JPH03505206A - プロペプチド - Google Patents
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- JPH03505206A JPH03505206A JP1507202A JP50720289A JPH03505206A JP H03505206 A JPH03505206 A JP H03505206A JP 1507202 A JP1507202 A JP 1507202A JP 50720289 A JP50720289 A JP 50720289A JP H03505206 A JPH03505206 A JP H03505206A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
プロペプチド
挟Jし九野
この発明は新規なプロペプチドに関する。さらに詳しくはこの発明は、ヒトイン
シュリンもしくは固有の持続作用もしくは加速作用を示すインシュリン類の製造
に用いることができる新規なインシュリン前駆物質に関する。さらに、この発明
は、前記のインシュリン前駆物質をコードするDNA配列と、これら前記物質の
製造方法、ならびにヒトのインシュリンもしくはインシュリン類似体の製造法に
関する。
11J口支歪
重篤もしくは慢性の症例の糖尿病は、通常、ブタインシュリン、ウシインシュリ
ンまたはヒトインシュリンのようなインシュリンを含有する注射製剤で治療され
る。
ヒトインシュリンの各種の生合成法がいくつか知られている。これらの方法のす
べてについて共通なのは、全プロインシュリン、その修飾形、またはそのAとB
のチェーンをコードするDNAをストランドを別個に、適切なプロモーターを有
する複製可能なプラスミドに挿入することである。上記の系を所定の宿主微生物
に形質転換させることによって、それ自体公知の方法で標準のヒトインシュリン
に転換できる生成00物を生産させることができる(例えばヨーロッパ特許Bl
85,083号もしくは同Bl 88.117号参照)。
プロインシュリンまたは類似のインシュリン前駆物質を生合成してインシュリン
に変換する公知の方法のい(つかを以下に述べる。
プロインシュリンは、ヨーロッパ特許願121,845号の明細書に開示されて
いる方法を用いることによって生合成することができる。この方法では、プロイ
ンシュリンをコードする遺伝子を酵母菌株に挿入し、このように形質転換された
酵母菌株を培養した後、プロインシュリンを培地から単離することができる。つ
いでプロインシュリンはそれ自体公知の方法でインシュリンに変換することがで
きる。しかし、この方法で得られるプロインシュリンの収率は、商業的生産とし
ては低く不満足なものである。
式B−X−A (式中BとAはそれぞれヒトインシュリンのBとAのチェーンを
示す、およびXは少なくとも2つのアミノ酸残基、好ましくは6〜35のアミノ
酸残基からなるポリペプチドを示す)で表わされるインシュリン前駆物質が、デ
ンマーク特許願5,284/87号の明細書によって知られている。この前駆物
質は、ある種の金属イオンの存在下、トリプシンとカルボキシペプチダーゼBで
処理することによって、酵素的に消化してヒトインシュリンにすることができる
。
ヨーロッパ特許願195.691号には、式B−X−Y−A(式中、BとAはそ
れぞれヒトインシュリンのBとAのチェーンを示し、これらのチェーンはヒトイ
ンシュリンの場合と同様に硫黄ブリッジで架橋されている、XとYは各々リシン
もしくはアルギニンの残基な示す)で表わされる密接に関連するインシュリン前
駆物質類、並びにこれら前記前駆物質の製造について開示している。これらの前
駆物質は、トリプシンとカルボキシペプチダーゼBで処理することによって酵素
的に消化してヒトインシュリンとすることができる。さらに前記前駆物質は、ト
リプシンによって消化して、デスーB30−インシュリンにすることができるが
、かなりの量のA o A r g−デス(B2O)−インシュリンが生成し、
これはご(ゆっくりとさらに消化される。 この発明の目的は、酵母内に高収率
で生成され、さらに望ましくない副生物の生成を最小限にしてヒトインシュリン
もしくはインシュリン類似体に変換することができる新規なインシュリン前駆物
質を提供することである。
この発明のインシュリン前駆物質は、下記アミノ酸配列を特徴とするものである
。 すなわち、式:B(1−29) −X + X * −Y z −Y +
−A (1−21)〔式中、B (1−29)は、N−末端から始まる、ヒト
インシュリンのBチェーンの29個の第1アミノ酸残基である。A (1−21
)は、ヒトインシュリンAチェーンの21個のアミノ酸残基である X 、は1
つのペプチド結合もしくは1つ以上の任意のアミノ酸残基な示す、X2はGIU
もしくはAspを示す、およびY、とY2は各々LysもしくはArgを示す、
A6とAll、A7とB7、およびA20と819の位置はそれぞれ硫黄ブリッ
ジを通じて連結され、所望により、B (1−29)チェーンとA(1−2])
チェーンのアミノ酸残基の1つ以上が他のアミノ酸残基で置換される〕で表わさ
れるアミノ酸配列である。
この発明は、上記のインシュリン前駆物質が、ヨーロッパ特許願121,884
号によって公知の化合物B−Lys−Arg−Aと比べて著しく高い収率で生成
し、またはこれらの前駆物資がトリプシンで消化されると、デス−B(30)−
インシュリンが好収率で得られ、しかもA、−Arg−デス−B (30)−イ
ンシュリンとAo −Lys−デスーB (Bo)−インシュリンが全く生成し
ないかまたは殆ど生成しない。
Xlは1つのペプチド結合もしくは1つのアミノ酸残基を示すものが好ましい。
この発明の好ましい前駆物質は、式B (1−29)−Asp−Lys−Arg
−A (1−21)と式B (1−29)−Glu−Lys−Arg−A (1
−21)で表わされる。
デス−B(30)’−インシュリンは、それ自体公知の酵素触媒生合成法で例え
ばヒトインシュリンに変換することができる。
またこれらの前駆物質は、米国特許4,343,898号の明細書に記載されて
いるようなペプチド転移法でヒトインシュリンに変換することもできる。
B (1−29)チェーンとA(1−21)チェーンの1つ以上のアミノ酸残基
が他のアミノ酸残基によって置換されているインシュリンとしては、例えば、持
続作用を示すインシュリン誘導体があり、国際特許願WO86105497号の
明細書に開示されている。遅延作用を示す前記インシュリン誘導体においては、
A4、A17、B13およびB21の位置のアミノ酸残基の1つ以上が、例えば
アルキルエステルもしくはアミドのような電荷なしの側鎖を有するアミノ酸残基
で置換されている。この発明の方法で製造できる別のインシュリン類似体は、ヨ
ーロッパ特許願194゜864号と同214,826号に記載されているような
インシュリンである。
この発明のインシュリン前駆物質は、この発明のインシュリン前駆物質をコード
するD N A配列を、適切な発現系、好ましくは酵母発現系内で発現させるこ
とによって製造することができる。
この発明のインシュリン前駆物質をコードするDNA配列は、インシュリン前駆
物質B (1−30) −L y s = Arg−A (1−21)をコード
するDNA配列から生体外突然変異誘発法で製造するか、または、全DNA配列
のオリゴヌクレオチド合成法で製造することができる。
またこの発明は、前記式で表わされる・インシュリン前駆物質をコードするDN
A配列からなる複製可能な発現ビークルで形質転換された酵母菌株を適切な培地
内で培養し、生成した前駆物質を任意に単離した後、トリプシンで消化すること
によってデス−(30)インシュリンに変換するこの発明はさらに、前記式で表
わされるインシュリン前駆物質をコードするDNA配列からなる複製可能な発現
ビークルで形質転換された酵母菌株を適切な培地内で培養し、その結果生成され
た前駆物質を公知の手段でヒトインシュリンもしくはインシュリン類似体に変換
する方法による、ヒトインシュリンもしくはインシュリン類似体の製造法に関す
る。
培地に分泌させるために、インシュリン前駆物質をコードするDNA配列を、酵
母中で機能をするシグナルペプチドをコードする他のDNA配列を融合させるこ
とができる、分泌は、酵母のMFal−リーダー配列CKurjan & )l
erskowitz、 Ce1l、 30巻、933〜943頁、1982年)
もしくはその一部を発現ビークルに挿入することによって達成できる。二塩基部
位LysArgを含むが、酵母プロテアーゼDPAP (ジペプチジルアミノペ
プチダーゼ)に対する基質であるGl u−Al a−Gl u−Al aを除
外した全MFα1−リーダー配列をコードするDNA配列を使う構築法が好まし
い、このような方法で、適切なN−末端を有するインシュリン前駆物質が有効に
分泌される。その外の適切なリーダー配列は国際特許願WO89102463号
に記載されている合成酵母のリーダーペプチドである。
所望のDNA配列の発現は、発現されるDNA配列に対して適切に位置している
、転写のためのプロモーターでありH(グリセルアルデヒド−3−ホスファ−ト
ープヒドロゲナーゼ)プロモーターが用いられる。転写のターミネータ−として
は、MFal−遺伝子のターミネータ−配列が使われる。
この発明を以下の図面を参照してさらに説明する。
第1図はプラスミドpYGAI C3を示し、第2図は酵母ベクターpAB24
を示す。
以下に述べる実施例によってこの発明をさらに説明する1、 シグナル、
゛・・シグナルおよび仁ム2土iZ工IB−LsAr−AをコードするDNA
1の1日第1図に示すプラスミドpYGAIC3のBamHI制限断片に入って
いる発現カセットは、1112塩基対の長さであり、次のものをC5°末端から
出発して順に1必須に含有している。すなわち、GAPDHプロモーター(Tr
auisら、J、Biol、Chem、 、260巻、4384−4389頁、
1985年)と、これに続< Kurj an&Herskowi tzが発表
した野生型酵母のDNA配列(前記文献)でコードされるM F a 1−リー
ダー配列の83個のN−末端アミノ酸と、これに続<LysとArgをコードす
る2つのコドンAAAとAGAと、さらにこれに続く、好ましい酵母のコドンを
用いて合成して構築した遺伝子である、B (1−30)−LysArg−A(
1−21)のコーディング領域である。2つの終止コドンの後に5alI制限部
位が位置し、配列の残りの部分は、ターミネータ−領域を含むMFal−配列で
構成されている。その発現カセットは標準の方法を用いて構築される2、−′パ
シグナルと 立インシュリンプ コードL立笠AI−肚立11
この発明のインシュリン前駆物質をコードするDNA配列は、上記の発現カセッ
トから構築した。使用した方法は、ZollerとSm1th、DNA、第3者
、第6号、479−488頁、1984年に記載されている“特定部位の生体外
での突然変異誘発法”である、この方法については以下に概要を述べ実施例1で
詳細に述べる0発現プラスミドから単離されたインシュリン前駆物質配列が一本
鎖で環状のM13バクテリオファージベクター内に、挿入される。得られた一本
鎖ベクターに、化学的合成された相補的D N A 鎖がアニールされる。得ら
れたD N A SRは、前記の環状DNAのインシュリン配列に対し完全に相
同性の配列にかこまれた所望の配列を含有している。生体外で、次にブライマー
が、クレノウボリメラーゼを生化学的に使って、環状ゲノムの全長に延長される
。このようにして二本鎖分子が得られ、そのうちの一本のストランドが所望の配
列をもっている。このストランドは、イー・コリ(E、 coli)中で増殖す
る一本鎖ファージを生成する。このようにして所望の配列をもった2本鎖DNA
が得られる。この2本鎖DNAから制限断片を単離し、発現ベクターに再挿入す
ることができる。どのようにして、製造に用いたブライマーとともに以下に示す
インシュリン前駆物質の配列が構築された。
H3: B(1−29)−LeuAspLysArg−A(1−21)5°CA
ACAATACCTCTCTTGTCCAACTTTGGAGTG3 ’H5:
B(1−29)−AspLysArg−A(1−21)5 ’ CAACAA
TACCTCTCTTGTCCTTTGGAGTG3゜H6: B(1−29)
−GluLysArg−A(1−21)5°CAACAATACCTCTCTT
TTCCTTTGGAGTG3゜H8: B(1−29)−LeuGluLys
Arg−A(1−21)5 ’CAACAATACCTCTCTTTTCCAA
CTTTGGAGTG3゜夫M
インシュリン前駆物質のBチェーンとAチェーンとの間の領域は、生体外の突然
変異誘発法、すなわちZollerとSm1th、DNA、第3巻、第6号、4
79−488頁、1984年に記載されている原理で修飾することができる。こ
の実施例では、ZollerとSm1thのプロトコールをわずかに変形した方
法を用いている。
見立上ユ
B 1−29 −GluL sAr −A l−21=H6の°′告に
いることができる− ブラストの↑築カセットの った1 の
第1図に示す発現プラスミドpYGIC3のBamHI制限断片に含まれている
発現カセットは、次のようにして単離される。
発現プラスミドを制限エンドヌクレアーゼBamHIとともに培養した。培養条
件は次のとおりである。すなわち100ulの反応容積中、20μgのプラスミ
ド、50単位のBamHI、100mMNaCL、50mMトリス−HCl緩衝
液(pH7,5) 、10mMMgC1tおよびl m M D T Tを含有
する条件であった。温度は37℃で反応時間は2hrであった。2つのDNA断
片を1%の低融点アガロースゲル上で分離し、所望の断片を標準の方法で単離し
た。
ベクターM13m18への11
単離した制限断片を、下記反応混合物:断片0.2μg、ベクター0.02ug
、50mM)リス−HCl緩衝液(pH7,4)、10mMMgC1* 、10
mMDTTおよび1 m M A T Pを20μ℃の容積に含有する反応混合
物中で、制限エンドヌクレアーゼBamHIによって切断されたバクテリオファ
ージベクターM13mp18に連結した。この混合物の5μ℃を、標準法によっ
てイー・コリ菌株JMIOIに形質転換した。ベクター中に断片が存在すること
とその断片の配向は、形質転換細胞から単離された2本!IM13−DNAの制
限酵素地図を作製することによって決定された。
−SS DNA !刑 の
MessingとVieira、Gene、19巻、269−276頁、198
2年に記載された方法によって、5S−DNAが上記の形質転換細胞から単離さ
れた。
、・・ −ブライマーの苧° Iリン
突然変異誘発プライマーを、70mMトリスHCI緩衝液(pH7,0) 、
10mMMgC1x 、5mMDTT、1mMATP、100100pのオリゴ
ヌクレオチドおよび3.6単位のT4ポリヌクレオチドキナーゼを含有する30
μρの反応容積内で5゛−末端をリン酸化した。この反応を37℃で30分間行
った。次に混合物を65℃で10分間保温することによって酵素を不活性化させ
た。
飛と 然・ ブライマーのアニーリング鋳型とブライマーのアニーリングを
、0.5μmolの鋳型、4μmolブライマー、20 m M トリスHCl
緩衝液(pH7,5)、10mMMgC1g、50mMNaC1および1mMD
TTを含有する10μρ容積中で、65℃に10分間加熱し、次いで0℃にまで
冷却することによって行った。
1lZ1旦返l
生成した上記の反応混合物に、10μ℃の下記混合物=0.3mMdATP、0
.3mMdCTP、0.3mMdGTP、0.3mMTTP、1mMATP、2
0mM)リス−HCl緩衝液(pH7,5)、10mMMgC1z、10mMD
TT、3単位のT4DNAリガーゼおよび2゜5単位のクレノウボリメラーゼか
らなる混合物を加えた。
次いで、反応を16℃で16hr行った。
JMIOIの多
生成した上記の反応混合物を、種々の稀釈度で、標準の方法を用いて、Ca C
1zで処理したイー・コリJMIO1細胞に形質して、2xYT寒天プレート上
の2xYT)ツブ寒天に、プレートした(2xYT=)−リブトン16g/ρ、
酵母エキス10g/n、NaC15g/j2)、2xYTトツプ寒天は、0.4
%アガロースを加えて加圧下で加熱された2xYTである* 2 x Y T寒
天プレートは2%寒天を加えて加圧下で加熱された2xYTである。プレートを
37℃で一夜培養した。
のクローンの四
利用した方法は、下記のブラークーリフトハイブリッド法である。すなわちニト
ロセルローズのフィルターを適当なプラーク密度を有するプレートの上にのせて
、上記フィルターをプレートからの液体でぬらした。そのフィルターを以下の溶
液に浸漬した。すなわち、1.5MNaC1,0,5MNaOHに30秒間、1
.5MNaC1,0,5Mトリス−HCl緩衝液(pH8,0)に1分間9,2
XSSC(0,3MNaC1,0,03Mクエン酸ナトリウム)に後で乾燥する
まで浸漬した。
次にフィルターを3MM紙上で乾燥し、真空オーブン中で80℃に少なくとも2
hrベークした。
然′・ t ブライマーの5′−〇 の ・ ・(配列=5°CAACAATA
CCTCTCTTTTCCTTTGGAGTG3°を有する突然変異誘発ブライ
マーを、70mM)リスHCl緩衝液(pH7,5)、 lomMMgclt
、 5mMDTT、 10pmo 1オリゴヌクレオチドおよび50pm
olγ、+ ”p−ATPを含有する5eu2反応容積中で、5°末端に放射能
の標識を付けた。試薬を37℃に加熱し、次に3.5単位のT4ポリヌクレオチ
ドキナーゼを添加することによって反応を開始させた。得られた混合物を37℃
で30分間培養し、次に100℃で3分間加熱することによって酵素を不活性化
した。
・ ブライマーによるニトロセルロースフ ルターへのハイブリラドン
上記の乾燥したフィルターに、0.9MNaC1,0゜09Mクエン酸ナトリウ
ム、0.2%ウシ−血清アルブミン、0.2%フィコル(Ficoll)、0.
2%ポリビニルピロリドン、0.2%ドデシル硫酸ナトリウム(SDS)および
50μg/mρのサケ精液DNAを含有する溶液の50mρ中で、65℃にて2
hr予備ハイブリツド形成を行った。次に標識反応混合物の展を、プローブとし
て、新しい予備ハイブリッド形成緩衝液15mj2に添加し、次にそのフィルタ
ーをこれに37℃−夜、ゆるやかに振盪しながら浸漬した。ハイブリッド形成を
行った後、フィルターを、30℃にて、3回各々15分間づつ、0.3MNac
lと0.03Mクエン酸ナトリウム中で洗浄し、次にオートラジオグラフにかけ
た。同じ緩衝液中で60℃にて洗浄した後、別のオートラジオグラフィーにかけ
て、突然変異誘発ブライマーに対して相補的なりNA配列を含有するプラークを
固定した。突然変異誘発の頻度は43%であ正のクローンをプレートし、ハイブ
リッド形成によって正のプラークの別の同定を行った後、正のクローンの1つを
イー・コリー菌株JMIOIの感染に用いた。約108のファージと5コロニー
のJMIOIが、5mj2の2xYT培地中に5hrで生成した。次に、2本鎖
の環状DNAを、BirnboimとDoly、 Nucleic、 Ac1d
s Res、 2巻、1513頁1979年に記載の方法にしたがって、細胞ペ
レットから精製した。
冬介B−A−リンク る1 の先に単離されたDNA製剤(約5μg
)を、100mMNaCl、50 m M トリス−HCl緩衝液(pH7,5
)、10 m M M g Cl zおよびimMDTTを含有する60μ℃に
10単位の制限エンドヌクレアーゼBamHIを添加したもので、34℃にて2
hr消化した。DNA生成物を、アガロースゲルの電気泳動法で分離し、所望の
断片を標準の方法でゲルから精製した。
、ベクター AB24へのr
単離した制限断片を、下記反応混合物、すなわち断片0.2ug、ベクター0.
02μg、50mM)リスーHC1緩衝液(pH7,4) 、10mMgC1g
、10mMDTT、1 m M A T Pを含有する20μ℃容積の混合物
中で、制限エンドヌクレアーゼBamHIで切断された第2図に示す酵母ベクタ
ーpAB24に連結した。この反応混合物の5μβをイー・コリ菌株MC106
1を形質転換するのに用いたが、この菌株中には修飾発現ブラストが固定され増
殖した。このプラスミドはpYGAB−H6−Aと命名され変化した領域を除い
てpYGI C3と同じ配列を有している。
醒jμλ形」Ui圭
発現プラスミドの、酵母菌株サツカロミセス・セレビシェ(Saccharom
yces cerevisiae) J C482△pep△Leu cir
’ (a、his4、ura3,1eu2、C1r0)への形質転換を、H,
Itoら、J、Bact。
% 153巻、1号、163−168頁、1983年に記載されているようにし
て行った。 形質転換された細胞を、5C−ura培地(0,7%Yeast
Nitrogen Ba5e、 2 、0%グルコース、0.5%カザミノ酸、
2.0%寒天)上にプレートしてプラスミドを含有する細胞を選択した。
1五■ユ
B (1−29−LeuAs L sAr −A (1−21)(=H3
の°′告に いることができる 752区二立11
利用した方法は、突然変異誘発ブライマーが配列5 ’ CAACAATACC
TCTCTTGTCCAACTTTGGAGTG3°を有することとハイブリッ
ド形成後の洗浄温度が63℃であることを除いて実施例1に記載しであるのと同
じ方法であった。最後のプラスミドをpYGAB−H3−Aと命名したが、修飾
部分を除いて、pYGAIC3と同じ配列をもっていた。
支血lユ
B 1−29 −As L sAr −A工に2土工」=85 のパ
告に いることができる プラスミドの築
利用した方法は、突然変異誘発ブライマーが配列5°CAACAATACCTC
TCTTGTCCTTTGGAGTG3°を有し、ハイブリッド形成後の洗浄温
度が61℃であることを除いて実施例1に記載しであるのと同じ方法であった。
最後のプラスミドをpyGAB−H5−Aと命名したが、修飾部分を除いて、p
yGA I C3と同じ配置をもっている。
!五■1
B 1−29 −LeuGluAr −A 1−21=88 の 告に
いることができるー プラスミドの利用した方法は、突然変異誘発ブライマー
が配列5°CAACAATACCTCTCTTTTCCAACTTTGGAGT
G3°有し、ハイブリッド形成後の洗浄温度が63℃でることを除いて実施例1
に記載しであるのと同じ方法でった。最後のプラスミドはpYGAB−H8−A
と命名され、修飾部分を除いてpYGA I C3と同じ配列をもっている。
夾m互
この 日のインシュリン1 コード る プラスミドでシ された
の’U構築されたプラスミド形質転換されたサツカロミセス・セレビシ
ェ菌株を使用した。
各菌株をウラシルを除いた最小培地を含有するベトリ板上で、30℃にて48h
r培養した。ウラシルなしで5g/氾カザミノ酸+log/氾のコハク酸+30
g / Aグルコース、pH=5.0を含有する最小培地の入った100m℃
振盪ビンをペトリ皿から得た単一のコロニーとともに培養した。これらのビンは
、インキュベーター内で、180rpm、30℃にて72時間振盪した。約5
g / 12の細胞乾燥物に相当する密度が得られた。
支立土玉
す1 の ゝみ′か の寸 の
遠心分離した後、5ρの培地物上澄み液を濾過によって滅菌し、蒸留水と5MH
Clを添加して、電導率を8msにpHを4.5に調整した0次に、その上澄み
液を、10カラム体積の緩衝液(50mMの酢駿を含有する50%エタノールを
NaOHでpH4,0に調整したもの)で平衡化したPharmacia社の“
F F S 5epharose ” (登録商標)のカラム(2,6X6
.7cm)に注入した。上澄み液は、ポンプを用いて5.3mA/minの流速
でカラムに流入し、次に5力ラム体積の緩衝液で洗浄した。カラムの洗浄後、3
0力ラム体積の同じ緩衝液による0から350mMへのNaCLの直線勾配液を
用いて25mβ/ h rの流速でインシュリン前駆物質が溶出され、l 0r
nJ2づつの画分を収集した。前駆物質を含有する画分な、紫外光の吸光度とR
P−HPLC分析法で固定して、集めた。集めた画分を、1M酢酸で調整したセ
ファデックスG25のカラムで脱塩した8次に前駆物質を凍結乾燥によって単離
した凍結乾燥された前駆物質の試料を、密封ガラスアンプル中で110℃にて6
MHClで加水分解し、“LKB Alpha plus″アミノ酸分析器
を用いてアミノ酸組成を分析した。インシュリン前駆物質の試料も、アミノ酸の
オンラインHPLC固定を行うことにより、自動アミノ酸配列決定装置(App
lied BLo 5ysteo+ モデル477A)でアミノ酸配列を決定
することによって分析することができる。
その結果から、接続しているペプチドが前述の配列にしたがっていることが確認
された。
インシュリン並 のトリプシンによるデス(B 30インシユリンへの2
前駆物質を、50mMトリス、IMMCIでpH10゜0に調整された20%エ
タノール中に2 m g / mΩの濃度に溶解した。反応は、0.03mgの
固定化されたトリプシンを含有する400mgの脱水したセファロースゲルを添
加することによって開始された。反応は、4℃でゆるやかに撹拌しながら通常に
12hr実施した。反応は混合物を濾過することによって停止させた。密接に関
連した公知のインシュリン前駆物質B (1−29)−Thr−Lys−Arg
−A (1−21)の収率の百分率で表わした醗酵収率な、この発明の前駆物質
の消化の効率と副生物の生成量とともに下記表に示す。
表
AoArg−デス−
Thr−Lys−(B−30)イン
B(1−29) とAfl−Argの収率 前駆物質の シュリンま21)の
間の接続 の百分率で 消化の収率 たはAoLys−ペプチド 示す
醗酵 (%) デス−(B2O)収率 インシュリ
ン前駆物質
Thr−Lys−Arg 100 70 27%Leu
−Asp−Lys−Arg 64 84 〜0Leu−As
p−Lys−Lys 53 80 〜 OLeu−Glu−
Lys−Arg 64 76 〜OAsp−Lys−Arg
166 77 〜OGlu−Lys−Arg
286 78 〜10上記の表から、この発明のインシュリン前
駆物質の変換によって、密接に関連した公知の前駆物質B(1−,29)−Th
r−Lys−Arg−A (1−21)の場合よりも、酵素による消化によりて
かなり高い収率でデス−(B2O)インシュリンが得られることは明らかである
。さらに、好ましいインシュリン前駆物質が、酵母内で一層高し)効率で発現さ
れている。
良1土ユ
f2ユ上ユ」 −インシュリンの、 、′A か の反応混合物を濾過し、等
電点沈澱法にかけて凍結乾燥した。
50mgの凍結乾燥した物質を2mρの緩衝液(20mMトリス、IM尿票、I
MのNaOHでpH8,1に調節)に溶解し、lOカラム容積の緩衝液で調整し
たPharmacia社” F F Q −5epharose” (登録商標
)アニオン交換体のカラム(1,6x20cm)に注入した1次にこのカラムを
、10カラム容積の同じ緩衝液によるOから50 m MまでのNaCL直線勾
直線勾配−てl Om 12 / h rの流速で溶離させた。5mlづつの画
分を集めた。正の画分な紫外線吸光度とRP−HPLC分析法で固定し2てプー
ルした。デス−B(30)−インシュリンは、一般に1M酢酸で調整した“G
255ephadex” (登録商標)のカラムで最後の脱塩を行い凍結乾燥し
て75%の収率で得られた。
得られた化合物の同一性は、実施例6に記載されているアミノ酸分析法によって
確認した。
インシュリン前駆物質とデス(B2O)インシュリンの量は、B、S、Weli
nder/F、H,Andresen : Proceedings of t
heFDAUSP Workshop on Drugs and Refer
ence 5tandards f。
r In5ulin、 Somatotropins and Thyroid
axis Hormones。
Bethesda、 Maryland、 5月19〜21日、163−17
6頁、1982年に記載されているRP−HPLC分析法で測定した。
緩衝液系は、A緩衝液(0,125M硫酸アンモニウム22.5% (V/V)
7セトニトリル、硫酸でpH4,0に調整)とB緩衝液(0,125M硫酸アン
モニウム45%アセトニトリル、硫酸でpH4,0に調整)とで構成されている
。カラムHibar LichrosorpRP −18,5μ、250X4m
mであり、1.5mρ/ m i nの流速で溶離した。デス(B2O)インシ
ュリンを含有する試料は、WelinderとAndresenが推奨する勾配
系(1982年)で溶離した。一方インシュリン前駆物質を含有する試料は、1
分間の直線勾配液で溶離した。濃度は、基準のインシュリン前駆物質の標$溶液
と比較して測定した。
Fig−1
アラスミド充図: PV(ja1c3、Can +zフック: 328
jF+! 14285IQC1,988俸5月2583綺32金Fig
、2
2mラスミド′i也IB’ Pab24.CQn ’rz−/り: 54
54 j 15i 13179Igc 1988’!l−4月S
日 10吟47今国際v4査報告
Claims (9)
- 1.アミノ酸配列: B(1−29)−X1−X2−Y2−Y1−A(1−21) (式中、B(1−29)は、N末端から始まるヒトインシュリンのBチェーンの 29個の第1アミノ酸残基である、A(1−21)はヒトインシュリンのAチェ ーンの21個のアミノ酸残基である、X1は1つのペプチド結合もしくは1つ以 上の任意のアミノ酸残基を示す、X2はGluもしくはAspを示す、およびY 1とY2は各々LysもしくはArgを示す、A6とAl1、A7とB7、およ びA20とB19の位置はそれぞれ、硫黄ブリッジで連結され所望により、B( 1−29)チェーンとA(1−21)チェーンのアミノ酸残基の1つ以上が他の アミノ酸残基で置換される)で特徴づけられるインシュリン前駆物質。
- 2.式:B(1−29)−Asp−Lys−Arg−A(1−21)で特徴づけ られる請求の範囲第1項記載のインシュリン前駆物質。
- 3.式:B(1−29)−Glu−Lys−Arg−A(1−21) で特徴づけられる請求の範囲第1項記載のインシュリン前駆物質。
- 4.A4、A17、B13およびB21の位置のグルタミン酸残基の1つ以上が 、電荷のない側鎖を有する他のアミノ酸残基で置換されていることを特徴とする 請求の範囲第1〜3項のいずれか1つに記載のインシュリン前駆物質。
- 5.請求の範囲第1〜4項のいずれか1つに記載のインシュリン前駆物質をコー ドすることを特徴とするDNA配列。
- 6.請求の範囲第5項に記載のDNA配列からなることを特徴とする複製可能な 発現ビークル。
- 7.請求の範囲第6項に記載の複製可能な発現ビークルで形質転換された酵母菌 株を適切な培地で培養し、その培地からインシュリン前駆物質を単離することを 特徴とする、請求の範囲第1〜4項のいずれか1つに記載のインシュリン前駆物 質の製造方法。
- 8.請求の範囲第6項記載の複製可能な発現ビークルで形質転換された酵母菌株 を適切な培地で培養し、生成した前駆物質を、任意に単離した後、トリプシンで 消化することによってデス(B30)−インシュリンに変換することを特徴とす るデス(B30)−インシュリンの製造方法。
- 9.請求の範囲第6項記載の複製可能な発現ビークルで形質転換された酵母菌株 を適切な培地で培養し、生成した前駆物質を、公知の酵素処理によって、ヒトイ ンシュリンもしくはインシュリン類似体に変換することを特徴とするヒトインシ ュリンもしくはインシュリン類似体の製造方法。
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