JP3055426U - 内燃機関用点火コイル - Google Patents

内燃機関用点火コイル

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JP3055426U
JP3055426U JP1998004745U JP474598U JP3055426U JP 3055426 U JP3055426 U JP 3055426U JP 1998004745 U JP1998004745 U JP 1998004745U JP 474598 U JP474598 U JP 474598U JP 3055426 U JP3055426 U JP 3055426U
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iron core
core
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cores
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JP1998004745U
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Inventor
濃 森山
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阪神エレクトリック株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 閉磁路の積層鉄心を構成する硅素鋼板の圧延
方向と鉄心の長手方向を鉄心の各部で同じにして磁束の
流れ方向に一致させ、且つ積層鉄心の各部の断面積を同
一にして点火コイルの小型、軽量化を図り、且つ硅素鋼
板から鉄心を打抜く際の歩留まりを高める。 【解決手段】 1次コイルボビン1′の内周に一部の鉄
心を貫通した閉磁路の積層鉄5を、1次コイルのボビン
1′の内周を貫通する細長い短冊形の第1鉄心11と、
絶縁ケースの外で上記第1鉄心と平行に配列された細長
い短冊形の第2鉄心12と、上記第1鉄心と第2鉄心の
一端部11a,12aを連結する細長い短冊形の第3鉄
心13と、上記第1鉄心と第2鉄心の他端部11a,1
2aを連結する細長い短冊形の第4鉄心14とで構成
し、上記第1,第2,第3,第4の各鉄心の細長い長手
方向Lを鉄心の圧延方向aと同方向にして、磁束の流れ
る方向Mに一致させ、且つ第1,第2,第3,第4の各
鉄心の幅を等しくする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、例えば自動車のエンジンの点火プラグにおいて、火花を放電する ために高電圧を供給するモールド型点火コイルに関する。
【0002】
【従来の技術】
内燃機関用点火コイルとして、1次コイル(1)の外に2次コイル(2)を嵌 合して有底の絶縁ケース(3)に収容し、該ケースの底に開設された開口を1次 コイルのボビン(1′)の下端部で塞ぎ、絶縁ケース中に絶縁樹脂を注型、充填 し、硬化した絶縁樹脂層(4)中に1次コイルと2次コイルを固定し、1次コイ ルのボビンの内周に閉磁路を形成する積層鉄心(5)の一部を貫通させたものは 従来から公知である。そして、閉磁路を形成する積層鉄心としては、図2に示す ようにコ形又はC形のもの2個を向かい合わせ、その2個の各一方の脚5aを1 次ボビンの内周に上下の各端部から挿入してボビン中で突き合わせるとか、L形 或いはJ形のものの2個を逆方向に向かい合わせ、その一方の鉄心の長い脚を1 次ボビンの内周に貫通させる(実公平5−17865号公報参照)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記したC形、L形、J形の積層鉄心を構成する1枚宛の珪素鋼板は、圧延し た大形の方向性珪素鋼板から打ち抜いて製造するが、1次ボビンの内周に挿入し たり、貫通したりする脚5aの長手方向Lを圧延方向(a)に向けてある。従っ て、1次コイルに通電したときに発生する起磁力(1次コイルの巻数×電流)に 基づく全磁束中、閉磁路の鉄心に沿って流れる磁束の流れMを良好にするため、 圧延方向に長手方向を向けた脚5a,5aの各端部と直交する連結部分5b,5 bの幅Wを脚5aの幅wよりも広くして断面積を大にする必要があり、点火コイ ルの小形化の障害になっている。又、コ形、C形、L形、J形に打抜くため材料 の歩留りが悪い。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は上述した問題点を解消するために開発されたもので、1次コイルのボ ビンの内周に一部を貫通させて閉磁路を形成する1次コイルのボビン(1′)の 内周を貫通する細長い短冊形の第1鉄心(11)と、絶縁ケースの外で上記第1鉄 心と平行に配列された細長い短冊形の第2鉄心(12)と、上記第1鉄心と第2鉄 心の一端部(11a,12a)を直角に連結する細長い短冊形の第3鉄心(13)と、 上記第1鉄心と第2鉄心の他端部(11b,12b)を直角に連結する細長い短冊形 の第4鉄心(14)とで構成し、上記第1,第2,第3,第4の各鉄心の細長い長 手方向(L)を鉄心の圧延方向(a)と同方向にして、磁束の流れる方向Mに一 致させ、且つ第1,第2,第3,第4の各鉄心の幅を等しくしたことを特徴とす る。
【0005】
【考案の実施の形態】
図1は本考案による点火コイルの一実施例を示し、1次コイル1の外に2次コ イル2を同心状に嵌合して有底の絶縁ケース3に収容し、該ケースの底に開設さ れた開口を1次コイルのボビン1′の下端部で塞ぐ。1次コイルのボビン1′は 例えば合成樹脂などの電気的絶縁材にて一体的に形成されている。1次コイルの 外に同心状に配設された2次コイルのボビンも例えば合成樹脂などの電気的絶縁 材にて構成され、その外周には分割巻きするための仕切りとして機能する複数の 鍔が軸方向に間隔を保って設けてある。2次コイルのボビンには、例えば1次コ イルと巻数比にして1:70〜1:120となる2次コイルが分割巻きで巻回し てある。絶縁ケース3の底に1次コイルと2次コイルを同心状に嵌合して立てる と、1次コイルのボビンの上端は絶縁ケース3の開放し上面と同レベルになって いる。
【0006】 図示の実施例では、図1(B)に示したように、絶縁ケース3の一側上部に浅 い延長部3′を設け、この延長部の底に複数の1次端子6を上下方向に貫通して 取付け、1次コイルの巻始めの電線、巻終りの電線などを接続する。又、絶縁ケ ースの他側には高圧端子7を保持した高圧端子座を設け、2次コイルの巻終りの 電線を接続する。それから、絶縁ケース3内にエポキシ樹脂などの熱硬化性樹脂 からなる絶縁樹脂を注型して充填し、硬化した絶縁樹脂層4で1次コイル、2次 コイルを絶縁ケース内に固定する。
【0007】 そして、閉磁路を構成する積層鉄心5を組み付ける。上記積層鉄心5は図1( A)に示したように、1次コイルのボビン1′の内周を貫通する細長い短冊形の 第1鉄心11と、絶縁ケースの外で上記第1鉄心と平行に配列された細長い短冊 形の第2鉄心12と、上記第1鉄心、第2鉄心の一端部11a,12aと直角に連結 する細長い短冊形の第3鉄心13と、上記第1鉄心、第2鉄心の他端部11b,12 bと直角に連結する細長い短冊形の第4鉄心14とで構成し、上記第1,第2, 第3,第4の各鉄心の細長い長手方向Lを鉄心の圧延方向aと同方向にして、磁 束の流れる方向Mに一致させてある。尚、各鉄心の幅は等しい。
【0008】 そして、好ましくは、第1鉄心11及び第2鉄心12の各端部11a,11b,12 a,12bと、第3鉄心13及び第4鉄心14の各端部を45°の斜面15にし、 この斜面15を突き合わせることにより、第3鉄心13と第1鉄心11及び第2 鉄心12の一端部11a,12aを直角に連結し、且つ第4鉄心14と第1鉄心11 及び第2鉄心12の他端部11b,12bを直角に連結する。直角に連結するため、 突き合わせた斜面15,15同志を接着や溶接により連結してもよいし、図示の ように突き合わせる一方の斜面、例えば第3鉄心と第4鉄心の両端部の斜面に突 起16、他方の斜面、例えば第1鉄心、第2鉄心の両端部の斜面に上記突起16 が嵌合する凹部17を設け、上記突起と凹部を嵌合して連結してもよい。
【0009】 又、1次電流通電時の残留磁束を小さくし、1次電流遮断時の磁束変化を大き くして高電圧を2次コイルに発生するため、鉄心にはエアギャップ5′を設ける 。このため、図示の実施例では第2鉄心12を第3鉄心に直角に連結したもの1 2cと、第4鉄心に直角に連結したもの12dとで構成し、その12cと12d との間にエアギャップ5′を設けてある。絶縁ケース3の外には、エアギャップ 5′を保って対向する上記第2鉄心の両部分12c,12dを収容するための筒 部8を設けておくとよい。
【0010】
【考案の効果】
以上で明らかなように、本考案によれば閉磁路を構成する積層鉄心5を1次コ イルのボビン1′の内周を貫通する細長い短冊形の第1鉄心11と、絶縁ケース の外で上記第1鉄心と平行に配列された細長い短冊形の第2鉄心12と、上記第 1鉄心、第2鉄心の一端部11a,12aと直角に連結する細長い短冊形の第3鉄心 13と、上記第1鉄心、第2鉄心の他端部11b,12bと直角に連結する細長い短 冊形の第4鉄心14とで構成し、上記第1,第2,第3,第4の各鉄心の細長い 長手方向Lを鉄心の圧延方向aと同方向にして、磁束の流れる方向Mに一致させ てある。従って、第1,第2,第3,第4の各鉄心の断面積は等しくてよいので 、鉄心の幅を等しくすることができ、点火コイルの小型化、軽量化に寄与する。 又、鉄心は短冊形に打抜けばよいので材料の歩留まりが非常に良くなり、低コス ト化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本考案の点火コイルの一実施例の断面
図、(B)は(A)のB−B線での断面図である。
【図2】従来の点火コイルの断面図である。
【符号の説明】
1 1次コイル 1′ 1次コイルのボビン 2 2次コイル 3 絶縁ケース 4 絶縁樹脂層 5 閉磁路の積層鉄心 11,12,13,14 鉄心の構成部分 L 鉄心の構成部分長手方向 a 鉄心の構成部分の圧延方向 M 磁束の方向

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1次コイル(1)の外に2次コイル
    (2)を嵌合して有底の絶縁ケース(3)に収容し、該
    ケースの底に開設された開口を1次コイルのボビン
    (1′)の下端部で塞ぎ、絶縁ケース中に絶縁樹脂を注
    型、充填し、硬化した絶縁樹脂層(4)中に1次コイル
    と2次コイルを固定し、1次コイルのボビンの内周に閉
    磁路を形成する積層鉄心(5)の一部を貫通させた内燃
    機関用点火コイルにおいて、上記閉磁路を形成する積層
    鉄心を、1次コイルのボビン(1′)の内周を貫通する
    細長い短冊形の第1鉄心(11)と、絶縁ケースの外で上
    記第1鉄心と平行に配列された細長い短冊形の第2鉄心
    (12)と、上記第1鉄心と第2鉄心の一端部(11a,12
    a)を連結する細長い短冊形の第3鉄心(13)と、上記
    第1鉄心と第2鉄心の他端部(11b,12b)を連結する
    細長い短冊形の第4鉄心(14)とで構成し、上記第1,
    第2,第3,第4の各鉄心の細長い長手方向(L)を鉄
    心の圧延方向(a)と同方向にして、磁束の流れる方向
    (M)に一致させ、且つ第1,第2,第3,第4の各鉄
    心の幅を等しくしたことを特徴とする内燃機関用点火コ
    イル。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の内燃機関用点火コイル
    において、第1鉄心(11)及び第2鉄心(12)の各端部
    (11a,11b,12a,12b)と、第3鉄心(13)及び第
    4鉄心(14)の各端部を45°の斜面(15)にし、この
    斜面(15)を突き合わせることにより、第3鉄心(13)
    で第1鉄心(11)及び第2鉄心(12)の一端部(11a,
    12a)を連結し、且つ第4鉄心(14)で第1鉄心(11)
    と第2鉄心(12)の他端部(11b,12b)を連結したこ
    とを特徴とする内燃機関用点火コイル。
JP1998004745U 1998-06-30 1998-06-30 内燃機関用点火コイル Expired - Lifetime JP3055426U (ja)

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