JPH0419681Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0419681Y2 JPH0419681Y2 JP1986128217U JP12821786U JPH0419681Y2 JP H0419681 Y2 JPH0419681 Y2 JP H0419681Y2 JP 1986128217 U JP1986128217 U JP 1986128217U JP 12821786 U JP12821786 U JP 12821786U JP H0419681 Y2 JPH0419681 Y2 JP H0419681Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- focal point
- light
- convex lens
- shade
- projector
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 5
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 230000004907 flux Effects 0.000 description 3
- 230000002238 attenuated effect Effects 0.000 description 1
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、プロジエクタ型の車両用前照灯に関
するものである。
するものである。
自動車用前照灯は、自己車線の前方を明るく照
射し、しかも対向車に幻惑を与えないような配光
パターンを有していなければならない。
射し、しかも対向車に幻惑を与えないような配光
パターンを有していなければならない。
上記の要請に適合する配光特性を有し、レンズ
構成が簡単で、全体形状を小形化し得る前照灯と
して、プロジエクタ型の自動車用前照灯が提案さ
れている。このプロジエクタ型前照灯に関する最
新の技術としては、例えば特開昭58−209801号が
公知である。
構成が簡単で、全体形状を小形化し得る前照灯と
して、プロジエクタ型の自動車用前照灯が提案さ
れている。このプロジエクタ型前照灯に関する最
新の技術としては、例えば特開昭58−209801号が
公知である。
第６図は上記公知のプロジエクタ型前照灯を示
す。この公知例の前照灯はシエル形反射器が設け
られており、この反射器の内側反射面の軸線方向
断面が、それぞれ楕円の一部をなしており、楕円
の離心率が、軸線方向垂直長手断面から軸線方向
水平長手断面の方へ増大している車両用前照灯に
おいて、すべての軸線方向断面の楕円部分１０
１，１０２の焦点１０５が、またすべての軸線方
向断面の楕円部分１０１，１０２の対応する頂点
１０４が一致するように構成されている。
す。この公知例の前照灯はシエル形反射器が設け
られており、この反射器の内側反射面の軸線方向
断面が、それぞれ楕円の一部をなしており、楕円
の離心率が、軸線方向垂直長手断面から軸線方向
水平長手断面の方へ増大している車両用前照灯に
おいて、すべての軸線方向断面の楕円部分１０
１，１０２の焦点１０５が、またすべての軸線方
向断面の楕円部分１０１，１０２の対応する頂点
１０４が一致するように構成されている。
１１０は楕円１０２の外側焦点、１１１は遮光
板状の調光器、１１２は楕円１０１の外側焦点、
１１３は凸レンズである。
板状の調光器、１１２は楕円１０１の外側焦点、
１１３は凸レンズである。
第７図はこの種のプロジエクタ型前照灯の１例
を模式的に描いた平面図、第８図は同じく側面
図、第９図は同じく正面図である。
を模式的に描いた平面図、第８図は同じく側面
図、第９図は同じく正面図である。
１は凹面鏡、Ｆはその第１焦点である。上記の
第１焦点Ｆ付近にフイラメントが位置するよう
に、光源バルブ２が設けられる。
第１焦点Ｆ付近にフイラメントが位置するよう
に、光源バルブ２が設けられる。
前記の凹面鏡１と、光軸Ｚを共有せしめて凸レ
ンズ３が設けられる。
ンズ３が設けられる。
第７図に描いたｉ−ｊは凸レンズ３のメリジオ
ナル像面を示しており、光源から発して凹面鏡１
で反射された光はこのメリジオナル像面に集光さ
れて第２焦点を結んだ後凸レンズ３によつて調光
されて前方（第７図、第８図において右方）に投
射される。
ナル像面を示しており、光源から発して凹面鏡１
で反射された光はこのメリジオナル像面に集光さ
れて第２焦点を結んだ後凸レンズ３によつて調光
されて前方（第７図、第８図において右方）に投
射される。
前記メリジオナル像面の付近にスクリーンを設
けて、配光パターンを等照度曲線で示すと第１０
図の如くになる。Ｈ−Ｈはスクリーン上の水平
線、Ｖ−Ｖは同じく垂直線である。
けて、配光パターンを等照度曲線で示すと第１０
図の如くになる。Ｈ−Ｈはスクリーン上の水平
線、Ｖ−Ｖは同じく垂直線である。
すれ違い用前照灯として使用する場合は、第７
図〜第９図に示すように、メリジオナル像面に沿
つた縁を有するシエード４を設ける。詳しくは、
第９図に４ａの如く、メリジオナル像面ｉ−ｊか
ら退くようにカツトライン４ａを形成してある。
第１０図は、前述の配光パターンとシエード４と
の重なり具合も示している。本第１０図に表わさ
れているように、光束の上半部は通過する。下半
部の大半は遮られるが、カツトライン４ａに対応
する部分は光の通過が許容される。
図〜第９図に示すように、メリジオナル像面に沿
つた縁を有するシエード４を設ける。詳しくは、
第９図に４ａの如く、メリジオナル像面ｉ−ｊか
ら退くようにカツトライン４ａを形成してある。
第１０図は、前述の配光パターンとシエード４と
の重なり具合も示している。本第１０図に表わさ
れているように、光束の上半部は通過する。下半
部の大半は遮られるが、カツトライン４ａに対応
する部分は光の通過が許容される。
上記のように部分的に覆われた光束が、メリジ
オナル像面ｉ−ｊに集光されて互いに交差するの
で、前照灯の前方に投光される光束は第１０図を
反転した形状のパターンを形成する。第１１図は
前照灯の前方に設けたスクリーン上の等照度曲線
によつて投光のパターンの概要的な形状を表わし
た説明図である。
オナル像面ｉ−ｊに集光されて互いに交差するの
で、前照灯の前方に投光される光束は第１０図を
反転した形状のパターンを形成する。第１１図は
前照灯の前方に設けたスクリーン上の等照度曲線
によつて投光のパターンの概要的な形状を表わし
た説明図である。
この従来例は左側通行用に構成されたものであ
り、右側通行用の場合は第９図乃至第１１図が左
右勝手違いとなるように構成される。
り、右側通行用の場合は第９図乃至第１１図が左
右勝手違いとなるように構成される。
以上に説明した公知のプロジエクト型前照灯の
投光パターン（第１１図）は、中央のＨ−Ｈ線よ
りも下方4°〜5°付近で50uxの照度であることを
示している。
投光パターン（第１１図）は、中央のＨ−Ｈ線よ
りも下方4°〜5°付近で50uxの照度であることを
示している。
ところが、中央のＨ−Ｈ線よりも下方の区域は
実用走行時において道路前方の中央よりも手前に
相当する。この付近が明る過ぎると、肝心の前方
中央が暗く感じられて見えにくくなる。
実用走行時において道路前方の中央よりも手前に
相当する。この付近が明る過ぎると、肝心の前方
中央が暗く感じられて見えにくくなる。
本考案の目的は、投光パターンにおける中央下
方付近を適度に減光することのできるプロジエク
タ型の前照灯を提供しようとするものである。
方付近を適度に減光することのできるプロジエク
タ型の前照灯を提供しようとするものである。
上記の目的を達成する為、本考案のプロジエク
タ型前照灯は、凹面鏡の第１焦点近傍に光源バル
ブを設置し、上記の光源バルブから出射した光が
凹面鏡で反射されて第２焦点を結んだ後凸レンズ
によつて前記反射光を前方に投射するプロジエク
タ型の前照灯において、前記第２焦点の上方に、
該第２焦点を通る水平面から離間させて平面状シ
エードを設置し、かつ、前記凸レンズの主点から
前記平面状シエードの下縁を見込む角度を約4°に
設定したことを特徴とする。
タ型前照灯は、凹面鏡の第１焦点近傍に光源バル
ブを設置し、上記の光源バルブから出射した光が
凹面鏡で反射されて第２焦点を結んだ後凸レンズ
によつて前記反射光を前方に投射するプロジエク
タ型の前照灯において、前記第２焦点の上方に、
該第２焦点を通る水平面から離間させて平面状シ
エードを設置し、かつ、前記凸レンズの主点から
前記平面状シエードの下縁を見込む角度を約4°に
設定したことを特徴とする。
本考案のプロジエクタ型前照灯は、前記の如く
構成されているので、第２焦点付近の上方は平面
状シエードで遮光され、反射光は上下反転されて
凸レンズから出射されるので、投光パターンはＨ
−Ｈ線より下方約4°より下方の中央部が減光さ
れ、しかも、平面から見ると、メリジオナル像面
は湾曲しているのに本考案で使用するシエードは
直線であるから、左右方向はメリジオナル像面よ
りシエードの縁がずれて減光度が低くなり、かく
して、投光パターンの中央下方付近のみを適度に
減光させることができる。
構成されているので、第２焦点付近の上方は平面
状シエードで遮光され、反射光は上下反転されて
凸レンズから出射されるので、投光パターンはＨ
−Ｈ線より下方約4°より下方の中央部が減光さ
れ、しかも、平面から見ると、メリジオナル像面
は湾曲しているのに本考案で使用するシエードは
直線であるから、左右方向はメリジオナル像面よ
りシエードの縁がずれて減光度が低くなり、かく
して、投光パターンの中央下方付近のみを適度に
減光させることができる。
第１図は本考案の１実施例を示す。この実施例
は第８図に示した従来例に本考案を適用して改良
したもので、第８図と同一の図面参照番号を付し
たものは前記従来例におけると同様乃至類似の構
成部分である第２図は本例を模式的に描いた斜視
図である。
は第８図に示した従来例に本考案を適用して改良
したもので、第８図と同一の図面参照番号を付し
たものは前記従来例におけると同様乃至類似の構
成部分である第２図は本例を模式的に描いた斜視
図である。
F2は凸レンズ３のメリジオナル像面と光軸Ｚ
との交点であり、凹面鏡１の第２焦点である。
との交点であり、凹面鏡１の第２焦点である。
前記第２焦点F2の上方に、該第２焦点F2を通
る水平面から寸法Δyだけ離して平面状シエード
１１を設ける。ｆは凸レンズ３の焦点距離、Ｏは
凸レンズ３の主点である。
る水平面から寸法Δyだけ離して平面状シエード
１１を設ける。ｆは凸レンズ３の焦点距離、Ｏは
凸レンズ３の主点である。
上記の主点Ｏから平面上状シエード１１の下縁
を見込む角（光軸Ｚとなす角）θを約4°に設定す
る。
を見込む角（光軸Ｚとなす角）θを約4°に設定す
る。
第３図はメリジオナル像面付近の光束分布を示
す。この光束の上半分の一部は、第４図に示すよ
うに平面状シエード１１によつて遮光される。
す。この光束の上半分の一部は、第４図に示すよ
うに平面状シエード１１によつて遮光される。
第２図に示した１１′は、凸レンズ３によつて
上下反転されたシエード像である。このようにし
て、凸レンズ３の前方に設けたスクリーン上の配
光パターンは、中央部のＨ−Ｈ線の下方4°付近で
カツトされて第５図に示すようになり、かつ、そ
のカツトラインは左右両端側がボケて視認性のよ
い路面照射を行うことができる。
上下反転されたシエード像である。このようにし
て、凸レンズ３の前方に設けたスクリーン上の配
光パターンは、中央部のＨ−Ｈ線の下方4°付近で
カツトされて第５図に示すようになり、かつ、そ
のカツトラインは左右両端側がボケて視認性のよ
い路面照射を行うことができる。
図示を省略するが、中央部のカツトラインが余
り鮮明であることを望まないときは、前記の平面
状シエード１１の下縁に凹凸を設けたり透孔を設
けたりしてカツトラインをボケさせることができ
る。
り鮮明であることを望まないときは、前記の平面
状シエード１１の下縁に凹凸を設けたり透孔を設
けたりしてカツトラインをボケさせることができ
る。
なお、第１図ないし第５図は走行ビーム時につ
いて説明したが、メリジオナル像面にそう縁を有
するシエード４を使用したすれ違いビーム時にお
いても同様の使用効果を奏することができる。
いて説明したが、メリジオナル像面にそう縁を有
するシエード４を使用したすれ違いビーム時にお
いても同様の使用効果を奏することができる。
以上詳述したように、本考案のプロジエクタ型
前照灯によれば、投光パターンにおける中央部の
Ｈ−Ｈ線の下方4°付近から下方を適度に減光する
ことが出来る。
前照灯によれば、投光パターンにおける中央部の
Ｈ−Ｈ線の下方4°付近から下方を適度に減光する
ことが出来る。
第１図乃至第５図は本考案のプロジエクタ型前
照灯の１実施例を示し、第１図は側面図、第２図
は模式的に描いた斜視図、第３図及び第４図は焦
点付近の光束の説明図、第５図は投光パターンを
示す図である。第６図は公知例のプロジエクタ型
前照灯の説明図である。第７図乃至第９図は従来
例のプロジエクタ型前照灯を示し、第７図は平面
図、第８図は側面図、第９図は正面図である。第
１０図及び第１１図は上記従来例の光学的特性を
示す図である。 １……凹面鏡、２……光源バルブ、２ａ……フ
イラメント、３……凸レンズ、４……すれ違いビ
ーム用のシエード、１１……平面状シエード、
F1……第１焦点、F2……第２焦点。
照灯の１実施例を示し、第１図は側面図、第２図
は模式的に描いた斜視図、第３図及び第４図は焦
点付近の光束の説明図、第５図は投光パターンを
示す図である。第６図は公知例のプロジエクタ型
前照灯の説明図である。第７図乃至第９図は従来
例のプロジエクタ型前照灯を示し、第７図は平面
図、第８図は側面図、第９図は正面図である。第
１０図及び第１１図は上記従来例の光学的特性を
示す図である。 １……凹面鏡、２……光源バルブ、２ａ……フ
イラメント、３……凸レンズ、４……すれ違いビ
ーム用のシエード、１１……平面状シエード、
F1……第１焦点、F2……第２焦点。
Claims (1)
- 凹面鏡の第１焦点近傍に光源バルブを設置し、
上記の光源バルブから出射した光が凹面鏡で反射
されて第２焦点を結んだ後凸レンズによつて前記
反射光を前方に投射するプロジエクタ型の前照灯
において、前記第２の焦点上方に、該第２焦点を
通る水平面から離間させて平面状シエードを設置
し、かつ前記凸レンズの主点から前記平面状シエ
ードの下縁を見込む角度を約4°に設定したことを
特徴とするプロジエクタ型の前照灯。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986128217U JPH0419681Y2 (ja) | 1986-08-25 | 1986-08-25 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986128217U JPH0419681Y2 (ja) | 1986-08-25 | 1986-08-25 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6335202U JPS6335202U (ja) | 1988-03-07 |
| JPH0419681Y2 true JPH0419681Y2 (ja) | 1992-05-06 |
Family
ID=31023688
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1986128217U Expired JPH0419681Y2 (ja) | 1986-08-25 | 1986-08-25 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0419681Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002063805A (ja) * | 2000-07-07 | 2002-02-28 | Valeo Vision | 自動車用の楕円タイプヘッドライト |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6062001A (ja) * | 1983-08-18 | 1985-04-10 | シビエ・プロジエクトール | 自動車用前照灯 |
-
1986
- 1986-08-25 JP JP1986128217U patent/JPH0419681Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6062001A (ja) * | 1983-08-18 | 1985-04-10 | シビエ・プロジエクトール | 自動車用前照灯 |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002063805A (ja) * | 2000-07-07 | 2002-02-28 | Valeo Vision | 自動車用の楕円タイプヘッドライト |
| JP4587608B2 (ja) * | 2000-07-07 | 2010-11-24 | ヴァレオ ビジョン | 自動車用の楕円タイプヘッドライト |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6335202U (ja) | 1988-03-07 |
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