JPH061764A - 7−アリルインドリンとその製造方法 - Google Patents
7−アリルインドリンとその製造方法Info
- Publication number
- JPH061764A JPH061764A JP4157646A JP15764692A JPH061764A JP H061764 A JPH061764 A JP H061764A JP 4157646 A JP4157646 A JP 4157646A JP 15764692 A JP15764692 A JP 15764692A JP H061764 A JPH061764 A JP H061764A
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- JP
- Japan
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- allylindoline
- indoline
- allyl
- producing
- ppm
- Prior art date
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- Pending
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-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/52—Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts
Landscapes
- Indole Compounds (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】医薬、農薬、染料などの中間体として有用な、
7−アリルインドリンとその製造方法を提供する。 【構成】7−アリルインドリンとNーアリルインドリン
を酸触媒を用いてアミノクライゼン転移を行ない、7−
アリルインドリンを製造する方法。
7−アリルインドリンとその製造方法を提供する。 【構成】7−アリルインドリンとNーアリルインドリン
を酸触媒を用いてアミノクライゼン転移を行ない、7−
アリルインドリンを製造する方法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、医薬、農薬、染料など
の中間体として有用な7−アリルインドリンとその製造
方法に関する。
の中間体として有用な7−アリルインドリンとその製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】核置換インドリンは各種用途に有用であ
るが、5−ニトロ体、5−メトキシ体などを除いて殆ど
検討されていない。又、N−アリルアニリン誘導体のク
ライゼン転移については検討例があるが、N−アリルイ
ンドリンに適用された事はなかった。
るが、5−ニトロ体、5−メトキシ体などを除いて殆ど
検討されていない。又、N−アリルアニリン誘導体のク
ライゼン転移については検討例があるが、N−アリルイ
ンドリンに適用された事はなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、7−アリル
インドリンとその製造方法を提供する。
インドリンとその製造方法を提供する。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題は、N−アリル
インドリンを酸触媒を用いてアミノクライゼン転位を行
ない、7−アリルインドリンを合成することにより達成
された。
インドリンを酸触媒を用いてアミノクライゼン転位を行
ない、7−アリルインドリンを合成することにより達成
された。
【0005】本発明で用いられる酸触媒としては、三ふ
っ化ほう素、塩化亜鉛等が用いられ、N−アリルインド
リンと酸触媒のモル比は、1:3好ましくは1:1.1
〜1:1.5が好ましい。反応温度は、100〜250
℃好ましくは150〜200℃が好ましい。反応は、三
ふっ化ほう素を使用する場合は無溶媒で行う方が好まし
い。又、塩化亜鉛を使用する場合はキシレン、スルホラ
ン、N、N−ジメチルアセトアミド、N、N−ジメチル
ホルムアミド等の沸点150℃以上の高沸点溶媒を使用
することが、ハンドリング上好ましい。
っ化ほう素、塩化亜鉛等が用いられ、N−アリルインド
リンと酸触媒のモル比は、1:3好ましくは1:1.1
〜1:1.5が好ましい。反応温度は、100〜250
℃好ましくは150〜200℃が好ましい。反応は、三
ふっ化ほう素を使用する場合は無溶媒で行う方が好まし
い。又、塩化亜鉛を使用する場合はキシレン、スルホラ
ン、N、N−ジメチルアセトアミド、N、N−ジメチル
ホルムアミド等の沸点150℃以上の高沸点溶媒を使用
することが、ハンドリング上好ましい。
【0006】以下に実施例を示すが、本発明はこれに限
定されるものではない。
定されるものではない。
【0007】
【0008】実施例1 7−アリルインドリンの合成(三ふっ化ほう素ジエチル
エーテル錯体使用)N−アリルインドリン15gを、室
温で攪拌しながら、三ふっ化ほう素ジエチルエーテル錯
体13.4gをゆっくり滴下する。その時、アスピレー
ターを使用し発生する気体を除去しながら滴下するのが
好ましい。滴下終了後、温度を170℃で6時間反応さ
せる。反応終了後ゆっくりと氷水にあけて、10%水酸
化ナトリウム水でアルカリ性とし、酢酸エチルで抽出す
る。酢酸エチルをロータリーエバポレーターで濃縮し
て、ヘキサン/酢酸エチルを展開溶媒としてシリカゲル
を用いたカラムクロマトグラフにより単離し、油状の7
−アリルインドリンを収率75%で得た。以下に、NM
Rスペクトルを示す。3.0〜3.1ppm(t:2
H)、3.2〜3.3ppm(d:2H)、3.5〜
3.6(t:2H)、3.6〜3.9ppm(s:1
H)D2 Oで消失。5.1〜5.2ppm(m:2
H)、5.8〜6.1ppm(m:1H)、6.6〜
6.8ppm(t:1H)、6.8〜6.9(d:1
H)、7.0〜7.1(d:1H)
エーテル錯体使用)N−アリルインドリン15gを、室
温で攪拌しながら、三ふっ化ほう素ジエチルエーテル錯
体13.4gをゆっくり滴下する。その時、アスピレー
ターを使用し発生する気体を除去しながら滴下するのが
好ましい。滴下終了後、温度を170℃で6時間反応さ
せる。反応終了後ゆっくりと氷水にあけて、10%水酸
化ナトリウム水でアルカリ性とし、酢酸エチルで抽出す
る。酢酸エチルをロータリーエバポレーターで濃縮し
て、ヘキサン/酢酸エチルを展開溶媒としてシリカゲル
を用いたカラムクロマトグラフにより単離し、油状の7
−アリルインドリンを収率75%で得た。以下に、NM
Rスペクトルを示す。3.0〜3.1ppm(t:2
H)、3.2〜3.3ppm(d:2H)、3.5〜
3.6(t:2H)、3.6〜3.9ppm(s:1
H)D2 Oで消失。5.1〜5.2ppm(m:2
H)、5.8〜6.1ppm(m:1H)、6.6〜
6.8ppm(t:1H)、6.8〜6.9(d:1
H)、7.0〜7.1(d:1H)
【0009】実施例2 7−アリルインドリンの合成(塩化亜鉛使用) N−アリルインドリン15gと塩化亜鉛13.6gをキ
シレン30cc中で6時間還流する。反応終了後ゆっく
りと氷水にあけて、10%水酸化ナトリウム水でアルカ
リ性とし、酢酸エチルで抽出する。酢酸エチルをロータ
リーエバポレーターで濃縮して、ヘキサン/酢酸エチル
を展開溶媒としてシリカゲルを用いたカラムクロマトグ
ラフにより単離し、油状の7−アリルインドリンを収率
35%で得た。
シレン30cc中で6時間還流する。反応終了後ゆっく
りと氷水にあけて、10%水酸化ナトリウム水でアルカ
リ性とし、酢酸エチルで抽出する。酢酸エチルをロータ
リーエバポレーターで濃縮して、ヘキサン/酢酸エチル
を展開溶媒としてシリカゲルを用いたカラムクロマトグ
ラフにより単離し、油状の7−アリルインドリンを収率
35%で得た。
Claims (2)
- 【請求項1】7−アリルインドリン
- 【請求項2】N−アリルインドリンを酸触媒を用いてク
ライゼン転位を行なう事を特徴とする7−アリルインド
リンの製造方法
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4157646A JPH061764A (ja) | 1992-06-17 | 1992-06-17 | 7−アリルインドリンとその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4157646A JPH061764A (ja) | 1992-06-17 | 1992-06-17 | 7−アリルインドリンとその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH061764A true JPH061764A (ja) | 1994-01-11 |
Family
ID=15654279
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4157646A Pending JPH061764A (ja) | 1992-06-17 | 1992-06-17 | 7−アリルインドリンとその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH061764A (ja) |
-
1992
- 1992-06-17 JP JP4157646A patent/JPH061764A/ja active Pending
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