JP2533299Y2 - 中型の絞り構造 - Google Patents

中型の絞り構造

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JP2533299Y2
JP2533299Y2 JP1990050800U JP5080090U JP2533299Y2 JP 2533299 Y2 JP2533299 Y2 JP 2533299Y2 JP 1990050800 U JP1990050800 U JP 1990050800U JP 5080090 U JP5080090 U JP 5080090U JP 2533299 Y2 JP2533299 Y2 JP 2533299Y2
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外志三 西川
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株式会社エニカ
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、筒形ブロックやU字溝ブロック等のコン
クリートブロックの内法面を成形する中型(中子型)に
おいて、周面の一部に設ける弾性部材の撓みを利用して
脱型用の絞り動作をさせるコンクリートブロック成形型
枠の中型の絞り構造に関する。
従来の技術 周面の一部に弾性部材を設けるコンクリートブロック
成形型枠の中型が知られている(実開昭64−7509号公
報、第4図)。この中型1は、左右の面板2、3の隣接
する端縁2a、3a間をゴム板からなる弾性部材4によって
連結し、内蔵するパンダグラフ式の絞り装置6を介して
面板2、3の端部を内側に引き込むことにより、脱型用
の絞り動作をすることができる。絞り装置6の先端には
枢軸7が設けられ、枢軸7には連結リンク9、9が回動
自在に連結され、連結リンク9、9の先端が面板2、3
の各端部に連結されている。そこで、このものは、絞り
時に生じる上下方向の絞り代dを利用して脱型すること
ができる。なお、絞り代dを実現するための枢軸7の移
動距離Dは、図示しない回転ねじ軸を介し、パンタグラ
フ式の絞り装置6の駆動部材を直線移動させる。
考案が解決しようとする課題 かかる従来技術によるときは、絞り装置6は、開閉自
在な連結リンク9、9を介して面板2、3に連結されて
いるために、面板2、3を大きく撓ませない限り必要な
絞り代dを確保することができず、面板2、3が大きく
撓むことができるように隣接する端縁2a、3a間の開口幅
を大きくする必要があり、端縁2a、3a間を連結している
弾性部材4を幅広として内側に大きく撓むようにし、中
型1を拡開したときに弾性部材4を内側からバックアッ
プする押圧板8が必要であり、全体構造が複雑になると
いう欠点がある。また、絞り装置6を駆動する回転ねじ
軸は、枢軸7の移動距離Dが大きいために所要回転量が
大きく、駆動操作に時間を要する上、作業が煩雑である
という問題もある。
そこで、この考案の目的は、かかる従来技術の問題に
鑑み、面板を連結する連結部材と、回転リンクを介して
連結杆を駆動する絞り装置とを組み合わせることによっ
て、面板の所要撓み量を最少に抑えるとともに、駆動操
作が極めて簡単なコンクリートブロック成形型枠の中型
の絞り構造を提供することにある。
課題を解決するための手段 かかる目的を達成するためのこの考案の構成は、屈曲
部を備える一対の面板と、面板の隣接する端縁間に介装
し、面板とともにブロック成形面を形成する圧縮可能な
弾性部材と、弾性部材の内側において端縁間の距離を一
定に保持しつつ面板を相対回転自在に連結する連結部材
と、連結杆を介して面板の端部を内側に引き込む絞り装
置とを設け、絞り装置は、トグル軸を介して半回転する
回転リンクにより連結杆を絞り状態、拡開状態に駆動し
て保持することをその要旨とする。
なお、一対の面板は、上部面板と下部面板とからな
り、弾性部材は、上部面板、下部面板の左右の各端縁間
に介装し、絞り装置は、上部面板、下部面板の左右の端
部を同時に内側に引き込むことができる。
また、一対の面板は、左右の面板からなり、弾性部材
は、左右の面板の上面中央の端縁間に介装し、絞り装置
は、左右の面板の上面中央の端部を下方に引き込むこと
ができる。
作用 かかる考案の構成によるときは、連結部材は、弾性部
材の内側において端縁間の距離を一定にしながら面板を
相対回転自在に連結している。そこで、絞り装置を介し
て面板の端部を内側に引き込むと、面板は、それぞれの
端縁の外側部分が互いに接近する方向に撓むことにより
弾性部材を圧縮させる。なお、このときの絞り代dは、
連結部材による面板の連結位置がを弾性部材の装置位置
より内側になる程大きくなり、絞り装置による連結部材
の移動距離D、すなわち面板の所要撓み量は、極く小さ
くてよい。
なお、上部面板、下部面板からなる一対の面板は、ボ
ックスカルバート成形用の中型に好適であり、左右の面
板からなる一対の面板は、U字溝成形用の中型に好適で
ある。
実施例 第1図および第2図は、この考案の実施例を示す側面
図であり、ボックスカルバート成形用の中型に採用した
ものである。図中、1は角筒状の中型、2はボックスカ
ルバートの内法面の上半分を成形する門形の上部面板、
3は下半分を成形する下部面板、4は上部面板2、下部
面板3の左右の各端縁2a、3a間に介装する肉厚のゴムブ
ロックからなる圧縮可能な弾性部材、5は上部面板2、
下部面板3を連結するコ字状の連結ブラケット、6は連
結ブラケット5、5を介して上部面板2、下部面板3の
左右の端部を同時に内側に引き込む絞り装置である。
21は上部面板2の中央部内側に固着する上面補強板、
22は上部面板2の側面内側に固着する側面補強板、23は
上面補強板21、側面補強板22の間に設ける屈曲部、24は
側面補強板22に植設する連結ピンであり、連結ピン24
は、弾性部材4の装置位置より内側に植設されている。
同様に、31は下部面板3の中央部内側に固着する下面補
強板、32は下部面板3の側面内側に固着する側面補強
板、33は下面補強板31、側面補強板32の間に設ける屈曲
部、34は側面補強板33に植設する連結ピンであり、連結
ピン34は、連結ピン24と同様に、弾性部材4の装置位置
より内側に植設されている。連結ブラケット5は、上下
の連結ピン24、34を介し、上部面板2、下部面板3を相
対回転自在に連結している。すなわち、連結ブラケット
5は、連結ピン24、34とともに、弾性部材4の内側にお
いて、上部面板2、下部面板3の端縁2a、3a間の距離を
一定に保持して上部面板2、下部面板3を連結する連結
部材を形成している。
61は図上左側の連結ブラケット5に形成する長孔、62
は長孔61に係合する遊動ピン、63は図上右側の連結ブラ
ケット5上に装架するトグル軸、64はトグル軸63に固定
する回転リンク、65は枢支ピン66を介して回転リンク64
の先端に連結する連結杆であり、連結杆65の他端は、遊
動ピン62に連結されている。67は連結杆65の中央に形成
する凹所、68は連結杆65の先端に突設し、トグル軸63に
係合するストッパである。
このような絞り構造を備えた中型1を脱型するには、
第1図の拡開状態から絞り装置6のトグル軸63を図上右
方向に回転させて回転リンク64を回転させ、連結杆65を
上方に揺動させながら右方向に移動させることにより長
孔61内の遊動ピン62を右方向に移動させて長孔61の内側
端に当接させ、この状態でさらにトグル軸63を右方向に
回転させて左右の連結ブラケット5、5を内側に同時に
引き寄せる(第2図)。この動作により、上部面板2、
下部面板3は、それぞれ屈曲部23、23、33、33において
撓みながら連結ピン24、34の回りに相対回転し、それぞ
れの端縁2a、3a、2a、3aが接近方向に移動して弾性部材
4、4を圧縮変形させる。弾性部材4、4の圧縮変形に
より、上部面板2、下部面板3が絞り代dだけ接近す
る。ただし、このときのトグル軸63、回転リンク64は、
第1図の拡開状態から右方向に半回転することにより連
結杆65を絞り状態に駆動しており、連結杆65は、その凹
所67がトグル軸63に当接することにより、絞り状態に保
持されている。
上記の絞り代d、すなわち上部面板2、下部面板3の
接近量は、弾性部材4の装置位置と連結ピン24、34の位
置関係に左右され、弾性部材4より連結ピン24、34が左
右方向内側にあればあるほど連結ブラケット5の移動距
離D、すなわち上部面板2、下部面板3の所要撓み量に
対して絞り代dを相対的に大きくすることができる。
中型1を拡開するときは、第2図の状態から絞り装置
6のトグル軸63を図上左方向に半回転させる。これによ
り、連結杆65は、上方に揺動しながら左方向に移動し、
遊動ピン62が長孔61の外側端に当接した後、上部面板
2、下部面板3が連結ピン24、34回りに相対回転して屈
曲部23、23、33、33を伸長させ、上部面板2、下部面板
3が拡開した状態で連結杆65のストッパ68がトグル軸63
に当接してトグル軸63、回転リンク64の回転動作が停止
し(第1図)、連結杆65は、拡開状態に保持される。こ
のとき、上部面板2、下部面板3の各端縁2a、3aと、対
応する弾性部材4とは一直線上に並んでブロック成形面
を形成し、コンクリート打設時に加わるコンクリート圧
は、連結ブラケット5、5によって受け止めることがで
きる。
第3図は、この考案の他の実施例を示したもので、弾
性部材4を介して隣接する側面補強板22、32から弾性部
材4の背面に延びるアーム25、35を設け、連結ピン51を
介してアーム25、35の先端を連結したものである。すな
わち、アーム25、35、連結ピン51は、前実施例における
連結部材に対応している。絞り装置6の連結杆65の先端
は左側の側面補強板32に植設する連結ピン69に連結され
ており、回転リンク64のトグル軸63は、右側の側面補強
板32上に装架されている。このように絞り装置6の位置
をずらすことにより、連結杆65の先端と弾性部材4との
干渉を避けることができる。
以上の説明は、この考案を角筒状の中型1に実施した
例であるが、たとえばU字溝成形用の中型であれば、上
部面板2、下部面板3に代えて左右一対の面板を設け、
その上面中央一箇所に弾性部材4を設け、弾性部材4の
内側において左右の面板の端部を連結ブラケットや連結
ピンによって連結し、その連結ブラケットや連結ピンま
たは両側の面板の端部を絞り装置6によって下方に引き
込む構造にすればよい。
考案の効果 以上説明したように、この考案によれば、隣接する一
対の面板の端縁間に介装する弾性部材を圧縮して型を絞
るものであるから、面板の所要撓み量を最少に抑えて所
定の絞れ代を実現することができる上、絞り装置は、ト
グル軸を介して半回転する回転リンクにより連結杆を駆
動するから、駆動操作が極めて簡単であるという優れた
効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は全体構成側面図、第2図は動作説明図、第3図
は他の実施例を示す第1図相当図、第4図は従来技術を
示す第1図相当図である。 2……上部面板 3……下部面板 2a、3a……端縁 23、33……屈曲部 4……弾性部材 6……絞り装置 63……トグル軸 64……回転リンク 65……連結杆

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】屈曲部を備える一対の面板と、該面板の隣
    接する端縁間に介装し、前記面板とともにブロック成形
    面を形成する圧縮可能な弾性部材と、該弾性部材の内側
    において前記端縁間の距離を一定に保持しつつ前記面板
    を相対回転自在に連結する連結部材と、連結杆を介して
    前記面板の端部を内側に引き込む絞り装置とを設け、該
    絞り装置は、トグル軸を介して半回転する回転リンクに
    より前記連結杆を絞り状態、拡開状態に駆動して保持す
    ることを特徴とするコンクリートブロック成形型枠の中
    型の絞り構造。
  2. 【請求項2】前記一対の面板は、上部面板と下部面板と
    からなり、前記弾性部材は、前記上部面板、下部面板の
    左右の各端縁間に介装し、前記絞り装置は、前記上部面
    板、下部面板の左右の端部を同時に内側に引き込むこと
    を特徴とする請求項1記載のコンクリートブロック成形
    型枠の中型の絞り構造。
  3. 【請求項3】前記一対の面板は、左右の面板からなり、
    前記弾性部材は、前記左右の面板の上面中央の端縁間に
    介装し、前記絞り装置は、前記左右の面板の上面中央の
    端部を下方に引き込むことを特徴とする請求項1記載の
    コンクリートブロック成形型枠の中型の絞り構造。
JP1990050800U 1990-05-16 1990-05-16 中型の絞り構造 Expired - Lifetime JP2533299Y2 (ja)

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JPH049708U JPH049708U (ja) 1992-01-28
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JPH01171614U (ja) * 1988-05-24 1989-12-05
JPH0351129Y2 (ja) * 1988-06-29 1991-10-31

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