JPH0531764Y2 - - Google Patents

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JPH0531764Y2
JPH0531764Y2 JP11063087U JP11063087U JPH0531764Y2 JP H0531764 Y2 JPH0531764 Y2 JP H0531764Y2 JP 11063087 U JP11063087 U JP 11063087U JP 11063087 U JP11063087 U JP 11063087U JP H0531764 Y2 JPH0531764 Y2 JP H0531764Y2
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、シエードを備えたダブルフイラメン
ト形の光源バルブを、回転放物面状リフレクタの
焦点付近に設置した構造の補助前照灯に関するも
のである。
本考案において補助前照灯とは、例えばフオグ
ランプ、スポツトランプ、ドライビングランプな
どのように、法定外の自動車用前照灯の意であ
る。
〔従来の技術〕
この種の前照灯に関連する技術として実公昭57
−22321号が公知である。
第4図はこの種の前照灯の1従来例を示す垂直
断面図である。
回転放物面状のリフレンタ1の焦点Fに一致せ
しめて、光源バルブ2のメインフイラメント2a
が配設される。
Z−Zはリフレンタ1の中心軸(光軸)であ
る。
2bは、メインフイラメント2aとサブフイラ
メント2cとを結ぶ線、2dは遮光板である。
上記の線2bは、光軸Zに比して僅かに上向き
となるように設定される。
前記リフレクタ1の前面開口部を覆つてプリズ
ムレンズ3が装着され、前記光源バルブ2を覆つ
てシエード4が装着されている。
上記シエード4の斜視図を第5図に示し、その
部分破断斜視図を第6図に示す。
この種のシエードは、第5図に示す如く、ソケ
ツトに固着されるスカート部4aと、光源バルブ
の頭部に対向するキヤツプ部4bと、上記キヤツ
プ部4bをスカート部4aに対して支承する脚部
4cとより成つている。詳しくは、上記の脚部4
cは、第6図に示す如く上方脚4c-1と下方脚4c
−2とから成つている。
a-1は、スカート部4aの左、右にそれぞれ
設けられた透光用の窓である。
第4図に示したメインフイラメント2aを発光
させると、このメインフイラメント2aは焦点F
付近に位置しているので、リフレクタ1による反
射光はほぼ平行光束となり、シエード4とプリズ
ムレンズ3とで調光されて所望の走行用配光パタ
ーンを形成する。
また、サブフイラメント2cは焦点Fの前方に
位置しているので、このサブフイラメント2cを
発光させると、その反射光は当該補助前照灯の前
方で一且収束されて交差し、拡散光となる。この
拡散光は、シエード4とプリズムレンズ3とで調
光されて、すれ違い用配光パターンを形成する。
前記サブフイラメント2cが光軸Zよりも僅かに
上方に位置している(線2bが上向きのため)の
で、上向きの光束が好都合にカツトされて、所望
のすれ違い配光パターンが得られ易い。
上記の走行用配光パターンも、すれ違い用配光
パターンも、共に同一のシエード4とプリズムレ
ンズ3とで調光される。即ち、シエード4、プリ
ズムレンズ3は、上記双方の配光パターンを形成
しなければならない処に、技術的難しさがある。
前記従来例のシエード4(第5図、第6図)と
併用して所望の配光パターンが得られるよう、プ
リズムレンズ3は第7図の如く構成されている。
レンズ面の大部分には大拡散プリズム5が設け
られており、中央右側にすれ違いビーム用の素通
しプリズム6Rが、同じく左側には走行ビーム用
の素通しプリズム6Lが、それぞれ形成されてい
る。ここに左、右の区別は、投光方向に向いてい
る者(例えば運転者)について言うものとする。
従つて、当該補助前照灯に対面している者から見
た左、右(いわゆる、向かつて左、向かつて右)
とは逆である。
前記従来例のシエード4(第6図)には、上方
脚4c-1と下方脚4c-2とが設けられていて、光束
の一部を遮つている。この上、下の脚4c-1,4c
−2の位置を、プリズムレンズ3の正面図に記入す
ると第8図の如くとなり、平行斜線を付した部分
が影となる。
従来例において上、下の脚をこのように配設し
ていたのは、主として、走行ビーム用の配光パタ
ーンを得るために邪魔にならない位置を選んだも
のであつて、素通しプリズム6R,6Lは影になつ
ていない。
〔考案が解決しようとする問題点〕
サブフイラメント2c(第4図)から出て、シ
エード4で部分的に遮られてリフレクタ1で反射
される光束について、リフレクタ単体の出射パタ
ーンを示すと第9図の如くになる。a,bは上、
下の脚4c-1,4c-2で遮られている部分であり、
c,dは素通しプリズム6R,6Lを通過する部分
である。
このように、左、右の素通しプリズム6L,6R
を通過する光束の存在により、左、右方向の光度
分布は第10図に示すごとくとなり、正面中央付
近の光度ピークeの両側にそれぞれ光度ピーク
f,gが出来る。このように、左、右のピーク
f,gが生じると、その何れか一方が対向車に対
して眩惑を与えるので不都合である。左、右何れ
のピークが不都合を生じるかは、左側通行、右側
通行によつて異なる。
本考案は上述の事情に鑑みて為されたもので、
サブフイラメント点灯時(即ち、すれ違い配光パ
ターン)において、正面中央以外に光度ピークを
生じない補助前照灯を提供することを目的とす
る。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために創作した本考案の
補助前照灯は、 (a) 回転放物面状リフレクタの焦点付近にメイン
フイラメントを位置せしめて光源バルブを設置
し、 (b) 上記光源バルブのメインフイラメントとサブ
フイラメントとを結ぶ線が前記回転放物面の中
心軸よりも上向きとなるように、該光源バルブ
の設置姿勢を設定し、 (c) 前記リフレクタの前面開口部を覆つてプリズ
ムレンズを取り付け、 (d) 前記光源バルブを覆つてシエードを設置し、 (e) 上記のシエードは、光源バルブのソケツトに
固定される円筒状のスカート部と、光源バルブ
の頭部に対向するキヤツプ部と、上記キヤツプ
部をスカート部に対して支承する脚部とよりな
る、補助前照灯に適用され、 (f) 前記の脚部は、光源バルブの下方と、左右何
れか一方とに設けたものとし、かつ、 (g) 前記スカート部の、上記左右何れかの他方の
側に、光源バルブの出射光の一部を遮るための
突起部を設けたものである。
〔作用〕
上記の構成によれば、左、右何れか一方に設け
た脚が対向車線側の光度ピーク(すれ違いビーム
における配光パターンにおける光度ピーク)を遮
る。そして、左、右何れか他方に設けた突起が、
走行車線側の光度ピークを抑制して理想的な配光
パターンに近づける。
〔実施例〕
第1図Aは本考案の補助前照灯の1実施例にお
けるシエード4′の斜視図、第1図Bは同じく一
部を破断して描いた斜視図である。
この実施例は、従来形のシエード4(第5図、
第6図)に本考案を適用して改良したものであ
る。
次に、本実施例(第1図)が、従来例(第5
図,第6図)に比して異なる点について説明す
る。
(イ) 上方脚4c-1を無くし、これを側方に移動さ
せた形の左方脚4c-3を設ける。
(ロ) 本例のスカート部4a′は、その右方に段付状
の突起4a-2を設ける。
(ハ) 本例においては、右側の透光窓4a-1を省略
し、左側に透光窓4a-1のみを設けてある。
第2図は、従来側における第8図に対応する説
明図である。
第8図に比して上方脚4c-1が無くなり、左方
脚4c-3が設けた結果、脚部の影(平行斜線部)
の位置が移動し、左方素通しプリズム6Lに相当
する部分が影になつている。このため、左方素通
しプリズム6Lの透過光束によつて生じていた右
方の光度ピークg(第10図)が無くなる。
第3図は、従来例における左右光度分布カーブ
(鎖線)と、本実施例の同分布カーブ(実線)と
を対比して描いた図表である。本例においては、
中央部分以外の光度ピークが消失していることが
解る。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案の補助前照灯を適
用すると、サブフイラメントを点灯せしめたとき
のすれ違い配光パターンにおいて、正面中央付近
以外に有害な光度ピークを生じないという優れた
実用的効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る補助前照灯の1実施例に
おけるシエードを示し、同図Aは斜視図、同図B
は一部を破断して描いた斜視図である。第2図は
上記実施例における作用説明の為のプリズムレン
ズの正面図、第3図は同じく効果説明の為の光度
分布図表である。第4図は補助前照灯の従来例を
示す垂直断面図、第5図及び第6図は上記従来例
におけるシエードの斜視図、第7図は同じくプリ
ズムレンズの正面図である。第8図は上記従来例
の作用を説明するためのプリズムレンズの正面
図、第9図及び第10図は上記従来例の作用を説
明するための図表である。 1……リフレクタ、2……光源バルブ、3……
プリズムレンズ、4,4′……シエード、4a,
4a′……スカート部、4b……キヤツプ、4c…
…脚部、4c-1……上方脚、4c-2……下方脚、4c
−3……左方脚。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (a) 回転放物面状リフレクタの焦点付近にメイン
    フイラメントを位置せしめて光源バルブを設置
    し、 (b) 上記光源バルブのメインフイラメントとサブ
    フイラメントとを結ぶ線が前記回転放物面の中
    心軸よりも上向きとなるように、該光源バルブ
    の設置姿勢を設定し、 (c) 前記リフレクタの前面開口部を覆つてプリズ
    ムレンズを取り付け、 (d) 前記光源バルブを覆つてシエードを設置し、 (e) 上記のシエードは、光源バルブのソケツトに
    固定される円筒状のスカート部と、光源バルブ
    の頭部に対向するキヤツプ部と、上記キヤツプ
    部をスカート部に対して支承する脚部とよりな
    る、補助前照灯において、 (f) 前記の脚部は、光源バルブの下方と、左右少
    なくとも何れか一方とに設けたものとし、か
    つ、 (g) 前記スカート部の、上記左右何れかの他方の
    側に、光源バルブの出射光の一部を遮るよう
    に、灯具前方に向けて張り出した突起状部分を
    設けたことを特徴とする、補助前照灯。
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JP5478144B2 (ja) * 2009-08-07 2014-04-23 株式会社小糸製作所 車両用前照灯
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