JPH0345778Y2 - - Google Patents

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JPH0345778Y2
JPH0345778Y2 JP1986001538U JP153886U JPH0345778Y2 JP H0345778 Y2 JPH0345778 Y2 JP H0345778Y2 JP 1986001538 U JP1986001538 U JP 1986001538U JP 153886 U JP153886 U JP 153886U JP H0345778 Y2 JPH0345778 Y2 JP H0345778Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
本考案は合成樹脂発泡体、特に液状、あるいは
クリーム状で吐出される原料を延展成形して所定
形状の発泡体を製造する装置に関する。 例えば、ポリウレタンフオーム、ポリイソシア
ヌレートフオーム、フエノールフオーム(以下、
単にフオームという)等を複合材の芯材として使
用する際には、面材間に上記のフオーム原料(以
下、単に原料という)を液状で吐出し、これを広
幅に延展し、成形するのが普通である。この種部
材を製造する装置としては、例えば実開昭53−
162164号、および実開昭53−163373号公報があ
る。しかしながら、この種装置の構成では、反応
−発泡途中に同一長さのローラで延展するため、
○イ原料が両端部、中央部、前方へと均一に拡げら
れない。○ロ散布パターンに直接影響を受けやす
い。○ハ延展される際に中央部に発泡剤の余剰ガ
ス、エアを巻き込む割合が高いなどの欠点があつ
た。その結果、前記装置で製造したフオームに
は、○ニ面材表面にふくれ(ガス溜り)、フオーム
内にエアボイド、連通気泡組織化、無理な延展に
よるストリークなどが生じ、寸法安定性(収縮、
膨張)、機械強度(曲げ、圧縮)、接着力等を極度
に損なうものであつた。なお、ストリークの発生
は発泡途中の原料表面(外気と接触する面)がス
キン層を形成する反面、原料内部が反応→発泡し
て表面層を反応に応じて凹凸に押し上げ、内部の
原料がそのスキン層を破壊した部分から相互にま
わり込むために生ずると思われる。また、○ホ従来
のシート状物は温度調整ができず気温に大きく左
右されるため、季節、および1日の間でもシート
状物の温度にバラツキがあり、特に夏と冬では35
℃〜5℃と30℃の差がある。そのため温度が低下
した場合○ヘ第6図に示すようにフオームの不存在
部分の発生○トスキン層の増加○チ流量の増加となる
欠点があつた。 本考案はこのような欠点を除去するため、基
材、またはシート状物上に吐出された原料を型入
口に供給するまでの間に、原料を型部材の中心か
ら両端に向つて順次逃がすように延展する装置を
可撓性のあるシート状物上から延展し、さらに型
の前方にある延展装置を含む空間部に複数個のロ
ーラからなるルーパと該ルーパを含む空間を覆う
カバーと該カバー内に前記型を含むキユアオーブ
ンの発熱を供給するように構成してストリークが
なく、かつ、接着性があり、機械強度が高く、し
かも均一発泡組織とする製造装置を提案するもの
である。 以下に図面を用いて本考案に係る合成樹脂発泡
体の製造装置の一実施例について詳細に説明す
る。第1図は上記装置の代表例を示す装置の側面
図であり、1,2は上型部材と下型部材で金属
(ステンレス、軟鋼)、もしくはゴム等を用いて帯
状、またはキヤタピラ形式の無端ベルトに形成
し、これが所定間隔Hで順次対面するようにプー
リ3,4,5,6に巻回して上下に配置する。な
お、例えばプーリ4,6は上、下型部材1,2が
同一方向へ駆動されるように図示されていない原
動機に連結されている。7は型で上、下型部材
1,2が対面することによつて例えば第2図a〜
dに示されるように形成される空間であり、製造
する部材の外形、厚さHに応じた断面となる。な
お、第2図dは後記する基材14(一点鎖線で示
す)が下型部材として機能するものである。8は
合成樹脂発泡体原料供給機(以下、単に供給機と
いう)でノズル、例えば実開昭55−99762号公報
に示すようなものであり、下型部材2の前端部に
配置する。換言するば、供給機8は型7の前方に
設置する。9は可撓性のあるシート状物16の供
給装置、11はキユアオーブン12と連結したシ
ート状物16の加温装置であり、後記するルーパ
10と延展装置17を含む空間を覆う着脱容易で
かつ、シート状物16および基材14の供給口を
設けた上型部材1と同等の素材で形成したカバー
からなる。なお、シート状物16としてはクラフ
ト紙、アスベスト紙、アスフアルトフエルト、金
属箔の1種、もしくは2種以上をラミネートした
もの、あるいは防水処理を施したもの等である。
また、基材14としては金属薄板、石膏ボード、
シージングボード、スレート板、木毛セメント
板、合板等である。10はルーパで複数本のロー
ラR1,R2……Ro(図ではR1,R2,R3,R4)を供
給機8と型7の入口7aまでの間にシート状物1
6をガイドすると共に空間部に複数段配設し、シ
ート状物16の加温のためのループとするもので
ある。一方、延展装置17はローラr1,r2……ro
(図ではr1,r2,r3)からなり、基材14に吐出さ
れた原料Pを押圧延展するために下型部材2を横
断するように設置する。さらに説明すると、第3
図a,bに抽出して示すように所要延展幅をW0
供給機8から型入口7aに向つて順に配列するロ
ーラr1,r2,r3……ro(図ではr3まで)としたと
き、その長さをW1,W2,W3……Wo(図ではW3
まで)、ローラ間のピツチをl1,l2……lo(図ではl2
まで)、基材14の裏面から各ローラr1,r2,r3
…ro(図ではr3まで)の外周面までの垂直高さh0
h1……ho(図ではh3まで)とすると、W0>W1
0.5W0<W2≒0.7W0<W3≒0.9W0……<Wo≒W0
製品の最終厚さ(第4図に示す)をh0(ただし、
フオーム15のみの厚さ)とすると、h1≒0.5h0
<h2≒0.6h0<h3≒0.8h0のように配列する。すな
わち、原料Pの吐出部から型入口7aに向つて末
広がりの軌跡を水平、垂直の二方向で同時に行な
うものである。これによつて、吐出された原料P
を被着面(基材14)の中央から両端へ向つて余
剰な発泡剤、エアを逃がして原料Pの反応、発泡
物が逐次空〓を充填して型に送給されるものであ
る。特にローラr1は供給機8から吐出された原料
Pの被着面上における幅をLとすると、L≒W1
またはL+10〜100=W1に形成する。また、原料
Pの反応系、例えばポリウレタン樹脂を用いたと
すると、第1図においてAの範囲はミキシングタ
イムからクリームタイム時期、Bの範囲はクリー
ムタイムからゲルタイム初期、もしくはゲルタイ
ム末期、Cの範囲はゲルタイム末期からライズタ
イム、および養生時期である。 次に具体例につき説明する。まず、上型部材1
としてはスチールベルト(幅1000mm)、下型部材
2としてはW0=910mmの凹状断面のキヤタピラ、
H=25mm、上、下型部材1、2は20m/minの速
度で矢印方向に回転し、型温が60℃に設定されて
いる。原料Pはポリウレタン樹脂の各成分をワン
シヨツト法によりミキシングし、第5図aに示す
断面で例えばL=300mmのパターンで吐出する。
シート状物16としてはクラフト紙、基材14と
しては9mmのシージングボードW0=900mm、ロー
ラr1〜r3の直径d1〜d3は100mmφ,h1=13mm,h2
15mm,h3=17mm,W1=500mm,W2=700mm,W3
=900mmと設定した。供給装置9、基材の送給装
置13としてはリフター、アンコイラを用いた。
そこで、この種装置部材を用いて第4図に示す複
合パネルを製造すると仮定する。いま、基材14
が矢印方向に搬送され、下型部材2の凹部に嵌合
するように連続して送給され、かつ、この基材1
4が供給機8の下を通って型入口7aの方向へ移
動すると、この基材14上に原料Pが第5図aに
示すような幅、断面で吐出される。一方、シート
状物16はルーパ10を通過中に、加温装置11
により加温される。次にガイドローラも兼ねるロ
ーラr1を介して下型部材2の凹部と対面するよう
に送給され、これがミキシングされた後に吐出さ
れた混合物、もしくはクリームタイム時期にある
原料P上に第5図bに示すように接触し、原料P
をドクターにより基材14に両端(矢印方向)、
前方(第3図a)に延展する。さらに、基材14
が型入口7aに近づくと、第5図c→第5図dに
示すように原料Pが両端、前方へ順次延展され
て、型入口7aに到達し、これを型7に送給し、
その中で最終の発泡を行なわしめ、さらに養生
(キユア)して型出口から第4図に示すような複
合板として送給する。 このようにして製造した複合板を観察すると、
被着面幅の1/2〜1/5の小さな幅で吐出されなが
ら短時間で反応→発泡し、しかも粘度、接着力、
体積が急激に増大する原料Pがスムーズに中心か
ら両端(幅方向)に延展されるため、シート状物
16と原料Pが最初に接触する部分に滞留しなか
つた。延展装置17の各段のローラで面材間に
空〓を生じさせないで均一厚さの原料Pに順次延
展しているためフオーム15全体としての均一発
泡組織となつていた。中央部分から両端に向
け、エア、余剰な発泡剤(気体)を外気中に逃が
しながら延展するため、エアボイド、ふくらみを
形成することがなかつた。シート状物16の表
面は平滑で美しかつた。シート状物16を暖め
た場合(17℃から29℃以上に加温)第6図に示す
ようなフオーム15の不存在部分の発生はみられ
なかつた。シート状物16を暖めた場合、スキ
ン層が減少した。シート状物16を暖めた場
合、原料Pの使用量が約7.7少した。圧縮強度
は、第7図a〜cに示すようにほとんど変化がな
かつた。(測定位置は第7図dに示す)収縮に
ついては、いずれもほとんど収縮せず、差はみら
れなかつた。(−5℃×48時間)密度について
は下表のように、シート状物16を暖めた方が約
7.4%低下した。
【表】 以上説明したのは本考案の一実施例にすぎず、
ローラr1,r2……roの配列を第8図に示すように
することもできる。また、ローラr1……roの外形
を第9図a〜cに示すように形成することもでき
る。特にローラの端部を傾斜、曲面に形成すると
延展がよりスムーズとなる。もちろん、ローラの
段数はフオーム厚、幅の関係で多数段になること
もある。さらに、ポリイソシアヌレートフオー
ム、フエノールフオーム等についても反応系がほ
ぼ同じであり、前記と同様に対応できるものであ
る。また、ローラr1〜roの支持は固定に限らずフ
ロート式にすることもできる。また、第10図に
示すように原料Pを供給機8からシート状物16
の背面に供給し、ルーパ10のローラr4を介して
シート状物16を反転し、その後に延展装置17
によつて延展し、型入口7aに供給するようにす
ることもできる。もちろん、ローラr1〜ro間のピ
ツチは原料の反応系に応じて可変しうるものであ
る。 上述したように本考案に係る装置によれば、従
来の装置において欠点であつた○イ〜○トを除去して
〜の物性、外観の複合板を製造できる特徴が
ある。さらに、従来の装置を本考案に係る装置に
より少ない経費で容易に改善できる特徴がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る合成樹脂発泡体の製造装
置の一実施例を示す側面図、第2図a〜dは型の
断面の一例を示す縦断面図、第3図a,bは本考
案に係る装置の要部である延展装置を示す説明
図、第4図は本考案に係る装置により製造される
複合板の一例を示す説明図、第5図a〜dは延展
装置17の機能を示す説明図、第6図はフオーム
の不存在部分を示す説明図、第7図a〜dはシー
ト状物の各状態における圧縮強度および測定位置
を示す説明図。第8図,第9図a〜cは延展装
置、ローラ、合成樹脂原料の吐出位置のその他の
実施例を示す説明図、第10図はルーパと延展装
置のその他の実施例を示す説明図である。 1……上型部材、2……下型部材、15……フ
オーム、16……シート状物、17……延展装
置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 無端の下型部材と、該下型部材と所定の間隔で
    順次対面して型を形成する上型部材と、該型前方
    に設置した合成樹脂発泡体原料供給機と、可撓性
    のあるシート状物の供給装置と基材の送給装置と
    を備え、かつ、上記原料供給機と型入口の間で、
    かつ、シート状物が下型部材上に供給された基材
    上の原料と対面する間に、上記シート状物上から
    型部材を横断するように配設した延展装置を有
    し、合成樹脂発泡体原料をキユアオーブンにより
    加熱して発泡させる合成樹脂発泡体の製造装置に
    おいて、前記装置の上型部材前方で、かつ、前記
    原料供給機との間に前記シート状物を20〜90℃位
    に加温する加温装置を配設し、かつ、前記シート
    状物の供給装置から供給されるシート状物が前記
    延展装置の上方において複数個のローラからなる
    ルーパを通過して前記基材上の原料と対面すると
    共に、前記延展装置は上記型方向に向かつてしだ
    いに長さが長くなる2本以上の合成樹脂発泡体の
    原料を延展するローラからなり、さらには、前記
    加温装置は上記ルーパと延展装置を含む空間を覆
    う着脱容易でかつ、シート状物、基材の供給口を
    設けると共に、上記キユアオーブンと連通したカ
    バーからなり、該加温装置の熱源として上記キユ
    アオーブンの余熱を利用することを特徴とする合
    成樹脂発泡体の製造装置。
JP1986001538U 1986-01-08 1986-01-08 Expired JPH0345778Y2 (ja)

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JPS62114711U JPS62114711U (ja) 1987-07-21
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56109737A (en) * 1980-02-04 1981-08-31 Takashi Ishikawa Manufacture of heat insulating facing material

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS56109737A (en) * 1980-02-04 1981-08-31 Takashi Ishikawa Manufacture of heat insulating facing material

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JPS62114711U (ja) 1987-07-21

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