JPS593877Y2 - 複合板製造用加温、加圧装置 - Google Patents

複合板製造用加温、加圧装置

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JPS593877Y2
JPS593877Y2 JP1976053914U JP5391476U JPS593877Y2 JP S593877 Y2 JPS593877 Y2 JP S593877Y2 JP 1976053914 U JP1976053914 U JP 1976053914U JP 5391476 U JP5391476 U JP 5391476U JP S593877 Y2 JPS593877 Y2 JP S593877Y2
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尭 石川
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  • Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)
  • Press Drives And Press Lines (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は硬質基材とシート状物間に発泡性の熱硬化型合
成樹脂発泡体原料を充填し、約10〜300mm位の板
厚で、しかもシート状物面に任意深さの凹部を形成した
複合板を連続的に製造するための加温、加圧装置に関す
る。
建築部材、例えば間仕切り板、天井板、外装材、被覆材
などに芯材として合成樹脂発泡体を用いた複合板を使用
することが多くなってきている。
そして、これら部材を用いて、例えば特公昭51−31
22号に示されたような構造の天井を形成する場合など
は各部材にV字状溝を刻設する必要がある。
その他に被覆材として角柱の外周を包囲する部材を製造
する場合などその折曲げ部にカット部分を形威しなけれ
ばならない。
従来、この折曲げ部(逃げ溝)は複合板成形後にわざわ
ざカッタを介して芯材と裏面を現場で切除することによ
って形成していた。
そのため下記するような欠点があった。
すなわち、■表面材に損傷を与えるおそれが多い。
■切断面が均一でなく、かつ、カッタの切れ具合等によ
り美観上好ましくない外観となる。
■構造的に応力集中個所となり、機械的強度が劣る。
■長尺のものにこの種溝を連続して形成することは構造
的に困難である。
■狭い幅に複数本、上記溝を形成することは至難である
■裏面材、芯材を成形後にカットするとすれば、その芯
材の組織は均一の組織となっているので逃げ溝、所謂凹
部を形成した際にその撓、ひずみ等の発生を抑制する弾
力等があまり付与されない。
換言すれば外観上の重要部所に品質を低下する上記の如
き撓等を発生する。
■裏面材、芯材を成形後にカットしたため、その露出面
は耐候性に欠ける。
さらに、複合板は多機能を具備しているため、板厚の種
類、凹部の深さ等に対する要求が高く、これらを1つの
設備で製造できる装置の出現が望まれていた。
本考案は前記したような欠点を除去した複合板を連続し
て容易に製造できると共に、上記要求をも満たす複合板
製造用加温、加圧装置を提案する。
以下に、図面を用いて本考案に係る装置の一実施例を詳
細に説明する。
第1図a、b、およびCは本考案装置の全体を概略的に
示す2つの側面図とa図をA−A’線で切断し、金属製
エンドレスベルト部分のみを抽出して示す説明図である
なお、図において加熱装置は一般的な構造で、かつ、市
販品等を周知技術により装着するので、図示も説明も省
略する。
そこでJ′図において、1,2は上、下の金属製エンド
レスベルト (以下、単にベルトという)で、例えばス
テンレス材を無端に形成し、それを駆動輪3,4、従動
輪5,6間にそれぞれ掛合する。
なお、上、下ベルト1,2は所定の間隔Tで、所謂複合
板Sの任意厚さく10〜300 mm位)に対応できる
空間を形成するように対面させ、しかも、上、下ベルト
1,2が後記する面相関で速度差が生じないように回転
速度を同調させである。
7は凸状物でベルト1,2の少なくとも1つ、例えば0
図で示すようにベルト1の外周面に無端で、かつベルト
1の外周に沿って少なくとも1本以上固着する。
上記凸状物7は複合板Sの片面に凹部8を複合板の製造
過程で形成するため、若しくは複合板Sを案内するため
に固設する。
さらに説明すると、凸状物7の縦断面形状としては凹部
8の断面に対応して、例えば3角形、4角形、多角形、
丸形、台形、楕円形、およびそれらの変形などの形状で
ある。
また、凸状物7の高さHは凹部の深さdにもよるが通常
は複合板Sの芯材Pの厚さtより数ミリメートル小さい
寸法とする。
これは後記する基材の破損を凸状物7の柔軟性との相乗
効果によって防止すると共に、芯材Pの凹部8近傍の発
泡組織に亀裂、断層を生じさせないようにして凹部8を
形成するためである。
なお、凸状物7の素材としては、ある程度の可撓性と適
度の硬度を有する、所謂柔軟性物質、例えばゴム、合成
ゴム、合成樹脂、革、およびこれらを積層一体化した部
材、または金属を上記部材に上記部材にチップとして一
体埋設したようなもの等である。
9,10は独立したユニットからなる支持体でベルト1
,2の駆動輪3,4、従動輪5,6の主軸(図示せず)
を支承するために上、下に平行に配設する。
特に支持体9,10には一端部で駆動輪3.4の主軸を
固定して支承し、他端部で従動輪5.6の主軸をスライ
ド可能に支承する構造とし、ベルト1,2におけるテン
ションを変化させたり、複合板Sの厚さtの変化に対応
してベルト1,2間の間隔Tを変化させつる構造が付加
されている。
なお、スライド可能な構造例としては例えば、テークア
ツプ11を用い、支持体9,10を垂直方向に変位させ
る構造としては油圧機構12、もしくはカラー(図示せ
ず)を用いる。
13.14および15はローラ群でベルト1,2を水平
に案内したり、加圧してベルト1,2の遊びを吸収させ
る構造、もしくはベルト1,2間隔を変化させる。
16はカバーでベルト1,2、支持体9,10および加
温装置(図示せず)を含む空間を包囲し、加温した気体
の外部への漏洩を防止すると共に、より有効に芯材Pの
反応、発泡を行なわしめるものである。
17は基材で例えば金属板、可撓性のある合成樹脂板等
からなり、18はシート状物で凸状物7によって可撓と
される強度の物質、例えば紙(クラフト紙、アスベスト
紙、和紙)、合成樹脂シート(ポリエチレンシート、ポ
リスチレンシート、塩化ビニールシート、ポリ酢酸ビニ
ルシート、ポリプロピレンシート)、アスファルトフェ
ルト、およびこれらの一種以上をラミネートしたシート
状物、またはこれらに金属箔をラミネートしたものなど
を用いる。
なお、シート状物18は基材17の幅よりも凹部8を形
成する長さだけ長いものを用いる。
19は芯材供給装置で、例えばポリウレタンフォーム、
ポリイソシアヌレートフオーム等の如き熱硬化性樹脂原
料をスプレー、あるいは回転羽根式の混合機等により基
材17上に吐出、噴射する。
20.21はノールで基材17、シート状物18をそれ
ぞれコイル状で巻回し、連続して送給するのに役立つ。
次に上記装置の動作につき説明する。
そこで、第2図に示すような構造で、板厚Tが30 m
mの複合板Sを第1図a−cに示す装置で製造すると仮
定する。
そこで、基材17としては板厚が0.27mmで幅が4
00 mmの着色亜鉛鉄板を、シート状物18としては
アスベスト紙を芯材の原料Pとしては発泡性のポリウレ
タン樹脂を準備する。
そして、いま基材17とシート状物18がベルト1゜2
で形成される間隔、所謂型入口に連続的に送給されてい
るとすると、スプレーガン1gがら上記原料Pが基材1
7上に噴射される。
なお、この際スプレーガン19の配置は図示するように
型の入口に吹き付ける位置である。
また、上記原料は噴射と同時に化学反応を起し、発泡を
開始する。
この発泡は従動輪5,6の位置あたりで始まり、それか
ら急速に反応、発泡が進む、なお、凸状物7 (縦断面
が三角形)はシート状物18を従動輪5,6の位置から
押圧している。
そのため、原料Pが基材17に付着、発泡し始めたとこ
ろにシート状物18が積層されると同時に凸状物7によ
ってその中心が第3図aに示すように押圧される。
そして経時的にl) −+ Cのようになり、結果的に
第2図に示す形状に成形されて、その出口から送出され
る。
さらに換言すると、原料Pの発泡とシート状物18の関
係は原料Pがクリーム状態からゲル化し、発泡が盛んに
行われ、次第に空間イが縮少せしめられる。
この時、発泡途中の原料Pはまだ柔軟性に富み大きく変
形可能である。
上記原料の発泡圧が最高になるとほぼ第3図Cに示すよ
うに空間が充填され、かつ原料Pが反応時間に応じて次
第に硬化して発泡体として出てくる、また、板厚Tが1
0〜50 mmの複合板Sを製造するには、ベルト1゜
2間をまず50 mmの間隔に設定しておき、50 m
m厚の複合板を製造する。
次に板厚Tが10 mmである複合板Sを製造するには
従動輪5を矢印口方向に変位させ、一方、第4図に示す
ようにローラ群13〜15を図のように配設すればよい
さらに、板厚Tが100〜300 mmの複合板Sを製
造するには第1図すに示す支持体9を油圧機構12で現
在の間隔との差分だけ上昇させることをくり返すことに
より、10〜300 mm位の板厚の複合板をも1つの
製造装置で製造することができる。
以上説明したのは本考案の一実施例にすぎず、凸状物7
を第5図aに示すように装着部、すなわち金属エンドレ
スベルトに固着する端部から半分値までをスポンジ状物
質、例えばゴム製スポンジ7aによって形威し、その上
に硬質ゴム、プラスチックチップ7bなどを前記した形
状の一部を形成するように成形し、それを一体的に固着
せしめた構成にすることもできる。
この場合は、下ベルトに固着してガイドとして作用せし
めるときなどに、例えば第5図すに示すような被ガイド
物の凹部17 aと凸状物7が弾力下で嵌合し、かつ、
装置から容易に離脱するからである。
また第6図は複合板を平板から成形機を介して連続して
2部材とし、それに芯材をそれぞれ注入し、それを加温
、加圧するときに有効なものである。
さらに第1図Cにおいて2点鎖線で示すように芯材の側
面からの流出防止機構を設けることもできる。
上述したように本考案に係る装置によれば、凸状物を柔
軟性物質で形成すると共に、これを金属製エンドレスベ
ルトの外周方向に沿って無端で少なくとも1本以上固着
したため、シート状物を破損することなく、しかも長尺
体に凹部を複合板製造時に形成できる特徴がある。
また、ベルト1゜2はテンション、および遊びを任意に
変化できるため10〜50 mm厚の複合板を極めて容
易に製造できる特徴がある。
さらに100〜300 mm厚のように相当に厚い複合
板は、支持体を垂直方向に変位させるだけで容易に製造
できる特徴がある。
また、シート状物と芯材を切除しないため、複合板は機
械強度が大きく、かつ、外観的にも凹部に撓、しわが形
成されず美しく仕上がる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図a−cは本考案に係る装置の一例を示す側面略図
であり、a図は全体の側面略図、b図は要部の側面略図
、0図はa図のA−A’線における切断面図、第2図は
複合板の一例を示す縦断面図、第3図a−Cは複合板の
製造過程を示す縦断面図、第4図は上、下金属製エンド
レスベルトの間隔の可変を示す説明図、第5図a、
l)は本考案の要部である凸状物のその他の実施例を示
す縦断面図、第6図は凸状物をベルトに3ケ所固設した
場合の縦断面図である。 1.2・・・上、下金属エンドレスベルト、7・・・凸
状物、S・・・複合板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 所定間隔で対面するように上、下に配設した金属製エン
    ドレスベルトを従、駆動輪間に掛合すると共に、該ベル
    トを含む雰囲気を加温する装置、および加温された気体
    の外部への漏洩を防止するカバーを備えた複合板製造用
    加温、加圧装置において、前記同径動輪を各々支承した
    支持体の従動輪側端部に各従動輪を水平方向に独立して
    スライドする摺動機構を設けると共に、胴支持体間に垂
    直方向の間隔を変化する油圧機構等を配設し、また前記
    金属製エンドレスベルトの少なくとも1つの外周面に該
    外周に沿って無端の柔軟性のある物質から形成した凸状
    物を1本以上固設したことを特徴とする複合板製造用加
    温、加圧装置。
JP1976053914U 1976-04-27 1976-04-27 複合板製造用加温、加圧装置 Expired JPS593877Y2 (ja)

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JPS52144259U JPS52144259U (ja) 1977-11-01
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