JPH0345364Y2 - - Google Patents

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JPH0345364Y2
JPH0345364Y2 JP3163386U JP3163386U JPH0345364Y2 JP H0345364 Y2 JPH0345364 Y2 JP H0345364Y2 JP 3163386 U JP3163386 U JP 3163386U JP 3163386 U JP3163386 U JP 3163386U JP H0345364 Y2 JPH0345364 Y2 JP H0345364Y2
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lamp
cover
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outside
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【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> この考案は、異種機能を備えた車両用照明灯に
関する。
<従来の技術> 自動車などの車両に設けられる照明灯として
は、例えばヘツドランプ、スポツトランプ、フオ
グランプ等がある。ヘツドランプは、走行ビーム
用とすれ違いビーム用とでは配光パターンが異な
り、フオグランプは分散光が使用され、またスポ
ツトライトは集束光が使用されるというように、
その用途に応じて使用されるレンズも異なつてい
る。
ところでこの種の照明灯は、例えばフオグラン
プとして製造されたものはフオグランプとしての
機能しか持たず、またスポツトランプとして製造
されたものはスポツトランプとしての機能しか持
たないため、環境の変化、例えば晴天時スポツト
ランプで走行している最中に霧が出た場合などの
ように、一時的にだけフオグランプを必要とする
場合にも、スポツトランプの他にフオグランプを
装備していなければならない。
そこで実開昭57−91642号公報等においては、
前面レンズの外側に有色透明カバーを開閉可能に
設けて、透明カバーを閉じた場合と開いた場合と
で異種の機能を持たせるようにした照明灯が提案
されている。
<考案が解決しようとする問題点> しかしながら、従来の開閉可能なアウタカバー
を備えた照明灯においては、アウタカバーを開い
た状態では、アウタカバーに表面および裏面と前
面レンズの表面との三ケ所で汚れが発生する恐れ
があり、配光性能を低下させやすい。特にアウタ
カバーの裏面にレンズ模様が形成されている場合
には、埃や泥等がその凹部に入り込んで、なかな
か落しにくい。また、アウタカバーを電動モータ
により開閉制御する場合には、冬期に開閉機構が
凍結したときモータが焼ける恐れがある。
そこでこの考案の目的は、異種機能を有する作
用の安定した車両用照明灯を提供することにあ
る。
<問題点を解決するための手段> この考案による車両用照明灯は、ランプバルブ
を保持したランプボデーの前面開口に配設された
アウタカバーと、アウタカバーの内側に開閉可能
に配設されたインナカバーと、インナカバーを開
閉駆動する駆動装置とを備え、アウタカバーの側
縁部周辺に、開放駆動によつてランプボデーの内
側隅部に移動されたインナカバーを外方より隠蔽
する覆い手段を設けたことを特徴とする。
<作用> インナカバーを開閉制御することにより、イン
ナカバーが閉じた場合と開いた場合とで2種の機
能を持たせることができる。しかも開閉可能なイ
ンナカバーは灯室内に配置されているので、外か
ら汚れが付着する恐れがない。また、インナカバ
ーは開かれた状態でアウタカバーの側縁部周辺に
設けた覆い手段によつて隠蔽されるので、このイ
ンナカバーが外部より紛らわしく視認されること
もない。
<実施例> 第1図は、この考案の一実施例を示す灯具の垂
直断面図、第2図は、この灯具の水平断面図であ
る。中央部にランプバルブ1を保持したランプボ
デー2は、外側のハウジング2aと内側のリフレ
クタ2bより構成されており、ハウジング2aの
前面開口には、アウタカバー3が、環状のパツキ
ン30を介して取付けられている。
アウタカバー3は、白色透明で、その裏面にス
ポツト用集光プリズムを有するレンズ部3bと、
これに末広状に連続する環状の脚部3aとを有
し、その背後には、一組のインナカバー4が外側
に開閉可能に配置されている。インナカバー4
は、ほぼ同形状の第1カバー5および第2カバー
6からなり、それぞれ裏面に拡散プリズムを有し
てフオグ用の黄色を呈するレンズ部5a,6a
と、レンズ部5a,6aの両側から直角に折曲さ
れたアーム部5b,5c,6b,6cとを有して
いる。一方の側のアーム5c,6cには、第3図
に示すようにその半周囲に互いに噛み合う歯5
d,6dが形成されている。各カバー5,6は、
それぞれのアーム基端部に取付けられた軸7,8
によりランプボデー2に回動可能に支持され、カ
バー5のアーム5bの歯5dには、駆動装置10
の駆動ギア11が噛合している。
駆動装置10によつて、第1カバー5が第3図
において矢印A方向に駆動されると、これの歯5
dに噛み合う歯6dによつて第2カバー6が矢印
B方向に駆動され、両カバー5,6は観音開きに
外側に開く。このため、ランプバルブ1からの光
は、インナカバー4を通らずにアウタカバー3の
レンズ部3bによつて集光され、スポツトランプ
として機能する。このような状態から駆動装置1
0によつて第1カバー5がAとは逆方向に駆動さ
れると、第2カバー6もBとは逆方向に駆動され
て、両カバー5,6は閉じられる。この結果、ラ
ンプバルブ1からの光は、両カバー5,6のレン
ズ部5a,6aによつて黄色に拡散された後にア
ウタカバー3を通るので、フオグランプとして機
能する。
駆動装置10は、ハウジング2a内に組込まれ
たものであり、第2図に示すように、枠体12内
にモータ13を配置し、このモータ13の動力を
ウオームギア14、ウオームホイール15、及び
ピニオン16を介して前述の駆動ギア11に伝達
する構造のものである。また、この駆動装置に
は、図示しないリミツトスイツチ等が設けられて
おり、駆動ギア11の回動角度を検出して前述し
たカバー5,6を適正位置に開閉駆動するように
なつている。
また、アウタカバー3の上下両側縁部には、前
述した開放駆動によりハウジング2aの上下両隅
部に移動されたカバー5,6を外部より隠蔽する
ための覆い手段となる塗装膜20が施されてい
る。つまり、アウタカバー3の脚部3aとレンズ
部3bの表側境界部分には、環状の溝部3cが形
成されており、この溝部3cより、脚部3aの終
端にかけて塗装膜20が施されている。また、ア
ウタカバー3の脚部3aは、前述のように末広状
に形成されており、この脚部3aとハウジング2
aとの接合部の内側に、開いた状態におけるカバ
ー5,6のレンズ部5a,6aが収納されるよう
になつている。そして、このようにしてハウジン
グ2aの隅部に移動されたカバー5,6のレンズ
部5a,6aは、塗装膜20によつて外部より隠
蔽されるようになつている。
このような構成により、カバー5,6を開い
て、アウタカバー3によるスポツトランプとして
使用した際、内側のインナカバー4がアウタカバ
ー3を透して外部より視認されることがない。し
たがつて、スポツトランプとしての点灯時にイン
ナカバー4の黄色を帯びた光が発光してしまうこ
ともなく、紛らわしく視認されることもない。
また、前記実施例では塗装膜20により覆い手
段を構成したが、第4図に示すように、リム21
を設けて覆い手段としても良い。この実施例によ
る灯具は、一枚のインナカバー22を開閉する構
造のものであり、リム21はアウタカバー3の上
縁部を覆う状態で設けられている。つまり、この
灯具では、インナカバー22は上方に回動されて
開くようになつており、ランプボデー2の上側隅
部に移動されたインナカバー22のレンズ部22
aがリム21により外方より隠蔽されるようにな
つている。なお、第4図において、第1図ないし
第3図に示す灯具と略同様の構成においては同一
符号を付して説明は省略する。
以上、この考案の実施例について説明したが、
上記のようなスポツトランプとフオグランプとの
組み合わせでなく、他の異種機能、例えばヘツド
ランプでの走行ビームとすれ違いビームとの切り
換えができるように構成してもよい。また、アウ
タカバーとインナカバーは、その裏面にプリズム
を有することは必ずしも必要ではなく、いずれか
一方にプリズムを形成してもよい。また、上記実
施例では、別体のハウジングとリフレクタを備え
たランプボデーを有する灯具について説明した
が、ハウジングとリフレクタが一体となつたラン
プボデーを有する灯具に対しても同様に本考案を
適用し得ることは勿論である。
<考案の効果> 以上説明したように、この考案によれば、イン
ナカバーの汚れや駆動部の凍結が防止されて灯具
の異種機能を確実に発揮できる。
また、インナカバーは開いた状態でアウタカバ
ーの側縁部周辺に設けた覆い手段によつて隠蔽さ
れるので、非使用時のインナカバーが外部より紛
らわしく視認されることもなく、アウタカバーに
よる適正な作用を確保できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す灯具を垂直
に切断した右側断面図、第2図は第1図に示す灯
具を水平に切断した断面図、第3図は第1図に示
す灯具を第1図と異なる位置で垂直に切断した左
側断面図、第4図はこの考案の他の実施例を示す
灯具を垂直に切断した右側断面図である。 1……ランプバルブ、2……ランプボデー、3
……アウタカバー、4,22……インナカバー、
10……駆動装置、20……塗装膜、21……リ
ム。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ランプバルブを保持したランプボデーの前面開
    口に配設されたアウタカバーと、該アウタカバー
    の内側に開閉可能に配設されたインナカバーと、
    該インナカバーを開閉駆動する駆動装置とを備
    え、前記アウタカバーの側縁部周辺に、開放駆動
    によつてランプボデーの内側隅部に移動されたイ
    ンナカバーを外方より隠蔽する覆い手段を設けた
    ことを特徴とする車両用照明灯。
JP3163386U 1986-03-05 1986-03-05 Expired JPH0345364Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP3163386U JPH0345364Y2 (ja) 1986-03-05 1986-03-05

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JP3163386U JPH0345364Y2 (ja) 1986-03-05 1986-03-05

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JPS62144001U JPS62144001U (ja) 1987-09-11
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JPH01213901A (ja) * 1988-02-22 1989-08-28 Stanley Electric Co Ltd 可変配光パターン前照灯
JP2509507Y2 (ja) * 1990-05-08 1996-09-04 株式会社小糸製作所 ビ―ム切替装置を有する車両用前照灯
JP2534929B2 (ja) * 1990-05-09 1996-09-18 株式会社小糸製作所 車両用前照灯におけるビ―ム切換装置
JP2534930B2 (ja) * 1990-05-09 1996-09-18 株式会社小糸製作所 車両用前照灯

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