JPH0221630Y2 - - Google Patents

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JPH0221630Y2
JPH0221630Y2 JP12297683U JP12297683U JPH0221630Y2 JP H0221630 Y2 JPH0221630 Y2 JP H0221630Y2 JP 12297683 U JP12297683 U JP 12297683U JP 12297683 U JP12297683 U JP 12297683U JP H0221630 Y2 JPH0221630 Y2 JP H0221630Y2
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JP
Japan
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oil
outer cylinder
annular
packing
piston
Prior art date
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JP12297683U
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JPS6029786U (ja
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  • Fluid-Damping Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、外筒側壁に穿設した油孔を、車両制
動時に断面コの字状のピストンで閉塞するように
したアンチダイブ型フロントフオークの改良に関
する。
この種フロントフオークにあつては、第3図に
示す如く車両制動時に外筒102側壁に穿設した
油孔122を閉塞すべくピストン120の衝撃を
緩和し、且つ油のシール性を高めるために、外筒
102側壁の油孔122の周りには図示の如く環
状パツキン123が埋設されている。
ところが、パツキン123の一面に突設された
環状シール部123aの径d1は該パツキン123
内径diよりも大きいため、該パツキン123の受
圧面積A1=π/4(d1 2−di 2)となり、この受圧面 積A1が大きいため、パツキン123は該受圧面
積に作用する油圧に基づく力によつて変形し易く
なる。そして又、環状パツキン123の外周は外
筒102に形成した環状溝102a−1に密に嵌
合しているため、特に高速作動時に環状シール部
123aをリークした圧油が封じ込められ、受圧
面積は前記A1からA2=π/4(d0 2−di 2)(ここに、 d0はパツキン123の外径)に拡大し、パツキン
123は第4図に示す如くピストン120の当接
部を支点として外方へ拡がるように変形し、油孔
22よりピストン20下端フランヂ面とパツキン
上面との間隙を通り、油路24に至る流路を制動
時以外にも閉塞しその機能を十分果たし得ないと
いう不都合があつた。
本考案は斯かる不都合を有効に解消すべく成さ
れたもので、その目的とする処は、環状パツキン
の変形を防止し得、作動の安定性向上を図り得る
アンチダイブ型のフロントフオークを提供するに
ある。
斯かる目的を達成すべく本考案は、内筒側壁に
埋設された環状パツキンの外筒壁面側の面にその
内径と同径の環状シール部を穿設し、外周に複数
の切欠溝を形成したことをその特徴とする。
以下に本考案の好適一実施例を添付図面に基づ
いて詳述する。
第1図は本考案に係るフロントフオークの破断
側面図、第2図は第1図A部の拡大詳細図であ
る。
第1図に示すフロントフオーク1において、2
は外筒であり、該外筒2内には上方より内筒3が
上下摺動自在に挿入嵌合されている。
一方、外筒2内底部にはシートパイプ4がボル
ト5にて植設されており、該シートパイプ4の先
端ピストン部4aは図示の如く内筒3内周に摺接
している。そして、このシートパイプ4の下部外
周にはオイルロツクカラー6が嵌装されており、
該オイルロツクカラー6とシートパイプ4間には
図示の如く油路7が形成され、オイルロツクカラ
ー6とシートパイプ4には油路7に開口する油孔
6a…,4b…が穿設されている。又オイルロツ
クカラー6と外筒2内底面間には油路8が形成さ
れている。
ところで、前記内筒3の下部内周にはシートパ
イプ4外周に摺接するフリーバルブ9及び最圧縮
時に前記オイルロツクカラー6に嵌合すべきオイ
ルロツクピース10が嵌装されており、又内筒3
の上端はフオークボルト11にて閉塞されてい
る。そして、このフオークボルト11と前記シー
トパイプ4上端間には図示の如くコイルスプリン
グ12が張架されている。
又前記外筒2の上部内周には内筒3外周に摺接
するオイルシール13が嵌装されており、外筒2
上端にはダストシール14が被冠されている。尚
図中15はリバウンドスプリングである。
而してフロントフオーク1内はシートパイプ
内・外室S1,S2、上部室S3及び中間室S4に区画さ
れ、各室S1,S2,S3,S4内には作動油が封入され
ている。
ところで、外筒2の下部外周の一部は図示の如
く厚肉部2aを構成しており、該厚肉部2aには
シートパイプ内・外室S1,S2を連通する油路16
が形成され、該油路16の中間には複数の異径オ
リフイス(図示せず)を穿設して成るアジヤスタ
ロツド17が介設されている。
又上記厚肉部2aの外壁2a−1には図示の如
くケース部材18がボルト19…にて結着されて
おり、該ケース部材18内には断面コの字状のピ
ストン20が摺動自在に嵌装されている。そし
て、このピストン20はスプリング21にて常時
外方に弾発されており、車両の制動系に連動する
構成となつている。
一方、外筒厚肉部2aの外壁2a−1の前記ピ
ストン20に相対向する位置には図示の如く油孔
22が穿設されており、該油孔22の周りには第
2図に詳細に示す如く環状溝2a−2が形成され
ており、該環状溝2a−2内には弾性体で成形さ
れた環状パツキン23が圧入埋設されている。そ
して、このパツキン23の内径は前記油孔22の
内径と同一であり、これの外筒外壁2a−1側の
面にはその内径と同径の環状シール部23aが突
設されており、更にこれの外周には複数の切欠溝
又は孔23b…が形成されている。尚前記ケース
部材18には油路24が形成されている。
以上のフロントフオーク1において、内筒3の
上端は車両の車体側に、外筒2の下端は車輪側に
夫々連結されている。
次に本フロントフオーク1の作用について述べ
る。
圧縮行程において、内筒3が外筒2に対して下
動すれば、シートパイプ外室S2の作動油は油路1
6を通つてその一部はアジヤスタロツド17のオ
リフイスを通過し、残りの作動油は油孔22、パ
ツキン23とピストン20間の隙間、油路24を
通過し、最終的に油路8、油孔6a…、油路7及
び油孔4b…を通つてシートパイプ内室S1内に流
入する。
ところで、車両に制動が掛けられ、慣性により
車体が前方へ沈み込もうとすると、制動機構に連
動するピストン20がスプリング21の弾発力に
抗して外筒外壁2a−1側へ押圧され、この外筒
外壁2a−1に穿設された油孔22を閉塞する。
この結果、圧縮行程時においては、シートパイプ
外室S2内の作動油はアジヤスタロツド17側の経
路のみを通つてシートパイプ内室S1内に流入する
ため、この作動油の流動抵抗が高くなり、内筒3
の下動は有効に抑制され、従つて車体の前方への
沈み込みは防止され、ここに所謂アンチダイブ機
能が発揮される。
以上の作動において環状パツキン23の挙動に
ついてみるに、これにはその内径と同径の環状シ
ール部23aを突設したため、これの受圧面積は
略々零となり、該パツキン23は圧油をこれの面
に受けて変形することがない。
又環状パツキン23の外周には複数の切欠溝2
3b…を設けたため、高速作動時に環状シール部
23aからリークした圧油は該シール部23aで
減圧された後、切欠溝23b…を通つて流れるた
め、従来の如くパツキン23の背面側に圧油が封
じ込められることがなく、このことによつてもパ
ツキン23の変形は有効に防止される。
以上の説明で明らかな如く本考案によれば、外
筒側壁に埋設された環状パツキンの外筒壁面側の
面にその内径と同径の環状シール部を突設し、外
周には複数の切欠溝を形成したため、前記環状パ
ツキンの変形を防止してフロントフオークの作動
の安定性向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るフロントフオークの破断
側面図、第2図は第1図A部の拡大詳細図、第3
図及び第4図は従来例に係る環状パツキンの構造
を示す破断側面図である。 尚図面中、1はフロントフオーク、2は外筒、
3は内筒、4はシートパイプ、20はピストン、
21はスプリング、22は油孔、23は環状パツ
キン、23aは環状シール部、23bは切欠溝で
ある。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内、外筒を摺動自在に嵌合し、外筒内底面にシ
    ートパイプを植設し、外筒側壁にシートパイプ内
    外の油路を連通する油孔を穿設するとともに、車
    両制動時に該油孔を断面コの字状のピストンで閉
    塞するようにし、前記油孔を穿設した外筒側壁の
    上記ピストンに対する面に環状溝を形成し、該溝
    にその内径が前記油路径と該同一の環状パツキン
    を圧入して成るアンチダイブ型フロントフオーク
    において、前記環状パツキンの外筒壁面側の面に
    その内径と同径の環状シール部を突設し、外周に
    複数の切欠溝又は孔を形成したことを特徴とする
    アンチダイブ型フロントフオーク。
JP12297683U 1983-08-08 1983-08-08 アンチダイブ型フロントフオ−ク Granted JPS6029786U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12297683U JPS6029786U (ja) 1983-08-08 1983-08-08 アンチダイブ型フロントフオ−ク

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12297683U JPS6029786U (ja) 1983-08-08 1983-08-08 アンチダイブ型フロントフオ−ク

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6029786U JPS6029786U (ja) 1985-02-28
JPH0221630Y2 true JPH0221630Y2 (ja) 1990-06-11

Family

ID=30280886

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12297683U Granted JPS6029786U (ja) 1983-08-08 1983-08-08 アンチダイブ型フロントフオ−ク

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JPS6029786U (ja) 1985-02-28

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