JPS6314615A - 乗用コンバイン - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、機体の前端部に刈取部を装架し、その刈取部
の後方に脱穀装置を装架するとともに操縦装置および座
席を収蔵せるキャビンを装架せる形態の乗用コンバイン
についての改良に関する。

乗用コンバインは、左右の走行装置により自在に走行す
る機体の前端に、収穫すべき穀稈の条列を分草する分草
体と分草した穀稈を引起こす穀稈引起装置と穀稈を刈取
る刈刃装置等を具備する刈取部を装架し、それの後方に
は刈取った穀稈を後方に搬送する穀稈搬送装置を装架し
、その穀稈搬送装置の後方に、自脱型の脱穀装置よりな
る脱穀部を、それのフィードチェンの始端部が前記穀稈
搬送装置の終端部から刈取穀稈に受継いで脱穀処理する
よう配位して装架し、かつ、機体の運転操縦をするため
の操縦装置と運転者が座乗するための座席とを装架して
構成されるが、それの前記操縦装置および座席は、通常
、外部に露出した形態のものとなっている。

これは、座席に座乗した運転者が、操縦装置を操作して
機体の運転操作を行なうだけでなく、刈取部による穀稈
の刈取状況および刈取部で刈取られた刈取穀稈が横移送
装置またはガイドにより集められて、後送する穀稈搬送
装置の始端部に受渡されていく状況および、穀稈搬送装
置から脱穀装置のフィードチェンの始端部に受継がれて
いく状況を監視し、それら部位における刈取穀稈の流れ
に不調が生じた際に、直ちに対処しなければならないこ
とから、座席の回りを広くあける必要があることによる
。

ところで、このように構成される乗用コンバインには、
収穫作業の際に運転者の作業環境を良好にするため、機
体に操縦装置および座席を囲うキャビンを装架し、その
キャビン内において機体の運転操作が行なわれるように
なっていることの要望があり、そのように作られた乗用
コンバインも知られているが、このように機体にキャビ
ンを装架すると、視界を悪くすることと座席の四周を囲
いこむことから、刈取部で刈取られて集められた刈取穀
稈の穀稈搬送装置の始端部への流入、およびその穀稈搬
送装置から脱穀装置のフィードチェンの始端部および穀
稈供給口に送給されていく刈取穀稈の流れの状況の監視
が、適確に行なえないようになるとともに、刈取穀稈を
後送する穀稈搬送装置の始端側または終端側に、刈取穀
稈の流れの不調が生じたときの対処に時間がかかるよう
になり、かつ、それら部位の調整・点検が困難になる問
題が出てくる。

本発明は、この問題を解消せしめてコンバインにキャビ
ンを装備せしめるようにするためになされたものであっ
て、キャビンの装架により運転者の作業環境を良好にし
なから刈取部で刈取られた刈取穀稈の、穀稈搬送装置の
始端部への流入状況およびその穀稈搬送装置の終端部か
ら脱穀装置のフィードチェンの始端部および穀稈供給口
に送給されていく状況の監視およびそれら部位の調整・
点検が、キャビン内から行なえるようにする新たな手段
を提供することを目的とする。

しかして、本発明は上述の目的を達成すべく種々の研究
と実験を重ねて得られた知見に基づいてなされたもので
ある。即ち、第１図および第４図に示している如く、左
右の走行装置１０・ｌＯにより走行する機体ａの前端に
、分草体２０・・・・穀稈引起装置２１・・・・刈刃機
構２２等よりなる刈取部２を装架し、その刈取部２の後
方に、それで刈取られた刈取穀稈を後送する穀稈搬送装
置３を装設し、その後方に自脱型の脱穀装置４を、それ
のフィードチェン４０の始端部が穀稈搬送装置３の終端
部から刈取穀稈を受継ぐように装架するとともに、操縦
装置５０および座席５１を室内に装備せるキャビン６を
設けて乗用コンバインＡを構成する際に、穀稈搬送装置
３は刈取部２の後方で機体ａの左右方向の一半側に寄せ
て装設し、そのキャビン６を、刈取部２の穀稈引起装置
２１・・・の後方で前記穀稈搬送装置３の側方位置に配
位して機体ａに装架し、そのキャビン６の四周の板壁の
うちで、前面側の板壁６０と穀稈搬送装置３と対面する
側の板壁６１の、刈取部２の穀稈引起装置２１・・・よ
り高く位置する部位に、一体に連続するガラスまたは合
成樹脂材よりなる透明板すまたは透明板を保持する枠体
を、それの機体ａ外側に位置する側の側縁に設ける竪方
向の支軸Ｃにより機体ａの外側に向けて開放回動するよ
うに設けておけば、穀稈搬送装置３の始端側における刈
取穀稈の流入状況およびその穀稈搬送装置３の終端部と
脱穀装置４のフィードチェン４０の始端部との間の刈取
穀稈の株元側の受継ぎ状況および穀稈の穂先側の穀稈供
給口に対する送給状況の監視がキャビン６内から楽に行
なえるようになり、しかも、透明板すまたは枠体が刈取
部２の穀稈引起装置２１・・・と干渉することなく、大
きく機体ａの外側に回動することから、これを開放回動
させて、それにより開放する開放口からオペレーターが
上半身をのり出すことで、キャビン６の内側の前端側の
コーナ一部の近傍下位に位置している穀稈搬送装置の始
端部位が、上から直視でき、かつ、調整の点検の操作が
楽に行なえるようになるという結果が得られたことによ
るものである。

そして、このことから、本発明においては、前述の目的
を達成するための手段として、走行装置により自在に走
行する機体の前端に、分草体およ−び穀稈引起装置なら
びに刈刃機構等を具備する刈取部を装架し、それの後方
の左右の一半側に該刈取部で刈取った刈取穀稈を後方に
移送する穀稈搬送装置を装設して、その後方に自脱型の
脱穀装置を、それのフィードチェンの始端部が前記穀稈
搬送装置の終端部から刈取穀稈を受継ぐよう配位して装
架し、刈取部の穀稈引起装置の後方で前記穀稈搬送装置
の側方位置に、室内に操縦装置および座席を装備せるキ
ャビンを配位して機体に装架し、そのキャビンの前面側
の板壁と前記穀稈搬送装置側の板壁の、前記刈取部の穀
稈引起装置より高く位置する部位に、一体に連続して竪
の支軸により機体の外側に回動する透明板または透明板
を保持する枠体を、開閉回動自在に装設したことを特徴
とする乗用コンバインを提起するものである。

次に実施例を図面に従い詳述する。

第１図および第２図において、ａはクローラに形成しで
ある左右の走行装置１０−１０により自在に走行する機
体、２はその機体ａの前端に昇降自在に装架した刈取部
、３はその刈取部２で刈取られてガイドまたは横移送装
置により集められる刈取穀稈を後送するようその刈取部
２の後方で機体ａの右半側に装架した穀稈搬送装置、４
はその穀稈搬送装置の後方に装架した自脱型の脱穀装置
、５０は操縦装置、５１は座席、６はキャビン、Ｒはエ
ンジンルーム、７はグレンタンク、８は揚穀装置、９は
排藁処理装置を示す。

刈取部２は、刈取るべき穀稈条列を分草する分草体２０
・・・と、分草した条列の穀稈を引起す穀稈引起装置２
１・・・と、その穀稈の株際を切断するバリカン型の刈
刃機構２２と、刈取った穀稈を集めるよう横送りするガ
イドまたは横移送装置等を具備する通常の形態のもので
ある。

また、穀稈搬送装置３は、刈取穀稈の株元部を挾持して
搬送する株元搬送チェノ３０と刈取穀稈の穂先側を抱え
持って搬送する穂先搬送装置３１とが上下にラップする
通常の形態のもので、それの始端部３ａは、刈取部２の
刈刃機構２２で刈取られて横移送装置により左右から寄
せられて合流する刈取穀稈を受入れるように位置し、ま
た、終端部３ｂは株元搬送チェノ３０で搬送してきた刈
取穀稈の株元側を脱穀装置４のフィードチェン４０の始
端部に受継がずように配設しである。

キャビン６は、第２図にあるよう、刈取部２の後方にお
ける脱穀装置４と反対側となる左半側の前端で、穀稈搬
送装置３の側方部位に配位して機体ａに装架しである。

そして、操縦装置５０および座席５１はこのキャビン６
の室内に位置するよう機体ａに装架されている。また、
それらを囲う該キャビン６の周囲の機甲のうちの前面の
機甲６０と穀稈搬送装置３と対面する側面の機甲６１に
は、刈取部２の穀稈引起装置２１・・・の各上端よりも
高く位置する部位に、その前面の機甲６０から側面の機
甲６１に渉る開放口６ａを開設して、そこに、その開放
口６ａに対応する形状に一体に連続させて成形したガラ
スまたは合成樹脂材よりなる透明板すを対向させ、その
透明板すの機体ａ外側に位置する側縁を、竪方向の支軸
Ｃによりキャビン６のフレームに軸支することで、該透
明板ｂが支軸Ｃ中心に機体ａの外側に向は自在に開放回
動するように装設しである。この透明板すは、前記開放
口６ａと対応する形状に一体に連続する窓枠を形成して
、その窓枠に保持せしめ、その窓枠を前記支軸Ｃに軸支
さすことで、窓枠と一体に開閉回動するようにする場合
がある。

なお、キャビン６の外側の機甲には開閉自在にドアが設
けられ、また、後面側の機甲には窓が装設しである。

また、エンジンルームＲは、前述の座席５１の下方に装
設される音節状の機筺と一体のケース状に形成してあり
、それの内部には、エンジンおよび伝導機構が収蔵され
ている。

グレンタンク７は、前記エンジンルームＲの後方に配設
されていて、それの受入口は脱穀装置４の一番揚穀機と
連通し、また、後面側には揚穀装置８の受入口と連通ず
る排出口が開設しである。

このグレンタンク７は脱穀装置４の一番揚穀機から排出
される穀粒を袋詰め処理する穀粒処理装置に換える場合
がある。

揚穀装置８は、下端部がグレンタンク７の排出口と連通
ずる竪の揚穀筒８０内にスクリューオーガーを収蔵軸架
せる通常のもので、上端部には水平な放出筒８１が上下
および左右の回動自在に連結している。

また、排藁処理装装置９は脱穀装置４から排出される脱
穀処理ずみの穀稈（排藁）を切截処理する排藁カッター
である。

このように構成される実施例装置は次のように作用する
。

オペレーターが、キャビン６内において、座席５１に腰
かけ操縦装置５０を操作して機体ａを運転し、収穫作業
を行なっている際、刈取部２で刈取られた刈取穀稈が、
穀稈搬送装置３の始端部３ａに流入していく状況および
その穀稈搬送装置３の終端部３ｂから脱穀装置４のフィ
ードチェン４０の始端部に受継がれていく状況の監視が
、透明板すを介しての透視により行なえるようになる。

そして、刈取穀稈の流れに不調が生じたときは、透明板
すを支軸Ｃ中心に外側に回動させて、それにより開放す
る開放口６ａからオペレーターが上半身をのり出すこと
で、キャビン６内からでは視認が不充分な位置にある穀
稈搬送装置３の始端部３ａが上から直視でき、また、そ
の始端部３ａおよび終端部３ｂと脱穀装置４のフィード
チェン４０の始端部との間の受継ぎ部位の調整・点検が
、のり出した状態から手を伸ばすことで楽に行なえるよ
うになる。

以上説明したように、本発明による乗用コンバインは、
走行装置により自在に走行する機体の前端に、分草体お
よび穀稈引起装置ならびに刈刃機構等を具備する刈取部
を装架し、それの後方の左右の一半側に該刈取部で刈取
った刈取穀稈を後方に移送する穀稈搬送装置を装設して
、その後方に自脱型の脱穀装置を、それのフィードチェ
ンの始端部が前記穀稈搬送装置の終端部から刈取穀稈を
受継ぐよう配位して装架し、刈取部の穀稈引起装置の後
方で前記穀稈搬送装置の側方位置に、室内に操縦装置お
よび座席を装備せるキャビンを配位して機体に装架し、
そのキャビンの前面側の機甲と前記穀稈搬送装置側の機
甲の、前記刈取部の穀稈引起装置より高く位置する部位
に、一体に連続して竪の支軸により機体の外側に回動す
る透明板または透明板を保持する枠体を、開閉回動自在
に装設した構成としであることから、刈取穀稈を後送す
る穀稈搬送装置の始端部および終端部における穀稈の流
れが、゛透明板を介しての透視で監視でき、また、その
透明板を機体あ外側に向は開放回動させるこ゛とで、刈
取部の穀稈引起装置の制約を受けることなく、キャビン
の前面から内側の側面に渉る開放口が開放し、そこから
オペレーターが上半身をのり出すことで、見えにくく手
が届きにくい位置にある穀稈搬送装置の始端部が、すぐ
そばに位置するようになって、それの調整・点検が楽に
行なえるようになり、また、穀稈搬送装置の終端部と脱
穀装置のフィードチェンの始端部との受継部位も、のり
出したオペレーターが手を伸ばすことで調整・点検が楽
に行なえるようになる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明を実施せる乗用コンバインの正面図、第
２図は同上の平面図である。 図面符号の説明

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 走行装置により自在に走行する機体の前端に、分草体お
   よび穀稈引起装置ならびに刈刃機構等を具備する刈取部
   を装架し、それの後方の左右の一半側に該刈取部で刈取
   った刈取穀稈を後方に移送する穀稈搬送装置を装設して
   、その後方に自脱型の脱穀装置を、それのフィードチェ
   ンの始端部が前記穀稈搬送装置の終端部から刈取穀稈を
   受継ぐよう配位して装架し、刈取部の穀稈引起装置の後
   方で前記穀稈搬送装置の側方位置に、室内に操縦装置お
   よび座席を装備せるキャビンを配位して機体に装架し、
   そのキャビンの前面側の機壁と前記穀稈搬送装置側の機
   壁の、前記刈取部の穀稈引起装置より高く位置する部位
   に、一体に連続して竪の支軸により機体の外側に回動す
   る透明板または透明板を保持する枠体を、開閉回動自在
   に装設したことを特徴とする乗用コンバイン。