JPS5924490Y2 - 複合板製造装置 - Google Patents

複合板製造装置

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JPS5924490Y2
JPS5924490Y2 JP1976130772U JP13077276U JPS5924490Y2 JP S5924490 Y2 JPS5924490 Y2 JP S5924490Y2 JP 1976130772 U JP1976130772 U JP 1976130772U JP 13077276 U JP13077276 U JP 13077276U JP S5924490 Y2 JPS5924490 Y2 JP S5924490Y2
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【考案の詳細な説明】 本考案は複合板、例えば2基材によって発泡性合成樹脂
をサンドイッチし、かつその少くとも一方の基材の化粧
面となる面に凹凸模様、所謂意匠性に富むエンボス加工
を施すと共に、その基材を樋状に形成し、その樋状部に
発泡性合成樹脂原料を吐出した後でこの原料を被覆する
ように他の基材を積層して型に送給し、型通過中にこれ
ら構成材を一体的に結合した複合板を連続的に製造する
複合板製造装置に関する。
最近、建築物の内、外装材として断熱性軽量化等、およ
び剛性を兼備した金属板等を一基材とする複合板が量産
されている。
しかし、どの複合板も金属等の冷たさ、平滑さを改善し
た所謂意匠性(エンボス模様)に富み、かつ、材料の物
性を抑制した製品が殆んど見当らない。
さらに、芯材としてポリウレタン樹脂等の合成樹脂発泡
体原料を用いた場合、発泡体成形時に温度等の諸要素が
大きく影響する化学反応を伴うため均一な条件設定、お
よびある程度の温度変化に対応できる装置の出現が望ま
れていた。
また、従来は製造装置の中にエンボス工程を組み込んだ
装置が存在せず別途にエンボス加工した金属板を素材と
してサンドイツチ板を製造していた。
そのため1000〜2000 mも巻回されたロール状
の金属板をエンボス加工後再び巻回し梱包しなければな
らず、工数と嵩が増すと共にエンボス加工された状態で
の巻回に際し、化粧面に損傷を招く等の経済性と製造上
の欠点があった。
さらに、この種加工された金属板を巻回した後に、所定
形状に成形するにはアンコイラ、ピンチローラで再度、
成形機に送給しなければならず、工数が増すばかりでな
く、損傷も多くなる不利があった。
その他、基材の化粧面にのみエンボス加工した基材を改
めて所定形状に成形機で成形する際にはエンボス加工面
の領域が成形機の入口におけるガイドの変位により、ズ
してしまうことが非常に多く、均一な模様分布の化粧面
を有する成形された基材を得ることが非常に困難であっ
た。
本考案は上記の欠点を除去すると共に前記した要望に応
えるため、■基材に凹凸模様をエンボス加工により形成
して外観に立体感を与えて意匠性を改善すること、■コ
イル状の基材(表面材)に対し、エンボス加工、成形、
芯材充填を連続的に行い、次に芯材に対し裏打材となる
基材を積層し、キュアしつつ製品として連続的に送給し
安価に、かつ大量に、しかもコイル状の基材の表面に損
傷を与えないようにして一括ラインで生産すること、■
エンボス加工の際に起る歪、変形を直ちに幅方向、およ
び移動方向に成形ロールのフラワー図に従って逃がして
矯正しながら成形し、構造的に変形しにくいと共に、型
材としても機能する樋状に成形すること、■温度に敏感
な合成樹脂発泡体をより有効に発泡させて高価な原料の
使用量を低減してコストを下げること、■成形直後の基
材に対し、発泡体原料を充填し、発泡圧により基材の残
留歪を視覚上消去して美しい化粧面とすること、等を具
備せしめた複合板製造装置を提案する。
以下に図面を用いて、本考案に係る複合板製造装置の一
実施例について詳細に説明する。
第1図は上記装置の概略構成図で、1は下側基材送出部
で所謂、下側基材である金属薄板A(以下、単に基材A
という)を装着したアンコイラとピンチローラ2からな
り、基材Aを次工程に連続的に送給する。
3はエンボス加工機で、上、下のハロール4と5の外周
面にかみ合う雄、雌型の凹凸模様を形威し、これを基材
Aの板厚、および凹凸の深さ等に応じて加圧可能に支持
する等の構成である。
6は成形機で、例えば10段、20段、32段等の段数
を有し、前記基材Aをほぼ樋状に成形する。
なお、成形幅はシングル、あるいはダブル幅等のいずれ
でも可能である。
また、このように成形された基材Aは下記する発泡体原
料の外部への漏洩を型材的な働きにより阻止すると共に
、複合板の補強も兼ねる。
なお、成形機6は基材Aをその入口から出口までの間に
フラワー図に沿って順に基材Aを樋状に成形するためエ
ンボス加工時の歪、変形を基材Aの幅方向、および移送
方向に沿って逃がし、これら歪、変形の残留を最小限に
抑えることができる。
7は吐出部で合成樹脂発泡体の原料、所謂各成分を混合
した発泡性反応混合物P(以下、単に原料という)を基
材Aによって形成された樋状部に積層するものであり、
例えば回転羽根体を備えた吐出方式、スプレーガン方式
(エア、エアレス)、または注入方式等があり、その用
途に応じて適する方法を用いる。
8は上側基材送出部で上側基材B(以下、単に基材Bと
いう)を連続してくり出し、この基材Bを原料P上に積
層する。
上記、上側基材送出部8の主構成はアンコイラ的機構で
ある。
なお、上記基材Bの素材としてはアスベスト紙、クラフ
ト紙、アルミ箔、プラスチックシート、アスファルトル
ーフイング、およびこれらの1種以上をラミネートした
複合シート等からなる。
また、この上側基材送出部8には基材Bが一定の張力下
で導出されるようにバンドによるブレーキ等の付加機構
を当然有する。
9はガイドローラで基材Bを基材Aの樋状部上に載置す
るように案内する。
なお、ガイドローラ9は必要に応じて2点鎖線で示す位
置まで水平、垂直のいずれかの方向に移動可能に装着す
る。
これは前記原料が温度に大きく左右される化学反応物質
であるために特に意義がある。
10は検出機で電気、磁気、光、張力差を利用した構成
であり、これを上側基材送出部8とガイドローラ9間に
配設し、基材Bの切断等を検知し、それに伴って上記吐
出部7等を停止する信号を発生する。
なお、その具体例としては基材Bの全幅に対応する光電
管11 aを複数個直線上に継続的に配し、その対向面
に受光器11 bを対応するように配設し、その出力端
を芯材供給作動用のスイッチに接続し、基材Bの切断等
の時に直ちに供給をストップするような構成である。
12は型で基材Aと基材8間に原料Pをサンドイッチし
た状態で連続して水平方向に移動するようエンドレス式
の型材12a、12bを所定間隔、所謂複合板Sの板厚
に対応する間隙を有して対面させて空隙を連続的に形威
し、ある一定時間経過後に連続的に解消することを繰り
返す装置である。
なお、型12は基材Bと基材A間に対して充填した未発
泡状態の原料Pが型12内を通過中に反応、発泡、およ
び硬化させる。
また、型12の具体例としては従動輪13.14と駆動
輪15.16の間に表面平滑な金属エンドレスベルト(
例えばステンレス製)をそれぞれ掛合したもの、あるい
はリンク等により多数片を連結したキャタピラ式の加圧
方式(図示せず)等である。
17は補強ローラで従、駆動輪間に複数個、定間隔で配
置した場合であり、複合板Sの所定厚さを得ることと、
上記型材12 a、 12bの変形等を除去するために
設ける。
18.19は加熱装置で、例えば50〜90°C位まで
に上記ベルト、およびその周囲の空間を加温する。
20はカバーで型12、およびその周囲の空間を保温す
ると共に原料Pの反応時に放出するトリクロロモノフル
オロメタン、あるいは加熱装置から放出される炭酸ガス
、−酸化炭素等を安全、衛生上、作業環境に放出しない
ため、およびより有効な保温効果を得るためである。
なお、型12の人、出口部12. ’、 12”だけは
型12内の気体の漏洩を最大限に阻止しうる構造に構成
する。
次に本考案に係る装置を用いて複合板を製造する方法に
ついて第1図を用いて簡単に説明する。
いま基材Aとして0.27mm厚さのプレコート金属板
(幅94cm)を1000 mボビンに巻回したものを
アンコイラに装着した。
一方、基材Bとしてはアスベスト紙にアルミ箔をラミネ
ートしたものを2000 m巻回したコイル状物をくり
出す上側基材送出部8に準備した。
そして原料Pとしてはポリウレタン樹脂を吐出部7に供
給し、コンベアベルトからなる型材12 a、 12
bが3Q m/minの速度で回転し、カバー20内が
80°Cに保持され、基材Aを成形機6によって第3図
に示す断面形状に成形されてくると仮定する。
そこで基材Aの始端をピンチロール2に案内しこれをエ
ンボス加工機3に導出する。
このエンボス加工機は、例えば鉄板の全幅、あるいは一
部分のみにエンボス加工できるようになっており、例え
ば第3図に示すL幅の部分のみに加工を施して、次の成
形機6に送り出す。
なお、このエンボス加工の際は折曲げ部に無理な加工が
行なわれていないため基材全幅にエンボス加工したのに
比し、耐候性にすぐれた複合板を得ることになる。
成形機6では第3図に示す如き断面に基材Aを成形し、
これを吐出部7に移送する。
吐出部7ではポリウレタン樹脂の各取分を混合し、上記
基材の樋状部のみにこれを吐出する。
そして吐出された原料Pは基材A上で発泡を開始し、次
に白濁のクリーム状液体となり、それがさらに膨張し始
めた時間期に基材Bを積層し、その後にこれを型12に
送給し、型12を通過中に上記原料Pを反応、発泡、お
よび硬化させてその出口から複合板Sとして送出する。
もちろんこの際、基材A、 Bは芯材の自己接着性に
よって一体に固着される。
そして上記型12から送出された複合板Sは種々の手段
を介して所定長さに裁断される。
以上説明したのは本考案の一実施例にすぎず、第1図に
おいて2点鎖線で示す位置に予熱手段21を設け、これ
により基材Aの温度を上昇せしめ、前記原料の反応に好
影響を与えるようにすることもできる。
また基材Bに対しても上記の同様の予熱機22を配する
こともある。
また第2図はその他の実施例を示す構成略図であり、図
示しない部分は第1図と同様である。
この装置は、■吐出部7の1つとしてスプレーガン(エ
アレス)を採用し、かつ芯材の噴射方向が基材Rの傾斜
に近似し、その上、芯材の半分程度が基材Bに付着し、
その他が基材Aに落下付着する位置に配設したこと、■
基材Bのガイドローラ9を図のように3個配し、上記の
関係を維持するようにしたこと、■切断機23を型12
の出口の後方に配置し、所定寸同法に切断する装置であ
る。
また、基材A、 Bを同質で形成したり、吐出部7に
パーライト粒、シラスバルーン、珪砂、硼砂、硼酸化合
物、繊維状物等の1種以上を前記原料と同時に、あるい
は時間差を設けて型12に入る前に添加することも可能
である。
上述したように本考案に係る複合板製造装置によれば、
■市販の基材、例えばカラー鋼板等の表面処理鋼板、ア
ルミニウム板、銅板等の化粧面に任意のエンボス模様を
形成できると共に、直ちに意匠性の高い複合板を製造し
うる特徴がある。
◎温度に敏感な芯材を用いた複合板を基材A、 Bの
加温またはガイド等の変動によりそれに容易に対応して
製造できる利点がある。
◎素材から製品までを一貫して直線的に製造するため安
価に、がっ、均質にそして大量に製造できる特徴がある
◎エンボス加工を基材の必要幅にのみ施すことができる
ため基材Aの歪、変形を最小限に抑えることができる特
徴がある。
■エンボス加工を施した後に直ちに樋状に成形し、エン
ボス加工により生じた歪、変形を幅方向、および長手方
向に逃がし、残留歪による寸法変形、凹凸等が起きるこ
とを抑制できる特徴がある。
■成形後に発泡、硬化する芯材を充填し、その発泡圧に
よって変形を矯正するため寸法変化がより低減される特
徴がある。
■型内を密封状態にしたため、保温性が改善され、有害
ガス、燃焼ガスの作業環境への漏洩が少なくなり、作業
員の安全、衛生面を大きく改善した特徴がある。
■樋状に成形した基材を用いるため側面の型材が不要と
なる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は本発明に係る複合板製造装置の一実施
例を示す構成略図、第3図は基材Aの1つの成形例を示
す縦断面図である。 1・・・・・・下側基材送出部、3・・・・・・エンボ
ス加工機、6・・・・・・成形機、7・・・・・・吐出
部、9・・・・・・ガイドローラ、12・・・・・・型
、A・・・・・・下側基材、B・・・・・・上側基材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. アンコイラとピンチローラからなる下側基材送出部と、
    該送出部から連続して送給される下側基材の所定領域に
    エンボス加工を施す凹凸型の模様を外周面に設けた上下
    ロール式のエンボス加工機と、該エンボス加工された下
    側基材をほぼ樋状に成形する成形機と、該成形機から送
    給される下側基材の樋状部に自己接着性を有する合成樹
    脂発泡体の原料である発泡性反応混合物を供給する吐出
    部と、該吐出された混合物を被覆する上側基材を連続し
    て送給する上側基材送出部と、前記下側基材と上記上側
    基林間に前記原料をサンドイッチした状態で連続して移
    送するようにエンドレス式の型材を所定間隔を有して対
    面させて空隙を連続的に形威し、ある一定時間経過後連
    続的に解消することを繰り返す型と、前記上側基材送出
    部と型入口の間に上側基材を下側基材の所定位置に積層
    するように案内するガイドローラと、前記型を含む空間
    を50〜90°Cに加温する加熱装置と、上記空間内の
    気体を外部へ漏洩しないように密封したカバーとから構
    成したことを特徴とする複合板製造装置。
JP1976130772U 1976-09-28 1976-09-28 複合板製造装置 Expired JPS5924490Y2 (ja)

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JPS5348163U JPS5348163U (ja) 1978-04-24
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JPS5853621U (ja) * 1982-06-23 1983-04-12 石川 堯 複合板製造装置
JPS587625U (ja) * 1982-06-23 1983-01-18 石川 尭 複合板製造装置
JPS608070A (ja) * 1983-06-28 1985-01-16 株式会社アイジ−技術研究所 複合板製造装置
JPS6264536A (ja) * 1986-08-13 1987-03-23 三井東圧化学株式会社 建築用板の連続製造方法

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5079571A (ja) * 1973-11-16 1975-06-28

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JPS5079571A (ja) * 1973-11-16 1975-06-28

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