JP2001347520A - 筒形コンクリート製品の内型 - Google Patents

筒形コンクリート製品の内型

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JP2001347520A
JP2001347520A JP2000173016A JP2000173016A JP2001347520A JP 2001347520 A JP2001347520 A JP 2001347520A JP 2000173016 A JP2000173016 A JP 2000173016A JP 2000173016 A JP2000173016 A JP 2000173016A JP 2001347520 A JP2001347520 A JP 2001347520A
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Japan
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inner mold
dividing
portions
moving means
moved
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JP2000173016A
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Jun Sugai
純 菅井
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Toyota Kohki Co Ltd
Original Assignee
Toyota Kohki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内型の径を縮小する割合を大きくして容易に
内型を脱型できるようにし、寸法精度や耐久性も改善す
る。 【解決手段】 周壁を4個の分断部と各分断部の間にあ
る4個の中間部に縦方向に分断する。各分断部を中心方
向または外周方向に移動させる移動手段と、移動手段に
より各分断部を中心方向に移動したときに各中間部を中
心方向に連動する連動手段を設ける。分断部を4箇所設
けたために、内型の径を縮小する割合が大きくなる。ま
た、周壁に蝶番部がないので、コンクリート製品の寸法
精度と内型の耐久性が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は桝、管、ボックスカ
ルバート、マンホールなどの筒状のコンクリート製品を
量産する型枠の内型に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に桝等の筒状のコンクリート製品を
成形する型枠は、上面を開口した概略箱状の外型と、そ
の内方に配する概略筒状の内型とを有し、この外型と内
型の間にコンクリートを充填し、コンクリートが硬化し
た後に外型と内型とを脱型してコンクリート製品を製造
するものである。通常内型には、脱型に際して、内型を
硬化したコンクリートから抜き取るために、径を縮小す
るいわゆる絞り機構が備えられている。特公昭53−1
3485号公報には、このような絞り機構が開示されて
いる。これは、周壁の一部に1箇所の分断部を設け、こ
の分断部を内側に引き込むと共に、その両側の周壁を内
側に折り曲げることで径を縮小するものである。周壁に
は、折り曲げるための蝶番部が2箇所設けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来の内型にお
ける絞り機構は、分断部が1箇所であったために、内型
の径を縮小する割合が小さく、したがって、硬化したコ
ンクリートから内型を抜き取るときに内型とコンクリー
ト内面とが接触し、内型やコンクリート面が損傷しやす
いという問題があった。また、周壁に蝶番部を設けなけ
ればならなが、蝶番部では周壁の鉄板が繰り返し折り曲
げられるため、該部の鉄板にヘタリや変形が生じやす
く、コンクリート製品の寸法精度が悪くなったり、内型
の耐久性が悪いという問題があった。
【0004】本発明は、内型の径を縮小する割合を大き
くして容易に内型を脱型できること、及び、内型周壁に
蝶番部を設けずに、コンクリート製品の寸法精度の悪化
を防止し、内型の耐久性を向上することを課題としてな
されたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、軸方向に分断
された4個の分断部と各分断部の間にある4個の中間部
とからなる筒状の周壁と、各分断部を中心方向または外
周方向に移動させる移動手段と、移動手段と各中間部と
を連結し移動手段により各分断部を中心方向に移動した
ときに各中間部を中心方向に連動し、各分断部を外周方
向に移動したときに各中間部を外周方向に連動する連動
手段とを備えることを特徴とする筒形コンクリート製品
の内型である。
【0006】本発明の内型は、分断部を4箇所設けたた
めに、内型の径を縮小する割合が大きくなり、したがっ
て、硬化したコンクリートから内型を抜き取るときに内
型とコンクリート内面とが接触しにくく、内型やコンク
リート面を損傷することなく、容易に脱型を行うことが
できる。また、周壁に蝶番部がないので、周壁の鉄板に
ヘタリや変形を生じることがなく、コンクリート製品の
寸法精度の悪化が防止され、内型の耐久性も向上する。
【0007】分断部は、相互に中心角が90°となるよ
うな間隔で配置することが望ましい。このようにするこ
とでバランスが良くなり、分断部を移動するときに一部
に過度の力が作用することがなくなり、耐久性や操作性
が向上する。
【0008】移動手段は、菱形リンク機構の対向する遊
動関節をナットを介し1本の左右ねじ操作ボルトで接近
離反せしめるものとし、それぞれ対向する分断部を同時
に移動させるように、菱形リンク機構を2方向に設けた
ものとすることができる。このようにすることで、1本
の操作ボルトを操作することで、同時に4箇所の分断部
を移動させることができる。
【0009】連動手段は、移動手段の一部に設けられた
アームの突起と、中間部に設けられたガイド部材のガイ
ド溝とが協働するものとすることができる。このように
することで、簡単な機構で中間部を移動部に連動させる
ことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、実施例に関する図面に基づ
いて本発明を詳細に説明する。図1は実施例の内型1の
上面図、図2は図1におけるAA線断面図、図3は図1
におけるBB線断面図、図4は縮径状態の内型1の上面
図、図5は図4におけるCC線断面図、図6は図4にお
けるDD線断面図、図7は内型1の分解斜視図である。
【0011】図に示す内型1は、コンクリート桝を製造
するためのものである。内型1は周壁2、移動手段6及
び連動手段を有する。周壁2は軸方向に分断された4個
の分断部3、4と各分断部の間にある4個の中間部5と
からなる。分断部3、4は、相互に中心角が90°とな
るような間隔で配置されており、分断部3、3並びに分
断部4、4は相互に対向して設けられている。
【0012】移動手段6は操作ボルト7、菱形リンク機
構8、9及び接続板10、11からなる。菱形リンク機
構8、9は、上下方向に対向する遊動関節をナット20
を介し1本の左右ねじ操作ボルト7で接近離反せしめる
周知の機構で、該機構8は接続板10を介して分断部3
の背面に、該機構9は接続板11を介して分断部4の背
面に接続されている。1本の操作ボルト7を回転させる
ことにより、分断部3、4が同時に中心方向または外周
方向に移動する。
【0013】連動手段はアーム12、13及びガイド部
材16からなる。接続板10に固定されたアーム12に
は突起14が、接続板11に固定されたアーム13には
突起18が形成されている。ガイド部材16にはガイド
溝17、19が形成されている。アーム12の突起14
はガイド溝17に、アーム13の突起18はガイド溝1
9に係合しており、移動手段6の操作ボルトを回転して
分断部3、4を中心方向に移動すと、アーム12、13
が接続板10、11と共に中心方向に移動し、突起1
4、18とガイド溝17、19の協働により4個の中間
部5が同時に中心方向に移動し、内型1は縮径状態とな
る。図4は縮径状態を示している。同図において、外周
の鎖線が縮径前の状態である。このように縮径すること
で、内型1を成形したコンクリート製品から容易に取り
出すことができる。図4の状態から操作ボルト7を逆方
向に回転すると、分断部3、4が外周方向に移動し、ア
ーム12、13が接続板10、11と共に外周方向に移
動し、突起14、18とガイド溝17、19の協働によ
り4個の中間部5が同時に外周方向に移動し、内型1は
図1の状態に戻る。
【0014】本実施例の内型1は、操作ボルト7を操作
するのみで、容易に縮径状態としたり、元に戻すことが
できる。本実施例の内型は四角形状であるが、丸形や多
角形状とすることも可能である。
【0015】
【発明の効果】本発明の内型は、分断部が4箇所あるた
めに、内型の径を縮小する割合を大きくすることがで
き、硬化したコンクリートから内型を抜き取る作業が容
易であり、また、内型とコンクリート内面とが接触する
ことで内型やコンクリート面が損傷するのを防止でき
る。また、周壁に蝶番部が不要なために、周壁の鉄板に
ヘタリや変形が生じることがなく、コンクリート製品の
寸法精度の悪化が防止され、内型の耐久性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の内型1の上面図である。
【図2】図1におけるAA線断面図である。
【図3】図1におけるBB線断面図である。
【図4】縮径状態の内型1の上面図である。
【図5】図4におけるCC線断面図である。
【図6】図4におけるDD線断面図である。
【図7】内型1の分解斜視図である。
【符号の説明】
1 内型 2 周壁 3 分断部 4 分断部 5 中間部 6 移動手段 7 操作ボルト 8 菱形リンク機構 9 菱形リンク機構 10 接続板 11 接続板 12 アーム 13 アーム 14 突起 16 ガイド部材 17 ガイド溝 18 突起 19 ガイド溝 20 ナット

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸方向に分断された4個の分断部3、4
    と各分断部3、4の間にある4個の中間部5とからなる
    筒状の周壁2と、各分断部3、4を中心方向または外周
    方向に移動させる移動手段6と、移動手段6と各中間部
    5とを連結し移動手段6により各分断部3、4を中心方
    向に移動したときに各中間部5を中心方向に連動し、各
    分断部3、4を外周方向に移動したときに各中間部5を
    外周方向に連動する連動手段とを備えることを特徴とす
    る筒形コンクリート製品の内型
  2. 【請求項2】 請求項1の内型において、前記分断部
    3、4を相互に中心角が90°となるような間隔で配置
    したことを特徴とする筒形コンクリート製品の内型
  3. 【請求項3】 請求項2の内型において、前記移動手段
    6が菱形リンク機構8、9の対向する遊動関節をナット
    20を介し1本の左右ねじ操作ボルト7で接近離反せし
    めるものとし、それぞれ対向する分断部3、4を同時に
    移動させるように、菱形リンク機構8、9を直交する2
    方向に設けたことを特徴とする筒形コンクリート製品の
    内型
  4. 【請求項4】 請求項1、2又は3の内型において、前
    記連動手段が前記移動手段6の一部に設けられたアーム
    12、13の突起14、18と、前記中間部5に設けら
    れたガイド部材16のガイド溝17、19とが協働する
    ものであることを特徴とする筒形コンクリート製品の内
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103302737A (zh) * 2013-06-22 2013-09-18 葛洲坝集团第五工程有限公司 一种预制梁内模拆除装置及拆除方法
CN107363971A (zh) * 2017-09-19 2017-11-21 江苏江扬建材机械有限公司 一种立式振动模具的内模
CN112726406A (zh) * 2020-12-25 2021-04-30 中铁广州工程局集团有限公司 一种整体抽拉式箱梁内模及其使用方法
CN113232135A (zh) * 2021-04-15 2021-08-10 浙江信宇建设集团有限公司 泡沫塑料板隔离芯模及其使用方法

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