JPH0336805B2 - - Google Patents

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JPH0336805B2
JPH0336805B2 JP57147425A JP14742582A JPH0336805B2 JP H0336805 B2 JPH0336805 B2 JP H0336805B2 JP 57147425 A JP57147425 A JP 57147425A JP 14742582 A JP14742582 A JP 14742582A JP H0336805 B2 JPH0336805 B2 JP H0336805B2
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JP57147425A
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Akira Nakagawa
Munehiko Hirano
Hisashi Yamaguchi
Yasushi Haraguchi
Juji Shimozono
Masaru Saida
Kanji Noda
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Hisamitsu Pharmaceutical Co Inc
Original Assignee
Hisamitsu Pharmaceutical Co Inc
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】
本願発明な薬物放出にすぐれ、且つ剥離時の痛
みが緩和された新規な医療用貼付薬に関するもの
である。 従来、天然ゴムを基剤とし、有効成分であるサ
リチル酸エステル類およびl−メントール等の薬
物を添加してなるシート状又はテープ状からなる
貼付薬が知られている。又、近年においてはブロ
ツク共重合体等の合成ゴムを基剤として、これに
薬物を含ませた貼付薬、あるいはアクリル酸およ
びメタクリル酸のエステル共重合体等を基剤と
し、これに薬物を含ませた合成樹脂テープ製剤等
が知られているが、これは過度の粘着性、剥離時
の毛の引張り、長時間貼付による痒み、気触れ、
過度の白化という皮膚に対する障害、又含まれた
薬物が基剤の中を拡散移動しにくいこと、更に皮
膚の角質層のバリヤー機能が高いことなどによ
り、有効量の薬物が皮膚から吸収されにくい等の
問題がまだ充分に解決されておらず、医療用貼付
薬としては十分なものではないのが現状である。 本願発明はこれらの技術的諸問題を解決すべ
く、鋭意研究を重ね種々検討したところ、その末
端基がビニル基であるジオルガノポリシロキサン
と両末端基が活性水素原子であるオルガノハイド
ロジエンポリシロキサンとを白金又は白金化合物
の存在下反応させて得られるオルガノポリシロキ
サンを基剤成分とすることにより 1 貼付時の適度な弾性 2 皮膚への密着性 3 皮膚への適度な粘着性 4 剥離時の痛み及び膏体残り 5 痒み,気触れ,過度の白化等の皮膚障害 6 薬物の放出性,持続性 等の条件について、満足しうる貼付薬が得られる
ことを見い出し、本発明を完成したものである。 即ち、本願発明は貼付膜の基剤成分として、そ
の末端基がビニル基であるジオルガノポリシロキ
サンと両末端基が活性水素原子でオルガノハイド
ロジエンポリシロキサンとを白金又は白金化合物
の存在下、反応させて得られるオルガノポリシロ
キサンを用いることを大きな特徴とするものであ
る。当該オルガノポリシキサンは、更に詳細には
ジオルガノポリシロキサン中のケイ素原子に結合
したビニル基とオルガノハイドロジエンポリシロ
キサン中のケイ素原子に直結した水素原子が白金
系触媒の存在下で付加反応するハイドロサイレー
シヨンによつて硬化するものをいい、いわゆる2
液型RTVゴムと称されるものである。又、当該、
オルガノポリシロキサンを得るために用いるジオ
ルガノポリシロキサン及びオルガノハイドロジエ
ンポリシロキサンとしては、KE106−LTV〔(株)信
越化学製〕,KE−103RTV〔(株)信越化学製〕,KE
−104GEL〔(株)信越化学製〕,X−32−465−2A,
2B〔(株)信越化学製〕,YE−5626〔(株)東芝シリコー
ン製〕,TSE−3032RTV〔(株)東芝シリコーン製〕,
YE−5822〔(株)東芝シリコーン製〕,YE−5818〔(株)
東芝シリコーン製〕,SH−9583〔(株)トーレシリコ
ーン製〕,SH−9555〔(株)トーレシリコーン製〕,
SH−9585〔(株)トーレシリコーン製〕,SE−6721
〔(株)トーレシリコーン製〕等が挙げられる。これ
は広く市販されれており容易に得ることができ
る。 本願発明の基剤成分を得る為、これらは適宜選
択され組み合わされて用いられるものである。 更に、本願発明の基剤成分について詳述する。 本願発明の貼付薬に基剤成分として用いられる
オルガノポリシロキサンは、その末端基がビニル
基であるジオルガノポリシロキサン(以下、単に
ジオルガノポリシロキサンという)と両末端基が
活性水素素原子であるオルガノハイドロジエンポ
リシロキサン(以下、単にオルガノハイドロジエ
ンポリシロキサンという)を白金又は白金化合物
の存在下、反応させて得られるものである。 上記において、用いられるジオルガノポリシロ
キサンの粘度は600〜7000000センチポイズのもの
が本発明の基剤成分を得るためには適しており好
ましくは700〜70000センチポイズのものである。 オルガノハイドロジエンポリシロキサンは、各
種類のものが自由に用いることが出来る。 上記両者は、ジオルガノポリシロキサン100重
量部に対して、オルガノハイドロジエンポリシロ
キサンを1〜100重量部、好ましくは2〜9重量
部配合することにより本願発明に適して基剤成分
を得ることが出来るものである。 上記両者の反応に際しては、白金又は白金化合
物触媒として用いられるが、その量は通常の触媒
量で十分の効果を得ることができる。 尚、上記触媒の添加はジオルガノポリシロキサ
ン及びオルガノハイドロジエンポリシロキサンと
は別個に行なつてもよく、又オルガノハイドロジ
エンポリシロキサンに事前に含有させて用いても
よい。 又、ジオルガノポリシロキサンとオルガノハイ
ドロジエンポリシロキサンとの白金又は白金化合
物の存在下における反応温度は、室温付近では架
橋硬化の進行が徐々であり、温度の上昇と共に架
橋硬化が早くなる為、所望の条件に基づき反応温
度,反応時間は設定されねばならないが、通常0
〜100℃であり、好ましくは20〜50℃である。 又、反応時間は24時間以内であり好ましくは3
時間以内である。 上記の配合及び方法によつて得られた本発明の
基剤成分は2液型RTVシリコーンゴムには粘着
性がないとの通常の概念を打ち破り、貼付薬に十
分に適した粘着性を具備するものである。次に、
RTVシリコーンゴムの本願出願時における公知
技術水準について述べる。RTVシリコーンゴム
はその耐熱性,耐寒性,耐湿性,耐候性,耐薬品
性,電気絶縁性等の特徴を生かして電子機器のポ
ツテイング用、その他に利用されること及び異種
材料との接着性がないことが知られている。又、
近年になつてエポキシエステル等を含有するオル
ガノハイドロポリシロキサンを使用することによ
つて粘着性を持たす等の種々の試みがなされてい
ることも知られている。 しかし、上記した本願の基剤成分の特徴ある配
合及び方法は全く知られておらず、それを示唆す
る開示もなく、本願発明の基剤成分に貼付薬に適
した適度の粘着性を有せしめたのは、本願発明者
が最初になし得たことである。 更にはこれを医療用貼付薬の基剤成分として用
いたものも本願発明者が最初である。 さて、上記した方法及び配合によつて得られた
基剤成分には、薬効成分が配合されて貼付薬とさ
れる。 本願貼付薬に配合される薬効成分としては、例
えばサリチル酸,サリチル酸メチル,サリチル酸
グリコール,l−メントール,カンフル,ハツカ
油,チモール,ニコチン酸ベンジルエステル,ト
ウガラシエキス,カプサイシン,オキシフエンブ
タゾン,ペンタゾシン,エプタゾシン,フエナゾ
ール,メピリゾール,ピロキシカム,ベンジダミ
ン,チアラミド,ブフエキサマツク,アセトアミ
ノフエン,およびイブプロフエン,アルクロフエ
ナツク,アセメタシン,ケトプロフエン,フルル
ビプロフエン,ジクロフエナツク,フエノプロフ
エン,ピルプロフエン,ナプロキセン,スリンダ
ツク,ベノキサプロフエン,インドブフエン,メ
フエナム酸,トルメチン,メチアジン酸,プロチ
ジン酸,プラノプロフエン,ゾンタール,フエン
ブフエン,フエンチアザツク,ジフルニザール,
ゾメピラツク,イブプロフエンピコノール,ベン
ダザツク,ミロプロフエン,アムフエナツク,ス
プロフエン並びにこれらのエステル誘導体である
皮膚刺激剤および鎮痛消炎剤:フルフエナジン,
チオリダジン,ジアゼパム,クロルプロマジン,
臭化水素酸スコポラミン,ニトロゼパム,ロラゼ
パム,ハロペリドール等の中枢神経作用剤:酢酸
ヒドロコルチゾン,ヒドロコルチゾン,プレドニ
ゾロン,トリアムシノロンアセトニド,デキサメ
タゾンリン酸エステル,メチルプレドニゾロン,
酢酸ダイクロリゾン,酢酸メチルプレドニゾロ
ン,フルオシノロンアセトニド,酢酸デキサメタ
ゾン,デキサメタゾン,フルオロメソロン,ベタ
メタゾンリン酸ナトリウム,ベタメタゾン,吉草
酸ベタメタゾン,ホルモコルタール,ピバル酸フ
ルメタゾン,プロピオン酸ベクロメタゾン,フル
ドロキシコルチド,酪酸ヒドロコルルチゾン,酪
酸プロピオン酸ヒドロコルチゾン,ジプロピオン
酸ベタメタゾン,フルオシノニド,プロピオン酸
クロベタゾール,吉草酸ジフルコルトロン,ハル
シノニド,アムシノニド,吉草酸酢酸プレドニゾ
ロン等の副腎皮質ホルモン剤:リドカイン,ベン
ゾカイン,アミノ安息香酸エチル,塩酸プロカイ
ン,ジブカイン,プロカイン等の局所麻酔剤:塩
酸ジフエンヒドラミン,クロルフエニラミン,ジ
フエニルイミダゾール,マレイン酸クロルフエニ
ラミン,グリチルレチン酸,リザベン,ケトチフ
エン等の抗ヒスタミン剤及び抗アレルギー剤:ハ
イドロサイアザイド,ペンドロフルナサイアザイ
ド,レセルピン等の降圧利尿剤:クロニジン等の
抗高圧剤:ペニシリン,テトラサイクリン,オキ
シテトラサイクリン,クロルテトラサイクリン,
クロラムフエニコール,スルホンアマイド,オキ
シテトラサイクリン,硫酸フラジオマイシン,エ
リスロマイシン,塩酸テトラサイクリン,フラジ
オマイシン,ロイコマイシン,セフアロスポリ
ン,セフアレキシン,ネオマイシン硫酸塩,バシ
トラシン,カナマイシン,ストレプトマイシン,
ゲンタマイシン,グラミジンS,ミカマイシン,
コリスチン等の抗生物質:塩化ベンザルコニウ
ム,ニトロフラゾン,ナイスタチン,アセトフル
フアミン,クロロトリマゾール,ナリジクス,ス
ルフアメチゾール,トルナフテート,ペンタマイ
シン,アムホテリシンB,ピロールニトリン,ウ
ンデシレン酸,ミコナゾール,トリコマイシン,
バリオチン,ハロプロミジン,塩酸ジマゾール等
の抗菌・抗真菌剤:サリチル酸,モクタール,ク
リサロビン等の角質軟化剤:ニトログリセリン,
ニトログリコール,イソソルバイトジナイトレー
ト,塩酸パパベリン,ジピリダモール,ニフエジ
ピン,ヘルペツサー,アダラート等の冠血管拡張
剤:プロカテロール,メプチン,ピンドロール,
イソプロテノール,テオフイリン,カルテオロー
ル,プロプラノロール等の気管支喘息剤:ニトラ
ゼパム,クロナゼパム,メプロパメート等の抗て
んかん剤:ブレオマイシン,アクラシラノマイシ
ン,アドリアマイシン,ペプレオマイシン,5−
フルオロラウシルおよびその誘導体,マイトマイ
シン等の抗悪性腫瘍剤:フエノバルビタール,ア
モバルビタール,コデイン,カリブロマール,シ
クロバルビタール,エスタゾラム等の催眠鎮静
剤:ジキタリス,ジコキシン,ノイキノン等の強
心剤:テストステロン,エナント酸テストステロ
ン,トリエチステロン,メチルエストレノロン,
メストラノール,吉草酸エストラジオール,エチ
ニルエストラジオール等の性ホルモン剤:ビタミ
ンA,ビタミンD,ビタミンE,又はその他のビ
タミン類およびエルゴカルシフエロール,コレカ
ルシフエロール,オクトチアミン,リボフラビン
酪酸エステル等のビタミン剤:リン酸コデイン,
ビソルビン,サルブタモール,プロカルテロール
等の鎮咳去たん剤:リゾチームおよびその他の消
淡酵素剤:イシユリン,グリベンクラミドおよび
その他の糖尿病治療剤:D−ペニシラミン,ベス
タチン,レバミゾール,カルフエニール,プラト
ニン等の免疫に関与する薬剤,コルヒチン等の痛
風治療剤,メチル硫酸メチルスコポラミン等の鎮
けい剤::マラリア剤:プロスタグランデイン
類:すい臓ホルモン,生薬エキス,シメチジン,
ラニチジン,フアモチジン等の抗潰瘍剤等が挙げ
られ、これら薬効成分は一種又は二種以上が適宜
配合されて用いられる。もちろん、これらの薬物
は単独で前記基剤成分に配合されてもよく、又ポ
リエチレングリコール,プロピレングリコール,
ベンジルアルコール,ブチルベンゾエート,ミリ
スチン酸イソプロピル,ポリプロピレングリコー
ル,クロタミトン,エチレングリコール,ブチレ
ングリコール,ジエチルセバケート,ジイソプロ
ピルアジペート等の溶解剤に該薬物を溶解させて
用いてもよい。 又、更に従来公知の経皮吸収促進剤や安定剤,
老化防止剤,香料,鉱油,酸化防止剤,補強用充
填剤,紫外線吸収剤,増量無機充填剤,粘着剤等
の添加剤、例えば水溶性高分子であるポリビニル
アルコール,ポリビニルピロリドン,ポリアクリ
ル酸,ビニルアルコール系共重合体等,又可塑性
高分子として酢酸ビニル共重合体,エチレン−酢
酸ビニル共重合体,ポリビニルブチラール等が、
又、増量無機充填剤としてシリカ,カオリン,タ
ルク等が必要に応じて配合される。 前記薬効成分は、前述した本願発明の特徴ある
基剤成分オルガノポリシロキサン100重量部に対
し、0.03〜25重量部、好ましくは0.03〜15重量部
配合される。又必要に応じ配合される添加剤は分
散基剤成分100重量部に対して5〜20重量部、好
ましくは7〜15重量部配合される。 次に薬効成分及び添加剤の配合方法について述
べる。 薬効成分は、本願発明の基剤成分であるオルガ
ノポリシロキサンが前述した反応より得られた
後、前記した配合量を添加することが好ましい。 更に必要に応じて添加剤が該オルガノポリシロ
キサンの架橋硬化をさまたげない範囲で、薬効成
分の添加と同時に、又はその後に、基剤成分に加
えられる。 又、薬効成分及び添加剤の配合は前述の基剤成
分を得るために用いられた同一槽の中で行なわれ
てよく、温度も基剤成分を得る為の反応温度内で
十分である。 薬効成分及び必要に応じては添加剤を基剤成分
に混合する場合は、3時間以内で十分であり好ま
しくは10分間〜1時間である。 上記の如くして得れた基剤成分及び薬効成分、
必要に応じては添加剤の混合物は柔軟な支持体
(例えばポリエチレン,ポリプロピレン,ポリブ
タジエン,エチレン−酢酸ビニル共重合体,ポリ
塩化ビニル,ポリエステル,ナイロンなどのフイ
ルム又はシートあるいはこれからなる多孔質体,
発泡体そして紙,布,不織布,などの通気性シー
ト状物など)にドクターブレード,ドクターロー
ル等の塗布機を用いて50〜500μm好ましくは100
〜200μmの厚さに展延し、室温〜150℃好ましく
は40〜80℃で3分〜24時間好ましくは15〜40分間
加熱し架橋硬化の処理を行なう。その後、表面を
剥離処理がほどこされた剥離紙,セロフアン又は
ポリエチレン,ポリプロピレン等のプラスチツク
フイルムで覆い所望の大きさに切断して本願発明
の目的物とするが、あるいは一且熱に対し安定性
の良い支持体に展延後、前記した加熱,架橋硬化
の処理を行ないその後目的とする合成樹脂,布等
の支持体で覆つた後圧着転写させ、所望の大きさ
に切断し本願発明の目的物とすることもできる。 上記の方法は目的とする支持体に応じて適時、
選択することができる。 次に本願発明の貼付薬の効果について述べる。
前述の如くして、得られた本願発明の貼付薬は、
人体の皮膚に対し適度の密着性と粘着力を持ち、
しかも長時間貼付し続けても全く気触れ等の副作
用もなく、剥離時の毛の引張り,角質の破壊も起
こさず、又一度貼付したものを剥離し、再度貼付
しても初回の密着力と粘着力を有する等の大きな
特徴を有するものである。 又、薬物の放出性もよく理想的な貼付薬として
産業上非常に有用である。 尚、本願発明の効果は前述した如く、特徴ある
基剤成分によるものであることは勿論である。 上述の効果について以下、試験例においてこれ
を説明する。試験例において実施例及び参考例と
あるは本願明細書において後述されているそれを
さすものである。 試験例 1 皮膚刺激試験 実施例1及び2の貼付薬、市販品A及びBの2
の貼付薬を用い、健康男子志願者30名を被験者と
して、背部に24時間連続貼付した。剥離後、30分
及び24時間経過後の皮膚変化程度を観察し皮膚刺
激度を判定した。 皮膚刺激判定基準は下記の通りである。 変化なし − 微弱な発赤± 明瞭な発赤+ 重篤な気触 尚、市販品Aとは基剤としてスチレン−イソプ
レン−スチレン共重合体、薬物はサリチル酸グリ
コール含有のものであり、市販品Bとは基剤とし
て天然ゴム+合成ゴム、薬物はサリチル酸グリコ
ール含有ものである。 試験結果を表1に示すが、本発明による実施例
1及び2は市販品A及びBに比較、、皮膚刺激性
においてきわだつた有為差を示しており、本発明
の有用性を実施している。
【表】 上記の結果から明らかな如く、本願発明の貼付
薬は人に対する皮膚刺激は全く見られなかつた。 試験例 2 ヒトでの経皮吸収試験 被験者として5名の健康男子志願者の背部皮膚
面に2×2cm2の大きさに裁断した、本発明による
実施例3の製品と参考例1の製品を8時間連続貼
付し、剥離後その粘着剤中の残存薬物量を高速液
体クロマトグラフイーにより定量し、ネオ期含量
との比より薬物の経皮吸収率(%)を求めた。 試験結果を表2に示すが、本発明になる製品は
薬物放出性及び経皮吸収が非常に良く、本発明の
有用性をうらづけるものであつた。
【表】 本願発明の貼付膜薬は、経皮吸収試験において
も大変すぐれた結果を示した。 試験例 3 使用感比較試験 10名の被験者に本発明の実施例1及び2、比較
例として市販のテープ製剤A及びBの4種のテー
プ製剤(各8×4cm)を用いて前腕表部側に貼付
し、8時間後剥離した。その結果を表3に示す
が、本発明の実施例1及び2は市販のテープ製剤
A及びパツプ剤Bに比較、有為に優れていること
が判明、本発明の有用さをうらづけるものであつ
た。 試験項目 イ 密着性 貼付中を通して 良くついているもの……◎ 端の部分がはがれているもの…〇 半分以上はがれたもの……× ロ 速効性(刺激を感じはじめる時間) 5分以内……◎ 5〜10分以内……〇 10分以上……× ハ 持続性(刺激がなくなるまでの時間) 4時間以上……◎ 2〜4時間……〇 2時間以内……× ニ 刺激の強さ 非常に強い……◎ 強い……〇 弱い……× ホ 剥離時の痛み 容易にはがせる……◎ 痛みを感じる……〇 強い痛みがある……× ヘ 剥離時の再貼付 5回以上の再貼付……◎ つかない……× ト 膏体残り 全然ない……◎ 少しあり……〇 かなりある…× 尚、市販品A及びBとは、前記試験例1に用い
たものと同じものである。
【表】
【表】 以上の結果から明らかな如く、本願発明の貼付
薬は密着性,速効性,持続性,刺激の強さ,剥離
時の痛み,剥離時の再貼付及び膏体残りに関して
も好結果を得た。 以上の試験結果から明らかな様に、ジオルガノ
ポリシロキサンとオルガノハイドロジエンポリシ
ロキサンを白金又は白金化合物の存在下、反応さ
せて得られるオルガノポリシロキサンを基剤成分
とすることを特徴とする本願発明は、従来の貼付
薬の持つ欠点を解消した新しい型の貼付薬という
ことができる。 以下、本願発明を実施例により更に具体的に説
明する。但し、本願発明は実施例のみに限定され
るものではないことは勿論である。 尚、実施例において部とあるのは全て重量部を
示す。 実施例 1 25℃で4000センチポイズの末端基がビニル基を
有するジオルガノポリシロキサンであるTSE−
3032RTV〔(株)東芝シリコーン社製〕100部と25℃
で250センチポイズの両末端基が活性水素原子を
有するオルガノハイドロジエンポリシロキサンで
白金含有ずみのYE−5822B〔(株)東芝シリコーン社
製〕9部を30℃にて10分間撹拌混合した。ついで
l−メントール6.5部とサリチル酸グリコール6.5
部とを添加し、20分間混合した。得られた混合物
をポリブタジエンシートに100μmの厚さになるよ
うに展延し、25分間加熱させ表面を剥離処理がほ
どこされた剥離紙で覆い、所望の大きさに切断し
製品とした。このものを人体に貼付したところ、
適度な密着性と粘着性を備え薬効による刺激が持
続し、更に剥離時の毛の引つ張り、長時間貼付し
てのかぶれもなく、今までにない優れた貼付薬で
あるということが証明された。本実施例で得ちれ
た貼付薬による皮膚刺激試験の結果を試験例1で
前述する。 実施例 2 25℃で4000センチポイズの末端基がビニル基を
有するジオルガノポリシロキサンであるKE−
106LTV〔(株)信越化学製〕100部と25℃で250セン
チポイズの両末端基が活性水素原子を有するオル
ガノハイドロジエンポリシロキサンで白金含有ず
みのYE−5822B〔(株)東芝シリコーン社製〕7.5部
とを5℃にて5分間撹拌混合したついでl−メン
トール6部,サリチル酸グリコール6部とを添加
し、15分間混合した。得られた混合物を剥離処理
がほどこされた剥離紙上に展延し20分間加熱硬化
させた後、ポリエチレンフイルムで覆い圧着転写
した。所望の大きさに切断し消炎鎮痛貼付薬とし
た。このものを人体に使用したところ、実施例1
と同様の効果を示した。 実施例 3 25℃で4000センチポイズの末端基がビニル基を
有するジオルガノポリシロキサンであるTSE−
3032RTV〔(株)東芝リコーン社製〕100部と25℃で
250センチポイズの両末端基が活性水素原子を有
するオルガノハイドロジエンポリシロキサンで白
金含有ずみのYE−5822B〔(株)東芝シリコーン社
製〕7部を25℃にて5分間よく混合した。ついで
エチレングリコール18部に溶解させたケトプロフ
エン3.8部を添加し15分間撹拌混合して均一に分
散させた。得られた混合物を剥離紙に50μmの厚
さになるように展延し25分間加熱硬化させた後、
厚さ500μmのポリブタジエンシートで覆い圧着転
写させ、所望の大きさに切断製品とした。この貼
付薬の粘着剤層におけるケトプロフエンの量は
165μg/cm2であつた。 実施例 4 25℃で4000センチポイズの末端基がビニル基を
有するジオルガノポリシロキサンでるKE−
106LTV〔(株)信越化学製〕100部と25℃で600〜
1000センチポイズの両末端基が活性水素原子を有
するオルガノハイドロジエンポリシロキサンで白
金含有ずみのTSE−3032RTV−B〔(株)東芝シリ
コーン社製〕9部とを25℃にて10分間撹拌混合し
た。ついでクロタミトン5部に溶解させたインド
メタシン3.5部を添加し20分間混合して十分にま
ぜ合わせた。得られた混合物を剥離紙に100μmの
厚さになるように展延し30分間加熱硬化させた
後、ポリブタジエンシートで覆い圧着転写させ所
望の大きさに切断し製品とした。 実施例 5 25℃で4000センチポイズの末端基がビニル基を
有するジオルガノポリシロキサンであるKE−
106LTV〔(株)信越化学製〕100部と25℃で250セン
チポイズの両末端基が活性水素原子を有するオル
ガノハイドロジエンポリシロキサンで白金含有ず
みのYE−5822B〔(株)東芝シリコーン社製〕8部と
を30℃にて20分間混合撹拌した。ついでジエチル
セバケート7部に溶解させたフルルビプロフエン
3.6部を添加し15分間混合して均一なものにした。
得らられた混合物をナイロン支持体(商品名:ア
イエルN−1070,(株)旭化成製)に100μmの厚さに
なるように展延し、25分間加熱硬化させた後、表
面をセロフアンで覆い所望の大きさに切断し製品
とした。 実施例 6 25℃で70000センチポイズの末端基がビニル基
を有するジオルガノポリシロキサンであるYE−
5626〔(株)東芝シリコーン社製〕100部と25℃で600
〜1000センチポイズの両末端基が活性水素原子を
有するオルガノハイドロジエンポリシロキサンで
白金含有ずみのTSE−3032RTV−B〔(株)東芝シ
リコーン社製〕9部とを25℃にて10分間撹拌混合
した。ついでケトプロフエン3.6部とポリビニル
ブチラート7.5部とを溶解させたエチルアルコー
ル10部を添加し50℃に加熱しながら15分間よく混
合した。得られた混合物をポリブタジエンシート
に100μmの厚みで展延し20分間加熱硬化させた
後、表面を剥離紙で覆い所望の大きさに切断し製
品とした。 実施例 7 25℃で1100センチポイズの末端基がビニル基を
有するジオルガノポリシロキサンであるKE−
103RTV〔(株)信越化学製〕100部と25℃で205セン
チポイズの両末端基が活性水素原子を有するオル
ガノハイドロジエンポリシロキサンで白金含有ず
みのYE−5822B〔(株)東芝シリコーン社製〕8部と
を0℃にて5分間撹拌混合した。ついでサリチル
酸メチル5部,l−メントール4部,カンフル3
部とを添加し20分間撹拌しながら均一にまぜ合わ
せた。得られた混合物を不織布上に200μmの厚さ
で展延し20分間加熱硬化させた後表面をセロフア
ンで覆い所望の大きさに切断し製品とした。人体
に貼付した所、実施例1と同様の硬化を示した。 実施例 8 25℃で700センチポイズの末端基がビニル基を
有するジオルガノポリシロキサンでるKE−
104GEL〔(株)信越化学製〕100部と25℃で80センチ
ポイズの両末端基が活性水素原子であるオルガノ
ハイドロジエンポリシロキサンで白金含有ずみの
Cat104〔(株)信越化学製〕10部とを30℃にて8分間
よく混合した。ついで吉草酸ベタメタゾン0.03部
を添加し20分間撹拌し混合した。得られた混合物
物を剥離紙に50μm厚さに展延し30分間加熱硬化
させた後、ポリエチレンフイルムで覆い圧着転
写、所望の大きさに切断し製品となした。 実施例 9 25℃で4000センチポイズの末端基がビニル基を
有するオルガノポリシロキサンであるKE−
06LTV〔(株)信越化学製〕100部と25℃で250センチ
ポイズの両末端基が活性水素原子であるオルガノ
ハイドロジエンポリシロキサンで白金含有ずみの
YE−5822B〔(株)東芝シリコーン社製〕9部とを25
℃にて10分間撹拌混合した。ついでジイソプロピ
ルアジペート5部に溶解したアルクロフエナツク
3.5部を添加し、均一になるように混合した。得
られた混合物をポリブタジエンシートに100μmの
厚さになるように展延し、20分間加熱硬化させ
た。表面をセロフアンで覆い所望の大きさに切断
し製品とした。 実施例 10 25℃で4000センチポイズの末端基がビニル基を
有するジオルガノポリシロキサンであるTSE−
3032RTV〔(株)東芝シリコーン製〕100部と25℃で
250センチポイズの両末端基が活性水素原子であ
るオルガノハイドロジエンポリシロキサンで白金
含有ずみのYE−5822B〔(株)東芝シリコーン製〕8
部とを40℃にて5分間よく混合した。ついでエチ
ルアルコール8部に溶解させたポリ酢酸ビニル
6.5部とジピリダモール4部とを添加し、40℃で
15分間均一になるようによく混合撹拌した。得ら
れた混合物物を不織布に100μmの厚さで展延、35
分間加熱硬化させた。表面を剥離紙で覆い所望の
大きさに切断し製品とした。 実施例 11 25℃で70000センチポイズの末端基がビニル基
を有するジオルガノポリシロキサンであるYE−
5626〔(株)東芝シリコーン製〕100部と25℃で600〜
1000センチポイズの両末端基が活性水素原子を有
するオルガノハイドロジエンポリシロキサンで白
金含有ずみのTSE−3032RTV−B〔(株)東芝シリ
コーン製〕10部とを30℃にて15分間撹拌混合し
た。ついで、インドメタシン3.6部をクロタミト
ン5部に溶解させたものを添加し、100℃で3分
間混合し分散させた。得られた混合物を剥離紙に
50μmの厚さで展延し、20分間加熱硬化させた。
表面をポリエチレンフイルムで覆い圧着転写さ
せ、所望の大きさに切断し製品とした。 実施例 12 25℃で1012センチポイズの末端基がビニル基を
有するオルガノポリシロキサンであるX−32−
465−2A〔(株)信越化学製〕100部に25℃で602セン
チポイズの両末端基が活性水素原子を有するオル
ガノハイドロジエンポリシロキサンで白金含有ず
みのX−32−465−2B〔(株)信越化学製〕95部を加
え0℃にて10分間撹拌混合した。ついで、ジエチ
ルセバケート11部に溶解させたケトプロフエン
6.3部を添加し30℃にて30分間よく混合した。得
られた混合物をポリブタジエンシートに100μmの
厚さで展延し、25分間加熱し硬化させた。表面を
剥離紙で覆い所望の大きさに切断し製品とした。 実施例 13 25℃で80000センチポイズの末端基がビニル基
を有するジオルガノポリシロキサンであるMDX
−4−4210(ダウコーニング社製〕100部と25℃で
1200センチポイズの両末端基が活性水素原子であ
るオルガノハイドロジエンポリシロキサンで白金
含有ずみの硬化剤(ダウコーニング社製)4部と
を30℃にて8分間よく混合した。ついでl−メン
トール6.5部とサリチル酸グリコール6.5部とを添
加して20分間混合した。得られた混合物を不織布
に100μmの厚さになるように展延し、20分間加熱
硬化させ表面を剥離処理がほどこされた剥離紙で
覆い所望の大きさに切断し製品とした。このもの
を人体に貼付したところ実施例1と同様の効果を
示した。 実施例 14 25℃で80000センチポイズの末端基がビニル基
を有するジオルガノポリシロキサンであるNDX
−4−4210(ダウコーニング社製)100部と25℃で
1200センチポイズの両末端基が活性水素原子であ
るオルガノハイドロジエンポリシロキサンで白金
含有ずみの硬化剤(ダウコーニング社製)4.2部
とを25℃にて10分間よく混合した。ついでエチレ
ングリコール5部に溶解させたケトプロフエン1
部を添加し12分間撹拌混合して均一に分散させ
た。得られた混合物を不織布に200μmになるよ
うに展延し、25分間加熱硬化させた後、表面をポ
リプロピレンフイルムで覆い所望の大きさに切断
し製品とした。 実施例 15 25℃で80000センチポイズの末端基がビニル基
を有するジオルガノポリシロキサンであるNDX
−4−4210(ダウコーニング社製)100部と25℃で
1200センチポイズの両末端基が活性水素原子であ
るオルガノハイドロジエンポリシロキサンで白金
含有ずみの硬化剤(ダウコーニング社製)11.9部
とを30℃にて5分間よく混合した。ついでケトプ
ロフエン部、l−メントール3部及びクロタミト
ン0.5部とを添加、20分間撹拌して均一に分散さ
せた。得られた混合物をナイロン−ポリエステル
支持体に200μmの厚さになるように展延し、20分
間加熱硬化させた後、表面をポリプロピレンフイ
ルムで覆い所望の大きさに切断し製品とした。 実施例 16 25℃で80000センチポイズの末端基がビニル基
を有するジオルガノポリシロキサンであるMDX
−4−4210(ダウコーニング社製)100部と25℃で
1200センチポイズの両末端基が活性水素原子であ
るオルガノハイドロポリシロキサンで白金含有ず
みの硬化剤(ダウコーニング社製)4部とを、30
℃にて8分間よく混合した。次いで流動パラフイ
ン10部と臭化水素酸スコポラミン0.1部とを添加
して20分間混合分散させた。得れた混合物をシリ
コン処理PETフイルム支持体に100μの厚さにな
なるように展延し、表面をPETフイルムで覆い
加熱硬化させた後、所望の大きさに切断し、製品
とした。 実施例 17 25℃で80000センチポイズの末端基がビニル基
を有するジオルガノポリシロキサンであるMDX
−4−4210(ダウコーニング社製)100部と25℃で
1200センチポイズの両末端基が活性水素原子であ
るオルガノハイドロジエンポリシロキサンで白金
含有ずみの硬化剤(ダウコーニング社製)4部と
を、30℃にて8分間よく混合した。次いで流動パ
ラフイン10部と酪酸プロピオン酸ヒドロコルチゾ
ン0.05部とを添加して、20分間混合分散させた。
得られた混合物をシリコン処理PETフイルム支
持体に100μの厚さになるように展延し、表面を
PETフイルムで覆い、加熱硬化させた後、所望
の大きさに切断し、製品とした。 実施例 18 25℃で80000センチポイズの末端基がビニル基
を有するジオルガノポリシロキサンであるMDX
−4−4210(ダウコーニング社製)100部と25℃で
1200センチポイズの両末端基が活性水素原子であ
るオルガノハイドロジエンポリシロキサンで白金
含有ずみの硬化剤(ダウコーニング社製)4部と
を、30℃にて8分間よく混合した。次いで流動パ
ラフイン10部とクロナゼパム0.1部を添加して20
分間混合分散させた。得られた混合物をシリコン
処理PETフイルム支持体に100μmの厚さになる
ように展延し、表面をPETフフイルムで覆い、
加熱硬化させた後、所望の大きさに切断し、製品
とした。 実施例 19 25℃で80000センチポイズの末端基がビニル基
を有するジオルガノポリシロキサンであるMDX
−4−4210(ダウコーニング社製)100部と25℃で
1200センチポイズの両末端基が活性水素原子であ
るオルガノハイドロジエンポリシロキサンで白金
含有ずみの硬化剤(ダウコーニング社製)4部と
を、30℃にて8分間よく混合した。次いで流動パ
ラフイン10部とピンドロール0.4部を添加して20
分間混合分散させ。得られた混合物をシリコン処
理PETフイルム支持体に100μmの厚さになるよ
うに展延し、表面をPETフイルムで覆い、加熱
硬化させた後、所望の大きさに切断し、製品とし
た。 実施例 20 25℃で80000センチポイズの末端基がビニル基
を有するジオルガノポリシロキサンであるMDX
−4−4210(ダウコーニング社製)100部と25℃で
1200センチポイズの両末端基が活性水素原子であ
るオルガノハイドロジエンポリシロキサンで白金
含有ずみの硬化剤(ダウコーニング社製)4部と
を、30℃にて8分間よく混合した。次いで流動パ
ラフイン10部とクロニジン0.4部を添加して20分
間混合分散させた。得られた混合物をシリコン処
理PETフイルム支持体に100μmの厚さになるよ
うに展延し、表面をPETフイルムで覆い、加熱
硬化させた後、所望の大きさに切断し、製品とし
た。 実施例 21 25℃で80000センチポイズの末端基がビニル基
を有するジオルガノポリシロキサンであるMDX
−4−4210(ダウコーニング社製)100部と25℃で
1200センチポイズの両末端基が活性水素原子であ
るオルガノハイドロジエンポリシロキサンで白金
含有ずみの硬化剤(ダウコーニング社製)4部と
を、30℃にて8分間よく混合した。次いで流動パ
ラフイン10部とグリベンクラミド1部を添加して
20分間混合分散させた。得られた混合物をシリコ
ン処理PETフイルム支持体に100μmの厚さにな
るように展延し、表面をPETフイルムで覆い、
加熱硬化させた後、所望の大きさに切断し製品と
した。 実施例 22 25℃で80000センチポイズの末端基がビニル基
を有するジオルガノポリシロキサンであるMDX
−4−4210(ダウコーニング社製)100部と25℃で
1200センチポイズの両末端基が活性水素原子であ
るオルガノハイドロジエンポリシロキサンで白金
含有ずみの硬化剤(ダウコーニング社製)4部と
を、30℃にて8分間よく混合した。次いで流動パ
ラフイン10部とコルヒチン0.1部を添加して20分
間混合分散させた。得られた混合物をシリコン処
理PETフイルム支持体に100μmの厚さになるよ
うに展延し、表面をPETフイルムで覆い、加熱
硬化させた後、所望の大きさに切断し、製品とし
た。 実施例 23 25℃で80000センチポイズの末端基がビニル基
を有するジオルガノポリシロキサンであるMDX
−4−4210(ダウコーニング社製)100部と25℃で
1200センチポイズの両末端基が活性水素原子であ
るオルガノハイドロジエンポリシロキサンで白金
含有ずみの硬化剤(ダウコーニング社製)4部と
を、30℃にて8分間よく混合した。次いで流動パ
ラフイン10部とシメチジン10部を添加して20分間
混合分散させた。得られた混合物をシリコン処理
PETフイルム支持体に100μmの厚さになるよう
に展延し、表面をPETフイルムで覆い、加熱硬
化させた後、所望の大きさに切断し、製品とし
た。 実施例 24 25℃で80000センチポイズの末端基がビニル基
を有するジオルガノポリシロキサンであるMDX
−4−4210(ダウコーニング社製)100部と25℃で
1200センチポイズの両末端基が活性水素原子であ
るオルガノハイドロジエンポリシロキサンで白金
含有ずみの硬化剤(ダウコーニング社製)4部と
を、30℃にて8分間よく混合した。次いで流動パ
ラフイン10部とラニチジン10部を添加して20分間
混合分散させた。得られた混合物をシリコン処理
PETフイルム支持体に100μmの厚さになるよう
に展延し、表面をPETフイルムで覆い、加熱硬
化させた後、所望の大きさに切断し、製品とし
た。 参考例 1 アクリル系粘着剤〔商品名:SKダイン1002(株)
綜研化学社製〕100部に、エチレングリコール6.5
部に溶解させたケトプロフエン1.4部を添加、撹
拌混合し、剥離紙に乾燥後の厚さが550μmになる
ように展延し、加熱乾燥させた後、ポリブタジエ
ンフイルムで覆い圧着転写させ製品とした。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 その末端基がビニル基であるジオルガノポリ
    シロキサンと、両末端基が活性水素原子であるオ
    ルガノハイドロジエンポリシロキサンとを、白金
    又は白金化合物の存在下反応させて得られるオル
    ガノポリシロキサンを基剤成分とし、これに薬効
    成分を配合させてなることを特徴とする新規貼付
    薬。 2 その末端基がビニル基であるジオルガノポリ
    シロキサンの粘度が600〜700000センチポイズで
    あることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
    の新規貼付薬。
JP57147425A 1982-08-23 1982-08-23 新規貼付薬 Granted JPS5936608A (ja)

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