JPH03501228A - 折り返しフィルタ遠心分離機 - Google Patents

折り返しフィルタ遠心分離機

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JPH03501228A JP63509226A JP50922688A JPH03501228A JP H03501228 A JPH03501228 A JP H03501228A JP 63509226 A JP63509226 A JP 63509226A JP 50922688 A JP50922688 A JP 50922688A JP H03501228 A JPH03501228 A JP H03501228A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 折り返しフィルタ遠心分離機 本発明は、ハウジング内に片持ち支持で回転可能に軸支され径方向の濾過液通路 を有するドラムと、ドラムに対して軸方向に摺動しドラムの前側を閉鎖するカバ ーと、カバーに設けられ濾過すべき懸濁液を充填するための充填開口部と、ハウ ジングに固定されかつ充填開口部を貫通する充填パイプとを有し、前記充填パイ プの排出端部は遠心分離工程の間ドラム内部にある、折り返しフィルタ遠心分離 機に関するものである。
懸濁液内にある固体及び液体成分を分離するのに使用されるこの種の折り返しフ ィルタ遠心分離機は、ドイツ特許公報第2710624号に記載されている。さ らに、カバーの充填開口部に充填パイプの排出端部と共iするしぶきよけを設け ることも知られている(ドイツ特許公報第3430507号)。
フィルタ遠心分離機においては多くの場合に、遠心力の場に発生する液圧を高め るため、あるいはフィルタケーキを乾燥させるのにフィルタケーキに風を送るた め、あるいはフィルタケーキに蒸気洗浄を施すために、ドラムに過圧下にあるガ ス(例えば蒸気)を供給することが望ましい。さらに場合によってはドラムを負 圧下におくことが望ましいこともある。
一般的な折り返しフィルタ遠心分離機の場合には、ドラム内部でのこの種の圧力 変化は不可能である。というのは充填開口部を貫通する充填パイプは圧密に形成 されていないからである。
本発明の課題は一般的な折り返し遠心分離機を改良して、ドラムによって包囲さ れている遠心分離室に過圧あるいは負圧を供給することができるようにすること である。
この課題は本発明によれば、ドラム内の圧力を変化させるために充填パイプが圧 力源あるいは負圧源と接続可能であって、回転シーリングと滑りシーリングの組 合せによってカバーに密着している。
本発明の好ましい実施例においては、充填パイプはハウジングの弾性的な軸受に 支持されており、前記弾性的軸受は回転及び滑りシーリングと結合してさらに充 填パイプのゆらぎ運動を可能にする。
このような構造によって3種のことが実現される:充填パイプは同時に圧力ガス (蒸気)の導入パイプとしであるいは吸引によって負圧を発生するために用いら れるので、そのための特別な配管を省くことができる。充填パイプとカバーの間 の回転及び滑りシーリングの組合せによって負圧下にあるガスが遠心分離室から 流出することあるいはガス(大気の空気)が外側から遠心分離室へ進入すること が防止される。充填パイプをハウジングに弾性的に支持することによって不釣合 をもたらすドラムのゆらぎ運動が補償されるので、駆動中は回転及び滑りシーリ ングの組合せによって完全なシーリングが保証される。その場合にカバーの充填 パイプに対する相対的な滑り移動は妨害されない。
以下、添付図面に示す実施例を用いて本発明の詳細な説明する。
図において、 第1図は、遠心分離作業モードにある折り返しフィルタ遠心分離機の概略断面図 、 第2図は、固体除去作業モードにある第1図に示す遠心分離機の概略を示し、 第3図は、遠心分離機の充填パイプと遠心分離ドラムの間の回転及び滑りシーリ ングを示す拡大図、第4図は、充填パイプが揺動するときの第3図に示す回転及 び滑りシーリング、 第5図は換気パイプを有する充填パイプの他の実施例、そして 第6図は充填パイプ端部の細部を示す斜視図である。
第1図に示す折り返しフィルタ遠心分離機には、機械全体を密封状態で包囲する 概略的に示すハウジング1が設けられており、ハウジング1内に固定された機械 フレーム2上に中空軸3が軸受4.5内で回転可能に軸支されている。第1図と 第2図の右側で軸受5を越えて突出している中空軸3の端部には圧力媒体のシリ ンダ6が密封状態でフランジ止めされている。シリンダ6には駆動輪7が一体回 転可能に結合されており、この駆動輪7を介してシリンダ6とそれに伴って中空 軸3を、例えばVベルトを用いて電気モータ(薗示せず)によって急速に回転さ せることができる。
軸受4.5の間を剛体的に延びる中空軸3には軸方向に向けられたV溝(図示せ ず)が形成されており、このV溝内でくさび状のキー片9が軸方向に摺動するこ とができる。このくさび状のキー片9は中空軸3の内部で変位可能な軸12と結 合固定されている。従って軸12は中空軸3と一緒に回転するが、中空軸内で軸 方向に変位することができる。
軸3と12は、軸受4.5の保持にも使用されるブツシュ状のハウジング13内 に延びており、前記ハウジング13は機械フレーム2上に支持されている。
第1図と第2図の左側で軸受4を越えて突出している中空軸3の端部には、つぼ 状の遠心分離ドラム16が底部17に回転しないようにフランジ止めされている 。ドラム16の円筒状の側壁には径方向に延びる通過開口部18が形成されてい る。ドラム16の底部17と反対の端面は開放している。
この開放した端面を包囲しているフランジ状の開口縁19には保持リング21に よって、はぼ円筒状に形成されたフィルタ布22の一方の縁が密封状態にとめら れている。フィルタ布22の他方の縁は適当な方法で底部片23と密封状態に結 合されており、底部片23は底部17を自由に貫通している摺動可能な軸12と 堅固に結合されている。
遠心分離室カバー25が支柱ボルト24を介して底部片23に堅固に取付けられ 、これによって空間が形成される。遠心分離室カバー25は第1図においてはド ラム16の開放縁に接することによって遠心分離室を密封しており、°第2図に おいては軸12が中空軸3から軸方向に抜は出すことによって遠心分離室カバー 25は底部片23と共にドラムから離れて持ち上げられている。
第1図と第2図の左に示す折り返しフィルタ遠心分離機の前側には充填バイブ2 6が配置されており、この充填パイプ26は固体及び液体成分を分離させる懸濁 液をドラム16の遠心分離室へ供給するのに用いられ(第1図)、第2図に示す 作動状態においては摺動可能な軸12の孔27へ延びている。
圧力媒体シリンダ6と共働する導管31と弁32.33は、ドラム16を支持す る変位可能な軸12を往復移動させるのに用いられる。
作動時には折り返しフィルタ遠心分離機はまず第1図に示す位置を占める。変位 可能な軸12は中空軸3と圧力媒体シリンダ6内へ引き戻され、それによって軸 12と結合されている底部片23は遠心分離ドラム16の底部17の近傍に位置 し、フィルタ布22はドラム内に位置するようにドラム内部に入る。その場合に 遠心分離室カバー25はドラム16の開口縁上にぴったりと載置される。ドラム が回転すると、充填パイプ26を介して濾過すべき懸濁液が導入される。懸濁液 の液体成分はドラムの開口部18を矢印35方向へ通過して反跳板36によって 搬出導管37へ導かれる。懸濁液の固体成分はフィルタ布によって保持される。
遠心分離ドラム16がさらに回転すると、第2図に示すように軸12は(左へ) 移動されて、それによってフィルタ布22は外側へ折り返されて、そこに付着し ていた固体成分は外側方向(矢印38)のハウジング1内へ放出される。固体成 分はそこから容易に搬出することができる。第2図に示す位置においては充填パ イプ26は、カバー25ないし底部片23に形成されている開口部39.40を 通して軸12の孔27内に進入している。遠心力の作用を受けて固体粒子の放出 が終了した後に、遠心分離機は軸12が引き戻されることによって第1図に示す 作動位置へ戻され、その際にフィルタ布22が反対方向へ折り返される。このよ うにして常に遠心分離ドラムを回転させての遠心分離機の作動が可能になる。
第1図に概略図示するように、充填バイブ26内には弁41が組み込まれており 、この弁41は懸濁液の供給を中断し、かつ懸濁液を有する貯蔵容器に対する充 填パイプの密封を行わせる。止め弁43を有し充填パイプ26に連通ずるバイブ 導管42を介し、ポンプ44によってガス、特に圧縮空気を充填パイプ26に、 すなわちドラム16の遠心分離室へ導入してもよい。それによってドラム内にも たらされる内圧が、回転するドラムの遠心力の場に生じる液圧を高め、それによ って全体として濾過結果に好ましい作用がもたらされる。
他の実施例においては導管42を介して、圧力下にある熱い水蒸気をドラムに導 入し、それによってフィルタ布に付着しているフィルタケーキを蒸気洗浄にさら すこともできる。
また他の実施例においては、導管42を省くことができる。
その場合には懸濁液はポンプを介して直接充填バイブ26とドラム16に導入さ れる。所定の場合にはこの圧力は、充填パイプ26と結合され所定の高い水位に 配置されている懸濁液貯蔵容器によって充填バイブ26内に発生される液圧とす ることもできる。
本発明の他の実施例においては、例えば第1図のポンプ44を吸引ポンプとして 形成することによって、ドラム16内に過圧の代わりに負圧を形成することも可 能である。時々もたらされるこの種の負圧は、フィルタ布22からフィルタケー キを取り外すのに好ましい作用を与える。
ドラム16内に過圧あるいは負圧が支配する場合には、固定的な充填パイプ26 と回転するドラム160カバー25との間に圧力を密封するシールを形成しなけ ればならない。このことを第3図と第4図を用いて詳細に説明する。
充填パイプ26の前方の自由端部には、中央部が円筒状でその両端が円錐状の肉 厚部45が設けられている。第1図の作動状態において、従って遠心分離室内で 過圧あるいは負圧によって濾過を行う間、肉厚部45に弾性的なシールリング4 6が接しており、このシールリングは圧密の密封を行わせる。シールリング46 はスリーブ47の対応する溝に挿入されており、このスリーブ47は充填パイプ 26と一緒に固定的に保持されている。さらにスリーブ47の内壁には弾性的な ガイドリング48と弾性的なリング状のストリッパ49が設けられており、第3 図に示す作動状態においてはガイドリング48は肉厚部25に接し、ストリッパ 49が充填パイプ26の円筒状の外壁に接する。スリーブ47は概略図示する回 転軸受51によってブツシュ52内に回転可能に軸承されており、ブツシュ52 はドラム160カバー25と結合固定されている。(固定位置に保持されている )スリーブ47と(回転する)ブツシュ52との間にはいくつかの径方向の軸シ ールリング53が配置されている。
(回転する)カバー25が(固定配置の)充填パイプ26に対して(第3図中左 へ)移動されると、シールリング26が肉厚部45から摺動して離れ、充填パイ プ26の密封されていない部分に達し、その部分においてはシールリングはもは や密封機能を行わず、充填パイプ26に対し距離をもって充填パイプ26を包囲 する(第5図を参照)。従って肉厚部45によって、弾性的なシールリング46 はカバー25の変位動作の大部分にわたって滑り摩擦にさらされなくなる。滑り 摩擦は、特に充填パイプ26の外壁が固体粒子の薄い層でしばしば覆われている ために、リングの損傷や破壊をもたらすことがある。
カバー25が(第3図中左へ)移動するときにリング状のストリッパ49は、充 填パイプ26の外壁に接し、そこに付着している固体粒子を掻き取るので(スト リッパにはそのために露出した鋭いリングエツジが設けられている)、固体粒子 はその後シールリング26に達することはない。カバー25が(第3図中布へ) 復帰移動するときに、ガイドリング48がスリーブ47を、従って滑りシール4 6を肉厚部45に対して心出しし、それによってシールリングがつぶれたり損傷 したりすることを防止する。
このようにして上述のシーリング装置によって回転シーリングと滑りシーリング が組み合わせて行われ、このシーリングは濾過工程の間遠心分離室を圧密にし、 次にカバー25の充填パイプ26に対する相対移動を可能にする。
片持ちのドラム16は回転する間にしばしばゆらぎ運動を行い、それが充填パイ プ26の自由端部(肉厚部45)に伝達される。このゆらぎ運動を受け止めて、 固定保持されている充填パイプ26の損傷を防止するために、充填パイプ26は ハウジング1の前壁54に、特に弾性的なリング状の部材55によって弾性的に 固定されており、前記リング状の部材55は充填パイプ26を包囲し、充填パイ プ26に固定結合されているフランジ56と前壁54との間に配置される。弾性 的な部材55は何らかの方法で、例えば接着によって、前壁54とフランジ56 とに結合されている。従って充填パイプ26の前端部に設けられた肉厚部45は ドラム16のゆらぎ運動にすぐに追従することができる。
第4図はこの種のゆらぎ運動が行われるときに充填パイプ26が下方へそれるこ とが示されており、このゆらぎ運動の際には弾性的な部材55と弾性的なシール リング46及びガイドリング48とストリッパ49がそれに応じて変形する。
第5図と第6図から明らかなように、肉厚部45の自由端部はスクレーパ装置5 8として形成されている。そのために肉厚部の自由端縁は環状のカッタを形成す るように鋭くされており、例えば軸方向に延びる4つのスリット59が形成され ている。濾過が進むうちに軸12の孔27内に固体粒子が溜って、それが充填パ イプ26の導入の妨げになる恐れがある場合には、固体粒子は肉厚部45のカッ タ状に形成された端縁によって掻き取られるので、固体粒子はスリット59を介 して充填パイプ26の内部へ進入することができる。そこから固体粒子は懸濁液 が新たに供給されるときに容易に洗い落とすことができる。
さらに第5図と第6図から明らかなように、充填パイプ26の内部には、例えば パイプの形状の換気通路61が設けられており、この換気通路61は充填パイプ 26の自由端縁でやや突出し、他方の端部は導管62と結合されている。換気通 路の充填パイプ26の自由端縁側は開放しており、反対側の端部は閉鎖されてい る。導管62には弁63が設けられており、弁63によって導管62を外気へ連 通させることができる。従ってドラム16の内部を外気と連通させ、それによっ て排気ないし換気を行うことができる。
また、他の弁64を介して導管62を圧力源あるいは負圧源と接続することがで きるので、遠心分離ドラム16内に過圧あるいは負圧を発生させるために通路6 1を使用することも可能である。
上述の回転シーリングと滑りシーリングを組み合わせたもの45.46.47. 53は、例えば他の理由から第1図に示す作動状態においてドラムと充填パイプ 26の間に隙間のないシーリングが望ましい場合にはドラムに圧力を供給するこ と(充填パイプ26を介して)なしでも用いることができる。
国際調査報告

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.ハウジング内に片持ち支持で回転可能に軸支され径方向の濾過液通路を有す るドラムと、ドラムに対して軸方向に変位しドラムの前側を閉鎖するカバーと、 カバーに設けられ濾過すべき懸濁液を充填するための充填開口部と、ハウジング に固定されかつ充填開口部を貫通する充填パイプとを有し、前記充填パイプの排 出端部は遠心分離工程の間ドラム内部にある折り返しフィルタ遠心分離機におい て、ドラム(16)内の圧力を変化させるために充填パイプ(26)が圧力源あ るいは負圧源(44)と接続可能で、充填パイプ(26)が組み合わされた回転 及び滑りシーリング(45、46、47、53)によってカバー(25)上でシ ールされていることを特徴とする折り返しフィルタ遠心分離機。
  2. 2.充填パイプ(26)がハウジング(1)の弾性的な軸受(54、55、56 )内に支持されており、前記軸受は回転及び滑りシーリングと結合して充填パイ プがさらにゆらぎ運動を行うことを許すことを特徴とする請求の範囲第1項に記 載の遠心分離機。
  3. 3.回転及び滑りシーリングに、充填パイプを包囲する弾性的なシールリング( 46)が設けられていることを特徴とする請求の範囲第1項あるいは第2項に記 載の遠心分離機。
  4. 4.回転及び滑りシーリングに、充填パイプ(26)に作用する弾性的なストリ ッパ(49)が設けられていることを特徴とする請求の範囲第1項、第2項ある いは第3項に記載の遠心分離機。
  5. 5.回転及び滑りシーリングに、シールリング(46)及び/あるいはストリッ プリング(49)を有するスリーブ(47)が設けられており、前記スリーブは カバー(25)と結合固定されたブッシュ(52)内に回転可能に軸支されてい ることを特徴とする請求の範囲第1項から第4項のいずれか1項に記載の遠心分 離機。
  6. 6.スリーブ(47)が径方向の軸シールリング(53)によってブッシュ(5 2)に対して密封されていることを特徴とする請求の範囲第4項に記載の遠心分 離機。
  7. 7.充填パイプ(26)がフランジ(56)に、かつ弾性的な部材(55)を介 してハウジング(1)に固定されていることを特徴とする請求の範囲第2項に記 載の遠心分離機。
  8. 8.充填パイプ(26)の排出端部に、両側へ円錐状に延びる肉厚部(45)が 設けられていることを特徴とする請求の範囲第1項あるいは第2項に記載の遠心 分離機。
  9. 9.肉厚部(45)の自由端縁がスクレーパ装置(58、59)として形成され ていることを特徴とする請求の範囲第9項に記載の遠心分離機。
  10. 10.充填パイプ(26)に排気通路(61)が設けられていることを特徴とす る請求の範囲第1項あるいは第2項に記載の遠心分離機。
  11. 11.排気通路(61)が圧力源あるいは負圧源(44)と接続可能であること を特徴とする請求の範囲第10項に記載の遠心分離機。
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