JPH03502530A - 発泡プラスチック製クッションを有した椅子及びその製造方法 - Google Patents

発泡プラスチック製クッションを有した椅子及びその製造方法

Info

Publication number
JPH03502530A
JPH03502530A JP63504654A JP50465488A JPH03502530A JP H03502530 A JPH03502530 A JP H03502530A JP 63504654 A JP63504654 A JP 63504654A JP 50465488 A JP50465488 A JP 50465488A JP H03502530 A JPH03502530 A JP H03502530A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
support
chair
intermediate layer
cushion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP63504654A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0755165B2 (ja
Inventor
バインガルトナー,ルドルフ
メゼネダー ヨハン
エダー ベルンハルト
Original Assignee
シャウムシュトフベルク グライナー ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from AT1396/87A external-priority patent/AT393108B/de
Priority claimed from AT0322487A external-priority patent/ATA322487A/de
Priority claimed from AT0100588A external-priority patent/AT397067B/de
Application filed by シャウムシュトフベルク グライナー ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング filed Critical シャウムシュトフベルク グライナー ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング
Publication of JPH03502530A publication Critical patent/JPH03502530A/ja
Publication of JPH0755165B2 publication Critical patent/JPH0755165B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B64AIRCRAFT; AVIATION; COSMONAUTICS
    • B64DEQUIPMENT FOR FITTING IN OR TO AIRCRAFT; FLIGHT SUITS; PARACHUTES; ARRANGEMENTS OR MOUNTING OF POWER PLANTS OR PROPULSION TRANSMISSIONS IN AIRCRAFT
    • B64D11/00Passenger or crew accommodation; Flight-deck installations not otherwise provided for
    • B64D11/06Arrangements of seats, or adaptations or details specially adapted for aircraft seats
    • B64D11/0647Seats characterised by special upholstery or cushioning features
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60NSEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60N2/00Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60NSEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60N2/00Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
    • B60N2/24Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles for particular purposes or particular vehicles
    • B60N2/242Bus seats
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60NSEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60N2/00Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
    • B60N2/58Seat coverings
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60NSEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60N2/00Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
    • B60N2/70Upholstery springs ; Upholstery
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B64AIRCRAFT; AVIATION; COSMONAUTICS
    • B64DEQUIPMENT FOR FITTING IN OR TO AIRCRAFT; FLIGHT SUITS; PARACHUTES; ARRANGEMENTS OR MOUNTING OF POWER PLANTS OR PROPULSION TRANSMISSIONS IN AIRCRAFT
    • B64D11/00Passenger or crew accommodation; Flight-deck installations not otherwise provided for
    • B64D11/06Arrangements of seats, or adaptations or details specially adapted for aircraft seats
    • B64D11/0649Seats characterised by special features for reducing weight
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T50/00Aeronautics or air transport
    • Y02T50/40Weight reduction
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S297/00Chairs and seats
    • Y10S297/01Foam
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S297/00Chairs and seats
    • Y10S297/05Fireproof

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、第一の体積重量を有した弾性ある開放セル・プラスチックフオームか ら成る支持体及び第一の体積重量とは相異する第二の体積重量を有した弾性ある 開放セル・発泡プラスチックから成る防炎層及び/又はカバークロスから構成さ れ、これらが互いに結合されると共に特に所々で互いに接着される発泡プラスチ ック製クッションを有した、特に車輌用の椅子に関する。
発泡プラスチック製クッションを有した公知の椅子□同一出願者の出願になる− 0−A l−87106894に基く□は、第一の体積重量を有した弾性ある開 放セル・プラスチックフオームから成る支持体及び防炎剤を具え第一の体積重量 とは相異する第二の体積重量を有した弾性ある開放セル・発泡プラスチックから 成る防炎層から構成されている。プラスチックフオームと防炎層は、互いに、特 に泡立て処理により結合されており、難燃性のカバークロスで被覆されている。
この種のクッションの通気性を十分なものとするため、クッションの製造後、好 ましくは加熱された針でクッションを穿孔し、これにより、適切な空気交換を可 能とすることが提案された。
この種のクッションは実地に於いてそれ自体非常に優れでいることが実証された が、特に極端な気候条件に際し、あるい特表平3−502530 (4) は様々な温湿度条件下で、椅子の着座快適性が意図された車輌内での使用目的に 不十分であることが判明した。
更に、DB−GM 8506816より、シートカバーで覆われたクッションを 有する公共交通機関用の椅子も公知であり、この場合、シートカバー及びクッシ ョンは難燃性ならび低発煙性材料で構成されている。また、この場合、難燃性シ ートカバーと多くの場合プラスチャnオームから成るシートクッションとの間に 、シートカバーの燃焼がシートクッションに燃え広がることを防止するガラス繊 維マットを配置するという多量処理が行なわれる。しかしながら、本例に関し、 多くの場合火炎作用はフロアから発生し、その際、シートクッションのプラスチ ックフオームは激しい煙を発して燃焼する傾向を有し、これにより、火災発生時 に交通機関は短時間で煙が充満し、乗客はほとんど全く方向感覚を失なってしま うことが明らかとなった。したがって、公知に属する本椅子には、シートクッシ ョン下方の椅子支持フレーム中に防火プレートを配置する処理が取られている。
これはシートクッションを保持するために特殊な形材の使用を必要とし、また、 防火プレートの配置による付加的な費用をも必要とする。また、本実施例に於い てもシートの通気を十分とは為し得なかった。
発泡プラスチック製クッションを有した椅子の利用は最近の車輌製作に於いて非 常な普及をみている。これは、特に、軌道車輛及び道路車輛に使用されるが、仲 んずく航空機にも使用されている。軌道車輛に適用される規定は使用材料の自己 鎮火性ないし発煙性に関し既に非常に厳しい基準を定めているが、航空機産業に 適用されている規定はなおそれを上回るものである。例えば、航空機への使用が 許可される椅子の場合、取付は用に装備の施された状態でクッションがバーナー の火炎に直接曝されるテストの実施が定められている。この火炎は直接クッショ ンに対して2分間に亘って作用させられ、その後、この火炎は消されるかもしく は引離される。クッションは、その時までに燃焼が自動的に鎮火していない場合 には、5分後に消化される。この燃焼テスト後のクッション重量損失は10%以 上であってはならない。この極めて厳しい規定を満たすと同時に長時間フライト 時の優れた着座快適性と軽量性を達成するため、防炎剤を具え、種々の体積重量 を有した弾性ある多様な開放セル・軟質発泡プラスチックで合成されたシートク ッションが製作された。
この種の公知の航空機シート−BP−At 190064−は、耐炎カバーシー トで包まれた複数層のニードルドフリースから構成されている。カバーシートと ニードルドフリースから成る個々の層との間には、破壊による損傷を低下させる ため、金属製ないしグラスファイバー製の補強マットが配置されている。個々の 層が接着され、また、前記破壊防止層の多重中間パッドが配されていることによ り、十分な通気の達成はなおかなり困難である。
公知に属する他の航空機シートに於いて、シートクッションの複雑な立体成形を 容易に実現するため、支持体は防炎剤を具えた一体泡立て部材で形成され、その 表面は防炎層で覆われ、更に耐炎カバークロスで包まれている。しかしながら、 公知のこの椅子を以ってしても、航空機シートに関する新たな厳しい安全規定と テスト規定を満たすことは不可能であった。
本発明の目的は、車輌用、特に、軌道車輛ないし航空機等の交通機関用の、十分 な通気と好適な空調性を達成し得る椅子を考案することである。本発明の目的は 、更に、椅子に直接の火炎作用が及ぼされる際にもできる限り長時間に亘る高度 な不燃性を実現することであり、また、直接の火炎作用時にも重量損失を少なく し、できる限り低い発煙性を達成することである。本発明の目的は、また更に、 支持体用に発泡成形□材の使用を可能とすることであり、この種の椅子ないしク ッションの製造コストの低下を図ることであり、更にまた、クッションへのカバ ークロス保持用結合装置の固定を抵抗力あるものとすることである。
本発明の前記の目的は、支持体及び防炎層及び/又はカバークロスの間に椅子状 もしくは網状に設けられた耐高温ファイバーないしフィラメント製の耐炎中間層 及び/又は防水中間層を配置し、支持体を好ましくは該中間層に対して泡立てる ことによって実現される。本発明による知見の驚異的な長所は、常用の構造とは 異なり、適切に構成された中間層の使用により支持体を椅子の製造とは別個な独 立した発泡処理で製造し得、あるいは、また、泡立てにより直接に防炎層ないし カバークロスとの結合を実現し得る点にある。更に別な補助的な長所は、燃焼に 対して高い抵抗性をもたらすと共に着座面の通排気を向上させ、更に支持体の形 状安定性を保持する耐炎プラスチックの使用によって達成される。耐炎中間層が 使用される場合には、防炎層の燃焼残滓が耐高温ファイバーないしフィラメント に沈着し、これにより、その下にある支持体発泡プラスチック層内への火炎の侵 入が更に困難となるとの顕著な効果が達成される。本措置のもうひとつの驚異的 な長所は、この耐高温ファイバーないしフィラメントが優れた熱絶縁をもたらし 、火炎内で燃焼している防炎層とその下に配置されている支持体プラスチックフ オームとの間の直接の熱伝達を渋滞させ、したがって、支持体のプラスチックフ ォー−りが熱作用によって崩壊させられることがないという点にある。高温によ る支持体プラスチックフオームの直接の発火は防炎剤の添加によって防止される 。本発明による措置の更に別な驚異的な効果は、特に、防炎層と支持体及びその 中間に配置された中間層の複合作用により既に防炎効果を達成し得ることから、 カバークロスの構成及び組成が最早や重大な問題とはならない点にある。網状な いし格子状構造物として敷設された耐高温ファイバーないしフィラメントは、火 炎が該網構造を通過して侵入することが困難であることにより、□外部からクッ ションに作用する火炎に対する補助的保護効果をつくり出す。また更に、直接の 火炎作用が消滅した後には、最早やクッション内部から外側への火炎の逆転が生 ずることはあり得ない。
また、中間層がフィラメント及び/又はファイバーないし難燃性のクロスから成 る網ないし編布によって形成されているか、あるいは、中間層がフィラメント及 び/又はファイバーから成る格子によって形成されているのも好適である。中間 層の強度が増せば、燃焼によるその破壊は更に困難となる。
更に、防炎層の燃焼時に生ずる炭化残滓が中間層の網ないし格子上に密な保護層 ないし煤層を形成し、該層が火炎の急速な侵入を妨げることから、格子ないし網 もしくは編布のメツシュサイズを約0.5〜gmm、好ましくは3Mとするのも 好適である。
また更に、中間層骨材の溶融破壊が回避されると共にその崩壊が防止されること から、ファイバーないしフィラメントをガラス及び/又はセラミックで構成し、 あるいは金属及び/炭素で構成するのも好適である。
更に別の実施形態に於いて、中間層は面全体に亘って分散配置された箇所で支持 体及び防炎層と結合されるが、これにより、防炎層と支持体との間の結合箇所に おける火炎の燃え広がりが防止されると共にクッションの十分な着座快適性と優 れた空気交換が達成される。
更に別な構成に於いて、支持体及び/又は中間層及び/又は防炎層及び/又はカ バークロスの結合は当該箇所にもたらされた接着剤によるかまたは支持体ないし 防炎層の泡立てによって行なわれ、これにより、出来る限り通気性の優れた各層 間の結合が達成される。
また別な実施形態に於いて、カバークロスが中間層に張られ、好ましくは、カバ ークロスと中間層との間に配置された連結層、例えばポリエーテルフオーム層な いしポリエステルフオーム層が前記両者と接着される。本実施形態は、カバーク ロスを有した被覆材を十分な量及び所望の形状であらかじめ製作することができ 、体積のある支持体の泡立ては引渡し直前に行ない得るとの利点を有する。また 、カバークロスは、サンドイッチ構造の利用により、仲んずく、該クロスと中間 層との間に配置された連結層により、十分な形状強度を得、その結果、形状喪失 を生ずることなく貯蔵保管が可能である。
また、防炎層の炭化残滓の背後にある支持体層が高い放射熱ないし対流熱によっ て自己発火することを防止する特に粉末状の防炎剤を支持体プラスチックフオー ムに混入する措置も好適である。
また、支持体を一体式に形成し、これにより、支持体を一体の成形材から、例え ば所望の立体形状に応じた一個の泡立て成形型により、−回の工程で製作し得る ようにするのも好適である。
また、支持体を統一的な体積重量を有したプラスチックフオームから構成し、発 泡成形ないし発泡機に要されるコストを低く抑え得るようにするのも有利である 。
プラスチックフオームの体積重量を約15〜60kg/m’とすれば、一方に於 いて、強度な荷重を蒙むる箇所のクッション強度を高め、他方に於いて、粉末状 防炎剤の充填率を高め得るという複合した長所が得られる。
また、中間層の重量を約150〜350kg/m″とし及び/又は防炎層の体積 重量を約20〜60kg/m’とするのも有利であり、あるいは、防炎層を難燃 性カバークロスで包むのも、それにより、耐火抵抗を補助的に高め得ることから して有利である。
別の実施形態に於いて、中間層はシーリングフォイル、特に厚さ50−のPEフ ォイルないしPUフォイルで形成され、これにより、防炎層に対して直接に泡立 てを行ない得る成形フオームから支持体を製造することができる。
別の有利な構成に於いて、表面に対して平行及び/又は垂直に伸び、互いに分離 した、相異なる支持体切断板が同一の厚さ、異なった重量及び/又は異なったく り抜き/発泡プラスチックー比を有している。この措置により、クッションない し支持体の弾性特性を変化させ得る他に、クッション、例えば防炎層ないし支持 体を通じた通気を所望の程度に変化させ、通気度を種々相異した構造の層ないし 層の厚さあるいは密度に適合させることができる。更に、この措置により、クッ ション重量を変化させ、例えば粉末状防炎剤の充填率を高めることが必要な場合 、クッション重量を種々相異した支持層重量に適合させ且つ該重量を所望のレベ ルに保つことができる。
別の実施例に於いて、支持体中に、支持体の側面及び/又は背面から反対側の側 面及び/又は表面に向かって伸びるくり抜きが配置されている。該くり抜きの大 きさ及びクッション中におけるそれらの配置ないし分布により、着座面の着座箇 所の抵抗力及び強度を高め、他方、該箇所を取囲み、側面にまで達する周辺箇所 は柔軟に構成し、またその重量を低下させることができる。更に、くり抜きの選 択及び配置により、着座表面に対して垂直方向の、したがって防炎層を貫くクッ ション通気を広い範囲で変化させることも可能である。
更に別の実施形態に於いて、くり抜きは支持体厚さ及び/又は支持体幅の一部に しか及んでいす、これにより、側方方向に於いても優れた空気交換が達成される と共に意図的な強度制御が可能となる。
更に別な構成に於いて、くり抜きを円筒状及び/又は円錐状及び/又は角錐状に 形成することができる。くり抜きの形状により、火炎負荷時に、熱発生ないし燃 焼特性に有利な影響を及ぼすことができると共に、くり抜きの構成により、重量 低下及び弾性変化ならびに通気の向上が実現されるにもかかわらず、クッション の十分な強度と剛性も達成することが可能である。
また更に、くり抜きの容積及び/又は深さを支持体の様々な箇所に於いて種々多 様なものとすることができ、これにより、着座快適性及び強度に不利な影響を及 ぼすことなく、荷重が種々相異する着座箇所に合わせて必要排気量の排出を行な うことができる。したがって、臀部ないし大腿部ならびに腰椎部に相当する箇所 の良好な通気を行なうため、大量の空気がクッションを通じて排出され得るのが 好適であるが、それは、例えば海外フライトあるいは長時間の鉄道旅行等の場合 に認められるように、長時間に亘って座席が使用される場合に、通気が不十分で あれば、極めて容易に復水形成ないし不快な発汗が生じ得るからである。この現 象は、旅行の途上に於いて例えば高山気候がら地中海性気候あるいはヨーロッパ 大陸性気候からその他の大陸性気候□例えばヨーロッパから南米へのフライトー ー等の大きな気候変化が生じる場合には、更に激しく現われる。
また更に、強度な荷重を受ける箇所ではくり抜きの深さ及び/又は容積及び/又 は数を僅かにするのも有利である。強度な荷重を蒙むる箇所におけるくり抜きの 深さ、容積及び数の合理的な選択□例えば容積は僅かであるが非常に深い多数の くり抜きの使用−一により、支持体ないしクッションの強度を大゛して弱めるこ となく、十分な通気を達成することができる。
また更に、支持体が着座クッションとして使用される際に着座面中央を前記措置 が施される箇所として形成することが可能であるが、それは特に該箇所が高いレ ベルのクッション形状安定性及び通気性を求めるからである。
別の実施例に於いて、着座クッションのくり抜きの深さ及び/又は容積及び/又 は数は着座面中央から側面に向かって増加している。側面方向に向かってくり抜 きの数ないし容積または深さが増すことにより、側方部に於いて高度な通気が達 成され、これが全体としてクッションの冷却を向上させ、その結果、着座面中央 箇所に於いても熱の蓄積あるいは過熱が防止されることとなる。
更に、背もたれクッションと着座クッションとの互いに向かい合った箇所に於い て着座ないし背もたれクッションの表面と平行に走るくり抜きの数及び場合によ り容積及び/又は断面積をその他の箇所よりも増しておくのも有利である。本措 置により、座席が長時間に亘って利用される際に発汗が生ずる特にこの箇所に於 いて発汗を効果的に防止し得ることから、個々の座席の空調性を驚くほど容易に 人に好適ななものとすることができる。
前記に於いて、更に、着座クッションと背もたれクッションとの互いに向かい合 った箇所にのみくり抜きを配置ずれば有利であるが、それは、これにより、くり 抜きを設けるための付加的コストを是非とも必要とされる程度に制限し得るから である。
前記に於いて、当該箇所が背もたれクッションないし着座クッションに対して垂 直方向の着座クッション全長ないし背もたれクッション全長のそれぞれ約30% に及んでいれば好適であるが、それは、これにより、座席の空調にとって最も重 要な箇所がカバーされるからである。
また更に、くり抜きが中間層の箇所にまで及んでいるのも有利であるが、それは 、これにより、くり抜き及び支持体の反対側に配置されている連結層またはカバ ークロスないし支持体発泡後に形成される空孔ないし開放セルとの間の結合が容 易とされるからである。
更に別の構成に於いて、中間層にはくり抜き箇所に穴が設けられている。これに より、防炎層とくり抜きとの間の直接の空気交換が達成される。
別の実施形態に於いて、くり抜きの内部空間と防炎層開放セルの内部空間とは直 接に結合され、これにより、通気抵抗の低下が図られると共に着席者の運動に際 するクッションからの直接の排気ならびに防炎層にも流入するクッション内への 外気吸入が達成される。
更にまた、中間層に設けられる穴の断面積を中間層に直接隣接した箇所における くり抜きの断面積に一致させ、これにより、くり抜きの断面全体が空気交換に利 用され得るようにすることも可能である。
また更に、防炎層及び場合により該層に前置された難燃性カバークロスにくり抜 きの内部空間に開口する例えば0.5〜5tnmの僅かな直径を有した孔を設け 、これにより、燃焼耐久性を確保するためくり抜きを設けることのできない防炎 層についても該層を通じた十分な通気が行なわれるようにすること′所に支持装 置、特に例えば金属ワイヤ製のバネ芯を埋封し、これにより、通気向上を意図し て設けられたくり抜きに起因する強度ないし抵抗力の低下を再び補償し、使用期 間が長期に亘っても支持体フオーム材の形状を損わずに保持することができる。
更に別な構成に於いて、バネ芯の下面は支持体の下面とほぼ同一平面を為して配 置され、これにより、バネ芯に作用する荷重の大半が支持フレームに伝達される と共に支持体に及ぼされる剪断荷重はバネ芯によって低下させられる。
更に、バネ芯の上面を支持体上面から、特に5〜70mm離して配置するのが有 利であり、これにより、着座快適性の不都合な変化を当初から防止することがで きる。支持体上面とバネ芯上面との間の間隔を適切に選択することにより、更に 、クッションの弾性特性を各顧客の要望に良好に合わせることができる。
更に、支持体中に埋封されるバネ芯の高さを無負荷状態におけるバネ芯の厚さよ りも小さくするのが有利であるが、それは、この場合、バネ芯のプレストレス及 びそれによって生ずる弾性特性の変化により、荷重が一定の限度を超えて初めて バネ芯が作用することとなるからである。これにより、バネ芯は、体重が僅かな 人が着座してもほとんど変化を生じないが、高体重の人が着座する場合には、重 量の一部を吸収すると共に支持体プラスチック構造の過負荷を防止する。
前記に於いて、バネ芯の下面と上面との間に締付はユニットを配置し、下面に対 して垂直方向における該ユニットの長さを無負荷状態におけるバネ芯の厚さより も小さくするのが有利であり、その際、下面と上面との間の間隔を変化させるこ とにより、バネ芯の弾性特性を変えることができる。
別の有利な構成に於いて、バネ芯は支持体の側面及び後面から一定間隔を保って 配置されている。バネ芯のこうした配置により、火炎作用時にもバネ芯がそれを 包むプラスチックフォークにより熱絶縁され、これにより、バネ芯の温度上昇が 緩和されることとなる。また、この効果により、バネ芯の赤熱化が長時間に亘っ て阻止される。更に、支持体ないし防炎層の自己鎮火特性により火炎が自ずと鎮 火する場合には、バネ芯の赤熱による逆火の発生が回避される。
更に、バネ芯配置箇所にも着座クッションの側面及び/又は表面に対して垂直方 向に走るくり抜きを設けるのが有利であるが、それは、これにより、バネ芯配置 箇所を通じても十分な空気量の排出が行なわれることとなり2、この種の椅子の ゛着座空調性がバネ芯によって妨げられないように為し得るからである。
更に、くり抜きの表面はバネ芯ないしバネ芯部材から離して配置され、これによ り、火炎作用時にバネ芯が高温燃焼ガスによって急速に加熱されることが防止さ れると同時に逆火防止性が更に向上させられる。
更にまた、支持体内に於いて、バネ芯の側端と支持体の側面との間に、着座クッ ションの上面及び/又は側面に対して垂直に走るくり抜きを設けることも可能で あり、この場合、上面に対して垂直に走るくり抜きにより十分な空気交換が達成 され、更に、着座クッションの側面に対して垂直に走るくり抜きは、人の着座時 に圧縮され、一種のふいごの作用を為し、クッションの強制排気ないし換気を結 果する。こうした措置は、特に、車輌の振動ないし着席者の運動あるいは着座者 の身体の移動により着座中であっても該くり抜きによる十分な空気交換が行なわ れ得ることからして有利である。
更に別の有利な構成に於いて、中間層及び/又は防炎層は支持体の側面及び/又 は下面におけるくり抜きの入口穴を覆っており、これにより、くり抜きの表面部 における支持体の発火は確実に防止される。またなおこれに加えて、支持体内に 存在する空気コラムにより火炎の発する熱の伝達が付加的に絶縁され、その結果 、支持体プラスチックフオームは高い火炎負荷に対して抵抗性を有し得るとの驚 くべき効果も認められる。
更にまた、くり抜きの表面が中間層及び/又は防炎層で覆われるように構成する のも有利であるが、それはクッション表面に近い防炎層を通じた空気交換が容易 とされるからである。
また更に、くり抜きの表面が防炎層で覆われるように構成するのも可能であり、 これにより、くり抜きの防炎絶縁コストを低下させることができる。
更にまた、結合装置を防炎層とカバークロスとの間に配置し、また、中間層と直 接に結合することも可能である。この措置の長所は、結合装置と引張り強度を有 した中間層との結合により、荷重容量の余り高くない防炎層が過圧され、その際 、防炎層の防炎効果が損われることがない点にある。実験に際し、更に別の驚く べき長所として、弾性防炎層よ支持層との間に中間層を配置することにより、こ の種の構成を有したクッションのカバークロスが保護され、これにより、非常に 高価なカバークロスの寿命がかなり向上させられることが判明した。
別の実施形態に於いて、結合装置はその面の全体に亘って分散配置された箇所に 於いて中間層及び場合により防炎層と結合され、これにより、強度に負荷される 結合装置と高度な荷重容量/引張り強さを有した中間層との間の強固な結合が極 めて容易に達成され得ることとなる。
更にまた、カバークロス保持用結合装置を、防炎層に貫入するフィラメント及び /又はファイバーを介して中間層と結合することも可能であり、これにより、防 炎層の柔軟性及び火炎作用時のその完全な効果が保証されると共に例えば止めベ ルトによって形成される結合装置からカバークロスを切離す際の高度な引張り力 からの区分も達成される。
更に、フィラメント及び/又はファイバーの使用時に防炎層のセル構造に不利な 影響が及ぼされることはない。
更に、カバークロス保持用結合装置を、防炎層に貫入する接着層を介して中間層 と結合するのも有利であるが、それは、これにより、結合装置と中間層との間の 直接の結合箇所に於いてのみ防炎層のセル構造が変化させられるだけであり、更 に、接着層を有利な形で同時に支持体への防炎層の固定に利用し得るからである 。
その他になお、結合装置を、接着層から離れた且つ互いに分散した箇所に於いて 、接着剤を介して防炎層と結合するのも有利であるが、それは、これにより、中 間層との結合箇所における波の形成ならびに過度な剪断力の発生が回避されるか らである。
更に、接着層の接着剤が硬化後にも弾性を有するのが有利であるが、それは、こ れにより、着座時にクッション快適性が損われることがないからである。
また更に、接着剤の硬化時間を短かいものとし、これにより、本発明の構成に成 るクッションの製造を容易とすることも可能である。
別の実施例に於いて、接着層及び/又はフィラメントの箇所に於いて防炎層は圧 縮され、厚さが減少させられている。こうした構成は、結合装置が、隣接する箇 所の防炎層に比較して、沈み配置されていることから、カバークロスが結合装置 の箇所に於いても出張ることなく平らな張りを示すとの長所を有している。更に 、防炎層の圧縮により、中間層と結合装置との間に接着層が形成された後、個々 の層との良好な接触が達成され、しかも、これにより防炎層の効果が大幅に損な われることはない。
更に、接着層用接着剤を分散配置された箇所で防炎層に注入するのが有利である が、それは、これにより、防炎層の任意の箇所に於いてその下にある保護層との 結合を行なうことができ、しかも、防炎層ないしそのセル構造が基本的に損われ ないからである。
更に、結合装置は止めベルトないしジッパ−ベルトによっても形成されるが、そ れはこうした構成の結合装置がカバークロスの頻繁な取付け、取外しに優れて適 しているからである。
更に、防炎層と難熱性カバークロスとの間の所々に同じく難燃性カバークロス製 の別な層を配置することも可能であるが、それは、これにより、クッション支え ないしクッション支持面の箇所におけるカバークロスの負荷軽減を行ない得るか らである。
最後に、難燃性カバークロス製の別な層を防炎層に接着することも可能であり、 これにより、難燃性カバークロス製のこの別な層の確実且つ容易な位置決めを容 易に行なうことができる。
本発明は、更に、支持要素が特に防炎剤を有したプラスチックから製造され、該 要素が難燃性カバークロスまたは同じくプラスチックフオームから形成される防 炎層ないし連結層と結合される中間層、例えばシーリングフォイルに対して泡立 てられ、支持要素の泡立て後、必要に応じ、特に加熱された針が防炎層ないし連 結層から支持要素方向に向かって、カバークロスないし防炎層ないし連結層、中 間層を貫いて中間層側の支持要素中まで圧し込まれ、引続き引抜かれる、特に車 輌用の椅子の製造方法をも包括する。
本方法は、支持体内に配置されたくり抜きを通じ、例えばシーリングフォイルに よって形成される中間層が少なくともくり抜きの断面範囲の一部に亘って除去さ れると共に場合により該中間層に直接隣接した部分の防炎層ないし連結層も除去 されることを特徴とする。本方法により、今や驚異的に容易な方法で、防水/防 湿中間層を具えたクッションを、最終加工後ないし防炎層との結合後、所望の通 気度に調整することが可能である。
前記に於いて、中間層、例えばシーリングフォイルをくり抜きの断面範囲に於い て、溶融除去するのが有利であるが、それは、これにより、僅かなコストでくり 抜きの内部空間と防炎層内空孔との直接の結合をつくり出し得るからである。
別の実施例に於いて、中間層、例えばシーリングフォイルをくり抜きの断面範囲 に於いて穴あけ工具ないしフライスを用いて穴あけ除去することが可能であり、 これにより、強固なシーリング層をもくり抜きの断面箇所から取除くことができ る。
別の有利な措置に於いて、針がくり抜きの断面部上力に位置決めされ、カバーク ロス及び/又は中間層及び場合によりシーリングフォイルを貫いて刺し込まれて 孔が形成され、これ、により、防炎層ないし中間層を貫流する空気量も変化させ ることができる。
最後に、また、支持体の泡立て後、切削もしくは研削処理により中間保護層にま で達するくり抜きを設け、更に、該くり抜きを連結層ないし防炎層あるいはカバ ークロスの範囲にまで達させることができ、これにより、所望の通気度の達成に 必要とされる数のくり抜きを支持体の製造後に設けることができることから、統 一的に形成された支持体を以って、通気量の種々相異したクッションを製作する ことが可能となる。
本発明の理解を容易とするため、以下に、図面を以って示された実施例に基いて 本発明の詳細な説明する。
各図はそれぞれ下記を示している: 図に本発明による2脚の椅子を具えた2窓用ダブルシートベンチ全体図; 図2二図1の椅子の背もたれ用クッション側面図;図3二図2の線III−Iで 切断した図2の背もたれ用クッション平断面図: 図4=図1の椅子の着座面用クッション側面図:図5:線■−■で切断した図4 の着座面用クッション正面図;図6=下方から眺めた着座面用クッション。この 場合、防炎層は部分的に撤去されている; 図7二線■−■で切断した図6のクッション側面図;図8二図1の椅子の着座面 用クッション側方断面図;図9:中間層と結合装置との間の結合箇所拡大図;図 1O:図9の線X−Xで切断した着座面用クッション前方断面図; 図1に本発明による2脚の椅子を具えた2窓用ダブルシートベンチ全体図; 図12二図11の椅子の椅子クッション部分断面図;図13二図11のダブルシ ートベンチの側方断面図;図14二図11ないし図12の椅子クッションの単純 化した側方断面図; 図15=種々に形成されたくり抜きを有した別の実施形態の椅子クッションの単 純化した側方断面図;図16=本発明による2脚の椅子を具えた2名月ダブルシ ート”   ベンチ全体図; 図17=図16のダブルシートベンチの背もたれ側方部分断面図;図18=図1 7の線X■−X■で切断した背もたれクッション平断面図: 図19二図16のダブルシートベンチの椅子クッション側方部分断面図; 図20=図19の線xx−xxで切断した椅子クッション正断面図; 図2に図19の線XX I −XX Iで切断した椅子クッション正断面図; 図22=図19の椅子クッションを下方から眺めた部分断面図;図23:別の実 施形態の椅子クッション正断面図;図24:図12の椅子クッション平面図;図 25二別の実施形態の椅子クッション正断面図。
図1には2脚の椅子2,3を具えたダブルシートベンチ1が示されている。各々 の椅子2.3は背もたれ用クッション4及び着座面用クッション5から構成され ている。双方の椅子2.3のクッション4,5は同じ構造を有しているが、その 構成は鏡像的である。但しこれらのクッションは単一の独立した椅子にもあるい は多重シートベンチにも利用することができる。更に、椅子2ないし3を単一の クッションもしくは複数のクッションで構成することも可能である。
クッション4及び5は全体として6で表されている支持フレームに嵌め込まれる 。支持フレーム6は別の任意の形態とすることも可能である。
図2には背もたれ用クッション4の拡大部分断面が示されている。クッション4 は支持体7を包括しており、該支持体は、好ましくは常温成形フオームで構成さ れ、支持体7に要される所望の外寸に一致した形で製造される。該支持体は弾性 を有する開放セルプラスチックフオームで構成される。該支持体は一体式に形成 されているのが好ましい。プラスチックフオームには、図中斜線部の鎖線で示唆 されているように、粉末状防炎剤8、例えばメラミン樹脂及び/又は水酸化アル ミニウムが混じられていてよい。支持体7の上側には格子状ないし網状に設けら れた耐高温繊維10及び11で形成される中間層9が配置されている。該中間層 9は中間層9の支持体7とは相反する側に設けられている防炎層12で被覆され ている。
該防炎層12には、再び斜線部の鎖線で示唆されているように、液状防炎剤13 が含浸されている。該液状防炎剤は例えば塩素、臭素あるいは燐を含有しでいる 。該液状防炎剤は粒度分布が好ましくは0.2〜110−の水酸化アルミニウム と混合されているのが好適である。防炎層12はポリエーテルで構成されている のが好ましく、この場合、発泡プラスチックは後から液状防炎剤が含浸させられ るプラスチックフオームブロックの一部を形成する。防炎層12、中間層9及び 支持体7は、面全体に配分された接着箇所19を介して、互いに結合されている 。防炎層12は支持体7とは反対側の各面が難燃性のカバークロス14で被覆さ れる。カバークロス14とクッション4との結合は防炎層12の窪み部に配置し 得る止めベルト15を介して行なわれる。中間層9及び防炎層12は支持体7を 、着席者に向いたその表側16ならびに側面17及び背面18の全体に亘って被 覆する。難熱性カバークロス14も同じくクッション4の全体を被覆することが できるが、本発明によるクッション4の構造からして、例えばシートベンチの下 側等の見えない部分につき難熱性カバークロスによる被覆を行なわないことも可 能である。
図3にはクッション4の平断面が示されているが、この場合、難瓢性カバークロ ス14、その下側に配された防炎層12、中間層9及び支持体7で構成される公 知の構造に加え、くり抜き20が配置されている。該くり抜き20は、本実施例 に於いて、両側面17から発してクッション中央方向に伸びている。これらのく り抜き20は、本実施例に於いて、円筒状円錐台の形状と為されている。但し、 この場合、くり抜き20の形状は自由に選択することが可能である。したがって 、例えば、円筒状円錐台の形状に代えて、テーパ状多角錐台あるいはテーバ状四 角錐台の形状を有したくり抜きも設けることができる。この場合に重要な点は、 図から看取されるように、穴21が防炎層12及び中間層9によって覆われてい る点である。穴21の長さ22及び直径23は、同じく図から看取されるように 、種々相異していでよい。長さが種々相異していることにより、クッション4の 全体に亘る様々な箇所に於いて通気が行なわれ得る。更に、クッション4の中央 部のような強度な荷重に曝される箇所には配置されるくり抜きの数を少なくし、 あるいは直径23の小さいもしくは体積の僅かなくり抜き20を配置することが できる。くり抜き20の長さ22は、例えば表側16に近い部分では、背面18 の側におけるくり抜きの長さ24よりも短かく為される。また更に、くり抜き2 0はそれぞれ支持体の幅25の一部にしか及んでいない。但し、この場合、図3 に示されているくり抜き20に代えて、一方の側面17から他方の側面17まで 支持体の全幅25に及ぶくり抜きを設けることも可能である。
図4には着座面を形成するクッション5が示されている。該クッション5に於い ても、着席者に向いた表側16、背面18ならびに両側面17に中間層9が配さ れており、該中間層は例えば繊維10及び11等のガラス、セラミックあるいは 金属もしくは石炭製の耐高温材で構成される網で形成されている。更に、クッシ ョン5の各構成層がよくわかるように裂開された部分に於いて、中間層9が支持 体7に、防炎層12が中間層9にそれぞれ接着剤19で固着されている箇所が側 面17の全体に亘って配置されていることが認められる。これらの箇所は、図か ら示唆されるように、側面17の全体に亘って互いに離して分散配置されており 、これにより、クッション5の通気が接着剤19により大幅に阻害されないよう に配慮されている。カバークロス14を固定するため、この場合にも、クッショ ン5の背面に止めベルト15が配置されている。
図5にはクッション5の正断面が示されており、同図から、再び、既述した層構 造を看取することができきる。この場合にも支持体7に対して中間層9−一これ は、例えば、繊維が格子状もしくは網状に設けられた場合と同じく好ましくはメ ツシュサイズが約0.5〜8II]11[l、好ましくは3mm0編織布によっ て形成されていてもよいm−及び防炎層12ならびに難燃性カバークロス14が 被覆配置されている。
図6及び7にはクッション26が示されており、咳クッションの表面部の構造は クッション4及び5の構造と同じである。
更に、該クッション26には、多数のくり抜き27〜31が設けられている。こ れらのくり抜きは、図6及び図7の双方から看取されるように、単にそれらの縦 断面形状ならびに背面18に設けられている直径32.33.34.35及び3 6によって相違しているにすぎない。例えばくり抜き28の直径32はくり抜き 27及び31の直径より小さく、くり抜き28は円錐状に形成されているが、他 方くり抜き27は円錐台の形状と為されている。くり抜き29は再び円錐形の形 状と為され、くり抜き31も同様に形成されているがその先端形状は放物線状と 為されている。これに対しくり抜き30は例えば円筒状に形成されており、その 直径36は該くり抜きの全長に亘って同一に保たれている。但し三角形、六角形 あるいは多角形を為すくり抜きを設けることができるのも云うまでもなく、同じ く、円錐台先端ないし円錐先端に代えて多角錐先端ないし角錐先端とすることも 可能である。
更に、くり抜き27〜31は種々相異した長さ22ないし24あるいは37を有 している。くり抜き27〜31の先端と表面16との間に残されている層の厚さ が種々相異していることにより、表面16の全体に亘って分布した各箇所におけ るクッション26の安定性は種々相異したものとなる。したがって、例えば、多 くの場合そこに着席者の臀部が載ることとなるクッション26上の位置に配置さ れた、一点鎖線で囲まれた箇所38に於いては、多数のくり抜き29及び31に より十分な通気が行なわれるが、該くり抜きの長さ24ないし37ならびにそれ らの体積が僅かであることから、強力な、あるいは安定した、抵抗力ある支持層 が形成される。2点鎖線で囲まれた箇所39は例えば太股に対応しており、該箇 所に於いても、例えば大きな直径のくり抜き27を有した直接の隣接箇所におけ るよりも着座に対する高い抵抗強度が達成される。多数のくり抜き29により優 れた通気性が得られるが、該くり抜きの直径34が小さいことからクッション2 6の該箇所39は高い抵抗と低い弾性を示すこととなる。これらの箇所38及び 39に隣接した箇所には多数の一一一部は大きな直径を有した−一くり抜きが設 けられてあり、その結果、低い荷重しかかからないこれらの箇所は高い弾性と低 い抵抗力を有すると共に他方で重量が低下され、これにより、支持体7に利用さ れる高い体積重量を有したプラスチックフオームについても例えば粉末状防炎剤 の充填量を増加させることが可能となる。
更に看取し得るように、クッション26は、表面16ならびに側面17に接続す る箇所に、くり抜きが一切配置されていない連続中実層40−二点二鎖線で境界 が示されている−を有している。該層の厚さは当局によって指定される火炎作用 耐久時間に応じて選択することができる。該層の厚さは一般に約5〜100圓で ある。
本発明により達成される体積重量の相異を例えば表面16に対して垂直方向に切 取った切断板41.42によって理解し易く示すため、図6にはこれらの切断板 4L42が細線で表されている。これらの切断板は同じ厚さ43を有している。
図から明らかに看取されるように、切断板42の箇所には切断板41の箇所にお けるよりも大きな容積を有した遥かに多くのくり抜きが設けられており、このこ とから、切断板41につき縦及び横の外寸が他方の切断板と同じであっても重量 の相違あるいはくり抜きとプラスチックフオームとの間の比の相違が結果する。
したがって、当然のことながら体積重量の低いプラスチックフオームはどの弾性 を有さない高体積重量のプラスチックフオームについても、くり抜きならびにそ れらの容積の選択及び配置により、高体積重量を有したプラスチックフオームの 弾性特性を体積重量の低いプラスチックフオームの弾性特性におおよそ一致させ ることが可能である。これにより、今や、単体として構成される支持体7で本発 明によるクッション4゜5.26を形成することが可能であり、したがって、種 々の層を結合して一体のクッション4,5.26を構成するためのコストを要す る接着プロセスを不要とすることができる。
難熱性カバークロスには、木綿とポリエステル、例えば木綿81%とポリエステ ル19%で構成される合成物を使用することができ、また、ウール59%、木綿 33%及びポリエステル8%で構成されるカバークロスも使用し得ることが一般 に確認されている。
支持体7を構成するプラスチックフオームは好ましくは15〜60kg/m”の 体積重量、好ましくは40kg/m’の体積重量を有した常温成形フオームで形 成されていてよい。該支持体には、更に、メラミン樹脂及び/又は水酸化アルミ ニウムあるいは両者の混合物で構成される粉末状防炎剤が混じられている。
中間層9はガラス繊維マットないし石炭繊維マットで形成されるのが好ましく、 該マットは150〜350 g / m”の重量を有していてよい。これにより 、該中間層を設ける際の重量増加とその防炎作用との間に有利な関係が達成され る。但し、前記とは異なった重量を有した中間層9を使用することも可能である 。
任意の種類の耐高温フィラメントないしファイバーが互いに結合されていてよい のは云うまでもない。したがって、例えばこれらのファイバーないしフィラメン ト製の編織布あるいはこの種のファイバーで構成されるフィラメント製の編織布 を使用することができ、他方また、外部から作用する火炎に対し長時間に亘りで きる限り高い抵抗を為すため、極めて多様な材料が単独もしくは互いに混合され て使用されてもよい。
但し、フィラメント及びファイバーの基本材料としてはガラス、セラミック、グ ラファイトないし耐高温金属が使用されるのが好ましい。
耐高温ファイバーないしフィラメント製の編織布、網ないし格子に形成されるメ ツシュサイズに応じ、いわゆるふるい効果が生じ、該効果により火炎がふるいの 小さな穴を経て侵入することが防止され、その結果、中間層9の背後に配置され ている支持体7の箇所における直接の燃焼が防止されることとなる。他方、支持 体内部における火炎発生が内側から外側のカバークロス部へ広がることも防止さ れ、これにより、該クロス部の燃焼による支持体内の火炎を煽る空気の流入が防 止され、その結果として座席の火事の拡大が防止される。
防炎層12は約20〜60kg/m’の体積重量を有した発泡プラスチックから 構成されるのが好ましい。多くの場合、ポリニーデルフオームが使用される。該 ポリエーテルフオームからブロックが作られ、該ブロックは、発泡後、所望の層 厚さを具えたシートないしウェブに切断される。これらのシートには、その後、 液状防炎剤が含浸させられるが、その際、80重量部の八β(DH,)と混合さ れるタイプ64のポリウレタン(バイエル社製品)を防炎剤として使用すること ができる。該水酸化アルミニウムはポリウレタン中に撹拌混入される。
図8には、基本的に図1に示されたダブルシートベンチ1と同じであって−した がって若干の部分については図1と同じ番号が使用されている一背もたれ用クッ ション及び着座面用クッション5を有した2脚の椅子を具えたダブルシ−トベン チの着座面用クッション5の拡大断面が示されている。クッション5は支持体1 07を包括しており、該支持体は、好ましくは常温成形フオームで構成され、支 持体107に要される所望の外寸に一致した形で製造されている。該支持体は弾 性を有する開放セル・プラスチックフオームで構成される。
該支持体は一体式に形成されているのが好ましい。プラスチックフオームには、 図中斜線部の鎖線で示唆されているように、粉末状防炎剤108、例えばメラミ ン樹脂及び/又は水酸化アルミニウムが混じられていてよい。支持体107の上 側には格子状ないし網状に設けられた耐高温フィラメント110及び111で形 成される中間層109が配置されている。咳中間層109は中間層109の支持 体107とは相反する側に設けられている防炎層112で被覆されている。該防 炎層112には、再び斜線部の鎖線で示唆されているように、液状防炎剤113 が含浸されている。該液状防炎剤113は例えば塩素、臭素あるいは燐を含有し ている。該液状防炎剤は粒度分布が好ましくは0.2〜110aunの水酸化ア ルミニウムと混合されているのが好適である。防炎層112はポリエーテルで構 成されているのが好ましくは、この場合、発泡プラスチックは後に液状防炎剤1 13が含浸させられるプラスチックフオームブロックの一部を形成する。防炎層 112は支持体107とは反対側の各面が難燃性のカバークロス114で被覆さ れる。カバークロス114とクッション5との結合は防炎層112の窪み部11 6に配置し得る結合装置】15、例えば止めベルトを介して行なわれる。中間層 109及び防炎層112は支持体107を、着席者に向いたその表側117なら びに側面118及び背面119の全体に亘って被覆する。難燃性カバークロス1 14も同じくクッション5の全体を被覆することができるが、本発明によるクッ ション5の構造からして、例えばシートベンチの下側等の見えない部分につき難 燃性カバークロス114による被覆を行なわないことも可能である。
更に、図8から看取されるように、結合装置115は中間層109と可動式結合 されている。これは、例えば図8に示唆されているように、防炎層112を貫通 する接着層120を介して行なわれる。該接着層120は結合装置115と中間 層109との間の可動結合を具現している。
図から十分看取し得るように、本例に於いて止めベルトとして形成されている結 合装置115はカバークロス114と結合されており、この場合、カバークロス 114の一端121は別の止めベルトを介してカバークロスの他端122と結合 されることができる。本図に図示されている止めベルトに代えて、ジッパ−と結 合された支持ベルト等を使用し得ることは云うまでもない。
図8から更に看取し得るように、例えば支持フレーム6の支持桁123の箇所に 耐炎性カバーシート114の別な層124が配置されていてもよい。耐炎性カバ ーシート114のこの別な層124は接着剤125を介して防炎層112と結合 される。これにより、支持桁123と防炎層112との間に配されたカバーシー トが保護されることとなるが、それは非常に柔軟な防炎層112が別なカバーシ ート層124により補強され、剛化されることから、支持桁123の箇所におけ る強度な屈曲が回避され得るからである。この結果、カバーシート114は支持 桁123の角部に於いて別なカバーシート層124が設けられていない場合はど 激しい損耗を蒙むらないこととなる。例えばグラスファイバー等の高い抵抗性を 有した繊維製の網ないし編布を利用してもカバークロス114を用いる場合と同 様な効果は期待し得ないであろう。というのも、これらの材料はそれ自体非常に 剛的で折れ易いことから、カバークロス114が支持桁123とグラスファイバ ー等製の網ないし編布で構成されるこの種の補強材との間で以前にも増して激し い荷重を蒙むる危険があるからである。
クッション5の十分な通気性を達成するため、これにくり抜き126を設けるこ とができる。また更に、0.1〜20m1好ましくは1工の直径128を有した 管状の孔127を配置することも可能である。これらの孔はクッション5の厚さ 全体を貫通し、また、表面117とくり抜き126との間の層を貫通して設ける ことができる。これにより、クッション5の十分な通気性が保証される。
防炎層112、中間層109及び支持体107は、面全体に配分された接着箇所 129を介して互いに結合されている。
図9に於いて十分に看取し得るように、接着層120は結合装置115と中間層 109との間に互いに空間的に引離して配置されており、その結果、防炎層の織 弾性がこれにより大幅に損なわれることはない。また更に、結合装置115と中 間層109との間の結合が、接着層120に代えて、例えば中間層109のフィ ラメント111を包括し且つ結合装置115に貫入するフィラメント130によ って行ない得ることが示されている。同じく図中に示唆されているように、更に 、これらのフィラメント130の間に於いて、接着剤125により中間層109 と結合装置115を互いに結合することが可能であるのは云うまでもない。また 、フィラメント方向にずらされた箇所に於いて接着剤125を介して結合装置1 15を防炎層112と結合することも可能である。結合装置115、防炎層11 2及び中間層109の間の結合方法は荷重に応じて区分され、接着層120のみ によるか、フィラメント130もしくは接着剤125のみ゛によるか、あるいは オプショナルなコンビネーションによラーテ、かして行なうことができる。
図10に於いて、更に、止めベルト131として形成されているベルト状結合装 置115が互いに間隔を置いた複数の箇所に於いて中間層109と結合されてい ることが看取される。接着剤を配量供給してこれら接着層120をつくり出すた め、接着剤は防炎層112に注入され、その際、結合装置115と中間層109 との間の結合は圧力を加えることにより実現することができる。この場合、結合 装置115ないし止めベルト131を、図8に示されているように、防炎層11 2中に深く押し込み、カバークロス114が結合装置115と防炎層112の直 接隣接箇所の上をほぼ平面を為して通過し得るようにすることができる。
図8に示されているくり抜き28が、例えば円筒状円錐台等々の様々な形状に形 成し得ることは云うまでもない。したがって、円筒状円錐台の形状に代えて、テ ーバ状多角錐台あるいはテーバ状角錐台の形状を有したくり抜きを設けることも できる。この場合に重要な点は、図から看取し邊るように、穴が防炎層112及 び中間層109によって覆われていることである。穴の長さ及び直径は種々相異 していてよい。穴の長さが種々相異していることにより、クッション5の全体に 亘る様々な箇所に於いて種々相異した程度の通気が行なわれる。更に、強度な荷 重に曝される箇所、例えばクッション5の中央部等には、配置されるくり抜きの 数を少なくし、あるいは直径ないし容積の僅かなくり抜きを配置することができ る。
中間層109は例えばフィラメン[10及び111等のガラス、セラミックある いは金属もしくは石炭製の耐高温材で構成される編布、網、格子等によって形成 されていてよい。更に、クッション5の各構成層がよくわかるように裂開された 部分に於いて、中間層109が支持体107に、防炎層112が中間層109に それぞれ接着剤125で固着されている箇所が側面全体に亘って分散配置されて いることが認められる。これらの箇所は、図から示唆されるように、側面全体に 亘って互いに離して分散配置されており、これにより、クッション5の通気が接 着剤125により大幅に阻害されないように配慮されている。
中間層109は、例えば、フィラメントが格子状もしくは網状に設けられた場合 と同様に好ましくはメツシュサイズが約0.5〜8価、好ましくは3mmの編織 布によって形成されていてもよい。
更に、難燃性カバークロスには、木綿とポリエステル、例えば木綿81%とポリ エステル19%で構成される合成物を使用することができ、また、ウール59% 、木綿33%及びポリエステル8%で構成されるカバークロスも使用し得ること が一般に確認されている。
支持体107を構成するプラスチックフオームは好ましくは15〜60kg/m ′の体積重量、好ましくは40kg/m”の体積重量を有した常温成形フオーム で形成されていてよい。該支持体には、更に、メラミン樹脂及び/又は水酸化ア ルミニウムあるいは両者の混合物で構成される粉末状防炎剤が混じられている。
中間層109はガラス繊維マットないし石炭繊維マットで形成されるのが好まし く、該マットは150〜350 g / m”の重量を有していてよい。これに より、該中間層109を設ける際の重量増加とその防炎作用との間に有利な関係 が達成される。但し、前記とは異なった重量を有した中間層109を使用するこ とも可能である。
任意の種類の耐高温フィラメントないしファイバーが互いに結合されていてよい のは云うまでもない。したがって、例えばこれらのファイバーないしフィラメン ト製の編織布あるいはこの種のファイバーで構成されるフィラメント製の編織布 対し長時間に亘りできる限り高い抵抗を為すため、極めて多様な材料が単独もし くは互いに混合されて使用されてもよい。
但し、フィラメント及びファイバーの基本材料としてはガラス、セラミック、グ ラファイトないし耐高温金属が使用されるのが好ましい。
耐高温ファイバーないしフィラメント製の編織布、網ないし格子に形成されるメ ツシュサイズに応じ、いわゆるふるい効果が生じ、該効果により火炎がふるいの 小さな穴を経て侵入することが防止され、その結果、中間層1(19の背後に配 置されている支持体1070箇所における直接の燃焼が防止されることとなる。
他方、支持体内部における火炎発生が内側から外側のカバークロス部へ広がるこ とも防止され、これにより、該クロス部の燃焼による支持体内の火炎を煽る空気 の流入が防止され、その結果きして座席の火事の拡大が防止される。
防炎層112は約20〜60kg/m’の体積重量を有した発泡プラスチックか ら構成されるのが好ましい。多くの場合、ポリエーテルフオームが使用される。
該ポリエーテルフオームからブロックが作られ、該ブロックは、発泡後、所望の 層厚さを具えたシートないしウェブに切断される。これらのシートには、その後 、液状防炎剤が含浸させられるが、その際、80重量部のi (Oll、)と混 合されるタイプ64のポリウレタン(バイエル社製品)を防炎剤として使用する ことができる。該水酸化アルミニウムはポリウレタン中に撹拌混入される。
結合装置は、クッション5との関連で既述されているのと同様に、図1のクッシ ョン4と連携させて使用し得ることも自明である。
図11には、例えば路面電車、鉄道客車あるいはバス等の公共交通機関車輛用の 座席201が示されている。但し、該座席201は別の形で乗用車ないしトラッ ク等にも同じく使用することができる。この座席201は支持フレーム202な らびに既述した実施例と同様に着座面クッション204、背もたれクッション2 05及びヘッドクッション206を包括し得る多層構成式クッションシステム2 03で構成されている。これら着座面クッション、背もたれクッション及びヘッ ドクッション、204、205及び206の各々は多層構成され得る。
図12には、着座面クッション、背もたれクッション及びヘッドクッション、2 04〜206を構成し得る層が拡大されて示されている。クッションシステム2 03の最上層は、必要に応じ、図中に編布として表されている耐炎カバークロス 207で形成され得る。使用されるカバークロスの製造方法ないし構成は図示実 施形態に拘束されず、任意に選択することができる。
但し、この種のカバークロスはウール50%、木綿33%、ポリエステル8%で 構成されるのが好ましい。しかし、木綿81%及びポリエステル19%で構成さ れるカバークロスを使用することも可能である。この種の耐炎ないし防炎カバー クロスは現下の技術水準からして公知に属し、また、考えられ得る任意の非耐炎 カバークロスも使用可能である。
カバークロス207は下には、必要に応じ、防炎層208を配置し得、該防炎層 はプラスチックフオーム、特にポリエーテル発泡プラスチック209で形成し得 る。このポリエーテル発泡プラスチック209の原料には、必要に応じ、図中に 鎖線で示唆されている液状防炎剤210を付加混入することができる。
また、カバークロスを防炎層なしで直接にか、あるいは例えば既に80℃で軟化 して接着層として使用し得るポリエーテル//ポリエステルフオーム層の薄連結 層を介するかもしくは他のプラスチックフオームを介するかしてPE/PLIフ ォイルで構成される中間層211上に張ることも可能である。
連結層ないし防炎層208はカバークロス207と中間層211との間に配置さ れており、該中間層は防湿シーリングフォイル212、例えばPE/PUフォイ ルで形成されている。該フォイルの厚さは、理解を容易ならしめるため、場合に より該フォイルに配置される気孔状の穴213と同様に拡大されて図示されてい る。これらの気孔状の穴213により、シーリングフォイル212を通しての「 通気」が達成されることとなる。また、これにより、好適な座席特性が達成され 、クッションが人により着座利用される際の発汗が防止されることとなる。また 他方、防湿シーリングフォイル212により、該フォイルの下にあるプラスチッ クフオームで構成される支持体の泡立て前に液状プラスチックが連結層ないし防 炎層208の内部に侵入し、同所で固化することが防止される。
例えば常温成形プラスチックフオームで形成される支持体214は40〜80k g/m”の体積重量を有しているのが好ましい。
更に、必要に応じ、20〜50重量部、好ましくは35重量部を有したプラスチ ックフオームに図中に於いて支持体214の断面の小さなリングで表されでいる 粉末状防炎剤215を混することも可能である。防炎剤215はメラミン樹脂及 び/又は水酸化アルミニウド及び/又はポリ燐酸アモンの粉末で構成されでいる 。
支持体214は直接にシーリングフォイル212に対し、て泡立てられるのが好 ましく、これにより、該フォイルと支持体214との間の確実な固着がつくり出 される。
図12から、更に、支持体214にくり抜き216が配されていることが看取さ れる。該くり抜き216は支持体214を貫き、矢印217によって表されてい る荷重方向と大体平行に伸びている。くり抜き216は本実施例に於いて円筒状 円錐台として形成されており、中間層211の側の断面積218は小さく、他方 、支持体214の中間層とは反対側の面の断面積219は大きく為されている。
中間層211には、くり抜き216の断面218とほぼ合同の大きさの穴220 が配置されている。これにより、連結層ないし防炎層208中ないしカバークロ ス207中の空孔ないし開放セルはくり抜き216の内部空間221と直接に連 結される。
図13に示されているように、くり抜き216は、着座面クッション204なら びに背もたれクッション205に於いて、それぞれの矢印217によって示唆さ れている荷重方向とほぼ平行に伸びている。更に、着座面クッション204及び 背もたれクッション205が支持フレーム202に取付けられた状態で図示され ている本図から看取されるように、くり抜き216は着座面クッション204及 び背もたれクッション205の互いに隣接した端部222.223からそれぞれ の他端の方向にそれぞれ長さ224の範囲のみに亘って配置されている。この場 合、長さ224は着座面クッション204ないし背もたれクッション205の全 長225の25〜50%である。長さ224によって制限された範囲外に於いて は支持体214中にくり抜き216が一切配置されていないのが好ましい。但し 、着座面クッション204ないし背もたれクッション205のその他の箇所にも くり抜き216を配置し得るのは云うまでもないが、その場合、くり抜きの数な いしその断面積は前記箇所よりもかなり低下させられていてよい。こうした処置 が行なわれる場合には、椅子201の非常に強度な荷重がかかる各部の通気を良 好なものとするため長さ224の範囲外に多数のくり抜きが配置されている場合 にも、着座クッションないし背もたれクッション204.205の十分な側方安 定性が達成されることとなる。
図14に示された着座面クッション204の断面から、カバークロス207と中 間層211との間に配置される連結層ないし防炎層208が主として開放セルを 有したプラスチックフオーム−□したがって海綿状プラスチックならびに軟質発 泡プラスチック□で構成され得ることが明らかである。カバークロス207の直 ぐ下に配置されているこのプラスチックの防炎特性を、必要に応じ、適宜向上さ せるため、好ましくは15〜35kg/m’の体積重量を有したポリエーテル発 泡プラスチック209で構成され且つ3〜gm+nの厚さを有した防炎層208 に液状防炎剤226を含浸させることができる。この防炎剤の効果を十分解明し 得るよう、立体フレームワークに最もよく対比し得る開放セル構造が断面部に図 示さている。これらのセル構造、したがって立体フレームワークを形成している セル壁は含浸により全方向に亘って防炎剤226で被覆される。これにより、既 に火炎作用の第1段階における防火特性が向上させられる。更に、なお、防炎剤 226で構成されているこの保護層が破壊されても、セル構造を形成しているプ ラスチック中には、既に図12に関連して述べたように、泡立てられる材料中に 既に含まれていた液状防炎剤が混入されている。これら双方の防炎剤のコンビネ ーションにより、防火特性だけでなく、特に火炎発生時の煙の発生及び煙道ガス 密度を意図的に制御することが可能となる。
支持体214も主として開放セル227を有したプラスチックで構成されている 。主として開放セル227で構成されたこの種のプラスチック材料中にも、所々 に、独立した閉鎖セル228が設けられている。
前記プラスチック材料には、更に、防火特性及び煙道ガス形成を基本的に制御す るため、泡立て前に原材料中に混入される固体防炎剤215を混合することがで きる。但し、支持体214のプラスチックは軟弾性的ではなく、硬質調整されて いる。
更に、前記粉末状防炎剤の添加により火炎作用時のプラスチックフオームの滴下 特性にも影響を与えることができ、これによりプラスチックは燃焼滴下せず、し たがって、座席下方に配されている物質あるいは材料の二次発火が確実に防止さ れることとなる。
前記材料コンビネーションのもうひとつの重要且つ好適な特性は、防炎層208 に液状防炎剤226が含浸されていることにより火炎の伝播が行なわれないこと から、防炎層228のポリエーテルフオームがそれ自体難燃性のカバークロス2 07に溶芯効果を及ぼし得す、したがって、付随発火を結果しないということで ある。
防炎層208のプラスチックフオーム製造混合原料は、例えば、100重量部の 標準ポリオール、43重量部のTOI 80.20.0.12重量部の第3アミ ンから成る11重量部のTDI 6535 (例えばバイエル社製) 、1.2 0重量部の安定剤、0,4重量部の1072才クターり及び8重量部の液状防炎 剤で構成することができる。
この種のプラスチックフオームは好ましくはブロックとして製造され、泡立て後 に所望の層厚さを有したシートないしウェブに切断されるが、その際、防炎層の 層厚さとして考慮されるのは3〜8m111の層である。
防炎層208用のシートは3〜81nll++の厚さを有している。連結層用の シートの厚さは約1〜3mである。防炎層208には液状防炎剤を含浸させるこ とも可能であるが、この場合、シート材に含浸が施された後これらシート材は、 セル構造の表面に液状防炎剤226が均等に分布するよう、絞りロールにかけら れる。
連結層ないし防炎層208が支持体214と共に一体のサンドイッチ部材を形成 する場合には、これら両者の間に、例えば既述したシーリングフォイル212等 の通し式防湿中間層211が必要である。この場合、連結層ないし防炎層208 はカバークロス207と共にもしくはカバークロス207.?!しで、通し式シ ーリングフォイル212によって形成される中間層211と互いに結合されもし くは互いに重ねられて成形型に入れられる。
成形キャビティーに向いている該中間層211に向かって支持体214が泡立て られる。今や、荷重方向□矢印217−1における着座クッション204の十分 な通気を可能としあるいは保証するため、支持体214の製造にあたってくり抜 き216が成形される。これらのくり抜きは、図から看取されるように、円錐状 あるいは角錐状もしくは円筒状であってよい。シーリングフォイル212が必要 とされるのは、支持体の泡立てに際し液相プラスチックが防炎層208の開放セ ル内に侵入し、これら開放セル内で固化してしまうのを防止するためであるが、 こうした事態が生じた場合には緩衝特性及び更に火炎作用に対する抵抗力に不利 な影響が及ぼされることになろう。
ところで、続いて、例えば大気圧にて1分あたり30Aの十分な通気を維持する と共に防炎層208の適切な弾性を保証し、更にまた、着座クッション204が 着席利用される際の発汗を防止するため、くり抜き216の内部空間221が連 結層ないし防炎層208あるいはカバークロス207の開放セル227ないしこ れらのセルで構成されている空孔と連結される。これは、例えば、本発明の理解 を容易ならしめるため単純化した図解で、部分的にかなり誇張して示されている が、くり抜き216内に加熱棒229 −その内部には例えば電気コイル230 が取付けられている−が差し込まれることによって行なわれる。この熱作用によ り少なくとも中間層211に穴220があけられ、あるいは中間層211のプラ スチック材料が溶融除去される。これにより、セル227ないしカバークロス2 07に外気231が直接に達し得ることとなり、着座クツ23フ2040通気特 性ないし空調性が相当程度向上させられる。本実施例に示されているように、穴 220の断面はくり抜き216の中間層211側の断面218に基本的に一致し ている。但し、中間層212中の断面220をくり抜き216の断面218より も小さくすることも可能である。いずれにせよ連結層ないし防炎層208につい ても良好な通気性を可能とするため、着座クッション204には支持体214の 泡立て後に針穴あけを実施することができる。つまり、荷重方向−一矢印217   □に於いて、図14に図解されている針232−一これは直径0.5〜5m [l+を有し得ると共に好ましくは120℃〜160℃に加熱されている□がカ バークロス207及び防炎層208ならびに中間層211を通し、好ましくは支 持体214にまで貫入される。この間の様子は図14に点線で示されている。特 にまた、複数の細い針232をそれぞれ穴220の範囲に位置決めして防炎層2 08を貫くようにすることもできる。これにより、着座面232と着座クッショ ンの下面との間に抵抗の極めて少ない直線状の通気流動がつくり出されることと なる。
更に、支持体214内に着座面233と平行に走るくり抜き234が配置される 場合には座面233の換排気が特に向上することが明らかとなった。該くり抜き は例えば着座クッションないし背もたれクッションの側面からそれらの中央部に まで達し得る。この種のくり抜きの穴は、荷重方向□矢印217−−− に於い ては、その直径ないし大断面に対応した、多くの場合支持体214の厚さよりも 遥かに小さな幅しか有していないことにより、くり抜き234は荷重下に於いて その正規断面よりも遥かに小さく圧縮されることとなり、これにより、くり抜き 中に含まれている空気が側面を経て外部に圧し出される。
前記の場合に於いても、加熱棒229の利用により、但しくり抜き234の長手 方向に於いてであるが、例えば溶融除去等によって中間層211を取り除くこと が可能である。しかしまた、加熱棒229に代えて、くり抜き216ないし23 4の部分における中間層211を除去することのできるフライスないし穴あけ工 具等の適切な回転工具を使用し得ることは、云うまでもない。
また、本発明の一環として、着座クッション204ないし背もたれクッション2 05の全長方向にくり抜き216ないし234を設けることも可能である。特に 、全長225と平行に走るくり抜き234が設けられている場合には、その開口 部が背もたれクッション205の側の端面に設けられるのが好適であると判明し ており、この場合、背もたれクッション205は着座クッション204上に載っ ているのが有利である。かくして、着座運動によって排除される空気はくり抜き 234を通って妨げられることなく後方へ流出し、他方、逆方向に於いては下腿 ないし座席下部に設けられたポケット等により空気の流出が妨げられることとな る。
図15には着座クッション235が単純化されて図解されており、該クッション に於いて防炎層208は中間層211を経て支持体214と結合されてサンドイ ッチユニットと為されている。この場合、外気231  □図中では波線の矢印 で示唆されている□による十分な通気を達成するため、くり抜き216が種々相 異した形状を有し得ることが示されている。したがって、これらは例えばくり抜 き23Gが示しているように円筒状であっても、あるいは円錐状に尖った形状を 有していてもよい。特に、くり抜き237が示しているように、くり抜きは荷重 方向□矢印217□に於いて大きく変化した断面形状を有することができる。し たがって、くり抜き237は支持体214の下部に於いては非常に大きな断面を 有しているが、他方、それに連続した上部のくり抜き238は下部断面の何分の −かの小さな断面しか有していない。この場合、くり抜き238は大きな断面を 有したくり抜き237から発して防炎層208の内部にまで達し、あるいは該防 炎層に貫入し、これにより、防炎層208内の空気誘導路ないし空孔とくり抜き 237との間の直接の結合がつくり出される。僅かな断面を有した相対的に短か いくり抜き238の利用により、着席者による座面運動に際し、相対的に高い空 気速度が達成され、該くり抜きに直接に連続していると共に下方に開口した大き な断面を有したくり抜き中に於いて、排気と新規供給外気231との間の優れた 交換が行なわれ、その結果、この場合にも、次に行なわれる着座クッション23 5の荷重軽減時に一定量の外気が再流入し得ることとなる。
図16には2脚の椅子240.241を具えたダブルシートベンチ239が示さ れている。各々の椅子240.241は着座面用クッション204及び背もたれ 用クッション205から構成されている。
双方の椅子240及び241のクッション204及び205は同じ構造を有し、 鏡像的に構成されている。但しこれらのクッションは単一の独立した椅子にもあ るいは多重シートベンチにも利用することができる。更に、椅子240ないし2 41を単一のクッションないし複数のクッションで構成することも可能である。
クッション204及び205は全体として202で表されている支持体フレーム に嵌め込まれる。支持フレーム202は他の任意の形態とすることも可能である 。
図17及び18には背もたれ用クッション205の拡大部分断面図が示されてい る。クッション205は支持体214を包括しており、該支持体は、好ましくは 常温成形フオームで構成され、支持体214に要される所望の外寸に一致した形 で製造されている。該支持体は弾性を有する開放セル・プラスチックフオームで 構成される。該支持体は一体式に形成されるのが好ましい。該プラスチックフオ ームには、図中斜面部の鎖線で示されているように、粉末状防炎剤215、例え ばメラミン樹脂及び/又は水酸化アルミニウムを混入することができる。支持体 214の上側には格子状ないし網状に設けられた耐高温フィラメント243及び 244で形成される中間層242が配置されている。該中間層242は中間層の 支持体214とは相反する側211に設けられている防炎層208で被覆されて いる。該防炎層208には、再び斜線部の鎖線で示唆されているように、液状防 炎剤226が含浸されている。該液状防炎剤226は例えば塩素、臭素あるいは 燐を含有している。該液状防炎剤は粒度分布が好ましくは0.2〜110pの水 酸化アルミニウムと混合されているのが好適である。防炎層208はポリエーテ ルで構成されているのが好ましく、この場合、発泡プラスチックは後から液状防 炎剤が含浸させられるプラスチックフオームブロックの一部を形成する。防炎層 208、中間層211及び支持体214は、面全体に配分された接着箇所245 を介して、互いに結合されている。防炎層208は支持体214とは反対側の面 が難燃性のカバークロス207で被覆される。
図18から十分看取されるように、支持体214にはくり抜き234が配置され ている。該くり抜き234は、本実施例に於いて、両側面246から発してクッ ション中央方向に伸びている。
これらのくり抜き234は、本実施例に於いて、円筒状円錐台の形状と為されて いる。但し、この場合、くり抜き234の形状は自由に選択することが可能であ る。したがって、例えば、円筒状円錐台の形状に代えて、テーバ状多角錐台ある いはテーバ状四角錐台の形状を有したくり抜きも設けることができる。この場合 、図から看取されるように、穴247が防炎層208及び中間層211によって 覆われているのが好適である。
穴247の長さ248及び直径249は、同じく図から看取されるように、種々 相異していてよい。長さが種々相異していることにより、クッション205の全 体に亘る様々な箇所に於いて種々相異した程度の通気が行なわれ得る。更に、強 度な荷重に曝される箇所、例えば背もたれクッション205の中央部には、配置 されるくり抜き234の数を少なくし、あるいは直径ないし容積の僅かなくり抜 きを配置することができる。くり抜き234の長さ248は、例えば着座面23 3に向いた側では、背面251の部分における長さ250よりも短かく為される 。また更に、くり抜き234はそれぞれ支持体の幅252の一部にしか及んでい ない。但し、この場合、図17及び18に示されているくり抜き234に代えて 、一方の側面246から他方の側面まで支持体の全幅252に及ぶくり抜きを設 けることも可能である。
図19には着座233を有した着座クッション204が示されている。該着座ク ッション204に於いても、着座面233、更にまた下面251及び側面246 に中間層211が配されているのが好ましく、該中間層は例えばフィラメント等 のガラス、セラミックあるいは金属もしくは石炭等から製造された耐高温材で構 成される網あるいは防湿シーリングフォイルで形成されている。更に、着座クッ ション204の各構成層がよくわかるように裂開された部分に於いて、中間層2 11が支持体214に、防炎層208が中間層211にそれぞれ接着剤245で 固着されている箇所が側面246の全体に亘って分散配置されていることが認め られる。これらの箇所は、図から示唆されろうよに、側面246の全体に亘って 互いに間隔を置いて分散配置されており、これにより、着座クッション2040 通気が接着剤245により大幅に阻害されないように配慮されている。カバーク ロス207を固定するため、着座クッション204の下面に止めベルトを配置す ることができる。
更に、図19から看取されるように、例えば着席者の臀部が上載することとなる 着座クッション204の着座面253の中央部には金属製の支持装置254、例 えばスチールワイヤ製のバネ芯255が支持体214内に埋封されている。この 場合、バネ芯255の上面256は、好ましくは0.5〜70Mの間隔257を 保つて、支持体214の上面ないし中間層211から引離して配置されている。
上面256がこうした形で支持体214のプラスチックフオームで覆われること により、高弾性を有する防炎層208と連携して、十分な着座快適性がつくり出 されることとなり、その結果、非常に体重のある人が着座クッション204を利 用する際にも着座快適性が損なわれることはなく、あるいは着席者がバネ芯25 5の金属部分に直接着座するようなことともならない。これに対し、バネ芯の下 面258は支持体214の下面ないし中間層211とほぼ同一平面を為して配置 されており、これにより、支持体214が全方向に亘って中間層211と防炎層 208により被覆されている着座クッション204の利用時に、バネ芯255に よってもたらされる荷重が中間層211の全体に均等に分布されることとなる。
これは、また、背面251に中間層211も防炎層208も配置されていない着 座クッション204ないし背もたれクッションの場合にも、バネ芯255ないし その下面258が支持フレーム202上で直接支保されるという利点を有してい る。更に本実施例が示していると共に断面図により詳細に示されるように、着座 クッション204にバネ芯255を配するこの種の構成に際してもくり抜き21 6ないし234を配置することが可能である。本図から概略的に看取されるよう に、これらのくり抜き216はクッション204の背面251に対して垂直もし くは平行方向に、あるいは側面246に対し垂直ならびに平行方向に、設けるこ とができる。
図20にはくり抜き216ないし234推移が詳細に表されている。
本図から、特に、くり抜き259.260.261がバネ芯255ないし支持装 置254の内部をも貫通し得ることが看取される。該支持装置254は、例えば 、適切に形成されたプラスチック製の弾性装置あるいは適切に形成されたゴム弾 性ユニットによって形成されていてもよい。図から看取されるように、くり抜き 259及び260はバネ芯255の下面258に対して垂直に伸びている。これ らはらせんバネによって形成されるバネ芯255の内部を貫き、例えばくり抜き 259のように、バネ芯255の上面259の上方部で終っている。更に、くり 抜き260゜261が示しているように、大きな断面を有したくり抜き260は バネ芯255のおよそ半ばまで達し、該くり抜きに小さな断面を有したくり抜き 261が連続し、該くり抜き261が例えば中間層211を貫いて防炎層208 に内部にまで達する。これにより、バネ芯255の上部にある支持体214の層 は荷重方向−一矢印217 −の変形に対してバネ芯255がもたらす大きな抵 抗により強度に圧縮されはするが過度に弱められることなく、また、それにもか かわらず、これらのくり抜き261による相対的に高い空気量、着座利用時に達 成される高度な空気交換ならびに着座面233の優れた通気が保証されることと なる。こうした通気の向上は、更に、着座面233に対して平行且つ側面246 に対して垂直に設けられるくり抜き234によっても達成される。特にこれらの くり抜きは□点線で示唆されているように□更に支持装置254ないしバネ芯2 55の上方部にまで伸ばすことができ、その結果、空気輸送が側方方向□既に先 に実施例に関連して詳細に説明したようにこの方向に於いてはなお強度な空気輸 送を実施し得る□に於いても達成され得る。支持体214の厚さに比較して僅か な直径が隔膜ポンプの場合と同様に機能するポンプ効果をもたらし、くり抜き2 34はほぼ全体に亘って圧縮され、その際、温排気が側面246の方向に圧し出 され、他方、着座面233が僅かでも荷重軽減される際には逆方向に於いて外気 がくり抜き234内に吸入されることとなる。くり抜き234の圧縮時に□これ は特にくり抜き261に於いても同じであるが□ポンプ効果によって相対的に高 い空気圧が発生することにより、空気は防炎層208の空孔ないし開放セルなら びに中間層211の穴を通じても圧し出される。支持体214の表面がなお防水 /防湿中間層211によって包まれている場合には、 該中間層のくり抜き234に相当する部分が切開されなければならないが、こう した処理が施されることにより該シーリングフォイルを通じた適切な空気交換が 保証され得る。
図22には、更に、くり抜きを着座クッション204の別な断面に於いて別様に 設は得ること、あるいはより大きな断面及びより多数のこの種のくり抜き234 ないし216を設は得ることが示されている。本実施例に於いて、更に、図19 の図解とは異なり、防炎層208及び中間層211が着座クッション204の側 面246までしか達していないことが示されている。この場合、支持体214の 下面は適切な強靭鋼線布ないしガラス布、編布もしくは格子で形成され得る中間 層211に上載しているか、あるいは、こうした中間層211を設けずに、支持 フレームの支持桁に直接上載している。支持体214の損傷防止のための高い強 度及び特に高い抵抗性を得るため、更に、中間層211に代えて、あるいは中間 層に加えて、着座クッション204の背面251を、細線で示唆されているよう に、カバークロス207で覆うこきができる。
図20には、図19〜11に示された着座クッション204の下層におけるくり 抜き216ないし234及び259.260.261の配置が、バネ芯255に よって形成される支持装置254に連携させて示されている。本図から、着席者 の臀部及び着座クッション204に向いた大腿面によって形成される□鎖線で示 唆された□着座面253の中央部に於いて、バネ芯255によって達成される補 強に加え、くり抜き216.234.259.260.261の数がその他の箇 所よりも多いことが看取される。これにより、身体からの水分発散ならびに体重 により最も強度な負荷を蒙むる該箇所に於いて適切な空気交換と共に支持装置と の連携により着座クッション204の優れた耐久性も達成されることとなる。ま た同時に、これにより、バネ芯の配置されたこの箇所に多数のくり抜き216. 234.259.260及び261が配置されてプラスチックフオームで構成さ れる支持体214の重量が低下することから、着座クッション204の重量減少 も実現される。この重量低下がバネ芯255によって増加する重量を受容するの に十分でない場合には、例えば側面246にもくり抜き262を設けることがで きるが、該くり抜きは専ら重量低下を目的としたものであり、この種の着座クッ ション204の「着座空調特性」の向上に基本的に寄与するものではない。
中間層2J−1が防湿/防水シーリングフォイル212で形成されている椅子に 於いてもバネ芯255ないし適切に形成された支持装置254を使用し得ること は云うまでもない。この場合には、図11〜5に関連して述べた措置ないし方法 により、シーリングフォイル212に向かって支持体214が直接泡立てされた 後、カバークロス207ないし防炎層208の方向への十分な通気路の形成が保 証される。これは、既述したように、中間層211の溶融除去ないし研削除去に よって行なうことができる。この防水/防湿シーリングフォイル212に加えて 更に強靭繊維で構成されるシーリングフォイルが配置されている場合には、この フォイルも大きな穴を有した開口部に於いて例えば個々のバネないし格子部材の 切除もしくは撤去により取去ることができ、開放セルプラスチックフオームで構 成される防炎層208の内部に形成されている空孔の方向における優れた通気性 を実現することができる。
図23〜25には着座クッション204のその他の実施形態が示されており、こ の場合、同一部材の表示には先の図と同じ番号が使用されている。
図23に示した着座クッションは、再び、耐炎カバークロス207、防炎層20 8、中間層211ならびに支持体214で構成されている。耐炎カバークロス2 07は、着座クッション204の背面251に於いて、接着剤245を介しで防 炎層208と結合されており、他力、着座面233に向いた側のアバ−クロス2 07は止めベルト213を介して交換可能な形で配置されている。
固体防炎剤の混入されたプラスデックフオームで製造される支持体214の内部 には支持装置254としてバネ芯255が埋封されている。既述した実施例に於 いては支持体214のプラスチックフオーム中にバネ芯255が直接に埋封され ていたが、本実施例に於いて、支持装置プラスチックフォイル264で包まれ、 同フォイル内に収納されている。該プラスチックフォイル264は気密性を有す ると共に気密溶接されており、これにより、該フォイルは内部に収納されている 支持装置255と共にエアクッション265として機能する。支持装置254な いしバネ芯255が荷重を受ける場合にはエアクッション265内の空気は強度 に圧縮されるが、椅子は荷重軽減後、先ずバネ芯255の作用により、再び元の 状態に復帰する。本実施形態の長所は、特に、支持体214の内部に適切な空気 量が確保されることにより着座クッション204が所定の浮遊体として使用され 得る点にある。この場合に重要な点は、水中を漂流している人を水上に浮上させ ておくのに十分な浮力を着座クッション204がもたらし得るようにすることで ある。
図24には着座クッション204の別の実施形態が示されており、該クッション にも同じくバネ芯255を装備することができる。
救助用浮遊体として使用する際の着座クッション204の適切な浮力を確保する ため、本例に於いて、人の大腿に相当する部分に浮遊体266が埋封されている 。該浮遊体は、例えば、スチロボル、ポリエチレンフオームあるいは高い浮力を もたらすその他の任意の材料で形成することができる。ポリエチレンフオームの 長所はそれが更に弾性を有する点にある。
図25には着座クッション204の別な実施形態が示されており、該クッション は図23の着座クッションと同様な構造を有し、耐炎カバークロス207、防炎 層208、中間層211及びプラスチックフオームで構成される支持体214を 包括している。支持体中には、耐久性を向上させると共に弾性特性を変化させる ため、支持装置254、例えばバネ芯255が配置されている。
この場合、弾性特性を一定の基準に適合させ得るよう、支持体214中に埋封さ れた状態における下面258と上面256との間の支持装置254の高さ267 は無負荷状態における支持装置254ないしバネ芯255の厚さ268より小さ なものと為されている。このプレストレスは、下面258と上面256との間に 締付はユニット269が配置され、下面258に対して垂直方向における該ユニ ットの長さが無負荷状態におけるバネ芯255の厚さ268よりも小さくされて いることにより達成される。これにより、支持装置254ないしバネ芯255を 任意のあらゆる程度にプレストレスすることができ、その結果、この種の着座ク ッション204の弾性特性を任意の程度に変化させることができる。
前記実施例に於いて、更に、上面256を中間バッド270で覆うことができ、 また、この種の中間パッドを上面256に直接上載し得ることが示されている。
これにより、層が更に厚くなると共にバネ芯255の全体に荷重が均等に分布さ せられることとなり、着席者がバネ芯55によって形成される箇所を圧点として 不快に感することも回避される。この種の中間バッド270は、鋼線あるいはグ ラスファイバー等で形成される網ないし格子もしくは編布によって構成すること ができる。この場合、適切な高さの固有剛性を有した格子を用いるのが好ましく 、これにより、上面256が橋絡状に覆われ、バネ芯255の上面256の全体 に亘る十分な荷重分布が行なわれ得る。
更に、本実施例に於いて、支持装置254の上面256と中間層211との間の 箇所の支持体214のプラスチックフオーム密度を支持体214のその他の箇所 のプラスチックフオーム密度より高くし得ることも示唆されている。これは、図 中に於いて、上面256と中間層211との間の斜線が密に描かれていることに より示唆されている。これにより、荷重方向−一矢印217−−に於いて座面2 04に作用する荷重がバネ芯255上に均等に配分されることとなる。支持体2 14の高密度フオームからする硬度向上により、着席者によってもたらされる部 分的に点状に作用する荷重をバネ芯255上に均等に配分する一種の弾性芯板が つくり出され、これにより、個々のバネ芯255による圧点形成が回避される。
バネ芯255の上方における支持体214のフオーム密度の増加は、プラスチッ クフオームの急速な冷却と共に高い体積重量を結果させる中間パッド270が挿 入されることによって行なわれる。但し、また、適切な温度制御により、支持体 製造時に成形型のこの箇所を急速に硬化させ、それにより、高い密度ないし厚い 皮殻形成を行なわせることも可能である。この厚い皮殻は多数の閉鎖セルを有す るとの長所を具えている。
FIG、12 手続補正書(方式) %式% 1、事件の表示 PCT/A78 B100041 、発明の名称 発泡プラスチック製クッションを有した椅子及びその製造方法 3、補正をする者 事件との関係     特許出願人 名称 シャウムシュトフベルク グライナーケセルシャフト ミツト ベシュレ ンクテルハフツング 4、代理人 6、補正の対象 明細書及び請求の範囲の翻訳文 7、補正の内容 明細書、請求の範囲の翻訳文の浄書(内容に変更なし) 8、添附書類の目録 明細書及び請求の範囲の翻訳文  各 1 通国際調査報告 国1調査報”    AT 880004、

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.第一の体積重量を有した弾性を具えた開放セル・プラスチックフォームで形 成される支持体、第一の体積重量とは相異する第二の体積重量を有した弾性を具 えた開放セル・発泡プラスチックから形成される防炎層及び/又はカバークロス から構成され、これらが互いに結合されると共に特に所々で互いに接着される発 泡プラスチック製のクッションを有した、特に車輌用の椅子に於いて、支持体( 7,107,214)及び防炎層(12,112,208)及び/又はカバーク ロス(14,114,207)の間に格子状ないし網状に設けられた耐高温ファ イバーないしフィラメントで形成される耐炎中間層及び/又は防水中間層(9, 109,211)が配置され、支持体(7,107,214)が好ましくは該中 間層(9,109,211)に対して泡立てられることを特徴とする椅子。 2.中間層(9,109)がフィラメント(110,111)及び/又はファイ バーもしくは難燃性の布によって形成されることを特徴とする請求の範囲1記載 の椅子。 3.中間層(9,109)がフィラメント及び/又はファイバー製の格子布によ って形成されることを特徴とする請求の範囲1または2に記載の椅子。 4.格子布ないし網布または編布のメッシュサイズが約0.5〜8mm、好まし くは3mmであることを特徴とする請求の範囲1〜3の一項もしくは複数項に記 載の椅子。 5.ファイバーないしフィラメント(110,111)がガラス及び/又はセラ ミックで構成されることを特徴とする請求の範囲1〜4の一項もしくは複数項に 記載の椅子。 6.ファイバーないしフィラメントが金属及び/又は炭素で構成されることを特 徴とする請求の範囲1〜5の一項もしくは複数項に記載の椅子。 7.中間層(9,109)が面全体に分散配置された箇所で支持体(7,107 ,214)及び防炎層(12,42,208)と結合されることを特徴とする請 求の範囲1〜6の一項もしくは複数の項に記載の椅子。 8.支持体(7,107,214)及び/又は中間層(9,109,211)及 び/又は防炎層(12,112,208)及び/又はカバークロス(14,11 4,207)の結合が当該箇所にもたらされた接着剤によるかまたは支持体(7 ,107,214)ないし防炎層(12,112,208)の泡立てによって行 なわれることを特徴とする請求の範囲1〜7の一項もしくは複数項に記載の椅子 。 9.カバークロス(14,114,207)が中間層(9,109,211)に 張られ、好ましくは、カバークロスと中間層との間に配置された連結層、例えば ポリエーテルフォーム層ないしポリエステルフォーム層が前記両者と接着される ことを特徴とする請求の範囲1〜8の一項もしくは複数項に記載の椅子。 10.支持体(7,107,214)のプラスチックフォームに特に粉末状の防 炎剤が混入されることを特徴とする請求の範囲1〜9の一項もしくは複数項に記 載の椅子。 11.支持体(7,107,204)が一体に形成されることを特徴とする請求 の範囲1〜10の一項もしくは複数項に記載の椅子。 12.支持体(7,107,214)が統一的な体積重量を有したプラスチック フォームで構成されることを特徴とする請求の範囲1〜11の一項もしくは複数 項に記載の椅子13.プラスチックフォームの体積重量が15〜60kg/m2 であることを特徴とする請求の範囲1〜12の一項もしくは複数項に記載の椅子 。 14.中間層の重量が約150〜350kg/m2及び/又は防炎層の体積重量 が約20〜60kg/m2であることを特徴とする請求の範囲1〜13の一項も しくは複数項に記載の椅子。 15.防炎層(12,112,208)が難燃性カバークロスで包まれることを 特徴とする請求の範囲1〜14の一項もしくは複数項に記載の椅子。 16.中間層(211)がシーリングフォイル(212)、特に厚さ50μmの PEフォイルないしPUフォイルで形成されることを特徴とする請求の範囲1〜 15の一項もしくは複数項に記載の椅子。 17.表面に対して平行及び/又は垂直に伸び、互いに分離した、相異なる支持 体(214)切断板(41,42)が同一の厚さ、異なった重量及び/又は異な ったくり抜き(20,27〜31,216)/発泡プラスチックー比を有するこ とを特徴とする請求の範囲1〜16の一項もしくは複数項記載の椅子。 18.支持体(214)中に、支持体の側面及び/又は背面(17,18,24 6,251)から反対側の側面及び/又は表面に向かって伸びるくり抜き(20 ,27〜31,216,234)が配置されることを特徴とする請求の範囲1〜 17の一項もしくは複数項に記載の椅子。 19.くり抜き(20,27〜31,216,234)が支持体厚さ及び/又は 支持体幅(252)の一部にしか及んでいないことを特徴とする請求の範囲1〜 18の一項もしくは複数項に記載の椅子。 20.くり抜き(20,27〜31,216,236,237)が円筒状及び/ 又は円錐状及び/又は角錐状に形成されることを特徴とする請求の範囲1〜19 の一頃もしくは複数項に記載の椅子。 21.くり抜き(20,27〜31,216,236,237)の容積及び/又 は深さが支持体(7,214)の様々な箇所に於いて種々多様であることを特徴 とする請求の範囲1〜20の一項もしくは複数項に記載の椅子。 22.強度な荷重を受ける箇所に於いてくり抜き(20,27〜31,216, 234,236〜238)の深さ及び/又は容積及び/又は数が僅かであること を特徴とする請求の範囲1〜21の一項もしくは複数項に記載の椅子。 23.支持体(214)が着座クッション(204,235)として使用される 際に著座面中央(233)が前項記載の箇所であることを特徴とする請求の範囲 1〜22の一項もしくは複数項に記載の椅子。 24.着座クッション(4,5,204,235)のくり抜き(20,27〜3 1,216,234)の深さ及び/又は容積及び/又は数が着座面中央(233 )から側面(246)に向かって増加することを特徴とする請求の範囲1〜23 の一項もしくは複数項に記載の椅子。 25.背もたれクッション(205)と着座クッション(204)との互いに向 かい合った箇所に於いて着座ないし背もたれクッション(204,205)の表 面と平行に走るくり抜き(20,27〜31,216)の数及び場合により容積 及び/又は断面積(218)がその他の箇所よりも増していることを特徴とする 請求の範囲1〜24の一項もしくは複数項に記載の椅子。 26.くり抜き(216)が着座クッション(204)と背もたれクッション( 205)との互いに向かい合った箇所にのみ配置されることを特徴とする請求の 範囲1〜25の一項もしくは複数項に記載の椅子。 27.前項記載の当該箇所が背もたれクッション(205)ないし着座クッショ ン(204)に対して垂直方向の着座クッション(204)の全長(224)な いし背もたれクッション(205)の全長(224)のそれぞれ約30%に及ん でいることを特徴とする請求の範囲1〜26の一項もしくは複数項に記載の椅子 。 28.くり抜き(216)が中間層(211)の箇所にまで及んでいることを特 徴とする請求の範囲1〜27の一項もしくは複数項に記載の椅子。 29.中間層(211)にくり抜き(20,27〜31,216)の箇所に於い て穴(220)が設けられることを特徴とする請求の範囲1〜28の一項もしく は複数項に記載の椅子。 30.くり抜き(20,27〜31,216)の内部空間(221)が好ましく は中間層(211)の穴(220)を介して防炎層(208)の開放セル(22 7)内部空間と直接に結合されることを特徴とする請求の範囲1〜29の一項も しくは複数項に記載の椅子。 31.穴(220)の断面(218)が中間層に直接に隣接した箇所におけるく り抜き(20,27〜31,216)の断面に一致することを特徴とする請求の 範囲1〜30の一項もしくは複数項に記載の椅子。 32.防炎層(208)及び場合により該層に前置された難燃性力バークロス( 207)にくり抜き(216)の内部空間(221)に開口する例えば0.5〜 5mmの僅かな直径を有した孔が設けられることを特徴とする請求の範囲1〜3 1の一項もしくは複数項に記載の椅子。 33.支持体(214)内の強度な荷重を蒙むる箇所に支持体(254)、特に 例えば金属ワイヤ製のバネ芯(255)が埋封されることを特徴とする請求の範 囲1〜32の一項もしくは複数項に記載の椅子。 34.バネ芯(255)の下面(258)が支持体(214)の下面とほぼ同一 平面を為して配置されることを特徴とする請求の範囲1〜33の一項もしくは複 数項に記載の椅子。 35.バネ芯(255)の上面(256)が支持体(214)の上面から、特に 5〜70mmの間隔を保って配置されることを特徴とする請求の範囲1〜34の 一項もしくは複数項に記載の椅子。 36.支持体(214)中に埋封されるバネ芯(255)の高さ(267)が無 負荷状態におけるバネ芯(255)の厚さ(268)よりも縮小されることを特 徴とする請求の範囲1〜35の一項もしくは複数項に記載の椅子。 37.バネ芯(255)の下面(258)と上面(256)との間に締付けユニ ット(269)を配置し、下面(258)に対して垂直方向における該ユニット の長さを無負荷状態におけるバネ芯(255)の厚さ(268)よりも縮小する ことを特徴とする請求の範囲1〜36の一項もしくは複数項に記載の椅子。 38.バネ芯が支持体(214)の側面(246)及び後面から一定間隔を保っ て配置されることを特徴とする請求の範囲1〜37の一項もしくは複数項に記載 の椅子。 39.バネ芯(255)の配置されている箇所に着座クッション(204)の側 面及び/又は表面(246)に対して垂直方向に走るくり抜き(216,234 )が配置されることを特徴とする請求の範囲1〜38の一項もしくは複数項に記 載の椅子。 40.くり抜き(259,260)の表面がバネ芯(255)ないしバネ芯部材 から離して配置されることを特徴とする請求の範囲1〜39の一項もしくは複数 項に記載の椅子。 41.支持体(214)内に於いて、バネ芯の側端と支持体の側面(246)と の間に、着座クッションの上面及び/又は側面に対して垂直に走るくり抜き(2 16,234,259,260)が配置されることを特徴とする請求の範囲1〜 40の一項もしくは複数項に記載の椅子。 42.中間層及び/又は防炎層(211,208)が支持体(214)の側面及 び/又は下面(246,251)におけるくり抜き(216,234)の入口穴 を覆うことを特徴とする請求の範囲1〜41の一項もしくは複数項に記載の椅子 。 43.くり抜き(216,234,259,260,261,262)の表面が 中間層及び/又は防炎層(211,208)で覆われることを特徴とする請求の 範囲1〜42の一項もしくは複数項に記載の椅子。 44.くり抜き(216,234,259,260,261,262)の表面が 防炎層(208)で覆われることを特徴とする請求の範囲1〜43の一項もしく は複数項に記載の椅子。 45.結合装置(115)が防炎層(12)とカバークロス(114)との間に 配置され、中間層(9)と直接に結合されることを特徴とする請求の範囲1〜4 4の一項もしくは複数項に記載の椅子。 46.結合装置(115)がその面の全体に亘って分散配置された箇所に於いて 中間層(109)及び場合により防炎層(112)と結合されることを特徴とす る請求の範囲1〜45の一項もしくは複数項に記載の椅子。 47.カバークロス(114)保持用結合装置(115)が防炎層(112)に 貫入するフィラメント(130)及び/又はファイバーを介して中間層(109 )と結合されることを特徴とする請求の範囲1〜46の一項もしくは複数項に記 載の椅子。 48.カバークロス(114)保持用結合装置(115)が防炎層(112)に 貫入する接着層(120)を介して中間層(109)と結合されることを特徴と する請求の範囲1〜47の一項もしくは複数項に記載の椅子。 49.結合装置(115)が、接着層(120)から離れた且つ互いに分散した 箇所に於いて、接着剤(125)を介して防炎層(112)と結合されることを 特徴とする請求の範囲1〜48の一項もしくは複数項に記載の椅子。 50.接着層(120)の接着剤(125)が硬化後にも弾性を有することを特 徴とする請求の範囲1〜49の一項もしくは複数項に記載の椅子。 51.接着剤(125)が短かい硬化時間を有することを特徴とする請求の範囲 1〜50の一項もしくは複数項に記載の椅子。 52.接着層(120)及び/又はフィラメント(130)の箇所に於いて防炎 層(112)が圧縮され、厚さが減少させられることを特徴とする請求の範囲1 〜51の一項もしくは複数項に記載の椅子。 53.接着層(120)接着剤が、分散配置された箇所で、防炎層(112)に 注入されることを特徴とする請求の範囲1〜52の一項もしくは複数項に記載の 椅子。 54.結合装置(115)が止めベルト(131)ないしジッパーペルトによっ て形成されることを特徴とする請求の範囲1〜53の一項もしくは複数項に記載 の椅子。 55.防炎層(112)と難燃性カバークロス(114)との間の所々に同じく 難燃性カバークロス製の別な層(124)が配置されることを特徴とする請求の 範囲1〜54の一項もしくは複数項記載の椅子。 56.難燃性カバークロス(114)製の別な層(124)が防炎層に接着され ることを特徴とする請求の範囲1〜55の一項もしくは複数項に記載の椅子。 57.支持要素が特に防炎剤を有したプラスチックから製造され、該要素が難燃 性カバークロスまたは同じくプラスチックフォームから形成される防炎層ないし 連結層と結合される中間層、例えばシーリングフォイルに対して泡立てられ、支 持要素の泡立て後、必要に応じ、特に加熱された針が防炎層ないし連結層から支 持要素方向に向かって、カバークロスないし防炎層ないし連結層、中間層を貫い て中間層側の支持要素中まで圧し込まれ、次いで引抜かれる、特に車輌用の椅子 の製造方法に於いて、支持体(214)内に配置されたくり抜き(216,23 4)を通じ、例えばシーリングフォイル(212)によって形成される中間層( 211)が少なくともくり抜きの断面範囲の一部に亘って除去されると共に場合 により該中間層に直接隣接した部分の防炎層ないし連結層(208)も除去され ることを特徴とする方法。 58.中間層(211)、例えばシーリングフォイル(212)がくり抜き(2 16,234)の断面範囲に於いて溶融除去されることを特徴とする請求の範囲 57記載の方法。 59.中間層(211)、例えばシーリングフォイル(212)がくり抜き(2 16,234)の断面範囲に於いて穴あけ工具ないしフライスを用いて穴あけ除 去されることを特徴とする請求の範囲57及び58記載の方法。 60.針(232)がくり抜きの断面範囲上方に位置決めされ、カバークロス( 207)及び/又は中間層(211)及び場合によりシーリングフォイル(21 2)を貫いて刺し込まれることを特徴とする請求の範囲57〜59の一項もしく は複数項記載の方法。 61.支持体(214)の泡立て後、切削もしくは研削処理により中間層(21 1)にまで達するくり抜き(216,234)が設けられ、更に、該くり抜き中 間層(211)を貫き、好ましくは連結層ないし防炎層(208)またはカバー クロスの範囲まで達することを特徴とする請求の範囲57〜60の一項もしくは 複数項に記載の方法。
JP63504654A 1987-06-02 1988-06-03 発泡プラスチック製クッションを有した椅子及びその製造方法 Expired - Lifetime JPH0755165B2 (ja)

Applications Claiming Priority (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
AT1396/87 1987-06-02
AT1396/87A AT393108B (de) 1987-06-02 1987-06-02 Fahrzeugsitz, insbesondere flugzeugsitz, mit einer aus schaumkunststoff bestehenden polsterung
AT3224/87 1987-12-09
AT0322487A ATA322487A (de) 1987-12-09 1987-12-09 Fahrzeugsitz, insbesondere flugzeugsitz, mit einer aus schaumkunststoff bestehenden polsterung
AT0100588A AT397067B (de) 1988-04-20 1988-04-20 Fahrzeugsitz, insbesondere flugzeugsitz, und verfahren zu dessen herstellung
AT1005/88 1988-04-20
PCT/AT1988/000041 WO1988009731A1 (en) 1987-06-02 1988-06-03 Seat with foamed plastic padding and process for its manufacture

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03502530A true JPH03502530A (ja) 1991-06-13
JPH0755165B2 JPH0755165B2 (ja) 1995-06-14

Family

ID=27146978

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63504654A Expired - Lifetime JPH0755165B2 (ja) 1987-06-02 1988-06-03 発泡プラスチック製クッションを有した椅子及びその製造方法

Country Status (11)

Country Link
US (2) US5248185A (ja)
EP (2) EP0438186B1 (ja)
JP (1) JPH0755165B2 (ja)
AT (2) ATE118318T1 (ja)
AU (1) AU1942988A (ja)
CH (1) CH674342A5 (ja)
DE (3) DE3869419D1 (ja)
GB (1) GB2229915B (ja)
HU (1) HUT51551A (ja)
NL (1) NL8820378A (ja)
WO (1) WO1988009731A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08150864A (ja) * 1994-11-28 1996-06-11 Yamaha Motor Co Ltd 乗物用シート

Families Citing this family (66)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5092654A (en) * 1989-03-30 1992-03-03 Aisin Seiki Kabushiki Kaisha Seatback spring device
ES2090298T3 (es) * 1989-12-11 1996-10-16 Hendersons Ind Pty Ltd Asiento resistente a actos vandalicos.
AT394163B (de) * 1990-01-18 1992-02-10 Greiner & Soehne C A Sitz, insbesondere fuer fahrzeuge
ES2075954T3 (es) * 1990-01-18 1995-10-16 Greiner & Soehne C A Asiento para vehiculos.
AT399488B (de) * 1991-04-22 1995-05-26 Greiner & Soehne C A Sitzpolster, insbesondere flugzeugsitz
ATA20593A (de) * 1993-02-05 1998-08-15 Greiner & Soehne C A Fahrzeugsitz, insbesondere für flugzeuge
DE9306999U1 (ja) * 1993-05-08 1993-07-22 Adam Opel Ag, 65428 Ruesselsheim, De
US5542629A (en) * 1993-07-09 1996-08-06 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Escape device for aircraft
AT400700B (de) * 1993-11-03 1996-02-26 Greiner & Soehne C A Fahrzeugsitz mit einem sitzpolster, insbesondere flugzeugsitz
DE59403140D1 (de) * 1993-11-29 1997-07-17 Greiner & Soehne C A Sitz, insbesondere sitzpolster, sowie ein verfahren zur herstellung dieses sitzpolsters
DE59503038D1 (de) * 1994-03-31 1998-09-10 Akzo Nobel Faser Aktiengesells Vandalismus-Schutzschicht
US5553924A (en) * 1994-11-15 1996-09-10 The Board Of Trustees Of The University Of Alabama For Its Division, The University Of Alabama At Birmingham Vehicle safety seat system
GB2298594B (en) * 1995-03-10 1999-03-10 Kurashiki Boseki Kk Facing for a seat
DE19601972C2 (de) * 1996-01-20 1997-11-20 Daimler Benz Ag Verfahren und Einrichtung zur Erfassung der Oberflächenkontur bei einem elastischen ,unter Belastung verformbaren Sitzpolster
US6089657A (en) * 1997-09-11 2000-07-18 Toyo Tire & Rubber Co., Ltd. Seat cushion pad for automobiles
US7191482B2 (en) 1998-05-06 2007-03-20 Hill Rom Services, Inc. Patient support
US9462893B2 (en) 1998-05-06 2016-10-11 Hill-Rom Services, Inc. Cover system for a patient support surface
BR9910257A (pt) 1998-05-06 2001-10-02 Hill Rom Co Inc Aparelho configurado para suportar pelo menos uma parte de um corpo nele
DE19845730B4 (de) * 1998-10-05 2005-02-10 Audi Ag Polsterträger
DE29822937U1 (de) * 1998-12-23 1999-11-18 Karmann Gmbh W Sitzschale, Sitzlehne oder Sitz
US6158815A (en) * 1998-12-24 2000-12-12 Toyo Tire & Rubber Co., Ltd. Seat having a seat cushion including a polyurethane foam pad onto a portion of which a stretchable, nonwoven fabric is laminated
CA2417993A1 (en) * 2000-08-04 2002-02-14 Woodbridge Foam Corporation Foam element having molded gas passageways and process for production thereof
FR2815901B1 (fr) * 2000-10-31 2003-08-08 Faurecia Sieges Automobile Element rembourre pour vehicule et son procede de fabrication
US7121767B1 (en) * 2001-11-14 2006-10-17 Cuming Corporation Rugged foam buoyancy modules and method of manufacture
GB0228842D0 (en) * 2002-12-11 2003-01-15 Kay Metzeler Ltd Cushion for an aircraft seat
JP2007515981A (ja) * 2003-06-30 2007-06-21 ザ ウェイ トゥ ウィン リミティド シートの座席部分
US20050177950A1 (en) * 2004-02-17 2005-08-18 Foamex L.P. Flame barrier cushioning foams and upholstery layer construction incorporating such foams
CN100398034C (zh) * 2004-12-07 2008-07-02 江绍成 抗晃自稳式椅座
FR2882308B1 (fr) * 2005-02-22 2007-05-25 Cera Procede de realisation d'un element de garnissage ventile
AT502289B1 (de) * 2005-08-08 2010-11-15 Greiner Purtec Gmbh Polsterung für einen fahrgastsitz
US7934774B2 (en) * 2006-03-31 2011-05-03 Lear Corporation Vehicle seat assembly having a hardness gradient
DE202006010876U1 (de) * 2006-07-10 2006-09-28 Takata-Petri Ag Vorrichtung zur Energieabsorption
US7661764B2 (en) * 2006-08-30 2010-02-16 Lear Corporation Vehicle seat assembly having a hardness gradient via “A” surface intrusions and/or protrusions
US20080073966A1 (en) * 2006-08-30 2008-03-27 Lear Corporation Vehicle seat assembly having a hardness gradient via hollowed sections and/or protrusions
US20080122274A1 (en) * 2006-11-28 2008-05-29 Trevor Edwards Aircraft seat cover assembly
US7717123B2 (en) * 2007-01-10 2010-05-18 Egro-Crutch, Llc Biomechanically derived crutch
US20090038072A1 (en) * 2007-08-10 2009-02-12 Defranks Michael S Fire resistant corner guard
US8042874B2 (en) * 2007-12-11 2011-10-25 Be Aerospace, Inc. Insulating cover for flammable cushioning materials
US7815255B1 (en) * 2008-07-18 2010-10-19 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Army Seat for combat vehicle
US8418706B2 (en) * 2009-11-11 2013-04-16 Mobi, Llc Ergonomic crutch
US8172320B2 (en) * 2010-02-11 2012-05-08 Nissan North America, Inc. Impact absorption block for vehicle seatback assembly
AT509326B1 (de) * 2010-05-17 2011-08-15 Greiner Purtec Gmbh Stützbaugruppe für fahrgastsitz sowie fahrgastsitz
CN103442620B (zh) * 2011-03-23 2017-02-22 株式会社三角工具加工 缓冲部件以及坐席构造
JP5985411B2 (ja) * 2012-02-22 2016-09-06 トヨタ紡織株式会社 車両用シートのクッションパッド
NL2008800C2 (en) * 2012-05-11 2013-11-12 D B M Fabriek En Handelsonderneming B V Fender, maritime structure, method for manufacturing.
US9504620B2 (en) 2014-07-23 2016-11-29 American Sterilizer Company Method of controlling a pressurized mattress system for a support structure
US10189570B2 (en) 2014-09-24 2019-01-29 B/E Aerospace, Inc. Seat pan assembly with encased comfort spring
EP3231663B1 (en) * 2014-12-12 2022-04-06 Dayou A-Tech Co., Ltd Integrated foam type headrest having different hardnesses, and manufacturing method thereof
DE102015104744A1 (de) * 2015-03-27 2016-09-29 Lisa Dräxlmaier GmbH Sitzauflage für einen Flugzeugsitz
US10259353B2 (en) 2015-04-23 2019-04-16 Syntec Seating Solutions, Llc School bus seat
US10046681B2 (en) 2016-04-12 2018-08-14 Ford Global Technologies, Llc Articulating mechanical thigh extension composite trim payout linkage system
TWI616344B (zh) * 2016-03-31 2018-03-01 三芳化學工業股份有限公司 積層複合材及其製造方法
US10625646B2 (en) 2016-04-12 2020-04-21 Ford Global Technologies, Llc Articulating mechanical thigh extension composite trim payout linkage system
US10081279B2 (en) 2016-04-12 2018-09-25 Ford Global Technologies, Llc Articulating thigh extension trim tensioning slider mechanism
DE102016108285A1 (de) 2016-05-04 2017-11-09 Lisa Dräxlmaier GmbH Sitzauflage für einen Flugzeugsitz
US10426689B2 (en) 2016-07-22 2019-10-01 Mobi Acquisition Company, Llc Biomechanical and ergonomical adjustable crutch
US10442327B2 (en) 2016-12-23 2019-10-15 Ford Global Technologies, Llc Seat bottom tension member
FR3062351B1 (fr) * 2017-01-31 2019-03-29 Peugeot Citroen Automobiles Sa Coiffe d’habillage pour garniture d’assise ou de dossier de siege de vehicule automobile.
NL2018349B1 (en) 2017-02-09 2018-09-04 Fender Innovations Holding B V Marine fender
CN109263196A (zh) * 2017-07-28 2019-01-25 明门(中国)幼童用品有限公司 防火缓冲结构、支撑垫装置及安全座椅
IT201700109132A1 (it) * 2017-09-29 2019-03-29 C & G Kiel Italia S R L Rivestimento per sedili di mezzi di trasporto e metodo per la sua realizzazione
USD882975S1 (en) * 2017-10-23 2020-05-05 Embraer S.A. Passenger seat
FR3080809B1 (fr) * 2018-05-04 2020-05-08 Faurecia Sieges D'automobile Siege de vehicule
CN114423893A (zh) * 2019-09-24 2022-04-29 帝人株式会社 耐火布和座椅
US11679703B2 (en) 2020-07-02 2023-06-20 Lear Corporation Vehicle seat assembly having a surface texturing intrusions
EP3964442B1 (en) * 2020-09-02 2023-12-27 B/E Aerospace, Inc. Ventilated adjustable headrest

Family Cites Families (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3142515A (en) * 1959-12-03 1964-07-28 Gen Motors Corp Unitary seat construction
US3310819A (en) * 1965-10-18 1967-03-28 Morrison Ben Upholstery construction
US3425068A (en) * 1967-08-07 1969-02-04 Barber Mfg Co Inc Spring-foam cushion
US3512192A (en) * 1968-06-03 1970-05-19 United Bedding Corp Fire resistant mattress
JPS592242B2 (ja) * 1975-05-10 1984-01-18 株式会社クボタ タイヒ シリヨウトウノキリダシソウチ
US4031579A (en) * 1975-12-19 1977-06-28 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Air Force Aircraft seat cushion
US4060280A (en) * 1976-07-08 1977-11-29 American Seating Company Flame-resistant cushion
JPS53120555A (en) * 1977-03-28 1978-10-21 Perry Ltd E S Improvement in scales
US4184237A (en) * 1978-08-31 1980-01-22 Sofisti-Caire Furniture Mfg. Inc. Method of making a cushion construction
US4190697A (en) * 1979-01-15 1980-02-26 Milsco Manufacturing Company Multidensity foam article and method of preparation
DE2915779A1 (de) * 1979-04-19 1980-10-23 Daimler Benz Ag Polstereinlage fuer sitze, insbesondere fuer kraftfahrzeugsitze
DE3111839A1 (de) * 1981-03-26 1982-10-14 Messerschmitt-Bölkow-Blohm GmbH, 8000 München Fahrgastsitz in oeffentlichen verkehrsmitteln
DE3220088C1 (de) * 1982-05-28 1983-09-29 Fa. Carl Freudenberg, 6940 Weinheim Polsterkoerper
US4463465A (en) * 1982-12-23 1984-08-07 The United States Of America As Represented By The Administrator Of National Aeronautics And Space Administration Fire blocking systems for aircraft seat cushions
DE8308174U1 (de) * 1983-03-19 1984-04-05 Grammer, Willibald, 8450 Amberg Sitzpolster
DE3330760A1 (de) * 1983-08-26 1985-03-14 Bayer Ag, 5090 Leverkusen Polster mit luftdurchlaessigem bezug und schaumstoffkern
FR2576200B1 (fr) * 1985-01-21 1987-04-03 Sofanor Sa Revetement anti-vandalisme pour sieges
DE3507085A1 (de) * 1985-02-28 1986-08-28 Metzeler Schaum Gmbh, 8940 Memmingen Fluggastsitz in flammhemmender ausfuehrung
DE8506816U1 (de) * 1985-03-08 1985-07-25 Hamburger Hochbahn Ag, 2000 Hamburg Sitz für den öffentlichen Personenverkehr
SE463694B (sv) * 1986-01-29 1991-01-14 Tumaset Ab Stolsits
DE3607041A1 (de) * 1986-01-31 1987-08-06 Metzeler Schaum Gmbh Rueckenpolster fuer einen fluggastsitz
DE3767156D1 (de) * 1986-05-09 1991-02-07 Greiner Schaumstoffwerk Sitz, insbesondere fuer oeffentliche verkehrsmittel.
GB2204235B (en) * 1987-04-29 1990-10-03 Henderson S Federal Spring Wor Vandal resistant seat
NL8702253A (nl) * 1987-09-22 1989-04-17 Recticel Brandwerende zitmeubelen in het bijzonder vliegtuigstoelen.
US4892769A (en) * 1988-04-29 1990-01-09 Weyerhaeuser Company Fire resistant thermoplastic material containing absorbent article
US4930173A (en) * 1989-07-03 1990-06-05 Baker, Knapp & Tubbs, Inc. Cushion element and method for making same

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08150864A (ja) * 1994-11-28 1996-06-11 Yamaha Motor Co Ltd 乗物用シート

Also Published As

Publication number Publication date
AU1942988A (en) 1989-01-04
HUT51551A (en) 1990-05-28
DE3853082D1 (de) 1995-03-23
EP0438186A3 (en) 1992-03-11
DE3890482C1 (de) 1999-12-23
EP0368867A1 (de) 1990-05-23
EP0368867B1 (de) 1992-03-18
CH674342A5 (ja) 1990-05-31
GB2229915A (en) 1990-10-10
EP0438186A2 (de) 1991-07-24
GB2229915B (en) 1992-01-08
WO1988009731A1 (en) 1988-12-15
JPH0755165B2 (ja) 1995-06-14
EP0438186B1 (de) 1995-02-15
DE3869419D1 (de) 1992-04-23
US5248185A (en) 1993-09-28
NL8820378A (nl) 1990-03-01
ATE118318T1 (de) 1995-03-15
ATE73712T1 (de) 1992-04-15
GB8927280D0 (en) 1990-06-13
DE3890482D2 (en) 1990-03-15
US5085487A (en) 1992-02-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH03502530A (ja) 発泡プラスチック製クッションを有した椅子及びその製造方法
AU659605B2 (en) Seat, in particular for vehicles
US5564144A (en) Vehicle seat with a seat padding, in particular for an aircraft seat
JPH05137858A (ja) 特に航空機シート用シートクツシヨン
US5669799A (en) Vehicle seat, in particular for aircraft
US20070123129A1 (en) Upholstery for a passenger seat
US4793574A (en) Backrest cushion for an air passenger seat
WO2021177226A1 (ja) クッション材
JP5317526B2 (ja) 複合クッション体及びその製造方法
AT1437U1 (de) Sitz, insbesondere polstersitz, für öffentliche verkehrsmittel
EP0830973B1 (de) Sitzpolsterteil, wie Tragelement und/oder Aufsatzelement
AT397067B (de) Fahrzeugsitz, insbesondere flugzeugsitz, und verfahren zu dessen herstellung
RU2729093C2 (ru) Вандалостойкий огнеблокирующий материал
CZ154196A3 (en) Seat, particularly seat cushion and process for producing such seat cushion
JPH09294649A (ja) 耐火腰掛け
JPH05171782A (ja) 不燃性畳
JPH0247349A (ja) クッション体
PL214730B1 (pl) Fotel sprężynowy
CZ5134U1 (cs) Čalounění