JPH0340767Y2 - - Google Patents

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JPH0340767Y2
JPH0340767Y2 JP1984066879U JP6687984U JPH0340767Y2 JP H0340767 Y2 JPH0340767 Y2 JP H0340767Y2 JP 1984066879 U JP1984066879 U JP 1984066879U JP 6687984 U JP6687984 U JP 6687984U JP H0340767 Y2 JPH0340767 Y2 JP H0340767Y2
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60KARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
    • B60K15/00Arrangement in connection with fuel supply of combustion engines or other fuel consuming energy converters, e.g. fuel cells; Mounting or construction of fuel tanks
    • B60K15/03Fuel tanks
    • B60K15/04Tank inlets
    • B60K15/0406Filler caps for fuel tanks
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S220/00Receptacles
    • Y10S220/33Gasoline tank cap

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Sustainable Development (AREA)
  • Sustainable Energy (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Closures For Containers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〈技術分野〉 この考案は、自動車のフユーエルキヤツプやラ
ジエータキヤツプのように、燃料タンク・ラジエ
ータ等の容器の開口部に装着され、容器内が正圧
若しくは負圧時の際、容器内から若しくは容器外
から空気等の流体を流出若しくは流入させて容器
内の圧力を調整する弁付キヤツプに関する。
〈従来技術〉 従来、この種の弁付キヤツプ、例えば自動車の
フイラーネツクに装着されるフユーエルキヤツプ
は、第9図に示すような構造であつた。
第9図に示すフユーエルキヤツプ(以下単にキ
ヤツプとする)1は、燃料タンクのフイラーネツ
ク10に装着されるもので、キヤツプ本体2にお
ける空気等の流体の流路2a内周に環状突部2b
が形成され、この流路2a内には、内外周縁にそ
れぞれ下方へ突設されるリツプ部3a,3bを備
えかつ外周リツプ部3aのみをキヤツプ本体環状
突部2bへ当接可能とする環状のシール部材3が
配設されていた。また、シール部材3の上面全面
を接着させ、シール部材3を第1ばね7により付
勢させてキヤツプ本体環状突部2bへ押圧し、中
央に流体流路孔4aを備える保持プレート4が配
設されていた。さらに、シール部材の内周リツプ
部3bに下方から当接し内周リツプ部3bの内周
を閉塞可能に第2ばね8によつて付勢される弁プ
レート5が流体流路2a内に配設されていた。そ
して、このキヤツプ1では、燃料タンク内の正圧
時には、弁プレート5・シール部材3及び保持プ
レート4が第1ばね7の付勢力に抗して上昇し、
シール部材外周リツプ部3aとキヤツプ本体環状
突部2bとの間が離れることにより、この隙間を
通してタンク内の空気等の流体を流出させてい
た。また、タンク内の負圧時には、弁プレート5
が第2ばね8の付勢力に抗して降下し、シール部
材内周リツプ部3bと弁プレート5との間が離れ
ることにより、この隙間を通して空気等の流体を
タンク内に流入させていた。
なお、6は、キヤツプ本体2に嵌着され、第1
ばね7を下方へ付勢させるばね座プレートであ
る。
しかし、従来のものでは、ばね定数の低いばね
7,8を使用して0.03〜0.15Kg/cm2の微圧で空気
等の流体を流出・流入させるよう構成する場合に
は、内外周リツプ部3a,3b、キヤツプ本体環
状突部2b、弁プレート5、シール部材3上面、
及び保持プレート4の面精度(特にうねり精度)
が高く要求され、各部材の製造に厳しい品質管理
が必要であつた。
また、従来のキヤツプ1では、シール部材3を
保持プレート4に対して固定する手段として、接
着、溶着、焼き付け等を利用して行なつており、
保持プレート4へのシール部材3の組付けに工数
がかかるとともに、組付コストもかかることとな
つていた。
なお、この種のキヤツプにおいて、実願昭54−
139215号(実開昭56−56428号)に記載されてい
るように、シール部材の上面に複数の嵌合凸部を
設けるとともに、保持プレートに嵌合凸部に対応
する嵌合孔を設ける構成とし、嵌合孔に嵌合凸部
を嵌合させ、シール部材を保持プレートに対し
て、接着等を利用することなく、容易に組付ける
ことが考えられる。
しかし、このように構成する場合、嵌合凸部を
介してシール部材が周方向に沿つて部分的に引張
られて保持プレートに組付けられるものであり、
シール部材が種々の方向に引張られて保持プレー
トに組付けられることから、シール部材の周方向
に沿つてうねりを生じさせてシール部材が保持プ
レートに組付けられる。そしてその際、シール部
材には、内外周のリツプ部にもうねりが生じるた
め、0.03〜0.15Kg/cm2の微圧で空気等の流体を流
出・流入させるよう構成する場合には、シール性
能が低下し、採用できない。
〈考案の目的〉 この考案は、既述の問題を解決するもので、容
易かつ簡単にシール部材を保持プレートの所定位
置に組付けることができ、さらに、0.03〜0.15
Kg/cm2の微圧でもシール性能よく作動可能となる
弁付キヤツプを提供することを目的とする。
〈考案の構成〉 この考案に係る弁付キヤツプは、キヤツプ本体
における流体流路内周には環状突部を備えるとと
もに、該キヤツプ本体流体流路内には、内外周縁
にそれぞれ下方へ突設されるリツプ部を備えかつ
該外周リツプ部のみを前記キヤツプ本体環状突部
へ当接可能とする環状のシール部材と、該シール
部材を下面側で固定させるとともに上方から付勢
する第1ばねによつて該シール部材を前記キヤツ
プ本体環状突部へ押圧し中央に流体流路孔を備え
る保持プレートと、前記シール部材内周リツプ部
に下方から付勢する第2ばねによつて当接し前記
内周リツプ部の内周を閉塞可能とする弁プレート
とが配設される微圧で作動する弁付キヤツプであ
つて、 前記保持プレートには前記流体流路孔周縁に下
方へ突出する突出部が形成され、 前記シール部材には、半径方向中間位置に軸方
向を上下方向で配置される円筒状の厚肉部と、該
厚肉部上部から半径方向外方へ鍔状にのびて外周
縁に前記外周リツプ部を備える外側アーム部と、
前記厚肉部下部から半径方向内方へ鍔状にのびて
内周縁に前記内周リツプ部を備える内側アーム部
と、が形成され、 前記シール部材が、前記厚肉部内周面を前記突
出部外周面に外嵌させるとともに、前記厚肉部上
面全周を前記突出部周囲の保持プレート下面に当
接させかつ前記内側アーム部の厚肉部側の付け根
部位上面全周を前記突出部の下端面の外周縁に当
接させて、前記保持プレートに固定され、 さらに、前記シール部材の外側・内側アーム部
上面におけるそれぞれ外周縁・内周縁の全周に
は、それぞれの外周・内周リツプ部の幅寸法より
広い幅寸法として、前記シール部材の非圧接時に
おける前記外周・内周リツプ部部位の上面側全周
と前記保持プレートとの間に間隙を生じさせ、か
つそれぞれの外周・内周リツプ部近傍の外側・内
側アーム部に薄肉部を形成する環状凹部が形成さ
れている、 ことを特徴とする。
〈実施例〉 第1図はこの考案の第1実施例を示す弁付キヤ
ツプの断面図、第2図は同実施例の上蓋を外した
状態を示す平面図、第3図、第4図は同実施例に
おけるシール部材を保持プレートへ組付けた状態
を示すそれぞれ断面図・平面図、第5図、第6図
は同実施例におけるタンク内がそれぞれ正圧時・
負圧時を示す断面図、第7図は第2実施例の断面
図、第8図は同実施例の組付け状態を示す断面図
である。
第1実施例の弁付キヤツプ11は、従来と同様
に自動車の燃料タンクフイラーネツク20に装着
されるフユーエルキヤツプであり、ポリアセター
ル等の合成樹脂材料からなる略円筒形のキヤツプ
本体12と、キヤツプ本体12上端のフランジ部
32に嵌着され、把持部19aを備えてナイロン
等の合成樹脂材料からなる円盤状の上蓋19とか
ら構成されている。なお、キヤツプ11のフイラ
ーネツク20への締め過ぎ防止のために、上蓋1
9裏面にはラチエツト凸部19bが形成され、キ
ヤツプ本体フランジ部32の外周には先端にラチ
エツト凸部19bと係合可能な係止爪32bを備
える弾性フインガー32aが形成されている。
キヤツプ本体12外周には、フイラーネツク2
0装着用のねじ33が設けられ、フランジ部32
下面にシールリング34が外装されている。
キヤツプ本体12内部には、タンク内の空気等
の流体の流路12aが形成され、この流体流路1
2a内周には環状突部12bが形成されている。
また、この流体流路12a内には、エラストマ
ーからなるシール部材13、ポリアセタール等の
合成樹脂材料からなる保持プレート14・弁プレ
ート15・ばね座プレート16、及び第1・第2
コイルばね17,18が配設されている。
保持プレート14は、第1,3,4図に示すよ
うに、中央に流体流路孔14aを備えた円環状体
であり、流体流路孔14a周縁を下方へ突出させ
て、後述するシール部材13の厚肉部内周面13
cに対応する突出部14bが形成されている。
シール部材13は、第1,3,4図に示すよう
に、半径方向中間位置に軸方向を上下方向で配説
される円筒状の厚肉部13eと、厚肉部13e上
部から半径方向外方へ鍔状にのびる外側アーム部
13gと、厚肉部13e下部から半径方向内方へ
のびる内側アーム部13hと、を備えて、断面を
略Z字形状とする円環状体としている。
外側アーム部13gの外周縁には、下方へ突出
する外周リツプ部13aが形成されている。ま
た、内側アーム部13hの内周縁には、下方へ突
出する内周リツプ部13bが形成されている。
厚肉部13eの内周面13cの内径寸法は、保
持プレート突出部14bの外径寸法より若干小さ
い寸法としている。
さらに、シール部材13の外側・内側アーム部
13g,13h上面におけるそれぞれ外周縁・内
周縁の全周には、それぞれの外周・内周リツプ部
13a,13bの幅寸法より広い幅寸法として、
環状凹部13d,13dが形成されている。これ
らの環状凹部13d,13dは、シール部材13
の所定のシール部位への非圧接時における外周・
内周リツプ部13a,13b部位の上面側全周と
保持プレート14下面との間に間隙hを生じさせ
るために設けられている。さらに、これらの環状
凹部13d,13dは、それぞれの外周・内周リ
ツプ部13a,13b近傍の外側・内側アーム部
13g,13hに薄肉部13j,13kを形成す
るために設けられている。
このシール部材13は、保持プレート14への
組付時、拡径させるように厚肉部内周面13cを
突出部14b外周面に外嵌させるとともに、厚肉
部上面13f全周を突出部14b周囲の保持プレ
ート14下面に当接させ、かつ、内則アーム部1
3hにおける厚肉部13e側の付け根部位13i
上面全周を突出部14bの下端面の外周縁に当接
させて、保持プレート14に固定させる。
したがつて、このシール部材13では、保持プ
レート14に対する組付方向(上下方向すなわち
シール部材厚肉部13eの軸方向)において、厚
肉部13e上面と内側アーム部付け根部位13i
上面とを保持プレート14に当接させて組付ける
ため、保持プレート14に対する所定組付位置に
容易かつ確実に組付けることができる。
そして、さらに、組付時には、厚肉部13e全
周を突出部14bに拡径させるように外嵌させて
おり、シール部材を周方向に沿つて部分的に引張
つて組付けるものでない。そのため、シール部材
13周方向に沿ううねりが生ずることなく、すな
わち、内外周リツプ部13a,13bにうねりが
生ずることなく充分な面精度を確保して、容易に
シール部材13を保持プレート14に組付けるこ
とができる。
特に、組付後では、厚肉部13e全周が拡径す
ることから、環状凹部13d,13dによつて薄
肉となつている外側・内側アーム部13g,13
hの薄肉部13j,13kが、それぞれ半径方向
に収縮・伸長される。そのため、シール部材13
軸方向に厚肉となつている外周・内周リツプ部1
3a,13bは、厚肉であることから半径方向へ
の変形は少ないものの、薄肉部13j,13kの
変形に伴なつて、組付前の状態から周方向に若干
引張られつつ全周が上方若しくは下方へ撓む。そ
して、外周・内周リツプ部13a,13bは、組
付当初周方向にうねりが生じていても、周方向に
若干引張られるため、そのうねりがならされ、う
ねりご生じさせない面精度を確保することができ
る。
このことは、組付前のシール部材13におい
て、成形収縮等により周方向に若干のうねり・波
打ちが生じていても、内外周リツプ部13a,1
3b先端の面精度を向上させることができること
を意味する。
シール部材13を固定させている保持プレート
14には、その上面に第1コイルばね17の下端
が当接されている。この第1コイルばね17の上
端は、キヤツプ本体12における流体流路12a
上部内周にアンダカツト止めされている円盤状の
ばね座プレート16で規制されている。そのた
め、シール部材13における外周リツプ部13a
はそのシール面となるキヤツプ本体12の環状突
部12bへ押圧されている。なお、ばね座プレー
ト16の中央には流体流路孔16aが形成されて
いる。
シール部材13における内周リツプ部13bに
は、そのシール面となる円盤状の弁プレート15
が第2コイルばね18によつて付勢されて下方側
から当接し、この弁プレート15が内周リツプ部
13bの内周を閉鎖している。なお、この第2コ
イルばね18の下端は、キヤツプ本体12におけ
る環状突部12bの下方から延設されているばね
座12cによつて規制されている。このばね座1
2c中央には流体流路孔12dが形成されてい
る。
この第1実施例のキヤツプ11の弁作動時につ
いて説明する。
まず、タンク内が正圧時の場合には、第5図に
示すように、第1ばね17の付勢力に抗してシー
ル部材13を固定させている保持プレート14が
上昇し、シール部材の外周リツプ部13aとキヤ
ツプ本体環状突部12bとが離れ、ここに間隙が
生ずることによつて、タンク内の空気等の流体が
ばね座の流体流路孔12d、ばね座プレートの流
体流路孔16aを経て、弾性フインガー32aと
上蓋19との間から大気中へ流出される。なお、
この際、シール部材の内周リツプ部13bは弁プ
レート15と当接したままである。その後、タン
ク内が平常の圧力となれば、第1ばね17の付勢
力によつて保持プレート14が降下し、シール部
材の外周リツプ部13aをキヤツプ本体環状突部
12bへ当接させる。
また、タンク内が負圧時の場合には、第6図に
示すように、第2ばね18の付勢力に抗して弁プ
レート15が降下し、シール部材の内周リツプ部
13bと弁プレート15とが離れ、ここに間隙が
生ずることによつて、空気等の流体が弾性フイン
ガー32aと上蓋19との間からばね座プレート
の流体流路孔16a、保持プレートの流体流路孔
14a、ばね座の流体流路孔12dを経てタンク
内へ流入される。なお、この際、シール部材の外
周リツプ部13aはキヤツプ本体環状部分12b
に当接したままである。その後、タンク内が平常
な圧力となれば、第2ばね18の付勢力によつて
弁プレート15が上昇し、シール部材の内周リツ
プ部13bに弁プレート15が当接する。
そして、既述のようにタンク内が正圧若しくは
負圧となつて、空気等の流体をタンク内から流出
若しくはタンク外へ流入させた後タンク内が平常
圧となり、シール部材における外周リツプ部13
a及び内周リツプ部13bが各々のシール面であ
るキヤツプ本体環状突部12b及び弁プレート1
5に圧接されることとなる時、つぎのような作用
効果を奏する。すなわち、非圧接時において内外
周リツプ部13a,13b部位の上面側全周と保
持プレート14との間には間隙hが生じるよう形
成されている。また、既述のように、内外周リツ
プ部13a,13bにうねりが生じないような充
分な面精度を確保してシール部材13が保持プレ
ート14に組付けられている。そのため、内外周
リツプ部13a,13bのシール面である環状突
部12b、弁プレート15の面精度が充分高くな
くとも、第1、第2ばね17,18にばね定数の
低いものを使用し、0.03〜0.15Kg/cm2の微圧で作
動するようにした場合でも、シール面の誤差を間
隙hで吸収でき、高いシール性能をを発揮するこ
ととなる。
なお、弁プレート15等の組付不良を防止でき
て、各部材の組付けを簡単に能率良く行なえるよ
う第7図、第8図に示す第2実施例のように構成
してもよい。
この第2実施例のキヤツプ21は、第1実施例
のキヤツプ11と同様な、キヤツプ本体22、シ
ール部材23、保持プレート24、弁プレート2
5、ばね座プレート26、第1、第2コイルばね
27,28を備えており、保持プレート24の流
体流路孔24a周縁からばね座プレート26の流
体流路孔26aへ係合可能な上方へ突出する複数
の係止脚24cが形成され、また、弁プレート2
5にはキヤツプ本体22におけるばね座22cの
流体流路孔22dへ係合可能な下方へ突出する複
数の係止脚25aが形成されている。
この第2実施例のキヤツプ21におけるキヤツ
プ本体22内への各部材の組付けはつぎのように
して行なう(第8図参照)。
予め、シール部材23を固定させた保持プレー
ト24、第1ばね27、及びばね座プレート26
とを、保持プレートの係止脚24cをばね座プレ
ートの流体流路孔26aへ係合させて組付けてお
く。
そして、第2ばね28を介在させて係止脚25
aをばね座流体流路孔22dへ係合させることに
よつて、弁プレート25をキヤツプ本体のばね座
22cへ組付け、また、保持プレート24等を組
付けているばね座プレート26をキヤツプ本体2
2の上端所定位置へアンダカツト止めさせる。
その後、弁プレート25及び保持プレート24
のそれぞれ係止脚25a,24cを内側へ狭める
よう弾性変形させ、各々係合している流体流路孔
22d,26aから離脱させれば、各部材が第
1、第2ばね27,28の付勢力によつて所定の
位置に配設されることとなる。
したがつて、このように構成すれば、各部材の
組付不良が無くなり、簡単かつ能率的に各部材を
組付けることができる。
〈考案の作用・効果〉 この考案に係る弁付キヤツプでは、シール部材
の保持プレートへの組付時、厚肉部内周面を突出
部に外嵌させつつ、その組付方向において、厚肉
部上面全周を突出部周囲の保持プレート下面に当
接させるとともに、内側アーム部の付け根部位上
面全周を突出部下端面の外周縁に当接させて組付
けることから、シール部材を保持プレートの所定
位置に容易かつ確実に組付けることができる。
また、シール部材の組付時には、厚肉部全周を
保持プレートの突出部に拡径させるように外嵌さ
せて組付けるものであり、厚肉部の拡径に伴なつ
て、外側・内側アーム部における外周・内周リツ
プ部近傍の薄肉部が、それぞれシール部材の半径
方向に収縮・伸長される。そのため、シール部材
軸方向に厚肉となつている外周・内周リツプ部
は、厚肉であることから半径方向への変形は少な
いものの、外側・内側アーム部の薄肉部の変形に
伴なつて、組付前の状態から周方向に若干引張ら
れつつ全周が上方若しくは下方へ撓む。そして、
外周・内周リツプ部は、組付前に周方向に若干の
うねりが生じていても、周方向に引張られるた
め、そのうねりがならされて、うねりを生じさせ
ない面精度を確保することができる。
さらに、この考案に係る弁付キヤツプでは、外
周・内周リツプ部の非圧接時に、所定の環状凹部
によつて、外周・内周リツプ部部位の上面側全周
と保持プレートとの間に間隙が生ずるよう構成さ
れている。また、既述のように外周・内周リツプ
部の面精度が充分確保されている。そのため、間
隙とリツプ部の面精度との共働作用によつて、外
周・内周リツプ部のシール面であるキヤツプ本体
環状突部や弁プレートの面精度が充分高くなくと
も、保持プレートを下方へ付勢する第1ばねや、
弁プレートを上方へ付勢する第2ばねにばね定数
の低いものを使用して0.03〜0.15Kg/cm2の微圧で
作動できるようにした場合、シール面の誤差を既
述の間隙で容易に吸収でき、弁のシール性能を向
上させることができて、微圧での作動が可能とな
る。
したがつて、この考案に係る弁付キヤツプで
は、容易かつ簡単にシール部材を保持プレートの
所定位置に組付けることができ、また、組付後に
おいては、組付前において若干のうねりが生じて
いても、外周・内周リツプ部の良好な面精度を確
保でき、さらに、0.03〜0.15Kg/cm2の微圧でもシ
ール性能よく作動可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の第1実施例を示す弁付キヤ
ツプの断面図、第2図は同実施例の上蓋を外した
状態を示す平面図、第3図、第4図は同実施例に
おけるシール部材を保持プレートへ組付けた状態
を示すそれぞれ断面図・平面図、第5図、第6図
は同実施例におけるタンク内がそれぞれ正圧時・
負圧時を示す断面図、第7図は第2実施例の断面
図、第8図は同実施例の組付け状態を示す断面
図、第9図は従来の弁付キヤツプの断面図であ
る。 1,11,21……キヤツプ、2,12,22
……キヤツプ本体、2a,12a……流体流路、
2b,12b……環状突部、3,13,23……
シール部材、3a,13a……外周リツプ部、3
b,13b……内周リツプ部、4,14,24…
…保持プレート、4a,14a,24a……流体
流路孔、5,15,25……弁プレート、7,1
7,27……第1ばね、8,18,28……第2
ばね、13c……内周面、13d……環状凹部、
13e……厚肉部、13f……厚肉部上面、13
g……外側アーム部、13h……内側アーム部、
13i……付け根部位、13j,13k……薄肉
部、14b……突出部、h……間隙。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 キヤツプ本体における流体流路内周には環状突
    部を備えるとともに、該キヤツプ本体流体流路内
    には、内外周縁にそれぞれ下方へ突設されるリツ
    プ部を備えかつ該外周リツプ部のみを前記キヤツ
    プ本体環状突部へ当接可能とする環状のシール部
    材と、該シール部材を下面側で固定させるととも
    に上方から付勢する第1ばねによつて該シール部
    材を前記キヤツプ本体環状突部へ押圧し中央に流
    体流路孔を備える保持プレートと、前記シール部
    材内周リツプ部に下方から付勢する第2ばねによ
    つて当接し前記内周リツプ部の内周を閉塞可能と
    する弁プレートとが配設される微圧で作動する弁
    付キヤツプであつて、 前記保持プレートには前記流体流路孔周縁に下
    方へ突出する突出部が形成され、 前記シール部材には、半径方向中間位置に軸方
    向を上下方向で配置される円筒状の厚肉部と、該
    厚肉部上部から半径方向外方へ鍔状にのびて外周
    縁に前記外周リツプ部を備える外側アーム部と、
    前記厚肉部下部から半径方向内方へ鍔状にのびて
    内周縁に前記内周リツプ部を備える内側アーム部
    と、が形成され、 前記シール部材が、前記厚肉部内周面を前記突
    出部外周面に外嵌させるとともに、前記厚肉部上
    面全周を前記突出部周囲の保持プレート下面に当
    接させかつ前記内側アーム部の厚肉部側の付け根
    部位上面全周を前記突出部の下端面の外周縁に当
    接させて、前記保持プレートに固定され、 さらに、前記シール部材の外側・内側アーム部
    上面におけるそれぞれ外周縁・内周縁の全周に
    は、それぞれの外周・内周リツプ部の幅寸法より
    広い幅寸法として、前記シール部材の非圧接時に
    おける前記外周・内周リツプ部部位の上面側全周
    と前記保持プレートとの間に間隙を生じさせ、か
    つそれぞれの外周・内周リツプ部近傍の外側・内
    側アーム部に薄肉部を形成する環状凹部が形成さ
    れている、 ことを特徴とする弁付キヤツプ。
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