JPH0350335Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 〔技術分野〕 この考案は、テーブルなどの上方に設けた換気
フードに関するものである。

〔背景技術〕

従来より、テーブルの上方に換気フードを設け
て排煙処理を行なつているが、換気フードの天井
への取付けが容易でなく、またメンテナンスも困
難であつた。

〔考案の目的〕

この考案の目的は、施工やメンテナンスが容易
な換気フードを提供することである。

〔考案の開示〕

この考案の換気フードは、ケーシング下面に吸
込口を設けた換気フアン部と、この換気フアン部
の下面に吊持され前記吸込口へ排煙を案内する筒
状のフード部と、前記ケーシングの両側面に中片
外面を取付けた一対の略コ字形の取付具とを備
え、前記取付具の上片を吊り具により吊下げると
ともに前記取付具の下片に天井板を介して前記フ
ード部を取付けるようにしたものである。

このように、この考案によれば、換気フアン部
とフード部とを分離させたので、施工およびメン
テナンスが容易になる。

この考案の一実施例を第１図ないし第６図に基
づいて説明する。第１図はこの実施例の換気フー
ドを示す分解斜視図である。同図において、１は
換気フアン部であり、箱形のケーシング１ａ内に
換気フアンを内蔵している。ケーシング１ａ下面
には吸込口７が設けられる。ケーシング１ａの両
側面にはコ字形の取付具３，３が固着され、この
取付具の上片３ａには換気フアン部１を吊下げる
ためのワイヤなどの吊り具４が取付けられる。ま
た、下片３ａにはボルト挿通孔５が設けられ、こ
のボルト挿通孔５にボルト６を挿通させ、フード
部２の上面に設けた孔８にボルト６を挿入し、ナ
ツト９で締結してフード部２を換気フアン部１に
吊持させるとともに、下片３とフード部２の上面
にて天井材を挟持する（第２図参照）。

換気フアン部１のケーシング１ａ側面には、換
気フアン部１内に吸入した排煙を屋外へ排気する
ためのダクト１０が接続される。

フード部２は筒状で構成され、下部から入つた
排煙を上方の換気フアン部１へ案内する。第３図
はフード部２の構造を示す断面図であり、第４図
〜第６図はフード部２の正面図、側面図および底
面図である。フード部２は第３図に示すように、
内部の両側に照明器具１２を取付けた空間を形成
する配線部１１が設けられ、この配線部１１の空
間内に配線を通してフード部２の熱から配線を保
護し、照明器具の点灯を行なつたり、あるいはフ
ード部２の外面に照明器具１２や換気フアンのス
イツチ類（図示せず）を設ける。また、フード部
２の内部にはオイルフイルタ１３が設けられる。
なお、１４は照明カバーである。

換気フードを取付ける際には、まず吊り具４で
換気フアン部１を天井に吊り下げ、ダクト１０を
配管後、フード部２を換気フアン部１にねじ止め
により吊り下げるのである。また、修理や掃除の
場合は換気フアン部１よりフード部２を分離す
る。

なお、換気フアン部１は天井面より吊り下げる
ようにしてもよく、あるいは天井裏に設けてフー
ド部２を天井裏より室内に吊り下げるようにして
もよい。

〔考案の効果〕

この考案によれば、換気フアン部とフード部と
を分離させたので、施工およびメンテナンスが容
易になるという効果がある。（しかも、換気フー
ド部は吊り具により吊下げられたものであり天井
によつて直接支持されるものではない。したがつ
て、換気フードの取付に当たつて天井の開口周辺
の補強等は不要である。また、取付具の下片に天
井板を介してフード部を取付けた構成であるた
め、天井板の開口周縁部と換気フード部との間に
〓間を生じることがない。）

【図面の簡単な説明】

第１図はこの考案の一実施例の分解斜視図、第
２図はその取付状態の断面図、第３図はフード部
の断面図、第４図〜第６図はそれぞれフード部の
正面図、側面図および底面図である。 １……換気フアン部、１ａ……ケーシング、２
……フード部、４……吊り具、７……吸込口。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. ケーシング下面に吸込口を設けた換気フアン部
   と、この換気フアン部の下面に吊持され前記吸込
   口へ排煙を案内する筒状のフード部と、前記ケー
   シングの両側面に中片外面を取付けた一対の略コ
   字形の取付具とを備え、前記取付具の上片を吊り
   具により吊下げるとともに前記取付具の下片に天
   井板を介して前記フード部を取付けるようにした
   換気フード。