JP2587115B2 - コンクリートブロックの表面に横溝を形成する方法およびその型枠 - Google Patents

コンクリートブロックの表面に横溝を形成する方法およびその型枠

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はコンクリートブロックの表面に横溝を形成す
る方法およびその型枠に関する。
(従来技術) 従来、コンクリートブロックを成形する方法として種
々の方法が知られている。
コンクリートブロックの効率の良い製造方法として
は、下抜きタイプのコンクリートブロックの成形方法が
好適であることが知られている。
第8図は、下抜き成形方法の手順を示す。
上下に開口する筒状の型枠2の底面は、昇降可能な昇
降板3で閉塞されている。この型枠2と昇降板3により
形成される空間内にコンクリートを流し込み[第8図
(a)]、押し板4を降下させてコンクリートを型枠2
内で押し固める[第8図(b)]。
続いて、昇降板3を降下させ、成形されたコンクリー
トブロック1を取り出して養生する[第8図(c)]。
上記コンクリートブロックの製造方法では、コンクリ
ートブロックにブロックの抜き方向に溝を形成するのは
一般的に行われていた。すなわち、型枠の内側面に、抜
き方向に長い凸条を形成することにより容易にできた。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上記コンクリートブロックの製造方法
では、製法上、ブロックの抜き方向と交差する方向に溝
を付けることができなかった。
そこで、本発明は、コンクリートブロックの抜き方向
と交差する方向に溝を形成することができる、コンクリ
ートブロックの表面に横溝を形成する方法およびその型
枠を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本発明は上記問題点を解決するために次の構成を備え
ている。
すなわち、型枠は、 コンクリートブロックを成形するために、筒状の型枠
本体と、該型枠本体の底面を閉塞可能な閉塞板とを備
え、コンクリートが投入される型枠であって、 前記型枠本体の側壁に該側壁に沿って形成され、コン
クリートブロックの抜き方向に交差する方向に延び、型
枠本体内側に開口して形成されたガイド溝と、 該ガイド溝に沿って移動可能に設けられ、所定の位置
に移動した際にガイド溝から型枠内に突出して横溝を形
成する突出部を有すると共に、他の所定の位置に移動し
た際には型枠内に突出しないように形成された横溝形成
棒とを具備することを特徴とする。
また、成形方法としては、 上記型枠を用い、 前記突出部が型枠内に突出するように前記横溝形成棒
を位置させ、 型枠内にコンクリートを投入して、コンクリートブロ
ックが硬化されて成形される際に横溝を同時に成形し、 横溝形成棒を移動して、前記ガイド溝から型枠内に突
出部が突出しないように位置させ、コンクリートブロッ
クを抜き取るようにしたことを特徴とするコンクリート
ブロックの表面に横溝を形成する。
(作用) 次に、本発明の作用について述べる。
横溝形成棒を移動して突出部をガイド溝から突出さ
せ、型枠内にコンクリートを投入して、コンクリートブ
ロックが硬化されて成形される際に横溝を同時に成形す
る。
続いて、横溝形成棒を移動してガイド溝から型枠内に
突出部が突出しないようにして、コンクリートブロック
を抜き取るようにする。
このようにすると、コンクリートブロックを抜き取る
際に、横溝が潰れることがない。
(実施例) 以下、本発明の好適な実施例を添付図面に基づいて詳
細に説明する。
第1図は、コンクリートブロック成形用の型枠の斜視
図である。第2図は、型枠の縦断面図である。
図面において、型枠10は2つのブロックを形成するた
めのものである。
型枠10の型枠本体12の中央に、2つのコンクリートブ
ロックを成形するための仕切壁14が固設されている。こ
の仕切壁14で区画された型枠本体12の空間を、成形空間
A、Bとする。
仕切壁14は、型枠本体12の側壁の一態様である。
一方、仕切壁14の中央には、各成形空間に突出する凸
条16、16が設けられている。この凸条16は、縦方向(形
成されるブロックの抜き方向)に延出している。
前記仕切壁14の中途部には、凸条16と交差する方向の
ガイド溝18が形成されている。このガイド溝18は、両成
形空間A、Bに開口している。また、ガイド溝18は、両
開口部分より中央が広く形成され、ガイド溝18に内を後
退する目地棒(後述する)のガイドとなっている。
前記仕切板14のガイド溝18に対応して、型枠本体12か
ら外方に延出するガイドパイプ22が設けられている。ま
た、ガイド溝18とガイドパイプ22は軸線が一致してい
る。
上記ガイド溝18とガイドパイプ22内を移動する横溝形
成棒である目地棒24は、ガイド溝18から突出しないガイ
ド部24aと、横溝を形成する突出部である目地部24bとか
ら構成されている(第3図参照)。
ガイド部24aは、断面形状が六角形に形成され(第4
図(a)参照)、ガイド溝18に位置した際にガイド溝18
から突出せずに仕切壁14が平坦面となる(第5図参
照)。また、目地棒24の目地部24bは、ガイド溝18内に
位置した際に、両成形空間A、B内に突出する凸部25、
25を有し(第4図(b)参照)、目地を成形する(第6
図参照)。
なお、ガイド部24aおよび目地部24bの長さl、mは、
それぞれ少なくとも仕切壁14の長さより長尺に形成され
ている。
また、目地棒24はシリンダ26に連結され、後退自在に
制御される。
上記型枠本体12の底面は、昇降可能な閉塞板28により
開閉される。この開閉板28は、コンクリートブロック成
形時には、型枠本体12の底面を閉塞し、成形後には降下
してコンクリートブロックを取り出すものである。
また、型枠本体12の上方には押し板30が配置され、型
枠本体12内に流し込んだコンクリートを押し固める(第
2図参照)。
次に、上記型枠10を用いてコンクリートブロックを成
形する方法について述べる。
型枠本体12に底面を閉塞板28で閉塞する。
目地棒24の目地部24bを、シリンダ26により可動さ
せ、ガイド溝18内に位置させる(第6図参照)。
続いて、コンクリートを型枠本体12内に流入させ
る。
押し板30により、型枠本体12内に流入したコンクリ
ートを押し固める。
シリンダ26を可動させ、仕切壁14のガイド溝18に目
地棒14のガイド部24aを位置させて、仕切板14を平坦面
とする(第5図参照)。
閉塞板28を降下させ、閉塞板28上にブロックを載せ
た状態で取り出す。
取り出されたコンクリートブロック50は、第7図に示
すように、正面には目地棒24の目地部24bに対応した横
溝50aと、仕切壁14の凸条16に対応する縦溝50bとから十
文字の模様が形成された状態となる。
以下同様にしてコンクリートブロックを成形する。
なお、上記実施例において、目地棒24により形成され
るコンクリートブロックの横溝(ブロックの抜き方向に
対し垂直な溝)は、一本だけでなくても良く、複数本成
形することもできる。また、縦溝(抜き方向の溝)はな
くても良い。
また、目地棒24のガイド部24aは、ガイド溝18内に位
置した際に、引き抜くコンクリートブロックの邪魔にな
らなければ良い。このため、形成空間A、Bに臨む面が
凹んでいても良い。すなわち、コンクリートブロックを
型枠10内から抜き出す際に、ガイド溝18内にコンクリー
トが付着するのを防止できれば良い。
以上本発明の好適な実施例を挙げて種々説明したが、
本発明が上述した実施例に限定されるものでないことは
いうまでもなく、発明の精神を逸脱しない範囲内で多く
の改変をなし得ることはもちろんである。
(発明の効果) 以上本発明について述べたように、本発明の型枠を用
いることにより、コンクリートブロックの抜き方向と交
差する方向の横溝を、容易に形成することができる。
すなわち、横溝形成棒を進退させても横溝形成棒はガ
イド溝に好適にガイドおよび支持され、突出部をガイド
溝から突出させることで横溝をコンクリートブロックの
側面に好適に形成できると共に、突出部をガイド溝から
突出しないように移動させることでコンクリートブロッ
クを型枠から好適に取り外すことができる。
このため、コンクリートブロックの表面に複雑な溝模
様を容易に成形して斬新なコンクリートブロックを成形
することができるなどという著効を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の型枠を示す斜視図、第2図は型枠の縦
断面図、第3図は部分的に省略した目地棒の斜視図、第
4図(a)、(b)は目地棒のガイド部と目地部の断面
図、第5図は仕切壁のガイド溝に目地棒のガイド部を位
置させた状態を示す断面説明図、第6図は仕切壁のガイ
ド溝に目地棒の目地部を位置させた状態を示す断面説明
図、第7図は成形されたコンクリートブロックを示す斜
視図、第8図(a)〜(c)は従来のコンクリートブロ
ックの成形手順を示す説明図である。 10……型枠、12……型枠本体、 14……仕切壁、24……目地棒、 24a……ガイド部、24b……目地部、 50……コンクリートブロック。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンクリートブロックを成形するために、
    筒状の型枠本体と、該型枠本体の底面を閉塞可能な閉塞
    板とを備え、コンクリートが投入される型枠であって、 前記型枠本体の側壁に該側壁に沿って形成され、コンク
    リートブロックの抜き方向に交差する方向に延び、型枠
    本体内側に開口して形成されたガイド溝と、 該ガイド溝に沿って移動可能に設けられ、所定の位置に
    移動した際にガイド溝から型枠内に突出して横溝を形成
    する突出部を有すると共に、他の所定の位置に移動した
    際には型枠内に突出しないように形成された横溝形成棒
    とを具備することを特徴とする型枠。
  2. 【請求項2】請求項1の型枠を用い、 前記突出部が型枠内に突出するように前記横溝形成棒を
    位置させ、 型枠内にコンクリートを投入して、コンクリートブロッ
    クが硬化されて成形される際に横溝を同時に成形し、 横溝形成棒を移動して、前記ガイド溝から型枠内に突出
    部が突出しないように位置させ、コンクリートブロック
    を抜き取るようにしたことを特徴とするコンクリートブ
    ロックの表面に横溝を形成する方法。
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JPS61270115A (ja) * 1985-05-24 1986-11-29 株式会社 タイガ−マシン製作所 コンクリ−トブロツクの横筋用溝形成方法
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