JPH0347318Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0347318Y2
JPH0347318Y2 JP1986000691U JP69186U JPH0347318Y2 JP H0347318 Y2 JPH0347318 Y2 JP H0347318Y2 JP 1986000691 U JP1986000691 U JP 1986000691U JP 69186 U JP69186 U JP 69186U JP H0347318 Y2 JPH0347318 Y2 JP H0347318Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
iron core
shaped cross
bobbin
coil
primary
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1986000691U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62114430U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1986000691U priority Critical patent/JPH0347318Y2/ja
Publication of JPS62114430U publication Critical patent/JPS62114430U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0347318Y2 publication Critical patent/JPH0347318Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Coils Of Transformers For General Uses (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は自動車などの内燃機関用点火コイル
に関する。
(従来の技術) 2次コイルのボビンの内周と、鉄心の外周の間
にボビン上に巻かれた1次コイルを有する内燃機
関用点火コイルは例えば本出願人が提案した実開
昭60−57118号公報で公知である。
(考案が解決しようとする問題点) 従来の点火コイルにおける1次コイルと2次コ
イルの各ボビンはPBT等の合成樹脂製成形品で、
その外周に絶縁銅線を巻いて各コイルとする。
周知の様に点火コイルは1次コイルに電流を流
し、その電流を所定の時期に遮断することにより
発生する誘起電圧で2次コイルに高電圧を発生さ
せるものであるから、1次コイルに流れる電流は
数アンペアの大電流であり、1次コイルの発熱は
可成り大きい。しかし、1次コイルのボビンが前
述の様に合成樹脂の成形品であつて熱伝導が悪い
ため発熱を外に放散しにくい。このため点火コイ
ルを熱的に余裕を持たせるため或る程度大きくす
る必要があつた。
(問題点を解決するための手段) そこで、本考案は、銅、アルミ等の熱伝導率が
高い金属板製の二つのL形断面部材1a,1bの
表面を絶縁処理し、両L形断面部材を互いに接触
させることなく逆向きに組合わせて鉄心3を包ん
で上記両L形断面部材1a,1bにより1次ボビ
ン1を形成し、上記両L形断面部材と、鉄心3に
合成樹脂のリベツト6を鉄心の積厚方向に通して
一体に組立て、両L形断面部材上に1次コイル
を巻いたことを特徴とする。
(実施例) 図示の各実施例において、1は1次コイルを
外周に巻く1次ボビン、2は2次コイルを外周
に巻く合成樹脂で成形した2次ボビン、3は1次
ボビン中を貫通する鉄心を示す。
1次ボビンはアルミ板、銅板など熱伝導率が高
い金属板で作つたL形断面部材1a,1bの表面
を絶縁処理し、逆向きに組合わせて鉄心3を回り
から包む。
尚、絶縁処理は部材1a,1bがアルミ板製の
ときはアルマナイト加工すればよく、銅板その他
の金属板製のときは絶縁性の塗料でコーテイング
すればよい。そして、鉄心3を包んだ両部材1
a,1bが接触すると磁束変化による逆起電力が
シヨートし、インダクタンス成分が激減する1タ
ーンシヨートが発生するので、これを防止するた
め両部材1a,1bの間には間〓1′を保つて置
く。
第1,2図の実施例では一方のL形断面部材1
aの一片の両端に1次コイルを巻くための鍔部
4を折曲げて一体に形成し、他片の一端には同様
に鍔部4、他端には鍔を兼ねた1次コイルの巻始
め、巻終り側の電線を引掛ける溝5′を有する保
持部5を折曲げて一体に形成する。
そして、両L形断面部材1a,1bで間〓1′
を保つて鉄心3を包み、これらに図示の如く鉄心
の積厚方向にリベツト6を通して一体に組立て、
両部材1a,1b上に1次コイルを巻き、1次
コイルと鉄心3の組立体とする。尚、リベツト6
は1ターンシヨートの発生を防止するため合成樹
脂製とする。又、両部材1a,1bにリベツトを
通すためにあける孔は皿孔とし、リベツトの皿頭
を一方の部材の皿孔に収め、リベツトの先端は他
方の部材の皿孔内でかしめ、その外に1次コイル
を支障なく巻ける様にする。
点火コイルとするには、第3図に示す如く上記
組立体を2次コイルのボビン2の内周に通し、
底に鉄心3を通す孔を備えた有底の合成樹脂で成
形したケース内に入れて立て、鉄心3の一端部を
底の孔から外に出すと共に、鍔部4で孔の縁を塞
ぎ、ケース内に熱硬化性樹脂を注型して硬化さ
せ、上記組立体と2次コイルを樹脂層8中に埋没
固定する。尚、その際に1次コイルの巻初め端
と、巻終り端及び2次コイルの巻初め端は2次コ
イルのボビン2などに取付けた1次端子9に接続
し、2次コイルの巻終り端はケース7に取付けた
高圧端子10に接続して置く。
そして、ケース7の外に突出する鉄心3の両端
部にケース外から別の鉄心11を組合わせ、必要
に応じケース7と鉄心3,11を樹脂層12で外
装モールドする。
尚、鉄心3,11はともにL形であるが、3を
I形、11をC形にしてもよい。
第4図の実施例が第1,2図の実施例と異なる
のは金属板で作つたL形断面部材1a,1bが折
曲げて形成した鍔部4と保持部5を有さない点で
ある。その代りに両部材1a,1bと鉄心3を一
体に組立てる合成樹脂のリベツト6の頭部に鍔部
4と、鍔部を兼ねた保持部5が形成してある。従
つて、リベツト6の先端をかしめる一方の部材の
孔だけを皿孔にすればよい。
尚、図中、13は鉄心3を車体に取付けるネジ
を通すための取付孔を示す。
(考案の効果) 以上で明らかなように本考案では銅、アルミ等
の熱伝導率が高い金属板製の二つのL形断面部材
を逆向きに組合わせて鉄心を包み、この両L形断
面部材で1次ボビンを形成したので、両L形断面
部材上に巻かれた1次コイルに発生する熱を、該
L形断面部材で車体などに固定される熱容量の大
きな鉄心に伝えて逃がすことができる。従つて、
点火コイルの小形、軽量化が図れる。更に、鉄心
を包む両L形断面部材は間〓で隔てられ互いに接
触していないと共に、両L形断面部材と鉄心に、
鉄心の積厚方向に通つて一体に組立てるリベツト
は合成樹脂なので、磁束変化による逆起電力がシ
ヨートし、インダクタンス成分が激減する1ター
ンシヨートの発生の虞れもない。そして、両L形
断面部材は銅板、アルミ板をプレスして容易に得
ることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
第1実施例の1次ボビンと鉄心の分解状態の斜視
図、第2図は第1図の組立状態の正面図、第3図
は第1実施例を使用して作つた点火コイルの断面
図、第4図は第2実施例のリベツトを通してかし
める直前の状態の斜視図で、図中、は1次コイ
ル、は2次コイル、1は1次ボビン、2は2次
ボビン、3は鉄心を示す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 2次コイルのボビンの内周と、鉄心の外周の間
    にボビン上に巻かれた1次コイルを有する内燃機
    関用点火コイルにおいて、 銅、アルミ等の熱伝導率が高い金属板製の二つ
    のL形断面部材1a,1bの表面を絶縁処理し、
    両L形断面部材を互いに接触させることなく逆向
    きに組合わせて鉄心3を包んで上記両L形断面部
    材1a,1bにより1次ボビン1を形成し、上記
    両L形断面部材と、鉄心3に合成樹脂のリベツト
    6を鉄心の積厚方向に通して一体に組立て、両L
    形断面部材上に1次コイルを巻いたことを特徴
    とする内燃機関用点火コイル。
JP1986000691U 1986-01-09 1986-01-09 Expired JPH0347318Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986000691U JPH0347318Y2 (ja) 1986-01-09 1986-01-09

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986000691U JPH0347318Y2 (ja) 1986-01-09 1986-01-09

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62114430U JPS62114430U (ja) 1987-07-21
JPH0347318Y2 true JPH0347318Y2 (ja) 1991-10-08

Family

ID=30777893

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986000691U Expired JPH0347318Y2 (ja) 1986-01-09 1986-01-09

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0347318Y2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5018319B2 (ja) * 2007-08-01 2012-09-05 株式会社デンソー 点火コイル
JP6035155B2 (ja) * 2013-01-28 2016-11-30 株式会社テクノバ 非接触給電トランスのコイル装置
JP6554823B2 (ja) * 2015-03-02 2019-08-07 株式会社デンソー 内燃機関用の点火コイル

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5325177U (ja) * 1976-08-11 1978-03-03
JPS54111663A (en) * 1978-02-20 1979-09-01 Onkyo Kk Coil bobbin for electric sound converter
JPS6057118B2 (ja) * 1981-11-26 1985-12-13 国産金属工業株式会社 コインロツカ−用錠装置

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6057118U (ja) * 1983-09-26 1985-04-20 阪神エレクトリツク株式会社 モ−ルド型点火コイル

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5325177U (ja) * 1976-08-11 1978-03-03
JPS54111663A (en) * 1978-02-20 1979-09-01 Onkyo Kk Coil bobbin for electric sound converter
JPS6057118B2 (ja) * 1981-11-26 1985-12-13 国産金属工業株式会社 コインロツカ−用錠装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62114430U (ja) 1987-07-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2010065438A1 (en) Ignition apparatus with cylindrical core laminated return path
JPH06105657B2 (ja) 変成器
JPH0715853B2 (ja) エネルギ−蓄積型点火コイル
JPH0347318Y2 (ja)
JPH0337847B2 (ja)
JPH0696971A (ja) インダクタ及び分割形コイルホルダ
JP2952701B2 (ja) 内燃機関用点火コイル
JPH0333045Y2 (ja)
JPH0517862Y2 (ja)
JPH066498Y2 (ja) 点火コイル
JPH0215306Y2 (ja)
JP3518360B2 (ja) 内燃機関用点火コイル
JPH0246006Y2 (ja)
JP3200796B2 (ja) 内燃機関の点火コイル
JP3053285U (ja) 内燃機関用点火コイル
JPH0526920Y2 (ja)
JPS5818251Y2 (ja) 電磁石
JPS603564Y2 (ja) フエライト磁芯
JPH0128661Y2 (ja)
JP3055934U (ja) 内燃機関用点火コイル
JPH0238421Y2 (ja)
JP3055426U (ja) 内燃機関用点火コイル
JPH064564Y2 (ja) コイルブロック
JPH0128646Y2 (ja)
JPH0124904Y2 (ja)