JPH0344610Y2 - - Google Patents

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JPH0344610Y2
JPH0344610Y2 JP1983193393U JP19339383U JPH0344610Y2 JP H0344610 Y2 JPH0344610 Y2 JP H0344610Y2 JP 1983193393 U JP1983193393 U JP 1983193393U JP 19339383 U JP19339383 U JP 19339383U JP H0344610 Y2 JPH0344610 Y2 JP H0344610Y2
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JP
Japan
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master cylinder
piston
steering
steering column
vehicle
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JP1983193393U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ステアリングハンドル側に設けた操
作子による遠隔操作により作動するピストンを内
蔵した車両用油圧マスターシリンダ装置に関する
ものである。
〔従来の技術〕
フロントフオーク上のステアリングハンドルに
設けたブレーキレバーによる遠隔操作により作動
するピストンを内蔵した油圧マスターシリンダを
備える自動二輪車において、フロントフオークに
前記マスターシリンダを固定することは実開昭58
−43590号公報にて公知である。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、このようにフロントフオークに
マスターシリンダを固定すると、車体に回動可能
に支持されたフロントフオーク上のステアリング
ハンドルを操向操作する際、マスターシリンダの
荷重もハンドルに作用するため、ハンドルの操作
荷重が増加する問題がある。
そこで本考案の目的は、ハンドル操作荷重を軽
減するとともに、作動解除の際のハンドル側操作
子の戻しとマスターシリンダ内のピストンの戻し
を共通の部品で行えるようにした車両用油圧マス
ターシリンダ装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
以上の課題を達成すべく本考案は、車体2に固
設されるステアリングコラム7内にステアリング
シヤフトを挿通して回動可能に支持し、該ステア
リングシヤフトの上方部にステアリングハンドル
8を連結し、該ステアリングハンドル8側に操作
子11,12を設け、該操作子11,12による
遠隔操作により作動するピストン24,25を内
蔵した油圧マスターシリンダ20を備える車両に
おいて、前記ステアリングコラム7に前記マスタ
ーシリンダ20を固定し、前記ピストン24,2
5を作動するピストン作動用アーム51,55を
前記マスターシリンダ20に一体作動可能に設
け、該ピストン作動用アーム51,55と前記操
作子11,12とを連結するワイヤ61,62を
設けるとともに、前記操作子11,12及び前記
ピストン作動用アーム51,55を戻し位置方向
に付勢するリターンスプリング71,72を設
け、該リターンスプリング71,72を前記ステ
アリングコラム7側に配設したことを特徴とす
る。
〔作用〕
車体2に固設のステアリングコラム7側に油圧
マスターシリンダ20を固定し、ステアリングハ
ンドル8側にマスターシリンダ20の荷重が作用
しないようにしたので、ハンドル8の操作荷重を
軽減できる。
そしてハンドル8側の操作子11,12とマス
ターシリンダ20に一体作動可能に設けたピスト
ン作動用アーム51,55とを戻し位置方向に付
勢するリターンスプリング71,72をコラム7
側に配設しているので、ハンドル側操作子11,
12及びマスターシリンダ側ピストン作動用アー
ム51,55間のワイヤ61,62が、ハンドル
8側とステアリングコラム7側との間を結ぶだけ
であることから、短くて足りることによるそのア
ウター65,66内での摺動抵抗が小さくなるこ
とと併せ、前記コラム7側に設けた共通のリター
ンスプリング71,72によつて作動解除の際に
おけるハンドル側操作子11,12とマスターシ
リンダ20内のピストン24,25とを常に戻し
位置へ保持できる。
〔実施例〕
以下に添付図面を基に実施例を説明する。
第1図に示す車両1は、車体フレーム2前部に
左右の前輪3,3を、車体フレーム2後部に左右
の後輪4,4を夫々備え、車体フレーム2後部上
に搭載したエンジン5の前方にシート6を載置し
て成る。また車体フレーム2前部からシート前方
に傾斜して突設したステアリングコラム7には、
前輪3,3を操舵するステアリングハンドル8に
より操向時に回動されるステアリングシヤフトが
既知の如く支承されている。
ステアリングシヤフトに略中央部で連結した略
角形をなすステアリングハンドル8の左右のグリ
ツプ9,10にはブレーキ操作子、即ちブレーキ
レバー11,12が夫々設けられている。この車
両はロールバー13を装備したバギータイプの四
輪自動車であり、前後輪の夫々には図示しない油
圧式ブレーキ装置が配設されている。
そしてステアリングコラム7には第2図に拡大
して示すようにブレーキ用マスターシリンダ20
が配設固定されており、このブレーキ用マスター
シリンダ20の詳細は第3図乃至第8図に示され
る如くである。
即ちマスターシリンダ20のボデイ21内には
左右二本のシリンダ22,23が形成され、この
シリンダ22,23内に上方から夫々のピストン
24,25が摺動自在に嵌装され、更にピストン
24,25とシリンダ22,23底部との間の各
オイル室26,27内にはコイルスプリング2
8,29が縮装されている。またボデイ21の前
面には斜め上方に傾けてオイルカツプ30が一体
に形成され、カツプ30内は仕切壁31にて左右
のリザーバ室32,33に区画され、両リザーバ
室32,33は仕切壁31の上部のみにて連通し
ている。更に各リザーバ室32,33は前記オイ
ル室26,27に連通しており、このカツプ30
は蓋34をビス35,35止めすることで閉じら
れている。
そしてボデイ21の後面には取付ベース36が
突設され、取付ベース36には半円凹部37が形
成され、半円凹部37の左右端面にはスタツドボ
ルト38,38が設けられている。この半円凹部
37を前記ステアリングコラム7の中間部に前方
から嵌合し、また半円凹部41を有するブラケツ
ト40をステアリングコラム7に後方から嵌合し
て、各スタツドボルト38,38にナツト39,
39を夫々締結することによりステアリングコラ
ム7に対するマスターシリンダ20の取り付けが
なされている。
このマスターシリンダ20のボデイ21上には
前後の突片42,43が設けられており、両突片
42,43の中央部間には支持ピン44がスナツ
プリング45で抜け止めして架設され、支持ピン
44には二個のピストン作動用アーム51,55
が夫々の中間部で揺動自在に枢支されている。ま
た前記シリンダ22,23の上方に突出する夫々
のピストンロツド46,47とシリンダ22,2
3上部との間にはゴムブーツ48,49が夫々装
着され、両ピストンロツド46,47の上端面に
は前記ピストン作動用アーム51,55のプツシ
ユ部54,58が夫々臨んでいる。
つまりボデイ21に対し前寄りに位置する一方
のピストン作動用アーム51の左端部は後方に屈
曲52されており、右端部53には右の前記ブレ
ーキレバー12に連なるブレーキワイヤ62が連
結されている。また他方のピストン作動用アーム
55の左端部56は前記ピストン作動用アーム5
1との干渉を避けて前方へ屈曲57されており、
この左端部56に左の前記ブレーキレバー11に
連なるブレーキワイヤ61が連結されている。こ
の両ブレーキワイヤ61,62は第2図のように
前記ステアリングコラム7に沿つて配設され、且
つ前記ステアリングハンドル8の上端面と前記マ
スターシリンダ20の上端面との間を結ぶ直線A
−Aと、ステアリングコラム7との間にブレーキ
ワイヤ61,62が配設されている。
また左側の前記オイル室26の底部にチユーブ
63が連結され、このチユーブ63は前輪3,3
の油圧式ブレーキ装置に連結されており、右側の
前記オイル室27底部にもチユーブ64が連結さ
れ、このチユーブ64は後輪4,4の油圧式ブレ
ーキ装置に連結されている。
以上のマスターシリンダボデイ21は鋳造にて
一体成形されている。
このように前後輪用一体の所謂タンデム型マス
ターシリンダ20をステアリングコラム7上に取
り付けているので、例えばオイル量確認等のメン
テナンス作業も容易に行える。
そして第2図に示されるようにブレーキワイヤ
61,62はステアリングハンドル8の略中央部
であつて、ステアリングシヤフトとの連結部近傍
から延出して設けられており、そのワイヤアウタ
ー65,66の下端が、マスターシリンダ20の
上方であつて、ステアリングコラム7に止着した
リテーナ67の保持部68,69に夫々支持され
ている。更に各保持部68,69と前記ピストン
作動用アーム51,55との間に露出した両ブレ
ーキワイヤ61,62の下部外周側にコイル状の
リターンスプリング71,72が夫々縮装されて
いる。
この各リターンスプリング71,72によつて
前記ブレーキレバー11,12及びマスターシリ
ンダ20内の前記ピストン24,25が夫々戻し
方向に常に付勢される。
〔考案の効果〕
以上のように本考案の車両用油圧マスターシリ
ンダ装置によれば、車体に固設のステアリングコ
ラム側に油圧マスターシリンダを固定してステア
リングハンドル側にマスターシリンダの荷重が作
用しないようにしたため、ハンドルの操作荷重を
軽減することができるとともに、ハンドル側の操
作子とマスターシリンダに一体作動可能に設けた
ピストン作動用アームとを戻し位置方向に付勢す
るリターンスプリングをコラム側に配設している
ため、ハンドル側操作子及びマスターシリンダ側
ピストン作動用アーム間のワイヤが、ハンドル側
とステアリングコラム側との間を結ぶだけである
ことから、短くて足りることによるそのアウター
内での摺動抵抗が小さくなることと併せ、前記コ
ラム側に設けた共通のリターンスプリングによつ
て作動解除の際におけるハンドル側操作子とマス
ターシリンダ内のピストンとを常に戻し位置へ保
持することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を適用した車両の概略斜視図、
第2図はステアリングコラム部分の拡大斜視図、
第3図はマスターシリンダの平面図、第4図は同
側面図、第5図は第3図の矢印−線に沿つた
断面図、第6図は第4図の矢印−線に沿つた
断面図、第7図は第5図の矢印−線に沿つた
断面図、第8図は第4図の矢視方向図である。 尚、図面中、1は車両、2は車体、7はステア
リングコラム、8はステアリングハンドル、1
1,12は操作子、20は油圧マスターシリン
ダ、24,25はピストン、51,55はピスト
ン作動用アーム、61,62はワイヤ、71,7
2はリターンスプリングである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車体に固設されるステアリングコラム内にステ
    アリングシヤフトを挿通して回動可能に支持し、
    該ステアリングシヤフトの上方部にステアリング
    ハンドルを連結し、該ステアリングハンドル側に
    操作子を設け、該操作子による遠隔操作により作
    動するピストンを内蔵した油圧マスターシリンダ
    を備える車両において、前記ステアリングコラム
    に前記マスターシリンダを固定し、前記ピストン
    を作動するピストン作動用アームを前記マスター
    シリンダに一体作動可能に設け、該ピストン作動
    用アームと前記操作子とを連結するワイヤを設け
    るとともに、前記操作子及び前記ピストン作動用
    アームを戻し位置方向に付勢するリターンスプリ
    ングを設け、該リターンスプリングを前記ステア
    リングコラム側に配設したことを特徴とする車両
    用油圧マスターシリンダ装置。
JP19339383U 1983-12-15 1983-12-15 ブレ−キ用マスタ−シリンダ構造 Granted JPS60100258U (ja)

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JP19339383U JPS60100258U (ja) 1983-12-15 1983-12-15 ブレ−キ用マスタ−シリンダ構造

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JPS60100258U JPS60100258U (ja) 1985-07-08
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5843590B2 (ja) * 1974-03-20 1983-09-28 トキコ株式会社 アツシユクキ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5843590U (ja) * 1981-09-18 1983-03-23 本田技研工業株式会社 自動二輪車用負圧倍力装置のバキユ−ムタンク

Patent Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5843590B2 (ja) * 1974-03-20 1983-09-28 トキコ株式会社 アツシユクキ

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JPS60100258U (ja) 1985-07-08

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