JPH06122112A - 引掛用蟻足付タイル片の乾式プレス成形装置及び乾式プレス成形方法 - Google Patents

引掛用蟻足付タイル片の乾式プレス成形装置及び乾式プレス成形方法

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JPH06122112A
JPH06122112A JP18676393A JP18676393A JPH06122112A JP H06122112 A JPH06122112 A JP H06122112A JP 18676393 A JP18676393 A JP 18676393A JP 18676393 A JP18676393 A JP 18676393A JP H06122112 A JPH06122112 A JP H06122112A
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molding
tile
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    • B28B7/00Moulds; Cores; Mandrels
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】引掛けによってタイル片を配置施工するように
なした乾式施工に適合する引掛用蟻足付タイル片の乾式
プレス成形装置及び乾式プレス成形方法の提供。 【構成】特殊な金型機構を用いて、該金型機構における
蟻足部分を含む全ての型内部に、タイル陶材を均一的
に、かつ高密度的に充填し、加圧手段19によってプレ
ス成形処理し、成形したタイル片を該金型機構から、ア
ンダーカット状の引掛用蟻足28を損傷させることなく
取り出し得るようになしたものであり、該金型機構を、
成形タイル片21の平面形状に符合する大きさの型孔4
を備えた外枠型1と、タイル片の裏面側成形型面7を備
えた主下型5及び蟻足部分成形型面8を備えた可動下型
6の組合せでなる下型組立体2と、タイル片の裏面側成
形型面17を備えた上型3とによって構成したものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ビル並びに一般住宅
建築等に適用される乾式施工(タイルを固定する手段と
してモルタル等の湿式材料を用いない施工)用の壁面施
工用タイル、より具体的には、引掛けによってタイル片
を配置施工するようになした引掛用蟻足付タイル片につ
いて、これを成形するための乾式プレス成形装置、並び
に乾式プレス成形方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】周知のように、従来、乾式施工タイプの
引掛用蟻足付タイル片は、その形態が特殊であるため
(裏面にアンダーカット状の引掛用蟻足を有する点)、
湿式押出成形処理によって製造されていた。この湿式押
出成形処理によるタイル片の成形は、生産性が極めて低
いという欠点を有するものであり、加えて、湿式陶材を
成形すべきタイル片の長さ方向に押し出す手法によるも
のであるため、タイル片表面の面状を所謂石目調(凹凸
装飾面状)に仕上げることは不可能であり、さらには、
押し出し方向に交差するタテ目地用凹部を成形すること
も不可能である等の欠点を有していた。
【0003】一方、従来の乾式プレス成形法によって、
上記するような引掛用蟻足付タイル片を成形処理しよう
とすると、アンダーカット状の引掛用蟻足を有する点に
おいて、成形後のタイル片の脱型が不可能であり、さら
に、引掛用蟻足部分と、その他の部分とにおいてタイル
陶材の均一的な充填が不可能であり、形状不良となる等
の欠点を有している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、この発明は、
引掛けによってタイル片を配置施工するようになしたタ
イル片施工法にあって、裏面に、互いに平行にのびる第
1及び第2のアンダーカット状凹条によって構成される
引掛用蟻足を備えた引掛用蟻足付タイル片を、生産性高
く供すべくなした乾式プレス成形装置並びに乾式プレス
成形方法を提供しようとするものであり、さらに、タイ
ル片表面の石目調処理を可能とする表面装飾性の高い引
掛用蟻足付タイル片のための乾式プレス成形装置並びに
乾式プレス成形方法を供し、加えて、タイル片の長さ方
向の一側縁に沿ってのびるヨコ目地用凹部と、これに交
差する一端縁に沿ってのびるタテ目地用凹部とを備えた
寸法精度の高い引掛用蟻足付タイル片を製造するための
乾式プレス成形装置並びに乾式プレス成形方法を提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記する目
的を達成するにあたって、具体的には、施工壁面に予め
規則的に設けた上向きにのびる引掛突条に対して、引掛
けによってタイル片を配置施工するようになしたタイル
片施工法にあって、裏面に、互いに平行にのびる第1並
びに第2のアンダーカット状凹条によって構成される第
1並びに第2の引掛用蟻足を備えた引掛用蟻足付タイル
片を成形処理するための乾式プレス成形装置であって、
幅寸法W、長さ寸法Lの平面長方形形状を有する成形タ
イル片の平面形状に符合する大きさの型孔を備えた外枠
型と、前記成形タイル片の裏面側を成形する裏面側成形
型面を備え、前記外枠型の型孔に嵌まり合って、前記外
枠型に対して相対的に移動可能な主下型及び前記主下型
に対して個別に移動可能であって、引掛用蟻足部分を成
形する引掛用蟻足成形型面を備えた可動下型との組み合
わせでなる下型組立体と、前記成形タイル片の表面側を
成形する表面側成形型面を備え、前記下型組立体の背反
側から前記外枠型の型孔に嵌まり合って、前記外枠型に
対して相対的に移動可能になした上型と、前記型内に充
填されるタイル陶材に対して、前記下型組立体及び前記
上型を介して圧力を付与する加圧手段と、前記型内に充
填されるタイル陶材に対して、各型を介して振動を付与
する振動付与手段と、前記成形タイル片を前記型内から
取り出すためのタイル片取り出し手段とからなる引掛用
蟻足付タイル片の乾式プレス成形装置を構成する。
【0006】さらに、この発明では、施工壁面に予め規
則的に設けた上向きにのびる引掛突条に対して、引掛け
によってタイル片を配置施工するようになしたタイル片
施工法にあって、裏面に、互いに平行にのびる第1並び
に第2のアンダーカット状凹条によって構成される第1
並びに第2の引掛用蟻足を備えた引掛用蟻足付タイル片
を成形処理するための乾式プレス成形装置であって、幅
寸法W、長さ寸法Lの平面長方形形状を有する成形タイ
ル片の平面形状に符合する大きさの型孔を備えた外枠型
と、前記成形タイル片の裏面側を成形する裏面側成形型
面を備え、前記外枠型の型孔に嵌まり合って、前記外枠
型に対して相対的に移動可能な互いに組み立てられた第
1及び第2の主下型と、前記第1及び第2の主下型に対
して個別に移動可能であって、前記第1の引掛用蟻足部
分を成形する第1の引掛用蟻足成形型面を備えた第1の
可動下型及び前記第2の引掛用蟻足部分を成形する第2
の引掛用蟻足成形型面を備えた第2の可動下型との組み
合わせでなる下型組立体と、前記成形タイル片の表面側
を成形する表面側成形型面を備え、前記下型組立体の背
反側から前記外枠型の型孔に嵌まり合って、前記外枠型
に対して相対的に移動可能になした上型と、前記型内に
充填されるタイル陶材に対して、前記下型組立体及び前
記上型を介して圧力を付与する加圧手段と、前記成形タ
イル片を前記型内から取り出すためのタイル片取り出し
手段とからなる引掛用蟻足付タイル片の乾式プレス成形
装置を含むものである。
【0007】一方、この発明は、上記引掛用蟻足付タイ
ル片の成形方法に関して、施工壁面に予め規則的に設け
た上向きにのびる引掛突条に対して、引掛けによってタ
イル片を配置施工するようになしたタイル片施工法にあ
って、裏面に、互いに平行にのびる第1並びに第2のア
ンダーカット状凹条によって構成される第1並びに第2
の引掛用蟻足を備えた引掛用蟻足付タイル片を成形処理
するための乾式プレス成形方法であって、幅寸法W、長
さ寸法Lの平面長方形形状を有する成形タイル片の平面
形状に符合する大きさの型孔を備えた外枠型と、前記成
形タイル片の裏面側を成形する裏面側成形型面を備え、
前記外枠型の型孔に嵌まり合って、前記外枠型に対して
相対的に移動可能な主下型及び前記主下型に対して個別
に移動可能であって、引掛用蟻足部分を成形する引掛用
蟻足成形型面を備えた可動下型との組み合わせでなる下
型組立体と、前記成形タイル片の表面側を成形する表面
側成形型面を備え、前記下型組立体の背反側から前記外
枠型の型孔に嵌まり合って、前記外枠型に対して相対的
に移動可能になした上型とからなる金型機構を準備し、
前記引掛用蟻足部分を成形するための型内体積を予め拡
張しておき、前記外枠型及び下型組立体によって形成さ
れる型内にタイル陶材を充填する工程と、前記金型機構
を介して型内のタイル陶材に振動を与えながら、前記下
型組立体及び上型を介して前記型内のタイル陶材に圧力
を加える工程と、前記金型機構における各型を相対的に
移動させて前記型内の成形タイル片を取り出す工程とか
らなる引掛用蟻足付タイル片の乾式プレス成形方法を供
するものでもある。
【0008】さらに、この発明は、上記引掛用蟻足付タ
イル片の別の成形方法に関し、施工壁面に予め規則的に
設けた上向きにのびる引掛突条に対して、引掛けによっ
てタイル片を配置施工するようになしたタイル片施工法
にあって、裏面に、互いに平行にのびる第1並びに第2
のアンダーカット状凹条によって構成される第1並びに
第2の引掛用蟻足を備えた引掛用蟻足付タイル片を成形
処理するための乾式プレス成形方法であって、幅寸法
W、長さ寸法Lの平面長方形形状を有する成形タイル片
の平面形状に符合する大きさの型孔を備えた外枠型と、
前記成形タイル片の裏面側を成形する裏面側成形型面を
備え、前記外枠型の型孔に嵌まり合って、前記外枠型に
対して相対的に移動可能な互いに組み立てられた第1及
び第2の主下型と、前記第1及び第2の主下型に対して
個別に移動可能であって、前記第1の引掛用蟻足部分を
成形する第1の引掛用蟻足成形型面を備えた第1の可動
下型及び前記第2の引掛用蟻足部分を成形する第2の引
掛用蟻足成形型面を備えた第2の可動下型との組み合わ
せでなる下型組立体と、前記成形タイル片の表面側を成
形する表面側成形型面を備え、前記下型組立体の背反側
から前記外枠型の型孔に嵌まり合って、前記外枠型に対
して相対的に移動可能になした上型とからなる金型機構
を準備し、前記引掛用蟻足部分を成形するための型内体
積を予め拡張しておき、前記外枠型及び下型組立体によ
って形成される型内にタイル陶材を充填する工程と、前
記外枠型、下型組立体及び上型を介して前記型内のタイ
ル陶材に圧力を加える工程と、前記金型機構における各
型を相対的に移動させて前記型内の成形タイル片を取り
出す工程とからなる引掛用蟻足付タイル片の乾式プレス
成形方法を供するものでもある。
【0009】
【実施例の説明】以下、この発明になる引掛用蟻足付タ
イル片の乾式プレス成形装置並びに乾式プレス成形方法
について、図面に示す具体的な実施例にもとづいて詳細
に説明する。図1〜図6は、この発明になる引掛用蟻足
付タイル片の乾式プレス成形装置の基本構成を概略的側
断面図で示すとともに、この基本構成にもとづいて当該
成形タイル片を成形処理する手順を経時的に示すもので
ある。図7は、この発明になる引掛用蟻足付タイル片の
乾式プレス成形装置並びに乾式プレス成形方法によって
成形処理される引掛用蟻足付タイル片の具体例を概略的
斜視図で示すものであり、図8は、当該引掛用蟻足付タ
イル片を図7において矢印Xの方向から見た概略的側面
図である。図9A及び図9Bは、当該引掛用蟻足付タイ
ル片の引掛けによる乾式施工の異なる例を概略的側断面
図で示すものである。さらに、図10〜図13は、この
発明になる引掛用蟻足付タイル片の乾式プレス成形装置
の異なる実施例を概略的側断面図で示すものであり、成
形処理手順に従った装置の経時的態様を示すものであ
る。
【0010】まず、この発明によって成形される引掛用
蟻足付タイル片21の具体的な形態について、図7及び
図8にもとづいて説明する。前記引掛用蟻足付タイル片
21は、一例において、幅寸法W、長さ寸法Lの平面長
方形形状を有するものからなっている。この発明におい
て、前記引掛用蟻足付タイル片21の表面22は、上型
3の選択的設計によって、例えば、石目調、あるいはそ
の他多様の凹凸の装飾面として成形処理することができ
る。また、この発明において、前記成形タイル片21
は、その表面22と長さ方向に沿った一側面23aとの
交差する稜線に沿って、ヨコ目地用凹部24を成形する
ことができ、さらに、その表面22と幅方向に沿った一
端面25aとの交差する稜線に沿って、タテ目地用凹部
26を成形することができる。前記タテ目地用凹部26
は、前記成形タイル片21における一端面25aと他端
面25bとの両方に設けたものであってもよい。
【0011】一方、前記成形タイル片21の裏面27に
は、図7及び図8に示すような引掛用蟻足28が設けら
れている。前記引掛用蟻足28は、図8において詳細に
描かれているように、当該成形タイル片21の裏面27
に、その長さ方向の全長にわたって、タイル片裏面27
と長さ方向に沿った側面23bとの交差する稜線に沿っ
て設けたアンダーカット状凹条29を有する凹部30
と、一方にアンダーカット状凹条31を有する片アリ溝
32との間に形成される。
【0012】次いで、この発明になる引掛用蟻足付タイ
ル片の乾式プレス成形装置の具体的な実施例について、
図1〜図6に示す第1の実施例、並びに図10〜図13
に示す第2の実施例にもとづいて詳細に説明する。この
発明になる引掛用蟻足付タイル片の乾式プレス成形装置
は、基本的には、外枠型1と、下型組立体2及び上型3
とからなる金型機構を含むものからなっている。前記外
枠型1は、前記成形タイル片21の平面形状(幅寸法
W、長さ寸法Lの平面長方形形状)に符合する大きさの
上下に貫通する型孔4を備えたものからなっている。前
記外枠型1は、適宜な駆動手段を介して、上下方向に移
動可能なものとして装置機体(図示せず)に組み立てら
れる。
【0013】一方、図1〜図6に示すこの発明の第1の
実施例において、前記下型組立体2は、主下型5及び可
動下型6との組合せによって構成されている。前記主下
型5及び可動下型6は、協同して、前記成形タイル片2
1の裏面側を成形する裏面側成形型面7、8を備えてい
る。このうち、前記主下型5は、前記外枠型1の型孔4
に嵌まり合って、前記外枠型1に対して相対的に移動可
能なように組み合わされている。前記主下型5は、スプ
リング手段10を介して、下型組立体支持体11によっ
て支持されている。前記主下型5において、成形タイル
片21の裏面側を成形する裏面側成形型面7は、前記成
形タイル片21における裏面側のアンダーカット状凹条
29を含む凹部30に対応する凸部13と、アンダーカ
ット状凹条31を含む凹部32に対応する凸部14とを
有するものからなっている。さらに、前記主下型5は、
前記可動下型6を移動可能に支持する可動下型収容部1
2を備えている。
【0014】一方、前記下型組立体2における可動下型
6は、前記主下型5における収容部12に嵌まり合って
いて、前記主下型5に対して相対的に移動可能なように
組み合わされている。前記可動下型6は、中間部材15
を介して前記下型組立体支持体11に連結支持されてい
る。前記可動下型6において、型面8は、成形タイル片
21における裏面側の蟻足部分28を成形するためのも
のであり、前記主下型5の型面7と協同して前記成形タ
イル片21の裏面側を成形処理する。前記可動下型6
は、前記下型組立体支持体11によって、前記主下型5
に対し、図1に示す第1の位置と、図2に示す第2の位
置とをとり得るようになっている。
【0015】前記第1の位置は、前記可動下型6が前記
主下型5の収容部12の内部に入り込んでいて、前記主
下型5と前記可動下型6とによって成形タイル片21の
蟻足部分28の体積に対して拡張された体積の空間を形
成する。前記第2の位置は、前記可動下型6における型
面8と、前記主下型5における型面7とが整合し協同し
て、成形タイル片21の裏面側の成形型面を供するもの
である。前記下型組立体2において、前記主下型5と前
記可動下型6との摺合部には、当該摺合部に入り込むタ
イル陶材を貯留する陶材貯留部16が設けてある。
【0016】次に、前記上型3は、前記外枠型1の型孔
4に対し、前記下型組立体2の背反側から嵌まり合っ
て、前記外枠型1に対して相対的に移動可能なように組
み合わされている。前記上型3は、前記成形タイル片2
1の表面側を成形する表面側成形型面17を備えてい
る。前記表面側成形型面17は、前記成形タイル片21
の実質的な表装面22を成形する型面部分17a、成形
タイル片21の長さ方向に沿った一側縁にヨコ目地用凹
部24を形成するためのヨコ目地成形凸条17b及び成
形タイル片21の幅方向に沿った一端縁にタテ目地用凹
部26を形成するためのタテ目地成形凸条17cとを有
するものからなっている。
【0017】さらに、この発明になる引掛用蟻足付タイ
ル片の乾式プレス成形装置は、図1〜図6に示す実施例
において、振動付与手段18を含むものからなってい
る。前記振動付与手段18は、図1のタイル陶材充填状
態から図2のタイル陶材プレス状態の間、型内に充填さ
れるタイル陶材に、例えば高周波によるクロス振動を付
与して、蟻足部分を含む型内各部分に、タイル陶材を均
一的に、かつ高密度に充填する。尚、この発明になる引
掛用蟻足付タイル片の乾式プレス成形装置にあって、後
述する図10〜図13に示す構成例のものにおいては、
上記するような振動付与手段を必要としない。
【0018】この発明において加圧手段19は、前記下
型組立体2と、上型3とを介して型内のタイル陶材に対
して、例えば、図1〜図6に示す第1の構成例のものに
あっては、120〜170Kg/cm2 程度の圧力を加
えて乾式プレス成形するものである。一方、後述する図
10〜図13に示す構成例のものにあっては、例えば2
50〜270Kg/cm2 程度の高い圧力を加えて乾式
プレス成形することができるようになっている。
【0019】さらに、この発明になる引掛用蟻足付タイ
ル片の乾式プレス成形装置は、プレス成形されたタイル
片21を金型内から取り出すためのタイル片取り出し手
段20を含むものからなっている。前記タイル片取り出
し手段20は、前記プレス成形されたタイル片をタイル
片側縁23b側から、その幅方向に押し出すための押し
出し部材20Aと、幅方向に押し出されたタイル片をリ
フティング支持して、例えば、タイル片の長さ方向に移
動排出するようになした吸着リフト部材20Bとによっ
て構成されている。
【0020】一方、図10〜図13に示すこの発明の第
2の実施例において、前記下型組立体2は、第1及び第
2の主下型5A、5Bと、前記第1及び第2の主下型5
A、5Bに対して個別に移動可能であって、前記第1の
引掛用蟻足部分を成形する第1の引掛用蟻足成形型面8
Aを備えた第1の可動下型6A及び前記第2の引掛用蟻
足部分を成形する第2の引掛用蟻足成形型面8Bを備え
た第2の可動下型6Bとの組合せによって構成されてい
る。前記第1及び第2の主下型5A、5Bと、前記第1
及び第2の可動下型6A、6Bとは、協同して、前記成
形タイル片21の裏面側を成形する裏面側成形型面7、
8を備えている。このうち、前記第1及び第2の主下型
5A、5Bは、前記外枠型1の型孔4に嵌まり合って、
前記外枠型1に対して相対的に移動可能なように組み合
わされている。前記第1の主下型5Aは、前記第2の主
下型5Bに対して、アジャストライナーARを介して組
み合わされていて、微調整可能である。前記第1の主下
型5Aにおいて、成形タイル片21の裏面側を成形する
裏面側成形型面7Aは、前記成形タイル片21における
裏面側のアンダーカット状凹条29を含む凹部30に対
応する凸部13を有しており、前記第2の主下型5Bに
おいて、成形タイル片21の裏面側を成形する裏面側成
形型面7Bは、前記成形タイル片21における裏面側の
アンダーカット状凹条31を含む凹部32に対応する凸
部14を有するものからなっている。さらに、前記第2
の主下型5Bは、前記第1の可動下型6A、及び第2の
可動下型6Bを移動可能に支持する可動下型収容部12
A及び12Bを備えている。
【0021】一方、前記下型組立体2における第1及び
第2の可動下型6A、6Bは、前記第2の主下型5Bに
おける収容部12A及び12Bに嵌まり合っていて、前
記主下型5に対して相対的に移動可能なように組み合わ
されている。前記第1及び第2の可動下型6A、6B
は、例えば、ボルト40A、40B等により、中間部材
41を介して前記下型組立体支持体42に連結支持され
ている。前記第1及び第2の可動下型6A、6Bにおい
て、型面8A、8Bは、成形タイル片21における裏面
側の蟻足部分28を成形するためのものであり、前記第
1及び第2の主下型5A、5Bの型面7A、7Bと協同
して前記成形タイル片21の裏面側を成形処理する。前
記第1及び第2の可動下型6A、6Bは、前記下型組立
体支持体11によって、前記第1及び第2の主下型5
A、5Bに対し、図10に示す第1の位置と、図11に
示す第2の位置とをとり得るようになっている。
【0022】前記第1の位置は、前記第1及び第2の可
動下型6A、6Bが前記第2の主下型5Bにおける収容
部12A及び12Bの内部に入り込んでいて、前記主下
型5と前記第1及び第2の可動下型6A、6Bとによっ
て成形タイル片21の蟻足部分28の体積に対して拡張
された体積の空間を形成する。前記第2の位置は、前記
第1及び第2の可動下型6A、6Bにおける型面8A、
8Bと、前記第1及び第2の主下型5A、5Bの型面7
A、7Bとが整合し協同して、成形タイル片21の裏面
側の成形型面を供するものである。前記下型組立体2に
おいて、前記第1及び第2の主下型5A、5Bと前記第
1の可動下型6Aとの摺合部には、当該摺合部に入り込
むタイル陶材を貯留する陶材貯留部16Aが設けてあ
り、前記第2の主下型5Bと前記第2の可動下型6Bと
の摺合部には、当該摺合部に入り込むタイル陶材を貯留
する陶材貯留部16Bが設けてある。
【0023】次いで、この発明になる引掛用蟻足付タイ
ル片の乾式プレス成形方法について、図1〜図6に示す
第1の実施例、並びに図10〜図13に示す第2の実施
例にもとづいて詳細に説明する。まず、図1〜図6に示
すこの発明の第1の実施例にもとづいて説明する。外枠
型1と下型組立体2とによって形成される型内にタイル
陶材を充填する。この場合、前記下型組立体2における
可動下型6は、図1に示すように蟻足成形部分の型内体
積を拡張する第1の位置に位置決めしてある。所定量の
タイル陶材を型内に充填する過程において、前記振動付
与手段18の作用により、タイル陶材に振動を与え、蟻
足部分を含む型内の各部分にタイル陶材を均一的にかつ
高密度に充填する(図1参照)。所定量のタイル陶材を
型内に充填した後、振動を加えた状況下において、加圧
手段19を作動させて、上型3を下降し、前記上型3と
前記下型組立体2とによって型内のタイル陶材を乾式プ
レス処理する(図2参照)。乾式プレス処理後、外枠型
1を下げ(図3参照)、しかる後、前記下型組立体2に
おける可動下型6を下げ、上型3を上げる(図4参
照)。この状態において、押し出し部材(20A)を矢
印方向に作動させて、当該押し出し部材(20A)をプ
レス成形処理されたタイル片21の側面23b側に押し
当て、アンダーカット状の蟻足部分が型から抜け出す位
置までタイル片を幅方向に押し出す(図5参照)。次
に、吸着リフト部材20Bを、例えば、図5において手
前から奥に向けて移動させ、前記プレス成形処理された
タイル片21の表面22に当接させて、リフトし(図6
参照)、当該タイル片を、その長さ方向に移動させて、
金型機構から取り出す。
【0024】次いで、この発明になる引掛用蟻足付タイ
ル片の乾式プレス成形方法について、図10〜図13に
示す第2の実施例にもとづいて説明する。外枠型1と下
型組立体2とによって形成される型内にタイル陶材を充
填する。この場合、前記下型組立体2における第1及び
第2の可動下型6A及び6Bは、図10に示すように蟻
足成形部分の型内体積を拡張する第1の位置に位置決め
してあり、所定量のタイル陶材を型内に充填する過程に
おいて、蟻足部分を含む型内の各部分にタイル陶材を均
一的にかつ高密度に充填する(図10参照)。所定量の
タイル陶材を型内に充填した後、加圧手段19を作動さ
せて、上型3を下降し、前記上型3と前記下型組立体2
とによって型内のタイル陶材を乾式プレス処理する(図
11参照)。乾式プレス処理後、外枠型1を下げ(図1
2参照)、しかる後、前記下型組立体2における第1及
び第2の可動下型6A、6Bを下げ、上型3を上げる
(図13参照)。この状態において、押し出し部材(2
0A)を矢印方向に作動させて、当該押し出し部材(2
0A)をプレス成形処理されたタイル片21の側面23
b側に押し当て、アンダーカット状の蟻足部分が型から
抜け出す位置までタイル片を幅方向に押し出す。次に、
吸着リフト部材20Bを、例えば、手前から奥に向けて
移動させ、前記プレス成形処理されたタイル片21の表
面22に当接させて、リフトし、当該タイル片を、その
長さ方向に移動させて、金型機構から取り出す。
【0025】上記成形タイル片21は、例えば、図9A
あるいは図9Bのような形態で、建築物の施工壁面に対
して施工処理される。図に示す例によれば、まず、建築
物の施工壁面に引掛け用下地ボード33Aあるいは33
Bを取り付けておき、該引掛け用下地ボードにおける引
掛け突条34Aあるいは34Bに対して、成形タイル片
21を引掛けて係止し、例えば、板バネのような弾圧部
材35A、35Bを介在させて下方に向けて加圧し、確
実に固定し得るようになっている。
【0026】
【発明の効果】以上の構成になるこの発明の引掛用蟻足
付タイル片の乾式プレス成形装置及び乾式プレス成形方
法によれば、引掛けによってタイル片を配置施工するよ
うになしたタイル片乾式施工法にあって、裏面に、アン
ダーカット状の引掛用蟻足を備えた引掛用蟻足付タイル
片を、引掛用蟻足を含む全ての部分を均一的に、かつ高
密度的に成形処理することができ、寸法精度の高いタイ
ル片製品を、多量生産下において、生産性高く供しうる
等の点において、極めて有利に作用するものといえる。
さらに、この発明になる引掛用蟻足付タイル片の乾式プ
レス成形装置及び乾式プレス成形方法によれば、タイル
片表面の石目調処理を可能とする表面装飾性の高い引掛
用蟻足付タイル片を提供することができ、加えて、タイ
ル片の長さ方向の一側縁に沿ってのびるヨコ目地用凹部
と、これに交差する一端縁に沿ってのびるタテ目地用凹
部とを備えた寸法精度の高い引掛用蟻足付タイル片を提
供することができ、それらの点においても極めて有効に
作用するものといえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明になる引掛用蟻足付タイル片
の乾式プレス成形装置の基本構成を概略的側断面図で示
すとともに、この基本構成にもとづいて当該成形タイル
片を成形処理する手順にあって、タイル陶材充填工程を
示す概略的側断面図である。
【図2】図2は、成形タイル片を成形処理する手順にあ
って、プレス成形工程を示す概略的側断面図である。
【図3】図3は、成形タイル片を成形処理する手順にあ
って、外枠型下降状態を示す概略的側断面図である。
【図4】図4は、成形タイル片を成形処理する手順にあ
って、上型の引き離し状態を示す概略的側断面図であ
る。
【図5】図5は、成形タイル片を成形処理する手順にあ
って、成形タイル片の押し出し状態を示す概略的側断面
図である。
【図6】図6は、成形タイル片を成形処理する手順にあ
って、成形タイル片のリフト排出状態を示す概略的側断
面図である。
【図7】図7は、この発明になる引掛用蟻足付タイル片
の乾式プレス成形装置並びに乾式プレス成形方法によっ
て成形処理される引掛用蟻足付タイル片の具体例を示す
概略的斜視図である。
【図8】図8は、当該引掛用蟻足付タイル片を図7にお
いて矢印Xの方向から見た概略的側面図である。
【図9】図9A及び図9Bは、当該引掛用蟻足付タイル
片の引掛けによる乾式施工の異なる例を示す概略的側断
面図である。
【図10】図10は、この発明になる引掛用蟻足付タイ
ル片の乾式プレス成形装置の別の構成例を概略的側断面
図で示すとともに、当該成形タイル片を成形処理する手
順にあって、タイル陶材充填工程を示す概略的側断面図
である。
【図11】図11は、成形タイル片を成形処理する手順
にあって、プレス成形工程を示す概略的側断面図であ
る。
【図12】図12は、成形タイル片を成形処理する手順
にあって、外枠型下降状態を示す概略的側断面図であ
る。
【図13】図13は、成形タイル片を成形処理する手順
にあって、上型の引き離した後、成形タイル片の押し出
し並びに成形タイル片のリフト排出状態へ移行する態様
を示す概略的側断面図である。
【符号の説明】
1 外枠型 2 下型組立体 3 上型 4 外枠型の型孔 5 主下型 5A 第1の主下型 5B 第2の主下型 6 可動下型 6A 第1の可動下型 6B 第2の可動下型 7、7A、7B 主下型の成形型面 8、8A、8B 可動下型の成形型面 11 下型組立体支持体 12 可動下型収容部 17 表面側成形型面 18 振動付与手段 19 加圧手段 20 タイル片取り出し手段 21 成形タイル片 22 成形タイル片表面 24 ヨコ目地用凹部 26 タテ目地用凹部 27 成形タイル片裏面 28 引掛用蟻足

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 施工壁面に予め規則的に設けた上向きに
    のびる引掛突条に対して、引掛けによってタイル片を配
    置施工するようになしたタイル片施工法にあって、裏面
    に、互いに平行にのびる第1並びに第2のアンダーカッ
    ト状凹条によって構成される第1並びに第2の引掛用蟻
    足を備えた引掛用蟻足付タイル片を成形処理するための
    乾式プレス成形装置であって、 幅寸法W、長さ寸法Lの平面長方形形状を有する成形タ
    イル片の平面形状に符合する大きさの型孔を備えた外枠
    型と、 前記成形タイル片の裏面側を成形する裏面側成形型面を
    備え、前記外枠型の型孔に嵌まり合って、前記外枠型に
    対して相対的に移動可能な主下型及び前記主下型に対し
    て個別に移動可能であって、引掛用蟻足部分を成形する
    引掛用蟻足成形型面を備えた可動下型との組み合わせで
    なる下型組立体と、 前記成形タイル片の表面側を成形する表面側成形型面を
    備え、前記下型組立体の背反側から前記外枠型の型孔に
    嵌まり合って、前記外枠型に対して相対的に移動可能に
    なした上型と、 前記型内に充填されるタイル陶材に対して、前記下型組
    立体及び前記上型を介して圧力を付与する加圧手段と、 前記型内に充填されるタイル陶材に対して、各型を介し
    て振動を付与する振動付与手段と、 前記成形タイル片を前記型内から取り出すためのタイル
    片取り出し手段とからなることを特徴とする引掛用蟻足
    付タイル片の乾式プレス成形装置。
  2. 【請求項2】 施工壁面に予め規則的に設けた上向きに
    のびる引掛突条に対して、引掛けによってタイル片を配
    置施工するようになしたタイル片施工法にあって、裏面
    に、互いに平行にのびる第1並びに第2のアンダーカッ
    ト状凹条によって構成される第1並びに第2の引掛用蟻
    足を備えた引掛用蟻足付タイル片を成形処理するための
    乾式プレス成形装置であって、 幅寸法W、長さ寸法Lの平面長方形形状を有する成形タ
    イル片の平面形状に符合する大きさの型孔を備えた外枠
    型と、 前記成形タイル片の裏面側を成形する裏面側成形型面を
    備え、前記外枠型の型孔に嵌まり合って、前記外枠型に
    対して相対的に移動可能な互いに組み立てられた第1及
    び第2の主下型と、前記第1及び第2の主下型に対して
    個別に移動可能であって、前記第1の引掛用蟻足部分を
    成形する第1の引掛用蟻足成形型面を備えた第1の可動
    下型及び前記第2の引掛用蟻足部分を成形する第2の引
    掛用蟻足成形型面を備えた第2の可動下型との組み合わ
    せでなる下型組立体と、 前記成形タイル片の表面側を成形する表面側成形型面を
    備え、前記下型組立体の背反側から前記外枠型の型孔に
    嵌まり合って、前記外枠型に対して相対的に移動可能に
    なした上型と、 前記型内に充填されるタイル陶材に対して、前記下型組
    立体及び前記上型を介して圧力を付与する加圧手段と、 前記成形タイル片を前記型内から取り出すためのタイル
    片取り出し手段とからなることを特徴とする引掛用蟻足
    付タイル片の乾式プレス成形装置。
  3. 【請求項3】 施工壁面に予め規則的に設けた上向きに
    のびる引掛突条に対して、引掛けによってタイル片を配
    置施工するようになしたタイル片施工法にあって、裏面
    に、互いに平行にのびる第1並びに第2のアンダーカッ
    ト状凹条によって構成される第1並びに第2の引掛用蟻
    足を備えた引掛用蟻足付タイル片を成形処理するための
    乾式プレス成形方法であって、 幅寸法W、長さ寸法Lの平面長方形形状を有する成形タ
    イル片の平面形状に符合する大きさの型孔を備えた外枠
    型と、 前記成形タイル片の裏面側を成形する裏面側成形型面を
    備え、前記外枠型の型孔に嵌まり合って、前記外枠型に
    対して相対的に移動可能な主下型及び前記主下型に対し
    て個別に移動可能であって、引掛用蟻足部分を成形する
    引掛用蟻足成形型面を備えた可動下型との組み合わせで
    なる下型組立体と、 前記成形タイル片の表面側を成形する表面側成形型面を
    備え、前記下型組立体の背反側から前記外枠型の型孔に
    嵌まり合って、前記外枠型に対して相対的に移動可能に
    なした上型とからなる金型機構を準備し、 前記引掛用蟻足部分を成形するための型内体積を予め拡
    張しておき、前記外枠型及び下型組立体によって形成さ
    れる型内にタイル陶材を充填する工程と、 前記金型機構を介して型内のタイル陶材に振動を与えな
    がら、前記下型組立体及び上型を介して前記型内のタイ
    ル陶材に圧力を加える工程と、 前記金型機構における各型を相対的に移動させて前記型
    内の成形タイル片を取り出す工程とからなることを特徴
    とする引掛用蟻足付タイル片の乾式プレス成形方法。
  4. 【請求項4】 施工壁面に予め規則的に設けた上向きに
    のびる引掛突条に対して、引掛けによってタイル片を配
    置施工するようになしたタイル片施工法にあって、裏面
    に、互いに平行にのびる第1並びに第2のアンダーカッ
    ト状凹条によって構成される第1並びに第2の引掛用蟻
    足を備えた引掛用蟻足付タイル片を成形処理するための
    乾式プレス成形方法であって、 幅寸法W、長さ寸法Lの平面長方形形状を有する成形タ
    イル片の平面形状に符合する大きさの型孔を備えた外枠
    型と、 前記成形タイル片の裏面側を成形する裏面側成形型面を
    備え、前記外枠型の型孔に嵌まり合って、前記外枠型に
    対して相対的に移動可能な互いに組み立てられた第1及
    び第2の主下型と、前記第1及び第2の主下型に対して
    個別に移動可能であって、前記第1の引掛用蟻足部分を
    成形する第1の引掛用蟻足成形型面を備えた第1の可動
    下型及び前記第2の引掛用蟻足部分を成形する第2の引
    掛用蟻足成形型面を備えた第2の可動下型との組み合わ
    せでなる下型組立体と、 前記成形タイル片の表面側を成形する表面側成形型面を
    備え、前記下型組立体の背反側から前記外枠型の型孔に
    嵌まり合って、前記外枠型に対して相対的に移動可能に
    なした上型とからなる金型機構を準備し、 前記引掛用蟻足部分を成形するための型内体積を予め拡
    張しておき、前記外枠型及び下型組立体によって形成さ
    れる型内にタイル陶材を充填する工程と、 前記外枠型、下型組立体及び上型を介して前記型内のタ
    イル陶材に圧力を加える工程と、 前記金型機構における各型を相対的に移動させて前記型
    内の成形タイル片を取り出す工程とからなることを特徴
    とする引掛用蟻足付タイル片の乾式プレス成形方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018029092A1 (de) * 2016-08-08 2018-02-15 Monier Roofing Gmbh Pressform und verfahren zur herstellung eines dachziegels

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JPH05237826A (ja) * 1992-03-02 1993-09-17 Shinko Yogyo Kk 蟻溝付タイルの成型装置

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