JPS607276Y2 - フロントフオ−クの圧縮工程時減衰力可変装置 - Google Patents

フロントフオ−クの圧縮工程時減衰力可変装置

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Publication number
JPS607276Y2
JPS607276Y2 JP14845081U JP14845081U JPS607276Y2 JP S607276 Y2 JPS607276 Y2 JP S607276Y2 JP 14845081 U JP14845081 U JP 14845081U JP 14845081 U JP14845081 U JP 14845081U JP S607276 Y2 JPS607276 Y2 JP S607276Y2
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JP
Japan
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damping force
front fork
compression process
oil
oil passage
Prior art date
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Expired
Application number
JP14845081U
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English (en)
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JPS5852090U (ja
Inventor
留夫 布施
Original Assignee
株式会社昭和製作所
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、自動二輪車等に使用されているフロントフ
ォークの、圧縮工程時における減衰力を可変となす装置
に関する。
フロントフォークは、一般に自動二輪車の前車輪等を支
持する緩衝器あり、基本的には外筒と内筒が摺動自在に
嵌合され、内部に封入された作動軸により車輪の上下方
向に生じる衝撃が緩和される仕組みとなっている。
第1図は、この種のフロントフォークの一例を示すもの
で、1は内筒、2は外筒でり、その摺動嵌合部の隙間は
オイルシール3によりシールされている。
4は外筒2内に挿入され、その基端部をボルト5にて外
筒2底部に固定されるとともに、先端に内筒1内を摺動
自在となす補助ピストン6を固定してなるシートパイプ
である。
また、該シートパイプ4の基端部にオイルロックピース
7が外嵌・固着されるとともに、内筒1先端部内周に逆
止弁8とオイルロックカラー9が順次、装入配設されて
いる。
なお、10はフォークボルト、11は車軸、12.13
はスプリング、a、bは油室、a、 dは油孔である。
以上の構成よりなるフロントフォークにおいて、内筒1
が外筒2内に進入する圧縮工程では、油室す内の作動油
は油孔dを通ってシートパイプ4内に流入するが、該シ
ートパイプ4内の作動油の一部は油孔Cを通って油室a
内に流入する。
また、該油室a内には油室すより直接、内筒1先端部の
逆止弁8を介して作動油が流入する。
一方、内筒1が外筒2内より後退するフロントフォーク
の伸長工程では、油室a内の作動油は油孔Cを通ってシ
ートパイプ4内に、また内筒1内の作動油もシートパイ
プ4内に流入して逆方向に流れ、油孔dを通って油室す
内に戻る。
このようなフロントフォークの圧縮工程時における減衰
力を可変となす装置として、従来より種々提案されてい
るが、この種の装置自体が複雑であったり、従来のフロ
ントフォークに適用不可か、または取付けの際には該フ
ロントフォークの改造を要する等の問題があった。
この案は、上記問題の解消を目的とするフロントフォー
クの圧縮工程時減衰力可変装置を提案するもので、シー
トパイプにその本体を内嵌・固設され、かつ軸方向に穿
設された開放油路、およびフロントフォークの圧縮工程
時に閉、伸長工程時に開となるように逆止弁を備えた油
路とを有する減衰力発生装置と、外筒底部中心の軸方向
に嵌装された中空ボルトと、該中空ボルトに外部より旋
回自在に嵌挿・螺合され、その先端を上記減衰力発生装
置の開放油路に対向させてなる調整ロンドとから構成さ
れることを要旨とする。
以下、この考案の一実施例を添付図面に基づいて説明す
る。
第2図はこの考案の一実施例装置を従来のフロントフォ
ークに設けた状態を示す縦断面図、第3図は第2図にお
けるX−X線よりみた断面図である。
14は減衰力発生装置であり、その本体をシートパイプ
4に内嵌し、該本体外周に穿設された環状溝内に突出す
るようにシートパイプ4に曲部を形成せしめて該本体を
シートパイプ4内に固定している。
また、その中心に軸方向に穿設された開放油路eを有す
ると共に、フロントフォークの圧縮工程時に閉、伸長工
程時に開となるように逆止弁15を備えた複数の油路f
を上記開放油路eの周りに配設されている。
16は、従来シートパイプ4の基端部を外周2底部に固
定していたボルト5の代わりに嵌装された中空ボルトで
あり、該中空ボルト16に外部下方より調整ロッド17
を旋回自在に嵌合・螺合し、該調整ロッド17先端のテ
ーパ形状部を上記減衰力発生装置14の開放油路eに対
向させている。
また、該調整ロッド17基端部(下端部)には円板18
が外嵌固着され、該円板18外周面の軸方向に穿設され
た複数のV溝に鋼球19を押圧するためのスリング20
が、外筒2の径方向に穿設された横孔21内に装着され
ている。
上記構成よりなる装置を設置したフロントフォークにお
いて、圧縮工程では油室す内の作動油は油孔dを通って
シートパイプ4内に流入し、更に減衰力発生装置14の
開放油路eを経てシートパイプ4内を上方向に流れる。
また、従来同様、油室す内より各々、油孔Cおよび内筒
1端部の逆止弁8を介して作動油が流入する。
減衰力の可変を要する際は、調整ロッド17を旋回させ
て減衰力発生装置14の開放油路eに調整ロッド17を
進退させ、該開放油路eの開口面積を増減することによ
り行なう。
開放油路eの開口面積を減少させれば、つまり調整ロッ
ド17を上昇させれば、圧縮工程時の減衰力は高くなる
一方、伸長工程では従来同様、油室a内の作動油は油孔
Cを通ってシートパイプ4内に、また内筒1内の作動油
もシートパイプ4内に流入して逆(下)方向に流れる。
そして減衰力発生装置14の逆止弁15を備えた油路f
が開となれば更に下方に流れ、油孔dを通って油室すに
戻る。
この考案によれば、上記の如く、構造が簡単であるとと
もに、従来のフロントフォークに適用可能で、かつその
取付けも容易であるため、コスト面および交換性、組立
作業能率において優れており非常に有用である。
また、調整ロッド基(下)端部を実施例の如き構造にす
れば、調整の節度感および開度表示が可能となり、使用
に際し充分な効果を発揮するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のフロントフォークの一例を示す縦断正面
図、第2図はこの考案の一実施例装置を従来のフロント
フォークに設けた状態を示す縦断正面図、第3図は第2
図におけるX−X線よりみた断面図である。 図中、1・・・・・・内筒、2・・・・・・外筒、4・
・・・・・シートパイプ、5・・・・・・ボルト、6・
・・・・・補助ピストン、8,15・・・・・・逆止弁
、14・・・・・・減衰力発生装置、16・・・・・・
中空ボルト、17・・・・・・調整ロッド、18・・・
・・・円板、19・・・・・・鋼球、20・・・・・・
スリング、21・・・・・・横孔、a、 b・・・・・
・油室、c、 d・・・・・・油孔、e・・・・・・開
放油路、f・・・・・・油路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内筒と外筒を上、下方より摺動自在に嵌合し、該外筒底
    部よりシートパイプを植立し、該シートパイプ先端に上
    記内筒に摺動可能に内嵌する補助ピストンを設け、内部
    に封入された作動油により緩衝する機構のフロントフォ
    ークにおいて、上記シートパイプにその本体を内嵌・固
    設され、かつ軸方向に穿設された開放油路、およびフロ
    ントフォークの圧縮工程時に閉、伸長工程時に開となる
    ように逆止弁を備えた油路とを有する減衰力発生装置と
    、外筒底部中心の軸方向に嵌挿された中空ボルトと、該
    中空ボルトに外部より旋回自在に嵌挿・螺合され、その
    先端を上記減衰力発生装置の開放油路に対向させてなる
    調整ロッドとから構成されることを特徴とするフロント
    フォークの圧縮工程時減衰力可変装置。
JP14845081U 1981-10-06 1981-10-06 フロントフオ−クの圧縮工程時減衰力可変装置 Expired JPS607276Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS5852090U JPS5852090U (ja) 1983-04-08
JPS607276Y2 true JPS607276Y2 (ja) 1985-03-11

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