JPH0351129Y2 - - Google Patents

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JPH0351129Y2
JPH0351129Y2 JP8653088U JP8653088U JPH0351129Y2 JP H0351129 Y2 JPH0351129 Y2 JP H0351129Y2 JP 8653088 U JP8653088 U JP 8653088U JP 8653088 U JP8653088 U JP 8653088U JP H0351129 Y2 JPH0351129 Y2 JP H0351129Y2
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core
formwork
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driving nut
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、コンクリート二次製品製造工場にお
いて、暗渠ブロツクを効率よく製造する暗渠ブロ
ツク製造用型枠に関する。
(従来の技術) 従来技術説明のため順不同ではあるが、第7図
内至第8図を用いて説明する。第7図は暗渠ブロ
ツクA(以下暗渠と称す)の斜視図である(実際
の暗渠使用時には底面を上側に反転して地中に布
設する。) 暗渠は水路の中空孔部Bがあるため、暗渠ブロ
ツク製造用型枠(以下型枠と称す)は中空孔部B
を成型する中子を必要とするが、型枠からの脱型
時には中子の断面寸法を縮少して抜き取る必要が
あり、妻板・側板を開けば即脱型できるU字溝ブ
ロツク製造に比較すると生産効率は低い。
本出願人は即に暗渠ブロツク製造用型枠を実用
新案として(実願昭57−4303号)出願し、実施し
研究してきたが、第8図a〜d図の斜視図を用い
て従来技術の構成による作用を述べると、 第8図aは、背面の妻板部に設けたハンドルを
下げると下部中子との結合が開放され、該背面の
妻板・側板も開放される該型枠の脱型時を示し、
暗渠A中空孔部Bには未だ中子C,C′が入つてい
る。
第8図bは、先ず上側中子Cと下側中子C′の巾
を縮小して上側中子Cを(上下の高さは変化しな
い巾のみ縮小)抜き取り、所定位置に置く。
第8cは、次に下側中子C′を同じく抜き取り所
定位置に置く。
第8図dでは、暗渠を上方へ吊り上げ型枠外へ搬
出して脱型工程を終る。又型枠組付は下側・上側
の中子を再びセツトし脱型時の逆工程を再度繰り
返す必要があり、脱型時間、組付時間を更に短縮
し、かつ製造ライン上における該型枠の専有面積
を減らし(脱型、組付時に中子を抜き取る手間及
び中子を置く場所が必要)と作業工程の簡略化が
実現できる型枠が要望されていた。
(考案が解決しようとする問題点) 本考案は従来技術の欠点を除去し、暗渠の生産
効率を飛躍的に改善する暗渠ブロツク製造用型枠
を提供し、産業の発展に寄与することを目的とす
る。
(問題点を解決する為の手段) (1) 底面部を貼着した台枠周辺部に妻板・側板を
開閉自在に蝶着した暗渠ブロツク製造用型枠に
おいて、片方の前記妻板内面に、中子に挿通可
能な中子支持梁を突設し、中子を上下に分割し
た湾曲断面の上側中子・下側中子とし、左ね
じ・右ねじを螺刻したスクリユー軸と該スクリ
ユー軸に左ねじ、右ねじの各駆動用ナツトを螺
合させて設け、該各駆動用ナツト上面両端部と
前記の上側中子両縁部間を2本の長いリンクで
左右対称に連結し、該各駆動用ナツト下面両端
部と前記下側中子両縁部間を2本の短いリンク
で左右対称に連結し、前記各駆動用ナツト下面
に軸線と交差するピンを設け、前記下側中子の
内側底面に該ピンと係合する2枚のカム溝板を
固着した、中子伸縮機構を設けたことを特徴と
する暗渠ブロツク製造用型枠。
(2) 中子を接合面を設けたC型断面とし、該中子
内面左側に設けた軸受で2組以上の左ねじ・右
ねじを螺刻したスクリユー軸を支承し、左ね
じ、右ねじの各駆動用ナツトを該スクリユー軸
に螺合させ、該各駆動用ナツトの上下部にリン
クの一端を連結し他端は各交差継手の上下に集
合して連結し、該各交差継手の突設孔部にベル
クランクの左端部を連結し、該ベルクランクの
中央孔部を前記中子の下側接合面内側の下側ア
ームに連結し、該ベルクランクの上端を前記中
子の上側接合面内側の上側アームに連結した中
子伸縮機構を設けた、実用新案登録請求の範囲
第1項記載の暗渠ブロツク製造用型枠。
(作用) 上記構成による型枠は暗渠製造に際し、前記ス
クリユー軸の回動のみで中子が伸縮する為毎回打
設サイクル(コンクリートを打ち込み、養生して
脱型するまで)の度に中子を抜き取つたり、組付
たりする工程が不要になり、作業員の省力化と安
全性も高くなり、暗渠の生産効率が飛躍的に向上
する。
(実施例) 第1図は、本考案の実施例の概略を示す斜視図
であり、妻板20・側板30を開いた状態を示し
ている。片方の妻板21には、上下に分割し組み
立てた中子40,41を支持する中子支持梁50
を水平状態に固着し、中子伸縮機構(図示せず)
を内設した中子の中へ該中子支持梁50を挿通
し、脱型の場合に該中子が上方へ暗渠と共に少し
持ち上げられた場合も自由度が得られるよう前記
片方の妻板21は内側には制限があるも外側へは
自由に開くよう設ける。
第2図は本考案の中子及び中子伸縮機構の斜視
図であり、図では中子支持梁等は省略し、中子は
一部を切欠して示す。
中子は湾曲断面の鋼板等で上側中子40下側中
子41に分割して造り、後述する中子伸縮機構の
各部材により結合させられて一体となる。
スクリユー軸60に左ねじ部62右ねじ部64
を螺刻し、該左ねじ部62に駆動用ナツト80を
該右ねじ部には駆動用ナツト82を螺合する。各
駆動用ナツト80,82の軸方向上面両側に2本
の長いリンク90の一端を左右対称に軸着し、各
駆動用ナツト80,82の軸方向下面両側に2本
の短いリンク95の一端を同じく左右対称に軸着
し、各長いリンク90の他端は前記上側中子40
の接合面40′の内側に連結し、各短いリンク9
5の他端は下側中子41の接合面41′内側に連
結する。前記各駆動用ナツト80,82上部には
摺動部80′,82′を設けて、前記中子支持梁5
0下面の溝部に摺動可能に嵌合させ、前記各駆動
用ナツト80,82下面中央に突設孔部を設け軸
方向と交差するピン99を嵌入し、前記下側中子
41中央部に該ピン99と係合するカム溝板10
0を固着する。該カム溝板100は中子の伸縮に
そなえて水平から始まり終点に向つて下方に傾斜
するカム溝を設けている。
上記構成による本考案の脱型時の動作を第2図
及び第3図a内至bにより説明すると、第3−a
図のスクリユー軸60を左回転させると各駆動用
ナツト80,82は、前記第2図中矢印方向に開
き、長いリンク90短いリンク95も同時に矢印
方向に動き始めるが、各駆動用ナツト80,82
の進行に伴い短いリンク95に連結された下側中
子41の方は、同時に巾が縮んでいく上側中子4
0より縮み方が早くなり、同時にピン99はカム
溝板100を介して下側中子41を上方に引き上
げ前記スクリユー軸60が所定数回転すると第3
−b図の如く中子は縮小し、前記下側中子41は
前記上側中子40の内側に入り込み巾、高さ共に
縮小する為、暗渠の脱型は容易になり又脱型に伴
うコンクリートの粉末等の中子内部への侵入をも
防止できる利点もある。以上脱型時について述べ
たが暗渠の型枠外への搬出が終ると型枠をエアー
ノズル等で掃除し、次工程に備え前記スクリユー
軸60を右回転するともぐり込んでいた前記下側
中子41は下部に下降しながら上側中子40の巾
に追いつき、第3−a図の正規断面寸法に伸び
る。
第4図は、本考案の中子をC型断面とした別の
実施例を示した概略斜視図であり(中子内部の伸
縮機構は省略)両側の側板30、妻板20を開き
中子支持梁50はC型断面の中子45を水平に支
持した状態で本実施例も側板・妻板、中子支持梁
は前記実施例と同じ構成である。第5図を用いて
本実施例の中子45及び該中子45に内設した中
子伸縮機構を説明する。該中子45はC型断面の
鋼板等弾性のある筒状の金属製(本考案の型枠は
100%近く鋼板製である)で、右側面が直線に切
断された状態に造る。該切断面は以下、上側接合
面46下側接合面48と称す。
中子45は図中破線で示す補強リブ49等を用
いて右側面及び下側が重点的に断面変形するよう
素材の持つ弾性力を部分的に制限して設ける。該
中子は一部切欠いて示しているが図中二点鎖線は
中子支持梁50の挿通した位置を示す。該中子4
5の左側面部に軸受を設け、左ねじ部62、右ね
じ部64を螺刻した2本のスクリユー軸60を直
列に設けて回動自在に軸支し、該スクリユー軸の
左ねじ部62、右ねじ部64には各駆動用ナツト
80,82を螺嵌する。該各駆動用ナツト80,
82の上面部及び下面部にリンク90,92の一
端をそれぞれを連結し、各リンク90,92の他
端を集合させて、交差ジヨイント110の上下部
に連結し、該交差ジヨイント110の突設孔部1
10′にベルクランク120の一端の孔部を連結
し、該ベルクランク120の中央孔部は前記中子
の下側接合面48内側の下側アーム48′に連結
し、該ベルクランク120の上端孔部は上側接合
面46内側の上側アーム46′にいずれも回動自
在に連結する、本図では中子の縮んだ状態を図示
しているがスクリユー軸を右回転すると各部材は
矢印方向に作動し正規断面にもどる。
第6図のa,b図は、中子伸縮機構の動作説明
図である。第6−a図は正規状態の中子の断面形
状を示しているが前記スクリユー軸60を左回転
させると、各駆動用ナツト80,82の間隔が開
き、同時に各リンク90,92も引つ張られ前記
交差ジヨイント110を介して前記ベルクランク
120も上端孔部を支点として左方向に引張られ
回転運動を開始する。然し該ベルクランクの中央
孔部は前記下部アーム48′に連結している為、
該スクリユーの回転数が進行すると、先ず、下側
接合面48が上側接合面46の内側へ移動し同時
に上昇しながら変形し、上側接合面46も追動し
て最終時点では図示の断面となり、中子を縮小
(巾及び高さ)する。再び中子の断面寸法を伸す
工程では前記スクリユー軸を所定数右回転すれ
ば、第6−a図の如く正規断面を再現する。従つ
て上記の構成によれば図示の中子断面形状が円筒
形内至多角形におよんでも型枠の中子伸縮機構と
して利用でき、中子の接合面が一ケ所であるため
掃除も簡単になる利点もある。
(考案の効果) 本考案は、暗渠製造に際して一番手間と時間の
かかる中子の脱着工程そのものが不要となり、中
子脱着に伴う工場内床面からの塵埃等の付着も無
くなり、型枠の寸法精度(暗渠も同じ)も向上す
る。
又、中子を取り脱さない為に中子の運搬用通
路・運搬用機械・中子の置き場も不要となり生産
ラインの有効利用が計れ、3〜4分毎に間欠移動
する一般U字溝ブロツク用の連続生産ラインで暗
渠も混同して製造できる等の優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の型枠の概略を示す斜視図。
第2図は、本考案の一実施例の中子伸縮機構の一
部切欠斜視図。第3図a,bは、本考案の一実施
例の中子伸縮機構の作動説明図。第4図は、本考
案の他の実施例の概略を示す斜視図。第5図は、
他の実施例要部の中子伸縮機構を示す一部切欠斜
視図。第6図a,bは、他の実施例の中子の作動
説明図。第7図は、暗渠ブロツク。第8図a〜d
は、従来技術の型枠の動作を示す斜視図。 10……台枠、20……妻板、21……片方の
妻板、30……側板、40……上側中子、41…
…下側中子、45……C型断面の中子、50……
中子支持梁、60……スクリユー、80,82…
…駆動用ナツト、90……長いリンク、95……
短いリンク、90,92……リンク、99……ピ
ン、100……カム溝板、110……交差ジヨイ
ント、120……ベルクランク、A……暗渠ブロ
ツク、B……中空孔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 底面部を貼着した台枠周辺部に妻板・側板を
    開閉自在に蝶着した暗渠ブロツク製造用型枠に
    おいて、片方の前記妻板内面に中子に挿通可能
    な中子支持梁を突設し、中子を上下に分割した
    湾曲断面の上側中子・下側中子とし、左ねじ・
    右ねじを螺刻したスクリユー軸と該スクリユー
    軸に左ねじ、右ねじの各駆動用ナツトを螺合さ
    せて設け、該各駆動用ナツト上面両端部と前記
    の上側中子両縁部間を2本の長いリンクで左右
    対称に連結し、該各駆動用ナツト下面両端部と
    前記下側中子両縁部間を2本の短いリンクで左
    右対称に連結し、前記各駆動用ナツト下面に軸
    線と交差するピンを設け、前記下側中子の内側
    底面に該ピンと係合する2枚のカム溝板を固着
    した中子伸縮機構を設けたことを特徴とする暗
    渠ブロツク製造用型枠。 (2) 中子を接合面を設けたC型断面とし、該中子
    内面左側に設けた軸受で2組以上の左ねじ・右
    ねじを螺刻したスクリユー軸を支承し、左ね
    じ、右ねじの各駆動用ナツトを該スクリユー軸
    に螺合させ、該各駆動用ナツトの上下部にリン
    クの一端を連結し他端は各交差継手の上下に集
    合して連結し、該各交差継手の突設孔部にベル
    クランクの左端部を連結し、該ベルクランクの
    中央孔部を前記中子の下側接合面内側の下側ア
    ームに連結し、該ベルクランクの上端を前記中
    子の上側接合面内側の上側アームに連結した中
    子伸縮機構を設けた、実用新案登録請求の範囲
    第1項記載の暗渠ブロツク製造用型枠。
JP8653088U 1988-06-29 1988-06-29 Expired JPH0351129Y2 (ja)

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JP2533299Y2 (ja) * 1990-05-16 1997-04-23 株式会社エニカ 中型の絞り構造
JP2574173Y2 (ja) * 1992-12-28 1998-06-11 東北型枠販売 有限会社 筒状コンクリート二次製品の内型着脱装置
JP3529196B2 (ja) * 1995-06-06 2004-05-24 株式会社カイエーテクノ 擁壁ブロック製造用型枠
JP5920999B2 (ja) * 2014-04-05 2016-05-24 有限会社瀬下商事 側溝構築用型枠

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