JP3177490B2 - コンクリートブロックの製造方法及びその製造装置 - Google Patents

コンクリートブロックの製造方法及びその製造装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はコンクリートブロッ
クの製造方法及び製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コンクリートブロックを成形する
方法としては、種々の方法が知られているが、スランプ
0の生練りコンクリート材(以下、「コンクリート材」
という)を、プレスによって所定の形状に成形する方法
がある。このプレスによるコンクリートブロックの効率
の良い製造方法としては、下抜き方式による製造方法が
好適であるとされている。下抜き方式による製造方法で
は、図10に示すように、上下に開口する枠体2の底面
を昇降可能な閉塞板3で閉塞し、この枠体2内にコンク
リート材を投入し(図10(a))、押し板4で枠体内
のコンクリート材を押し固める(図10(b))。そし
て、閉塞板3を降下させつつ押し板4で押し出すように
して成形されたコンクリートブロックを取り出す(図1
0(c))。このような下抜き方式のコンクリートブロ
ックの製造方法は、単なる直方形状等の単純な形状のコ
ンクリートブロック1を成形するには好適に適用でき
た。例えば、コンクリート瓦の製造においては、厚さが
全体的に均一であり、容易に成形できた。
【0003】また、本願出願人は、給材枠を用いたコン
クリートブロックを成形する製造装置及び製造方法の発
明(特開平4−358803号)を提案している。この
発明では、給材枠を用いるため、プレス及び離型工程に
おいてコンクリート材を予め給材枠に補給しておくこと
ができ、コンクリート材の型枠内への供給時間を短縮で
きる。また、給材枠に前記型枠内の空容積よりも大きな
容積のコンクリート材が補給され、その給材枠が型枠の
直上の供給位置から型枠に隣接する待機位置へ移動する
際に、型枠へ余分に供給されたコンクリート材をかき取
って待機位置へ戻すことで、コンクリート材を型枠へ摺
り切りに適正量を供給することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、複雑な
形状のコンクリートブロックの成形には、コンクリート
材を枠体内に均一に投入したり、コンクリート材を均一
にプレス(押圧)して押し固めることが難しいため、前
記下抜き方式による製造方法は適用されなかった。これ
に対して、本願出願人は、上縁が一定高さではないコン
クリートブロックを成形する製造装置および製造方法
(特開平4−358803号)を既に提案している。し
かし、その製造装置および製造方法によっても、コンク
リート材の流動性が十分でなく、均一に押圧できないこ
とから、複雑な形状のコンクリートブロックを十分に好
適且つ安定的に製造できなかった。
【0005】そこで、本発明は、上縁が一定高さではな
いコンクリートブロックを均一密度で高強度に好適かつ
安定的に成形できるコンクリートブロックの製造方法お
よび製造装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は次の構成を備える。すなわち、本発明は、
上下面が開口した筒枠状に形成され、少なくとも対向す
る一対の側板が、製造されるコンクリートブロックの凹
凸上面に対応して上縁が凹凸に形成されると共に、該一
対の側板が、それぞれの位置において高さ方向に、コン
クリート材の圧縮率に対応し、製造されるコンクリート
ブロックの対応する位置の高さに対して同倍率に長く形
成された枠体と、該枠体の下面側を閉塞する閉塞板とに
よって構成される枠体内にコンクリート材を供給し、前
記枠体上に余分に供給されたコンクリート材を前記一対
の側板の上縁に倣って摺り切りに除去し、製造されるコ
ンクリートブロックの凹凸上面を形成するよう、該凹凸
上面に倣って下面に押圧面が形成された押圧板を、前記
枠体の上面側から前記枠体内に進入させ、コンクリート
材を圧縮して押し固め、前記枠体と前記閉塞板とを相対
的に離反させて閉塞板上に成形品を取り出すことを特徴
とする。
【0007】また、前記枠体の一対の側板が、対向状態
で重ねると同一形状であり、上下面が開口した筒枠状に
形成され、前記枠体外でコンクリート材が補給されると
共に補給されたコンクリート材が落下しないように受面
で受けられる待機位置と、前記枠体の直上で該枠体内に
コンクリート材を供給する供給位置との間を移動可能に
設けられ、少なくとも前記枠体上を移動する正面板の
端縁が、前記枠体の前記一対の側板の上縁形状に倣った
形状に形成されると共に、背面板の下端縁が受面に当接
して移動する給材枠によって、コンクリート材を前記枠
体内に供給すると共に、該枠体上に余分に供給されたコ
ンクリート材を前記一対の側板の上縁に倣って摺り切り
に除去することで、コンクリートブロックを効率良く製
造できる。
【0008】また、本実施例は、上下面が開口した筒枠
状に形成され、少なくとも対向する一対の側板が、製造
されるコンクリートブロックの凹凸上面に対応して上縁
が凹凸に形成され、且つ対向状態で重ねると同一形状で
ある枠体と、該枠体の下面側を閉塞する閉塞板と、前記
枠体と前記閉塞板とによって構成される枠体内にコンク
リート材を供給する給材手段と、前記枠体上に余分に供
給されたコンクリート材を前記一対の側板の上縁に倣っ
て摺り切りに除去する分量調整手段と、製造されるコン
クリートブロックの凹凸上面を形成するよう、該凹凸上
面に倣って下面に押圧面が形成され、前記枠体の上面側
から前記枠体内に進入し、コンクリート材を圧縮して押
し固める押圧板とを備えるコンクリートブロックの製造
装置であって、前記枠体の前記一対の側板が、それぞれ
の位置において高さ方向に、コンクリート材の圧縮率に
対応し、製造されるコンクリートブロックの対応する位
置の高さに対して同倍率に長く形成されていることを特
徴とするコンクリートブロックの製造装置にもある。
【0009】また、前記給材手段と前記分量調整手段
が、上下面が開口した筒枠状に形成され、前記枠体外で
コンクリート材が補給されると共に補給されたコンクリ
ート材が落下しないように受面で受けられる待機位置
と、前記枠体の直上で該枠体内にコンクリート材を供給
する供給位置との間を移動可能に設けられ、少なくとも
前記枠体上を移動する正面板の下端縁が、前記枠体の前
記一対の側板の上縁形状に倣った形状に形成されると共
に、背面板の下端縁が受面に当接して移動する給材枠で
あることで、コンクリートブロックを効率よく製造でき
る。
【0010】また、前記枠体に、前記一対の側板間に投
入されて満たされるコンクリート材が該側板の形状に倣
って内部に保持されるように、該一対の側板間に仕切り
板が設けられたことで、所望の形状のコンクリートブロ
ックを好適に製造できる。
【0011】また、異なる高さの複数のコンクリートブ
ロックを同時に成形すべく、前記製造されるコンクリー
トブロックの凹凸上面は、製造される異なる高さの複数
のコンクリートブロック各上面に対応し、前記仕切り板
が、前記押圧板の押圧方向に沿って前記枠体の上縁から
下縁まで形成されていることで、複数の異なる形状のコ
ンクリートブロックを効率よく製造できる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
について添付図面に基づいて詳細に説明する。図1は本
発明にかかるコンクリートブロック製造用型枠の実施の
形態を示す断面図(図1(イ))と、その型枠によって
製造されるコンクリートブロックの正面図(図1
(ロ))である。また、図2は図1に示した型枠を使用
してコンクリートブロックを製造する方法を示す工程図
である。
【0013】12は枠体であり、上下面が開口した筒枠
状に形成され、少なくとも対向する一対の側板(図1の
図面上で一方の側板12aが図示されている)が、製造
されるコンクリートブロック50の凹凸上面51に対応
して上縁13の高さが凹凸に形成され、且つ対向状態で
重ねると同一形状に設けられている。そして、枠体12
の前記一対の側板が、それぞれの位置において高さ方向
に、コンクリート材の圧縮率に対応し、製造されるコン
クリートブロック50の対応する位置の高さに対して同
倍率に長く形成されている。
【0014】図1において、製造されるコンクリートブ
ロック50の各部の高さと、一対の側板の一方の側板1
2aの各部の高さの関係について説明する。例えば、具
体的に数値例として、コンクリートブロック50の最高
部の高さをa=20cm、また、最低部の高さをb=1
0cmとすると、側板12aの最高部の高さをA=22
cm、また、最低部の高さをb=11cmに設定されて
いることになる。
【0015】すなわち、コンクリート材をプレスして成
形する一般的な成形法によれば、コンクリート材の圧縮
される割合(圧縮比)が、コンクリートブロック50の
寸法を基準にして、10%程度に設定されている。本実
施の形態においても、その圧縮比の基準に基づいて側板
12aの各位置の高さが設定されている。枠体12は筒
状であり、上下方向の断面積は、抜き勾配が設定されて
いるとしても略同一であり、コンクリートの圧縮方向は
高さ方向のみになる。従って、コンクリートの圧縮の度
合い(圧縮率)は、高さ方向についてのみ考慮すればよ
く、実施例のように枠体12の一対の側板の高さ寸法に
ついて、そのコンクリートブロック50の高さとの比率
の関係を上述のように設定すればよいのである。
【0016】以上のように枠体12の一対の側板を形成
することで、各部の圧縮率を均一にすることができ、均
一に押し固められ、強度のあるコンクリートブロックを
好適に成形することができる。この点、従来のコンクリ
ート材をプレスして成形する成形法では、製造されるコ
ンクリートブロックの高さ方向の凹凸の寸法差が小さい
ものを製造しており、この場合は、コンクリート材自体
の流動性によって、略均一に押し固められていた。従っ
て、本発明のように枠体12の一対の側板の高さ寸法は
設定されておらず、枠体12の一対の側板の上縁は、製
造されるコンクリートブロックの上面の形状に倣って形
成されていた。しかしながら、コンクリートブロックの
高さ方向の凹凸の寸法差が大きくなった場合には、その
ような従来の成形法では、コンクリート材自体の流動性
が充分でないため、均一に押し固めることは困難になる
のである。
【0017】さらに、この枠体は、前記一対の側板間に
投入されて満たされるコンクリート材がその側板の形状
に倣って内部に保持されるように、一対の側板間に仕切
り板14が設けられている。従って、枠体の内部に堆積
したコンクリート材が崩れることを防止でき、コンクリ
ートブロックを所望の形状に好適に成形することができ
る。
【0018】18は閉塞板であり、枠体12の下面側を
閉塞する。枠体12と閉塞板18とによって型枠が形成
され、その型枠内(以下「枠体内40」という)コンク
リート材を入れて成形する。また、枠体12と閉塞板1
8とによって構成される枠体内40にコンクリート材を
供給する給材手段と、枠体12上に余分に供給されたコ
ンクリート材を前記一対の側板の上縁13に倣って摺り
切りに除去する(かきとる)分量調整手段とによって、
枠体内40には、コンクリート材が好適に満たされる。
【0019】図2(c)に示す24は押圧板であり、製
造されるコンクリートブロックの凹凸上面を形成するよ
う、該凹凸上面に倣って下面に押圧面25が形成され、
前記枠体12の上面側から前記枠体内に進入し、コンク
リート材を圧縮して押し固める。
【0020】次に、本発明にかかるコンクリートブロッ
クの製造方法について、図2に基づいて説明する。先
ず、上下面が開口した筒枠状に形成され、少なくとも対
向する一対の側板が、製造されるコンクリートブロック
の凹凸上面51に対応して上縁13が凹凸に形成される
と共に、その一対の側板が、それぞれの位置において高
さ方向に、コンクリート材の圧縮率に対応し、製造され
るコンクリートブロックの対応する位置の高さに対して
同倍率に長く形成された枠体12と、その枠体12の下
面側を閉塞する閉塞板18とによって構成される枠体内
40にコンクリート材を供給する(図2(a))。
【0021】次に、分量調整手段によって、枠体12上
に余分に供給されたコンクリート材を一対の側板の上縁
13に倣って摺り切りに除去する(図2(b))。そし
て、製造されるコンクリートブロックの凹凸上面51を
形成するよう、その凹凸上面51に対応して下面に押圧
面25が形成された押圧板24を、枠体12の上面側か
ら枠体内40に進入させ、コンクリート材を圧縮して押
し固める(図2(c))。最後に、枠体12と閉塞板1
8とを相対的に離反させて閉塞板18上に成形品を取り
出すことで、コンクリートブロックの製造の一工程が終
了する(図2(d))。以上の製造工程を繰り返すこと
によって、コンクリートブロックを効率良く量産でき
る。
【0022】次に、図3に基づいて他の実施の形態につ
いて説明する。図3は、本発明にかかる型枠を示す断面
図であり、2点鎖線で表したラインは、枠体内40に枠
体12の一対の側板(図面上では側板12a)の上縁ま
で充填されたコンクリート材が圧縮・押し固められて成
形される、コンクリートブロック52の上面52aを示
している。この実施の形態においても、枠体12の前記
一対の側板が、それぞれの位置において高さ方向に、コ
ンクリート材の圧縮率に対応し、製造されるコンクリー
トブロック52の対応する位置の高さに対して同倍率に
長く形成されている。
【0023】すなわち、コンクリートブロック52の最
高部の高さhと側板12aの最高部の高さHの比(h:
H)、コンクリートブロック52の最低部の高さlと側
板12aの最低部の高さLの比(l:L)、及びコンク
リートブロック52の中間部の高さmと側板12aの中
間部の高さMの比(m:M)は、どれも同一になるよう
に設定されている。このように、上面52aが曲線を含
む形状に成形されるコンクリートブロック52において
も、図1の実施の形態と同様に、枠体12の一対の側板
を設定することで、均一な緻密度で高強度に好適に製造
できる。
【0024】(実施例)コンクリートブロックの製造装
置の具体的な実施例について、各構成をその作用と合わ
せて、図4〜8を参照して詳細に説明する。本実施例
は、図1〜3に示した実施の形態とは、主に、後述する
給材枠20を備える点で異なる。図4は本発明にかかる
コンクリートブロックの製造装置の一実施例を説明する
模式図である。この製造装置によれば、図5に示すよう
な、直方体形状のブロックの上面の高さが階段状に異な
るコンクリートブロック10を製造できる。コンクリー
トブロック10は、例えば、花壇等の回りを囲む花壇用
のコンクリートブロックとして利用される。また、図6
は図4の正面図であり、図7は図4の製造装置の動作を
説明する側面図である。また、図8はコンクリート材の
給材枠20内への補給を説明する給材枠20を破断した
背面図である。なお、図4は模式図であるため、枠体1
2と給材枠20(ガイド板22)とを離した状態に記載
してあるが、実際には図7に示すように両者は隣接して
配設されている。
【0025】12は枠体であり、上下面が開口した筒枠
状に形成され、対向する一対の側板12a、12b(手
前側が側板12aとし、奥側が側板12bとする)が、
上縁が一定高さでなく異なる高さであり、かつ対向状態
で重ねると同一形状に形成されている。すなわち、一対
の側板12a、12bが、コンクリートブロック10の
正面形状および背面形状と同一形状の枠板として対向し
て配設されており、この一対の側板12a、12bにつ
いて側面に相当する部位には、一対の側板12a、12
bの両端部のそれぞれの高さに相当する側板12c、1
2dにより覆われている。
【0026】そして、本実施例においても前記実施の形
態と同様に、枠体12の一対の側板12a、12bが、
それぞれの位置において高さ方向に、コンクリート材の
圧縮率に対応し、製造されるコンクリートブロック10
の対応する位置の高さに対して同倍率に長く形成されて
いる。
【0027】さらに、この枠体12では、一対の側板1
2a、12b間に投入されて満たされるコンクリート材
が側板12a、12bの形状に倣って内部に保持される
ように、一対の側板12a、12b間に仕切り板14が
設けられている。すなわち、仕切り板14によって、堆
積したコンクリート材の上部の段差となった角部周辺が
崩落することなく、その堆積した状態を好適に保持でき
る。
【0028】枠体12の具体的な形態は、例えば、図6
に示すように設けられている。図6に示すように、16
は内枠であり、矩形、かつ上下に開放する筒状に形成さ
れている。その内枠16の周囲は外枠17により補強さ
れており、これによって前記枠体12が形成されてい
る。また、その枠体12は成形装置の基板15に支持さ
れている。枠体12の下面側(底面)は、閉塞板18に
より閉塞されている。閉塞板18は昇降可能であり、内
枠16(枠体12)内にコンクリート材を投入する際に
枠体12の底面を閉塞しており、成型後に降下する。ま
た、閉塞板18の上面にはパレット19が載置されてい
る。閉塞板18を昇降させる駆動装置30としては、例
えばシリンダ装置を利用できる。
【0029】20は給材枠であり、上下面が開口した筒
枠状に形成され、枠体12外でコンクリート材が補給さ
れると共に補給されたコンクリート材が落下しないよう
にガイド板22の受面22aで受けられる待機位置B
と、枠体12の直上で枠体12内にコンクリート材を供
給する供給位置Aとの間を移動可能に設けられている。
その移動方向は、一対の側板12a、12bの対向方向
となっている。給材枠20を待機位置Bと供給位置Aと
の間で移動させる駆動装置32としては、例えばシリン
ダ装置を利用できる。
【0030】そして、この給材枠20は、枠体12上を
移動する下端縁21a(正面板20aの下端縁)が、枠
体12の同一形状の側板の上縁形状に倣った形状に形成
されている。なお、給材枠20の背面板20bの下端縁
21bは、ガイド板22の受面22aに接するように形
成されており、給材枠20に投入されたコンクリート材
を枠体12内に好適に押し出せるようになっている。ま
た、枠体12の外幅Lより給材枠20の内幅Mの方が長
く、給材枠20の方が前後幅も広く形成されている。ま
た、ガイド板22は、コンクリート材の給材枠20から
枠体12への移し替えがスムースになされるように、枠
体12の後方に連接して設けられている。(図6参
照)。
【0031】給材枠20の動作を図7等を参照して説明
すると、先ず、給材枠20内には、待機位置Bで、硬め
のコンクリート材が所定量投入されて補給される。この
コンクリート材の固さは、スランプ0のものが用いられ
る。そして、ガイド板22の上面である受面22a上を
スライドして供給位置Aへ移動することで、コンクリー
ト材を自動的に枠体12内へ投入することができる。コ
ンクリート材が投入される際には、枠体12の底面を閉
塞板18(およびパレット19)で閉塞している。とこ
ろで、待機位置Bで給材枠20にコンクリート材が補給
されるが(図8参照)、コンクリート材は給材枠20の
正面板20aの下端縁21aとガイド板22の受面22
aとの隙間から漏れ出ようとする。この漏れ出ようとし
たコンクリート材は、枠体12の奥側の側板12bによ
って給材枠20内に押し戻されるような状態になる。そ
して、給材枠20が供給位置Aに移動する際には、その
給材枠20内に戻されたコンクリート材も、主に給材枠
20の背面板20bの押圧作用によって枠体12内に供
給されることとなる。
【0032】そして、給材枠20が待機位置Bに移動す
る際に、枠体12内の開口から上方に突出する余分なコ
ンクリート材は、給材枠20の正面板20aが手前側の
側板12aから背面の側板12b方向に移動するため、
給材枠20内に収容された状態で待機位置Bに移動させ
られる。これにより、コンクリート材は、仕切り板14
によって段差の部分でも崩れることなく、枠体12内に
側板12a、12b、12c、12d形状に倣った満杯
の状態で好適に満たされるのである。
【0033】24は押圧板であり、枠体12の同一形状
の側板12a、12b間の上面を覆う形状に形成されて
いる。この押圧板24の下面は、成形されるコンクリー
トブロック12の上面形状に倣った形状に形成されてい
る。また、24aはスリットであり、押圧板24が下降
した際に仕切り板14に干渉しないように形成されてい
る。押圧板24を昇降させる駆動装置36としては、例
えばシリンダ装置を利用できる。押圧板24を降下して
枠体12内のコンクリート材を押圧して、振動装置(図
示せず)により振動を与えて押し固める。そして、枠体
12内のコンクリート材を押し固めた後、押圧板24を
上昇させるとともに閉塞板18を降下させ、降下した閉
塞板18上のパレット19と共に成形されたコンクリー
トブロック12を搬送し養生することで、コンクリート
ブロック12が完成する。なお、上記閉塞板18上にパ
レット19を載せた実施例について説明したが、パレッ
ト19を用いなくても良い。
【0034】続いて、以上説明してきたコンクリートブ
ロックの製造装置を用い、コンクリートブロックを成形
する製造方法を、工程順に整理して説明する。先ず、枠
体12の下面側を閉塞板18で閉塞し、待機位置Bでコ
ンクリート材を供給された給材枠20を枠体12直上の
供給位置Aに移動して枠体12内にコンクリート材を供
給する。枠体12内には、通常硬めのコンクリート材
(スランプ0)が給材装置20により投入される。次
に、給材枠20が供給位置Aから待機位置Bに給材枠2
0を移動する際に、枠体12内に余分に供給されたコン
クリート材を、給材枠20の下端縁20aで排除する。
給材枠20の下端縁20aは、枠体12の上端口縁に倣
った形状に形成されているため、給材枠20が待機位置
Bに移動する際に、枠体12内の開口から上方に突出す
る余分なコンクリート材を、給材枠20が持ち帰ること
になる。そして、枠体12内に供給されたコンクリート
材を押圧板24で押圧して押し固めた後、枠体12と閉
塞板18とを相対的に離反させて閉塞板18上に成形品
を取り出す。以上の成形方法を順次繰り返すことで、図
5に示したようなコンクリートブロックを好適に量産で
きる。
【0035】以上の実施例では、花壇用のブロックを成
形する場合について説明してきたが、本実施例はこれに
限らず、例えば枠体の上縁の形状を種々選択的に変化さ
せれば、他のコンクリート製品の成形のためにも、好適
に利用することができるのは勿論である。また、以上の
実施例においては、コンクリート材が枠体内に均一な堆
積密度で供給されることを前提としているが、一対の側
板12a、12bの間隔が相対的に狭い部分で堆積密度
が粗になっている等、コンクリート材が不均一になって
いる場合には、その部分に対応する一対の側板12a、
12bの高さをさらに高くするなど、適宜調整して設定
できるのは勿論である。
【0036】さらに、図9に示すように、異なる高さの
複数のコンクリートブロック50A、50B、50C、
50Dを同時に成形すべく、前記製造されるコンクリー
トブロックの凹凸上面51は、製造される異なる高さの
複数のコンクリートブロック50A、50B、50C、
50D各上面に対応し、仕切り板14Aが、前記押圧板
24の押圧方向に沿って枠体12の上縁から下縁まで形
成されていることで、複数の異なる形状のコンクリート
ブロックを効率よく製造できる。なお、枠体12の前記
一対の側板は、前記実施例と同様に、それぞれの位置に
おいて高さ方向に、コンクリート材の圧縮率に対応し、
製造されるコンクリートブロック50A、50B、50
C、50Dの対応する位置の高さに対して同倍率に長く
形成されている。このため、前記実施例と同様に、各コ
ンクリートブロックを均一密度で高強度に好適に成形で
きる。以上本発明の好適な実施例を挙げて種々説明した
が、本発明は上記実施例に限定されるものでなく、発明
の精神を逸脱しない範囲内で多くの改変を施し得ること
はもちろんである。
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、コンクリートブロック
を成形する型枠を構成する枠体の一対の側板が、それぞ
れの位置において高さ方向にコンクリート材の圧縮率に
対応し、製造されるコンクリートブロックの対応する位
置の高さに対して同倍率に長く形成されているので、
に該型枠内に摺り切り状態でコンクリート材を供給する
ことで所要量のコンクリート材を充填でき、得るべきコ
ンクリートブロックの凹凸上面に倣って下面に押圧面が
形成された押圧板により押圧するだけで、上端が一定高
さではない複雑な形状のコンクリートブロックを、均一
圧縮して押し固めて成形できしたがって、均一密度で
高強度なコンクリートブロックを容易に成形できるとい
う著効を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るコンクリートブロック及びその製
造用型枠の実施の形態を示す説明図である。
【図2】本発明に係るコンクリートブロックの製造方法
を説明する工程図である。
【図3】本発明に係る他の実施の形態を示す説明図であ
る。
【図4】本発明に係るコンクリートブロックの製造装置
の実施例を示す模式的な斜視図である。
【図5】図4の実施例によって製造される花壇用のコン
クリートブロックを示す斜視図である。
【図6】図4の実施例の模式的な正面図である。
【図7】図4の実施例の作動状態を説明する模式的な側
面図である。
【図8】図4の実施例の給材枠を破断した背面説明図で
ある。
【図9】本発明に係る他の実施例を示す説明図である。
【図10】従来技術を説明する工程図である。
【符号の説明】
10 コンクリートブロック 12 枠体 12a、12b 側板 13 上縁 14 仕切り板 18 閉塞板 20 給材枠 21a 下端縁 22 ガイド板 22a 受面 24 押圧板 25 押圧面 40 枠体内 50 コンクリートブロック 51 凹凸上面 52 コンクリートブロック

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下面が開口した筒枠状に形成され、少
    なくとも対向する一対の側板が、製造されるコンクリー
    トブロックの凹凸上面に対応して上縁が凹凸に形成され
    ると共に、該一対の側板が、それぞれの位置において高
    さ方向に、コンクリート材の圧縮率に対応し、製造され
    るコンクリートブロックの対応する位置の高さに対して
    同倍率に長く形成された枠体と、該枠体の下面側を閉塞
    する閉塞板とによって構成される枠体内にコンクリート
    材を供給し、 前記枠体上に余分に供給されたコンクリート材を前記一
    対の側板の上縁に倣って摺り切りに除去し、 製造されるコンクリートブロックの凹凸上面を形成する
    よう、該凹凸上面に倣って下面に押圧面が形成された押
    圧板を、前記枠体の上面側から前記枠体内に進入させ、
    コンクリート材を圧縮して押し固め、 前記枠体と前記閉塞板とを相対的に離反させて閉塞板上
    に成形品を取り出すことを特徴とするコンクリートブロ
    ックの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記枠体の一対の側板が、対向状態で重
    ねると同一形状であり、 上下面が開口した筒枠状に形成され、前記枠体外でコン
    クリート材が補給されると共に補給されたコンクリート
    材が落下しないように受面で受けられる待機位置と、前
    記枠体の直上で該枠体内にコンクリート材を供給する供
    給位置との間を移動可能に設けられ、少なくとも前記枠
    体上を移動する正面板の下端縁が、前記枠体の前記一対
    の側板の上縁形状に倣った形状に形成されると共に、背
    面板の下端縁が前記受面に当接して移動する給材枠によ
    って、コンクリート材を前記枠体内に供給すると共に、
    該枠体上に余分に供給されたコンクリート材を前記一対
    の側板の上縁に倣って摺り切りに除去することを特徴と
    する請求項1記載のコンクリートブロックの製造方法。
  3. 【請求項3】 上下面が開口した筒枠状に形成され、少
    なくとも対向する一対の側板が、製造されるコンクリー
    トブロックの凹凸上面に対応して上縁が凹凸に形成さ
    れ、且つ対向状態で重ねると同一形状である枠体と、 該枠体の下面側を閉塞する閉塞板と、 前記枠体と前記閉塞板とによって構成される枠体内にコ
    ンクリート材を供給する給材手段と、 前記枠体上に余分に供給されたコンクリート材を前記一
    対の側板の上縁に倣って摺り切りに除去する分量調整手
    段と、 製造されるコンクリートブロックの凹凸上面を形成する
    よう、該凹凸上面に倣って下面に押圧面が形成され、前
    記枠体の上面側から前記枠体内に進入し、コンクリート
    材を圧縮して押し固める押圧板とを備えるコンクリート
    ブロックの製造装置であって、 前記枠体の前記一対の側板が、それぞれの位置において
    高さ方向に、コンクリート材の圧縮率に対応し、製造さ
    れるコンクリートブロックの対応する位置の高さに対し
    て同倍率に長く形成されていることを特徴とするコンク
    リートブロックの製造装置。
  4. 【請求項4】 前記給材手段と前記分量調整手段が、上
    下面が開口した筒枠状に形成され、前記枠体外でコンク
    リート材が補給されると共に補給されたコンクリート材
    が落下しないように受面で受けられる待機位置と、前記
    枠体の直上で該枠体内にコンクリート材を供給する供給
    位置との間を移動可能に設けられ、少なくとも前記枠体
    上を移動する正面板の下端縁が、前記枠体の前記一対の
    側板の上縁形状に倣った形状に形成されると共に、背面
    板の下端縁が前記受面に当接して移動する給材枠である
    ことを特徴とする請求項3記載のコンクリートブロック
    の製造装置。
  5. 【請求項5】 前記枠体に、前記一対の側板間に投入さ
    れて満たされるコンクリート材が該側板の形状に倣って
    内部に保持されるように、該一対の側板間に仕切り板が
    設けられたことを特徴とする請求項3又は4記載のコン
    クリートブロックの製造装置。
  6. 【請求項6】 異なる高さの複数のコンクリートブロッ
    クを同時に成形すべく、前記製造されるコンクリートブ
    ロックの凹凸上面は、製造される異なる高さの複数のコ
    ンクリートブロック各上面に対応し、 前記仕切り板が、前記押圧板の押圧方向に沿って前記枠
    体の上縁から下縁まで形成されていることを特徴とする
    請求項5記載のコンクリートブロックの製造装置。
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