減圧されて、ノズル孔2内から吸引口11内にインク
が排出される。そして、それに伴なってノズル孔2内も
減圧される。
16は、プリンタの動作制御を行うプリンタ制御部であ
り、マイクロプロセッサ(MPU)及びRAM,ROMなどによっ
て構成されている。このプリンタ制御部によって、圧電
素子3の駆動回路5、吸引口駆動用モータ13及び吸引ポ
ンプ14などが連動して制御される。
第3図は、その制御動作をタイムチャートで示したも
のである。ここでは、まず吸引ポンプ13を作動させるこ
とによって、吸引口11内圧力が下り始め、パージ動作が
開始される。そして、ノズル孔2からインクが排出され
始め、所定時間(例えば15秒)後に吸引ポンプ14が停止
される。すると、本実施例においては、それに同期し
て、各圧電素子3の駆動回路5が作動して、インク粒子
の噴射動作が連続的に行われる。これによって、吸引口
11内の圧力、即ちノズル孔2部の圧力がすみやかに上昇
する。そして、ノズル孔2内の圧力が大気圧まで復帰す
ることによって、パージ動作が終了する。本実施例にお
いては、吸引圧0.5気圧でパージ動作に要した時間は約3
0秒であり、第4図の従来例に比べて約半分に短縮され
た。
なお、インク粒子の噴射動作の始期と終期は、吸引ポ
ンプ14の動作などと厳密に合致させる必要はなく、少な
くとも吸引ポンプ14の動作終了時とノズル孔2部の圧力
(即ち吸引口11内の圧力)が大気圧になるまでとの間
に、インク粒子を噴射する動作をすればよい。例えば、
吸引ポンプ14の吸引動作を停止する前からインク粒子噴
射動作を開始してもよく、本実施例においては、吸引口
11内の圧力が大気圧になるより少し前に、インク粒子噴
射動作を終了させている。
また、上記実施例においては、吸引口11内の圧力は検
出していないが、この圧力を検出して、その検出信号に
よってインク粒子噴射動作を終了させるようにしてもよ
い。
また、インク粒子噴射動作は、必ずしもMPUなどで制
御する必要はなく、手動によるスイッチ操作など、どの
ような手段で圧電素子の駆動回路5を動作させてもよ
い。
また、吸引口11内に噴出されて貯留されたインクが吸
引口11内より洩出するのを防止するため、吸引口11の内
側にインク吸収用のスポンジ材を取付けても良く、ある
いは、吸引口が下側となるようにヘッド1を下に向けて
パージしても良く、更に、吸引口11をヘッド1から離間
させた後に、再度吸引ポンプ14を動作させて吸引口ある
いはその内部のスポンジ内のインクの吸出しを行なうよ
うにしてもよい。
[発明の効果] 本発明のインクジェットヘッドのパージ方法によれ
ば、インク噴射動作を行うことによって、ノズル孔内に
気泡を侵入させることなく、圧力がすみやかに大気圧に
上昇するので、短時間で効果的なパージを行うことがで
き、装置の立ち上り時間(次の印字開始までの時間)を
大幅に短縮化することができ、しかも、特別な付加装置
を必要とせずコストがかからないという優れた効果を有
する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の原理を示すフローチャート図、 第2図は実施例の構成図、 第3図は実施例のタイムチャート図、 第4図は従来例の構成図、 第5図は従来例のタイムチャート図、 第6図は従来例の構成図、 第7図は従来例のタイムチャート図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高田 昇 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】インクを噴射するノズル孔に外側から吸引
    手段を接続して、上記ノズル孔内からインクを強制排出
    するインクジェットヘッドのパージ方法において、 上記吸引手段の動作終了時(s1)と 上記ノズル孔部の圧力が大気圧になるまで(s3)との間
    に、 上記ノズル孔からインクを噴射する動作を行う(s2)よ
    うにしたことを 特徴とするインクジェットヘッドのパージ方法。
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