JPH0342987Y2 - - Google Patents

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JPH0342987Y2
JPH0342987Y2 JP1986196319U JP19631986U JPH0342987Y2 JP H0342987 Y2 JPH0342987 Y2 JP H0342987Y2 JP 1986196319 U JP1986196319 U JP 1986196319U JP 19631986 U JP19631986 U JP 19631986U JP H0342987 Y2 JPH0342987 Y2 JP H0342987Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は材質または色彩を異にする複数の合
成樹脂からなる一次成形品と二次成形品とを一体
に成形することができる射出複合成形装置に関す
るものである。
〔従来の技術〕
射出成形した一次成形品に二次成形品を射出成
形して、異なつた複数の合成樹脂により1つの成
形品を成形する装置として、特開昭60−193622号
公報に記載された装置がある。
この複合成形装置は、従来インサート成形によ
つて造られる複合成形品を、一般に二色成形と称
されている成形手段を用いて行えるようにしたも
のであつて、射出成形した一次成形品を、可動型
と共に二次成形用固定型に移送したのち、二次成
形キヤビテイに押出して所定位置にセツトし、一
次成形品を包み込むように二次成形品を射出成形
して、両成形品を不可分一体に形成する手段を備
えたものである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記複合成形装置では、一次成形品の押出を型
閉動作を利用して駆動されるカム機構によつて行
つているため、金型構造が複雑で金型も大型化、
高価格化し易く、また押出力の調整が困難なこと
から一次成形品を押しすぎて変形破損し、或は完
全に押し切れずにバリが生じるなど問題があり、
時には連続成形中のカムの摩耗により、押圧位置
が徐々に後退してしまうなどの問題があつた。
この考案は上記複合成形装置の問題点を解決す
るために考えられたものであつて、その目的は一
次成形品を二次成形キヤビテイに押出すものであ
りながら、押出位置の設定及び制御を確実になす
ことができ、また構造も簡単で複雑な操作をも必
要としない新たな射出複合成形装置を提供するこ
とにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的によるこの考案は、固定盤側にキヤビ
テイを異にする一次成形用と二次成形用の固定型
を並設し、可動盤側に両固定型と交互に型閉じす
る共通の可動型を移動自在に設けた射出複合成形
装置において、上記可動型の内部に一次成形用の
キヤビテイの一部を形成する凹所を設け、その凹
所内に一次成形品を可動型の型面から押し離す押
圧部材を、後部の軸部周囲に後退用のバネ部材を
設けて進退自在に嵌装し、その押圧部材の加圧シ
リンダを可動盤の二次成形側背面に取付けること
によつて、上記従来の問題点を解決してなる。
〔作用〕
上記構造では、一次成形用固定型と可動型とに
より閉成されたキヤビテイに合成樹脂を射出し
て、一次成形品を成形したのち、型開によりキヤ
ビテイから一次成形品を離型し、その一次成形品
を可動型と共に二次成形用固定型に送移して型閉
じを行い、型閉後に加圧シリンダによりピストン
ロツドを押出部材に当接し、更にピストンロツド
を加圧すると、押圧部材が前進移動して、一次成
形成品を可動型側の型面から押し離し、そこに成
形空間を形成する。次にそのキヤビテイに異なつ
た合成樹脂を射出すると、一次成形品を包む状態
にて二次成形品が形成され、そこに異なつた合成
樹脂による複合成形品が生ずる。
〔実施例〕
図中1は固定盤、2は固定盤に対向させて設け
た可動盤で、タイバー3,3に挿通してある。
また可動盤2の固定盤側には、回転盤4が取付
けてある。この回転盤4は図面では省略されてい
るが、周囲に歯型を有し、その周囲に可動盤2の
背面に取付けたモータ5により回転する歯車が噛
合してある。
6は一次成形用金型、7は二次成形用金型で、
それぞれキヤビテイ8,9を異にする一次成形用
の固定型10と二次成形用の固定型11と、その
両方と交互に型閉する共通の可動型12,12と
を備え、その可動型12の内部には、上記キヤビ
テイ8の一部を形成する凹所13が設けてある。
また凹所13の内には、一次成形品を可動型1
2の型面から押し離す押圧部材14が進退自在に
嵌装してある。
この押圧部材14は後端に支持板15を有する
軸部16と一体に形成され、その支持板15と軸
部16とは可動型12の内部に設けた空間部17
に位置するとともに、常時押圧部材14を後退位
置させるばね部材18が軸部周囲に設けてある。
上記一次成形用金型6及び二次成形用金型7
は、上記回転盤4の回転中心を挟んで左右同位置
に存するように、双方の固定型10,11に固定
盤1に、また可動型12,12は回転盤4にそれ
ぞれ取付けて設けられている。
上記固定型10,11には、固定盤1側より第
1射出装置19と第2射出装置20とがそれぞれ
ノズルタツチしてあり、溶融樹脂は通路21,2
2を通つて各キヤビテイ8,9に射出充填される
ようになつている。
また上記支持板15が接する可動型12,12
の底面には、回転板4及び可動盤2の二次成形側
に穿設した通孔23,24と連通する透孔25が
設けてある。
26は油圧または空気圧などにより多段に作動
する加圧シリンダで、圧力制御手段(不図示)に
より任意に出力調整自在に設けられ、可動盤2の
二次成形側の背面に、ピストンロツド27を上記
通孔24内に位置させて止着してある。
なお28は型締ラムである。
次に動作について説明する。
先ず型閉後に型締を行つて、第1射出装置19
からキヤビテイ8に溶融樹脂を射出充填し、断面
十字形の一次成形品29を成形する。この時に押
出部材14に加わる樹脂圧は支持板15が受け
る。
次に型開を行つて一次成形品29をキヤビテイ
8から離型する。この際、一次成形品29は可動
型12に付着している。
型開完了後に回転板4をモータ5により180゜回
転して、1次成形品29を可動型12と共に、二
次成形金型17の位置に移送する。
そして型閉を行つて一次成形品29をキヤビテ
イ9にインサートするとともに、加圧シリンダ2
6を作動してピストンロツド27を前進移動さ
せ、支持板15に当接したのち、更に加圧して軸
部16を介し上記凹所13内の押出部材14のば
ね部材18に抗して前進させ、一次成形品29を
中央の先端部がキヤビテイ9の反対側型面に収ま
つて停止するところまで押出する。これにより一
次成形品29は上記凹所13に収まつた中央の後
端部を除いて可動型側の型面から押し離され、一
次成形品29と可動型12との型面との間に成形
空間が生ずる。
かかる状態において、第2射出装置20よりキ
ヤビテイ9に異なつた溶融樹脂を射出充填する
と、一次成形品29の中央端部を除いて他のすべ
て包む状態に二次成形品30が成形され、これに
より一次成形品29と二次成形品30とは不可分
一体に複合化した完成品となる。
上記二次成形を完了したならば、型開きを行つ
てキヤビテイ9から完成品を離型する。
また加圧シリンダ26を再度作動してピストン
ロツド23を前進させると、押出部材14によつ
て完成品がノツクアウトされ、可動型12からも
離型する。
上記離型を行つたのち、加圧シリンダ26を前
記とは反対の方向に作動すると、ピストンロツド
27が後退するとともに、ばね部材18により軸
部16を介して押圧部材14が、可動型12の底
面に支持板15が接するまで上記凹所13内を後
退し、元の位置に収まる。また可動盤側ではピス
トンロツド27が通孔24に収まり、回転板4の
回転が可能となる。
上記のごとき作動を完了したのち、回転板4を
再度180゜回転すると、一次成形側と二次成形側の
可動板12,12の交換がなされ、一次成形側で
は新たに一次成形品29の射出成形が、また二次
成形側では二次成形品30の射出成形と同時に一
次成形品29との複合化が行われる。
本実施例中、金型は一次成形側と二次成形側を
独立した2組の金型としたが、場合によつてはそ
の両方を一つの金型に分けて設けたものであつて
もよい。
〔考案の効果〕
この考案は上述のように、固定盤側にキヤビテ
イ8,9を異にする一次成形用と二次成形用の固
定型6,7を並設し、可動盤側に両固定型と交互
に型閉じする共通の可動型12を移動自在に設け
た射出複合成形装置において、上記可動型12の
内部に一次成形用のキヤビテイ8の一部を形成す
る凹所13を設け、その凹所内に一次成形品を可
動型12の型面から押し離す押圧部材14を、後
部の軸部周囲に後退用のバネ部材18を設けて進
退自在に嵌装し、その押圧部材14の加圧シリン
ダ26を可動盤2の二次成形側背面に取付けてな
ることから、型開閉動作を利用してカム機構によ
り押し出しを行う場合よりも、金型構造が簡素化
でき、金型の小型化、低コスト化等を図ることが
できる。
また二次成形は、加圧された押圧部材と固定型
とにより保持した一次成形品に対して行われるの
で、射出圧による一次成形品の位置ずれが完全に
防止され、しかも二次成形後には加圧シリンダを
ノツクアウトに利用できるので、ノツクアウト装
置を省略することもできる。
さらにまた、バネ部材により弾圧した押圧部材
は、加圧シリンダによる押圧力を除くと同時に、
凹所内を元に復帰してキヤビテイの一部を形成す
るので、常に設計通りのキヤビテイが確保でき、
押出力の調整も容易に行うことができるので一次
成形品の変形、破損、二次成形品のバリ等の成形
不良も防ぐことができ、長期に亘り高品質成形品
の成形を行うことができるなどの特長を有する。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案に係る射出複合成形装置の射出
成形時における断面図である。 1……固定盤、2……可動盤、4……回転板、
6……一次成形用金型、7……二次成形用金型、
8,9……キヤビテイ、10,11……固定型、
12……可動型、13……凹所、14……押出部
材、15……支持板、16……軸部、18……ば
ね部材、26……加圧シリンダ、27……ピスト
ンロツド、29……一次成形品、30……二次成
形品。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 固定盤側にキヤビテイを異にする一次成形用と
    二次成形用の固定型を並設し、可動盤側に両固定
    型と交互に型閉じする共通の可動型を移動自在に
    設けた射出複合成形装置において、 上記可動型の内部に一次成形用のキヤビテイの
    一部を形成する凹所を設け、その凹所内に一次成
    形品を可動型の型面から押し離す押圧部材を、後
    部の軸部周囲に後退用のバネ部材を設けて進退自
    在に嵌装し、その押圧部材の加圧シリンダを可動
    盤の二次成形側背面に取付けてなることを特徴と
    する射出複合成形装置。
JP1986196319U 1986-12-20 1986-12-20 Expired JPH0342987Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1986196319U JPH0342987Y2 (ja) 1986-12-20 1986-12-20

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Publication Number Publication Date
JPS63100211U JPS63100211U (ja) 1988-06-29
JPH0342987Y2 true JPH0342987Y2 (ja) 1991-09-09

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ID=31155033

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986196319U Expired JPH0342987Y2 (ja) 1986-12-20 1986-12-20

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS487554U (ja) * 1971-06-15 1973-01-27

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JPS63100211U (ja) 1988-06-29

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