JPH1134024A - 2層ブロックの製造方法及びその製造装置 - Google Patents

2層ブロックの製造方法及びその製造装置

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JPH1134024A
JPH1134024A JP19101397A JP19101397A JPH1134024A JP H1134024 A JPH1134024 A JP H1134024A JP 19101397 A JP19101397 A JP 19101397A JP 19101397 A JP19101397 A JP 19101397A JP H1134024 A JPH1134024 A JP H1134024A
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Jun Naganuma
潤 長沼
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 2層のコンクリートブロックを、適切、安定
的に且つ効率よく成形できること。 【解決手段】 2つの給材枠によって、型枠12内にコ
ンクリート材を2層に供給し、押圧板40によってプレ
スすることで2層ブロックを製造する。型枠12の一方
側で一方の待機位置B1と供給位置Aの間で移動可能に
設けられ、第1の基材層23を構成するよう、第1のコ
ンクリート材22を型枠12内に供給する一方の給材枠
20と、第1のコンクリート材22の供給中及び/又は
供給後に、第1の基材層の厚さを均一化する堆積均一化
手段24、26、28、29と、型枠12の他方側で他
方の待機位置B2と供給位置Aの間で移動可能に設けら
れ、第1の基材層23に重ねて第2の基材層33を構成
するよう、第2のコンクリート材32を型枠12内に供
給する他方の給材枠30とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は2層ブロックの製造
装置及び製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コンクリートブロックを成形する
方法としては、種々の方法が知られているが、スランプ
0の生練りコンクリート材(以下、「コンクリート材」
という)を、プレスによって所定の形状に成形する方法
がある。このプレスによるコンクリートブロックの効率
の良い製造方法としては、下抜き方式による製造方法が
好適であるとされている。下抜き方式による製造方法で
は、図8に示すように、上下に開口する枠体2の底面を
昇降可能な閉塞板3で閉塞し、この枠体2内にコンクリ
ート材を投入し、押し板4で枠体内のコンクリート材を
押し固める。そして、閉塞板3を降下させつつ押し板4
で押し出すようにして成形されたコンクリートブロック
を取り出す。このような下抜き方式のコンクリートブロ
ックの製造方法は、単なる直方形状等の単純な形状のコ
ンクリートブロック1を成形するには好適に適用でき
た。
【0003】また、本願出願人は、給材枠を用いたコン
クリートブロックを成形する製造装置及び製造方法の発
明(特開平4−358803号)を提案している。この
発明では、給材枠を用いるため、プレス及び離型工程に
おいてコンクリート材を予め給材枠に補給しておくこと
ができ、コンクリート材の型枠内への供給時間を短縮で
きる。また、給材枠に前記型枠内の空容積よりも大きな
容積のコンクリート材が補給され、その給材枠が型枠の
直上の供給位置から型枠に隣接する待機位置へ移動する
際に、型枠へ余分に供給されたコンクリート材をかき取
って待機位置へ戻すことで、コンクリート材を型枠へ摺
り切りに適正量を供給することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
下抜き方式のコンクリートブロックの製造方法では、2
層、或いは多層のコンクリートブロックを成形する技術
への適用について、充分に検討されてこなかった。すな
わち、複数層のコンクリート材を、枠体内に好適に投入
する方法にかかる課題が解決されなかったことにある。
なお、従来の技術からすれば、枠体内に供給されたコン
クリート材を一層ごとにプレス成形していくことにな
る。また、一つの給材枠によれば、供給動作を単純に繰
り返すことになり、作業効率を向上できないという課題
があった。
【0005】そこで、本発明は、2層のコンクリートブ
ロックを、適切、安定的に且つ効率よく成形できる2層
ブロックの製造方法及びその製造装置を提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は次の構成を備える。すなわち、本発明は、
上下面が開口した枠体と、該枠体の下面側を閉塞する閉
塞板とから構成される型枠を備え、該型枠の外でコンク
リート材が補給される待機位置と、型枠の直上の供給位
置との間を移動可能に設けられた2つの給材枠によっ
て、型枠内にコンクリート材を2層に供給し、押圧板に
よってプレスすることで2層ブロックを製造する2層ブ
ロックの製造方法であって、前記型枠の一方側で一方の
待機位置と前記供給位置の間で移動可能に設けられた一
方の給材枠によって、第1のコンクリート材を前記型枠
内に供給することで第1の基材層を構成し、該第1のコ
ンクリート材の供給中及び/又は供給後に、堆積均一化
手段によって、前記第1の基材層の厚さを均一化し、前
記型枠の他方側で他方の待機位置と前記供給位置の間で
移動可能に設けられた他方の給材枠によって、第2のコ
ンクリート材を前記型枠内に供給することで前記第1の
基材層に重ねて第2の基材層を構成することを特徴とす
る。
【0007】また、前記一方の給材枠は、上下面が開口
した給材枠部と、該給材枠部の下面側を開閉自在に閉塞
して第1のコンクリート材を受ける受け板部とから構成
され、該一方の給材枠が前記一方の待機位置から前記供
給位置に移動する際には、給材枠部と受け板部とを同時
に移動させて第1のコンクリート材を運び、前記供給位
置では、第1のコンクリート材を均一な厚さに堆積させ
るよう、給材枠部を停止した状態で受け板部を一方の待
機位置側へスライドして第1のコンクリート材を型枠内
に供給することで、第1のコンクリート材の型枠内への
供給を好適且つ迅速に行うことができる。
【0008】また、前記他方の給材枠には、前記第1の
コンクリート材が堆積された型枠内の空容積よりも大き
な容積の第2のコンクリート材が補給され、該他方の給
材枠が前記供給位置から前記他方の待機位置へ戻る際
に、前記型枠へ余分に供給された前記第2のコンクリー
ト材をかき取って他方の待機位置へ戻すことで、第2の
コンクリート材の型枠内への供給を好適且つ迅速に行う
ことができる。また、前記第1の基材層が押し固められ
て、2層ブロックの表層を構成することで、好適な2層
ブロックを適切に形成できる。
【0009】また、上下面が開口した枠体、及び該枠体
の下面側を閉塞する閉塞板によって構成される型枠と、
該型枠の外でコンクリート材が補給される待機位置と、
型枠の直上の供給位置との間を移動可能に設けられ、型
枠内にコンクリート材を供給する2つの給材枠と、型枠
内に供給されたコンクリート材をプレスする押圧板とを
備える2層ブロックの製造装置であって、前記型枠の一
方側で一方の待機位置と前記供給位置の間で移動可能に
設けられ、第1の基材層を構成するよう、第1のコンク
リート材を型枠内に供給する一方の給材枠と、該第1の
コンクリート材の供給中及び/又は供給後に、前記第1
の基材層の厚さを均一化する堆積均一化手段と、前記型
枠の他方側で他方の待機位置と前記供給位置の間で移動
可能に設けられ、前記第1の基材層に重ねて第2の基材
層を構成するよう、第2のコンクリート材を前記型枠内
に供給する他方の給材枠とを具備することを特徴とする
2層ブロックの製造装置にもある。
【0010】また、前記堆積均一化手段は、上下面が開
口した給材枠部と、該給材枠部の下面側を開閉自在に閉
塞して第1のコンクリート材を受ける受け板部とから構
成された前記一方の給材枠と、前記給材枠部を前記一方
の待機位置と前記供給位置との間で移動させる給材枠部
の駆動装置と、前記受け板部を前記一方の待機位置と前
記供給位置との間で移動させる受け板部の駆動装置とを
具備することで、第1のコンクリート材の型枠内への供
給を好適且つ迅速に行うことができる。
【0011】また、前記他方の給材枠は、前記第1の基
材層が設けられた型枠内の空容積よりも大きな容積の第
2のコンクリート材が補給可能に形成されている共に、
該他方の給材枠が前記供給位置から前記他方の待機位置
へ戻る際に、前記型枠へ余分に供給された前記第2のコ
ンクリート材をかき取って他方の待機位置へ戻すように
形成されていることで、第2のコンクリート材の型枠内
への供給を好適且つ迅速に行うことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施例につ
いて添付図面に基づいて詳細に説明する。図1〜6は、
本発明にかかる2層(コンクリート)ブロックの製造工
程の一例を模式的に示す断面図である。また、図7は、
図1〜6の製造工程によって形成される2層ブロック1
0の斜視図である。この平板状の2層ブロック10は、
歩道等に敷いてモザイク状のブロック等として利用され
るものである。先ず、図1に基づいて、2層ブロック1
0の製造装置について、各構成をその作用と合わせて説
明する。
【0013】12は型枠であり、上下面が開口した枠体
14、及び枠体14の下面側(底面)を閉塞する閉塞板
18によって構成される。閉塞板18は昇降可能であ
り、型枠12内にコンクリート材を投入する際に枠体1
2の底面を閉塞しており、成型後に降下する。また、閉
塞板18の上面にはパレット19が載置されている。閉
塞板18を昇降させる閉塞板の駆動装置16としては、
例えばシリンダ装置を利用できる。
【0014】20は一方の給材枠であり、型枠12の外
でコンクリート材が補給される待機位置と、型枠12の
直上の供給位置Aとの間を移動可能に設けられ、型枠1
2内にコンクリート材を供給する2つの給材枠の一方で
ある。すなわち、この一方の給材枠20は、型枠12の
一方側で一方の待機位置B1と供給位置Aの間で移動可
能に設けられ、第1の基材層23(図2参照)を形成す
べく、第1のコンクリート材22を型枠12内に供給す
る。また、27はホッパーであり、第1のコンクリート
材22を一方の給材枠20へ安定的に供給すべく配設さ
れている。ホッパー27に投入された第1のコンクリー
ト材22は、斜面27aにガイドされて一方の待機位置
B1に位置する一方の給材枠20内へ好適に供給され
る。
【0015】また、この一方の給材枠20は、上下面が
開口した給材枠部24と、その給材枠部24の下面側を
開閉自在に閉塞して第1のコンクリート材22を受けて
保持する受け板部26とから構成されており、第1のコ
ンクリート材22を型枠12内に均一厚さに堆積させる
堆積均一化手段として作用する。24cはスライド遮蔽
板部であり、給材枠部24の後方部に一体的に設けられ
ている。このスライド遮蔽板部24cによれば、一方の
給材枠20が一方の待機位置B1と供給位置Aとの間を
移動する際に、第1のコンクリート材22がホッパー2
7から一方の給材枠20内以外に洩れることを防止す
る。
【0016】28は給材枠部の駆動装置であり、給材枠
部24を一方の待機位置B1と供給位置Aとの間で移動
させることができる。例えばシリンダ装置を用いればよ
い。また、29は受け板部の駆動装置であり、給材枠部
24の動作とは別に受け板部26を一方の待機位置B1
と供給位置Aとの間で移動させることができる。例えば
シリンダ装置を用いればよい。この構成により、第1の
コンクリート材22を型枠12内へ均一厚さで好適に堆
積させることができる。なお、第1のコンクリート材1
2の供給中及び/又は供給後に、第1の基材層23を均
一な厚さに堆積させる堆積均一化手段としては、バイブ
レーター等を利用することも可能である。なお、25は
案内台である。
【0017】30は他方の給材枠であり、型枠12の外
でコンクリート材が補給される待機位置と、型枠12の
直上の供給位置Aとの間を移動可能に設けられ、型枠1
2内にコンクリート材を供給する2つの給材枠の他方で
ある。すなわち、この他方の給材枠30は、型枠の他方
側で他方の待機位置B2と供給位置Aの間で移動可能に
設けられ、第1の基材層23に重ねて第2の基材層33
(図3及び図4参照)を形成すべく、第2のコンクリー
ト材22を型枠12内に供給する。
【0018】35は案内台であり、他方の待機位置B2
に対応し、型枠12に隣接して設けられ、補給された第
2のコンクリート材32が落下しないように、その第2
のコンクリート材32を受面35aで受けている。他方
の給材枠30を他方の待機位置B2と供給位置Aとの間
で移動させる他方の給材枠用駆動装置38としては、例
えばシリンダ装置を利用できる。
【0019】また、この他方の給材枠30は、第1の基
材23が堆積された型枠12内の空容積よりも大きな容
積の第2のコンクリート材32が補給可能に形成されて
いる共に、その他方の給材枠30が供給位置Aから他方
の待機位置B2へ戻る際に、型枠12へ余分に供給され
た第2のコンクリート材32をかき取って他方の待機位
置B2へ戻すように形成されている。これにより、第2
のコンクリート材32の型枠12内への供給を好適且つ
迅速に行うことができる。
【0020】40は押圧板であり、型枠12内に嵌まり
込む形状に形成されており、型枠12内のコンクリート
材を押圧するように設けられている。押圧板40を昇降
させる駆動装置42としては、例えばシリンダ装置を利
用できる。押圧板40を降下して型枠12内のコンクリ
ート材を押圧し、同時に振動装置(図示せず)により振
動を与えるなどして、押し固める。なお、コンクリート
材を押し固めた後は、押圧板40を上昇させるとともに
閉塞板18と共に降下させて成形品であるコンクリート
ブロック12を脱型する。そして、押圧板40を上昇さ
せる一方、降下した閉塞板18上のパレット19と共に
成形されたコンクリートブロック12を搬送し養生する
ことで、コンクリートブロック(2層ブロック10)が
完成する。ところで、本実施例では、閉塞板18の上に
パレット19を載せた場合について説明したが、パレッ
ト19を用いなくても良いのは勿論である。
【0021】次に、図1〜6に基づき、2層ブロックの
製造方法について、工程順に詳細に説明する。先ず、枠
体12の下面側を閉塞板18で閉塞し、第1の待機位置
B1で第1のコンクリート材22を補給された一方の給
材枠20を型枠12直上の供給位置Aに移動し、型枠1
2内に第1のコンクリート材22を供給(投入)する。
この第1のコンクリート材22として、通常、スランプ
0の硬めのコンクリート材が用いられる。
【0022】この際、一方の給材枠20が一方の待機位
置B1から供給位置Aに移動する際には、給材枠部24
と受け板部26とを同時に移動させて第1のコンクリー
ト材22を運ぶ。この際にスライド遮蔽板部24cが、
ホッパー27から第1のコンクリート材22が落下する
のを阻止する。従って、第1のコンクリート材22は、
一方の給材枠20によって切り出されるようにして、一
方の待機位置B1から供給位置Aへ搬送される。そし
て、供給位置Aでは、図2に示すように給材枠部24を
停止した状態で受け板部26を一方の待機位置B1側へ
スライドすることで、第1のコンクリート材22が型枠
12内に順次供給される。すなわち、第1のコンクリー
ト材22は、給材枠部24の後内面24bに相対的に押
される状態になり、受け板部26がスライドすることで
開口した部分から、下方の型枠12内に落下するのであ
る。これにより、第1のコンクリート材22を、型枠1
2内に均一厚さに堆積させて第1の基材層23とするこ
とができる。
【0023】以上のようにして第1の基材層23が構成
された後、給材枠部24を一方の待機位置B1へスライ
ドさせて戻すと共に、図3に示すように、他方の給材枠
30を供給位置Aへ移動させることで第2のコンクリー
ト材32を型枠12内に供給する。この他方の給材枠3
0には、第1の基材層23が設けられた型枠12内の空
容積よりも大きな容積の第2のコンクリート材32が入
っているため、余分な第2のコンクリート材32を型枠
12上へ供給することになる。なお、給材枠部24が一
方の待機位置B1へ戻る際に、第1のコンクリート材2
2が、ホッパー27から落下して自動的に一方の給材枠
20内に供給される。また、第2のコンクリート材32
としては、第1のコンクリート材22と同様にスランプ
0の硬めコンクリート材が用いられる。
【0024】そして、図4に示すように、他方の給材枠
30は枠体状に形成されているため、その他方の給材枠
30が供給位置Aから他方の待機位置B2へ戻る際に、
型枠12へ余分に供給された第2のコンクリート材32
(型枠12内の開口から上方に突出する部分)をかき取
って他方の待機位置B2へ持ち帰る。前内面30aが余
分な第2のコンクリート材32を押し戻すように作用
し、第2のコンクリート材32を型枠12へ摺り切りに
適正量を供給することができる。
【0025】次に、図5に示すように型枠12内に供給
されたコンクリート材を押圧板40で押圧(プレス)し
て押し固めた後、図6に示すように型枠12と閉塞板1
8とを相対的に離反させて閉塞板18上に成形品を取り
出す。以上の成形方法を順次繰り返すことで、図7に示
したような2層に形成されたコンクリートブロック(2
層ブロック10)を好適に量産できる。なお、プレス工
程中或いは成形品を取り出す工程中においては、図6に
示すように各コンクリート材22、32を、対応する各
給材枠20、30に補給していればよい。これにより、
各コンクリート材22、32を各給材枠20、30に予
め準備しておくことができるため、生産効率を向上でき
る。
【0026】また、本実施例では、第1の基材層23が
押し固められて、2層ブロックの表層10a(図7参
照)を構成するようにしてある。すなわち、第2の基材
層33が基層となるようにしてある。第1の基材層23
が閉塞板18の直上に構成されることになるため、表層
10aを均一厚さに形成し易い。表層10aは、見栄え
を良くするためにコストのかかる素材を使用する場合
等、薄く形成できるため、製造コストを低減できる。
【0027】以上の実施例では、歩道用等の矩形の2層
ブロックを成形する場合について説明してきたが、本実
施例はこれに限らず、2層以上のコンクリートブロック
を製造する際に基本的に適用できると共に、他の形状の
コンクリート製品の成形のためにも好適に応用すること
ができるのは勿論である。また、以上の実施例では、第
1のコンクリート材22をホッパー27及びスライド遮
蔽板部24cという構成によって一方の給材枠20内へ
均等に供給したが、本発明はこれに限らず、他方の供給
枠30の型枠12への供給原理を利用した供給方法等、
他の方法を採用してもよい。以上本発明の好適な実施例
を挙げて種々説明したが、本発明は上記実施例に限定さ
れるものでなく、発明の精神を逸脱しない範囲内で多く
の改変を施し得ることはもちろんである。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、一方の給材枠によっ
て、第1の基材層を形成すべく、第1のコンクリート材
を型枠内に供給し、第1のコンクリート材の供給中及び
/又は供給後に、堆積均一化手段によって、前記第1の
基材層を均一な厚さに堆積させ、た他方の給材枠によっ
て、前記第1の基材層に重ねて第2の基材層を形成すべ
く、第2のコンクリート材を型枠内に供給するため、2
層のコンクリート材を型枠内に好適に堆積されることが
できる。従って、2層のコンクリートブロックを、適
切、安定的に且つ効率よく成形できるという著効を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる2層ブロックの製造工程の一実
施例を示す断面図である。
【図2】第1のコンクリート材を型枠内に投入する工程
を示す断面図である。
【図3】第2のコンクリート材を型枠内に投入する工程
を示す断面図である。
【図4】押圧板によるプレスの直前の状態を示す断面図
である。
【図5】押圧板によるプレスの状態を示す断面図であ
る。
【図6】プレス成形された2層ブロックを脱型する工程
を示す断面図である。
【図7】以上の製造工程によって製造される2層ブロッ
クを示す斜視図である。
【図8】従来技術の製造工程を説明する断面図である。
【符号の説明】
10 2層ブロック 12 型枠 14 枠体 18 閉塞板 20 一方の給材枠 22 第1のコンクリート材 23 第1の基材層 24 給材枠部 26 受け板部 28 給材枠部の駆動装置 29 受け板部の駆動装置 30 他方の給材枠 32 第2のコンクリート材 33 第2の基材層 40 押圧板 A 供給位置 B1 一方の待機位置 B2 他方の待機位置

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下面が開口した枠体と、該枠体の下面
    側を閉塞する閉塞板とから構成される型枠を備え、該型
    枠の外でコンクリート材が補給される待機位置と、型枠
    の直上の供給位置との間を移動可能に設けられた2つの
    給材枠によって、型枠内にコンクリート材を2層に供給
    し、押圧板によってプレスすることで2層ブロックを製
    造する2層ブロックの製造方法であって、 前記型枠の一方側で一方の待機位置と前記供給位置の間
    で移動可能に設けられた一方の給材枠によって、第1の
    コンクリート材を前記型枠内に供給することで第1の基
    材層を構成し、 該第1のコンクリート材の供給中及び/又は供給後に、
    堆積均一化手段によって、前記第1の基材層の厚さを均
    一化し、 前記型枠の他方側で他方の待機位置と前記供給位置の間
    で移動可能に設けられた他方の給材枠によって、第2の
    コンクリート材を前記型枠内に供給することで前記第1
    の基材層に重ねて第2の基材層を構成することを特徴と
    する2層ブロックの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記一方の給材枠は、上下面が開口した
    給材枠部と、該給材枠部の下面側を開閉自在に閉塞して
    第1のコンクリート材を受ける受け板部とから構成さ
    れ、該一方の給材枠が前記一方の待機位置から前記供給
    位置に移動する際には、給材枠部と受け板部とを同時に
    移動させて第1のコンクリート材を運び、前記供給位置
    では、第1のコンクリート材を均一な厚さに堆積させる
    よう、給材枠部を停止した状態で受け板部を一方の待機
    位置側へスライドして第1のコンクリート材を型枠内に
    供給することを特徴とする請求項1記載の2層ブロック
    の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記他方の給材枠には、前記第1のコン
    クリート材が堆積された型枠内の空容積よりも大きな容
    積の第2のコンクリート材が補給され、 該他方の給材枠が前記供給位置から前記他方の待機位置
    へ戻る際に、前記型枠へ余分に供給された前記第2のコ
    ンクリート材をかき取って他方の待機位置へ戻すことを
    特徴とする請求項1又は2記載の2層ブロックの製造方
    法。
  4. 【請求項4】 前記第1の基材層が押し固められて、2
    層ブロックの表層を構成することを特徴とする請求項
    1、2又は3記載の2層ブロックの製造方法。
  5. 【請求項5】 上下面が開口した枠体、及び該枠体の下
    面側を閉塞する閉塞板によって構成される型枠と、 該型枠の外でコンクリート材が補給される待機位置と、
    型枠の直上の供給位置との間を移動可能に設けられ、型
    枠内にコンクリート材を供給する2つの給材枠と、 型枠内に供給されたコンクリート材をプレスする押圧板
    とを備える2層ブロックの製造装置であって、 前記型枠の一方側で一方の待機位置と前記供給位置の間
    で移動可能に設けられ、第1の基材層を構成するよう、
    第1のコンクリート材を型枠内に供給する一方の給材枠
    と、 該第1のコンクリート材の供給中及び/又は供給後に、
    前記第1の基材層の厚さを均一化する堆積均一化手段
    と、 前記型枠の他方側で他方の待機位置と前記供給位置の間
    で移動可能に設けられ、前記第1の基材層に重ねて第2
    の基材層を構成するよう、第2のコンクリート材を前記
    型枠内に供給する他方の給材枠とを具備することを特徴
    とする2層ブロックの製造装置。
  6. 【請求項6】 前記堆積均一化手段は、 上下面が開口した給材枠部と、該給材枠部の下面側を開
    閉自在に閉塞して第1のコンクリート材を受ける受け板
    部とから構成された前記一方の給材枠と、 前記給材枠部を前記一方の待機位置と前記供給位置との
    間で移動させる給材枠部の駆動装置と、 前記受け板部を前記一方の待機位置と前記供給位置との
    間で移動させる受け板部の駆動装置とを具備することを
    特徴とする請求項5記載の2層ブロックの製造装置。
  7. 【請求項7】 前記他方の給材枠は、前記第1の基材層
    が設けられた型枠内の空容積よりも大きな容積の第2の
    コンクリート材が補給可能に形成されている共に、該他
    方の給材枠が前記供給位置から前記他方の待機位置へ戻
    る際に、前記型枠へ余分に供給された前記第2のコンク
    リート材をかき取って他方の待機位置へ戻すように形成
    されていることを特徴とする請求項5又は6記載の2層
    ブロックの製造装置。
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JP2010221449A (ja) * 2009-03-23 2010-10-07 Tiger Machine Seisakusho:Kk 給材箱装置
CN108214827A (zh) * 2018-03-16 2018-06-29 厦门市南昇机械设备有限公司 一种双层制块压力机
US10500758B2 (en) 2015-12-18 2019-12-10 Techo-Bloc Inc. Casted block molding apparatus and method

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