JP2000021660A - 内燃機関用点火コイル - Google Patents

内燃機関用点火コイル

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JP2000021660A
JP2000021660A JP10182015A JP18201598A JP2000021660A JP 2000021660 A JP2000021660 A JP 2000021660A JP 10182015 A JP10182015 A JP 10182015A JP 18201598 A JP18201598 A JP 18201598A JP 2000021660 A JP2000021660 A JP 2000021660A
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JP10182015A
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English (en)
Inventor
No Moriyama
濃 森山
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Hanshin Electric Co Ltd
Original Assignee
Hanshin Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 閉磁路の積層鉄心を構成する硅素鋼板の圧延
方向と鉄心の長手方向を鉄心の各部で同じにして磁束の
流れ方向に一致させ、且つ積層鉄心の各部の断面積を同
一にして点火コイルの小型、軽量化を図り、且つ硅素鋼
板から鉄心を打抜く際の歩留まりを高める。 【解決手段】 1次コイルボビン1′の内周に一部の鉄
心を貫通した閉磁路の積層鉄5を、1次コイルのボビン
1′の内周を貫通する細長い短冊形の第1鉄心11と、
絶縁ケースの外で上記第1鉄心と平行に配列された細長
い短冊形の第2鉄心12と、上記第1鉄心と第2鉄心の
一端部11a,12aを連結する細長い短冊形の第3鉄
心13と、上記第1鉄心と第2鉄心の他端部11a,1
2aを連結する細長い短冊形の第4鉄心14とで構成
し、上記第1,第2,第3,第4の各鉄心の細長い長手
方向Lを鉄心の圧延方向aと同方向にして、磁束の流れ
る方向Mに一致させ、且つ第1,第2,第3,第4の各
鉄心の幅を等しくする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば自動車の
エンジンの点火プラグにおいて、火花を放電するために
高電圧を供給するモールド型点火コイルに関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関用点火コイルとして、1次コイ
ル(1)の外に2次コイル(2)を嵌合して有底の絶縁
ケース(3)に収容し、該ケースの底に開設された開口
を1次コイルのボビン(1′)の下端部で塞ぎ、絶縁ケ
ース中に絶縁樹脂を注型、充填し、硬化した絶縁樹脂層
(4)中に1次コイルと2次コイルを固定し、1次コイ
ルのボビンの内周に閉磁路を形成する積層鉄心(5)の
一部を貫通させたものは従来から公知である。そして、
閉磁路を形成する積層鉄心としては、図2に示すように
コ形又はC形のもの2個を向かい合わせ、その2個の各
一方の脚5aを1次ボビンの内周に上下の各端部から挿
入してボビン中で突き合わせるとか、L形或いはJ形の
ものの2個を逆方向に向かい合わせ、その一方の鉄心の
長い脚を1次ボビンの内周に貫通させる(実公平5−1
7865号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記したC形、L形、
J形の積層鉄心を構成する1枚宛の珪素鋼板は、圧延し
た大形の方向性珪素鋼板から打ち抜いて製造するが、1
次ボビンの内周に挿入したり、貫通したりする脚5aの
長手方向Lを圧延方向(a)に向けてある。従って、1
次コイルに通電したときに発生する起磁力(1次コイル
の巻数×電流)に基づく全磁束中、閉磁路の鉄心に沿っ
て流れる磁束の流れMを良好にするため、圧延方向に長
手方向を向けた脚5a,5aの各端部と直交する連結部
分5b,5bの幅Wを脚5aの幅wよりも広くして断面
積を大にする必要があり、点火コイルの小形化の障害に
なっている。又、コ形、C形、L形、J形に打抜くため
材料の歩留りが悪い。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上述した問題点
を解消するために開発されたもので、1次コイルのボビ
ンの内周に一部を貫通させて閉磁路を形成する1次コイ
ルのボビン(1′)の内周を貫通する細長い短冊形の第
1鉄心(11)と、絶縁ケースの外で上記第1鉄心と平行
に配列された細長い短冊形の第2鉄心(12)と、上記第
1鉄心と第2鉄心の一端部(11a,12a)を直角に連結
する細長い短冊形の第3鉄心(13)と、上記第1鉄心と
第2鉄心の他端部(11b,12b)を直角に連結する細長
い短冊形の第4鉄心(14)とで構成し、上記第1,第
2,第3,第4の各鉄心の細長い長手方向(L)を鉄心
の圧延方向(a)と同方向にして、磁束の流れる方向M
に一致させ、且つ第1,第2,第3,第4の各鉄心の幅
を等しくしたことを特徴とする。
【0005】
【発明の実施の形態】図1は本発明による点火コイルの
一実施例を示し、1次コイル1の外に2次コイル2を同
心状に嵌合して有底の絶縁ケース3に収容し、該ケース
の底に開設された開口を1次コイルのボビン1′の下端
部で塞ぐ。1次コイルのボビン1′は例えば合成樹脂な
どの電気的絶縁材にて一体的に形成されている。1次コ
イルの外に同心状に配設された2次コイルのボビンも例
えば合成樹脂などの電気的絶縁材にて構成され、その外
周には分割巻きするための仕切りとして機能する複数の
鍔が軸方向に間隔を保って設けてある。2次コイルのボ
ビンには、例えば1次コイルと巻数比にして1:70〜
1:120となる2次コイルが分割巻きで巻回してあ
る。絶縁ケース3の底に1次コイルと2次コイルを同心
状に嵌合して立てると、1次コイルのボビンの上端は絶
縁ケース3の開放し上面と同レベルになっている。
【0006】図示の実施例では、図1(B)に示したよ
うに、絶縁ケース3の一側上部に浅い延長部3′を設
け、この延長部の底に複数の1次端子6を上下方向に貫
通して取付け、1次コイルの巻始めの電線、巻終りの電
線などを接続する。又、絶縁ケースの他側には高圧端子
7を保持した高圧端子座を設け、2次コイルの巻終りの
電線を接続する。それから、絶縁ケース3内にエポキシ
樹脂などの熱硬化性樹脂からなる絶縁樹脂を注型して充
填し、硬化した絶縁樹脂層4で1次コイル、2次コイル
を絶縁ケース内に固定する。
【0007】そして、閉磁路を構成する積層鉄心5を組
み付ける。上記積層鉄心5は図1(A)に示したよう
に、1次コイルのボビン1′の内周を貫通する細長い短
冊形の第1鉄心11と、絶縁ケースの外で上記第1鉄心
と平行に配列された細長い短冊形の第2鉄心12と、上
記第1鉄心、第2鉄心の一端部11a,12aと直角に連結
する細長い短冊形の第3鉄心13と、上記第1鉄心、第
2鉄心の他端部11b,12bと直角に連結する細長い短冊
形の第4鉄心14とで構成し、上記第1,第2,第3,
第4の各鉄心の細長い長手方向Lを鉄心の圧延方向aと
同方向にして、磁束の流れる方向Mに一致させてある。
尚、各鉄心の幅は等しい。
【0008】そして、好ましくは、第1鉄心11及び第
2鉄心12の各端部11a,11b,12a,12bと、第3鉄
心13及び第4鉄心14の各端部を45°の斜面15に
し、この斜面15を突き合わせることにより、第3鉄心
13と第1鉄心11及び第2鉄心12の一端部11a,12
aを直角に連結し、且つ第4鉄心14と第1鉄心11及
び第2鉄心12の他端部11b,12bを直角に連結する。
直角に連結するため、突き合わせた斜面15,15同志
を接着や溶接により連結してもよいし、図示のように突
き合わせる一方の斜面、例えば第3鉄心と第4鉄心の両
端部の斜面に突起16、他方の斜面、例えば第1鉄心、
第2鉄心の両端部の斜面に上記突起16が嵌合する凹部
17を設け、上記突起と凹部を嵌合して連結してもよ
い。
【0009】又、1次電流通電時の残留磁束を小さく
し、1次電流遮断時の磁束変化を大きくして高電圧を2
次コイルに発生するため、鉄心にはエアギャップ5′を
設ける。このため、図示の実施例では第2鉄心12を第
3鉄心に直角に連結したもの12cと、第4鉄心に直角
に連結したもの12dとで構成し、その12cと12d
との間にエアギャップ5′を設けてある。絶縁ケース3
の外には、エアギャップ5′を保って対向する上記第2
鉄心の両部分12c,12dを収容するための筒部8を
設けておくとよい。
【0010】
【発明の効果】以上で明らかなように、本発明によれば
閉磁路を構成する積層鉄心5を1次コイルのボビン1′
の内周を貫通する細長い短冊形の第1鉄心11と、絶縁
ケースの外で上記第1鉄心と平行に配列された細長い短
冊形の第2鉄心12と、上記第1鉄心、第2鉄心の一端
部11a,12aと直角に連結する細長い短冊形の第3鉄心
13と、上記第1鉄心、第2鉄心の他端部11b,12bと
直角に連結する細長い短冊形の第4鉄心14とで構成
し、上記第1,第2,第3,第4の各鉄心の細長い長手
方向Lを鉄心の圧延方向aと同方向にして、磁束の流れ
る方向Mに一致させてある。従って、第1,第2,第
3,第4の各鉄心の断面積は等しくてよいので、鉄心の
幅を等しくすることができ、点火コイルの小型化、軽量
化に寄与する。又、鉄心は短冊形に打抜けばよいので材
料の歩留まりが非常に良くなり、低コスト化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明の点火コイルの一実施例の断面
図、(B)は(A)のB−B線での断面図である。
【図2】従来の点火コイルの断面図である。
【符号の説明】
1 1次コイル 1′ 1次コイルのボビン 2 2次コイル 3 絶縁ケース 4 絶縁樹脂層 5 閉磁路の積層鉄心 11,12,13,14 鉄心の構成部分 L 鉄心の構成部分長手方向 a 鉄心の構成部分の圧延方向 M 磁束の方向

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1次コイル(1)の外に2次コイル
    (2)を嵌合して有底の絶縁ケース(3)に収容し、該
    ケースの底に開設された開口を1次コイルのボビン
    (1′)の下端部で塞ぎ、絶縁ケース中に絶縁樹脂を注
    型、充填し、硬化した絶縁樹脂層(4)中に1次コイル
    と2次コイルを固定し、1次コイルのボビンの内周に閉
    磁路を形成する積層鉄心(5)の一部を貫通させた内燃
    機関用点火コイルにおいて、上記閉磁路を形成する積層
    鉄心を、1次コイルのボビン(1′)の内周を貫通する
    細長い短冊形の第1鉄心(11)と、絶縁ケースの外で上
    記第1鉄心と平行に配列された細長い短冊形の第2鉄心
    (12)と、上記第1鉄心と第2鉄心の一端部(11a,12
    a)を連結する細長い短冊形の第3鉄心(13)と、上記
    第1鉄心と第2鉄心の他端部(11b,12b)を連結する
    細長い短冊形の第4鉄心(14)とで構成し、上記第1,
    第2,第3,第4の各鉄心の細長い長手方向(L)を鉄
    心の圧延方向(a)と同方向にして、磁束の流れる方向
    (M)に一致させ、且つ第1,第2,第3,第4の各鉄
    心の幅を等しくしたことを特徴とする内燃機関用点火コ
    イル。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の内燃機関用点火コイル
    において、第1鉄心(11)及び第2鉄心(12)の各端部
    (11a,11b,12a,12b)と、第3鉄心(13)及び第
    4鉄心(14)の各端部を45°の斜面(15)にし、この
    斜面(15)を突き合わせることにより、第3鉄心(13)
    で第1鉄心(11)及び第2鉄心(12)の一端部(11a,
    12a)を連結し、且つ第4鉄心(14)で第1鉄心(11)
    と第2鉄心(12)の他端部(11b,12b)を連結したこ
    とを特徴とする内燃機関用点火コイル。
JP10182015A 1998-06-29 1998-06-29 内燃機関用点火コイル Pending JP2000021660A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007234699A (ja) * 2006-02-28 2007-09-13 Hanshin Electric Co Ltd 内燃機関用点火コイル

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007234699A (ja) * 2006-02-28 2007-09-13 Hanshin Electric Co Ltd 内燃機関用点火コイル

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Effective date: 20020806