JPH07365Y2 - 車両用ルームランプ - Google Patents

車両用ルームランプ

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JPH07365Y2
JPH07365Y2 JP880391U JP880391U JPH07365Y2 JP H07365 Y2 JPH07365 Y2 JP H07365Y2 JP 880391 U JP880391 U JP 880391U JP 880391 U JP880391 U JP 880391U JP H07365 Y2 JPH07365 Y2 JP H07365Y2
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JP
Japan
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light
lamp
light source
driver
source bulb
Prior art date
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JP880391U
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English (en)
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JPH04106044U (ja
Inventor
克広 村橋
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Ichikoh Industries Ltd
Original Assignee
Ichikoh Industries Ltd
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Publication date
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  • Arrangements Of Lighting Devices For Vehicle Interiors, Mounting And Supporting Thereof, Circuits Therefore (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は自動車の運転室の天井付
近に設置されるルームランプに係り、特に、2個のラン
プを左右に配置するとともに、それぞれのランプを独立
に点滅操作することの出来る構造のルームランプに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】自動車の運転室には一般に運転席と助手
席とが設けられるとともに、その天井付近にルームラン
プが設けられる。このような構成の照明装置を設けた運
転室内において、例えば助手が地図を見るためにルーム
ランプを点灯すると、その光の一部が運転者の目に入っ
て眩惑を与えるので危険である。特に、最近のルームラ
ンプは高照度のものが好まれるので、運転手が眩惑を感
じる危険性が増大した。
【0003】このような危険を防止するため図3に示し
た2灯式のルームランプが公知である。この公知技術に
係る2灯式ルームランプは、左側ランプハウジング1と
右側ランプハウジング2とが左右に並べられ、それぞれ
のランプハウジングの中に左側光源バルブ3,右側光源
バルブ4が設けられている。図示を省略するが、上記の
双方の光源バルブ3,4はそれぞれ手動操作スイッチを
備えていて、互いに独立に点灯したり消灯したりできる
ように配線されている。
【0004】この2灯式のルームランプは運転席の左右
方向に関して中央に位置せしめて天井付近に設置され
る。図示の鎖線M−Mは自動車の中心線であって、その
右側に運転席,左方に助手席が設けられている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】図3に示した従来例の
2灯式ルームランプにおいて、例えば右側光源バルブ4
の通電を断つとともに左側光源バルブ3に通電して点灯
させると、該光源バルブ3から矢印a〜eのように光束
が出射され、主として助手席が照明される。しかし乍
ら、その光束の一部は矢印eのように運転席に向かう。
さらに、矢印r1,r2のような反射光も運転席に向かう
ので、運転者が眩惑を感じて危険である。最近、自動車
用ルームランプが高照度化する傾向にあり、上記の危険
性がいっそう増大した。
【0006】図3に仮想線で示したように、左,右のラ
ンプハウジングの開口1a,1bのそれぞれを覆う形に
レンズ9a,9bを設けて調光する試みも為されている
が、その効果は未だ充分ではなく、例えば左側光源バル
ブ3を点灯させると右側の運転席に居る運転者が多少の
眩惑を感じる。
【0007】本考案は上述の事情に鑑みて為されたもの
で、助手席側のランプを点灯した場合に運転席が眩惑を
感じるおそれの無い、簡単な構造の2灯式ルームランプ
を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの構成として本考案に係る車両用ルームランプは、自
動車の運転室の天井付近に設置され、左右に配列された
2個のランプハウジングと、上記ランプハウジングのそ
れぞれの中に設けられた光源バルブと、上記光源バルブ
のそれぞれを点滅させるスイッチとを具備している車両
用ルームランプにおいて、上記2個のランプハウジング
の少なくとも片方の開口部を覆う形に複数の平行板より
なるルーバーが設置されるとともに、片方のランプハウ
ジングに設けられているルーバーは、他方のルームラン
プ側に向けて斜めに通過しようとする光を遮る方向に傾
斜しており、かつ、前記複数の平行板のそれぞれは、光
源バルブに面する側に光の反射面が形成され、その反対
側の面に黒色の光吸収被膜が設けられていることを特徴
とする。
【0009】
【作用】上記の構成によれば、光源バルブから出射した
拡散光束のうち、ルーバーの平行板とほぼ平行な光はそ
のまま通過する。従って、この平行板の方向を任意に設
定して所望方向の光束(例えば助手席中央に向けて直射
する光束)をフリーに通過させることができる。
【0010】上記のフリーな通過光よりも運転席側に向
かう光束のうち、ルーバーの平行板に対して比較的浅い
角度で入射した光束は、該平行板の反射面によって助手
席側に向けて反射され、運転者に眩惑を与えることなく
助手席に向かい、有効に利用される。上記のフリーな通
過光よりも運転席側に向かう光束のうち、ルーバーの平
行板に対して比較的深い角度で入射した光束は、隣接す
る平行板に向けて反射され、該隣接平行板の黒色被膜に
当たって吸収されて無害となる(吸収されなければ運転
席に向けて反射される)。
【0011】このようにして、光源バルブから出射した
拡散光束のうちで、当初から助手席に向かう光束はフリ
ーに通過せしめられる。上記拡散光束のうち若干運転席
寄りの光束は助手席に向けて反射され、有効に利用され
る。さらに運転席寄り方向の光束は、一旦反射された後
に隣接する平行板で吸収されて無害となる。
【0012】
【実施例】図1は本考案に係る車両用ルームランプの1
実施例を示す断面図である。この実施例の車両用ルーム
ランプは、図3に示した従来例の2灯式ルームランプに
本考案を適用して改良した例であって、図3と同一の図
面参照番号を付した左側ランプハウジング1,右側ラン
プハウジング2,左側光源バルブ3,右側光源バルブ4
は前記従来例におけると同様ないし類似の構成部材であ
るから説明を省略する。上記左側,右側の光源バルブ
3,4は、それぞれ図外の手動操作スイッチにより、互
いに独立に点滅操作できるように配線されている。
【0013】図1において、右側光源バルブ4を消灯し
て左側光源バルブ3を点灯した場合、該左側光源バルブ
3から矢印f,同g,同h,同iのように拡散光束が出
射される。光源バルブ3から助手席方向に向かう光束
(矢印f)は、運転席の運転車に対して眩惑を与えずに
助手席を照明する好ましい光束成分である。この矢印f
とほぼ平行な多数の平行板よりなる左側ルーバー5を、
左側ランプハウジング3の開口1aの前方(図において
下方)に設ける。
【0014】右側ランプハウジング2の開口2aの前方
にも右側ルーバー6を設けてもよく省略しても良い。右
側ルーバー6を設ける場合は、中心線M−Mに関して左
側ルーバー5と対称に構成すれば良い。
【0015】従来例におけると同様に、ランプハウジン
グの開口を覆うレンズ9a,9bを設けても良く、省略
しても良い。
【0016】上記のように構成した本例のルームランプ
において、前記の矢印fの光束はルーバーに妨げられる
ことなく通過し、助手席を照明する。この光(矢印f)
は運転者に眩惑を与えない。矢印g方向の光も、左側ル
ーバー5の間隔を通って助手席を照明し、運転者に眩惑
を与えない。
【0017】図1に示した矢印hの光束は左側ルーバー
5の平行板に当たって矢印jのごとく助手席に向けて反
射される。また、矢印iの光束は左側ルーバー5で反射
されるが、矢印lのごとく運転席側に向けて再反射され
ることが無い。その詳細を、該部を拡大して描いた図2
について次の述べる。
【0018】図2の7,8は、ルーバーを構成している
多数の平行板のうちの2枚を抽出して模式的に描いたも
のである。
【0019】上記平行板7,8の、図において左上方の
面7a,8aは、光源バルブに向かっている側の面であ
る。この、光源バルブに面している側に反射面を構成す
る。
【0020】上記反射面7a,8aの反対側の面に、黒
色塗料を用いて黒色の塗膜を形成し、光を吸収する黒色
塗装面7b,8bとする。反射面8aに対して比較的浅
い角度で矢印hのごとく入射した光束は矢印jのごとく
助手席側に向けて反射され、運転席側に眩惑を与えるこ
となく有効に利用される。
【0021】上記の反射面8aに対して比較的深い角度
で矢印iのごとく入射した光束は、矢印kのごとく隣接
する平行板7に向けて反射される。平行板7がこの矢印
kの反射光を受ける側には黒色塗装面7bが形成されて
いるので、矢印kの光束を矢印lのごとく運転席側に向
けて再反射することなく吸収して無害化する。
【0022】
【考案の効果】自動車の運転室の天井付近に設置され、
左右に配列された2個のランプハウジングと、上記ラン
プハウジングのそれぞれの中に設けられた光源バルブ
と、上記光源バルブのそれぞれを点滅させるスイッチと
を具備している車両用ルームランプに本考案を適用し
て、上記2個のランプハウジングの少なくとも片方の開
口部を覆う形に複数の平行板よりなるルーバーが設置さ
れるとともに、片方のランプハウジングに設けられてい
るルーバーは、他方のルームランプ側に向けて斜めに通
過しようとする光を遮る方向に傾斜しており、かつ、前
記複数の平行板のそれぞれは、光源バルブに面する側に
光の反射面が形成され、その反対側の面に黒色の光吸収
被膜が設けられているように構成すると、助手席側のラ
ンプを点灯した際、運転者に対して眩惑を与えるおそれ
が無いという優れた実用的効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の車両用ルームランプの1実施例におけ
る断面図
【図2】上記実施例の要部を拡大して描いた模式的な断
面図
【図3】従来例の車両用ルームランプの断面図
【符号の説明】
1 左側ランプハウジング 1a 開口 2 右側ランプハウジング 2a 開口 3 左側光源バルブ 4 右側光源バルブ 5 左側ルーバー 6 右側ルーバー 7 平行板 7a 反射面 7b 黒色塗装面(光を吸収する面) 8 平行板 8a 反射面 8b 黒色塗装面(光を吸収する面) 9a レンズ 9b レンズ a 左側光源バルブから出射した拡散光束 b 左側光源バルブから出射した拡散光束 c 左側光源バルブから出射した拡散光束 d 左側光源バルブから出射した拡散光束 e 左側光源バルブから出射した拡散光束 f ルーバーを通過する光束 g ルーバーを通過する光束 h 入射光 i 入射光 j 反射光 k 反射光 l 反射せずに吸収される光

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動車の運転室の天井付近に設置され、左
    右に配列された2個のランプハウジングと、上記ランプ
    ハウジングのそれぞれの中に設けられた光源バルブと、
    上記光源バルブのそれぞれを点滅させるスイッチとを具
    備している車両用ルームランプにおいて、上記2個のラ
    ンプハウジングの少なくとも片方の開口部を覆う形に複
    数の平行板よりなるルーバーが設置されるとともに、片
    方のランプハウジングに設けられているルーバーは、他
    方のルームランプ側に向けて斜めに通過しようとする光
    を遮る方向に傾斜しており、かつ、前記複数の平行板の
    それぞれは、光源バルブに面する側に光の反射面が形成
    され、その反対側の面に黒色の光吸収被膜が設けられて
    いることを特徴とする、車両用ルームランプ。
JP880391U 1991-02-25 1991-02-25 車両用ルームランプ Expired - Lifetime JPH07365Y2 (ja)

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JP880391U JPH07365Y2 (ja) 1991-02-25 1991-02-25 車両用ルームランプ

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JP880391U JPH07365Y2 (ja) 1991-02-25 1991-02-25 車両用ルームランプ

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Publication Number Publication Date
JPH04106044U JPH04106044U (ja) 1992-09-11
JPH07365Y2 true JPH07365Y2 (ja) 1995-01-11

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