JPS6321414Y2 - - Google Patents

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JPS6321414Y2
JPS6321414Y2 JP1982101426U JP10142682U JPS6321414Y2 JP S6321414 Y2 JPS6321414 Y2 JP S6321414Y2 JP 1982101426 U JP1982101426 U JP 1982101426U JP 10142682 U JP10142682 U JP 10142682U JP S6321414 Y2 JPS6321414 Y2 JP S6321414Y2
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mold
foam
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endless belt
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JP1982101426U
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JPS5824344U (ja
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  • Laminated Bodies (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本案は常温または僅かな加熱で硬化可能な合成
樹脂からなる発泡体の製造装置に関するものであ
る。
フエノール樹脂、ウレタン樹脂、尿素樹脂等の
初期縮合物が液状を呈する合成樹脂は縮合反応ま
たは重合反応によつて混合液の状態から短時間で
反応を完了して硬化し、原料の混合液に発泡剤を
含むときは発泡体が得られる。この合成樹脂発泡
体の生成過程は原料混合期、発泡が僅かに開始し
クリーム状液体の状態を呈するクリーム期、表面
の粘性が減少するタツクフリー期、クリーム状液
体の発泡膨脹が最大に達するまでのライズ期、表
面が硬化するまでのセツト期の五つの時期に分類
されて居り、このような発泡体からなる成形品の
長尺物を連続的に製造する場合、成形用の型の一
端にクリーム期またはタツクフリー期の段階で送
入し他端から少なくともライズ期を終つた時点で
送出するのが一般的な方法である。
このような合成樹脂発泡体の製造装置として、
多数の型部片を無端状に連結したキヤタピラ式の
型部材または無端ベルト式の型部材を二個用い、
その向い合つた部分において型部材が同一方向へ
駆動させられ且つこの型部材で挾まれた空間が成
形用の型を形成するものは既に知られている。発
泡体原料は混合液の状態でこの型の入口側前方適
所または型の内部において一個の吐出口或いは幅
方向適当間隔に配置された複数個の吐出口から供
給される。発泡体原料はライズ期において主とし
て上下方向へ発泡膨脹し水平方向へはさほど発泡
膨脹しない性質を有して居り、型部材が上下に配
置された形式の製造装置では最大膨脹高さより狭
い間隔で型部材を向い合せて表面平坦な製品が得
られると共に発泡膨脹現象を水平方向へ強制的に
向わせ空洞の欠損個所を発生させないようにして
いるが、幅方向に見て局部的に供給された発泡体
原料は必然的に供給個所において高密度の発泡体
を作り、それ以外の個所の発泡体は低密度であつ
て不均質の製品しか得られないという欠点があ
り、更に表面の粘性が減少するタツクフリー期の
次に表われるライズ期のほぼ末期において表面
材、裏張材と全幅において接合することとなるの
で充分な接着力が得られず剥離しやすいという欠
点があつた。
このため、特公昭48−12182号、同55−16813号
公報などに開示されているように発泡体原料を幅
方向へ拡げる装置を型の入口前方に設けることが
考えられている。しかしながら、これらの延展装
置は幅方向へ延びる単一のナイフ状またはロール
状の部材か或いはブロツク状の部材で構成されて
いるものであり、前者の構成では中央部に集中的
に供給した発泡体原料を全幅に亘り均一厚さに拡
げることができず、また後者の構成では摩擦が著
しく大きく裏張材を損傷させ或いは原材料の移送
に大きな抵抗を与えるなどの問題がある。
本案は、型の入口前方において発泡体原料、表
面材または裏張材を型へ向つて送る移送装置の上
方に接近させて移送装置を横切る方向へ延びるよ
うに設けられた延展装置を、前後に配置したドラ
ム・プーリイに無端ベルトを巻掛けて構成したこ
とを要旨とするもので、このことによつて発泡体
原料の混合液をクリーム期または遅くともタツク
フリー期の初期において均一厚さの所定幅に拡げ
次で発泡膨脹を行わせることができ、前記の諸欠
点を除去したのである。
以下本案の実施例を図面に就いて説明すると、
ステンレス鋼等の金属帯または必要により板状、
線状の補強材を添設したゴム帯で作られ実質的に
無継目の無端ベルトからなる二個の型部材1,2
をそれぞれドラム・プーリイ3,4,5,6に巻
掛けて上下に配置し、その上下向い合つた部分に
おいて型部材1,2が同一方向へ駆動させられる
ようにドラム・プーリイ4,6を図示しない原動
機に連動させ、この型部材1,2で挾まれた扁平
な空間によつて成形用の型7を形成する。この型
7の入口側前方において発泡体原料を型7へ向つ
て送る移送装置8の上方に接近させて延展装置9
が設けられ更にその前方に発泡体原料を混合液の
状態で供給する供給装置10の吐出口11が設け
られている。
第1図乃至第4図の実施例は下方の型部材2を
型7の入口側前方に延長して移送装置8と兼用さ
せ、そのほぼ中心線上に向つて下向きに吐出口1
1を開口させると共に、移送装置8を直角に横切
つて前後に配置した小径のドラム・プーリイ2
1,22に無端ベルト23を巻掛けて構成した延
展装置9を設け、且つ上下の型部材1,2は少な
くとも型7の部分で平行に直進するように支え転
子13……,14……の群によつてそれぞれ支承
させ、更に延展装置9の附近から型7の出口端に
亘つて型部材1,2の両側方に型7の両側面を閉
鎖する無端ベルト15とその反転用ドラム・プー
リイ16,17および支え転子18……の群から
なる抑え装置19を配置して構成したものであ
る。
この実施例の製造装置は長尺にして型部材1,
2とほぼ同一幅の平板状にして硬質または可撓の
表面材51を下方の型部材2に載せて型7へ向け
移送させながらその上面ほぼ中心線上に発泡体原
料52を混合液の状態で吐出口11から供給する
と共に、可撓の裏張材53を巻芯20から解出し
延展装置9の無端ベルト23に巻掛けて型7の方
へ引張り移送させる。混合液は移送装置8の上方
に接近させた延展装置9によつてクリーム期また
は遅くともタツクフリー期の初期において幅方向
へ押し拡げられ、表面材51と裏張材53との間
にほぼその全幅に亘つて均一厚さに延展し且つ接
着する。この状態で型7へ送入され、その内部を
通過する間にライズ期が完了するのであつて、両
側面の抑え装置19の無端ベルト15,15に沿
つて可撓の覆材54,54が供給され、従つて表
面材51,裏張材53、覆材54,54に包まれ
た発泡体55が型7から送出される。
上下の型部材1,2に挾まれた型7は発泡体原
料52の最大膨脹高さより小さい厚さを有し、そ
の中で発泡膨脹現象が側方へ向つたときその圧力
は抑え装置19が受けて発泡体を側面に膨出させ
ない。
第5図乃至第8図の実施例はローラコンベアに
よつて移送装置8を構成すると共に、前後に配置
した小径のドラム・プーリイ21,22およびそ
の中間上方のドラム・プーリイ26に無端ベルト
23を巻掛け且つ型7へ向つて移送装置8と無端
ベルト23との間隔が次第に狭くなるように構成
した延展装置9を移送装置8を直角に横切つて設
け、更に型7の両側方に多数の抑え転子25……
の群からなる抑え装置19を配置したもので、型
部材1,2は前記実施例と同様に支え転子13…
…,14……によつて支承されている。
この実施例の製造装置は金属板をほぼ形に成
形した表面材56を移送装置8に載せて型7へ向
け移送させながら発泡材原料52を混合液の状態
で二個の吐出口11から供給し、そのクリーム期
において延展装置9によつて幅方向へ押し拡げ表
面材56のほぼ全幅に亘り均一厚さに延展し、そ
の状態で型7へ送入すると共に可撓の裏張材53
を巻芯20から解出し無端ベルト23に巻掛けて
型7へ送入するもので、抑え装置19は発泡圧力
によつて表面材56の側面立上り部が押出される
のを防止すると共に直進させる案内として働き、
表面材56と裏張材53に包まれた発泡体55が
型7から送出される。
前記各実施例において型部材1,2のドラム・
プーリイと支え転子、抑え装置19のドラム・プ
ーリイと支え転子、延展装置9のドラム・プーリ
イはいずれも図示しない枠に支持されていて必要
に応じ適宜駆動されると共にその位置殊に延展装
置9の上下位置が調節可能にされている。また延
展装置9を裏張材を巻掛けて型7へ送るときはこ
の裏張材へ向つて発泡体原料の混合液を吹付け供
給することもあり、更に型7に加熱装置を附設す
る場合もあることは勿論である。
以上のように本案は入口側前方において移送装
置の上方に接近させてこれを横切る方向へ延び且
つ前後のドラム・プーリイに巻掛けた無端ベルト
からなる延展装置を設けたものであるから、その
移送方向の長さと設置個所とを適宜に選定するこ
とにより、発泡体原料は移送方向へ或る長さを有
する無端ベルトに抑えられて移送されながら連続
的に速やかに拡げられ、遅くともそのタツクフリ
ー期の初期までに延展装置の下を通過させて均一
厚さの所定幅に拡げることができ、この状態で型
の内部で発泡膨脹させることにより密度むらのな
い発泡体を得ることができるのであつて、低密度
の部分が所要発泡度となるように予めむらを見込
んで過剰の発泡体原料を供給するという無駄がな
くなり、且つ難燃剤等の添加物を混合したときも
その分散状態を均一ならしめるのである。また、
無端ベルトは発泡体原料の移送に追従して動くの
で摩擦が殆んどなく裏張材を損傷させ或いは原材
料の移送に大きな抵抗を与えるという不都合を生
じないものであり、且つそのために発泡体原料の
移送速度を高くして生産能率を向上させることが
可能となるのである。更に、充分な表面粘性を有
する時期に延展することにより表面材、裏張材に
全幅において強固に接合させ、均質にして剥離の
心配のない複合材を製造できる等すぐれた諸効果
を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本案の実施例を示す一部省略した側面
図、第2図は一部省略した平面図、第3図は第1
図A−A線に沿う拡大断面図、第4図は延展装置
の拡大側面図、第5図は本案の異なる実施例を示
す一部省略した側面図、第6図は一部省略した平
面図、第7図は第5図B−B線に沿う拡大断面
図、第8図は延展装置の拡大側面図である。 1,2……型部材、7……型、8……移送装
置、9……延展装置、11……吐出口、19……
抑え装置、21,22……ドラム・プーリイ、2
3……無端ベルト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 二つの上下に配置された無端の型部材1,2が
    向い合つた部分において同一方向へ駆動させられ
    且つこの型部材1,2で挾まれた空間が成形用の
    型7を形成し発泡体原料の混合液がこの型7の中
    で発泡膨脹する発泡体の製造装置において、前記
    型7の入口側前方において発泡体原料を載せて型
    7へ送る移送装置8の上方に接近させて発泡体原
    料を幅方向へ押し拡げる延展装置9が設けられ、
    この延展装置9は前後に配置したドラム・プーリ
    イ21,22に無端ベルト23を巻掛けて構成し
    たことを特徴とする発泡体の製造装置。
JP10142682U 1982-07-05 1982-07-05 発泡体の製造装置 Granted JPS5824344U (ja)

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JP10142682U JPS5824344U (ja) 1982-07-05 1982-07-05 発泡体の製造装置

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JP10142682U JPS5824344U (ja) 1982-07-05 1982-07-05 発泡体の製造装置

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JPS5824344U JPS5824344U (ja) 1983-02-16
JPS6321414Y2 true JPS6321414Y2 (ja) 1988-06-13

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3240846A (en) * 1962-08-06 1966-03-15 Allied Chem Method and apparatus for preparing polyurethane foam sandwich structure
JPS5082168A (ja) * 1973-08-28 1975-07-03
JPS5516813A (en) * 1978-07-14 1980-02-05 Aisin Seiki Pantograph jack arm

Patent Citations (3)

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JPS5516813A (en) * 1978-07-14 1980-02-05 Aisin Seiki Pantograph jack arm

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JPS5824344U (ja) 1983-02-16

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