JPH0336462Y2 - - Google Patents
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- JPH0336462Y2 JPH0336462Y2 JP15332186U JP15332186U JPH0336462Y2 JP H0336462 Y2 JPH0336462 Y2 JP H0336462Y2 JP 15332186 U JP15332186 U JP 15332186U JP 15332186 U JP15332186 U JP 15332186U JP H0336462 Y2 JPH0336462 Y2 JP H0336462Y2
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- hole
- retainer
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Links
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- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
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- CVOFKRWYWCSDMA-UHFFFAOYSA-N 2-chloro-n-(2,6-diethylphenyl)-n-(methoxymethyl)acetamide;2,6-dinitro-n,n-dipropyl-4-(trifluoromethyl)aniline Chemical compound CCC1=CC=CC(CC)=C1N(COC)C(=O)CCl.CCCN(CCC)C1=C([N+]([O-])=O)C=C(C(F)(F)F)C=C1[N+]([O-])=O CVOFKRWYWCSDMA-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
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Landscapes
- Connection Of Plates (AREA)
- Insertion Pins And Rivets (AREA)
- Snaps, Bayonet Connections, Set Pins, And Snap Rings (AREA)
Description
この考案は、リヤスポイラの取付け構造に関
し、詳しくは、自動車の上部枠後面ないし側枠後
面にわたる部位にクリツプを介して取付けられた
リヤスポイラを取り外す際に、上記のクリツプを
無理抜きすることなくその取外しができるように
し、クリツプやリヤスポイラが変形したり、ある
いは破損することを回避し、それらの再使用を可
能にしうるように改良されたものに関する。
し、詳しくは、自動車の上部枠後面ないし側枠後
面にわたる部位にクリツプを介して取付けられた
リヤスポイラを取り外す際に、上記のクリツプを
無理抜きすることなくその取外しができるように
し、クリツプやリヤスポイラが変形したり、ある
いは破損することを回避し、それらの再使用を可
能にしうるように改良されたものに関する。
最近の自動車には、車体の抗力係数の低減や、
高速走行安定性の向上のために、ルーフ後縁から
後方に突出するリヤスポイラが設けられることが
あり、バツクドアを備える自動車においては、そ
のリヤウインド上部枠後面に取付けられることに
なる。 以下、この種のリヤスポイラの取付けおよびそ
の取外し手順の一例を説明する。 すなわち、まず、リヤスポイラの裏面上に配設
されたリテーナに、あらかじめ軸部の一端に設け
られた係止部が弾性により縮径しうる樹脂製クリ
ツプを装着しておく。次に、上記上部枠の一部を
構成するアウタパネルに、上記リヤスポイラを押
着することにより、上記リテーナに保持されてい
るクリツプの係止部を、その径よりも小さい径を
有するように上記アウタパネルに形成された透孔
に圧入し、リヤスポイラをリヤウインドの上部枠
後面ないし側枠後面に仮り止めする。最後に、た
とえば、上記アウタパネルと協働して上部枠を構
成するインナパネルに開けられた作業窓からボル
トを入れ、このボルトをアウタパネルに開けられ
た透孔に通挿し、さらにこれを上記リテーナに螺
合させることにより、上記リヤスポイラをアウタ
パネルに対して固定し、その組付けを完了する。 一方、上記のようにしてリヤウインドの上部枠
後面ないし側枠後面に取付けられたリヤスポイラ
を取り外す場合には、まず、上記のボルトを弛
め、これを取り外した後、上記リヤスポイラを保
持してこれを引つ張ることにより、上記クリツプ
の係止部を上記アウタパネルの透孔から無理抜き
せざるをえない。 すなわち、上述したようなリヤスポイラの取付
け構造においては、上記アウタパネルの透孔は、
その径が上記クリツプの係止部の径よりも小さい
ことから、上記リヤスポイラの取外し時において
上記クリツプの係止部を上記アウタパネルの透孔
無理抜きする場合には、上記係止部は一時的に上
記アウタパネルにおける透孔の内縁部にかなり強
い力で押しつけられることになる。この場合、上
記クリツプの頭部も、上記リテーナに同じ力で押
着される。したがつて、上記のクリツプを過度の
力でもつて引き抜いたりした場合には、そのクリ
ツプ自体や、あるいはリヤスポイラの一部を構成
するリテーナの変形、ひいては破損を生じること
があり、一旦、リヤスポイラを取外してしまう
と、その再使用が事実上、不可能になるという問
題があつた。 この考案は、以上の事情のもとで考え出された
もので、自動車の上部枠後面ないし側枠後面にわ
たる部位にクリツプ介して取付けられたリヤスポ
イラを取り外す際に、上記のクリツプを無理抜き
することなくその取外しができるようにし、クリ
ツプやリヤスポイラが変形したり、あるいは破損
することを回避し、それらの再使用を可能にした
リヤスポイラの取付け構造を提供することをその
課題としている。
高速走行安定性の向上のために、ルーフ後縁から
後方に突出するリヤスポイラが設けられることが
あり、バツクドアを備える自動車においては、そ
のリヤウインド上部枠後面に取付けられることに
なる。 以下、この種のリヤスポイラの取付けおよびそ
の取外し手順の一例を説明する。 すなわち、まず、リヤスポイラの裏面上に配設
されたリテーナに、あらかじめ軸部の一端に設け
られた係止部が弾性により縮径しうる樹脂製クリ
ツプを装着しておく。次に、上記上部枠の一部を
構成するアウタパネルに、上記リヤスポイラを押
着することにより、上記リテーナに保持されてい
るクリツプの係止部を、その径よりも小さい径を
有するように上記アウタパネルに形成された透孔
に圧入し、リヤスポイラをリヤウインドの上部枠
後面ないし側枠後面に仮り止めする。最後に、た
とえば、上記アウタパネルと協働して上部枠を構
成するインナパネルに開けられた作業窓からボル
トを入れ、このボルトをアウタパネルに開けられ
た透孔に通挿し、さらにこれを上記リテーナに螺
合させることにより、上記リヤスポイラをアウタ
パネルに対して固定し、その組付けを完了する。 一方、上記のようにしてリヤウインドの上部枠
後面ないし側枠後面に取付けられたリヤスポイラ
を取り外す場合には、まず、上記のボルトを弛
め、これを取り外した後、上記リヤスポイラを保
持してこれを引つ張ることにより、上記クリツプ
の係止部を上記アウタパネルの透孔から無理抜き
せざるをえない。 すなわち、上述したようなリヤスポイラの取付
け構造においては、上記アウタパネルの透孔は、
その径が上記クリツプの係止部の径よりも小さい
ことから、上記リヤスポイラの取外し時において
上記クリツプの係止部を上記アウタパネルの透孔
無理抜きする場合には、上記係止部は一時的に上
記アウタパネルにおける透孔の内縁部にかなり強
い力で押しつけられることになる。この場合、上
記クリツプの頭部も、上記リテーナに同じ力で押
着される。したがつて、上記のクリツプを過度の
力でもつて引き抜いたりした場合には、そのクリ
ツプ自体や、あるいはリヤスポイラの一部を構成
するリテーナの変形、ひいては破損を生じること
があり、一旦、リヤスポイラを取外してしまう
と、その再使用が事実上、不可能になるという問
題があつた。 この考案は、以上の事情のもとで考え出された
もので、自動車の上部枠後面ないし側枠後面にわ
たる部位にクリツプ介して取付けられたリヤスポ
イラを取り外す際に、上記のクリツプを無理抜き
することなくその取外しができるようにし、クリ
ツプやリヤスポイラが変形したり、あるいは破損
することを回避し、それらの再使用を可能にした
リヤスポイラの取付け構造を提供することをその
課題としている。
上記の問題を解決するため、この考案では、次
の技術的手段を採用した。 すなわち、この考案にかかるリヤスポイラの取
付け構造は、リヤウインドの上部枠後面ないしこ
れの左右端部から下方に延びる側枠後面にわたる
部位に取付けられるリヤスポイラの端部をその裏
面のリテーナに保持されたクリツプを介して上記
側枠後面に対して取付けるためのものであつて、 軸部の一端に大径頭部を、他端に係止部をもつ
クリツプを、上記頭部を通しうる大穴部とこの大
穴部の略下方に連続して上記軸部のみを回転不能
にスライド収容しうる小穴部とからなるクリツプ
保持孔を備えたリテーナに、上記頭部を上記大穴
部に通した後上記軸部を上記小穴部にスライド嵌
合させることにより、回転不能に保持させる一
方、 上記側枠後面には、上記リテーナに保持された
状態での軸回り回転位置にあるクリツプを所定量
回転させたときのみその係止部をそのまま通しう
る形状のクリツプ係合孔を開設しておき、 上記リテーナに保持されたクリツプを上記クリ
ツプ係合孔に押し込んでこれにクリツプ係合させ
るようにしたことを特徴としている。
の技術的手段を採用した。 すなわち、この考案にかかるリヤスポイラの取
付け構造は、リヤウインドの上部枠後面ないしこ
れの左右端部から下方に延びる側枠後面にわたる
部位に取付けられるリヤスポイラの端部をその裏
面のリテーナに保持されたクリツプを介して上記
側枠後面に対して取付けるためのものであつて、 軸部の一端に大径頭部を、他端に係止部をもつ
クリツプを、上記頭部を通しうる大穴部とこの大
穴部の略下方に連続して上記軸部のみを回転不能
にスライド収容しうる小穴部とからなるクリツプ
保持孔を備えたリテーナに、上記頭部を上記大穴
部に通した後上記軸部を上記小穴部にスライド嵌
合させることにより、回転不能に保持させる一
方、 上記側枠後面には、上記リテーナに保持された
状態での軸回り回転位置にあるクリツプを所定量
回転させたときのみその係止部をそのまま通しう
る形状のクリツプ係合孔を開設しておき、 上記リテーナに保持されたクリツプを上記クリ
ツプ係合孔に押し込んでこれにクリツプ係合させ
るようにしたことを特徴としている。
リヤスポイラの取付け時においては、まず、ク
リツプの頭部をリテーナのクリツプ保持孔の大穴
部に通挿した後、その軸部を小穴部側にスライド
させてこれに嵌合させ、回転不能に保持させる。
次に、リヤスポイラを側枠後面に対して押着する
ことにより、上記クリツプの係止部を、側枠後面
のクリツプ係合孔に圧入する。こうして、リヤス
ポイラは、側枠後面に対して固定される。 一方、その取外し時には、まず、上記リヤスポ
イラを略下方にずらすことにより、軸部が上記リ
テーナの小穴部に嵌合されているクリツプを、大
穴部側に位置させる。このとき、上記大穴部は、
上記クリツプの頭部を通しうるように形成されて
いるため、何等強い引つ張り力を作用させること
なく、リヤスポイラをスムーズに取り外すことが
できる。 次に、上記リテーナに保持された状態でのクリ
ツプを所定量回転させることにより、その係止部
を、上記側枠後面のクリツプ係合孔を通してクリ
ツプを抜脱すれば、何等、リテーナやクリツプを
変形させたり、あるいは損傷させたりすることな
く、取外し作業を完了できる。 このように、本考案においては、他の組付け部
品を増やしたりすることなく、既存のリヤスポイ
ラにおけるリテーナに、クリツプの頭部を通す穴
とそれを通さない穴とを連通形成する一方、側枠
後面にクリツプを所定量回転させたときのみ、そ
の係止部を通す係合孔を配設するだけで、リヤス
ポイラの取外しを容易に行なえるだけでなく、リ
ヤスポイラやクリツプが変形したり、破損するこ
とを防止できることから、部品コストの面で非常
に有利であり、生産性の大幅なアツプを確実に達
成できる。
リツプの頭部をリテーナのクリツプ保持孔の大穴
部に通挿した後、その軸部を小穴部側にスライド
させてこれに嵌合させ、回転不能に保持させる。
次に、リヤスポイラを側枠後面に対して押着する
ことにより、上記クリツプの係止部を、側枠後面
のクリツプ係合孔に圧入する。こうして、リヤス
ポイラは、側枠後面に対して固定される。 一方、その取外し時には、まず、上記リヤスポ
イラを略下方にずらすことにより、軸部が上記リ
テーナの小穴部に嵌合されているクリツプを、大
穴部側に位置させる。このとき、上記大穴部は、
上記クリツプの頭部を通しうるように形成されて
いるため、何等強い引つ張り力を作用させること
なく、リヤスポイラをスムーズに取り外すことが
できる。 次に、上記リテーナに保持された状態でのクリ
ツプを所定量回転させることにより、その係止部
を、上記側枠後面のクリツプ係合孔を通してクリ
ツプを抜脱すれば、何等、リテーナやクリツプを
変形させたり、あるいは損傷させたりすることな
く、取外し作業を完了できる。 このように、本考案においては、他の組付け部
品を増やしたりすることなく、既存のリヤスポイ
ラにおけるリテーナに、クリツプの頭部を通す穴
とそれを通さない穴とを連通形成する一方、側枠
後面にクリツプを所定量回転させたときのみ、そ
の係止部を通す係合孔を配設するだけで、リヤス
ポイラの取外しを容易に行なえるだけでなく、リ
ヤスポイラやクリツプが変形したり、破損するこ
とを防止できることから、部品コストの面で非常
に有利であり、生産性の大幅なアツプを確実に達
成できる。
以下、この考案の一実施例を図面を参照して具
体的に説明する。 第1図は、リヤスポイラ1が、バツクドア2に
おけるリヤウインド3の上部枠4の後面4aない
しこれの左右端部から下方に延びる上部側枠5の
後面5aにわたる部位に、クリツプ6などを介し
て装着された状態を示す斜視図であり、第2図
は、その取付け状態をよく表す断面図であり、ま
た、第3図ないし第5図は、その要部を詳示して
いる。 すなわち、第1図および第2図に例示するよう
に、上記バツクドア2は、インナパネル8とこれ
を覆うように配設された傾斜状のアウタパネル9
とを備えており、このバツクドア2における上記
側枠後面5aに、上記リヤスポイラ1の端部1a
が、その裏面1bのリテーナ7に保持されたクリ
ツプ6を介して取付けられている。 一方、第2図および第3図からよく分かるよう
に、上記クリツプ6は、その軸部6aの一端に大
径頭部6bを、その他端に係止部6cを有してお
り、上記頭部6bは、矩形の平面視形状を呈し、
かつ後述するクリツプ保持孔11の内縁部をその
両側から拘束しうるように形成される一方、上記
係止部6cは、弾性により縮径しうるようになつ
ている。すなわち、上記係止部6cは、上記軸部
6aの一端側において斜め方向に延びるように連
成された爪6dを有するように成形されており、
この爪6dは、クリツプ6が後述するクリツプ係
合孔12へ押し込まれる際、その弾性により軸部
6a側に寄り添つてその嵌入を容易にする一方、
かつ嵌入後においては元の状態にもどつて上記ク
リツプ係合孔12からのクリツプ6の離脱を阻止
する役割を果たす。 また、上記リテーナ7は、上記リヤスポイラ1
の内側においてその裏面1bに設けられた取付け
座10上に配設されており、また、その端部7a
にはクリツプ保持孔11が形成されている。この
保持孔11は、第3図および第5図に詳示されて
いるように、上記クリツプ6の頭部6bを通しう
る矩形状の大穴部11aとこの大穴部11aの略
下方に連続して上記クリツプ6の軸部6aのみを
回転不能にスライド収容しうる同じく矩形状の小
穴部11bとから構成される。したがつて、本例
の場合、クリツプ6の頭部6bにおける上記小穴
部11bに嵌合すべき部位は、角軸状とすべきで
ある。 さらに、上記側枠5の後面5a、すなわち、ア
ウタパネル9には、上記リテーナ7に保持された
状態でのクリツプ6を所定量回転させたときの
み、その係止部6cをそのまま通しうる形状のク
リツプ係合孔12が開けられている。このクリツ
プ係合孔12は、第4図によく表れているよう
に、上記クリツプ6の係止部6cにおける爪6d
に対応してこれが容易に通りうる凹部12aを有
するように設定されている。 なお、上記のリヤスポイラ1は、上記クリツプ
6を介して仮り止めされた後に、ボルト13を介
してバツクドア2に対して固定されるようになつ
ている。 上記の構成において、リヤスポイラ1の取付け
ならびに取外し手順を詳細に説明する。 まず、第3図に示すように、リテーナ7のクリ
ツプ保持孔11の大穴部11aに、クリツプ6の
頭部6bを挿通した後、その軸部6aをクリツプ
保持孔11の小穴部11b側にスライドさせる。
これにより、上記軸部6aは、上記小穴部11b
に回転不能に保持される。次いで、リヤスポイラ
1をアウタパネル9に対して押着することによ
り、上記クリツプ6の係止部6cを側枠後面5a
のクリツプ係合孔12に圧入する。このとき、上
記係止部6cの爪6dが、その弾性により軸部6
a側に寄り添つてその嵌入を助けるとともに、嵌
入後においては元の状態に復帰し上記クリツプ係
合孔12からのクリツプ6の離脱を阻止する。そ
のため、上記リヤスポイラ1は、クリツプ6を介
して上記アウタパネル9に安定的に保持される。
最後に、インナパネル8に形成された図示しない
作業窓からボルト13を入れ、これをアウタパネ
ル9に開けられた同じく図示しない透孔に通挿
し、さらにこれをリヤスポイラ1の長手方向適所
の裏側に設けられたリテーナ7に螺合させ、リヤ
スポイラ1の取付け作業を完了する。 一方、上記のようにして取付けられたリヤスポ
イラ1を取り外す場合には、まず、ボルト13を
弛めて、これを取り外す。すなわち、クリツプ6
以外のリヤスポイラ1をアウタパネル9に対して
固定するすべての部材を除去しておくのである。
次に、第3図からよく分かるように、上記上部枠
後面4aないし側枠後面5a、すなわち、アウタ
パネル9上の上記リヤスポイラ1を略下方にずら
し、上記リテーナ7の小穴部11bに嵌合されて
いるクリツプ6の軸部6aを大穴部11a側に位
置させる。さらに、この状態で、上記リヤスポイ
ラ1を上記アウタパネル9の上方に引くようにし
て取れば、上記クリツプ6の頭部6bは、上記ク
リツプ保持孔11の大穴部11aを通ることにな
り、リテーナ7やクリツプ6を傷めることなく、
簡単にリヤスポイラ1を取外すことができる。そ
して最後に、第4図に例示するように、クリツプ
6の係止部6cの爪6dと上記側枠後面5aにお
けるクリツプ係合孔12の凹部12aとが対応す
るように、クリツプ6を所定量回転させる。最後
に、上記係止部6cを、上記クリツプ係合孔12
を通し、クリツプ6を抜き取る。 もちろん、この考案の範囲は、上記実施例に限
定されることはなく、たとえば、上記実施例にお
けるクリツプ6の形態は、リヤスポイラ1をバツ
クドア2の上部枠後面4aないし側枠後面5aに
対して安定的に保持しうるように設計されるもの
であり、また、上記リテーナ7のクリツプ保持孔
11、および、アウタパネル9のクリツプ係合孔
12の形状も、特に図示例のものに限定されず、
上記クリツプ6の形態に対応して設定されるもの
である。 なお、上述したリヤスポイラの取付け構造は、
本考案の範囲内においてその他、種々、修正変更
されうることはいうまでもない。
体的に説明する。 第1図は、リヤスポイラ1が、バツクドア2に
おけるリヤウインド3の上部枠4の後面4aない
しこれの左右端部から下方に延びる上部側枠5の
後面5aにわたる部位に、クリツプ6などを介し
て装着された状態を示す斜視図であり、第2図
は、その取付け状態をよく表す断面図であり、ま
た、第3図ないし第5図は、その要部を詳示して
いる。 すなわち、第1図および第2図に例示するよう
に、上記バツクドア2は、インナパネル8とこれ
を覆うように配設された傾斜状のアウタパネル9
とを備えており、このバツクドア2における上記
側枠後面5aに、上記リヤスポイラ1の端部1a
が、その裏面1bのリテーナ7に保持されたクリ
ツプ6を介して取付けられている。 一方、第2図および第3図からよく分かるよう
に、上記クリツプ6は、その軸部6aの一端に大
径頭部6bを、その他端に係止部6cを有してお
り、上記頭部6bは、矩形の平面視形状を呈し、
かつ後述するクリツプ保持孔11の内縁部をその
両側から拘束しうるように形成される一方、上記
係止部6cは、弾性により縮径しうるようになつ
ている。すなわち、上記係止部6cは、上記軸部
6aの一端側において斜め方向に延びるように連
成された爪6dを有するように成形されており、
この爪6dは、クリツプ6が後述するクリツプ係
合孔12へ押し込まれる際、その弾性により軸部
6a側に寄り添つてその嵌入を容易にする一方、
かつ嵌入後においては元の状態にもどつて上記ク
リツプ係合孔12からのクリツプ6の離脱を阻止
する役割を果たす。 また、上記リテーナ7は、上記リヤスポイラ1
の内側においてその裏面1bに設けられた取付け
座10上に配設されており、また、その端部7a
にはクリツプ保持孔11が形成されている。この
保持孔11は、第3図および第5図に詳示されて
いるように、上記クリツプ6の頭部6bを通しう
る矩形状の大穴部11aとこの大穴部11aの略
下方に連続して上記クリツプ6の軸部6aのみを
回転不能にスライド収容しうる同じく矩形状の小
穴部11bとから構成される。したがつて、本例
の場合、クリツプ6の頭部6bにおける上記小穴
部11bに嵌合すべき部位は、角軸状とすべきで
ある。 さらに、上記側枠5の後面5a、すなわち、ア
ウタパネル9には、上記リテーナ7に保持された
状態でのクリツプ6を所定量回転させたときの
み、その係止部6cをそのまま通しうる形状のク
リツプ係合孔12が開けられている。このクリツ
プ係合孔12は、第4図によく表れているよう
に、上記クリツプ6の係止部6cにおける爪6d
に対応してこれが容易に通りうる凹部12aを有
するように設定されている。 なお、上記のリヤスポイラ1は、上記クリツプ
6を介して仮り止めされた後に、ボルト13を介
してバツクドア2に対して固定されるようになつ
ている。 上記の構成において、リヤスポイラ1の取付け
ならびに取外し手順を詳細に説明する。 まず、第3図に示すように、リテーナ7のクリ
ツプ保持孔11の大穴部11aに、クリツプ6の
頭部6bを挿通した後、その軸部6aをクリツプ
保持孔11の小穴部11b側にスライドさせる。
これにより、上記軸部6aは、上記小穴部11b
に回転不能に保持される。次いで、リヤスポイラ
1をアウタパネル9に対して押着することによ
り、上記クリツプ6の係止部6cを側枠後面5a
のクリツプ係合孔12に圧入する。このとき、上
記係止部6cの爪6dが、その弾性により軸部6
a側に寄り添つてその嵌入を助けるとともに、嵌
入後においては元の状態に復帰し上記クリツプ係
合孔12からのクリツプ6の離脱を阻止する。そ
のため、上記リヤスポイラ1は、クリツプ6を介
して上記アウタパネル9に安定的に保持される。
最後に、インナパネル8に形成された図示しない
作業窓からボルト13を入れ、これをアウタパネ
ル9に開けられた同じく図示しない透孔に通挿
し、さらにこれをリヤスポイラ1の長手方向適所
の裏側に設けられたリテーナ7に螺合させ、リヤ
スポイラ1の取付け作業を完了する。 一方、上記のようにして取付けられたリヤスポ
イラ1を取り外す場合には、まず、ボルト13を
弛めて、これを取り外す。すなわち、クリツプ6
以外のリヤスポイラ1をアウタパネル9に対して
固定するすべての部材を除去しておくのである。
次に、第3図からよく分かるように、上記上部枠
後面4aないし側枠後面5a、すなわち、アウタ
パネル9上の上記リヤスポイラ1を略下方にずら
し、上記リテーナ7の小穴部11bに嵌合されて
いるクリツプ6の軸部6aを大穴部11a側に位
置させる。さらに、この状態で、上記リヤスポイ
ラ1を上記アウタパネル9の上方に引くようにし
て取れば、上記クリツプ6の頭部6bは、上記ク
リツプ保持孔11の大穴部11aを通ることにな
り、リテーナ7やクリツプ6を傷めることなく、
簡単にリヤスポイラ1を取外すことができる。そ
して最後に、第4図に例示するように、クリツプ
6の係止部6cの爪6dと上記側枠後面5aにお
けるクリツプ係合孔12の凹部12aとが対応す
るように、クリツプ6を所定量回転させる。最後
に、上記係止部6cを、上記クリツプ係合孔12
を通し、クリツプ6を抜き取る。 もちろん、この考案の範囲は、上記実施例に限
定されることはなく、たとえば、上記実施例にお
けるクリツプ6の形態は、リヤスポイラ1をバツ
クドア2の上部枠後面4aないし側枠後面5aに
対して安定的に保持しうるように設計されるもの
であり、また、上記リテーナ7のクリツプ保持孔
11、および、アウタパネル9のクリツプ係合孔
12の形状も、特に図示例のものに限定されず、
上記クリツプ6の形態に対応して設定されるもの
である。 なお、上述したリヤスポイラの取付け構造は、
本考案の範囲内においてその他、種々、修正変更
されうることはいうまでもない。
第1図はこの考案の第一実施例における斜視
図、第2図は第1図の−線に沿う断面図、第
3図はクリツプ保持孔の説明図、第4図はクリツ
プ係合孔の説明図、第5図は第3図の−線に
沿う拡大断面図である。 1……リヤスポイラ、1a……端部、1b……
裏面、3……リヤウインド、4a……上部枠後
面、5a……側枠後面、6……クリツプ、6a…
…軸部、6b……頭部、6c……係止部、7……
リテーナ、11……クリツプ保持孔、11a……
大穴部、11b……小穴部、12……クリツプ係
合孔。
図、第2図は第1図の−線に沿う断面図、第
3図はクリツプ保持孔の説明図、第4図はクリツ
プ係合孔の説明図、第5図は第3図の−線に
沿う拡大断面図である。 1……リヤスポイラ、1a……端部、1b……
裏面、3……リヤウインド、4a……上部枠後
面、5a……側枠後面、6……クリツプ、6a…
…軸部、6b……頭部、6c……係止部、7……
リテーナ、11……クリツプ保持孔、11a……
大穴部、11b……小穴部、12……クリツプ係
合孔。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 リヤウインドの上部枠後面ないしこれの左右端
部から下方に延びる側枠後面にわたる部位に取付
けられるリヤスポイラの端部をその裏面のリテー
ナに保持されたクリツプを介して上記側枠後面に
対して取付けるための構造であつて、 軸部の一端に大径頭部を、他端に係止部をもつ
クリツプを、上記頭部を通しうる大穴部とこの大
穴部の略下方に連続して上記軸部のみを回転不能
にスライド収容しうる小穴部とからなるクリツプ
保持孔を備えたリテーナに、上記頭部を上記大穴
部に通した後上記軸部を上記小穴部にスライド嵌
合させることにより、回転不能に保持させる一
方、 上記側枠後面には、上記リテーナに保持された
状態での軸回り回転位置にあるクリツプを所定量
回転させたときのみその係止部をそのまま通しう
る形状のクリツプ係合孔を開設しておき、 上記リテーナに保持されたクリツプを上記クリ
ツプ係合孔に押し込んでこれにクリツプ係合させ
るようにしたことを特徴とする、リヤスポイラの
取付け構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15332186U JPH0336462Y2 (ja) | 1986-10-06 | 1986-10-06 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15332186U JPH0336462Y2 (ja) | 1986-10-06 | 1986-10-06 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6358079U JPS6358079U (ja) | 1988-04-18 |
JPH0336462Y2 true JPH0336462Y2 (ja) | 1991-08-01 |
Family
ID=31072098
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15332186U Expired JPH0336462Y2 (ja) | 1986-10-06 | 1986-10-06 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0336462Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7144494B2 (ja) * | 2020-09-29 | 2022-09-29 | 本田技研工業株式会社 | ドア構造及び車両用ドアの組付方法 |
-
1986
- 1986-10-06 JP JP15332186U patent/JPH0336462Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6358079U (ja) | 1988-04-18 |
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