JPH0716405Y2 - 飾りコンクリートブロック成形用型枠 - Google Patents

飾りコンクリートブロック成形用型枠

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JPH0716405Y2
JPH0716405Y2 JP6504489U JP6504489U JPH0716405Y2 JP H0716405 Y2 JPH0716405 Y2 JP H0716405Y2 JP 6504489 U JP6504489 U JP 6504489U JP 6504489 U JP6504489 U JP 6504489U JP H0716405 Y2 JPH0716405 Y2 JP H0716405Y2
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concrete
core
forming
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潤 長沼
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潤 長沼
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、飾りコンクリートブロック成形用型枠に関す
る。
(従来技術) 従来、コンクリートブロックを成形する方法として種々
の方法が知られている。
コンクリートブロックの効率によい製造方法としては、
下抜きタイプのコンクリートブロックの成形方法が好適
であることが知られている。
第5図は、下抜き成形方法の手順を示す。
上下に開口する筒状の型枠2の底面は、昇降可能な昇降
板3で閉塞されている。この型枠2と昇降板3による空
間内にコンクリートを流し込み、押し板4を降下させて
コンクリートを型枠2内で押し固める[第5図
(b)]。
続いて、昇降板3を降下させ、成形されたコンクリート
ブロック1を取り出して養生する[第5図(c)]。
(考案が解決しようとする課題) 上記製造方法では、透孔などが形成された、いわゆる飾
り模様を有するコンクリートブロックの成形には適さな
かった。
第6図および第7図を参照して、その不具合について説
明する。
第7図に示すように、吊りバー5aに中子5bを有する吊り
部材5を型枠2の開口縁2aに架け渡した型枠を用いる。
そして、前記同様に型枠2内にコンクリートを流し込み
[第6図(a)]、押し板4で型枠2内のコンクリート
を押し固める[第6図(b)]。なお、押し板4には、
吊りバー5aや中子部5bの邪魔にならないように溝孔等が
穿設されているものである。
続いて、昇降板3を降下させ、コンクリートブロック1
を取り出す。この成形されたコンクリートブロック1に
は、中子5bに対応する孔7が形成されている。
なお、上記方法では、吊りバー5aの中子5bを連結してい
ない部位の下端面より下方に押し板4の下面が降下する
ため、吊りバー5aの直下には、凸部6が形成される。こ
の凸部6は、押し板4の溝孔が細いため、一様な凸部と
して形成されることなく、部分的に欠けたりして、外観
上好ましくない。
このため、下抜きタイプによる飾り模様を有するコンク
リートブロックの成形には適していなかった。
そこで、本考案者は、下抜きタイプのコンクリートブロ
ックの成形方法でも、上記不具合のないコンクリートブ
ロックを成形することができる型枠を得るために本考案
を成した。
すなわち、本考案は、下抜き方法によっても、飾り模様
を有するコンクリートブロックを奇麗に成形することが
できる飾りコンクリートブロック成形用型枠を提供する
ことを目的とする。
(課題を解決するための手段) この考案は上記問題点解決するために次の構成を備えて
なる。
すなわち、コンクリートを流し込む筒状の成形用型枠本
体と、該型枠本体の下面を閉塞する昇降板と、成形され
るコンクリートブロックに飾り用の孔を形成するための
中子と、該中子の上端に連結され、前記型枠本体の周縁
に固定される連結体と、型枠本体内に流し込んだコンク
リートを押し固める押し板とを有するコンクリートブロ
ック成形用型枠において、 前記連結体の中子を連結していない部位を、前記型枠本
体内に延出させ、成形されるブロックの表面に凹溝を成
形するようにしたことを特徴とする。
(作用) 次に、本考案の作用について述べる。
コンクリートを型枠本体に流し込むと、中子に対応して
コンクリートブロックに透孔が形成されるとともに、連
結体の型枠本体内に延出した部位に対応してブロック表
面に凹溝が成形される。
(実施例) 以下本考案の好適な実施例を添付図面に基づいて詳細に
説明する。
第1図は本考案の型枠の状態を示す斜視図である。第2
図(a)、(b)は成形状態を示す断面図である。
矩形の筒状である浅い型枠本体12の下面は、昇降板14に
より閉塞可能である。
形枠本体12は、上述する従来例に示すように模様付きの
コンクリートブロックを成形するために、吊りバー18に
中子15を連結した吊り部材16が型枠本体12の開口縁12a
に架け渡して固定されている(第1図参照:固定手段に
ついては不図示)。
この実施例では、3つの吊り部材16が配置されている。
中央の吊り部材を16b、両脇の吊り部材を16aとする。
吊り部材16aは、吊りバー18aの下面に離間して2つの中
子15aが設けられている。この中子15aが設けられていな
い吊りバー18aの下端縁は下方に延出し、延出部20aを形
成している。なお、第4図において、延出部20aを破線
で示す。
一方、吊り部材16bは、吊りバー18bに大きな透孔を形成
するために大きな中子15bが1つ固定されている。この
吊りバー18bの中子15bに接していない部位の下端縁は下
方に延出し、延出部20bが形成されている。
また、上記型枠本体12に吊り部材16を配置した状態で、
型枠本体12内に流し込んだコンクリートを押さえるため
に、昇降可能な押し板22に吊り部材16の形状に一致する
孔が穿設されている。
なお、押し板22の下面が降下する最下点より下方に、吊
り部材16の延出板20a、20bが延出していることが必要で
ある。
続いて、第2図を参照して、この上記実施例の型枠を用
いてコンクリートブロックを形成する手順について説明
する。
型枠本体12に吊り部材16を固定する。
続いて、昇降板14により、型枠本体12の下面を閉塞す
る。そして、コンクリートを流し込む[第2図(a)参
照]。
そして、型枠本体12内に流し込んだコンクリートを押し
板22を降下させて、押し固める。なお、押し板22の下面
は、各吊り部材16の延出部20a、20bより下には降下させ
ない[第2図(b)参照]。
次に、昇降板14を降下させて、コンクリートブロック30
を取り出す。
以下同様にして、次々とコンクリートブロックを形成す
ることができる。
成形されたコンクリートブロック30には、各中子15a、1
5bに対応する位置に孔32が形成され、飾り模様となって
いる。また、前記吊り部材16の延出部20a、20bに対応す
る部分には、コンクリートブロック30の表面に模様とし
ての溝34が形成される。
以上この考案の好適な実施例について説明してきたが、
この考案が上述した実施例に限定されるものでないこと
はいうまでもなく、例えば延出部の長さ、中子の数や形
状など、特に限定されるものではなく、考案の精神を逸
脱しない範囲ないで多くの改変を施し得ることはもちろ
んである。
(考案の効果) 以上本考案について述べたように、本考案の飾りコンク
リートブロック成形用型枠を用いることにより、下抜き
タイプで、かつ飾り模様を有するコンクリートブロック
の効率の良い成形が可能となる。
また、コンクリートブロックの吊りバーに対応する部分
に溝を成形することとしたので、外観上も優れている。
さらに、従来の下抜きタイプの成形方法ではコンクリー
トブロックの表面に部分的な凸部として表れた部分が、
本考案では奇麗な溝として形成することができる等の著
効を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の型枠本体の斜視図、第2図(a)、
(b)本考案の型枠を用いてコンクリートブロックを成
形する状態を示す断面図、第3図はコンクリートブロッ
クの部分斜視部、第4図は吊り部材の部分斜視図、第5
図(a)〜(c)は従来の下抜き方法によるコンクリー
トブロックの成形手順を示す説明図、第6図(a)〜
(d)は飾り模様を成形する場合に従来の手順による成
形の説明図、第7図は従来の型枠の斜視図である。 12……型枠本体、16……吊り部材、15……中子、18……
吊りバー、20a、20b……延出部、30……コンクリートブ
ロック。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンクリートを流し込む筒状の成形用型枠
    本体と、 該型枠本体の下面を閉塞する昇降板と、 成形されるコンクリートブロックに飾り用の孔を形成す
    るための中子と、 該中子の上端に連結され、前記型枠本体の周縁に固定さ
    れる連結体と、 前記型枠本体内に流し込んだコンクリートを押し固める
    ための押し板とを有するコンクリートブロック成形用型
    枠において、 前記連結体の中子を連結していない部位を前記型枠本体
    内に延出させ、成形されるブロックの表面に凹溝を成形
    するようにしたことを特徴とする飾りコンクリートブロ
    ック成形用型枠。
JP6504489U 1989-06-03 1989-06-03 飾りコンクリートブロック成形用型枠 Expired - Lifetime JPH0716405Y2 (ja)

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JPH034004U JPH034004U (ja) 1991-01-16
JPH0716405Y2 true JPH0716405Y2 (ja) 1995-04-19

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