JP3072159B2 - 車体外装品の取付構造 - Google Patents

車体外装品の取付構造

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JP3072159B2
JP3072159B2 JP3247537A JP24753791A JP3072159B2 JP 3072159 B2 JP3072159 B2 JP 3072159B2 JP 3247537 A JP3247537 A JP 3247537A JP 24753791 A JP24753791 A JP 24753791A JP 3072159 B2 JP3072159 B2 JP 3072159B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は車体外装品の取付構造
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の車体外装品の取付構造としては、
例えば日産自動車株式会社1990年8月発行の“新型
車解説書(N14−1)”D−28頁に示されるもの
や、図6及び図7に示されるようなものがある。
【0003】1が「車体外装品」としてのルーフスポイ
ラーで、全体略コ字形状(略L字形状部分を左右対称に
2つ合わせた形状)をしており、車体のバックドア2に
取付けられるものである。すなわち、このルーフスポイ
ラー1は、バックドア2のルーフ3に取付けられるアッ
パ部(他辺部)1aと、バックドア2の側面4に取付け
られる2つのサイド部(一辺部)1bとから成ってい
る。このルーフスポイラー1はバックドア2に対し、サ
イド部1bに沿った取付方向(即ち、下方向)Aでもっ
て、バックドア2に対して取付けられるものであり、ル
ーフスポイラー1のアッパ部1aはルーフ3に予め設け
られた左右2ケ所の溶接ナット5に対してボルト6にて
止められ、各サイド部1bは上下2つの両面接着テープ
7にて対応する側面4へ各々固定される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このようにサイド部1
bの側面4に対する取付手段が両面接着テープ7による
ものであるため、サイド部1bのバックドア2に対する
十分な取付剛性の確保、およびサイド部1bとバックド
ア2との一体感が阻害される。
【0005】従って、この両面接着テープ7に代わる取
付手段として、図8に示す如きクリップ8とグロメット
9を使用したいところである。すなわち、サイド部1b
の内側面にクリップ8を設け、側面4の対応部位にグロ
メット9を設け、クリップ8の脚部10をグロメット9
内に嵌入して両者を結合させれば、サイド部1bの側面
4に対する取付剛性も向上し且つ両者の一体感も向上す
る。
【0006】しかし、このようなクリップ8とグロメッ
ト9による取付手段を採用したとしても、高い取付剛性
を得られる反面、その分クリップ8をグロメット9へ嵌
入する際の操作力が大きくなるため、取付作業性の面で
不利となる。また、サイド部1bの取付方向Aとクリッ
プ8の嵌入方向Bが相違(直交)するために、クリップ
8をグロメット9から取り外そうとする際も、サイド部
1bをクリップ8とグロメット9の結合力に抗して、側
面4から外側へ離反する方向へ強い力で引っ張る必要が
ある。従って、この時にサイド部1bやグロメット9自
体の破損を招いてしまうおそれもあり、結局、この種の
クリップ8やグロメット9による取付手段も最適である
とは言えないものである。
【0007】この発明はこのような従来の技術に着目し
てなされたものであり、クリップ及びグロメットを用い
たものでありながら、取付作業性が良く且つ車体外装品
や車体の破損を招くおそれのない車体外装品の取付構造
を提供せんとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係る車体外装
品の取付構造は、上記の目的を達成するために、断面略
L字状部分を有する車体外装品を、該断面L字状部分に
相応する形状の車体側対応部位に、該断面略L字状部分
の一辺部に沿った取付方向で取付ける車体外装品の取付
構造において、前記断面略L字状部分の一辺部裏側面に
該一辺部に対する略直交方向へ突出するクリップを取付
けると共に該クリップに対応する車体側対応部位にグロ
メットを設け、そして該グロメットに、前記車体外装品
の一辺部裏側面に取付けられた前記クリップの脚部が前
記取付方向に沿ってスライドしつつ係入自在で且つ係入
位置において前記略直交方向反対側へ引抜き不能になる
と共に取付方向とは逆側へスライドさせることによりク
リップの脚部が離脱可能となる凹部を、設けたものであ
る。
【0009】
【作用】この発明に係る車体外装品の取付構造によれ
ば、クリップの脚部を取付方向に沿ってスライドしつつ
グロメットの凹部内へ係入させるだけで、該クリップの
脚部が車体から離反する方向(略直交方向反対側)へ引
抜き不能となるので、取付作業性が良く且つ車体外装品
や車体の破損を招くおそれがない。すなわち、取付け・
取外しの際に取付方向と相違する方向に大きな力を加え
る必要がないので、作業性が良く、破損の心配もない。
【0010】
【実施例】以下、この発明の好適な実施例を図1〜図5
に基づいて説明する。尚、従来と共通する部分には同一
の符号を付し、重複する説明は省略する。
【0011】ルーフスポイラー(車体外装品)1の左右
各サイド部(一辺部)1bには、それぞれ上下2ケ所に
クリップ11が設けられている。すなわち、ルーフスポ
イラー1のサイド部1bにはそれぞれ上下2ケ所に取付
孔12が形成されており、その取付孔12内にクリップ
11がその頭部13を裏側面から差し込んだ状態で取付
けてある。従って、このクリップ11の脚部14は取付
状態においてサイド部1bと直交する内側方向Bへ向け
て突出することとなる。尚、この脚部14の周囲には一
定深さの溝部15が形成してある。
【0012】そして、このクリップ11に対応するこの
バックドア2の側面4における対応部位には小開口16
が設けてあり、この小開口16内にグロメット17が係
合状態で取付けてある。このグロメット17は、その中
央に矩形で上下方向に若干長い凹部18が形成してあ
り、該凹部18を前記小開口16内へ挿入した状態で取
付けられている。すなわち、この凹部18の下方外側面
に形成した係合溝19を小開口16の下端へ係合させ、
凹部18の上方外側面に設けた弾性片20の先端切欠部
20aを小開口16の上端に係合させて取付けている。
【0013】そして、このグロメット17における凹部
18の開口縁周辺にはフランジ21が形成してある。こ
のフランジ21のうち、上部が特に幅広となっており、
この上部に逆ハ字状のガイドリブ22が突設してある。
また、このフランジ21の上部端末は傾斜面21aとさ
れている。更に、このグロメット17の凹部18の左右
側壁のうち、下方部位(係止位置)には、凹部18の開
口縁から凹部18内へ斜めに延びる部分23aと、凹部
18の中間深さ位置において下方へ垂直に延びる部分2
3bとから成る係合片23が、各々対向状態で突設して
ある。この係合片23の厚さサイズは、前記クリップ1
1の脚部14に形成した溝部15よりも若干小さいサイ
ズとなっている。
【0014】次に、このルーフスポイラー1の取付手順
について説明する。まず、ルーフスポイラー1をバック
ドア2の上方から下方へ降ろすようにしてセットする。
この時、ルーフスポイラー1のサイド部1bに形成した
クリップ11は、側面4を下方(取付方向A)へ向けて
スライドしつつ、グロメット17の上部端末に形成した
傾斜面21aを介して、フランジ21の上部に乗り上げ
る。フランジ21の上部に乗り上げたクリップ11の脚
部14は逆ハ字状のガイドリブ22に導かれて凹部18
内へ落ちるように係入することとなる。このとき、クリ
ップ11の脚部14はガイドリブ22にて凹部18の中
央位置へ正確に導かれているため、凹部18内へ入り込
む際に、係合片23の上端が脚部14の溝部15内へ入
り込むように係合する。そして、クリップ11の脚部1
4は、その溝部15を係合片23に沿って係合させたま
ま、凹部18の最下位置(係入位置)まで導かれる。凹
部18の最下位置(係入位置)まで導かれたクリップ1
1は、脚部14の溝部15と係合片25との係合により
凹部18から引抜き不能となり、この時点でクリップ1
1とグロメット17の結合が完了する。
【0015】そして、このようにしてクリップ11とグ
ロメット17とを結合させた後は、ルーフスポイラー1
のアッパ部1aを、ルーフ3に予め設けた溶接ナット5
に対し、ボルト6を用いて取付ければ全ての取付作業が
完了する。このようにして、取付けられたルーフスポイ
ラー1は、そのサイド部1bと側面4との結合が、従来
の両面接着テープのようなものでなく、クリップ11と
グロメット17との確実な結合により取付けられている
ため、取付強度が高く且つバックドア2との一体感にも
優れる。しかも、クリップ11の脚部14を取付方向A
に沿ってスライドさせつつグロメット17の凹部18内
へ係入させるだけで両者の結合が済むので、取付方向A
と相違する方向へ特別に大きな力を加える必要もないの
で、作業性が大変に優れる。
【0016】尚、ルーフスポイラー1を取外す場合に
は、まずアッパ部1aのボルト6を外し、ルーフスポイ
ラー1をそのまま取付方向Aとは逆の上方へ持ち上げる
だけで、クリップ11の脚部14をグロメット17の凹
部18内から引き抜くことができる。このようにして、
ルーフスポイラー1を取外す場合も、取付ける場合と同
様に、サイド部1bをバックドア2の側面4から離反さ
せる方向へ特別に大きな力で引っ張る必要がないので、
ルーフスポイラー1の取外しの時にサイド部1bやグロ
メット17等の破損を招くおそれもない。
【0017】尚、以上に説明において、断面略L字状部
分を左右対称に2つ合わせたような全体コ字状のルーフ
スポイラー1(車体外装品)を例としたが、これに限定
されず、単なる断面略L字状の車体外装品にも適用でき
る。
【0018】
【発明の効果】この発明に係る車体外装品の取付構造
は、以上説明してきた如き内容のものであって、クリッ
プの脚部を取付方向に沿ってスライドしつつグロメット
の凹部内へ係入させるだけで、該クリップの脚部が車体
から離反する方向(略直交方向反対側)へ引抜き不能と
なるので、取付作業性が良く且つ車体外装品や車体の破
損を招くおそれがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係る車体外装品の取付構
造で、クリップがグロメットに係入する前の状態を示す
概略側面図である。
【図2】クリップがグロメットに係入した状態を示す図
1相当の概略側面図である。
【図3】クリップとグロメットを示す斜視図である。
【図4】ルーフスポイラーを取付方向に沿ってバックド
アに取付ける状態を示す断面図。
【図5】ルーフスポイラーを取付けた状態のバックドア
を示す斜視図である。
【図6】従来の車体外装品の取付構造を示す図5相当の
斜視図である。
【図7】図6中の矢示SA−SA線に沿う断面図であ
る。
【図8】従来のクリップ及びグロメットによる取付手段
を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ルーフスポイラー(車体外装品) 1a アッパ部(他辺部) 1b サイド部(一辺部) 2 バックドア 4 バックドアの側面 11 クリップ 14 クリップの脚部 17 グロメット 18 凹部 A 取付方向 B 直交方向
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伽藍 稔浩 東京都港区三田3丁目5番28号日産自動 車販売株式会社内 (72)発明者 大城 敦 神奈川県横浜市保土ヶ谷区岩井町51番地 加藤発条株式会社内 (56)参考文献 実開 平1−170081(JP,U) 実開 平3−107287(JP,U) 実開 平2−101186(JP,U) 実開 昭63−14483(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62D 37/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断面略L字状部分を有する車体外装品
    を、該断面L字状部分に相応する形状の車体側対応部位
    に、該断面略L字状部分の一辺部に沿った取付方向で取
    付ける車体外装品の取付構造において、前記 断面略L字状部分の一辺部裏側面に該一辺部に対す
    る略直交方向へ突出するクリップを取付けると共に該ク
    リップに対応する車体側対応部位にグロメットを設け、 そして該グロメットに、前記車体外装品の一辺部裏側面
    に取付けられた前記クリップの脚部が前記取付方向に沿
    ってスライドしつつ係入自在で且つ係入位置において前
    記略直交方向反対側へ引抜き不能になると共に取付方向
    とは逆側へスライドさせることによりクリップの脚部が
    離脱可能となる凹部を、設けたことを特徴とする車体外
    装品の取付構造。
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WO2014148526A1 (ja) * 2013-03-21 2014-09-25 本田技研工業株式会社 車両後部構造
JP6340726B2 (ja) * 2014-06-23 2018-06-13 株式会社ホンダロック 部品の締結構造
FR3074438B1 (fr) * 2017-12-04 2021-03-12 Psa Automobiles Sa Dispositif de montage d'un ecrou a l'interieur d'une alveole d'un carenage de fond configure pour etre fixe sous un chassis de vehicule automobile.

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