JPS5940193Y2 - 射出成形用金型におけるゲ−ト処理構造 - Google Patents
射出成形用金型におけるゲ−ト処理構造Info
- Publication number
- JPS5940193Y2 JPS5940193Y2 JP10112980U JP10112980U JPS5940193Y2 JP S5940193 Y2 JPS5940193 Y2 JP S5940193Y2 JP 10112980 U JP10112980 U JP 10112980U JP 10112980 U JP10112980 U JP 10112980U JP S5940193 Y2 JPS5940193 Y2 JP S5940193Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- runner
- gate
- mold
- pin
- molded product
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
【考案の詳細な説明】
本考案は射出成形用金型におけるゲート方式の一種であ
るサブマリンゲートの適用自由度を拡大させるゲート処
理構造に関するものである。
るサブマリンゲートの適用自由度を拡大させるゲート処
理構造に関するものである。
従来、射出成形品の品質を満足しかつゲート跡削り取り
等の後加工をなくすためのゲートシステムとして、一般
的にサブマリンゲートが用いられてはいるが、それにし
ても、ゲート部と成形品押出し方向とのなす角度及びゲ
ート部長さによってはサブマリンゲートの適用にも限度
があり、例えば第１図のように、スプル位置とゲート位
置とが大幅に離れているうえゲート部と成形品押出し方
向とのなす角度が極端に大きくなる場合にはサブマリン
ゲートを適用することができず、結局は、ゲート位置を
製品以外の不必要なすてボスに設定したり、ランチ部及
びゲート部を人の手或は特種な取出機によって取出さな
ければならず、これが成形品の品質を低下させるばかり
か、生産コストをも大幅に上昇させるという欠点があっ
た。
等の後加工をなくすためのゲートシステムとして、一般
的にサブマリンゲートが用いられてはいるが、それにし
ても、ゲート部と成形品押出し方向とのなす角度及びゲ
ート部長さによってはサブマリンゲートの適用にも限度
があり、例えば第１図のように、スプル位置とゲート位
置とが大幅に離れているうえゲート部と成形品押出し方
向とのなす角度が極端に大きくなる場合にはサブマリン
ゲートを適用することができず、結局は、ゲート位置を
製品以外の不必要なすてボスに設定したり、ランチ部及
びゲート部を人の手或は特種な取出機によって取出さな
ければならず、これが成形品の品質を低下させるばかり
か、生産コストをも大幅に上昇させるという欠点があっ
た。
本考案の目的はゲート位置とスプル位置に制限されるこ
となくサブマリンゲートな適用することができる射出成
形用金型におけるゲート処理構造を提供することによっ
て、前記従来の欠点を除去することにある。
となくサブマリンゲートな適用することができる射出成
形用金型におけるゲート処理構造を提供することによっ
て、前記従来の欠点を除去することにある。
次に、本考案の一実施例の構成を図面によって説明する
。
。
射出成形用金型１の固定型２と可動型３間には成形品成
形用キャビティ４が形成され、同キャビティ４へのゲー
ト部５と固定型２のスプルブツシュ６と対向する部分と
を含む可動型３の一部はヒンジピン７を中心にして回転
可能な２つ割回転コア８で形成され、同回転コア８０分
割線上には固定型２のスプル９と連通するランナ１０と
ゲート１１が形成されている他、回転コア８はヒンジピ
ン７を取付げたランナ用押出しピン１２を介して可動型
３移動方向に往復動可能に取付けられている。
形用キャビティ４が形成され、同キャビティ４へのゲー
ト部５と固定型２のスプルブツシュ６と対向する部分と
を含む可動型３の一部はヒンジピン７を中心にして回転
可能な２つ割回転コア８で形成され、同回転コア８０分
割線上には固定型２のスプル９と連通するランナ１０と
ゲート１１が形成されている他、回転コア８はヒンジピ
ン７を取付げたランナ用押出しピン１２を介して可動型
３移動方向に往復動可能に取付けられている。
従って、取付板１３に２段押しピン１４を介して取付け
られたランチ用押出しピン１２が後退した第１図の状態
において、回転コア８は分割面を合わせた状態で可動型
３のテーパ状窪み１５に嵌合し、この状態で回転コア８
にはスプル９及びキャビティ４と連通するランナ１０と
ゲート１１が形成され、又、押出しピン１２が前進した
第３図の状態において、回転コア８は可動型３の窪み１
５上に突出し、この突出状態においてスプル９部の樹脂
を引張るとランナ１０部の樹脂が回転コア８を押広げて
回転させながら取出される。
られたランチ用押出しピン１２が後退した第１図の状態
において、回転コア８は分割面を合わせた状態で可動型
３のテーパ状窪み１５に嵌合し、この状態で回転コア８
にはスプル９及びキャビティ４と連通するランナ１０と
ゲート１１が形成され、又、押出しピン１２が前進した
第３図の状態において、回転コア８は可動型３の窪み１
５上に突出し、この突出状態においてスプル９部の樹脂
を引張るとランナ１０部の樹脂が回転コア８を押広げて
回転させながら取出される。
又、可動型３内を往復動可能に貫通した状態で成形品押
出しピン１６を取付げた上側押出板１７と下側押出板１
８にはランナ用押出しピン１２を成形品押出しピン１６
との間において第１図に示すＳストロークの相対移動を
可能にするシリンダ部１９が形成されている他、ランナ
用押出しピン１２と２段押出しピン１４には前記Ｓスト
ロークに対応してシリンダ部１９の端面と当接するフラ
ンジ２０．２１が形成されている。
出しピン１６を取付げた上側押出板１７と下側押出板１
８にはランナ用押出しピン１２を成形品押出しピン１６
との間において第１図に示すＳストロークの相対移動を
可能にするシリンダ部１９が形成されている他、ランナ
用押出しピン１２と２段押出しピン１４には前記Ｓスト
ロークに対応してシリンダ部１９の端面と当接するフラ
ンジ２０．２１が形成されている。
次に、本実施例の作用について説明する。
まず、第１図に示す型２，３合わせ状態において上下押
出板１７．１８は後退状態にあって、回転コア８にはラ
ンナ１０とゲート１１が形成されていることから、射出
成形機からの樹脂はスプルブツシュ６、ランナ１０＆び
ゲート１１をとおってキャビティ４に充填されて樹脂製
品が成形されるとともに、この成形完了による可動型３
後退状態において上下押出板１７．１８を介して成形品
押出しピン１６のみが前進し、成形品が可動型３から押
出され、この押出され時にランナ１０部の樹脂はゲート
部５で切断されるとともに、ランナ用押出しピン１２は
シリンダ部１９のＳストローク遅れて前進して回転コア
８を可動型３の窪み１５上に突出させ、この突出状態に
おいＳスプル９を引張ると、ランナ１０部の樹脂は回転
コア８を押広げて回転させながら取出される。
出板１７．１８は後退状態にあって、回転コア８にはラ
ンナ１０とゲート１１が形成されていることから、射出
成形機からの樹脂はスプルブツシュ６、ランナ１０＆び
ゲート１１をとおってキャビティ４に充填されて樹脂製
品が成形されるとともに、この成形完了による可動型３
後退状態において上下押出板１７．１８を介して成形品
押出しピン１６のみが前進し、成形品が可動型３から押
出され、この押出され時にランナ１０部の樹脂はゲート
部５で切断されるとともに、ランナ用押出しピン１２は
シリンダ部１９のＳストローク遅れて前進して回転コア
８を可動型３の窪み１５上に突出させ、この突出状態に
おいＳスプル９を引張ると、ランナ１０部の樹脂は回転
コア８を押広げて回転させながら取出される。
なお、このスプル９及びランナ１０部の樹脂取出時には
、前工程において成形品が回転コア８から離脱している
こともあって、回転コア８分割回転に要する力は殆ど不
用で、回転コア８からスプル９及びランナ１０部の樹脂
を楽に取出すことができ、又、このようにして成形品と
ランナ１０部の樹脂を個々に取出した状態において上下
押出板１７．１８を後退させると、成形品押出しピン１
６とランナ用押出しピン１２も後退して第１図の状態に
戻り、回転コア８にはランナ１０とゲート１１が形成さ
れるとともに、この状態で可動型３を前進させることに
よって再び前記同様の作用を繰返すことができる。
、前工程において成形品が回転コア８から離脱している
こともあって、回転コア８分割回転に要する力は殆ど不
用で、回転コア８からスプル９及びランナ１０部の樹脂
を楽に取出すことができ、又、このようにして成形品と
ランナ１０部の樹脂を個々に取出した状態において上下
押出板１７．１８を後退させると、成形品押出しピン１
６とランナ用押出しピン１２も後退して第１図の状態に
戻り、回転コア８にはランナ１０とゲート１１が形成さ
れるとともに、この状態で可動型３を前進させることに
よって再び前記同様の作用を繰返すことができる。
次に、本考案の効果について説明する。
本考案は成形品成形用キャビティを形成した固定型と可
動型とからなる射出成形用金型の可動型に対してその移
動方向に往復動するランナ用押出しピンを設け、同ラン
ナ用押出しピン先端部に対して、その軸直角方向のヒン
ジピンを中心にして回転しかつランナ用押出しピン前進
によって可動型上に突出する２つ割回転コアを、可動型
上突出状態において回転コア分割可能かつ可動型内引込
状態において回転コア分割不能に設け、更に、前記２つ
割回転コアの分割線上に前記固定型上のスプルと連通す
るランナとゲートを形成した射出成形用金型におけるゲ
ート処理構造にある。
動型とからなる射出成形用金型の可動型に対してその移
動方向に往復動するランナ用押出しピンを設け、同ラン
ナ用押出しピン先端部に対して、その軸直角方向のヒン
ジピンを中心にして回転しかつランナ用押出しピン前進
によって可動型上に突出する２つ割回転コアを、可動型
上突出状態において回転コア分割可能かつ可動型内引込
状態において回転コア分割不能に設け、更に、前記２つ
割回転コアの分割線上に前記固定型上のスプルと連通す
るランナとゲートを形成した射出成形用金型におけるゲ
ート処理構造にある。
これによって、本考案はゲート位置とスプル位置に制限
されることなくサブマリンゲートシステムを用いること
ができる効果がある。
されることなくサブマリンゲートシステムを用いること
ができる効果がある。
第１図は本考案の一実施例の破断側面図、第２図は第１
図のＡ−Ａ線断面図、第３図は第２図に対応した動作説
明図である。 １・・・・・・金型、２・・・・・・固定型、３・・・
・・・可動型、４・・・・・・キャビティ、７・・・・
・化ンジピン、８・・・・・・回転：ｆｆ７，９・・・
・・・スプル、１０・・・・・・ランナ、１１・・・・
・・ケート、１２・・・・・・ランナ用押出しピン、１
６・・・・・・成形品押出しピン。
図のＡ−Ａ線断面図、第３図は第２図に対応した動作説
明図である。 １・・・・・・金型、２・・・・・・固定型、３・・・
・・・可動型、４・・・・・・キャビティ、７・・・・
・化ンジピン、８・・・・・・回転：ｆｆ７，９・・・
・・・スプル、１０・・・・・・ランナ、１１・・・・
・・ケート、１２・・・・・・ランナ用押出しピン、１
６・・・・・・成形品押出しピン。
Claims (1)
- 成形品成形用キャビティを形成した固定型と可動型とか
らなる射出成形用金型の可動型に対してその移動方向に
往復動するランナ用押出しピンを設け、同ランナ用押出
しピン先端部に対して、その軸直角方向のヒンジピンを
中心にして回転しかつランチ用押出しピン前進によって
可動型上に突出する２つ割回転コアを、可動型上突出状
態において回転コア分割可能かつ可動型内引込状態にお
いて回転コア分割不能に設け、更に、前記２つ割回転コ
アの分割線上に前記固定型上のスプルと連通ずるランナ
ーとゲートを形成することを特徴とする射出成形用金型
におけるゲート処理構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10112980U JPS5940193Y2 (ja) | 1980-07-16 | 1980-07-16 | 射出成形用金型におけるゲ−ト処理構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10112980U JPS5940193Y2 (ja) | 1980-07-16 | 1980-07-16 | 射出成形用金型におけるゲ−ト処理構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5724024U JPS5724024U (ja) | 1982-02-08 |
| JPS5940193Y2 true JPS5940193Y2 (ja) | 1984-11-13 |
Family
ID=29462636
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10112980U Expired JPS5940193Y2 (ja) | 1980-07-16 | 1980-07-16 | 射出成形用金型におけるゲ−ト処理構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5940193Y2 (ja) |
-
1980
- 1980-07-16 JP JP10112980U patent/JPS5940193Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5724024U (ja) | 1982-02-08 |
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