JPH0343479Y2 - - Google Patents

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JPH0343479Y2
JPH0343479Y2 JP1970887U JP1970887U JPH0343479Y2 JP H0343479 Y2 JPH0343479 Y2 JP H0343479Y2 JP 1970887 U JP1970887 U JP 1970887U JP 1970887 U JP1970887 U JP 1970887U JP H0343479 Y2 JPH0343479 Y2 JP H0343479Y2
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passage
oil
cylinder
piston
oil chamber
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  • Fluid-Damping Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は、自動二輪車の前側車体と車軸間に介
装され、路面からの振動等を減衰する緩衝器とフ
オークを兼ねたフロントフオークに関する。
<従来の技術> 一般に自動二輪車は前側車体と車軸間にフオー
クと緩衝器を兼ねたフロントフオークが介装され
ている。このフロントフオークとしては、例えば
第3図に示すようなダンパー内蔵型フロントフオ
ークが開発されている。(実願昭61−145697号) このフロントフオークはアウターチユーブ1内
にベアリング2を介してインナーチユーブ3が摺
動自在に挿入され、アウターチユーブ1の下部に
はダンパーシリンダ4が起立し、ダンパーシリン
ダ4内にはピストン5を介してピストンロツド6
が移動自在に挿入され、ピストン5はダンパーシ
リンダ4内に上下二つの油室22,23を区画し
ている。
ピストン5には油室22,23を通じさせる通
路31を設け、この通路31内には伸側減衰力調
整機構24が内蔵されている。
ピストンロツド6には二つの油室22,23を
通じさせる通路33,34が形成され、これらの
通路33,34の途中にニードルバルブ35を含
む減衰力調整機構25が設けられている。
ダンパーシリンダ4には上部油室22に開口す
る小孔30が穿たれ、この小孔30はダンパーシ
リンダ内に混入しているエアをアウターチユーブ
1内の油室10に排出させるものである。小孔3
0は伸長作動時に上部油室22の油を外部の油室
10に流出させて伸側減衰力発生用のオリフイス
として利用することもできる。
<考案が解決しようとする問題点> ダンパー内蔵型フロントフオークではダンパー
組立時等に於て、ダンパー内にエアが混入してい
る場合があり、このエアが混入していると所望通
りの減衰力が得られない。この為、上記のフロン
トフオークではダンパーシリンダ4に小孔30を
形成してエア抜きを行なつているが、逆にこの小
孔30は圧縮作動時に悪影響を及ぼし、ダンパー
シリンダ4の外側、いいかえれば油室10の油又
は油とこの油中に混入しているエアを吸い込んで
しまう可能性がある。
従つて、本考案の目的は、ダンパー内に混入し
ているエアを確実に排出でき、圧縮時に外部の油
やエアが吸い込まれるのを防止できるフロントフ
オークを提供することである。
<問題点を解決するための手段> 上記の目的を達成するため、本考案の構成は、
アウターチユーブとインナーチユーブとを摺動自
在に嵌挿し、上記いずれか一方のチユーブの底部
にダンパーシリンダを起立し、ダンパーシリンダ
内にピストンを介してピストンロツドが移動自在
に挿入され、ピストンはダンパーシリンダ内に上
下二つの油室を区画し、二つの油室はピストンに
設けた通路を介して接続され、この通路の途中に
バルブが開閉自在に設けられているフロントフオ
ークに於て、シリンダの上部に上部油室とシリン
ダ外の油室とを接続する通路を設け、この通路の
途中にチエツク弁を開閉自在に設けたことを特徴
とするものである。
<作用> 伸長作動時に上部油室の油がチエツク弁を外し
てシリンダ外の油室に流れ、この時、上部油室の
油の中に混入しているエアをシリンダ外に放出す
る。一方、圧縮作動時には、チエツク弁が負圧等
を閉じ、シリンダ外の油とエアを吸い込まない。
<実施例> 以下本考案の実施例を第1図〜第2図にもとづ
いて説明する。
第1図は本考案の一実施例に係り、フロントフ
オークの一部を示している。フロントフオーク自
在の他の構造は第3図に示すものと同じである。
アウターチユーブ1内にインナーチユーブ3が
摺動自在に挿入され、アウターチユーブ1の下部
にダンパーシリンダが起立いる。
ダンパーシリンダ4内にピストン5を介してピ
ストンロツド6が移動自在に挿入され、ダンパー
シリンダ4内にはピストン5により上下二つの油
室22,23が区画されている。
ピストンロツド6は一体でもよいが、ピストン
ロツド6の下部にピストンロツド6の一部を構成
するセンターロツド7が螺合されて一体に設けら
れている。
センターロツド7の外周にはたこ足状のキヤツ
プ8とスプリング9と開閉部材たるデイスク11
と、バルブ12と、ピストン5とが挿入され、こ
れらの部材は段部13とボルト14とで挟持され
ている。
ピストン5には上下二つの油室22,23を連
通させる通路31が設けられ、この通路31の上
部口端には内周撓みによる伸側リーフバルブたる
バルブ12が開閉自在に配置され、ピストン5の
上方、即ちバルブ12の上側にはバルブ押え用の
デイスク11が直列に設けられ、デイスク11は
キヤツプ8との間に設けたスプリング9で常時デ
イスク11をバルブ12側に押し込んでいる。
デイスク11にはバルブ12が対向し、上部油
室22に開口する通路15が形成されている。
センターロツド7には上部油室22と下部油室
23とを接続する通路16,17が設けられ、こ
の通路16,17の途中にニードルバルブ18が
開閉自在に設けられ圧側減衰力を発生するように
なつている。
シリンダ4の上部にねじを介してケーシングC
が一体に接続され、このケーシングC内にベアリ
ング19と、ベアリングと兼ねたシリンダヘツド
20とが組み込まれている。シリンダヘツド20
の内周には摺動部たるブツシユ21が設けられて
いる。
ケーシングCとシリンダヘツド20との間には
スペーサ26が設けられ、各ケーシングCとシリ
ンダヘツド20とスペーサ26とには上部油室2
2とシリンダ外のリザーバ室10とを連通する通
路27,28,29がそれぞれ形成され、これら
通路27,28,29の途中にはチエツクシール
からなるチエツク弁36が開閉自在に設けられて
いる。
チエツク弁36は上部油室22からリザーバ室
10への油の流れを許容するが、逆方向の流れは
リツプが閉じて遮断する。
チエツク弁36は通路27,28,29の途中
にあればどこでもよいが、図示のようにシリンダ
ヘツド20の胴部外周に同芯に設けることが好ま
しい。この場合はシリンダヘツド20が半径方向
へある程度自由に動く構造になつており、チエツ
ク弁36はチエツクする部分のリツプがこの動き
に追従できるものである。
ケーシングCの上部には中空な油孔桿36が起
立し、この油孔桿36には圧縮作動時にピストン
ロツド6の上部外周に設けたロツクピースが嵌合
して最圧縮時近傍のクツシヨンを効かせるように
なつている。
油孔桿36の外周には中空な支持部材37の基
端が保持され、支持部材37の上部外周にはブツ
シユ38がい設けられ、インナーチユーブ3の内
周がこのブツシユ38を摺接している。
支持部材37には通孔39が形成され、リザー
バ室10がインナーチユーブ3上方の空気室と連
通している。
伸長作動時には、ピストン5が上昇し、上部油
室22の油の一部がバルブ12を押し開いて下部
油室23に流出し、バルブ12の作用で伸側減衰
力を発生する。
この際、上部油室22の油の一部は通路28よ
りチエツク弁36を押し開き、更に、通路29−
通路27よりリザーバ室10に流出し、上部油室
22の油中に混入していたエアを油と一緒にリザ
ーバ室10に排出する。リザーバ室10に排出さ
れたエアは通孔39を介して上部の空気室に放出
される。
圧縮作動時には上部油室22が拡大し、下部油
室23の油の一部がピストンロツド側の通路17
−ニードルバルブ18の外周隙間、通路16を介
して上部油室22に導入され、ニードルバルブ1
8で絞られた隙間により、圧側減衰力が発生す
る。尚、下部油室23内のピストンロツド侵入体
積分の油はダンパーシリンダ4の下方に設けたバ
ルブを介してリザーバ室10に排出され、このバ
ルブによつても圧側減衰力が発生する。
上記圧縮作動時に於て、上部油室22が拡大
し、この時の負圧でリザーバ室10の油を通路2
7より吸い込もうとするが、この負圧でチエツク
弁36のリツプが拡径し、チエツク弁36が通路
28を遮断する。この為リザーバ室10の油、又
はエアを混入した油は吸い込まれず、圧側減衰力
に悪影響を与えない。
第2図は本考案の他の実施例に係り、これは通
路とチエツク弁をベアリング内に設けたものであ
る。他の構成、作用、効果は、第1図の実施例と
同じである。
ダンパーシリンダ4の上部にシリンダヘツドを
兼ねたベアリング部40が、かしめ固定されてい
る。
ベアリング部40は支持材41,42とスペー
サ43,44とプツシユ45とシール46とから
なつている。
ダンパーシリンダ4の上部外周には、支持部材
37aが結合され、この支持部材37aの上部外
周がブツシユを介してインナーチユーブ3と摺接
している。
ペアリング部40には上部油室22に開口する
通路47,48,49が形成され、ダンパーシリ
ンダ47と支持部材37aにはこれらの通路4
7,48,49をリザーバ室10に連通する通路
50,51が形成されている。
通路47と48間にチエツクシールからなるチ
エツク弁52が開閉自在に設けられている。
このチエツク弁52は伸長時に上部油室22の
エアを混入した油がリザーバ室10へ流出するの
を許容し、圧縮時にはリザーバ室10の油が上部
油室22へ流れるのを遮断する。
尚、通路とチエツク弁の位置は第1図、第2図
の図示のものに限定されない。
<考案の効果> 本考案によれば、次の効果が得られる。
1 伸長作動時に上部油室のエアを混入した油が
チエツク弁を押し開いてダンパーシリンダ外の
リザーバ室等の油室に流出できる。この為エア
はリザーバ室上方に放出でき、これによりダン
パーシリンダ内にエアが無くなり、減衰力の持
続性を向上できる。
2 圧縮作動時には上部油室の吸引力でチエツク
バルブが通路を遮断し、リザーバ室の油又はエ
アを混入した油を吸い込むのを防止でき、圧側
減衰力の特性に悪影響を与えない。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第2図は、本考案の一実施例に係る
フロントフオークの要部を示す断面図、第3図は
従来のフロントフオークの一部切欠き断面図であ
る。 1……アウターチユーブ、2……インナーチユ
ーブ、4……ダンパーシリンダ、5……ピスト
ン、6……ピストンロツド、22,23……油
室、27,28,29,47,48,49,5
0,51……通路、36,52……チエツク弁。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) アウターチユーブとインナーチユーブとを摺
    動自在に嵌挿し、上記いずれか一方のチユーブ
    の底部にダンパーシリンダを起立し、ダンパー
    シリンダ内にピストンを介してピストンロツド
    が移動自在に挿入され、ピストンはダンパーシ
    リンダ内に上下二つの油室を区画し、二つの油
    室はピストンに設けた通路を介して接続され、
    この通路の途中にバルブが開閉自在に設けられ
    ているフロントフオークに於て、シリンダの上
    部に上部油室とシリンダ外の油室とを接続する
    通路を設け、この通路の途中にチエツク弁を開
    閉自在に設けたフロントフオーク。 (2) シリンダに一体に接続されたケーシングに通
    路を設け、ケーシング内に設けたシリンダヘツ
    ド又はベアリングにこの通路と対向する通路及
    びチエツク弁を設けた実用新案登録請求の範囲
    第1項記載のフロントフオーク。
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