JPS62240612A - 経皮適用製剤 - Google Patents

経皮適用製剤

Info

Publication number
JPS62240612A
JPS62240612A JP7494686A JP7494686A JPS62240612A JP S62240612 A JPS62240612 A JP S62240612A JP 7494686 A JP7494686 A JP 7494686A JP 7494686 A JP7494686 A JP 7494686A JP S62240612 A JPS62240612 A JP S62240612A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
parts
drug
sweat
water
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7494686A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0780757B2 (ja
Inventor
Akira Nakagawa
晃 中川
Munehiko Hirano
宗彦 平野
Hisashi Yamaguchi
久 山口
Katsuya Mukai
勝也 迎
Yusuke Kubota
久保田 祐輔
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hisamitsu Pharmaceutical Co Inc
Original Assignee
Hisamitsu Pharmaceutical Co Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hisamitsu Pharmaceutical Co Inc filed Critical Hisamitsu Pharmaceutical Co Inc
Priority to JP61074946A priority Critical patent/JPH0780757B2/ja
Publication of JPS62240612A publication Critical patent/JPS62240612A/ja
Publication of JPH0780757B2 publication Critical patent/JPH0780757B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Medicinal Preparation (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は皮膚刺激及び皮膚障害を著しく緩和させた経皮
適用の新規貼付剤に関するものである。
(El)従来の技術 従来経皮より薬物を投与する手段として、軟膏剤、パッ
プ剤、硬膏剤、リニメント剤、ローション剤等の剤型が
知られ繁用されている。その中でも近年硬膏剤タイプの
密封療法(ODT療法)を利用した局所療法又は全身療
法が特に注目されるようになった。例えば局所療法の代
表的なものとして非ステロイドあるいはステロイド系の
抗炎症剤を含有させた貼付剤、又全身療法の代表的なも
のとしてスコポラミン、ニトログリセリン、硝酸イソソ
ルビド等の薬物を含有させた貼付剤が挙げられる。
しかしながら、これらの貼付剤が多く使用される反面、
新たな問題を生じる原因となった。つまり、これらの貼
付剤は長時間にわたり皮膚を密封貼付するため、皮膚呼
吸並びに発汗した汗の蒸散、更には汗腺の機能に支障を
きたし、皮膚刺激及び皮膚障害(接触皮膚炎、汗疹、痛
痒等)の副作用発現の原因となっているもので、これら
の副作用報告例が多くみられるようになった。これらの
副作用は特に夏場にふえる傾向にある。その理由として
夏場では気温が30℃以上に上昇する為、身体における
輻射や伝導による熱の放出はほとんど行われず、大部分
が発汗によって体温が調節され、そのため貼付剤により
貼付された皮膚は完全に密封された状態となり、皮膚温
度が更に高まり、汗腺より多くの汗が発汗され、しかも
発汗された汗は皮膚表面と貼付剤の間に貯留されるはめ
となり、これが原因となり更に汗腺の開口部の狭小ある
いは閉塞を来たし、上記の副作用発現の原因と考えられ
ている。
一方、これらの副作用を解決する手段として種々の試°
みがなされている。
例えば、特公昭58−52251号公報には膏体に通気
孔をあける方法、特開昭58−4721号公報、特開昭
60−56911号公報、特開昭60−23312号公
報等においては、カブレ防止あるいは皮膚刺激低減のた
めの薬物配合、特公昭59−19528号公報には基剤
に特殊な処理をほどこし、皮膚刺激を低減させる方法、
特公昭54−44688号公報、特開昭60−1234
16号公報には、水不溶性高分子に水溶性高分子を配合
し、基剤に透湿性及び親水性を付与する方法、更に実公
昭60−38644号公報には、消炎、鎮痛、しっぷ等
の効用を有する薬効物質(例えば、サリチル酸メチル、
メントール、塩酸ジフェンヒドラミン、カラン末等)と
分子量50万以上の多糖類ガム(例えば、カラヤガム、
トラガントガム、ザンタンガム等)及び多価アルコール
(例えば、グリセリン、グリコール等)を主成分とした
膏体物質との混練物質からなる吸汗性貼付剤等の従来技
術が知られているものの、これらのいずれの場合におい
ても充分満足しうる貼付剤とは言い難いものである。
そこで、皮膚刺激及び皮膚障害を発現することなく、し
かも発汗による粘着力の低下を生じない実用性のある貼
付剤が強く望まれているのが現状である。
(ハ)発明が解決しようとする問題点 本発明者らは上記副作用の発現防止並びに粘着力の低下
防止をはかるため、皮膚の汗腺より発汗される汗を完全
に吸引し、しかも吸汗した汗で粘着力が損なわれること
なく、さらには基剤中の薬効成分の放出に影響を及ぼさ
ない新規処方の吸汗性貼付剤を開発することを目的とす
るものである。
(ニ)問題点を解決するための手段 そこで本発明者らは上記目的の吸汗性貼付剤を開発すべ
く、吸汗性貼付剤の処方について鋭意研究を重ねたとこ
ろ、親油性ポリマー、水溶性高分子及びエポキシ化合物
よりなる基剤成分に薬効成分を配合することにより、目
的とする貼付剤を完成するに至った。
尚、特開昭53−6421号公報、特開昭56−154
421号公報、特開昭57−21317号公報、特開昭
57−24308号公報、特開昭57−134415号
公報、特開昭57−142912号公報、特公昭58−
57406号公報等に水溶性高分子及びエポキシ化合物
を配合し、更に水、多価アルコール、界面活性剤及び薬
物を配合したパップ剤が知られているが、これらのパッ
プ剤は最初から多量の水を含有させ、うちみ、ねんざ等
の冷却シップを目的とするもので本発明の貼付剤、つま
り吸汗性を目的とする硬膏剤とは製剤的処方において明
らかに相違するものである。
従って、本発明の親油性ポリマー、水溶性高分子、エポ
キシ化合物及び薬効成分よりなる吸汗性貼付剤並びにそ
の配合処方は全く文献未載の新規知見であり、本発明者
らの鋭意研究の結果初めて見出されたものである。
次に本発明の各基剤について具体的に説明する。
親油性ポリマーは常温で粘着性を有するものが好ましく
、例えば天然ゴム、スチレン−イソプレン−スチレンゴ
ム、スチレン−ブタジェン−スチレンゴム、合成ポリイ
ソプレンゴム、ポリスチレン−ポリブタジェンゴム、ポ
リイソプレンゴム、シリコーンゴム、ポリイソブチレン
ゴム、流動パラフィン、アクリル酸アルキルエステル重
合体又はその他のアクリル酸重合体、(メタ)アクリル
酸アルキルエステル重合体又はその他の(メタ)アクリ
ル酸重合体又はこれらの混合物である。
尚、これらの親油性ポリマーは膏体100重量部に対し
て、52〜99.4重量部、好ましくは60〜95重量
部である。
水溶性高分子は常温でエポキシ基と反応性を有し、官能
基としてカルボキシル基又は水酸基あるいはこれらの基
がナトリウム、カリウム等の無機塩基で置換された基を
有する水溶性ポリマーである。
例えば、ポリアクリル酸あるいはその塩、無水マレイン
酸−メチルビニルエーテル共重合体又はその半エステル
体又はその塩、無水マレイン酸−イソブチレン共重合体
又はその半エステル体又はその塩、ポリ (メタ)アク
リルアミド、(メタ)アクリルアミド−(メタ)アクリ
ル酸共重合体、(メタ)アクリル酸−(メタ)アクリル
酸エステ。
ル共重合体、スチレン−マレイン酸共重合体、(メタ)
アクリルアミド−アクリルニトリル=(メタ)アクリル
酸共重合体、(メタ)アクリルアミド−アクリルニトリ
ル−(ツク)アクリル酸エステル共重合体等が挙げられ
る。尚水溶性高分子は膏体100重量部に対して0.5
〜30重量部、好ましくは1〜20重量部である。
エポキシ化合物は分子中に少なくとも2個以上のエポキ
シ基を有する化合物であり、例えば、ポリエチレングリ
コールジグリシジルエーテル、エチレングリコールグリ
シジルエーテル、グリセリンジグリシジルエーテル、グ
リセリントリグリシジルエーテル、トリグリシジルイソ
シアヌレート、アリルグリシジルエーテル、2−エチル
へキシルグリシジルエーテル、メチルグリシジルエーテ
ル、フェニルグリシジルエーテル、プロピレングリコー
ルジグリシジルエーテル、ポリプロピレングリコールジ
グリシジルエーテル、ネオペンチルグリコールジグリシ
ジルエーテル、グリセロールポリグリシジルエーテル、
トリメチロールプロパンポリグリシジルエーテル、ペン
タエリスリトールポリグリシジルエーテル、ソルビトー
ルポリグリシジルエーテル、ポリエチレングリコールジ
グリシジルエーテル等が挙げられる。おなエポキシ化合
物は膏体100重量部に対して0.01〜3重量部、好
ましくは0.1〜2.5重量部である。
又、薬効成分としては、経皮吸収性薬物であれば特に限
定されるものでなく、膏体100重量部に対して0.0
1〜15重量部配合される。
尚、本願貼付剤に配合される薬効成分としては、例えば
、サリチル酸、サリチル酸メチル、サルチル酸クリコー
ル、l−メントール、カンフル、ハツカ油、チモール、
ニコチン酸ベンジルエステル、トウガラシエキス、カブ
サイシン、オキシフェンブタシン、ペンタゾシン、エプ
タゾシンツェナゾール、メピリゾール、ピロキシカム、
イソキシカム、ベンジダミン、チアラミド、プフエキサ
マック、アセトアミノフェノン、イブプロフェン、アル
クロフェナック、アセメタシン、ケトプロフェン、フル
ルビプロフェン、ジクロフェナック、フェノプロフェン
、ビルプロフェン、ナプロキセン、スリンダック、ジノ
キサプロフエン、メフェナム酸、トルメチン、メチアジ
ン酸、プロピオン酸、プラノプロフェン、シンクール、
フェンブフェン、フェンチアザツク、ジフルニザール、
ゾメピラック、ピメプロフェン、ペンダザック、ミロプ
ロフェン、アンフェナク、スプロフエン、フルフェナム
酸ブチル、ロキソプロフェン、トルフェナム酸、チアプ
ロフェン酸、4−ビフェニル酢酸、ブトルファノール、
オキサプロジン、並びにこれらのエステル誘導体である
皮膚刺激剤及び鎮痛消炎剤、コディン、エスタゾラム、
フルラゼパム、トリアゾラム、ニトラゼパム、ニメタゼ
パム、ハロキサゾラム、フルニトラゼパム、フルラゼパ
ム等の睡眠鎮静剤、スコポラミン、臭化水素酸スコポラ
ミン等の鎮痙剤、酢酸ヒドロコルチゾン、ヒドロコルチ
ゾン、プレドニゾロン、トリアムシノロンアセトニド、
デキサメタシンリン酸エステル、メチルプレドニゾロン
、酢酸ダイクロリシン、酢酸メチルプレドニゾロン、フ
ルオシノロンアセトニド、酢酸デキサメタシン、デキサ
メタシン、フルオロメソロン、ベタメタシンリン酸ナト
リウム、ベタメタシン、吉草酸ベタメタシン、ピバル酸
フルメタシン、プロピオン酸ベクロメタゾン、フルドロ
キシコルチド、酪酸ヒドロコルチゾン、ジプロピオン酸
ベタメタシン、フルオシノニド、プロピオン酸クロベタ
ゾール、吉草酸ジフルコルトロン、ハルジノニド、アム
シノニド、吉草酸酢酸プレドニジロン等の副腎皮質ホル
モン剤、リドカイン、ヘンシカイン、アミノ安息香酸エ
チル、塩酸プロ力イン、ジブカイン、プロ力イン等の局
所麻酔剤、塩酸ジフェンヒドラミン、クロルフェニラミ
ン、マレイン酸クロルフェニラミン、フマル酸タレマス
チン、グリチルレチン酸、等の抗ヒスタミン剤、ペニシ
リン、テトラサイクリン、オキシテトラサイクリン、ク
ロルテトラサイクリン、クロラムフェニコール、スルホ
ンアマイド、オキシテトラサイクリン、硫酸フラジオマ
イシン、エリスロマイシン、塩酸テトラサイクリン、フ
ラジオマイシン、ロイコマイシン、セファロスポリン、
セファレキシン、ネオマイシン硫酸塩、バシトラシン、
カナマイシン、ストレプトマイシン、ゲンタマイシン、
グラミジンS、ミカマイシン、コリスチン等の抗生物質
、塩化ベンザルコニウム、ニトロフラゾン、ナイスクチ
ン、アセトフルフアミン、クロトリマゾール、ナリジク
ス、スルファメチゾール、トルナフテート、ペンタマイ
シン、アムホテリシンB1ピロールニドリン、ウンデシ
レン酸、ミコナゾール、トリコマイシン、バリオチン、
へロプロミジン、塩酸シマゾール、チオコナゾール、ト
ルシクラート、スルコナゾール、オキシコナゾール、ク
ロコナゾール、イソコナゾール等の抗菌・抗真菌剤、サ
リチル酸、モクタール、クリサロビン等の角質軟化剤、
ニトログリセリン、イソシトールへキサニコチネート、
硝酸イソソルビド、ニコランジル、シンナリジン、ジピ
リダモール、ニフェジピン、フェルナリジン、血管拡張
剤、アルプレノール、インデノロール、オクスプレノロ
ール、カルテオロール、プクモール、プフェトロール、
ブプラノロール、プロプラノール、ピンドロール等の不
整脈用剤、カルバマゼピン、クロナゼパム、テオリダジ
ン、ジアゼパム、フルニトラゼパム、クロルプロマジン
等の精神安定剤、プレオマイシン、アクラシノマイシン
、アドリアマイシン、ベプレオマイシン、5−フルオロ
ウラシル及びその誘導体、マイトマイシン等の抗悪性腫
瘍剤、ジギタリス、ジゴキシン、ジギトキシン、ユビデ
カレノン等の強心剤、テトステロン、エナント酸テトス
テロン、トリエチステロン、メチルエストレノロン、メ
ストラノール、吉草酸エストラジオール、エチニルエス
トラジオール等の性ホルモン剤、エチアジド、シクロペ
ンチアジド、ヒドロクロロチアジド、ベンジルヒドロク
ロロチアジド、ペンドロフルメチアジド、ペンフルチジ
ド、ポリチアジド、メチクロチアジド、フロセミド、プ
メタニド、メトラゾン、メフルシド等の利尿剤、レセル
ピン、クロニジン、プラゾシン、酢酸グアナベンズ、ア
ロチノロール、ナドロール、ブナゾシン、ペンブトロー
ル等の血圧降下剤、ビタミンA、ビタミンD、ビタミン
E、又はその他のビタミン類及びエルゴカルシフェロー
ル、コレカルシフェロール、オタトチミン、リボフラビ
ン酪酸エステル等のビタミン剤、リン酸コディン、サル
プタモノール、ツロブテロール、トリメトキノール、プ
ロカテロール、トラニラスト、ケトチフエン、フマル酸
フォルモチロール等の鎮咳去たん剤、リゾチーム及びそ
の他の消炎酵素剤、インシュリン及びその他の糖尿病治
療剤、D−ペニシラミン、ヘスタチン、レバミゾール、
ロベンザリットジナトリウム、プラトニン等の免疫に関
与する薬剤、その他コルヒチン、又は抗けいれん剤、抗
マラリア剤、プロスタグランディン類、すい臓ホルモン
、生薬エキス、抗潰瘍剤等が挙げられ、これら薬効成分
は一種又は二種以上が適宜配合されて用いられる。
本貼付剤皮膚に対して貼付するに際して、保護剤となす
伸縮性及び非伸縮性支持体としては、例えばポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリブタジェン、エチレン酢酸ビ
ニル共重合体、ポリ塩化ビニル、ポリエステル、ナイロ
ン、ポリウレタン等のフィルム又はシート、あるいはこ
れらの多孔質体、発泡体として紙、布、不織布等より選
ばれる。
製造法としては従来実施されている方法でも良いが、下
記の製造が一例として挙げられる。
攪拌装置のついた混合機に粘着剤を入れ、水溶性高分子
を添加、あるいは予め水に溶解して添加、よく分散混合
した後、エポキシ化合物を添加、これに必要に応じて薬
効成分等を添加、テープあるいはシート基材に直接展延
するかもしくはいったん剥離処理のほどこされた紙、フ
ィルム等に展延し、その後使用する基材に圧着転写して
製造することもできる。
(ネ)実施例 以下に本発明の実施例及び試験例を挙げ、具体的に説明
する。
実施例1 アクリル系粘着剤二カゾールTS−644(日本カーバ
イト工業製)固型分76.2重量部、無水マレイン酸−
イソブチレン共重合体(イソパン110 ■クラレ製)
10.0重量部、エチレングリコールジグリシジエーテ
ル0.9重量部を混合、ついでサリチル酸グリコール5
.5重量部、l−メントール3.2重量部、dll−カ
ンフル0.8重量部を配合し、ポリエステルナイロン基
布に厚さ80μmになるように展延、ついでシリコン処
理のほどこされたポリプロピレンフィルムで覆い所望の
形に切断し、本発明の無刺激性貼付剤とした。
本貼付剤を貼付したところ、薬効による強い刺激が持続
し、ff1ll tide時における毛の引っばりもな
く、剥離後の皮膚の発赤、気触れ等は皆無であった。
実施例2 アクリル系粘着剤プライフルN−58O3((Iローム
ハース製)固型分90.3重量部、無水マレイン酸−イ
ソブチレン共重合体(イソパン110■クラレ製)4.
5重量部、グリセリングリシジルエーテル0.3重量部
を添加混合し、ついでイソソルバイトシナイトレート5
.0重量部を配合し、ポリエステルフィルムに厚さ60
μmになるように展延、所望の形に切断し本発明の貼付
剤とした。
実施例3 スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体カリ
フレックスTR−1107(シェル化学製)32.8重
置部、アルコンP−100(粘着付与樹脂 荒用化学製
)37.5重量部、流動パラフィン16.9重量部より
なる粘着剤に、予め水で練った無水マレイン酸−イソブ
チレン共重合体(イソパン110 ■クラレ製)9.4
重量部とエチレングリコールジグリシジルエーテル0.
11iit部を添加、ついでクロニジン3.3重量部を
配合し、ポリエステルフィルムに厚さ100μmで展延
、所望の形に切断し本発明の無刺激性貼付剤とした。
実施例4 アクリル系粘着剤ブライフルN−58O3(日本カーバ
イト工業製)固型分88.9重量部、無水マレイン酸−
イソブチレン共重合体(イソパン104 @クラレ製)
10重量部、ソルビトールポリグリシジルエーテル0.
1重量部を混合し、ついでインドメタシン1.0重量部
を配合し、ポリエチレンフィルムに展延、所望の形に切
断し本発明の無刺激性貼付剤とした。
実施例5 アクリル系粘着剤プライフルN−58O3(日本カーバ
イト工業製)固型分82.85重量部、無水マレイン酸
−イソブチレン共重合体(イソパン110  ■クラレ
製)16重量部、エチレングリコールジグリシジルエー
テル0.15重量部を混合し、ついでケトプロフェン1
.0重量部を配合し、エチレンビニルアルコール共重合
体フィルムに厚さ80μmになるように展延、所望の形
に切断し本発明の無刺激性貼付剤とした。
実施例6 スチレン−イソブレン−スチレンブロック共重合体カリ
フレックスTR−1107(シェル化学製)27.5重
量部、エステルガム36.4重量部、流動パラフィン2
7.3重量部よりなる粘着剤に、予め水で練った無水マ
レイン酸−イソブチレン共重合体(イソパン110  
■クラレ製)8重量部とグリセリフジグリシジエーテル
0.8重量部を添加、ついで吉草酸ベタメタシン0.0
1重量部を配合し、剥離処理のほどこされたポリプロピ
レンフィルムに厚さ60.umで展延、ポリ塩化ビニル
のフィルムで覆い所望の形に切断し本発明の無刺激性貼
付剤とした。
実施例7 アクリル系粘着剤二カゾールTS−444(日本カーハ
イト工業製)固型分81重量部、無水マレイン酸−イソ
ブチレン共重合体(イソパン104  (11)クラレ
製)15重量部、エチレングリコールジグリレジエーテ
ル2重量部を混合し、ついでニフェジピン2重量部を配
合し、ポリエステルフイルムにjγさ50.czmで展
延、所望の形に切断し本発明の無刺激性貼付剤とした。
試験例1  吸水力比較試験 試験方法: 各被験サンプル5×6ctaのものを水中に浸し、1時
間後に取り出しその重量部を測定し、増加した重量部を
元の重量部で除く、吸水した量を表1に示す。
表1 参考例1,2.3は対応する実施例1,2.3に水溶性
高分子とエポキシ化合物を添加しなかったものである。
本試験例より明らかな如く、本発明の貼付剤はきわたっ
た吸水力を示している。
試験例2  皮膚刺激試験 30名の被験者に本発明の実施例1. 2及び参考例1
,2の4種を用いて背部に48時間貼付、剥離後1時間
及び24時間経過後の皮膚変化程度を観察し、皮膚刺激
度を判定した。
その結果を表2に示す。
(皮膚刺激判定基準は下記の通りである)変化なし ;
 − 微弱な発赤 ; ± 明瞭な発赤 ; + 重篤な気触 ;++ 以上の結果より明らかな如く、本発明の貼付剤は参考例
と比較し、著しく皮膚刺激性の発現率が低く、極めて安
全性の高い貼付剤としての有用性を十分に示すものであ
る。
(へ)作用・効果 前述した如く、本発明の貼付剤は親油性ポリマー中に分
散された水溶性高分子のカルボキシ基又は水酸基等の官
能基とエポキシ化合物が反応して、組積状に架橋される
ため吸水能力が一段と高められるものと推察される。そ
のために、本発明の貼付剤は前記試験例から明らかな如
(、顕著な吸水能力並びに皮膚刺激及び皮膚障害の発現
を著しく抑制する効果を具備するものである。
更に、本発明では粘着力の低下防止あるいは剥離時の痛
みの緩和等の予期せぬ効果をも有するものである。
更に、本発明では基剤中に汗が吸汗されても薬効の放出
に悪影響はなく、逆に好ましい効果を有するものである
以上詳述した如く、本発明の吸汗性を有する経皮適用貼
付剤は、優れた効果を十分に有し、医薬品として産業上
有用なものである。
手続補正書、自発、 昭和62年5月7日 1、事件の表示 昭和61年 特許願第74946号 2、発明の名称 経皮適用製剤 3、補正をする者 4、補正命令の日付     自発 5、補正の対象 明細書中、「3、発明の詳細な説明」の欄(1)明細書
中、「3、発明の詳細な説明」の欄の第15真上から第
11行目より第12行目の「エチレングリコールジグリ
シジエーテル」とあるを、「エチレングリコールジグリ
シジルエーテルJと訂正する。
(2)同書中、第16真上から第4行目より第5行目の
「■ロームハース製」とあるを、「日本アクリル化学製
」と訂正する。
(3)同書中、第16頁の最後の行より第17頁最初の
行の「イソパン110  litクラレ製」とあるを、
「イソパン10 #sクラレ製Jと訂正する。
(4)同書中、第17真下から第3行目より第2行目の
「日本カーバイト工業製」とあるを、「日本アクリル化
学製jと訂正する。
(5)同書中、第18真上から第8行目より第10行目
の「スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体
カリフレックスTR−1107(シェル化学製)」とあ
るを、「スチレン−イソプレンスチレンブロック共重合
体(カリフレックスTR−1107シェル化学製)」と
訂正する。
(6)同書中、第18真下から第6行目の[グリセリン
ジグリシルエーテル」とあるを、「グリセリンジグリシ
ルエーテルjと訂正する。
(7)同書中、第19真上から第5行目より第6行目の
「エチレングリコールジグリシジエーテル」とあるを、
「エチレングリコールジグリシジルエーテルJと訂正す
る。
(8)同書中、第19頁上から第9行目の次に「別紙1
」の実施例8〜10を挿入する。
実施例8 アクリル系粘着剤プライマルN−58O3(日本アクリ
ル化学製)固型分82.9重量部、無水マレイン酸−メ
チルビニルエーテル共重合体(ガントレットAN  G
AF社製)8重量部とエチレングリコールジグリシジル
エーテル0.8重量部を添加、ついでクロニジン8.3
重量部を配合し、ポリエステルフィルムに厚さ80μm
になるように展延、所望の形に切断し本発明の無刺激性
貼付剤とした。
実施例9 スチレン−イソプレン−スチレンプロ・ンク共重合体(
カリフレックスTR−1107シェル化学製)30.2
重量部、アルコンP−85(粘着付与樹脂 荒用化学製
)24.0重量部、流動パラフィン30.0重量よりな
る粘着剤に、ポリアクリル酸(30℃粘度12000セ
ンチボイズ)溶液12重量部とグリセリンジグリシジル
エーテル0.8重量部を添加、ついでケトプロフェン3
重量部を配合し、シリコーン処理のほどこされたポリエ
チレンフィル涛を覆い圧着転写させ、所望の形に切断し
本発明の無刺激性貼付剤とした。
実施例1O アクリル系粘着剤プライフルN−580S(日本アクリ
ル化学型)固型分89重量部に、ポリアクリル酸ナトリ
ウム(重合度20000)7.5重量部、エチレングリ
コールジグリシジルエーテル0.5重量部を添加混合し
、ついでフルルビプロフェン3重量部を配合し、エチレ
ン−酢ビフィルムに厚さ60μmになるように展延、所
望の形に切断し本発明の無刺激性貼付剤とした。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 基剤成分として親油性ポリマー、水溶性高分子及びエポ
    キシ化合物を必須成分とし、上記基剤成分に薬効成分を
    配合してなる経皮適用製剤。
JP61074946A 1986-03-31 1986-03-31 経皮適用製剤 Expired - Lifetime JPH0780757B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61074946A JPH0780757B2 (ja) 1986-03-31 1986-03-31 経皮適用製剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61074946A JPH0780757B2 (ja) 1986-03-31 1986-03-31 経皮適用製剤

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62240612A true JPS62240612A (ja) 1987-10-21
JPH0780757B2 JPH0780757B2 (ja) 1995-08-30

Family

ID=13562003

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61074946A Expired - Lifetime JPH0780757B2 (ja) 1986-03-31 1986-03-31 経皮適用製剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0780757B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0607434A4 (en) * 1991-08-30 1994-04-22 Hisamitsu Pharmaceutical Co ANTI-INFLAMMATORY, ANALGETIC PLASTER.
WO2001064184A1 (fr) * 2000-02-29 2001-09-07 Kao Corporation Preparations pour administration percutanee
JP2002356429A (ja) * 2001-05-29 2002-12-13 Tokuhon Corp プラスター剤

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59134719A (ja) * 1983-01-21 1984-08-02 Ss Pharmaceut Co Ltd 保水性ゲル膏体の製造方法
JPS61244369A (ja) * 1985-04-23 1986-10-30 ライオン株式会社 吸水性粘着組成物

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59134719A (ja) * 1983-01-21 1984-08-02 Ss Pharmaceut Co Ltd 保水性ゲル膏体の製造方法
JPS61244369A (ja) * 1985-04-23 1986-10-30 ライオン株式会社 吸水性粘着組成物

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0607434A4 (en) * 1991-08-30 1994-04-22 Hisamitsu Pharmaceutical Co ANTI-INFLAMMATORY, ANALGETIC PLASTER.
EP0607434A1 (en) * 1991-08-30 1994-07-27 Hisamitsu Pharmaceutical Co., Inc. Anti-inflammatory analgesic plaster
WO2001064184A1 (fr) * 2000-02-29 2001-09-07 Kao Corporation Preparations pour administration percutanee
US6827944B2 (en) * 2000-02-29 2004-12-07 Kao Corporation Percutaneous administration preparations
JP2002356429A (ja) * 2001-05-29 2002-12-13 Tokuhon Corp プラスター剤

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0780757B2 (ja) 1995-08-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5044078B2 (ja) 紫外線遮蔽性の貼付剤
JP4399044B2 (ja) 吸収促進剤及び該吸収促進剤を有してなる経皮吸収製剤
WO2001052823A2 (en) Compositions to effect the release profile in the transdermal administration of drugs
JP5813652B2 (ja) 経皮吸収型製剤
KR20010071049A (ko) 점착성 조성물 및, 각각 당해 조성물을 함유하는 투습성점착 테이프, 점착성 약제 조성물 및 점착 테이프 제제
JPH0336805B2 (ja)
JP3146002B2 (ja) 経皮投与製剤
WO1999036061A1 (fr) Plastifiant et timbre adhesif contenant ce plastifiant
JPS60199832A (ja) 抗酸化性外用製剤
JP3276188B2 (ja) 貼付剤及びその製造方法
JP5175041B2 (ja) 親水性粘着剤、それを用いた親水性皮膚外用粘着剤組成物および親水性貼付剤
JPS62240612A (ja) 経皮適用製剤
JPH0271745A (ja) 含水ゲル組成物
JPH04247027A (ja) 高放出性鎮痒貼付剤
JPH0336806B2 (ja)
JPS62230715A (ja) 新規貼付製剤
BRPI0414585B1 (pt) emplastro adesivo
JPH09268123A (ja) 局所麻酔用貼付剤
JP3199770B2 (ja) 経皮投与用貼付剤及びその製造法
JPS597689B2 (ja) 医薬製剤
JP2632838B2 (ja) 外用貼付剤
JPH111441A (ja) 経皮吸収用基剤及び該基剤を含有する経皮吸収製剤
JPH01297069A (ja) 粘着剤組成物
JPH0529006B2 (ja)
JP4567998B2 (ja) 親水性粘着剤を用いた親水性皮膚外用粘着剤組成物および親水性貼付剤

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term