JPH03502946A - 空気式織機のノズル制御方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 空気式織機のノズル制御方法 ［技術分野］ 本発明は、横糸を一つあるいは複数の主ノズルを介して通す請求の範囲第１項の 上位概念部分に記載した空気式織機のノズル制御方法に関する。

〔背景技術〕

従来公知の空気式自動織機の場合、横糸通しは一つあるいは複数の主ノズルによ り行われ、各主ノズルにそれぞれ１本の糸が配列されている。束状に配置された 主ノズルは、それぞれ１本の糸が空気通し通路に通されるようにその空気通し通 路に心合わせされている。

糸は公知のようにして空気通し通路内において、その内部における空気がおさく 筬）に前後して配置された複数のリレーノズルを介して案内されることによって 前進される。

この場合従来において、リレーノズルはパルス的に順々に、糸の尖端範囲を空気 流によってつかみ糸を空気通し通路を通過させるように制御されている。

空気式自動織機におけるリレーノズルの公知の制御方法は、リレーノズルの制御 のパルス幅（持続時間）を最も太い糸、即ち空気作用が最も少ない糸に合わせね ばならないという欠点を有している。最も重い糸も十分な長さに亘って洗流して 、これを空気通し通路を通して搬送するために十分な速度となるようにしなけれ ばならない。

多少重い糸を同時に加工するとき、この大きな空気作用を受ける糸に対して、不 必要に多量の空気が導入されるという欠点がある。このことは一方では、多量の 空気を消費し、他方では糸が損傷する危険を伴う。最悪の場合には、糸が著しく 異なっているとき、加工がもはやできなくなる。

〔発明の開示〕

本発明の目的は、空気式自動織機のリレーノズルの制御方法を、連続する作業工 程において著しく異なった糸を高品質で加工できるように改良することにある。

本発明によればこの目的は、リレーノズルを群を成して制御し、制御のパルス幅 をその都度加工される糸の空気作用に関係して調節することによって達成される 。

この場合、空気作用のパラメータとして、空中における糸の揚力面積と糸の質量 との比率が定められている。

これにより、軽い糸は重い糸と異なった空気ノズルの制御を必要とすることが明 らかである。

本発明の実施態様において、空気作用のパラメータを制御端子を介して制御装置 に手動で導入することを提案する。

本発明の別の実施態様において、その都度加工すべき糸の空気作用を自動的に検 出することを提案する。

この場合、糸の重要なパラメータを太さ測定（毛髪性測定）により検出すること が実施態様として存在する。

同様に糸の比パラメータをセンサーにより容量式で検出することを提案する。

本発明の別の実施態様において、糸のパラメータを検出するセンサーの出力を計 算機付きの制御装置に導入し、そこでこの比パラメータに関係して空気作用を計 算し、それに応じて群を成して制御するリレーノズルのパルス幅を調節すること を提案する。

この場合軽い糸は搬送するため、特に伸張過程における空気通し通路の出口にお いて短い空気パルスしか必要とせず、その軽い糸の場合、制御のパルス幅は空気 通し通路の始端におけるパルス幅とほとんど違わない。

他方では重い糸の場合、空気通し通路の始端において所定の長さの空気パルスが 発生され、伸張過程における空気通し通路の出口において、空気パルスは入口に おける空気パルス幅に比べて非常に大きい。

軽い糸の場合、例えば伸張過程において糸を２つのリレーノズル群だけで支持す る必要があり、重い糸の場合に、糸を同時に制御される３つのリレーノズル群で 支持する必要がある。

この異なった制御は、投入されるか自動的に検出された糸の品質に関係して計算 機によって自動的に認識され、そして本発明に基づいて対応したリレーノズルは 異なって制御される。

本発明の別の実施態様において、リレーノズルに加えて主ノズルを、電子制御装 置に接続されているセンサーを介して糸が空気通し通路に通されるときの糸の出 発時点が決定されるように制御する。

これにより、軽い糸が空気通し通路において重い糸と異なった糸速度を有するに も拘わらず、糸が空気式自動織機のつかみ側に同時に到着するという利点が得ら れる。

この場合、伸張領域の長さ即ち糸の伸張に要する時間はいずれの糸に対しても同 じであるという利点を有する。

従って伸張過程に所属するリレーノズル群において、これは非常に短時間作動さ れるだけであるので、空気の著しい節約が図れる。

本発明の対象は各請求の範囲に記載の発明に限定されるものではなく、各請求の 範囲の特徴事項を互いに組み合わせて実施することもできる。（発明の要約をも 含めて）提出書類に開示されたすべての目的および特徴、特に図面に示された立 体的形状は、個々にあるいはそれらの組合せが従来に比べて新規である限りにお いて、本発明の範囲内に属する。

〔発明を実施するための最良の形態〕

以下図面に示した唯一の実施例を参照して本発明の詳細な説明する。図面および その説明から本発明に基づく別の特徴および利点が明らかとなる。

第１図における空気式自動織機は、公知のように空気通し通路３が中に形成され ているおさく筬）２を有している。

おさ２には空気通し通路に対して平行に、複数のリレーノズル４が配置されてい る。そのリレーノズル４はノズル群５，６などを形成し、これらのノズル群５， ６はそれぞれ一つの電磁弁１５によって配管１６を介して一緒に制御される。そ の電磁弁１５は電磁式２ボート２位置切換弁として形成されている。

この電磁弁１５は電線２０を介して制御装置１８によって制御され、その端子を 通して与えられる一つの入力１９だけが概略的に示されている。

空気式自動織機１の糸搬入側は複数の糸巻き７．８によって形成されており、そ の各糸巻き７，８から糸９゜１０が引き出され、これらの糸９，１０は予巻取り 装置１１．１２に導かれる。

糸は予巻取り装置１１．１２から出て棒によってパルス的に制御されてそれぞれ 主ノズル１３．１４に導かれ、そこで糸は主ノズル１３．１４によって空気通し 通路３の中を通される。主ノズル１３．１４もその空気の流れは電磁弁で制御さ れる。その電磁弁も同様に制御装置１８によって制御される。

その場合、電磁弁１５．２２の制御に応じて、空気は配管１７からその都度の出 口配管１６に導かれる。

本発明の別の実施態様において、空気作用のパラメータの導入は人力１９を介し てではなく、相応したセンサーを介して電子式に発生される。そのセンサー２３ は糸ガイド２４に配置されている。センサー信号は導線２５を介して制御装置１ ８に与えられ、それにより制御装置１８は空気作用のパラメータを形成し、その 大きさに応じて主ノズル４のノズル群５．６を制御する。

第２図および第３図からその制御方法がより詳しく理解できる。

この場合、横軸には織機幅が示され、同時にリレーノズル群の番号Ｉ−Ｖｌｌが 示され、その下側にノズルの番号１〜２５が示されている。

縦軸には時間がミリ秒単位で示されている。

これらの図面から、リレーノズル群■が１５ミリ秒のパルス幅で制御されること が分り、これはリレーノズル群■からリレーノズル群ＩＶまで続いている。

他のリレーノズル群１ｌ−Ｖ１１　もこれと同様に制御される。

個々のリレーノズル群のパルスを平均した大体の値の直線２６は、その上に位置 する軽い糸に適用される直線２７に対してほぼ平行していることが分る。

第３図は第２図における線図と異なった図を示している。この図面から、直線２ ６．２７が急勾配で延びていｆ：２Ｐｎ動Ｅ檀 手続補正書（方式） ％式％ １　事件の表示 ＰＣＴ／ＥＰ　　８９１００６１７ ２　発明の名称 空気式織機のノズル制葬方法 ３　補正をする者 事件との関係　　　　特許出願人 ５　補正命令の日付 発送日　　平成　３年　３月　１２日 ６　補正の対象 明細書及び　請求の範囲　の翻訳文 ７　補正の内容 国際調査報告 国際調査報告

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．横糸を一つあるいは複数の主ノズルを介して通し、糸を空気通し通路の中を おさに前後して配置された複数のリレーノズルを介して前進させ、これらのリレ ーノズルが群を成して順々にパルス的に、糸の尖端範囲を空気流によってつかみ 糸を空気通し通路を通過させるように制御されるような空気式織機のノズル制御 方法において、 前記リレーノズル（４）を群を成して制御し、その制御のパルス幅（持続時間） をその都度加工される糸（９，１０）の空気作用に関係して調節することを特徴 とする空気式織機のノズル制御方法。 ２．空気作用のパラメータを制御端子（１９）を介して制御装置（１８）に手動 で導入することを特徴とする請求の範囲第１項記載のノズル制御方法。 ３．その都度加工すべき糸の空気作用を自動的に検出することを特徴とする請求 の範囲第１項記載のノズル制御方法。 ４．糸の重要なパラメータを太さ測定（毛髪性測定）により検出することを特徴 とする請求の範囲第３項記載のノズル制御方法。 ５．糸の比パラメータをセンサ−（２３）により容量式で検出することを特徴と する請求の範囲第３項又は第４項記載のノズル制御方法。 ６．糸のパラメータを検出するセンサーの出力を計算機付きの制御装置（１８） に導入し、そこで糸の比パラメータに関係して空気作用を計算し、それに応じて 群を成して制御するリレーノズル（４）のパルス幅を調節することを特徴とする 請求の範囲第３項ないし第５項のいずれか１つに記載のノズル制御方法。 ７．リレーノズル（４）に加えて主ノズル（１３，１４）を、電子制御装置（１ ８）に接続されているセンサ−（２３）を介して糸（９，１０）が空気通し通路 （３）に通されるときの糸の出発時点が決定されるように制御することを特徴と する請求の範囲第１項記載のノズル制御方法。