JPH0347479Y2 - - Google Patents

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JPH0347479Y2
JPH0347479Y2 JP1985108785U JP10878585U JPH0347479Y2 JP H0347479 Y2 JPH0347479 Y2 JP H0347479Y2 JP 1985108785 U JP1985108785 U JP 1985108785U JP 10878585 U JP10878585 U JP 10878585U JP H0347479 Y2 JPH0347479 Y2 JP H0347479Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案はコンバインやハーベスタ等の機体に搭
載された脱穀機の一側に配設した穀粒袋による穀
粒収納装置を利用したコンバイン等における開閉
蓋着脱装置に係るものである。
〔従来技術〕
近年、稲作と麦作との両方を栽培する農家が増
加する傾向にあり、コンバインにおいても籾と麦
と相互の混入を防止するためにも脱穀機自体の掃
除の容易化が要望されている。
ところで、従来の脱穀機8は、第6図に示すよ
うに、コンバイン機体2に搭載された脱穀機8の
一側にはフイードチエン12等よりなる穀稈搬送
機構14が配設され、また他側には穀粒袋16に
よる穀粒収納装置15が配設されており、この穀
粒収納装置15には穀粒袋16を吊下げるための
袋ハンガー17がその基端を脱穀機体に固定され
たブラケツト19等に固定されるようになつてお
り、この袋ハンガー17基端の垂下部にベルトカ
バー27、また袋ハンガー17基端より奥側の脱
穀側板18に設けられた掃除用の開閉蓋25が、
それぞれ蝶ボルト29等の操作により着脱自在に
取付けられている。そして、この開閉蓋25を取
り外すことにより開口される掃除口24から例え
ば扱胴37周囲の扱網39部分、または主揺動移
送選別板50等が掃除できるようになつている。
したがつて、従来の脱穀機8では、扱胴37周
囲の扱網39部分を掃除する際には、まずベルト
カバー27を、次いで奥の開閉蓋25をそれぞれ
取り外し、掃除は機体外端より距離があるので作
業者が袋受台40上に座り込んだ姿勢で行うこと
になるが、頭上にはブラケツト19及び袋ハンガ
ー17があるため窮屈な姿勢となり作業が困難で
あると共に、ブラケツト19が邪魔になつて掃除
口24を実質的に大きくすることが困難であり掃
除し難いという欠点があつた。
〔考案の目的〕
本考案は上述した従来の実情に鑑み、それらの
問題点解消すべく創案さたものであつて、脱穀側
壁に設けた掃除口の開閉蓋と袋ハンガーの取付ブ
ラケツトとが一体的に着脱自在となるように構成
することにより、脱穀機の掃除を容易に行うこと
ができるコンバイン等における開閉蓋着脱装置を
提供することを目的とするものである。
〔考案の構成〕
上記目的を達成するための本考案のコンバイン
等における開閉蓋着脱装置は、機体に搭載した脱
穀機の一側の上方に穀粒貯溜タンクを、その穀粒
貯溜タンクの下方に袋ハンガーに上部が支持され
た穀粒袋の下部を受ける袋受け台を設け、この穀
粒貯溜タンクと袋受け台の間に臨む脱穀機の側壁
に掃除口を開口し、更にこの掃除口を着脱自在に
開閉する開閉蓋に袋ハンガーの取付ブラケツトを
一体的に取付けて構成されている。
上記のように構成することにより脱穀機の側壁
に開口した掃除口を開閉する開閉蓋に袋ハンガー
ブラケツトを取付けたので、脱穀機の掃除の際に
は、この袋ハンガーブラケツトと共に開閉蓋を取
外すことによつて簡単に掃除口を開口することが
でき、穀粒貯溜タンクと袋受け台との間の邪魔物
を除去することができ、作業範囲を広くして効率
的、かつ安全に作業をすることができる。
〔実施例〕
以下、本考案を一実施例として示す図面につい
て説明する。
第1図に示すように、コンバイン1はコンバイ
ン機体2の下方にそれぞれクローラ3が巻掛けさ
れた左右の走行装置4により走行するようになつ
ており、このコンバイン機体2の前方側には梳起
し機構5、刈刃6等よりなる前処理装置7が配設
され、この前処理装置7の後方の機体2一側に脱
穀機8、また他側に座席9および操縦杆10等よ
りなる運転操作部11がそれぞれ配設されてい
る。前記脱穀機8には一側にフイードチエン12
および挟扼杆13等よりなる穀稈搬送機構14が
配設されると共に、他側に穀粒袋16による穀粒
収納装置15が配設されている。
この穀粒収納装置15は次のように構成されて
いる。つまり、第2図、第3図及び第4図に示す
ごとく、脱穀側壁18には掃除口24が開口さ
れ、この掃除口24を開閉する開閉蓋25には取
付ブラケツト19が一体的に固着され、該取付ブ
ラケツト19に穀粒袋16を吊り下げるための左
右一対17a,17bよりなる袋ハンガー17が
二組隣設されており、このうちの内側に位置する
2本の袋ハンガー17b,17bはその基端を取
付ブラケツト19に固着されているが、両外側の
2本の袋ハンガー17a,17aはその基端を前
記取付ブラケツト19に固定位置Aと取外し位置
Bとにわたつて回動および摺動自在に支持される
と共に、その外周に嵌挿したスプリング20によ
り常時は第4図Aに示す矢印方向に附勢されてお
り、この各袋ハンガー17aの基端部末端には孔
22を有する固定子21が固定されている。そし
てハンガー17aを固定位置Aに回動し固定子2
1の孔22を脱穀側壁18側に固着された係止ピ
ン23に嵌入させることにより、袋ハンガー17
aとともに前記開閉蓋25を脱穀側壁18に固定
できるようになつている。また開閉蓋25の裏面
下方には掃除口24の下方側に重合係止する係止
板26が固着されている。従つてこのように外側
に向かつて長く突出する袋ハンガー17aを手前
側で回動操作することにより、開閉蓋25を袋ハ
ンガー17a自体を支持する取付ブラケツト19
とともに簡単に着脱できるので、開閉蓋25自体
の着脱に際しても袋受台40上に座り込む必要が
ないという利点がある。
また取付ブラケツト19にはベルトカバー27
着脱用の蝶ボルト29が螺入する複数個のネジ孔
28が設けられている。
この二組の袋ハンガー17,17の上方には、
穀粒貯溜タンク30が配設され、この穀粒貯溜タ
ンク30内には扱胴室31下方の主選別風路32
下方に設けられた一番口螺旋33に下方が連通す
る上下方向の一番穀粒揚穀筒34の上方から穀粒
が供給されるようになつており、この穀粒貯溜タ
ンク30の下方は四個の落下口35a,35bお
よび36a,36bに分岐され、これら各一組と
なる落下口35a,35bと、落下口36a,3
5bとはそれぞれ各別に左右一対の袋ハンガー1
7a,17b間に垂下されており、これら袋ハン
ガー17,17下方のコンバイン機体2上には袋
受台40が設けられており、この袋受台40の外
側には支点41を中心として上方に起立する収納
位置と水平状態に倒伏する作業位置とに回動する
補助袋受台42が設けられている。
前記扱胴室31内に設けた扱胴37には多数本
の扱歯38が植設され、この扱歯38の外側には
扱網39が所定範囲にわたつて張設されており、
またコンバイン機体2の後方側にはエンジン43
が搭載され、このエンジン43の出力軸に固定さ
れたエンジンプーリ44と、座席9の下方部に回
転自在に支架されたカウンタプーリ45との間に
はVベルト46が巻掛けされ、このカウンタプー
リ45と同一軸芯上の出力プーリ47とミツシヨ
ンケースの入力プーリ48との間にはVベルト4
9が巻掛けされ、図示してないがこの入力プーリ
48によりミツシヨンケース内の伝動機構を経由
して走行装置4が駆動され、またカウンタプーリ
45を経由して前処理装置7および脱穀機8がそ
れぞれに駆動されるようになつている。
次に、内側に設けた袋ハンガー17bの他の実
施例として示す第5図A〜第5図Cについて説明
すると、これら各袋ハンガー17bは、取付ブラ
ケツト19の表面付近で上下方向の軸芯を中心に
して袋装着位置Cと回動位置Dとにわたつて揺動
固定自在に構成されている。つまり、袋ハンガー
17bはその基端側が下方に折曲げられ、その折
曲げ部51を取付ブラケツト19に固着された軸
受52に上下方向の軸芯を中心にして左右方向に
揺動自在、および上下に摺動自在に嵌挿させ、こ
の折曲げ部51の上方側には規制片53が固定さ
れている。
また、この折曲げ部51の下方に基端が固定さ
れた連結アーム54の他端にスプリング55の一
端が連結され、このスプリング55の他端は取付
ブラケツト19のフツク56に連結されており、
このスプリング55の附勢力により規制片53が
取付ブラケツト19に接当するように袋ハンガー
17bは常時袋装着位置Cとなるように附勢され
ている。そして取付ブラケツト19内には下方に
向かつて突出するストツプピン57が固定され、
袋ハンガー17bを回動位置Dに回動した後、第
5図Cの鎖線位置から実線位置に上動させ、連結
アーム54の端面をストツプピン57に係止させ
ることにより、袋ハンガー17bを回動位置Dに
固定することができるようになつている。
このように内側の袋ハンガー17b位置を回動
位置Dと、袋装着位置Cとに切換えることによ
り、回動位置Dでは、互いに接近する両袋ハンガ
ー17b間の間隔が末広状に拡大し、穀粒貯溜タ
ンク30の落下口35,36間で形成される三角
形状の空間58を有効利用して袋受台40上の奥
側の掃除が楽な姿勢で行うことができると共に、
袋装着位置Cではスプリング55に抗して袋ハン
ガー17bを袋ハンガー17aとの対向間隔が縮
小する方向に揺動移動できるので両袋ハンガーに
嵌挿されている穀粒袋16の引き出しを容易とす
ることもできるという利点がある。
特に本考案においては、脱穀側壁18に開口し
た掃除口24に着脱自在に設けた開閉蓋25に一
体的に袋ハンガーの取付ブラケツト19を取付け
たたものであつて、第4図に示すように、開閉蓋
25を取り外すことによつて取付ブラケツト19
も同時に取り外すことになり、従つて、取付ブラ
ケツト19に邪魔されずに実質的に大きな掃除口
24を形成することができるとともに、脱穀機内
の掃除を取付ブラケツト19や袋ハンガー17が
ない穀粒収納空間を利用して楽な姿勢で行うこと
ができる。
〔考案の効果〕
本考案に係るコンバイン等における開閉蓋着脱
装置は、機体に搭載した脱穀機の一側の上方に穀
粒貯溜タンクを、その穀粒貯溜タンクの下方に袋
ハンガーに上部が支持された穀粒袋の下部を受け
る袋受け台を設け、この穀粒貯溜タンクと袋受け
台の間に臨む脱穀機の側壁に掃除口を開口し、更
にこの掃除口を着脱自在に開閉する開閉蓋に袋ハ
ンガーの取付ブラケツトを一体的に取付て構成さ
れており、次の効果を奏することができる。
開閉蓋を取外す際には、この開閉蓋と共に袋ハ
ンガーの取付ブラケツトを取外すことができるの
で、脱穀機の側壁に設けた掃除口の前面である穀
粒貯溜タンクの下部と袋受け台との間に大きな空
間が形成されることになり、脱穀機内の掃除を安
全な状態で、確実かつ容易に行うことができる。
しかも、頭上の空間には取付けブラケツトや袋ハ
ンガーが存在しないので、楽な姿勢で能率良く掃
除口まで顔を接近させて脱穀機内の掃除を行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すものであつて、
第1図はコンバイン全体をしめす側面図、第2図
はコンバインの正面断面図、第3図は作用を説明
するコンバインの正面断面図。第4図は要部を示
すもので第4図Aは正面図、第4図Bは側面図、
第4図Cは平面図。第5図は袋ハンガーの他の実
施例を示すもので第5図Aは平面図、第5図Bは
正面図、第5図Cは作用を説明する正面図。第6
図は従来例を示すコンバインの正面断面図であ
る。 1……コンバイン、8……脱穀機、15……穀
粒収納装置、16……穀粒袋、17……袋ハンガ
ー、19……取付ブラケツト、24……掃除口、
25……開閉蓋。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 機体に搭載した脱穀機の一側の上方に穀粒貯溜
    タンクを、その穀粒貯溜タンクの下方に袋ハンガ
    ーに上部が支持された穀粒袋の下部を受ける袋受
    け台を設け、この穀粒貯溜タンクと袋受け台の間
    に臨む脱穀機の側壁に掃除口を開口し、更にこの
    掃除口を着脱自在に開閉する開閉蓋に袋ハンガー
    の取付ブラケツトを一体的に取付たことを特徴と
    するコンバイン等における開閉蓋着脱装置。
JP1985108785U 1985-07-18 1985-07-18 Expired JPH0347479Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1985108785U JPH0347479Y2 (ja) 1985-07-18 1985-07-18

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JP1985108785U JPH0347479Y2 (ja) 1985-07-18 1985-07-18

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JPS6217844U JPS6217844U (ja) 1987-02-03
JPH0347479Y2 true JPH0347479Y2 (ja) 1991-10-09

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ID=30986300

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2019230256A1 (ja) * 2018-05-31 2019-12-05 株式会社クボタ コンバイン及び収穫機
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