JPH0344361A - 光学活性なアミド化合物の製法 - Google Patents

光学活性なアミド化合物の製法

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JPH0344361A
JPH0344361A JP17964389A JP17964389A JPH0344361A JP H0344361 A JPH0344361 A JP H0344361A JP 17964389 A JP17964389 A JP 17964389A JP 17964389 A JP17964389 A JP 17964389A JP H0344361 A JPH0344361 A JP H0344361A
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mevalonic acid
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Seiichi Takano
誠一 高野
Kuniro Ogasawara
國郎 小笠原
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、光学活性なアミド化合物の製法、詳しくは、
医薬及び農薬原料等として有用である光学活性を有する
新規なメバロン酸ア逅ド化合物の製法に関する。
〔従来の技術及び発明が解決しようとする課題〕メバロ
ン酸は、生体内においてイソプレノイド系代謝のキーマ
テリアルとして極めて重要な物質であり、その誘導体は
、医薬及び農薬原料としての利用が期待されている。
従来、天然型の光学活性なメバロン酸は大量に得ること
はできず、これを使用した誘導体の合成は非常に不便で
あった。これまでに、本出願人は、天然型のメバロン酸
を大量に得ることに成功している(特開昭63−216
484〜7号公報等参照)。
しかしながら、光学活性なメバロン酸は極めて不安定で
、メバロン酸誘導体合戊申に3位の脱水反応が起こりや
すく、光学活性なメバロン酸誘導体を効率的に得ること
ができなかった。
特開昭57−16852号公報には、メバロン酸やメバ
ロラクトンを原料として、これをシアノアルキルアミン
類と反応させる方法が開示されているが、この方法にお
いては原料のメバロン酸やメバロラクトンが光学活性な
ものではない。
従って、本発明の目的は、光学活性なメバロン酸誘導体
を高収率で効率的に得られる方法を提供することにある
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らは、メバロン酸誘導体化合物の合成法につい
て鋭意研究した結果、I・リアルキルアルミニラムの存
在下に光学活性なメバロン酸をアミン類と反応させるこ
とにより、前記目的を達成できることを見出し、本発明
を完成した。
すなわち、本発明の光学活性なアミド化合物の製法は、
光学活性を有するメバロン酸またはメバロン酸ラクトン
を、トリアルキルアルミニウムの存在下にアミン類と反
応させることを特徴とする。
以下、本発明の光学活性なアミド化合物の製法について
詳述する。
本発明に用いられる光学活性を有するメツ\ロン酸は、
特開昭63−216484〜7号公報などに記載されて
いる方法で製造できる。もちろん、別の方法、例えば化
学的合成法で製造したものでも同様に利用できる。光学
活性を有するメバロン酸としては、R体及び3体があり
、R体のメバロン酸を原料とすればR体のメバロン酸ア
ミド化合物が得られ、3体のメバロン酸を原料とすれば
3体のメバロン酸アミド化合物が得られる。
さらに、本発明においては光学活性を有するメバロン酸
ラクトン(R体及び3体)も好ましく用いられる。
本発明に用いられるアミン類としては、−級アミン、二
級アミンなどが用いられ、特に限定されないが、好まし
いものは、−級アミンまたは環状二級アミンである。か
かる好ましい一級アミンまたは環状二級アミンとしては
、ヘンシルメチルアミン、ジエチルアミン、ベンジルア
ミン、ピロリジン、ピペリジンなどが挙げられる。
本発明において、光学活性を有するメバロン酸またはメ
バロン酸ラクトンと、アミン類とのモル比は、等モル近
辺が実用的であるが、必要によってその他の範囲を選ぶ
ことができる。
本発明の光学活性なアミド化合物の製法は、トリプルキ
ルアルミニウムの存在下で行われ、これにより良好な収
率で目的とする光学活性なメバロン酸アミド化合物を得
ることができる。トリアルキルアルミニウムを用いない
場合は、脱水体などが生成してしまい、収率良く生成物
を得ることができない。
上記トリアルキルアルミニウムとしては、トリメチルア
ルミニウム、トリエチルアルミニウム、トリプロピルア
ルミニウムなどが挙げられ、特にトリメチルアルミニウ
ムが好ましく用いられるが、これらに限定されるもので
はない。
本発明におけるトリアルキルアルミニウムの使用量は、
光学活性を有するメバロン酸またはメバロン酸ラクトン
に対し、等モルないし5%程度の小過剰量で使用される
のが好ましい。
本発明の光学活性なアミド化合物の製法において、光学
活性を有するメバロン酸またはメバロン酸ラクトンとア
ミン類との反応は、光学活性を有するメバロン酸または
メバロン酸ラクトンとアミン類との混合物中にトリアル
キルアルミニウムを加えて行っても良く、またアミン類
にトリアルキルアルミニウムを加えた後、光学活性を有
するメバロン酸またはメバロン酸ラクトンを加えて反応
を行っても良い。
上記反応において用いられる反応溶媒としては、光学活
性を有するメバロン酸またはメバロン酸ラクトン、ある
いはアくン類との反応性が著しくない溶媒であれば、特
に限定されずに使用することができ、例えば、無水ヘン
ゼン、トルエン、その他の炭化水素類、ジクロロメタン
などの塩素化炭化水素類などが好ましい。これらの溶媒
は必要に応し一種又は二種以上を混合して用いることが
できる。
上記反応溶媒の使用量は、光学活性を有するメバロン酸
またはメバロン酸ラクトンとアミン類との合計量に対し
て、重量で15倍〜20倍の量が適当である。
また、反応温度は、特に限定されないが、概ね室瓜以上
80℃程度までが好ましい。
また、圧力は反応系が液相を保てれば、減圧、常圧、加
圧下のいずれで反応を行っても良い。
また、反応時間は、特に限定されないが、概ね2〜6時
間程度で充分である。
本発明によれば、光学活性を有するメバロン酸またはメ
バロン酸ラクトンとアミン類とから、高収率で光学活性
なメバロン酸アミド化合物を得ることができ、その利用
価値は大なるものがある。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例によりさらに詳しく説明する。
実施例1 無水ベンゼン60Wdにトリメチルアルミニウム(2,
0M1−ルエン溶液) 5.7 xi (11,4mm
ol)を加え、これを−15℃に冷却し、攪拌下ベンジ
ルメチルアミン1.42’d (11,0m++ol)
を加える。室温で40分間攪拌後、再び一15℃に冷却
し、これにR−(−)メバロン酸ラクトン1.30 g
の無水ベンゼン溶液5−を滴下する。室温で30分間攪
拌後、6時間加熱還流する。0.67MのHC1水溶液
を加え、CHCn 、で抽出し、MgSO4で乾燥する
。減圧下溶媒留去し、得られた残渣をシリカゲル40g
を用いてカラムクロマトグラフィーに付し、エチルアル
コール/n−へ−t−+ン4/l容量比の流分より、淡
黄色油状の化合物1.78g(収率71%)を得た。
得られた化合物の各種スペクトルデータは下記の通りで
あり、該化合物が下記構造式(1)で示されるメバロン
酸アミド化合物であることを確認した。
IRv Q:H’cm−’ ; 1620 3400’
If−NMR(CDC13)δ; 1.30(s、  
8/198)、  1.38(s、  11/1911
)、  1.78(m、  211)、  2.90(
s、  4/7H)、  3.01(s、  3/71
1)、  3.84(m、  211)、  4.54
(3/711.  s)、  4.60(s、  4/
711L  7.1 〜7.4(m、  5H)MS(
m/z) ;2520’l’+1)、  251(M’
)、  91(100X) ;理論値    測定値 分  子  量:   251.326(M’)   
251.1530(M’)(C+ 4If□、NO,) 113 実施例2 実施例1で用いたヘンシルメチルアミンの代わりにジエ
チルアミンを用いた他は、実施例1と同し方法でメバロ
ン酸アミド化合物を製造した。その収率は68%であっ
た。
得られた化合物の各種スペクトルデータは下記の通りで
あり、該化合物が下記構造式(2)で示されるメバロン
酸アミド化合物であることを確認した。
IRν3:二1備伺; 1640.3400’ H−I
JMR(CDCj! 3)δ;1.1〜1.3(曽、 
9H)、 1.7(+1.2It)、 22−4(+ 
2H)、 3.2〜3.4(m、 48)、 3.8(
s+、 2H)。
4.4(brs、 2H) MS(s/z) ; 204(M”+1)、 203(
M’)、 100(100X) ;理論値    測定
値 実施例3 実施例1で用いたベンジルメチルアミンの代わりにベン
ジルアミンを用いた他は、実施例1と同じ方法でメバロ
ン酸アミド化合物を製造した。その収率は50%であっ
た。
得られた化合物の各種スペクトルデータは下記の通りで
あり、該化合物が下記構造式(3)で示されるメバロン
酸アミド化合物であることを確認した。
IRシ14:X’cJl−’ ; 1630.3300
’ H−NMR(CDCN 3)δ; 1.29(s、
 311)、  1.72(m、 211)2.25(
d、 III、 J=14.6H2)、 2.55(d
、 11(、J=14.911z)3.2(brs、 
2H)、 3.45(s、 21()、 3.8(m、
 210.4.43(211,d、 J=5.6Hz)
、 6.8(brs、 III)、 7.3(511)
MS(m/z) ; 238(M”+1)、 91(1
00χ);理論値    測定値 〔発明の効果〕 本発明の光学活性なアミド化合物の製法によれば、新規
な光学活性を有するメバロン酸アミド化合物を、これま
で困難であった光学活性なメバロン酸からの安定な誘導
体として、高収率で効率的且つ容易に合成することがで
き、光学活性なメバロン61m導体の医薬及び農薬原料
等としての有効利用を促進するだけでなく、安価に製品
を供給することができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 光学活性を有するメバロン酸またはメバロン酸ラクトン
    を、トリアルキルアルミニウムの存在下にアミン類と反
    応させることを特徴とする光学活性なアミド化合物の製
    法。
JP17964389A 1989-07-12 1989-07-12 光学活性なアミド化合物の製法 Expired - Fee Related JP2624840B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017538403A (ja) * 2014-11-26 2017-12-28 ビゾリス インコーポレイテッド 生物学的に誘導されたメバロン酸の転換方法

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